JPH0695997A - ヒューマンインターフェイスシステム - Google Patents

ヒューマンインターフェイスシステム

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JPH0695997A
JPH0695997A JP4243694A JP24369492A JPH0695997A JP H0695997 A JPH0695997 A JP H0695997A JP 4243694 A JP4243694 A JP 4243694A JP 24369492 A JP24369492 A JP 24369492A JP H0695997 A JPH0695997 A JP H0695997A
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秀樹 平川
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修一 辻本
Etsuo Ito
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、分散ネットワークで結ばれた計算
機環境において、現実世界での行動と同様な行動を機能
的に行えるヒューマンインターフェイスの提供を目的と
する。 【構成】 アクセスしている利用者と通信する機能を有
するプログラムも管理対象とするデータ管理システム
と、複数のデータ管理システムをネットワーク接続す
る。 【効果】 データ管理システムの内容と同時に、データ
管理システムにアクセスしている他のユーザに対するア
クセスが容易に行え、また、あるデータ管理システムか
ら、別のデータ管理システムに移行することにより、実
世界での場所移動に相当する効果が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分散ネットワークによ
り接続された計算機を使用する際のヒューマンインター
フェイスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の計算機システムのヒューマンイン
ターフェイスは、主として単体の計算機における各種作
業をサポートするという観点から開発されてきている。
最近では、ビットマップディスプレイ上に複数のウィン
ドウを配置し、複数の仕事を並行して処理したり、ま
た、グラフィカルユーザインターフェイスを介して、文
書の作成、削除、スプレッドシートによるデータ管理な
ど、各種計算機ツールが比較的容易に使用できるように
なってきている。また、計算機のネットワーク化が進
み、ローカルエリアネットワークやワイドエリアネット
ワークを介して、電子メールなど様々なサービスが可能
になってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の計算機システム
のヒューマンインターフェイスは、いわゆるデスクトッ
プメタファと呼ばれる概念で計算機の各種ツールをモデ
ル化してユーザに見せている。このようなヒューマンイ
ンターフェイスは、従来の各種単体計算機ツールに対し
てのユーザのアクセス・操作を容易にしている。これら
は、基本的にはユーザが、そのツールの機能・操作など
を習得して使用するものである。これに対し、計算機が
対応するサービスは、非常に多くなってきており、実際
のユーザがある仕事なり業務なりを遂行する場合に、あ
らかじめユーザが知っていない場所にあるデータを探
し、参照したり、頻繁には使用しない種々の計算機サー
ビスを利用したりすることが多くなってきている。この
ような要求に対しては、従来の計算機ヒューマンインタ
ーフェイスの枠組では、その対処が困難である。
【0004】この発明はこのような従来の課題を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは、現
実世界での行動と同様な行動を機能的に行なうことので
きるヒューマンインターフェイスシステムを提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明では、複数の計算機を有するシステムをネッ
トワークで接続するヒューマンインターフェイスシステ
ムにおいて、複数のデータ・プログラムを保持又は管理
するサイトを構築するサイト構築手段と、前記サイトに
対する利用者からのアクセスを管理するアクセス管理手
段と、を有し、前記データ・プログラムを介してアクセ
スした利用者間の通信チャネルを設定することを特徴と
する。
【0006】また、前記アクセス管理手段は、利用者か
らの入手データを認識してその要求を解析する要求解析
部と、この解析結果に対する応答を作成して出力する応
答出力部とを有し、利用者との対話を図るサイトエージ
ェントとして構成されることを特徴とする。
【0007】
【作用】上述の如く構成された本発明によれば、複数の
計算機を有するシステムから成るネットワークとして例
えばオフィスの部屋を割り当て、その中の様々な物
(机,各種ツール等)からバーチャルサイトが構築され
る。そして、アクセス管理手段により、利用者はバーチ
ャルサイトとのアクセスが可能となり所望の情報を得る
ことができる。
【0008】また、アクセス管理手段としてサイトエー
ジェントを用いて利用者との対話を行なうようにすれ
ば、あるユーザが別のユーザにアクセスしてなんらかの
やり取りを行う場合に、簡単なやりとり、定型的なやり
とりを自動化し、必要な場合にのみ実際のユーザが対応
するなどの機能が実現でき、従来、単体プログラムなど
へのインターフェイスに比べ、計算機内部の世界での移
動や他人との対話などが行われるため、実際のユーザが
ある仕事なり業務なりを遂行する場合に、あらかじめユ
ーザが知っていない場所にあるデータを探し、参照した
り、頻繁には使用しない種々の計算機サービスを利用し
たりすることが非常に容易に行える。
【0009】
【実施例】以下に本発明の実施例につき、図面を用いて
説明する。
【0010】図1は、本発明の一実施例の計算機ネット
ワーク構成を示したものである。11〜14は、ワーク
ステーション、パソコンなど計算機を示し、これらは、
ローカルネットワーク15,17およびワイドネットワ
ーク16などで接続されている。これらのネットワーク
により、おのおのの計算機は、データの通信を行うこと
が可能である。
【0011】図2は、図1における実施例の計算機の構
成図である。同図において、表示部1は、ディスプレイ
装置などの表示装置である。入力部2は、キーボード・
マウスなど文字入力やコマンド入力、表示画面上の位置
のポインティングなどをユーザ側から入力する。通信部
3は、外部のネットワークへのデータの入出力を行う。
記憶部4は、ディスクなどの記憶装置である。エージェ
ント処理部5は、エージェントプログラミングをサポー
トするものである。制御部6は、上記1〜5の要素を制
御する。本実施例では、エージェントプログラムの枠組
で説明を行う。
【0012】エージェント定義部7、ステージ8は、エ
ージェントプログラムを行うためのものである。エージ
ェント定義部7は記憶部にあり、各種のエージェントの
定義(プログラム)が可能である。通常の定義どおり、
ここでは、エージェントは、以下に示すモデル部、ビュ
ー部、コントロール部(不図示)からなる。モデル部
は、エージェントの内部状態や動作を定義する部分であ
り、ビュー部には、エージェントの表示にたいする情報
が入っている。コントロール部には、入力デバイスであ
るマウス操作などに対応する処理が記述される。エージ
ェントは、外部よりメッセージと呼ばれるデータを入力
すると、そのデータに応じた処理を行い、必要であれば
他の複数のエージェントに対してメッセージを送るなど
の処理を行う。入力部2あるいは通信部3を介して、エ
ージェントの起動メッセージを送ることにより、エージ
ェント処理部5がエージェントの起動を行う。エージェ
ントの起動とは、エージェントの定義をもとに、その実
行場であるステージ8にインスタンスを作成することで
ある。また、エージェントの記述には、通常のオブジェ
クト指向言語に導入されているクラスとそのメソッドや
データの継承を使用することが可能である。ユーザは、
入力部2(キーボードやマウス)を介してエージェント
にメッセージを送ることができる。また、エージェント
は、表示部1を介してユーザに情報を表示することがで
きる。エージェントは、そのエージェントの定義を持っ
ている計算機上のステージで実行することも可能である
し、また、それ以外の任意の計算機上のステージで実行
することも可能である。この際、情報の伝授は、通信部
3を介して行う。また、任意のステージからステージへ
エージェントを移動したり、コピーしたりすることがで
きる。
【0013】図3は、本発明の一実施例のサイトサーバ
