JPH0877255A - サイバースペースシステム - Google Patents

サイバースペースシステム

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JPH0877255A
JPH0877255A JP20950894A JP20950894A JPH0877255A JP H0877255 A JPH0877255 A JP H0877255A JP 20950894 A JP20950894 A JP 20950894A JP 20950894 A JP20950894 A JP 20950894A JP H0877255 A JPH0877255 A JP H0877255A
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user
virtual reality
user terminal
server
reality space
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JP20950894A
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English (en)
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Yasuaki Honda
康晃 本田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 仮想現実空間を利用して、より高度で複雑な
サービスの提供を実現する。 【構成】 サーバ11からユーザ端末13−1,13−
2に対して、3次元の画像よりなる仮想現実空間10を
提供する。仮想現実空間10は、オブジェクト構成とさ
れ、各ユーザ端末13−1,13−2に対応して、ユー
ザオブジェクトUO13−1,UO13−2を配置す
る。これらのユーザオブジェクトが情報オブジェクトA
乃至Cにアクセスし、情報の提供を受ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばバーチャルリア
リティ(仮想現実空間)を生成し、ユーザに提供するサ
イバースペースシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】図16は、従来のサイバースペースシス
テムの構成例を示している。サーバ1は記憶装置2を備
え、記憶装置2に記憶されている画像データを公衆電話
回線4を介して、各ユーザ端末3−1乃至3−3に供給
するようになされている。
【0003】各ユーザ端末3−1乃至3−3は、記憶装
置2に予め用意されている100種類のキャラクタの中
から所定のものを自分のキャラクタとして指定する。そ
して、そのキャラクタを、サーバ1が提供する仮想現実
空間内において移動させ、仮想現実空間での生活を楽し
むことができるようになされている。
【0004】例えばユーザ端末3−1が、通常の公衆電
話回線4を介してサーバ1にアクセスし、仮想現実空間
の画像の提供を受ける。ユーザ端末3−1において、所
定の操作を行い、自分のキャラクタ(例えば、キャラク
タA)を所定の方向に移動させるように指示すると、そ
の移動方向に対応する画像がサーバ1より提供されてく
る。これにより、ユーザ端末3−1は、自分のキャラク
タAを、あたかも仮想現実空間が提供する町を移動させ
るようにして楽しむことができる。
【0005】ユーザ端末3−2においても、同様に、自
分のキャラクタ(例えば、キャラクタB)を指定し、こ
のキャラクタBを、仮想現実空間内において移動させる
ことができる。
【0006】ユーザ端末3−1のキャラクタAと、ユー
ザ端末3−2のキャラクタBが、仮想現実空間の近傍の
位置に移動した場合、サーバ1からユーザ端末3−1に
提供される仮想現実空間の画像には、背景としての町の
画像の他に、その町を移動するキャラクタBの画像も提
供される。これにより、ユーザ端末3−1には、例えば
図17に示すような画像が表示される。即ち、自分のキ
ャラクタAが中央に配置され、その近傍には、ユーザ端
末3−2のキャラクタBが位置している。
【0007】同様に、ユーザ端末3−2には、図18に
示すように画像が提供される。この図18においても、
自分のキャラクタBが画面の中央に配置され、その近傍
には、ユーザ端末3−1のキャラクタAが配置されてい
る。
【0008】このように、画面内に自分のキャラクタ以
外のキャラクタが表示された状態になったとき、キャラ
クタAはキャラクタBに対して(あるいはキャラクタB
はキャラクタAに対して)、文字による会話を行うこと
ができるようになる。
【0009】即ち、ユーザ端末3−1から、そのキーボ
ードを操作して所定の文字を入力すると、その文字デー
タが公衆電話回線4を介してサーバ1に供給され、サー
バ1は、この文字データを、公衆電話回線4を介してユ
ーザ端末3−2に供給する。同様にして、ユーザ端末3
−2のキーボードを操作して、所定の文字を入力する
と、その文字データが公衆電話回線4を介してサーバ1
に供給され、サーバ1から、公衆電話回線4を介してユ
ーザ端末3−1に供給される。このようにして、ユーザ
端末3−1とユーザ端末3−2は、相互に、文字による
会話を行うことができる。
【0010】また、この仮想現実空間においては、この
仮想現実空間内において使われる仮想現実の通貨が用意
されており、各キャラクタは、この通貨を使って、仮想
現実の商品を購入することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来のシステムは、こ
のように、仮想現実空間をキャラクタに生活させること
を、一種のゲームとして楽しむことができるようになさ
れている。しかしながら、それは、あくまでゲームに過
ぎず、現実の生活とのつながりが殆どなく、従って、す
ぐに飽きてしまう課題があった。
