JPH0887685A - 行き先表示システム及び在席コミュニケーション支援システム - Google Patents

行き先表示システム及び在席コミュニケーション支援システム

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JPH0887685A
JPH0887685A JP6225400A JP22540094A JPH0887685A JP H0887685 A JPH0887685 A JP H0887685A JP 6225400 A JP6225400 A JP 6225400A JP 22540094 A JP22540094 A JP 22540094A JP H0887685 A JPH0887685 A JP H0887685A
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Toshihisa Nakai
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の端末をネットワークで接続したシステ
ムにおいて、他のユーザの行き先表示をできるだけ正確
に提供する。また、接続相手を正確かつ容易に特定操作
できるようにする。 【構成】 クライアントが搭載されている各端末の使用
状況を監視し、得られた使用状況、又は、得られた使用
状況から推定された行き先位置でなる行き先補間情報を
表示させる(6〜9、12、13)。在席コミュニケー
ションの種類を特定している図形を並設表示し、指定さ
れた図形に係る在席コミュニケーションを起動するもの
として取得すると共に、相手となり得る人物を特定して
いる図形を並設表示し、指定された図形に係る人物を接
続相手として取得する(12〜15、17)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ネットワークに接続さ
れている情報処理装置上に行き先表示を行なう行き先表
示システム、及び、ネットワークに接続されている情報
処理装置を用いて行なう在席コミュニケーションの支援
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ワークステーションやパーソナル
コンピュータ(以下、端末と呼ぶ)の小型化、低価格化
により、1人や数人で1台の端末をユーザが自席で利用
できる環境が普及している。また、LAN(Local Area
Network)等のネットワークの発達により、これらの端
末が全てネットワークに接続され、端末間でデータ交換
等が可能になっている。
【0003】そのため、各自の端末を利用して、席にい
ながら他の人とコミュニケーションを行なうシステムが
提案されている。
【0004】例えば、電子メールを利用すると、自分の
端末で作成した文章を、ネットワークに接続されている
1又は2以上の任意の相手に送ることが可能となる。一
般ユーザは、例えば、下記文献1に記載されているよう
に、送りたい文章に、送り先相手を特定する情報(アド
レス)を付加したファイルをメールシステムに送るだけ
で良く、メールシステムは、アドレスを参照して相手の
使用している端末へファイルを転送する。
【0005】また、下記文献2に記載されているよう
に、ネットワークに接続された端末間でのデータ交換等
によって、音声や画像通信等による在席会議等を実行さ
せるシステムも提案されている。このようなシステムに
おいて、複数の相手と会議をするだけでなく、共通の画
面を見ながら協調作業(グループウェア)を行なうもの
も既に提案されている。
【0006】電子メールシステムや在席会議システム以
外にも、端末から入力した文字を互いに転送することで
文章によるコミュニケーションを、1対1だけではなく
複数の相手と行なうシステム(アプリケーション)が多
く開発されている。
【0007】また、下記文献3に記載されているよう
に、オフィス内の人々の行き先を一括管理して、各端末
に表示するシステムも開発されている。文献3に記載さ
れているような専用の表示用子器を利用するものや、パ
ーソナルコンピュータ等の端末を表示器として利用する
ものがある。これにより、オフィス内の他の人が現在ど
こで何をしているかが一目でわかるので、ユーザが上述
した在席コミュニケーションを起動する時の目安にな
る。例えば、会議中や出張等の表示があるときは、リア
ルタイムのコミュニケーションはできないと判断でき
る。
【0008】文献1:『Richard Stallman(竹内郁雄、
天海良治監訳)、“GNU Emacsマニュアル”、
共立出版株式会社発行、pp.150-153、1988年』 文献2:『阪田史郎、“分散会議システム”、テレビジ
ョン学会誌、Vol.45、No.8、pp.926-930、1991年』 文献3:『特開平4−30296号公報』
【0009】
【発明が解決しようとする課題】電子メールシステムに
おいて、接続相手が複数の場合には、全ての相手のアド
レスを入力して全部列記する必要があり、ユーザインタ
フェースは良くない。特に、人数の多い場合には、それ
だけ綴りの間違いやアドレスとアドレスを区切るコンマ
の書き忘れ等、人為的なミスが発生し易い。かかる不都
合は、よく使用する複数人のグループを別名定義してお
き、送信時に、その別名アドレスを入力することによ
り、接続相手全員のアドレスを列記しないで全ての接続
相手を特定させることで回避することができる。しかし
ながら、定義したグループから何人か除いた相手に送信
する場合等には、別名アドレスを使用できないので、全
員のアドレスを列記することになる。
【0010】また、在席会議システム等でも相手が複数
の場合、全部のアドレスを必要とするシステムが多く、
起動時のユーザインタフェースは必ずしも十分ではな
い。
【0011】また、行先表示システムにおいては、各自
が自分の行き先を端末や電話等から入力することにより
表示を切り替えているため、入力し忘れ等のミスが発生
する。例えば、会議が終了して自席に戻ったのに在席と
入力することを忘れていると、他の人はいつまでも会議
に参加しているように誤認識してしまう。また、席を外
しているのに在席表示のままにしていると、他の人は席
にいるものだと判断して電話等を取り次いだりすること
も発生する。
【0012】そのため、複数の端末をネットワークで接
続したシステムにおいて、接続相手を正確かつ容易に特
定操作できることが望まれており、また、他のユーザの
在席状況をできるだけ正確に提供できる高い信頼性を有
する行き先表示が望まれている。
【0013】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、第1の本発明においては、ユーザの行き先情報を一
括管理するサーバと、サーバからの行き先情報に基づい
て行き先表示を実行すると共に、ユーザの入力操作に基
づいた行き先変更情報を取り込んでサーバに送信する、
複数の端末のそれぞれで動作する複数のクライアントと
でなるクライアント・サーバ構成の行き先表示システム
において、(a) 各端末の使用状況を監視する使用状況監
視手段をサーバ又はクライアントに設けると共に、(b)
得られた使用状況、又は、得られた使用状況から推定さ
れた行き先位置でなる行き先補間情報を表示させる行き
先補間情報表示制御手段をサーバ又はクライアントに設
けたことを特徴とする。
【0014】また、第2の本発明においては、在席コミ
ュニケーションの支援に係るデータを一括管理するサー
バと、複数の在席コミュニケーションの中の指定された
1種類の情報と、1又は2以上の接続相手とを取り込
み、指定された在席コミュニケーションの実行部を起動
させる、複数の端末でそれぞれ動作するクライアントと
のクライアント・サーバ構成の在席コミュニケーション
支援システムであって、(i) サーバが、クライアントか