およびクライアントの基本構成を示した図である。本構
成例では、サイトサーバ側にサイトDB21,サイトD
B管理部22、ビジュアライザ23、サイトハンドラ2
4、表示用データ部25、サイトエージェント定義部2
6を持ち、クライアント側に、クライアントハンドラ2
7、表示制御部28、入力制御部29、クライアントエ
ージェント定義部30を持つ。
【0014】サイトDB21は、各種エージェントから
送られるメッセージを格納する。サイトDB管理部22
は、バーチャルサイトを管理するものであり、サイトD
B21内のエージェントの生成,更新,削除等の処理
や、サイトDBの状況を記憶部に記憶する処理を行な
う。
【0015】ビジュアライザ23は、サイトDB管理部
21から各エージェントの表示情報を取出し、画面表示
用データを構築するものである。サイトハンドラ24は
ユーザから指定されたバーチャルサイトの定義をサイト
エージェント定義部26から取出し、バーチャルサイト
に入れるべきエージェントを生成するメッセージをサイ
トDB管理部22に送出す等の処理を行なうものであ
る。また、表示用データ部25はビジュアライザ23で
構築された画面表示用データを表示するものであり、サ
イトエージェント定義部26は、ユーザによって指定さ
れたバーチャルサイトの定義を格納するものである。
【0016】クライアントハンドラ27は、入力処理部
29を介してユーザのビュー指定情報を受けとり、その
ビュー指定情報のある表示用エリア情報をビジュアライ
ザ23に要求する等の処理を行なう。
【0017】また、構成要素21〜25、構成要素27
〜29は、基本的にエージェントとして定義することが
可能であり、これら要素をクライアントに置くのか、サ
イトサーバに置くのかは自由であり、例えばクライアン
トハンドラ27をサイトサーバ側に置くような構成とす
ることも可能である。また、負荷の状況やクライアント
側のハードウェアの制約(メモリサイズ、CPU速度な
ど)により、クライアント側での処理負荷が所定の値を
越えると、動的にエージェントの構成を変更することも
可能である。クライアント側のステージとサイトサーバ
側のステージで動作しているエージェント間では、ネッ
トワークを介してメッセージ交換が行われる。
【0018】以下では、これらの各要素の内容、動作な
どについて説明する。このため、まず、本実施例におけ
るバーチャルサイトの説明を行う。
【0019】図4は、本実施例で使用するバーチャルサ
イトの構成を視覚的に表現した概念図である。サイト全
体としては、1つの部に相当し、その中は、第1課3
1、第2課32および部長室33の3つの部屋からなっ
ている。部屋の中には、机34、ファイルキャビネット
35、ツールボックス36、フォームボックス37、ジ
ョブエージェントボックス38、時計41などが配備さ
れている。ツールボックス36などは、さらにこの中に
各種のツールなどを持つ。また、人間に相当するパーソ
ンと呼ぶエージェント39およびサイト全体に関する質
問処理を行うサイトエージェント49もサイトの中に存
在する。これらの各要素は、実際にはサイトDB21の
中に定義されるものである。
【0020】図5は、本実施例のサイトDB中の各エー
ジェントの構成を示す図である。図中のOで示された要
素が1つのエージェントに対応している。Oに「」でつ
けられた名前は、そのエージェントを表すクラスの名前
であり、また、直接書かれた名前は、そのエージェント
のインスタンスの名前である。エージェント間を結ぶア
ークは、エージェント間の連結関係を示している。これ
は、おのおののエージェントの中にあるメッセージ送出
可能なエージェントリストにアークの先のエージェント
が登録されていること、およびその2つのエージェント
間にアークの名前で示された関係があることをデータと
して保持している事をいう。図中の"has","in"アーク
は、エージェントのバーチャルサイトの空間位置的な包
含関係を示しており、アークの元の側のエージェントが
アークの先のエージェントを空間的に包含していること
を示す。"has" は、基本的に静的に位置されるエージェ
ントを、"in"は、動的に位置されるエージェントを表し
ている。
【0021】次に、図5のエージェントの概要説明を行
う。まず、サイト空間エージェント51は、次のよう
な、内部状態、メソッド、ビューを持つエージェントで
ある。 内部状態:名前、エージェントのリスト(移動的に関連
するエージェント、サイト内部に存在するエージェン
ト、その他エージェント) メソッド:表示、登録、削除、変更、情報提供 ビュー :ビュー1(2次元モデル)、ビュー2(3次
元モデル)、ビュー3(イメージ) また、部屋エージェントは、次のような内部状態、メソ
ッド、ビューを持つエージェントである。
【0022】内部状態:名前、エージェントのリスト
(部屋内部に存在するエージェント、その他エージェン
ト) メソッド:表示、登録、削除、変更、情報提供 ビュー :ビュー1(2次元モデル)、ビュー2(3次
元モデル)、ビュー3(イメージ) 内部状態の「名前」はエージェントの名前、エージェン
トのリストには、上記包含関係などの関連を持つエージ
ェントのID(これによりエージェントのインスタンス
が一意に同定できる)が格納される。メソッドの部分に
は、このエージェントに対する操作、「表示」「登録」
「削除」などの処理動作の定義(プログラムに相当)が
記述される。また、「ビュー」部分には、複数の表示形
態に対応するために、複数の表示情報が記述されてい
る。ここでは、2次元表示(平面図図示)、3次元表示
(立体図表示)、イメージ表示の3種類が用意されてい
る。その他エージェントの定義内容については随時必要
に応じて追加説明する。図5のような、バーチャルサイ
トは、サイトDB管理部22によって管理される。
【0023】これらの処理は、サイトハンドラ24から
送られるメッセージ、あるいは、サイトDB21内にあ
る各種エージェントから送られるメッセージにより起動
される。サイトDB管理部22自身は、サイトハンドラ
24により生成される。(これは、通常のエージェント
の起動と同様である。)エージェントの生成は、以下の
ように行われる。まず、サイトDB管理部22に、エー
ジェントの定義体であるクラスの名前、内部状態の設
定、位置すべきサイト内部のエージェントのID、生成
位置情報のエージェントを生成するというメッセージが
送られる。サイトDB管理部22は、インスタンスの生
成処理に、指定されたクラスのインスタンスを生成する
ように処理系に要求を出す。処理系は、ステージにイン
スタンスを生成し、そのインスタンスをサイトDB管理
部22に通知する。サイトDB管理部は、生成されたイ
ンスタンスとの間にメッセージチャネルを作る。さら
に、位置すべきサイト内部のエージェントのIDを持つ
エージェントに、locateメッセージと共に生成されたイ
ンスタンスIDおよび生成位置情報を送出する。サイト
DB管理部22からメッセージを受けとったエージェン
トは、受けとったエージェントとの間にメッセージチャ
ネルを作る。
【0024】一方、エージェントの削除は、以下のよう
に行われる。まず、削除されるべきエージェントにdele
teメッセージが送られると、このエージェントは、すべ
てのメッセージチャネルに対してdelete-ready? メッセ
ージを送出する。delete-ready? メッセージを受けとっ
た各エージェントは、それぞれ必要な処理を行い、必要
であれば、削除されるべきエージェントに対してなんら
かの処理を行う。削除されるべきエージェントは、対応
する全てのエージェントからdelete-accept メッセージ
が到着するのを待ち、これが到着すると、すべてのメッ
セージチャネルに対してIAmDeletedメッセージを送出
し、自分を消去するという命令を処理系に出す。これに
より、エージェントは、ステージから消える。エージェ
ントの更新についても、上記処理と同様に基本的にエー
ジェントにメッセージを送ることにより行う。
【0025】次に、サイトDB21の内容をクライアン
ト側の表示装置に表示する方法について説明する。表示
処理は、図3のビジュアライザ23、表示用データ部2
5、クライアントハンドラ27、表示処理部28の共同
作業により行われる。表示処理が行われる場合には、バ
ーチャルサイトが生成される時点(初期時)、およびサ
イトDB21の状態の変化により表示を変更する必要が
生じた場合がある。まず、初期時の動作について説明す
る。
【0026】初期時には、ユーザからの指示によりサイ
トハンドラ24が生成され、このサイトハンドラ24に
よりサイトDB管理部22が生成される。サイトハンド
ラ24は、ユーザから指定されたバーチャルサイトの定
義をサイトエージェント定義部26より取りだし、順次