【0012】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、現実の空間と密接に結合し、殆ど現実の生
活と変わらない、変化に富んだ生活を楽しむことができ
るようにするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のサイバースペー
スシステムは、3次元の画像により形成される仮想現実
空間を提供するサーバ(例えば図4のサーバ11−1,
11−2)と、サーバより仮想現実空間の提供を受ける
ユーザ端末(例えば図4のユーザ端末13−1乃至13
−3)と、サーバより提供される仮想現実空間の少なく
とも一部を利用し、サーバを介してユーザ端末に対し
て、仮想現実空間を形成する画像に対応するサービスを
提供するサービス提供者端末(例えば図4のサービス提
供者端末14−1,14−2)とを備えるサイバースペ
ースシステムにおいて、サーバは、ユーザ端末を利用す
るユーザに対応する専用のユーザオブジェクト(例えば
図1のユーザオブジェクトUO13−1,UO13−
2)を仮想現実空間に配置し、ユーザはユーザ端末を操
作し、サーバにより割り当てられた専用のユーザオブジ
ェクトを介して仮想現実空間における各種の処理を実行
することを特徴とする。
【0014】サーバは、サービスを提供するサービスオ
ブジェクト(例えば図1の情報オブジェクトA乃至C)
を仮想現実空間に配置し、サービス提供者端末が、サー
ビスオブジェクトを介して、ユーザ端末にサービスを提
供するようにすることができる。
【0015】ユーザオブジェクトには、ユーザ端末を利
用するユーザの、氏名、年齢、職業、住所、クレジット
カード、サービスオブジェクトへのアクセスの履歴の少
なくとも1つを保持させるようにすることができる。
【0016】ユーザ端末には、ユーザオブジェクトが保
持するクレジットカードを利用して、サービス提供者端
末から提供を受けたサービスに対する現実空間における
対価を支払う処理を行わせ、サービス提供者端末には、
ユーザオブジェクトが保持するクレジットカードを利用
して、ユーザ端末に提供したサービスに対する現実空間
における対価の支払いを受ける処理を実行させるように
することができる。
【0017】
【作用】上記構成のサイバースペースシステムにおいて
は、ユーザ端末に対して、専用のユーザオブジェクトが
割り当てられ、このユーザオブジェクトを利用して、仮
想現実空間における各種の処理が実行される。従って、
現実空間と密接に関連した、より高度なサービスの提供
が可能となる。
【0018】
【実施例】図1は、本発明のサイバースペースシステム
により提供される仮想現実空間(サイバースペース)の
構成例を表している。このサイバースペースシステム
は、仮想現実空間10を提供するサーバ11と、光ファ
イバなどを利用した高速通信網を介してサーバ11に接
続され、この仮想現実空間10の提供を受けるユーザ端
末13−1,13−2により構成されている。この仮想
現実空間10には、1以上の(実施例においては、3個
の)情報オブジェクトA,B,Cが設けられている。こ
れらの情報オブジェクトA,B,Cは、動画像、静止画
像、音声、音楽、テキストなどのメディア情報、また、
それらを利用したネットワークゲーム、オンラインショ
ッピング、データベース検索などのサービスを提供する
システムである。
【0019】サイバースペースで提供される情報(サー
ビス)は、関連する情報毎にまとめられ、サーバ11に
格納されている。各ユーザは、自分のユーザ端末13−
1,13−2を用意するとともに、この仮想現実空間1
0を利用するために、ユーザとしての登録をする。サー
バ11は、このユーザ登録をするとき、各ユーザ端末1
3−1,13−2に対応する専用のユーザオブジェクト
UO13−1,UO13−2を用意する。
【0020】各ユーザは、ユーザ端末13−1,13−
2を用いて、対応するユーザオブジェクトUO13−
1,UO13−2を操作する。そして、利用したい情報
を有する情報オブジェクトにアクセスし、そこに格納さ
れている情報を調べたり、ゲームをしたり、買い物をし
たりすることができる。各情報オブジェクトがどのよう
な情報(サービス)を提供するかは、各情報オブジェク
ト毎に異なっている。
【0021】仮想現実空間10は、図2に示すように、
オブジェクトシステムとして構成される。即ち、各種の
情報オブジェクトA,B,C、ユーザがユーザ端末13
−1,13−2を介して操作するユーザオブジェクトU
O13−1,UO13−2などは、全て、データと手続
により規定されるオブジェクトとして構成される。従っ
て、各ユーザは、自分の専用のユーザオブジェクトUO
13−iを操作して、所望の情報オブジェクトA,B,
Cにアクセスし、その情報オブジェクトが管理する情報
の提供を受けることになる。
【0022】ユーザオブジェクトUO13−iは、各ユ
ーザ端末13−iに対応しており、ユーザ自身を表す特
別な専用のオブジェクトである。このユーザオブジェク
トUO13−iは、図3に示すように、各種の課金情
報、過去にどの情報オブジェクトにアクセスしたのかな
どの履歴情報、ユーザ自身の年齢、職業、住所、所持し
ているクレジットカードなどの個人情報を、その手続中
の属性として保持している。
【0023】また、このユーザオブジェクトUO13−
iは、ユーザ端末13−iによって操作されるものであ
るため、ユーザ端末13−iからの操作内容(例えば、
ユーザ端末13−iに備えられているボタンの操作、あ
るいは音声入力など)を、その規定される手続に従っ
て、他のユーザオブジェクトにメッセージとして送るこ
とができる。また、画像データをメッセージとして受け
取り、対応するユーザ端末に出力し、表示させたり、ユ
ーザオブジェクトが保持する情報に関するアクセスをメ
ッセージとして受け取ることができる。
【0024】さらに、このユーザオブジェクトUO13
−iは、各ユーザ端末13−iに対応するものであるた
め、この仮想現実空間10の内部において、その内容が