らの在席コミュニケーションの通信状況を受信して管理
している情報を更新する通信状況管理手段と、クライア
ントへ管理している通信状況の情報を送信する通信状況
送信手段とを備え、(ii)クライアントが、在席コミュニ
ケーションの実行部を起動したときとその実行が終了し
たときにそのことを内容とする通信状況をサーバに送信
する通信状況送信手段と、サーバからの通信状況を受信
する通信状況受信手段と、その通信状況を表示させる通
信状況表示制御手段とを備えることを特徴とする。
【0015】さらに、第3の本発明においては、複数の
在席コミュニケーションの中の指定された1種類の情報
と、1又は2以上の接続相手とを取り込み、指定された
在席コミュニケーションの実行部を起動させる在席コミ
ュニケーション支援システムにおいて、(1) 在席コミュ
ニケーションの種類を特定している図形を並設表示し、
指定された図形に係る在席コミュニケーションを起動す
るものとして取得する在席コミュニケーション種類取得
手段と、(2) 接続相手となり得る人物を特定している図
形を並設表示し、指定された図形に係る人物を接続相手
として取得する接続相手取得手段とを有することを特徴
とする。
【0016】
【作用】第1の本発明の行き先表示システムにおいて
は、使用状況監視手段が、クライアントが搭載されてい
る各端末の使用状況を監視し、行き先補間情報表示制御
手段が、得られた使用状況、又は、得られた使用状況か
ら推定された行き先位置でなる行き先補間情報を表示さ
せるようにしたので、ユーザが行き先の変更操作を忘れ
ても、他のユーザは、表示された行き先補間情報に基づ
いてある程度高い確率でそのユーザの正しい行き先を認
識することができる。
【0017】また、第2の本発明によるクライアント・
サーバ構成の在席コミュニケーション支援システムにお
いては、クライアントの通信状況送信手段が、在席コミ
ュニケーションの実行部を起動したときとその実行が終
了したときにそのことを内容とする通信状況をサーバに
送信し、サーバの通信状況管理手段が、クライアントか
らの在席コミュニケーションの通信状況を受信して管理
している情報を更新し、通信状況送信手段が、クライア
ントへ管理している通信状況の情報を送信し、クライア
ントの通信状況受信手段がサーバからの通信状況を受信
して、通信状況表示制御手段がその通信状況を表示させ
るので、ユーザは、送信しようとする相手の通信状況を
知得でき、在席コミュニケーションの実行部を無駄なく
起動できるようになる。
【0018】さらに、第3の本発明の在席コミュニケー
ション支援システムにおいては、在席コミュニケーショ
ン種類取得手段が、在席コミュニケーションの種類を特
定している図形を並設表示し、指定された図形に係る在
席コミュニケーションを起動するものとして取得すると
共に、接続相手取得手段が、相手となり得る人物を特定
している図形を並設表示し、指定された図形に係る人物
を接続相手として取得するので、ユーザは図形選択操作
を通じて所望の在席コミュニケーションを起動でき、操
作ミスを減少できると共に、使い勝手を高めることがで
きる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
詳述する。この実施例に係るシステムは、行き先表示機
能を有するものであり、行き先表示機能が在席コミュニ
ケーション機能を支援するようになされている。
【0020】(A)第1実施例の構成 図2は、第1実施例に係るネットワークの構成例を示す
ものである。第1実施例に係るネットワークは、通信機
能を備えたワークステーションやパーソナルコンピュー
タ等の複数の端末がスター状やリング状やメッシュ状に
接続されて相互に通信可能になされており、例えば同一
の建物やオフィス内に配備されて構成されている。第1
実施例に係るネットワークは、行き先表示機能や在席コ
ミュニケーションの支援機能からは、サーバ/クライア
ント構成となっている。
【0021】すなわち、ある1台の端末には、行き先表
示機能や在席コミュニケーションの支援機能についての
サーバプロセス(以下、サーバと呼ぶ)Sが搭載されて
おり、サーバSを常時動作させるようになされており、
一方、他の各端末には、行き先表示機能や在席コミュニ
ケーションの支援機能についてのクライアントプロセス
(以下、クライアントと呼ぶ)C−1、…、C−mが搭
載されており、ユーザは、自分の端末でクライアントC
−j(jは1〜m)を起動させ、サーバSと接続する。
なお、サーバSを搭載している端末に、あるユーザに係
るクライアントC−jを搭載していても良い。サーバS
には、行き先表示機能や在席コミュニケーション機能が
利用する各ユーザについての個人データが関連して格納
されている。このような個人データが格納されているテ
ーブルをアドレステーブルと呼ぶこととする。
【0022】図1は、サーバS及びクライアントC−j
の機能構成を示すブロック図であり、図1(A)にサー
バSについての構成を示し、図1(B)にクライアント
C−jについての構成を示している。
【0023】まず、サーバSの構成について説明する。
サーバSは、建物内やオフィス内の全ユーザの個人情報
データを一括管理し、クライアントに最新情報を伝送す
るものであり、テーブル入力手段1、個人情報テーブル
2、情報受信手段3、情報更新手段4、情報送信手段
5、調査ツール起動手段6、端末状況受信手段7及び端
末情報更新手段8から構成されており、端末状況調査ツ
ール9が関連して接続されている。
【0024】テーブル入力手段1は、サーバSの起動時
に、ネットワークの全ユーザの名前(例えば姓)、使用
端末と在席位置、行き先候補、アドレス、内線番号等の
固定データを記述したアドレステーブルからこれらデー
タを読み込み、読み込んだデータを個人情報テーブル2
へ記録するものである。これら固定データは、行き先表
示の初期表示用のデータや、在席コミュニケーションを
実行させる際に必要となるデータである。
【0025】個人情報テーブル2は、全ユーザの名前、
行き先、使用端末と在席位置、アドレス、各端末の使用
状況等の主として行き先表示機能に関連した個人情報デ
ータを記録したテーブルであり、この個人情報テーブル
2の格納情報は、情報更新手段4や端末情報更新手段8
によって適宜更新可能なものである。
【0026】情報受信手段3は、各クライアントC−j
からの起動情報や行き先変更情報等の主として行き先表
示を実現するために必要な情報を受信し、受け取った情
報を情報更新手段4へ渡すものである。
【0027】情報更新手段4は、情報受信手段3が受信
したクライアントC−jからの情報に基づいて、個人情
報テーブル2の格納情報(例えば行き先情報)を更新す
ると共に、受信情報の種類に従って、情報送信手段5に
対して、どのクライアントへどの情報を送信するかを指
示するものである。例えば、情報更新手段4は、情報送
信手段5に対して、各クライアントC−jが最新の行き
先表示を実行するに必要な情報の送信を指示する。
【0028】情報送信手段5は、情報更新手段4からの
指示に従って、個人情報テーブル2の最新情報を各クラ
イアントC−jへ送信するものである。
【0029】調査ツール起動手段6は、定期的に、ネッ
トワーク上の端末の使用状況を調査する端末状況調査ツ
ール9を起動するものである。ここで、端末状況調査ツ
ール9とは、各端末が起動しているか否か、各ユーザが
自分の端末へログインしているか否か、キーボード等の
入力装置をどれくらいの時間使用していないか(アイド
ル時間)、ユーザが端末へのクライアント起動を行なっ
ているか否か等、ユーザの端末使用状況を知ることがで
きるツールである。また、会議室予約システムや個人ス
ケジュール管理システム等の個人やグループの管理シス
テムツールも含む概念とする。なお、クライアントC−
jが起動されているか否かはサーバSが知得できるの