バーチャルサイトにいれるべきエージェントを生成する
メッセージをサイトDB管理部22に送出し、サイトD
B21に各種エージェントを生成する。全ての初期エー
ジェントの生成が終了すると、次にサイトDB管理部2
3は、ビジュアライザ23(エージェント)を生成す
る。ビジュアライザ23は、基本的にサイトDB21か
ら、各々のエージェントの表示情報を取りだし、表示用
データ部25に画面表示用データを構築する。本実施例
では、1つのサイトDB21に対して複数の表示形態を
許すように、複数の表示用データエリアを作成してい
る。以下では、2次元平面で表現する場合を例にとり、
各要素の動作を説明する。
【0027】ここで、サイトDB21中にあるエージェ
ントのビュー情報(エージェントのビュー領域に記述さ
れている。)の一部を以下に示す。
【0028】 “サイト空間”:10{ 名前=第1部 2次元ビュー: 形状:長方形(縦=80,横=130,境界=(実線,3,黒), 内部=(メッシュ1,灰色 3次元ビュー: ……} “部屋”:11{ 名前=第1課 2次元ビュー: 形状:長方形(縦=80,横=40, 境界=(点線1,1,黒) , 内部=(トランスペアレント 相対位置=´0,40´ 3次元ビュー: ……} “ファイルキャビネット“:14{ 名前=第1課・ファイルキャビネット 2次元ビュー: 形状:´ファイルキャビネットイメージ´(“第1課” ) 相対位置=(0,20) 3次元ビュー: ……} “机”:15{ 名前=山田・机 2次元ビュー: 形状=机ビジュアルイメージ(“山田”) 相対位置=(30,15 ) 3次元ビュー ……} サイト全体を表す「サイト空間」には2次元ビューの形
状として、「長方形」が指示されている。この長方形の
パラメータとして、縦、横の長さ、長方形境界線部分の
定義(線の種類、幅、色)、長方形内部の定義(塗り潰
しパタン、色)がそれぞれ定義されている。また、「部
屋」の2次元ビューには、形状定義の他に相対位置が定
義されている。この情報は、この「部屋」の領域を直接
含んでいる「サイト空間」の2次元形状のどの位置にこ
の「部屋」を配置するかを規定するものである。また、
ファイルキャビネットの形状には、ファイルキャビネッ
トイメージ( "1課" )という指定がある。これは、図
示されていないが、縦10、横20のファイルキャビネ
ットの形状をしたパタンのイメージデータの中央に「1
課」という文字を上書きした形のイメージデータを表し
ている。また、同様に「机」の中の2次元ビューもイメ
ージデータを表している。図6は、ファイルキャビネッ
トと机の表示例を示している。
【0029】ビジュアライザは、生成された後でサイト
空間エージェントに対して、2次元ビュー収集メッセー
ジSend2DViews(0)を送出する。メッセージ中の(0) は、
表示レベルと呼ぶ数値であり、表示上の上下関係を処理
する際に使用される。このメッセージを受けると、サイ
トDB中の各エージェントは、自分のID、送られた表
示レベル、自分の2次元ビューとをメッセージの発信者
に送出するとともに、自分から"has" の関係でメッセー
ジチャネルが繋がっているエージェントに対して、Send
2DViews (送られた表示レベル+1)のメッセージを送出
し、その返信メッセージ(ID、表示レベル、2次元ビ
ュー)をさらにメッセージの発信者に送出する。次
に、"in"の関係でメッセージチャネルが繋がっているエ
ージェントに対しても同様な処理を行う。これにより、
ビジュアライザ23は、サイトDB21内にある全ての
エージェントの2次元ビュー情報とその表示レベル情報
を収集する。これらの2次元ビュー情報は、ビジュアラ
イザ21の内部の情報として保持されている。これら情
報から、クライアントの表示画面にサイトの状況を表示
する方式には、大きく2種類がある。1つは、これら2
次元ビュー情報をクライアント側で取り込み、実際の画
面への表示は、クライアント側で行う方法であり、他方
は、ビジュアライザ23が、画面表示用のイメージデー
タを表示用データ部25へ作成し、このイメージ情報を
クライアントハンドラを介して、クライアントの表示処
理部28へ送る方法である。前者の方法では、クライア
ント側でユーザの要求にそった表示形態を選択したり、
また、表示レベルをクライアント側で独自に設定したり
することが可能である。一方、後者の方法では、ビジュ
アライザ側で1つの表示処理が行われるため、クライア
ント側での負荷が軽くなるというメリットがある。ここ
では、まず、ビジュアライザ側でのイメージ表示例を説
明する。
【0030】ビジュアライザが収集した2次元ビュー情
報は、複数のエージェントの表示イメージがオーバーラ
ップされた形式となっている。ビジュアライザは、サイ
トの表示イメージを保持するための表示用エリアを表示
用データ部に確保する。これは通常の画面表示バッファ
と同じであるが、ネットワークを介して複数のクライア
ントに共有化されている。ビジュアライザは、収集した
2次元ビュー情報を調査し、表示レベルの低い2次元ビ
ュー情報から順に表示用エリアに書き込む。これによ
り、上記例のサイトDB21のイメージ情報が(図7に
示す)表示用エリアに設定される。
【0031】次に表示用エリアに設定されたイメージ情
報を、クライアントの表示画面に表示する部分を説明す
る。クライアント側に関連する処理は、基本的にはクラ
イアントハンドラエージェントにより遂行される。ま
ず、クライアントハンドラエージェントは、サイトハン
ドラ24により生成されサイトハンドラ24から、ビジ
ュアライザエージェントのIDを知りビジュアライザ2
3へのメッセージチャネルを確保する。クライアントハ
ンドラ27は、入力処理部29を介してユーザのビュー
指定情報(この場合は、2次元ビュー)を受けとり、そ
のビューのある表示用エリア情報をビジュアライザ23
に要求する。この要求は、ビジュアライザ23に渡り、
ビジュアライザ23は、2次元ビュー用の表示エリアの
アドレスとサイズ情報をクライアントハンドラ27に返
す。クライアントハンドラ27は、表示用エリアの内ど
の部分を表示するかを示す表示領域定義変数に表示用エ
リア全体をカバーする領域値を設定し、表示処理部28
にたいして、表示要求を出す。これにより、表示処理部
28は、表示用エリアのうちの2次元ビューに対応する
表示用のエリアの内、クライアントハンドラの表示領域
定義数の示す範囲の表示イメージを表示装置に表示す
る。
【0032】次に、ユーザからのポインティングと各種
コマンドの選択などの動作について説明する。ユーザの
ポインティングは、マウスなどのポインティングデバイ
スにより、マウスカーソルを移動するなどして行われ
る。ユーザが上記バーチャルサイトの表示上のある位置
でマウスのボタンを押すなどの動作を行うと、入力制御
部がこの座標位置を検出し、クライアントハンドラ27
に対してユーザのイベント(例えばマウスのボタンが押
されたなど)の通知を行う。クライアントハンドラ27
は、表示領域定義変数の値と、このマウス座標の値とか
ら表示用データ部の座標を計算し、その値をGetAgents
メッセージとともにビジュアライザ23に送出する。ビ
ジュアライザ23は、この座標に存在するエージェント
を求め、それらのIDと表示レベル情報をクライアント
ハンドラ27に送出する。クライアントハンドラ27
は、これらのエージェントの中から1つのエージェント
を選択し(通常は、表示レベルの最も高いエージェン
ト)、サイトハンドラ24を介して、そのエージェント
にユーザのイベントの通知を行うように要求を出し、こ
のメッセージは目的のエージェントに通知される。以上
のような処理により、ユーザが入力部より行ったイベン
トは、サイトDB21中のエージェントに伝達される。
ユーザが指定した位置に、複数のエージェントが存在す
る場合には、クライアントハンドラ27は、その競合を
処理する場合がある。例えば、ある机の上に電話を置い
てあり、これらの表示レベルが同じ場合に、電話の位置
をユーザが指定してマウスのボタンを押すと、まず、画
面上でこれら2つのいずれかを選択するための表示をク
ライアントハンドラ27が生成し、ユーザがその2つの
表示領域にマウスを移動することにより、その指定され
たエージェントを指定するなどが可能である。
【0033】次に、エージェントの表示上の移動につい
て説明する。エージェントの表示位置は、サイトDB2
1中のエージェントの内部情報として保持されている。
ユーザは、上で説明した方法により、エージェントとの
通信が可能であり、これを用いて、位置の移動コマンド
をエージェントに送ることができる。位置情報が更新さ
れると、各エージェントは、ビジュアライザ23に表示
変更要求を出す。ビジュアライザ23は、移動要求のあ
ったエージェントの移動処理、およびその移動により新