固定されたものである。従って、例えば、ユーザ端末1
3−iに対応するユーザオブジェクトUO13−iが、
情報オブジェクトBの情報の提供を受ける場合において
も、情報オブジェクトAの情報の提供を受ける場合にお
いても、それを理由として、その内容が変更されること
はない。
【0025】仮想現実空間10の中の各情報オブジェク
トA,B,Cへのアクセスは、その情報オブジェクトへ
のメッセージの送信として実現される。例えば、ユーザ
オブジェクトUO13−iが所定の情報オブジェクトの
内容を調べるには、その情報オブジェクトに対してメッ
セージを送り、その返答を受信する。情報オブジェクト
が受け取ることができるメッセージの種類は、各情報オ
ブジェクト毎に異なるものとなる。買い物を行う情報オ
ブジェクトであれば、値段や商品の説明のメッセージを
受け取ることができる。戦闘ゲームの情報オブジェクト
は、攻撃指令のメッセージを受け取ることができる。
【0026】また、各情報オブジェクトが提供するサー
ビスの内容は、ユーザの属性によって異なるようにする
ことができる。例えば、サイバースペースの管理者に対
して低い金額の入会金を支払ったユーザに対しては、画
像情報の提供しか受けることができないようにし、より
高い金額の入会金を支払ったユーザに対しては、画像情
報に加えて、音声情報の提供も受けられるようにするこ
とができる。この場合、支払った金額によって、ユーザ
インターフェイスも異なったものとなる。
【0027】即ち、仮想現実空間10は、全てオブジェ
クトにより構成され、各オブジェクトは、いずれも本質
的に、自分の手続により規定される属性を有している。
そして、各情報オブジェクトは、この属性に対応してア
クセスの許否を決定するようになされている。
【0028】図4は、本発明のサイバースペースシステ
ムのハードの構成例を表している。同図に示すように、
この実施例においては、任意の数(この実施例において
は、2台)のサーバ11(11−1,11−2)が、そ
れぞれ対応する記憶装置12(12−1,12−2)を
有し、例えば光ファイバを利用した広帯域通信網15を
介して、仮想現実空間10を提供することができるよう
になされている。また、任意の数(この実施例において
は、3台)のユーザ端末13(13−1乃至13−3)
が設けられ、広帯域通信網15を介して、サーバ11
(11−1,11−2)から、仮想現実空間と、それを
利用した所定のサービス(情報)の提供を受けることが
できるようになされている。
【0029】さらに、この実施例においては、任意の数
(この実施例においては、2台)のサービス提供者端末
14(14−1,14−2)が設けられており、このサ
ービス提供者端末14−1,14−2は、広帯域通信網
15を利用して、サーバ11−1,11−2を介して仮
想現実空間10の提供を受けるとともに、ユーザ端末1
3−1乃至13−3に対して、所定のサービスを提供す
ることができるようになされている。
【0030】図5は、サーバ11(11−1,11−
2)の構成例を示している。同図に示すように、サーバ
11はCPU21を備え、このCPU21は、ROM2
2に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実
行するようになされている。RAM23には、CPU2
1が各種の処理を実行する上において必要なデータ、プ
ログラム等が適宜記憶されるようになされている。通信
装置24は、広帯域通信網15に対して所定のデータを
授受するようになされている。
【0031】表示装置25は、CRT、LCDなどを備
え、サーバ11が提供する仮想現実空間10の画像をモ
ニタすることができるように、インタフェース28に接
続されている。このインタフェース28にはまた、マイ
ク26とスピーカ27が接続されており、所定の音声信
号をユーザ端末13やサービス提供者端末14に供給し
たり、ユーザ端末13やサービス提供者端末14からの
音声信号をモニタすることができるようになされてい
る。
【0032】また、サーバ11は入力装置29を備え、
インタフェース28を介して、各種の入力を行うことが
できるようになされている。この入力装置29は、少な
くともキーボード29aとマウス29bを有している。
【0033】図6は、ユーザ端末13(13−1乃至1
3−3)の構成例を示している。ユーザ端末13はCP
U41を備え、このCPU41は、ROM42に記憶さ
れているプログラムに従って各種の処理を実行するよう
になされている。RAM43には、CPU41が各種の
処理を実行する上において必要なデータやプログラム等
が適宜記憶されるようになされている。通信装置44
は、広帯域通信網15を介して、サーバ11に対してデ
ータを授受するようになされている。
【0034】表示装置45は、CRT、LCDなどを備
え、CG(コンピュータグラフィック)の3次元画像
や、通常のビデオカメラなどにより撮影された3次元の
画像を表示することができるようになされている。マイ
ク46は、音声信号をサーバ11に出力するとき利用さ
れる。また、スピーカ47は、サーバ11より音声信号
が伝送されてきたとき、これを出力する。入力装置49
は、各種の入力を行うとき操作されるようになされてい
る。
【0035】この入力装置49のキーボード49aは、
所定の文字や記号などを入力するとき操作されるように
なされている。マウス49bは、所定の位置を指定する
とき操作されるようになされている。視点入力装置49
cは、ユーザ端末13の対応するキャラクタの視点を入
力するとき操作される。これにより、キャラクタの視点
を上下左右の方向に移動させたり、所定の画像をズーム
することができるようになされている。また、移動入力
装置49dは、キャラクタを、前後左右の方向に、所定
の速度で移動させるための入力を行うことができるよう
になされている。
【0036】インタフェース48は、表示装置45、マ
イク46、スピーカ47、および入力装置49に対する