で、調査ツール9の対象外である。
【0030】端末状況受信手段7は、端末状況調査ツー
ル9からの端末状況についての調査結果を受信するもの
である。
【0031】端末情報更新手段8は、端末状況受信手段
7が得た端末状況に従って、個人情報テーブル2の在席
位置等の個人情報データを適宜更新するものである。端
末情報更新手段8によって更新されたデータは、現在の
在席位置として指定されている場所の正確性が不十分な
ことを在席位置情報に付与したものであっても良く、現
在の在席位置として指定されている場所より在席の可能
性が高いと推定される位置に在席位置を自動的に変更し
たものであっても良く、調査結果をユーザに対応させて
追加したものであっても良い。
【0032】ここで、端末状況の調査結果に応じて、個
人情報データを更新するようにしたのは、以下の理由に
よる。
【0033】サーバSにおける個人情報テーブル2の格
納内容は、後述するように、クライアントC−jを搭載
している端末のディスプレイ上になされる行き先表示に
主として用いられるものである。
【0034】例えば、基本的位置の在席表示にはなって
いるが、端末に1持間程度も入力をしていないユーザ
は、在席して他の仕事をしていることも考えられるが、
席を外していて行き先表示の変更を忘れたとも考えられ
る。そこで、注意を喚起する表示にすれば、他のユーザ
がそのユーザの行き先表示が正しくない可能性を認識で
きる。ここで、当該調査ツール9が、個人スケジュール
管理システムや会議予約システム等の予約状況を取り出
せるものであって、そのユーザがその時間に会議室を予
約していたり、同じグループのメンバ全員の行き先が会
議室となっていると、そのユーザも会議中であると推定
できる。また、帰宅の表示になっているが、端末にログ
インしていて入力が行なわれているユーザは、在席表示
に変更するのを忘れただけであると推定できる。
【0035】すなわち、調査ツール9の調査結果を個人
情報テーブル2の格納情報に反映させて行き先表示を行
なえば、行き先変更入力をし忘れたユーザの行き先を、
他のユーザは容易に推測することができ、又は、不正確
な可能性が高いことを認識でき、誤認識を少しでも回避
でき、円滑なコミュニケーションの支援となりうる。そ
のため、第1実施例においては、端末状況調査ツール9
を設けて、調査結果に応じて、個人情報テーブル2の格
納情報に反映させるようにした。
【0036】上記端末情報更新手段8は、現在格納され
ている在席位置の正確性等を判定して更新動作するもの
であっても良く、また、さらに正しいと推定される在席
位置を決定して更新動作するものであっても良い。
【0037】端末状況調査ツール9は、例えば、以下の
手順によって調査を行なう。
【0038】(1) アドレステーブルに記載されている各
ユーザが使用する端末名から端末リストを作成する。1
個の端末を複数のユーザが使用することがあり、アドレ
ステーブルには同じ端末名が複数記載されていることも
あり、そのまま使用すると、同じ端末に対して重複して
調査することもあるので、まず最初に、重複がない端末
リストを作成する。 (2) 端末リストに記載されている各端末に対して起動さ
れているか否か(電源オン/オフ)を調べる。例えば、
pingコマンドを実行することによる。
【0039】(3) 起動されている端末について、どのユ
ーザがいつからログインしており、どのぐらいキー入力
等を行なっていないか(アイドル時間)を調査する。例
えば、fingerコマンドやrusersコマンドを
実行することによる。なお、このようなコマンドを実行
すると、その端末を使用中のユーザのデータが全て得ら
れるが、このデータから各ユーザの個人情報データを更
新する。また、複数のウィンドウを開いてログインして
いる場合には、同一ユーザに対して複数のログインデー
タが得られるが、ログイン時間は最も古い時間を採用
し、アイドル時間は最も新しいものを採用すれば良い。
【0040】(4) 個人スケジュール管理システムから各
ユーザの個人スケジュールを取り込むと共に、会議室予
約システムから予約状況を取り込む。なお、各ユーザの
個人スケジュールが各端末に搭載されている場合には、
起動されている各端末から取り込む。また、一般に、会
議室の予約状況は、当該サーバSが搭載されている端末
に格納されており、これを取り込む。
【0041】このような手順によって得られた調査結果
(端末状況)が端末状況受信手段7に与えられる。
【0042】なお、実際上、ワークステーションには、
(1) 〜(3) 、又は、(2) 及び(3) の処理を実行して他の
端末の状況を調査するツールが搭載されており、これを
利用すれば良い。
【0043】次に、以上のような機能構成を有するサー
バSによって奉仕されるクライアントC−jの機能構成
について説明する。
【0044】クライアントC−jは、行き先表示のイン
タフェースを備え、最新データを表示すると共に、ユー
ザがこの表示内容を利用して行なった行き先の変更指示
等に応じて、在席状況等の個人データを更新するもので
あり、また、第1実施例のクライアントC−jは電子メ
ール等の在席コミュニケーションツールの起動も行なう
ものである。
【0045】このような機能を担うクライアントC−j
は、図1(B)に示すように、情報受信手段10、情報
更新手段11、個人情報テーブル12、情報表示手段1
3、入力信号読込手段14、入力信号判別手段15、情
報送信手段16及び通信ツール起動手段17から構成さ
れており、また、関連して、ネットワークが許容してい
る1又は2以上の在席コミュニケーションを実行する在
席コミュニケーションツール18が設けられている。
【0046】情報受信手段10は、サーバSから送信さ
れてきた最新の個人情報データを受信し、受け取った個
人情報データを情報更新手段11へ渡すものである。
【0047】情報更新手段11は、情報受信手段11か
ら与えられた個人情報データに基づいて、個人情報テー
ブル12の情報を更新するものである。
【0048】個人情報テーブル12は、サーバSから受
け取った情報を全て記録しており、サーバSの個人情報
テーブル2と同じ構成になっている。なお、この個人情
報テーブル12は、後述する入力信号判別手段15から
の情報によっても更新されるものである。
【0049】情報表示手段13は、個人情報テーブル1
2から与えられた最新の行き先等の個人情報を、自クラ
イアントC−jが搭載されている端末のディスプレイに
表示するものである。なお、この情報表示手段13に
は、起動可能な在席コミュニケーションツールの種類情
報もクライアントの外部から与えられるようになされて
おり、基本的には、個人情報(行き先表示)と在席コミ
ュニケーションツールの種類情報とを同時に表示するも
のである。情報表示手段13は、例えば、Xウィンドウ
(登録商標)・システム等のウィンドウシステムによっ
て、上記表示を実行する。
【0050】入力信号読込手段14は、例えばマウスや
キーボードやタッチパネル等の入力装置から入力された
ユーザの指示を読み込み、入力信号判別手段15へ渡す
ものである。例えば、ユーザは、ディスプレイに表示さ
れている行き先表示内容(図4参照)の所定箇所にカー
ソルを合わせてクリックすることで指示を行なうことが
できる。
【0051】入力信号判別手段15は、入力信号が行き
先変更信号か在席コミュニケーションツール18の起動
要請信号かを判別するものである。入力信号判別手段1
5は、入力信号が行き先変更信号の場合には、それに応
じて個人情報テーブル12の格納情報を更新させると共
に、情報送信手段16に対して、サーバSへ何の情報を
送信するかを指示する。また、入力信号判別手段15
は、入力信号が在席コミュニケーションツール18の起
動要請信号の場合には、入力信号が規定する在席コミュ
ニケーションツールの種類(例えば電子メールシステム