たに画面上書き替えが必要となるエージェントの表示領
域の計算を行い、この表示用バッファの表示部分に対し
て書き替え処理をおこなう。
【0034】次に、パーソンエージェントに対する説明
を行う。パーソンエージェントは、バーチャルサイト内
において存在し、実際の人間とのマッピング関係を持つ
という特徴を持つ。
【0035】パーソンエージェントは、1つのエージェ
ントであり、以下の情報を内部情報として持つ。
【0036】・最低1つのホームサイトIDとホームエ
ージェントID ・カレントサイトID、カレントサイトでの位置情報 ・各種個人情報(名前、所属、住所、電話番号、ユーザ
識別子) ・ビュー情報 ・ステータス情報 ・サイト履歴情報 ホームサイトとは、パーソンの初期値サイトのIDであ
り、複数のサイトIDを持つことができる。また、ホー
ムエージェントIDとは、そのパーソンの所有するエー
ジェントであり、通常、机エージェントがこれに対応す
る。本実施例では、このホームエージェントを「個人
机」と呼ぶ。個人机は、あるパーソンの作業環境である
とともに、パーソンへのアクセス方法を保持するという
役割を持つ。本実施例の場合、パーソンへのアクセス方
法とは、カレントサイトIDとパーソンエージェントの
IDそのもので表現している。カレントサイトIDは、
パーソンがその時点で訪れているバーチャルサイトのI
Dである。カレントサイトでの位置情報は、上記で説明
したサイト内のエージェントの位置を表す情報である。
各種個人情報は、名前、所属、住所、電話番号など、そ
のパーソンに対応する各種情報である。ビュー情報は、
エージェントのビューの情報である。ステータス情報
は、パーソンの状態を表す各種情報(後述)である。ま
た、個人机には、パーソンのID、パーソンのカレント
サイトID、パーソンのステータス情報、ビュー情報、
各種作業エージェントへのリンクなどが保持されてい
る。
【0037】次に、ユーザが計算機を起動する際の手順
について、バーチャルサイト、パーソンに関連する部分
について説明する。計算機を使用していない場合には、
パーソンはホームサイドのサイトDBに存在し、そのス
テータスは、not-login である。ユーザが、通常の計算
機起動手続きを行うと、入力、表示、通信などの一般の
各種プロセスが生成される。この後、サイトハンドラ2
4へクライアントハンドラ27の生成要求がユーザ識別
子とともに送られる。サイトハンドラ24は、ユーザ識
別子をキーにしてサイトDB21内のパーソンエージェ
ントを検索し、このエージェントIDをクライアントハ
ンドラに通知する。また、クライアントサーバは、必要
な処理を行って、サイトの状況の画面表示処理を行う。
また、クライアントハンドラ27は、サイトDB22を
介して、このパーソンエージェントに、そのステータス
をlogin に変更するというメッセージを送出する。この
メッセージを受けると、パーソンエージェントは、自分
のビューをnot-login の表示状態からlogin の状態へ変
更するため、ビジュアライザに対して、表示更新メッセ
ージを送る。これにより、表示部のパーソンエージェン
トの表示状態が変化し、他のユーザから見て、このパー
ソンに対応するユーザが計算機を使用し始めたことが分
かる。
【0038】次にパーソンのバーチャルサイト間の移動
に関して説明する。あるバーチャルサイトAから別のバ
ーチャルサイトBへ移動する場合には、移動先のバーチ
ャルサイトBのIDをキーに行う。まず、これら2つの
バーチャルサイトの動作を説明する。移動もとのサイト
Aは、あるパーソンのサイト移動要求(移動サイトID
も含む)を受け付けると、このIDのサイトサーバにパ
ーソン照会を行う。パーソン照会とは、サイトBのサー
バに移動のためのチェックに必要なパーソン情報を要求
し、この要求された情報をパーソンから入手し、それを
サイトサーバBに送って、移動が可能か否かを問い合わ
せる処理である。パーソン照会が成功裡に終了すると、
移動元サーバは、パーソンエージェントを移動先サーバ
に転送し、自分のサイトからパーソンエージェントの削
除処理を行う。移動先サイトサーバは、送られてきたパ
ーソンエージェントを自分のサイトDBに登録する処理
を行う。
【0039】移動のためには、バーチャルサイトのID
が必要であるが、以下では、ユーザが、このIDをいか
にして得るかについて、いくつかの場合について説明す
る。
【0040】まず、パーソンの居るカレントサイトから
の情報の提供がある。図8に示すように、会社組織など
は、複数のバーチャルサイトがネットワーク状に連結さ
れた状態に定義される。ネットワーク中のアークには、
2つのバーチャルサイトの関係名を定義することができ
る。
【0041】例えば、図8で「会社」と「守衛」「受付
け」「第1部」「第2部」「図書室」は、組織上の包含
関係であるis-section-of という関係での連結がある。
また、「第1部」と「第2部」「図書室」「受付け」の
間にはis-neigber-of という関係での連結がある。これ
らは、各バーチャルサイトエージェントのモデル部に他
サイトリンク情報として、連結関係名と相手サイト名と
IDが記憶されている。この情報をサイトリンク情報と
呼び、連結関係にあるサイトを隣接サイトと呼ぶ。この
サイトリンク情報により、パーソンは、カレントサイト
と連結されているバーチャルサイトの情報を取り出すこ
とができる。
【0042】第2番目は、パーソン自身が記憶している
バーチャルサイトの情報である。ユーザからの指示によ
り、パーソンにバーチャルサイトの名前とそのIDを記
憶しておき、要望に応じてこの情報(パーソナルサイト
情報と呼ぶ)を引き出すことができる。普段日常的に行
き来するサイトは、パーソン内部に情報として取り込む
ことにより、複数のバーチャルサイトを辿るなどの操作
を簡略化することができる。また、バーチャルサイトで
はなく、人の名前とその人のホームエージェントのID
(パーソナルパーソン情報と呼ぶ)を記憶することによ
り、ある個人のいるサイトを検索することが可能であ
る。さらに、パーソンには、サイト履歴情報と呼ばれる
情報を保持する。これは、バーチャルサイトの名前とI
Dを組にしたもので、そのパーソンが訪れたサイト(ホ
ームサイトを除く)の履歴を保持している。
【0043】第3番目は、電話番号によるサイトの同定
である。これは、ユーザから所定の電話番号を入力し、
この電話番号をキーにして、サイトIDを検索する方式
である。このために、電話番号からサイトのIDを取り
出す機能を持つ電話番号エージェントを用意する。電話
番号エージェントは、電話番号と対応するバーチャルサ
イトのIDのテーブルを持ち、種々のエージェントの要
求にたいしてIDを返送する。問い合わせの電話番号
は、エリアのコードまでの場合は、そのエリアを代表す
るバーチャルサイト(エリアサイトと呼ぶ)のIDを送
り返す。エリアサイトは、そのエリアに関する問い合わ
せ、バーチャルサイトへの移動の仲介などの業務をはた
す。問い合わせの有った個々の電話番号が存在しなかっ
た場合には、電話番号エージェントは、番号が存在しな
い旨とエリアサイトのIDを返送する。
【0044】第4番目は、郵便番号・住所によるサイト
の同定である。これは、ユーザが所定の郵便番号・住所
を入力し、この郵便番号・住所をキーとしてサイトID
を検出する方式である。電話番号エージェントと同様な
郵便番号・住所エージェントを用意し、問い合わせに対
してサイトIDが検索できるようにする。この場合も、
指定された住所に該当するサイトが存在しない場合に
は、その旨と上位のエリアサイトのIDを返送する。
【0045】第5番目は、自然言語による問い合わせに
よるサイトの同定である。これは、ユーザが目的とする
場所を自然言語で入力し、その自然言語を解析すること
により、サイトのIDを同定するエージェント(サイト
同定エージェント)を用意することにより実現する。サ
イト同定エージェントは、ユーザの入力文字列から、適
切なサイトIDを検出する機能を有している。第6番目
は、パーソン間でのコミュニケーションにおいて、その
相手先のサイトに移動する方式である。これは、相手の
パーソンのカレントサイトを問い合わせることにより、
サイトIDを得ることが可能である。
【0046】上記した5項目に係るパーソンのサイト移
動の処理を以下に説明する。まず、ユーザは、入力部よ
りコマンド選択を行い、「移動」コマンドを選択する。
この要求は、パーソンエージェントから、移動処理エー
ジェントに渡され、移動処理エージェントは、図9,図
10に示されるフローに従って処理を行う。まず、移動
処理エージェントは、移動要求の有ったパーソンに対し
て、そのパーソンが持っているパーソナルサイト情報、
パーソナルパーソン情報、サイト履歴情報、カレントサ
イト情報を取り出す。