データのインタフェースを構成している。
【0037】図7は、サービス提供者端末14(14−
1,14−2)の構成例を示している。そのCPU51
乃至入力装置59は、図6のユーザ端末13のCPU4
1乃至入力装置49と基本的に同様の構成であるので、
その説明は省略する。
【0038】図8は、図4に示したサーバ11により提
供される仮想現実空間10を模式的に表している。同図
に示すように、この仮想現実空間10は、町を構成して
おり、キャラクタC(例えばユーザ端末13−1のキャ
ラクタ)や、キャラクタD(例えばユーザ端末13−2
のキャラクタ)が、この町(仮想現実空間)を移動する
ことができるようになされている。
【0039】キャラクタCは、仮想現実空間における位
置と視点から、例えば図9に示すような画像を見ること
になる。即ち、ユーザ端末13−1の表示装置25に
は、図9に示すような画像がサーバ11から提供され、
表示される。そして、そのキャラクタCの視点と位置
を、視点入力装置49cと移動入力装置49dを操作す
ることで変更すると、それに対応して、サーバ11から
供給される仮想現実空間を形成する3次元画像が変化さ
れる。
【0040】同様に、キャラクタDが対応するユーザ端
末13−2の表示装置には、図10に示すような画像が
サーバ11から提供され、表示される。そして、その表
示画像も、キャラクタDの視点と位置を移動させること
で変化される。
【0041】図8に示す状態において、キャラクタCは
キャラクタDの方向を見ている。従って、図9に示すよ
うに、ユーザ端末13−1の表示装置25に表示される
画像(仮想現実空間)には、キャラクタDが表示されて
いる。
【0042】同様に、図8において、キャラクタDはキ
ャラクタCの方向を見ている。このため、ユーザ端末1
3−2の表示装置25に表示される画像(仮想現実空
間)には、図10に示すように、キャラクタCが表示さ
れる。
【0043】サービス提供者端末14は、サーバ11−
1または11−2が提供する仮想現実空間の一部の空間
を支配する。換言すれば、サービス提供者は、サーバ1
1の管理者から、その提供する仮想現実空間の一部を購
入する。この購入は、現実空間において行われる。即
ち、サーバ11の管理者は、所定のサービス提供者より
仮想現実空間の購入の申込を受けたとき、仮想現実空間
の一部を、そのサービス提供者に割り当てる。
【0044】例えば、サービス提供者端末14−1の所
有者(サービス提供者)が、仮想現実空間内の所定のビ
ルの1室を借り受け、そこに電器店を設けるものとす
る。サービス提供者は、その電器店に展示する商品、例
えばテレビの資料をサーバ管理者に提供する。サーバ管
理者は、この資料を基に、コンピュータグラフィックス
により、そのテレビの立体画像を生成する。そして、そ
の立体画像を、その電器店の所定の位置に配置する。こ
れにより、仮想現実空間内におけるその空間の画像が完
成することになる。
【0045】同様のことが多くのサービス提供者により
行われ、仮想現実空間が1つの大きな町として形成され
る。
【0046】図11は、ユーザが自分のユーザ端末13
−iを操作して、サーバ11が提供する仮想現実空間に
入る場合における処理例を表している。最初にステップ
S1において、ユーザ端末13は、広帯域通信網15を
介してサーバ11にアクセスする処理を実行する。即
ち、ユーザ端末13のキーボード49aを操作して、サ
ーバ11へのアクセスを指令する。インタフェース48
を介してこの指令の入力を受けたとき、CPU41は通
信装置44を制御し、広帯域通信網15を介してサーバ
11に対してアクセスする処理を実行する。
【0047】次にステップS2に進み、ユーザはキーボ
ード49aを操作してIDを入力し、さらにステップS
3において、パスワードを入力する。
【0048】このIDとパスワードは、広帯域通信網1
5を介してサーバ11に伝送される。
【0049】サーバ11においては、図12を参照して
後述するように、このIDとパスワードの伝送を受けた
とき、そのIDとパスワードが正しい対応関係にあれ
ば、ステップS23において、そのIDとパスワードに
対応するユーザオブジェクトの氏名と住所を読み出し、
出力する処理を実行する。これに対して、IDとパスワ
ードが正しいものでない場合、ステップS28におい
て、アクセスを不許可とするメッセージを出力する。
【0050】そこで、ユーザ端末13においては、図1
1のステップS4において、サーバ11よりアクセスを
不許可とするメッセージを受信したか否かを判定する。
アクセスが不許可とされた場合においては、ステップS
10に進み、終了処理を実行する。即ち、この場合にお
いては、入力したIDとパスワードが正しいものでない
ために、仮想現実空間におけるアクセスが拒否される。
【0051】入力したIDとパスワードが正しいもので
ある場合においては、上述したように、サーバ11より
そのIDとパスワードに対応するユーザオブジェクトの
氏名と住所が伝送されてくる。ユーザ端末13は、ステ
ップS5において、この氏名と住所を取得する。そし
て、この氏名と住所は、ユーザ端末13の表示装置45
に表示される。ユーザは、この表示を見て、入力したI
Dとパスワードに対応するユーザが自分自身であること
を確認する。
【0052】次にステップS6に進み、ユーザは、マイ
ク46からパス音声を入力する。即ち、IDとパスワー
ドとともに予めサーバ11の記憶装置12に登録されて
いるパス音声を、マイク46に向かって発声する。
【0053】後述するように、サーバ11においては、
図12のステップS24において、このパス音声データ
が取得され、その声紋が検出される。そして、声紋が、
予め登録されている声紋と一致する場合、ステップS2
6において、アクセスを許可するメッセージが出力さ
れ、声紋が一致しない場合、ステップS28において、
アクセスを拒否するメッセージが出力される。
【0054】そこで、ユーザ端末13においては、図1