や会議システムや電話システム)と接続相手の情報とを
順次又は同時に通信ツール起動手段17へ渡して起動を
指示する。
【0052】情報送信手段16は、入力信号判別手段1
5からサーバSへの所定情報の送信が指示されたとき
に、個人情報テーブル12からその情報を取り出してサ
ーバSへその情報を送信するものである。
【0053】通信ツール起動手段17は、入力信号判別
手段15によって指定された種類の在席コミュニケーシ
ョンツール18を起動し、その在席コミュニケーション
ツール18に接続相手を与えるものである。
【0054】(B)第1実施例の動作 以上のような機能的構成を有するサーバSとクライアン
トC−jとによって、行き先表示機能が実現されると共
に、在席コミュニケーションの支援機能が実現される。
【0055】まず、図3のフローチャートを参照しなが
ら、サーバS及びクライアントC−jが行なう行き先表
示機能の実現処理を説明する。なお、図3についての以
下の説明において、表記(S101;1)は、ステップ
S101の処理であること、及び、符号1が付された手
段の処理であることを表している。
【0056】サーバSは、その起動時にアドレステーブ
ルから上述したような各種の固定データを読み込んだ後
(S101;1、2)、任意のクライアントC−jから
信号が到着するまで、又は、一定期間待機している(S
102;3、6)。
【0057】この待機状態において、クライアントC−
jからの行き先変更信号がサーバSに到着すると(S1
03;3)、その行き先変更信号を受信し(S104;
3)、一括管理している個人情報データをその行き先変
更信号に応じて更新する(S105;2、4)。さら
に、サーバSは、変更した個人情報データ(変更部分の
み、又は、全ての情報)を、接続中の全てのクライアン
トに送信する(S106;2、5)。送信後は上述の待
機状態に戻る。
【0058】なお、クライアントC−jからの信号が起
動信号の場合には、個人情報データの中のクライアント
C−jの接続状況を表すデータも変更し(S105;
2、4)、起動したクライアントC−jに対しては、そ
の時点の個人情報データを全て伝送する(S106;
2、5)。
【0059】サーバSは、いずれのクライアントからも
信号がないことを確認しつつ(S103;3)、端末状
況調査ツール9を定期的に起動する(S107;6)。
その後、起動した調査ツール9から全ユーザの端末の使
用状況を受信し(S108;7)、個人情報データを更
新する(S109;2、8)。さらに、更新した個人情
報データを接続中の全てのクライアントC−jに送信す
る(S110;2、5)。この場合も、送信後は上述し
た待機状態に戻る。
【0060】この場合の更新は、同じ端末状況であれば
実行しないようにしても良く、同じ端末状況でも実行す
るようにしても良い。なお、アイドル時間については常
時変化するものであるので、更新が実行される。この
際、閾値時間を設け、閾値時間より長いか否かの情報も
書込むようにしても良い。
【0061】一方、各クライアントC−jは以下のよう
に処理を行なう。
【0062】クライアントC−jは起動されると、サー
バSへ起動信号を送信し(C101;16)、サーバS
から個人情報データを受信するかユーザから入力を受け
るまで待機する(C10;10、142)。なお、ここ
では行き先表示機能の処理を説明しているので、待機し
ている入力は行き先変更についての入力である。
【0063】ユーザからの入力があった場合には(C1
03;14)、その入力内容を読み込み(C104;1
4)、個人情報データを更新した後(C105;15、
12)、個人情報データをサーバSへ送信する(C10
6;16、12)。なお、このとき、サーバSは、上述
したステップS104〜S106の処理を行なう。クラ
イアントC−jは、送信後は上述した待機状態に戻る。
【0064】クライアントC−jの上述した待機状態に
おいて、サーバSから個人情報データが送信されてくる
と(C107;10)、その個人情報データを受信し
(C108;10)、格納している個人情報データを更
新する(C109;11、12)。この更新によって行
き先表示が変更される。更新後は、上述した待機状態に
戻る。
【0065】以上のようなサーバSの処理、各クライア
ントC−jの処理によって、各クライアントC−jの個
人情報テーブル12に格納されている個人情報データ
が、サーバSの個人情報テーブル2に格納されている個
人情報データに一致するように逐次更新され、クライア
ントC−jを搭載している端末のディスプレイ上の行き
先表示が逐次更新される。
【0066】図4は、ある時点における行き先表示の一
例を示すものである。なお、第1実施例の場合、端末の
ディスプレイ上には、行き先表示に加えて、起動し得る
在席コミュニケーションツールの種類も表示されるよう
になされている。
【0067】アドレステーブルからサーバSに読み込ま
れるこの例の前提となる固定データは、ネットワークの
ユーザが、「田中」、「鈴木」、「佐藤」、「伊藤」、
「山本」、「吉田」、「岡村」、「中川」であり、「田
中」、「鈴木」、「佐藤」及び「伊藤」が「第1課」グ
ループに属して「第1課」の位置に基本的には在席し、
「山本」、「吉田」、「岡村」及び「中川」が「第2
課」グループに属して「第2課」の位置に基本的には在
席し、社内での行き先としては「会議室」及び「図書
室」があり、社外での行き先としては「出張」及び「帰
宅」があるというものである。なお、上述したように、
この他、各ユーザについての使用端末、アドレス、内線
番号等も固定データに含まれている。
【0068】図4に示す行き先表示に更新された時点に
おいては、サーバS及び各クライアントC−j内の個人
情報テーブル2、12には、「田中」及び「佐藤」が基
本的位置に在席していること、「山本」が「田中」の位
置に居ること、「吉田」は基本的位置に在席しているが
端末への入力操作を長時間行なっていないこと、「岡
村」及び「中川」が「会議室」に居ること、「伊藤」が
「出張」であること、「鈴木」が「帰宅」していること
等の個人情報データが格納されている。
【0069】ここで、「岡村」が自己の端末に「会議
室」に移動することを入力操作したために、サーバS及
び各クライアントC−j内の個人情報テーブル2、12
がこのように更新されたとする。この入力操作がなされ
たとき、サーバS及び各クライアントC−jは、以下の
ように動作する(図3参照)。
【0070】「岡村」が自己の端末に「会議室」に移動
することを入力操作すると、入力情報は、その端末のク
ライアントC−mに読み込まれ(C103、C10
4)、クライアントC−m内の「岡村」の個人情報デー
タにおける在席位置が「会議室」に更新された後(C1
05)、その行き先変更を示す信号がサーバSに送信さ
れる(C106)。
【0071】サーバSは、この行き先変更信号を受信す
ると(S103、S104)、サーバS内の「岡村」の
個人情報データにおける在席位置を「会議室」に変更し
(S105)、この変更部分又は格納している全ての個
人情報データを全てのクライアントに送信する(S10
6)。
【0072】各クライアントC−jは、サーバSから
「岡村」の在席位置が「会議室」であることを含む個人
情報データを受信すると(C107、C108)、個人
情報データを更新した後(C109)、行き先表示の更
新を指示する。これにより、図4に示す行き先表示に変
更される。
【0073】また、ここで、「吉田」が自己の端末に長
時間入力操作を行なわなかったために、サーバS及び各
クライアントC−j内の個人情報テーブル2、12が、
図4の行き先表示を行なう内容に更新されたとする。こ
の内容への更新時には、サーバS及び各クライアントC
−jは以下のように動作している(図3参照)。
【0074】サーバSは、いずれのクライアントからも