【0047】次に図11に示すような移動先設定用ウィ
ンドウをユーザの画面に表示するとともに移動先となる
サイトIDを保持する「行き先サイトID」をNULL
に設定する。表示画面の「現在」の位置には、カレント
サイトの名前を、「行先」の位置には、移動先の名前が
表示される。「サイトリスト」には、パーソナルサイト
情報から得られたサイトの名前およびカレントサイトの
サイトリンク情報より得られた隣接サイトの名前が表示
される。この際、パーソンのカレントサイトがパーソン
のパーソナルサイトのいずれかである場合は、パーソナ
ルサイトを先頭に配置するなど優先的に表示し、そうで
ない場合は、隣接サイトを優先的に表示する。ただし、
カレントサイトがホームサイトでない場合は、ホームサ
イトは優先的に表示する。人名リストの位置には、パー
ソナルパーソン情報より得られた人名を表示する。ま
た、「サイト履歴」には、サイト履歴情報からサイトの
名前を取りだして表示する。「移動先」「〒」「TE
L」は、それぞれ移動先を検索するためのキーを入力す
るフィールドであり、「状態表示」は、さまざまなメッ
セージを表示するためのフィールドである。移動処理エ
ージェントは、次にユーザの入力を待ち、それに対応す
る処理を行う。
【0048】図9S3では、ユーザがサイトリストの要
素をマウスなどの手段で選択したか否かを判定しそうで
あれば、サイトリスト要素処理を行う。サイトリスト処
理(S4)では、図12で示すように指定されたサイト
を認識し(S21)、このサイトIDを取りだし、「行
き先サイト」にこのIDを設定する(S22)。図9S
5では、ユーザが人名リストの要素をマウスなどの手段
で選択したか否かを判定しそうであれば、人名リスト要
素処理を行う(S6)。人名リスト処理では、図13で
示すように指定された人名に対応するパーソンのホーム
エージェントを取りだし(S31)、このエージェント
に対して相手パーソンの状態情報を要求する(S3
2)。状態情報とは、相手パーソンのカレントサイト情
報、ホームサイト情報、ステータス(not-login,talkin
g,busy,acceptable,free)をいう。not-login は、相手
が計算機からアクセス可能でない状況を、talking は、
相手が誰かとコミュニケーションを行っている事を、bu
syは、多忙のためコミュニケーションができない事を、
acceptableは、できれば直接のコミュニケーションを避
けたい状況である事を、freeは、直接のコミュニケーシ
ョンが現在可能であることを示す。移動処理エージェン
トは、相手パーソンのホームサイトIDを取りだし、
「行き先サイト」にこのIDを設定する(S33,S3
4)。
【0049】図9S7では、ユーザがサイト履歴の要素
をマウスなどの手段で選択したか否かを判定しそうであ
れば、履歴サイト要素処理を行う(S8)。履歴サイト
処理では、サイトリスト要素処理と同様の処理を行い、
このサイトIDを取りだし、「行き先サイト」にこのI
Dを設定する。図9S9では、ユーザが「〒」または
「住所」のフィールドを指示し、入力をキーボードなど
の手段で入力しているか否かを判定しそうであれば、郵
便番号・住所処理を行う(S10)。図14、図15
は、郵便番号・住所処理のフローを示す。
【0050】まず、図14S41では、ユーザの入力の
終了を検出する。これは、キーボードの確定キーや表示
画面上の実行キーの検出による。S42では、ユーザの
入力が「〒」フィールドであったか否かを判定する。
「〒」フィールドの入力の場合は、S43で郵便番号を
キーとしたサイトIDの検索を行う。これは、郵便番号
を受け付けて、対応するサイトIDと住所情報を送り返
す専用のエージェントにメッセージを送ることにより行
う。このエージェントは、郵便番号とサイトIDと住所
情報の組を保持しており、このテーブルを検索する。検
索に成功すれば、サイトIDと住所情報を送り、失敗す
れば失敗メッセージを送る。S44では、検索の成否を
判定し、失敗の場合は、図15S45で検索処理が失敗
した旨をメッセージフィールドに表示し処理を終了す
る。検索に成功した場合には、図14S46で、得られ
た住所情報を表示画面の住所領域に表示し、S47で行
き先サイトに、得られたサイトIDを設定し処理を終了
する。なお、ここには記述されてないが、行き先サイト
にサイトIDが設定される毎に、行き先表示エージェン
トが、このサイトIDの名前を検索し(サイトに問い合
わせる)、表示画面の行き先フィールドにその名前を表
示する。
【0051】ユーザの入力したフィールドが「〒」フィ
ールドでなかった場合は、住所フィールドの入力である
ので。S48で住所をキーにした検索処理を行う。これ
は、住所文字列とカレントサイトの位置情報(オプショ
ナル)を受け付けて対応するサイトIDと住所文字列を
返す専用のエージェントにメッセージを送ることにより
行う。このエージェントは、送られた住所文字列を住所
用の辞書を用いて所定の単位に分割し、都道府県、郡、
市、町などの要素同定を行い、この得られた要素をキー
として、これら住所キーとサイトの関係を保持している
データベースにアクセスする。例えば、市の名前をキー
とすると複数のデータが検索される。この場合には、も
しカレントサイトの位置情報(地理上の座標)が与えら
れている場合には、その座標から近い要素順に得られた
サイト情報(ID、住所)を並べ、これを送り返す。
【0052】検索に失敗した場合には、失敗メッセージ
を送り返す。S49では、検索処理の成否を判断し、失
敗の場合には図15S45の処理を行う、検索に成功し
た場合には、図14S50で検索結果が複数か否かを判
定し、1つの場合は、図15S51で、行き先サイトに
得られたサイトIDを設定し処理を終了する。複数の場
合は、S52で、地理上で近いサイト順に(すなわち、
検索結果の送られた順に、その住所情報を表示画面上の
サイトリストに表示し、さらに表示画面のメッセージ領
域に複数の候補が存在する旨を表示し、候補を選択する
ようにメッセージを表示する。次に、S53でユーザの
入力がサイトリストからの選択(例えば、マウスとマウ
スボタンによる選択)であったかを判定する。ユーザの
入力がサイトリストの要素の選択であった場合には、S
54で選択されたサイトのIDを行き先サイトに設定す
る。さらに、サイトリストの状態を元の表示状態に戻
し、処理を終了する。S53の判定がnoであった場合に
は、S54以下の処理を行う。
【0053】再度、図9、図10の移動処理フローの説
明に戻る。図10S11では、ユーザの入力が電話番号
フィールドへの入力か否かを判定する。その場合は、S
12で電話番号処理を行う。電話番号処理は、郵便番号
処理と同様の処理を電話番号をキーにした検索エージェ
ントを使用して行う。検索が成功した場合には、行き先
サイトに検索されたサイトIDが設定される。次にS1
3では、移動先フィールドへの入力が行われたか否かを
判定する。移動先フィールドへの入力の場合は、S14
にて移動先入力処理が行われる。S14では、図16に
示す処理が行われる。まず、図16S61にて、移動先
フィールドに設定された文字列に対して言語解析が行わ
れる。これは、サイトの名前、品詞、サイトのタイプ、
サイトのIDを含む辞書を用いて、通常の形態素解析・
構文解析処理により行われる。これにより、例えば、入
力「東京駅」については、それがサイトを表す固有名詞
であり、そのサイトIDが辞書中の情報より得られる。
また、入力「図書館」に対しては、サイトを表す名詞で
あるという情報が得られる。また、入力「世田谷区の図
書館」にたいしては、「世田谷区」というエリアサイト
と「図書館」というサイトが格助詞「の」で接続されて
いるという情報が得られる。
【0054】次に、S62では、S61で得られた解析
情報をもとに実際の移動先サイトIDの検索処理が行わ
れる。入力「東京駅」に対しては、辞書情報からサイト
IDが検索されているため、既にサイトIDは得られて
いる。「図書館」の場合は、サイトを表す名詞であるこ
とが言語処理から判明しており、この情報を基にサイト
IDの検索を行う。これは、まず、カレントサイトの隣
接サイト、さらにその連接サイトというように、所定の
数だけサイトを検索し、その中に、「図書館」に相当す
るサイトがある場合には、このサイトを移動先サイトと
して取扱う。の検索により、該当するサイトが存在しな
い場合には、カレントサイトを含むエリアサイトに対し
て、そのエリア内部の「図書館」サイトを検索するよう
要求を出し、その結果、該当するサイトが存在すれば、
このサイトを移動先サイトとして取り扱う。入力が「世
田谷区の図書館」の場合は、入力パタンテーブル(図示
しない)中の定義に従って、「世田谷区」エリアサイト
に対して、その内部の「図書館」サイトを検索するよう
要求を出し、その結果、該当するサイトが存在すれば、