1のステップS7において、サーバ11からのメッセー
ジを受信し、これを表示装置45に表示させる。
【0055】受信したメッセージが、仮想現実空間に対
するアクセスを許可するものであるか否かを、ステップ
S8において判定し、許可するものである場合、ステッ
プS9に進み、サーバ11から伝送されてくる仮想現実
空間の画像データを受信し、これを表示装置45に表示
させる処理を実行する。
【0056】これに対して、ステップS8において、仮
想現実空間に対するアクセスが拒否されたと判定された
場合においては、ステップS10に進み、仮想現実空間
に対するアクセス処理を終了する。
【0057】このように、この実施例においては、ステ
ップS2,S3において、IDとパスワードを入力させ
る他、ステップS6において、パス音声信号を入力さ
せ、ユーザが予め登録されているユーザであるか否かを
判定させる。これは、上述したように、この実施例にお
いては、各ユーザに対して専用のユーザオブジェクトが
割り当てられるのであるが、このユーザオブジェクトに
は、プライバシーに属する個人情報が登録されている。
従って、ユーザが他人のユーザオブジェクトを利用し
て、仮想現実空間にアクセスすることができないように
なされているのである。
【0058】このように、ユーザオブジェクトは、属人
的なもの(個々のユーザに属するもの)であって、ユー
ザ端末に属するものではない。同一のユーザ端末であっ
ても、異なるユーザが用いれば、異なるユーザオブジェ
クトが対応される。
【0059】図12は、図11に示したようにして、ユ
ーザ端末13からサーバ11に対して仮想現実空間への
アクセスが行われたときにおけるサーバ11の処理例を
表している。最初にステップS21において、ユーザ端
末13より広帯域通信網15を介して伝送されてきたI
Dとパスワードが受信される。このIDとパスワード
は、図11のステップS2とステップS3において入力
されたものである。このIDとパスワードは、通信装置
24を介して受信されたとき、RAM23に転送され、
記憶される。
【0060】次にステップS22に進み、CPU21
は、RAM23に記憶されたIDとパスワードが、記憶
装置12に予め登録されているIDとパスワードと一致
するものであるか否かを判定する。即ち、サーバ11
は、ユーザ端末13−iから仮想現実空間の提供の申込
を受けたとき、そのユーザ端末13−iに対してIDと
パスワードを付与する。そして、付与したIDとパスワ
ードは記憶装置12に記憶される。ステップS22にお
いては、ステップS21で受信されたIDとパスワード
が、記憶装置12に予め登録されているIDとパスワー
ドと等しいか否かが判定される。記憶装置12に記憶さ
れていないIDであったり、記憶装置12に記憶されて
いないパスワードであったり、あるいは、記憶されてい
たとしても、IDとパスワードが対応しない場合、正し
いIDとパスワードとは判定されない。この場合におい
ては、ステップS28に進み、アクセスを不許可とする
メッセージをユーザ端末13−iに出力する。
【0061】これに対して、ステップS22において、
IDとパスワードが正しいと判定された場合において
は、ステップS23に進み、IDとパスワードに対応し
て登録されているユーザの氏名と住所を記憶装置12か
ら読み出し、これを通信装置24、広帯域通信網15を
介してユーザ端末13−iに出力する。上述したように
して、このユーザの氏名と住所が、図11のステップS
5において、ユーザ端末13において受信される。ユー
ザは、この氏名と住所を見て、自分が入力したIDとパ
スワードが自分に対応しているものであることを確認す
ることになる。
【0062】次にステップS24に進み、サーバ11
は、ユーザ端末13から伝送されてくるパス音声データ
を取得する。即ち、上述したように、ユーザ端末13に
おいては、氏名と住所が自分自身のものであると確認さ
れたとき、図11のステップS6において、パス音声を
入力する。サーバ11は、このパス音声のデータを通信
装置24を介して受信したとき、これをRAM23に記
憶させる。そしてCPU21は、この音声データから声
紋を検出する。
【0063】次にステップS25において、ステップS
24で検出した声紋と、記憶装置12に予め登録されて
いるユーザの声紋が一致するか否かを判定する。声紋が
一致しない場合、ステップS28に進み、アクセスを拒
否するメッセージが出力される。これに対して、声紋が
一致すると、ステップS25において判定された場合、
ステップS26に進み、アクセスを許可するメッセージ
が出力される。そして、このようにして、正しいユーザ
からのアクセスであることが確認されたとき、ステップ
S27に進み、CPU21は、記憶装置12に記憶され
ている仮想現実空間の画像データをユーザ端末13に供
給する。従って、以後、ユーザは、自分に割り当てられ
ているユーザオブジェクトを用いて、各情報オブジェク
トにアクセスし、各種の情報(サービス)の提供を受け
ることができるようになる。
【0064】図13は、以上のようにして、ユーザが仮
想現実空間の提供を受けている場合において、所定の情
報(サービス)を購入する場合のユーザ端末13の処理
例を表している。いまユーザ端末13の表示装置45に
は、サーバ11の記憶装置12より読み出された仮想現
実空間の画像が表示されているものとする。そして、ユ
ーザは、ユーザ端末13の視点入力装置49cや移動入
力装置49dを操作して、対応するキャラクタを仮想現
実空間の所定の位置に移動させ、キャラクタの位置と視
点に対応する画像の提供を受ける。
【0065】そしてステップS41において、表示装置
45に表示されている仮想現実空間内の所定の画像(商
品)を指定する。この指定を行うと、後述する図14の
ステップS71において、サーバ11から、指定した商
品のより詳細な画像が提供されてくる。
【0066】そこで、ユーザ端末13においては、図1
3のステップS42において、このサーバ11より供給