信号がないことを確認しつつ(S103)、端末状況調
査ツール9を定期的に起動し(S107)、その調査ツ
ール9から、各端末についての状況を受け取る(S10
8)。この場合において、基本的位置に在席しているこ
とになっている「吉田」の端末からの受信状況が、長い
アイドル時間であって、注意を喚起する閾値時間を越え
たものであると、サーバS内の「吉田」についての個人
情報データがそのように更新される(S109)。な
お、この際には、他の端末状況に基づいた更新も適宜な
されるがここでは無視して説明する。このような端末状
況の受信に基づいた個人情報データの更新が終了する
と、サーバSは、全てのクライアントに対して、「吉
田」のアイドル時間が注意を喚起するに価することを表
すデータを含む個人情報データを送信する(S11
0)。
【0075】各クライアントC−jは、サーバSから
「吉田」のアイドル時間が注意を喚起するに価すること
を表すデータを含む個人情報データを受信すると(C1
07、C108)、格納している個人情報データを受信
データに更新した後(C109)、行き先表示の更新を
指示する。これにより、図4に示す行き先表示に変更さ
れる。
【0076】クライアントC−jの情報表示手段13
は、個人情報テーブル12に格納されている個人情報デ
ータ及び外部から与えられた在席コミュニケーションツ
ールの種類情報から、例えば、以下のようにして図4に
示す表示を実現する。
【0077】まず、行き先表示用のウィンドウW1と、
在席コミュニケーションツールの種類用のウィンドウW
2とを形成させる。次に、行き先表示用のウィンドウW
1を、在席位置の種類のウィンドウW1−1〜W1−5
に分割する。その後、在席位置の種類を規定する文字を
内部に挿入している予め形成されている(例えば最初の
表示動作のときに形成する)矩形状のアイコンI1〜I
6を、在席位置の種類用ウィンドウW1−1〜W1−5
に嵌め込む。なお、基本的な在席位置については、グル
ープ毎にアイコンI1及びI2を嵌め込む。次に、全ユ
ーザについてその姓を表す文字を内部に挿入した予め形
成されている矩形状のアイコン(以下、名前プレートと
呼ぶ)N1〜N8を形成し、これら名前プレートN1〜
N8を、基本的な在席位置用ウィンドウW1−1内であ
ってその個人が所属するグループアイコンI1、I2に
関連した位置に配置する。その後、各ユーザの在席位置
や各ユーザの端末の状況に応じて、名前プレートN1〜
N8の表示色や表示数や位置等を変える。次に、在席コ
ミュニケーションツールの種類を表す文字を内部に挿入
した予め形成されている矩形状のアイコンCM1〜CM
3を在席コミュニケーションツールの種類用のウィンド
ウW2に嵌め込む。
【0078】なお、図4の例では、基本的位置にいない
ユーザについての名前プレートを、その基本的位置及び
行き先の両方で、しかも基本的位置に居る場合とは異な
る表示色で表示している。また、基本的位置にいない場
合でも、社内にいるときと、社外にいるときで異なる表
示色で表示している。また、端末状況や個人スケジュー
ル等の行き先表示の補間情報の調査結果が、行き先の正
確性を疑問としている場合も特有の表示色で表示する。
【0079】そのため、図4においては、基本的位置に
在席している「田中」及び「佐藤」の名前プレートは基
本的位置の1か所だけで基本的位置に在席していること
を表す色で表示され、「田中」の位置に居る「山本」の
名前プレートは基本的位置及び「田中」の位置の2か所
で社内にいることを表す色で表示され、基本的位置に在
席しているが端末への入力操作を長時間行なっていない
「吉田」の名前プレートは基本的位置の1か所だけで長
時間入力していないことを表す色で表示され、「会議
室」に居る「岡村」及び「中川」の名前プレートは基本
的位置及び「会議室」の位置の2か所で社内にいること
を表す色で表示され、「出張」している「伊藤」の名前
プレートは基本的位置及び「出張」の位置の2か所で社
外にいることを表す色で表示され、「帰宅」している
「中川」の名前プレートは基本的位置及び「帰宅」の位
置の2か所で社外にいることを表す色で表示されてい
る。
【0080】行き先変更の入力操作は、この行き先表示
を用いて実行され、端末における図示しない入力処理部
はそれに応じて変更された行き先データ(在席位置デー
タ)を取り込む。
【0081】以下、その方法の一例をユーザの手順で説
明するが、図示しない入力処理部はこの手順に対応した
処理を行なう。
【0082】変更するユーザを特定するアイコン(名前
プレートを含む)にカーソルを合わせた後、マウスをク
リックする。これにより、端末の入力処理部は、そのと
きカーソルが位置しているアイコンに係るユーザが行き
先を変更するユーザであると認識する。ここで、認識さ
れたユーザが一人の場合には、その後のカーソル移動に
応じてそのアイコンも移動させるようにしても良い。そ
の後、カーソルを行き先のウィンドウ内に位置させ、又
は、行き先を特定するアイコン上に合わせてマウスをク
リックする。端末の入力処理部は、そのときカーソルが
位置しているウィンドウ又はアイコンに係る行き先が変
更先であると認識し、得られた情報データをクライアン
トC−jに入力する。
【0083】例えば、自分の名前プレートにカーソルを
合わせてマウスをクリックした後、カーソル(及び名前
プレート)を「図書室」についてのウィンドウW1−3
内に位置させ、又は、「図書室」という文字のアイコン
I4に位置させてマウスをクリックして「図書室」に行
くことを指示する。また、自分自身の行き先を変更する
ときは、自分の名前プレートをマウスでクリックせず
に、最初から行き先の文字アイコンをクリックして行き
先を指示するようにしても良い。なお、他人の行き先を
代理入力することもできる。さらに、「第1課」という
文字のアイコンI1に位置させてマウスをクリックした
後、カーソルを「会議室」についてのウィンドウW1−
2内に位置させ、又は、「会議室」という文字のアイコ
ンI3に位置させてマウスをクリックして「第1課」グ
ループの全員が「会議室」に行くことを指示する。
【0084】なお、表示態様は、図4に示すものに限定
されるものではなく、図5に示すような表示面積を小さ
くした表示態様でも良く、図6に示すような名前プレー
トを一列に並べて行き先を箇条書にしたものでも良い。
また、これらの表示態様を切り替えられるものであって
も良い。クライアントC−jの入力信号判別手段15
は、表示態様の切替信号が入力された場合には、サーバ
Sに対する信号の送信動作を起動せず、また、個人情報
テーブル12の個人情報は変更させず、表示態様の変更
だけを情報表示手段13に通知するようにすれば良い。
【0085】第1実施例は、以上のように、端末状況調
査ツール9の調査結果に応じた内容を、行き先表示に含
めることを特徴としている。
【0086】また、第1実施例は、在席コミュニケーシ
ョンツール18の起動に、行き先表示機能が利用されて
いることも特徴としている。
【0087】そこで、以下では、在席コミュニケーショ
ンツール18の起動処理について説明する。
【0088】図7は、第1実施例の在席コミュニケーシ
ョンツール18の起動処理を示すフローチャートであ
り、起動処理は、クライアントC−jが単独で行ない、
図1(B)に示す入力信号読み込み手段14、入力信号
判別手段15及び通信ツール起動手段17等がかかる起
動処理の実行を担う。
【0089】クライアントC−jは起動された後、在席
コミュニケーションツール18の起動処理についてのユ
ーザからの入力があるまで待機する(C201)。この
待機処理は、行き先表示やその更新のための図3に示す
処理のステップC102の待機と共有できる。ユーザか
らの入力があると(C202)、その入力内容を読み込
んでどの種類の在席コミュニケーションツール18を起