このサイトを移動先サイトとして取り扱う。この処理に
より、移動先フィールドへの入力文字列からサイトID
を得ることができる。サイトIDの検索が失敗であった
場合は、S63でそれを検出し、S64で表示画面上に
エラー表示を行い処理を終了する。複数のサイトIDが
得られた場合には、S66でカレントサイトから近い順
に候補をユーザに提示し、ユーザによりその内の1つを
選択させる。S67で行き先サイトにサイトIDを設定
し処理を終了する。
【0055】再度、図9、図10の移動処理フローの説
明に戻る。図10のS15では、取消ボタンが選択され
たかを検出し、その場合には、移動にかんする処理を終
了する。S16では、実行ボタンが選択されたかを検出
し、そうでない場合には、S3からの処理を繰り返す。
実行ボタンが選択された場合には、S17で行く先サイ
トIDが既に設定されているか否かを判定する。既に設
定されている場合には、そのサイトIDに対する移動処
理を実行する。行き先サイトが設定されていない場合に
は、S19で画面にその旨のエラー表示を行いS3から
の処理を繰り返す。以上により、ユーザは、カレントサ
イトから別のサイトへの移動を行うことができる。
【0056】上記実施例では、住所によるサイトの移動
について説明した。このような場合、ある地理的なエリ
アを代表して処理するバーチャルサイトが有効となる。
この種のサイトをエリアサイトと呼ぶ。エリアサイト
は、「国」「県」「市」「町」などの地域的な区分に対
応して作成されるものであり、エリアサイトの階層をな
すように接続・構成される。実施例として「世田谷区」
のエリアサイト(世田谷区エリアサイトと呼ぶ)をと
る。世田谷区エリアサイトの上位には、is-part-ofの関
係で「東京都」のエリアサイトが接続され、世田谷区エ
リアサイトの下位には、世田谷区の各町(中町、瀬田な
ど)のエリアサイトが接続されている。図17は、世田
谷エリアサイトに移動した場合の表示画面例を示してい
る。画面上には、世田谷区の地図が表示されており、そ
の地図は、世田谷区の下位のエリアサイトに区分表示さ
れている。さらに、世田谷区エリアサイトには、サイト
内パーソンに対して質問応答を行うためのサイトエージ
ェントが存在しており、画面上に表示されている。ま
た、区の行政サービスや区の情報に対する検索ソフトの
起動のためのボタンが表示されている。ユーザは、この
「世田谷区」エリアサイトから、下位の「中町エリア」
への移動や、世田谷にあるサイトに関する問い合わせと
結果表示などのサービスを受けるよう構成することがで
きる。
【0057】次に、パーソン(エージェント)間の連結
処理に関する各種機能について説明する。連結処理と
は、パーソン間でのコミュニケーションのための通信路
の設定処理である。ここでは、あるユーザAに対応する
パーソンAとユーザBに対応するパーソンBを例にと
り、説明する。図18は、パーソンBに対するアクセス
画面の1例である。この例では、サイトDBにいるパー
ソンB(山田)の画像上にマウスカーソルを移動し、マ
ウスボタンの押下により、パーソンBに対するアクセス
メニューを表示した例である。ここには、パーソンBの
名前、現在いる場所、相手の状態が表示されているとと
もに、実際のアクセスを行うか否かを制御する「アクセ
ス」選択ボタンが表示されている。パーソンへのアクセ
ス法には、この図のように、サイト内のパーソンを直接
指示する方法の他に、パーソンのホームエージェントか
らパーソンへアクセスすることも可能である。この場合
には、ホームエージェントに記憶されているパーソンB
のカレントサイト情報を取りだし、そのサイトへのメッ
セージ通信により、パーソンBとの連結を取る。
【0058】ユーザAのパーソンBへのアクセス要求
(マウスボタンの押下など)を検出すると、パーソンA
は、パーソンBに対して、アクセス要求メッセージとと
もに所定のアクセス者情報をメッセージ転送する。パー
ソンBは、このメッセージを受信すると、パーソンAか
らのアクセスが生じた事を、可能であればユーザBに提
示する。
【0059】また、パーソンBは、相手パーソンの情報
および自分の状況に応じて、相手に提示すべきパーソン
Bの情報・アクセス可否を求める要求調停処理を行う。
この要求調停処理では、状況に応じてユーザBに問い合
わせて判定する。この判定には、仕事上の関係(上司、
同僚、部下、顧客、得意先)や、個人的関係(友人、家
族など)、その他未知の人などと相手の緊急度を判定
し、それに応じて、パーソンAに送るべきメッセージを
作成する。
【0060】パーソンAは、パーソンBから送られてき
たパーソン情報・アクセス可否情報をユーザAに対して
提示する。ここで、パーソンAに対応するユーザがパー
ソンBに対するアクセスを選択すると、パーソンAから
パーソンBに対してアクセスメソッド(動画チャネル、
音声チャネル、文字伝送チャネルなど)の選択要求を出
す。パーソンBは、アクセスメソッドを選択し、そのチ
ャネルを確保し、そのアクセスメソッドおよび実際のチ
ャネル情報をパーソンAに送出する。パーソンAは、こ
の情報を基にチャネル接続処理をおこない、パーソンA
とパーソンBの間に所定の通信チャネルが確立する。こ
の通信チャネルが確定すると、通信表示用の処理プログ
ラムが起動される。以上の処理を示したのが図19であ
る。
【0061】図20は、パーソンAとパーソンBとの間
でコミュニケーションを取るためのパーソンAにあたる
ユーザ側の画面の一例であり、前記通信表示用プログラ
ムにより表示される。図中の61,62,63にはそれ
ぞれ、相手の名前、カレントサイト、状態が表示されて
いる。64は相手の情報を表示する領域であり、前記通
信手段の選択によりリアルタイムの動画表示、あらかじ
めパーソンBに相当するユーザに用意された静止画など
が表示される。この領域には、パーソンBの対応が、現
実のユーザであるか、そうでないかを示す表示がなされ
る。この画面例では、「エージェント」という表示によ
り、対応相手が現実の人間でない旨が表示されている。
65は、相手との文字による対話を行うための領域であ
り、相手側の通話を表示する領域と自分側の通話を表示
する領域の2つに別れている。また、音声による通話が
可能な場合には、この領域は、音声による対話のやりと
りを文字化して表示するためにも使用可能である。66
は、パーソンBに対して任意のデータを転送するための
領域である。67は、パーソBからの任意のデータを受
け取るための領域である。69は、相手と直接通信がで
きない場合でも、相手のホームエージェントに情報を送
るための領域である。70は、通信の状況の記録を指示
するための領域である。68は、相手の移動に自分の移
動を同調させたりあるいはその逆に自分の移動に相手の
移動を同調させるための領域である。
【0062】次に、パーソンに対する各種操作とパーソ
ンの動作・構成について説明する。図21は、パーソン
の応答処理を示すブロック図である。71は、記録部で
あり、相手パーソンからの入力および相手パーソンへの
出力の情報を記憶装置(図示していない)に記録する機
能を有する。72は、対応切り替え部であり、相手から
の入力を自動処理部73へ出力するか実ユーザインター
フェイス部74へ出力するかの切り替えを行う。また、
この逆に相手への出力を自動処理部から行うか、実ユー
ザインターフェイスから行うかの切り替えを行う。自動
処理部73は、相手からの要求などを解析し、その結果
に応じて、相手への出力を行ったり、実ユーザヘ実ユー
ザインターフェイス部を介して情報のやり取りを行う。
実ユーザインターフェイス部は、実際のユーザに対して
入出力機器を介して、入出力処理を行う機能を司る。
【0063】対応切り替え部72では、K1とk2の2つの
出力切り替えの設定が可能であり、この初期設定は、k1
の自動処理部への出力となっている。ここで再度、前記
パーソンAとパーソンBの例を取り、パーソンの動作の
説明をする。相手パーソンからのアクセス要求がある
と、これは、記録部71、対応切り替え部72を通して
自動処理部73へ送られる。自動処理部73では、前記
連結処理を行う。連結処理が終了した状態では、パーソ
ンA側のユーザには、前記表示画面が表示されており、
パーソンB側のユーザには、自動処理部73から、実ユ
ーザインターフェイス74を通して、パーソンAからの
アクセスが発生したことが提示されている。この状態で
パーソンB側のユーザがパーソンA側のユーザと直接コ
ミュニケーションを取りたいと判断した場合には、実ユ
ーザインターフェイス74を介して、対応切り替え部7
2に対して、切り替え要求を出すことにより、パーソン
Aからの入力は、k2に出力されることになり、直接ユー
ザインターフェイスに送られ、パーソンB側の画面にパ
ーソンA側のユーザと同様な前記表示画面が表示され