される情報を受信する。この情報は、ユーザ端末13の
表示装置45に表示される。
【0067】例えば、上述したように、仮想現実空間内
に存在する電器店にキャラクタCを移動させ、そこにお
いて展示されている所定の商品をマウス49bで指定す
ると、指定した商品(例えばテレビ)に対応するより詳
細な画像が記憶装置12から読み出され、ユーザ端末1
3に提供される。ユーザは、この表示を見て、その商品
に関し、より詳細に知ることができる。
【0068】そしてステップS43に進み、いま情報の
提供を受けた(マウス49bを操作して指定した)商品
を購入するか否かを判定する。商品を指定し、その商品
の詳細な情報の提供を受けたが、気に入らない場合にお
いては、購入を中止し、ステップS52に進む。ステッ
プS52においては、サービスを購入する処理を終了す
るか否かを判定する。ユーザ端末13のキーボード49
aの所定のキーを操作して、購入処理の終了を指定する
と、購入処理が終了されるが、終了が指令されない場合
においては、ステップS41に戻り、それ以降の処理が
繰り返し実行される。
【0069】ステップS43において、提供を受けた情
報に対応する商品を購入すると判定した場合において
は、ステップS44に進み、購入を希望することを、キ
ーボード49aの所定のキーを操作して指令する。CP
U41は、この指令を受けたとき、購入信号をサーバ1
1に出力する。ユーザは、さらにステップS45におい
て、購入する商品の数を、キーボード49aの所定のキ
ーを操作するなどして入力する。
【0070】このような入力を行うと、図15を参照し
て後述するように、指定した商品と、その個数に対応す
る金額が、サービス提供者端末14のステップS93に
おいて演算され、ユーザ端末13に伝送される。
【0071】ユーザ端末13においては、ステップS4
6において、サービス提供者端末14より伝送されてき
たこの購入金額を表示装置45に表示させる。これによ
り、ユーザは、購入金額の総額を知ることができる。
【0072】そしてステップS47において、この金額
で商品を購入することを、最終的に希望するか否かを判
断する。購入を希望しない場合においては、キーボード
49aの所定のキーを操作して、その旨を指令する。こ
のとき、CPU41は、ステップS52に進み、処理の
終了が指令されなければ、再びステップS41に戻り、
それ以降の処理を繰り返す。
【0073】ステップS47において、最終的に購入を
希望すると判定した場合、ユーザはキーボード49aの
所定のキーを操作するなどして購入を指令する。このと
き、CPU41は、ステップS48に進み、購入確認信
号をサーバ11に出力させる。サーバ11は、図14を
参照して後述するように、この購入信号を、図14のス
テップS73においてサービス提供者端末14に出力す
る。
【0074】サービス提供者端末14においては、図1
5を参照して後述するように、ステップS94で、この
購入確認信号を受信したとき、ユーザ端末13の対応す
るユーザオブジェクトが有するクレジットカードの番号
を、ステップS95で取得する。
【0075】ユーザは、このクレジットカードの暗唱番
号を、図13のステップS49において、キーボード4
9aの所定のキーを操作するなどして入力する。
【0076】サービス提供者は、後述するように、この
クレジットカードの番号と暗唱番号から、取引ができる
か否かを判定し、取引ができる場合においては、図15
のステップS101において、取引完了メッセージを出
力し、取引ができない場合においては、ステップS10
3において、取引不可を表すメッセージを出力する。
【0077】そこで、ユーザ端末13においては、次に
図13のステップS50において、指定した商品の届先
を指定する。この指定は、キーボード49aの所定のキ
ーを操作するなどして行われる。次にステップS51に
進み、サービス提供者端末14より供給されてくる、取
引完了メッセージまたは取引不可メッセージを受信す
る。このメッセージは、表示装置45に表示される。こ
れにより、ユーザは、商品の購入を正しく申し込むこと
ができたか否かを知ることができる。
【0078】そしてステップS52に進み、処理を終了
する場合においては、キーボード49aの所定のキーを
操作するなどして、その旨を入力する。この入力が行わ
れた場合においては、購入処理は終了され、終了が指令
されない場合においては、ステップS41に戻り、それ
以降の処理が繰り返し実行される。
【0079】図14は、ユーザ端末13から、図13に
示すような購入処理が実行された場合におけるサーバ1
1の処理例を表している。最初にステップS71におい
て、サーバ11のCPU21は、図13のステップS4
1において、ユーザ端末13で指定された商品に対応す
る情報を記憶装置12から読み出し、これをユーザ端末
13に出力する。上述したように、ユーザは、このより
詳細な画像を見て、商品(情報)を購入するか否かを決
定することになる。
【0080】次にステップS72に進み、ユーザ端末1
3から購入信号が受信されたか否かが判定される。この
購入信号は、図13のステップS44において、ユーザ
端末13が発生するものである。この購入信号が受信さ
れた場合、ステップS71において、ユーザに提供した
情報に対応する商品をユーザが購入する処理を実行する
ことになる。そこで、この場合においては、ステップS
73に進み、以後、ユーザ端末13から入力される情報
を、ユーザ端末13により指定された商品を提供してい
るサービス提供者端末14に出力する。
【0081】即ち、サーバ11は、仮想現実空間をユー
ザ端末13に提供するが、この仮想現実空間において、
現実空間と結合した商品(サービス)を提供しているの
は、サービス提供者である。サーバ11は、その画像
(仮想現実空間)を提供しているに過ぎない。この発明
においては、仮想現実空間を利用して、現実空間におけ
る取引が実行される。このため、商品を購入するために
ユーザ端末13から入力される情報は、そのままサーバ