動するかを検出する(C203)。そして、起動する在
席コミュニケーションツール18の種類に対応して、接
続相手を入力するための表示に切り替える(C20
4)。そして、ユーザからの接続相手を指定した入力内
容を読み込み(C205)、在席コミュニケーションツ
ール18を起動して在席コミュニケーションツール18
に接続相手の情報を渡す(C206)。
【0090】以下、より具体的に説明する。図4を用い
て上述したように、ステップC201の待機状態におい
ては、端末のディスプレイ上には、行き先表示と同時
に、起動し得る在席コミュニケーションツールの種類が
例えばアイコンCM1〜CM3で表示されている。図4
の例では「電子メール(MAIL)」、「在席会議」、
「電話」の在席コミュニケーションツールが起動可能と
なされている。なお、在席コミュニケーションツールの
種類用ウィンドウW2内の空いているアイコンCM4に
は、別の在席コミュニケーションツールをカスタマイズ
することが可能である。
【0091】この状態において、ユーザが、例えば電子
メールについてのアイコンCM1を選択し、クライアン
トC−jが、その選択入力を読み込むと(C202、C
203)、行き先表示用ウィンドウW1内の表示内容
を、接続相手選択用の表示内容に切り替えると共に、在
席コミュニケーションツールの種類用ウィンドウW2内
の表示内容も、起動可能な表示内容に切り替える(C2
04)。
【0092】図8は、切り替えられた表示内容の例を示
すものである。行き先表示用ウィンドウW1内の接続相
手選択用の表示内容は、それまでの行き先に位置してい
た名前プレートがなくなり、全てのユーザについて基本
的位置にのみ名前プレートが表示され、その表示色は当
初は非選択状態を表す色となっている。切り替わった在
席コミュニケーションツールの種類用ウィンドウW2内
の表示は、接続相手の選択確定(従って送信起動の選
択)を意味するアイコン「送信」と、在席コミュニケー
ションツールの起動処理の中止を意味するアイコン「取
消」とを含むものとなる。
【0093】ユーザは、このような切り替わった表示内
容を用いて接続相手を選択し、その後、送信起動操作を
行ない、これにより、クライアントC−jは、接続相手
を読み込んで送信起動をかける(C205、C20
6)。
【0094】ここで、接続相手がマウス等の入力装置に
よって選択されると(例えば、カーソルが非選択色の名
前プレート上に位置された状態でマスクがクリックされ
ると)、クライアントC−jは、選択された人の名前プ
レートの色を変えて選択状態であることを表示する。ま
た、もう一度同じ人に対する入力が実行されると、クラ
イアントC−jは、その人の名前プレートの色を元の色
に変えて非選択状態であることを表示する。また、グル
ープがマウス等の入力装置によって選択されると(例え
ば、カーソルがグループアイコンI1又はI2上に位置
された状態でマスクがクリックされると)、クライアン
トC−jは、そのグループに属する全ての人の名前プレ
ートの色を変えて選択状態であることを表示する。この
ような後においても、クライアントC−jは、個別に非
選択状態に切り替えることの入力を受け付ける。
【0095】接続相手が1人以上選択されている状態
で、「送信」アイコンが選択指示されると、選択された
複数の相手のアドレスがセットされた電子メール用のエ
ディタ(在席コミュニケーションツール)を起動させ
る。ユーザは、そのエディタを使用して文章を作成す
る。起動されるエディタは、各ユーザがあらかじめ登録
したものが起動するようにしても良い。なお、エディタ
を起動せず、あらかじめ作成された文章を選択した相手
に送信させるツールを起動するようにしても良い。
【0096】なお、「取消」アイコンが指示された時に
は、クライアントC−jは行き先表示に戻る。
【0097】在席会議や電話等(多地点接続も含む)の
他の在席コミュニケーションツールもほぼ同様にして起
動できる。
【0098】以上のように、行き先表示機能(表示態様
等)を利用して、複数の接続相手を視覚的に選択して在
席コミュニケーションツールを自動的に起動できるの
で、接続相手を選択し易いものとなっている。また、起
動前において、行き先表示がなされているので、ユーザ
は相手の基本的位置の在席を確認して選択できる。
【0099】(C)第1実施例の効果 上記第1実施例によれば、行き先表示機能面からは、以
下の効果を奏することができる。
【0100】ユーザが入力した内容に基づいた行き先表
示だけでなく、端末状況調査ツールが調査した内容をそ
のまま、又は、調査内容に基づいて修正して、補間した
行き先表示を行なうようにしたので、ユーザが行き先の
変更操作をし忘れた場合にも、ユーザの在席状況をでき
るだけ正確に提供できる高い信頼性を有する在席表示シ
ステムを実現できる。
【0101】例えば、端末が起動されているか否か、各
ユーザが端末にログインしているか否かをチェックして
表示するので、常に端末を使用して仕事をするような環
境では、行き先表示を変更し忘れていても、他のユーザ
は、オフィスにきているか否かを知得できる。また、端
末を常に使用しない環境でも、他のユーザは、ある程度
推定することが可能である。
【0102】また、例えば、ユーザがどのくらいの時
間、端末にキーボード等から入力していないかというア
イドル時間を監視して表示しているので、他のユーザ
は、在席して端末を使用しているか否かを知得でき、ア
イドル時間が長い場合には、席を外していると推測する
ことができる。
【0103】さらに、例えば、会議室予約システムや個
人スケジュール管理システム等の管理ツールのデータを
得るようにしているので、自動的に行き先を変更するこ
とも可能であり、また、それらの情報を表示できるの
で、他のユーザは、行き先を変更していないユーザの行
き先を推測することも可能である。また、行き先表示か
ら会議室の予約状況等を知ることもできる。
【0104】ここで、行き先表示態様として、図4に示
す態様を採用した場合には、名前プレートを、実際の座
席のレイアウト通りに表示するので、ユーザが行き先を
容易に認識することができる。また、行き先に名前プレ
ートが移動するので、視覚的にわかりやすい表示となっ
ている。また、同時に色を変えて表示しているので、そ
の人の状況を一目でわかるような表示になっている。
【0105】上記第1実施例によれば、在席コミュニケ
ーションツールの支援機能面(起動支援面)からは、以
下の効果を奏することができる。
【0106】在席コミュニケーションの種類を特定する
表示を行き先表示と同時に行なっているので、起動前に
相手の行き先状況をユーザは認識でき、無駄なく、在席
コミュニケーションツールを起動できると共に、無駄な
く接続相手を特定することができる。
【0107】行き先表示のための表示態様と同様な表示
態様の表示によって接続相手を選択させているので、す
なわち、行き先表示機能の一部機能を用いて接続相手の
選択用の表示を行なっているので、接続相手選択用の表
示処理及び構成を簡単なものとすることができる。
【0108】ユーザが、1以上の接続相手を表示されて
いる名前プレートの選択というように視覚的に実行でき
るようにしたので、選択を容易に実行させることがで
き、使い勝手を高めている。
【0109】接続相手を表示されている名前プレートで
選択させると共に、選択された接続相手にはアドレスを
自動的に付加するようにしたので、名前やアドレスをキ
ー入力する場合に比べて、人為的ミスの発生確率を格段
的に小さくできる。
【0110】従来では手数のかかる処理である別名定義
したグループから数名除いた相手を選択することも、グ
ループ用アイコンを選択した後、除く相手の名前プレー
トの選択により実行できるので、簡単に実現できる。
【0111】名前プレートに係る個人の情報には、アド
レスや内線番号等も含めているので、ユーザは、相手の