る。パーソンB側のユーザ切り替え要求を出さない場合
には、パーソンA側からの入力はそのまま自動処理部に
送られ処理される。
【0064】図22は、図21の自動処理部のブロック
構成図である。要求解析部81は、対応切替部72から
送られてくる情報を解析し、解くべき問題を抽出するも
のである。問題解決部82は、要求解析部81により抽
出された問題を解決するものである。知識検索部83
は、パーソンの持つ知識情報を含み、この内容を問題解
決部82の要求に応じて検索処理する。応答生成部84
は、問題解決部82で得られた情報を要求者に対して応
答して良いか否かを判定する機能を有する。応答生成部
85は、応答判定処理部84から送られる情報を、所定
の形式に変換し、それを対応切換部12へ送る機能を有
する。
【0065】以下では、パーソンA側からの各種入力に
対する、自動処理部73の動作を説明する。図23〜図
25は、要求解析部81の処理を示すフローチャートで
ある。まず、パーソンA側からの入力が対応切替部から
送られてくると、その内容が音声入力あるいは自然言語
文入力か否かの判定を行う(S71)。ここでYESの
場合は、ステップS72(図24)に行き、処理中であ
る旨をパーソンAに相当するユーザの表示画面に表示す
る。次にステップS73で、音声認識処理、自然言語認
識処理を行う。これは、音声認識処理、自然言語解析処
理モジュールを利用することにより行われる。この認識
結果は、「挨拶」「データ要求」「データ通知」「直接
対話要求」「終了要求」あるいは「認識失敗」のいずれ
かに分類される。例えば、入力が「こんにちは」であっ
た場合には、自然言語処理モジュールの辞書情報によ
り、「挨拶:type1 」のように解析される。ここでtype
1 とは、会話開始のキューをあらわす挨拶である。ま
た、「〜は、どこにありますか?」という文に対して
は、「データ要求:location(〜)」の様に「〜」の所
在を問い合わせているという問題として解析される。ま
た、「直接はなしたい」などの入力は直接対話要求に、
「さようなら」などは、終了要求として解析される。ス
テップS74〜S83、およびステップS84は、これ
らの解析結果を問題解決部に送る処理を示している。解
析処理が失敗した場合には、「解析失敗:音声不明」の
ように解析が不良であると判定された内容とともに問題
解決部82に通知される。パーソンAからの入力が音声
入力や自然言語文入力でない場合には、ステップS8
5,S86,S88でそれぞれデータ通知(表示画面の
fを通しての文書などの転送)、連動要求、終了要求で
あるかを判定し、それぞれステップS79,S87,S
82でこの内容を問題解析部に通知し処理を終了する。
以上のいずれでもない場合には、「その他要求」として
問題解決部82に通知し処理を終了する。
【0066】図26,図27は、問題解決部82の処理
を示すフローチャートである。要求解析部81で相手パ
ーソンからの入力が挨拶であると判定された場合は、ス
テップS91で判定し、それに対する所定の応答を選択
する。これは、知識検索部83にあらかじめ記憶された
テーブル(図示しない)を検索し、対応する応答を得
る。その情報を解答として応答判定処理部84に通知す
る。入力がデータ要求として解析された場合には、ステ
ップS94で判定し、ステップS95で知識検索処理を
行う。知識検索処理は、知識検索部83において質問を
キーとして、その解答を検索する。例えば、location
(出張申請書)という質問(出張申請書はどこにあるの
か?)に対して、知識検索部83のデータベース中に
「location(出張申請書)=キャビネット1」という記
述があれば、単純なマッチングにより「キャビネット
1」という解答を得る。同じ質問が、要求解析部81に
より、「give(出張申請書)」のように、その意図のレ
ベルで解析され、知識検索部83に「give(X)=検索
プログラム(X)」の様な記述があれば、出張申請書を
引数にして検索プログラムを起動してこれを取り出し、
それを解答とすることが出来る。この検索処理により、
解答が得られない場合には、パーソン要求に対する自動
処理が旨くいかないことになるので、その状況をステッ
プS97で実ユーザに所定の形で提示する。検索の成否
・解答はステップS98で、応答判定処理部84へ通知
される。要求解析部81で、データ通知要求、直接対話
要求、終了要求、連動要求、その他要求として判別され
たものに関しては、ステップS99で認識され、ステッ
プS93でそのまま応答判定処理部84へ通知される。
要求解析部81が要求解析に失敗した場合には図27の
ステップS100で検知され、ステップS101に行
く。ステップS101では、解析の連続失敗の回数、あ
るいはその比率などの所定の条件を満たすか否かを判定
する。この条件を満たす場合には、対話処理が不良であ
ると判定し、その情報をもって応答判定処理部84へ通
知し処理を終了する。また、ステップS103では、解
析失敗の原因に応じて、相手に対して再入力要求をすべ
きか否かを判定する。解析失敗の原因には、音声認識部
の確信度が低い、自然言語解析で知らない単語がある、
あるいは文の解釈が複数あるなど様々な要因がある。ス
テップS103では、これらの失敗(あるいは一意の解
釈への同定の失敗)要因に対して、それぞれどのような
対応を取るべきかをあらかじめ指示したテーブルによ
り、判定する。例えば、解析結果のうち確からしい候補
が3つある場合には、これらを提示し相手ユーザに選ん
で貰うなどの処理を取ることができる。ステップS10
3で、再入力すべきと判定された場合には、取るべき処
置をもって、再入力処理を応答判定処理部84へ通知す
る。再入力すべきでないと判定された場合には、ステッ
プS105で通話困難な状況になったと判定し、この情
報をもって応答判定処理部84へ通知する。ステップS
100で、解析失敗でもないと判定された場合は、ステ
ップS106で問題解決処理が失敗したという情報をも
って応答判定処理部84へ通知し、処理を終了する。
【0067】図28〜図30は、応答判定処理部84の
処理内容を示すフローチャートである。応答判定処理部
84は、問題解決処理部82から通知された問題解決の
結果に応じてどのような応答を返すかを判定する。必要
に応じて、実ユーザインターフェイス部74を介して、
実際のユーザに対する入出力を行う。ステップS111
では、問題解決部82からの通知が、問題解決失敗、対
話不良、直接対話要求、連動要求、その他要求であるか
否かを判定する。これらの場合では、実ユーザの判定を
仰ぐことが望ましい。ステップS112で、実ユーザが
対応可能であるか否かをチェックする。実ユーザが計算
機からアクセス可能でない場合(計算機を使用していな
い状態、計算機から離れている場合)、および計算機か
らはアクセス可能であるが、優先度が高い仕事をしてい
る場合には、ステップS113に行き実ユーザが対応不
可能という情報を応答生成部へ通知し、さらにアクセス
可能である場合には、上記問題解決部82からの通知状
況を実ユーザの表示画面に所定の形態で表示して、処理
を終了する。実ユーザが対応可能である場合には、ステ
ップS114で、実ユーザインターフェイス処理部(図
21,74)を介して、上記問題解決部からの通知状況
を提示するとともに、その指示を仰ぐ。この場合、実ユ
ーザが介入を拒否した場合には、ステップS116で、
実ユーザが介入を拒否したという情報をもって、応答生
成部85へ通知し処理を終了する。実ユーザが、自動処
理部73から実ユーザへの対応処理の切替を指示した場
合には、ステップS118で対応切換部74に対して切
替要求を出す。これにより、対応切換部72では、相手
側パーソンとの入出力を自動処理部73から実ユーザイ
ンターフェイス部74に切り替える。これにより、実ユ
ーザ側の画面表示と相手パーソンとの接続が行われ、実
際の2人の人間間のコミュニケーションが可能となる。
自動処理部73が対応を行っている場合には、このやり
取りの状況は、例えば上記例では、パーソンB側のユー
ザの画面に縮小して表示されたりしているが、この切替
処理が行われると、所定の大きさの画面に変化する。ス
テップS117において、実ユーザの指定が対応切替処
理でない場合は、ステップS119で、問題解決処理に
対する解答を、実ユーザから入力し、ステップS120
で、その情報を持って応答生成部85へ通知し処理を終
了する。ステップS121では、問題解決部からの通知
が、問題解決成功であったか否かを判定する。
【0068】問題解決成功の場合は、ステップS122
において得られた解答データに対するセキュリティチェ
ックを行う。これは、相手パーソンのセキュリティレベ
ル、アクセス資格、当該データのセキュリティレベル、
アクセス資格情報などから行われる。このセキュリティ