11からサービス提供者端末14に伝送されるのであ
る。従って、ステップS72において、購入信号を受信
していないと判定された場合においては、このステップ
S73の処理はスキップされる。
【0082】次にステップS74に進み、ユーザ端末1
3またはサービス提供者端末14より、処理を終了する
終了信号が受信されたか否かが判定され、受信されてい
なければ、ステップS71に戻り、それ以降の処理が繰
り返される。終了信号が受信されていれば、サーバ11
の購入処理は終了される。
【0083】図15は、ユーザ端末13が、図13のフ
ローチャートに示す処理に従って商品の購入処理をスタ
ートさせた場合におけるサービス提供者端末14の処理
例を表している。最初にステップS91において、サー
ビス提供者端末14のCPU51は、ユーザ端末13が
図13のステップS44において出力した購入信号と、
ユーザが指定した商品を特定するデータを取得する処理
を実行する。このデータは、通信装置54を介して受信
されたとき、RAM53に記憶される。次にステップS
92に進み、ユーザ端末13が図13のステップS45
で入力した商品の購入個数のデータが取得させる。この
データも、RAM53に記憶される。
【0084】次にステップS93に進み、ステップS9
1とステップS92において取得した個数の商品の金額
(総額)を、CPU51は演算する。RAM53には、
各商品に対応する価格が予め記憶されている。CPU5
1は、RAM53に記憶されている商品1個当りの金額
と、指定された購入個数とから購入金額を演算する。購
入個数に対応して、所定の率の割引がある場合において
は、その割引を含めて演算が行われる。演算結果は、ユ
ーザ端末13に出力され、図13のステップS46にお
いて、その金額が表示される。
【0085】上述したように、この金額を見て、ユーザ
は、最終的に商品を購入するか否かを判定する。商品を
購入すると判定した場合、図13のステップS48にお
いて、ユーザ端末13は、購入確認信号を出力する。
【0086】サービス提供者端末14は、ステップS9
4において、この購入確認信号を受信したか否かを判定
し、受信した場合においては、ステップS95に進み、
ユーザオブジェクトよりクレジットカードの番号を取得
する。CPU51は、ステップS95において、クレジ
ットカードの番号を取得したとき、通信装置54を介し
て仮想現実空間(または現実空間でも良い)の取引情報
センタ(この取引情報センタも、一種のサービス提供者
である)にアクセスし、信用のおけるカードであるか否
かの情報を得る。
【0087】次にステップS96で、このクレジットカ
ードが信用のおけるものであるか否か(取引可能なもの
であるか否か)が判定される。取引が可能であると判定
された場合においては、ステップS97に進み、このク
レジットカードの暗唱番号が取得される。この暗唱番号
は、ユーザ端末13が図13のステップS49において
入力したものである。ステップS98においては、ステ
ップS97で取得した暗唱番号が正しいものであるか否
かが判定される。この判定も、上述した取引情報センタ
にアクセスして得たデータから行われる。
【0088】暗唱番号が正しいものであると判定された
場合、ステップS99に進み、そのクレジットカードか
ら、ステップS93で演算した金額の支払を受けるため
の請求処理を実行する。
【0089】さらにステップS100に進み、ユーザ端
末13が図13のステップS50において指定した届先
のデータを取得し、このデータをRAM53に一旦記憶
させるとともに、その記憶された届先に対して、指定さ
れた商品を配送する処理を実行する。そしてステップS
101に進み、取引が完了したことを表すメッセージを
ユーザ端末13に出力する。
【0090】一方、ステップS96またはステップS9
8において、読み取られたクレジットカードの信用状態
が好ましいものではないと判定されたとき、並びに、予
め登録されている暗唱番号と異なる暗唱番号が入力され
たり、暗唱番号が入力されなかったと判定された場合、
ステップS103に進み、商品の購入はできない旨のメ
ッセージを、ユーザ端末13に出力する。
【0091】上述したように、ステップS101または
ステップS103で出力したメッセージが、ユーザ端末
13の図13のステップS51において受信され、表示
される。この表示からユーザは、商品の購入処理を正し
く完了することができたか否かを知ることになる。
【0092】ステップS101またはステップS103
の処理が終了された後、あるいは、ステップS94にお
いて、購入確認信号が受信できなかったと判定されたと
き、ステップS102に進み、終了信号がユーザ端末1
3から受信されたか否かが判定され、受信されていない
場合、ステップS91に戻り、それ以降の処理が繰り返
し実行される。終了信号が受信された場合においては、
処理は終了される。
【0093】以上のように、仮想現実空間におけるユー
ザの処理は、常に専用のユーザオブジェクトを介して行
われる。従って、このユーザオブジェクトが他のユーザ
によって使用されることがなく、換言すれば、このユー
ザオブジェクトに、各ユーザに固有の個人情報を登録す
ることが可能となる。従って、これを利用して、仮想現
実空間における行為を現実空間と結合させ、より高度な
生活空間を実現することが可能になる。
【0094】サイバースペースシステムを以上のように
オブジェクトで構成することにより、次のような利点が
得られる。
【0095】(1)ユーザの個人情報を、サイバースペ
ースの各サービスとは別に管理することができるため、
オブジェクトの保護機能と併せて用いることにより、個
人情報の保護が容易となる。 (2)個人情報を、ユーザがサービス提供者に開示する
のかどうかを自分自身で決め、それをユーザオブジェク
トの属性として設定、変更することができる。 (3)情報オブジェクトに対するアクセスが、ユーザか
らのアクセス、他のオブジェクトからのアクセスなどに