物理的なアドレスや電話番号等を知らなくても接続でき
る。
【0112】(D)第2実施例 次に、本発明の第2実施例について説明する。なお、こ
の第2実施例は、行き先表示機能については第1実施例
と同様であり、在席コミュニケーションツール18の起
動支援機能が第1実施例とは異なっている。そこで、以
下では、在席コミュニケーションツール18の起動処理
について説明する。
【0113】図9は、第2実施例による在席コミュニケ
ーションツール18の起動処理を示すフローチャートで
あり、この第2実施例の場合、起動処理は、クライアン
トC−j及びサーバSが協働して行なう。なお、この第
2実施例についてみれば、図1(A)及び(B)に示し
たサーバS及びクライアントC−jの機能構成は不十分
な表記である。しかし、以下の処理説明を通じて機能構
成は明らかになるので、その図示は省略する。
【0114】この第2実施例の起動処理も、行き先表示
機能(表示態様等)を利用して、1以上の接続相手を視
覚的に選択して在席コミュニケーションツールを自動的
に起動するものであるが、さらに、どのユーザが現時点
で通信可能かも表示できるようになされている。ここで
の通信可能とは、基本的な在席位置にいることを意味す
るものではなく、他のユーザが既に在席コミュニケーシ
ョンを開始していないことを意味しており、そのため、
この第2実施例は、電話や在席会議等の実時間通信を行
なう在席コミュニケーションツールに対して特に有効で
ある。
【0115】クライアントC−jは起動された後、在席
コミュニケーションツール18の起動処理についてのユ
ーザからの入力があるまで待機し(C301)、ユーザ
からの在席コミュニケーションツール18の起動入力が
あると(C302)、その入力内容を読み込んでどの種
類の在席コミュニケーションツール18を起動するかを
検出し(C303)、起動する在席コミュニケーション
ツール18の種類に対応して、接続相手を入力するため
の表示に切替え(C304)、ユーザからの接続相手を
指定した入力内容を読込み(C305)、在席コミュニ
ケーションツール18を起動して在席コミュニケーショ
ンツール18に接続相手の情報を渡す(C306)。
【0116】以上の処理は、第1実施例の場合と同様で
ある。クライアントC−jは、在席コミュニケーション
ツール18を起動すると、起動したツールの種類や接続
相手の情報をサーバSへ送信する(C307)。
【0117】この第2実施例においては、起動した在席
コミュニケーションツール18の通信処理が終了したと
きに終了信号が与えられるようになされている。クライ
アントC−jは、この場合の終了信号を受け取る(C3
08)。この信号の受領処理は、在席コミュニケーショ
ンツール18を改良して在席コミュニケーションツール
18とで直接受渡しするものであっても良く、また、ネ
ットワーク上で在席コミュニケーションツール18のプ
ロセスを監視する別のツールを起動しておき、通信が終
了したら監視ツールから信号を受け取るようにしても良
い。いずれにせよ、クライアントC−jは、終了信号を
受け取るとその終了信号を読み込み(C309)、その
終了信号をサーバSへ送信する(C310)。
【0118】また、後述するように、クライアントC−
jにはユーザについての通信状況信号が与えられるよう
になされている。クライアントC−jは、サーバSから
通信状況信号があったときには(C311)、その通信
状況信号を受信し(C312)、その通信状況信号の内
容に応じて、誰が在席コミュニケーションツール18を
使用中であるか否かを表す通信状況データを更新する
(C313)。なお、この通信状況データも、個人情報
テーブル12に格納するようにしても良い。
【0119】一方、サーバSは以下のように処理を行な
う。サーバSは、その起動後に、在席コミュニケーショ
ンツールの起動処理については、任意のクライアントC
−jから通信状況変更信号(在席コミュニケーションツ
ールの起動信号又は終了信号)が到着するのを待つ待機
に入る(S301)。この待機状態において、クライア
ントC−jからの通信状況変更信号がサーバSに到着す
ると(S302)、その通信状況変更信号を受信し(S
303)、一括管理している通信状況データをその通信
状況変更信号に応じて更新する(S304)。なお、こ
の通信状況データも、個人情報テーブル2に格納するよ
うにしても良い。さらに、サーバSは、変更した通信状
況データ(変更部分のみ、又は、全ての情報)を、接続
中の全てのクライアントに送信し(S305)、上述の
待機状態に戻る。
【0120】このような起動処理によって、全クライア
ントで、誰がどの在席コミュニケーションツールを使用
中であるか(誰と誰が通信中かを含んでも良い)をサー
バSが管理してクライアントC−jで適宜表示すること
ができる。
【0121】例えば、相手選択用の表示内容(図8参
照)に切り替えたときに、既に他でその在席コミュニケ
ーションツールを使用中のユーザは選択できないように
表示することもできる。すなわち、電話等の在席コミュ
ニケーションツールは相手が使用中(話中)だと接続す
ることができないので、使用中(話中)か否かを表示し
て接続相手として選択できないようにすることにより、
むだな起動処理を行なわなくて済む。また、相手が電話
を切ったことがすぐに表示されるので、それに応じて電
話をかけることができる。
【0122】上記第2実施例によっても、行き先表示機
能面からは、第1実施例と同様な効果を奏することがで
きる。
【0123】また、上記第2実施例によれば、在席コミ
ュニケーションの支援機能面(起動支援面)からは、第
1実施例と同様な効果を奏することができ、さらに、以
下の効果を奏することができる。
【0124】ユーザの通信状況をも表示するようにした
ので、ユーザは、他のユーザの通信状況に応じて通信を
行なうことが可能となり、使い勝手を高めている。
【0125】また、他の相手と通信中のユーザに対し
て、通信ツールを起動できないようにしたときには、無
駄な処理が発生しない。
【0126】(E)他の実施例 上記実施例の説明でも変形の余地を説明したが、本発明
は、上記実施例に限定されるものではなく、以下のよう
な各種変形実施例を許容するものである。
【0127】上記実施例の行き先表示についての特徴だ
けを備えるものであっても良く、上記実施例の在席コミ
ュニケーションの支援についての特徴だけを備えるもの
であっても良い。すなわち、ネットワークが行き先表示
機能の実現構成だけを備えたものであっても良く、ネッ
トワークが在席コミュニケーションツールの支援機能の
実現構成だけを備えたものであっても良い。従って、後
者については、クライアント/サーバ構成のものに限定
されない。
【0128】行き先表示についての変形実施例として
は、以下のようなものを挙げることができる。
【0129】上記実施例の行き先表示では、ネットワー
クの全てのユーザの行き先を表示するものであったが、
図10に示すように、予め選択しておいたユーザ(「第
2課」に属するユーザ)のみを表示するようにしても良
い(図10)。この場合に、他の表示態様との切換られ
ることが好ましい。従って、この場合にも、クライアン
トC−jにはサーバSから全てのユーザの個人情報デー
タが供給されることが好ましい。
【0130】行き先候補の数は上記実施例のものに限定
されるものではなく、図11に示すように多数であって
も良く、また、図11に「出張」について例示するよう
に、ある行き先を段階的構成で表示しても良い。
【0131】また、図示は省略するが、名前プレートに
よる選択に加えて、行き先の詳細(例えば、出張や外出
の場合は帰社日時等)を文章で入力できるようにしても
良く、他のユーザの名前プレートが選択されるとその詳
細文章を表示するようにしても良い。
【0132】さらに、サーバSから更新された個人情報