チェックに合格しない場合には、ステップS123で実
ユーザへの問い合わせが行われ、データの提供に関する
確認が起こる。ここで提供が拒絶される、あるいは実ユ
ーザへの問い合わせが行えない場合には、ステップS1
25で、提供困難であると通知し、処理を終了する。セ
キュリティチェックに合格した場合、および、ステップ
S124において実ユーザの了承がえられた場合には、
ステップS126で解答データを応答生成部85へ通知
し、処理を終了する。ステップS127では、問題解決
部82からの通知がデータ通知であったか否かを判定す
る。
【0069】データ通知であった場合には、ステップS
128で、実ユーザにデータを受け取ったという情報を
(可能であれば)提示し、ステップS129で受け取っ
たデータを保管し、ステップS130で、データを受け
取ったことを通知し、処理を終了する。ステップS13
1では、問題解決部82からの通知が終了要求であった
か否かを判定する。終了要求であった場合には、ステッ
プS132で応答生成部85へ終了を通知し、ステップ
S133で、終了処理を行う。終了処理では、応答生成
部85での応答処理の終了を確認し、さらに所定時間内
に相手パーソンからの入力が無いことを確認して、確保
下通信線の解放、実ユーザ画面の消去などを行う。
【0070】ステップS134では、問題解決部82の
通知が再入力であったか否かの判定を行う。再入力の場
合は、問題解決部82で失敗原因を基に、相手パーソン
に提示するメッセージの選択がなされ、応答判定処理部
84に通知されているので、これをステップS135で
応答生成部85に通知し、処理を終了する。ステップS
136では、問題解決部82からの通知が通信困難であ
ったか否かを判定し、そうである場合には、ステップS
139で応答困難メッセージを選択し、ステップS11
2へ進む。ステップS137では、通話困難メッセージ
を選択し、ステップS138ではそれを応答生成部85
に通知して処理を終了する。
【0071】応答生成部85では、応答判定処理部84
から通知された情報をもとに、相手パーソンに対する返
答メッセージを作成し、これを対応切換部72を介して
相手パーソンに送出する。表1は、各通知情報に対する
応答生成部の生成する出力文例を示したものである。
【0072】
【表1】 これらの出力文は、相手パーソンとの通信手段により変
換される。例えば、音声通信チャネルが開いている場合
には、実ユーザの音声パラメータに応じた音声データに
変換した情報も送出する。また、文書など、送るべき対
象があるまとまりを持つデータ(いわゆるオブジェク
ト)にあたる場合には、相手ユーザの対話用領域でな
く、受取り口の領域になるようにその送出データが何で
あるか同定できる情報を付加する。これにより、ファイ
ルは1つのアイコンの様な形態で相手ユーザの表示画面
に表示するよう制御することができる。以上の処理によ
り、パーソンAがパーソンBにアクセスした場合に、パ
ーソンBに対応するユーザが直接対応しなくても、パー
ソンA側のユーザには、あたかもパーソンBのユーザが
対応しているようにコミュニケーションを行うことを可
能とするとともに、このコミュニケーションに所定の不
具合が生じた時点で、実際のユーザ間のコミュニケーシ
ョンに処理を変更することが可能となる。
【0073】以上のような構成により、単純な質問応答
処理は、実際のユーザで行うことなく、パーソンの自動
応答機能により対話が可能となる。また、自動応答に障
害が発生した時点で、実際のユーザとの切り替えが可能
であるので、対話がとどこおりなく継続するようにな
る。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、ネッ
トワーク上の計算機に種々のバーチャルサイトを構築
し、バーチャルサイトにアクセスしているユーザ間での
コミュニケーションが可能となり、また、バーチャルサ
イトの移動によりさまざまな場所にある情報へのアクセ
スが自然に、かつ容易に実現できる。また、ユーザのア
クセスに対してパーソンと呼ばれる自動応答機能を持つ
エージェントを入れることにより、簡単なやりとり、定
型的なやりとりを自動化し、必要な場合にのみ実際のユ
ーザが対応するなどの機能が実現できる。また、このイ
ンターフェイスを用意することにより、計算機内部の世
界での移動や他人との対話などが行われるため、実際の
ユーザがある仕事なり業務なりを遂行する場合に、あら
かじめユーザが知っていない場所にあるデータを探し、
参照したり、頻繁には使用しない種々の計算機サービス
を利用したりすることが非常に容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の計算機ネットワーク構成を
示す図である。
【図2】本発明の一実施例の計算機の構成図である。
【図3】サイトサーバ及びクライアントの基本構成を示
した図である。
【図4】バーチャルサイトの構成を視覚的に表現した概
念図である。
【図5】サイトDB中の各エージェントの構成を示す図
である。
【図6】ファイルキャビネットと机の表示例の図であ
る。
【図7】バーチャルサイトの表示イメージ例を示した図
である。。
【図8】バーチャルサイト間の接続構成例を示す図であ
る。
【図9】パーソン移動処理を示すフローチャートの第1
の分図である。
【図10】パーソン移動処理を示すフローチャートの第
2の分図である。
【図11】移動先指定用の表示例を示す図である。
【図12】サイトリスト処理を示すフローチャートであ
る。
【図13】人名リスト処理を示すフローチャートであ
る。
【図14】郵便番号・住所処理を示すフローチャートの
第1の分図である。
【図15】郵便番号・住所処理を示すフローチャートの
第2の分図である。
【図16】言語入力による移動サイト指定処理を示すフ
ローチャートである。
【図17】エリアサイト画面の例を示す図である。
【図18】パーソンに対するアクセス画面の例を示す図
である。
【図19】パーソン間通信チャネルの確立処理を説明す
るための図である。
【図20】パーソン間通信のための画面表示例を示す図
である。
【図21】パーソンの応答処理動作に係るブロック図で
ある。
【図22】自動処理部のブロック構成図である。
【図23】要求解析部の処理を示すフローチャートの第
1の分図である。
【図24】要求解析部の処理を示すフローチャートの第
2の分図である。
【図25】要求解析部の処理を示すフローチャートの第
3の分図である。
【図26】問題解決部の処理を示すフローチャートの第
1の分図である。
【図27】問題解決部の処理を示すフローチャートの第
2の分図である。
【図28】応答判定処理部の処理を示すフローチャート
の第1の分図である。
【図29】応答判定処理部の処理を示すフローチャート
の第2の分図である。
【図30】応答判定処理部の処理を示すフローチャート
の第3の分図である。
【符号の説明】
5 エージェント処理部 7 エージェント定義部 8 ステージ 21 サイトDB 22 サイトDB管理部 23 ビジュアライザ 24 サイトハンドラ 25 表示用データ部 26 サイトエージェント定義部 27 クライアントハンドラ 28 表示制御部 29 入力制御部 30 クライアントエージェント定義部 71 記録部 72 対応切換部 73 自動処理部 74 実ユーザインターフェイス部 81 要求解析部 82 問題解決部 83 知識検索部 84 応答判定処理部 85 応答生成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 悦雄 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1 株式会 社東芝総合研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の計算機を有するシステムをネット
    ワークで接続するヒューマンインターフェイスシステム
    において、 複数のデータ・プログラムを保持又は管理するサイトを
    構築するサイト構築手段と、 前記サイトに対する利用者からのアクセスを管理するア
    クセス管理手段と、 を有し、前記データ・プログラムを介してアクセスした
    利用者間の通信チャネルを設定することを特徴とするヒ
    ューマンインターフェイスシステム。
  2. 【請求項2】 前記アクセス管理手段は、利用者からの
    入手データを認識してその要求を解析する要求解析部
    と、この解析結果に対する応答を作成して出力する応答
    出力部とを有し、利用者との対話を図るサイトエージェ
    ントとして構成される請求項1記載のヒューマンインタ
    ーフェイスシステム。
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