拘りなく、メッセージの送受信という形で行われるた
め、オブジェクトの実現が著しく簡略化される。 (4)ユーザオブジェクトから情報オブジェクトへのメ
ッセージ送信および受信を、ユーザオブジェクトにおい
て記録することで、ユーザのサイバースペースにおける
行動の履歴(どの情報オブジェクトにいつアクセスした
のかなどの情報)を収集し、各ユーザの個人情報の一部
として記録することが容易となる。 (5)収集した行動の履歴に関する情報も、他の情報と
同様に、第三者に開示するか否かは、ユーザが自分自身
で決定することができる。
【0096】
【発明の効果】以上の如く、本発明のサイバースペース
システムによれば、各ユーザに対して専用のユーザオブ
ジェクトを割り当て、このユーザオブジェクトを介して
仮想現実空間における各種の処理を実行させるようにし
たので、現実空間と結合した処理機能で、より高度で複
雑なサービスの提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサイバースペースシステムの提供する
仮想現実空間を説明する図である。
【図2】仮想現実空間を構成するオブジェクトを説明す
る図である。
【図3】ユーザオブジェクトを説明する図である。
【図4】本発明のサイバースペースシステムのハードウ
エアの構成例を示すブロック図である。
【図5】図4のサーバ11の構成例を示すブロック図で
ある。
【図6】図4のユーザ端末13の構成例を示すブロック
図である。
【図7】図4のサービス提供者端末14の構成例を示す
ブロック図である。
【図8】図4のサイバースペースシステムにより形成さ
れる仮想現実空間の具体例を説明する図である。
【図9】図8のキャラクタCからの視野を説明する図で
ある。
【図10】図8のキャラクタDからの視野を説明する図
である。
【図11】仮想現実空間にアクセスする場合におけるユ
ーザ端末13の処理例を説明するフローチャートであ
る。
【図12】ユーザ端末13が図11の処理を実行した場
合におけるサーバ11の処理例を説明するフローチャー
トである。
【図13】ユーザ端末13が仮想現実空間においてサー
ビスを購入する場合の処理を説明するフローチャートで
ある。
【図14】ユーザ端末13が図13のフローチャートに
示す処理を実行した場合におけるサーバ11の処理例を
説明するフローチャートである。
【図15】ユーザ端末13が図13の処理を実行した場
合におけるサービス提供者端末14の処理例を説明する
フローチャートである。
【図16】従来のサイバースペースシステムの構成例を
示すブロック図である。
【図17】図16のユーザ端末3−1の表示例を示す図
である。
【図18】図16のユーザ端末3−2の表示例を示す図
である。
【符号の説明】
1 サーバ 2 記憶装置 3,3−1,3−2,3−3 ユーザ端末 4 公衆電話回線 11,11−1,11−2 サーバ 12,12−1,12−2 記憶装置 13,13−1,13−2,13−3 ユーザ端末 14,14−1,14−2 サービス提供者端末 15 広帯域通信網
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06T 17/00 15/00 9365−5H G06F 15/62 350 A 9365−5H 360

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3次元の画像により形成される仮想現実
    空間を提供するサーバと、 前記サーバより前記仮想現実空間の提供を受けるユーザ
    端末と、 前記サーバより提供される前記仮想現実空間の少なくと
    も一部を利用し、前記サーバを介して前記ユーザ端末に
    対して、前記仮想現実空間を形成する画像に対応するサ
    ービスを提供するサービス提供者端末とを備えるサイバ
    ースペースシステムにおいて、 前記サーバは、前記ユーザ端末を利用するユーザに対応
    する専用のユーザオブジェクトを前記仮想現実空間に配
    置し、 前記ユーザは前記ユーザ端末を操作し、前記サーバによ
    り割り当てられた専用の前記ユーザオブジェクトを介し
    て前記仮想現実空間における各種の処理を実行すること
    を特徴とするサイバースペースシステム。
  2. 【請求項2】 前記サーバは、前記サービスを提供する
    サービスオブジェクトを前記仮想現実空間に配置し、 前記サービス提供者端末は、前記サービスオブジェクト
    を介して、前記ユーザ端末に前記サービスを提供するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のサイバースペースシス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記ユーザオブジェクトは、前記ユーザ
    端末を利用するユーザの、氏名、年齢、職業、住所、ク
    レジットカード、前記サービスオブジェクトへのアクセ
    スの履歴の少なくとも1つを保持することを特徴とする
    請求項2に記載のサイバースペースシステム。
  4. 【請求項4】 前記ユーザ端末は、前記ユーザオブジェ
    クトが保持するクレジットカードを利用して、前記サー
    ビス提供者端末から提供を受けた前記サービスに対する
    現実空間における対価の支払の処理を行い、 前記サービス提供者端末は、前記ユーザオブジェクトが
    保持するクレジットカードを利用して、前記ユーザ端末
    に提供した前記サービスに対する現実空間における対価
    の支払いを受ける処理を行うことを特徴とする請求項3
    に記載のサイバースペースシステム。
JP20950894A 1994-09-02 1994-09-02 サイバースペースシステム Pending JPH0877255A (ja)

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