データが与えられた場合には、データが更新されたユー
ザを他のユーザと区別するような表示を所定時間又は次
の更新データが与えられるまで行なうようにしても良
い。例えば、その人の名前プレートを点滅して表示した
り、変化前から変化後の位置へ名前プレートを徐々に移
動するように表示したりする。このようにすれば、ユー
ザは、移動したことや移動内容を人目で認識できる。
【0133】さらにまた、行き先だけでなく、サーバS
が管理している個人情報データを表示するようにしても
良い。例えば、行き先表示上に詳細表示選択アイコンを
設け、このアイコンが選択された後にある人の名前プレ
ートが選択されたときに、図12に示すように、使用端
末やアドレス等も含むその人に関する全ての個人情報を
表示するようにしても良い。
【0134】上記実施例においては、行き先の変更が指
示されたクライアントが搭載されている端末とそれ以外
の端末とで同じ行き先表示を行なうものを示したが、変
えるようにしても良い。例えば、基本的在席位置からの
行き先変更が指示されたクライアントが搭載されている
端末は、そのユーザは行き先表示を見ないことになるの
で、他の人の参考のために、図13に示すように、その
端末に係るユーザの行き先状態だけを表示させてその表
示状態をロックさせるようにしても良い。ここで、パス
ワード(暗証)を入力することでロックから外れるよう
にし、ロック解除により自動的に在席信号を発生してサ
ーバSに送信するようにしても良く、このようにする
と、席に戻ってきたときに行き先を在席に変更し忘れる
ことを防ぐことができる。また、端末にロック機能だけ
を設けるようにしても良く、この場合でも、席に戻って
きたときに行き先を在席に変更し忘れることを防ぐこと
ができる。
【0135】また、上記実施例においては、名前プレー
トでユーザの位置を表しているがこれに限定されるもの
ではない。例えば、その人の似顔絵や実画像等を張りつ
けて表示しても良く、また、移動状態を、人が歩いてい
るようなアニメーション表示で行なっても良い。
【0136】さらに、上記実施例においては、サーバS
が端末状況調査ツールを定期的に起動するものを示した
が、これに加えて、又は、これに代えて、クライアント
C−jがサーバSに要求したときに、端末状況調査ツー
ルを起動するようにしても良い。この場合において、調
査結果に基づいた行き先表示の補間表示は、要求を発行
したクライアントだけで行なうようにしても良い。な
お、クライアントを搭載した端末に他の端末の状況調査
ツールを設けて、調査結果に基づいた行き先表示の補間
表示を行なうようにしても良い。
【0137】上記実施例においては、単に各ユーザの行
き先を表示するものであったが、選択した特定の人の行
き先が変更される毎に、ユーザに明示的に知らせる機能
を追加しても良い。知りたい相手の名前プレートをマウ
スで選択すると、クライアントは報告テーブルに相手を
登録する。サーバから個人情報データを受信し表示する
ときに、報告テーブルをチェックし、登録されているユ
ーザの情報は音を鳴らしてメッセージを表示したり、別
のウィンドウを開いてメッセージを表示する。これによ
り、例えば今は会議中だが席に戻ってきたらすぐに用事
があるような相手に対して、在席になるとすぐにその情
報を知ることができるので、会議が知りしたことを見落
とすことなく用件を実行することができる。
【0138】また、在席になった相手に対して自動的に
所望の在席コミュニケーションツールを起動するように
しても良い。
【0139】在席コミュニケーションツールの起動支援
についての変形実施例としては、以下のようなものを挙
げることができる。
【0140】上記第1実施例においては、在席コミュニ
ケーションツールの種類を行き先表示と同時に表示する
ものを示したが、行き先表示と同時に表示される内容は
これに限定するものではない。当初は、支援機能の起動
だけを選択するアイコンだけを表示しておき、それが選
択されたときに在席コミュニケーションツールの種類を
表示するようにし、行き先表示と同時に表示するアイコ
ン数を少なくするようにしても良い。
【0141】また、上記第1実施例においては、コミュ
ニケーション手段としてクライアントC−jが他の在席
コミュニケーションツールを起動する方法を示したが、
本発明はこれに限定されるものではない。例えば、サー
バSを介して、相手のクライアントにメッセージを送信
して、図14に示すように、相手のクライアントを搭載
している端末の行き先表示用画面に直接メッセージを表
示しても良く、この場合に自端末にも同一メッセージを
表示するようにしても良い。図14は、行き先表示用の
ウィンドウ内に重ねて表示したものを示したが、別のウ
ィンドウ等に表示しても良い。また、表示と同様に音が
鳴るようにすると、ユーザがメッセージの到着を確実に
認識できる。
【0142】このようにクライアント間でメッセージを
授受できるようにしている場合には、人探し機能を実現
することもできる。例えば、図15に示すように、在席
コミュニケーションツールの種類選択用アイコンとして
「人探し」アイコンを用意しておき、この「人探し」ア
イコンが選択された後にある名前プレートが選択された
ときに、その人を探している旨のメッセージを他の全て
のクライアントに送信するようにしても良い。行き先を
知っている人は、これを見たときには、メッセージで返
送しても良く、上記実施例の動作で説明したように、そ
の人の名前プレートを代理で行き先に移動させても良
い。
【0143】また、電話等のツールを起動する機能だけ
でなく、名前プレートが選択された相手に対して既に接
続中の電話等を転送するような機能を付加しても良い。
【0144】上記第2実施例においては、単に通信状況
を表示するものであったが、通信したい相手が通信中の
場合において通信が終了したときに明示的に知らせるよ
うにしても良い。例えば、知らせて欲しい相手を選択し
ておきその人の通信が終了したときに、すなわち、その
人について終了信号が与えられたときに、クライアント
が、その人の名前プレートを点滅させたり、音を鳴動さ
せたり、図16に示すように、メッセージの書かれた別
のウィンドウを表示したりするようにすれば良い。この
ようにすると、通信が終了したことを見落とすことなく
目的の通信ツールを起動することができる。
【0145】また、通信が終わった相手に対して自動的
に所望の在席コミュニケーションツールを起動するよう
にしても良い。
【0146】
【発明の効果】第1の本発明の行き先表示システムによ
れば、クライアントが搭載されている各端末の使用状況
を監視し、得られた使用状況、又は、得られた使用状況
から推定された行き先位置でなる行き先補間情報を表示
させるようにしたので、ユーザが行き先の変更操作を忘
れても他のユーザはある程度高い確率でそのユーザの正
しい行き先を認識することができるようになる。
【0147】第2の本発明による在席コミュニケーショ
ン支援システムによれば、クライアントが、在席コミュ
ニケーションの実行部を起動したときとその実行が終了
したときにそのことを内容とする通信状況をサーバに送
信し、サーバが、クライアントからの在席コミュニケー
ションの通信状況を受信して管理している情報を更新
し、クライアントへ管理している通信状況の情報を送信
し、クライアントがサーバからの通信状況を受信して表
示させるので、ユーザは、送信しようとする相手の通信
状況を知得でき、在席コミュニケーションの実行部を無
駄なく起動できるようになる。
【0148】第3の本発明の在席コミュニケーション支
援システムによれば、在席コミュニケーションの種類を
特定している図形を並設表示し、指定された図形に係る
在席コミュニケーションを起動するものとして取得する
と共に、相手となり得る人物を特定している図形を並設
表示し、指定された図形に係る人物を接続相手として取
得するので、ユーザは図形選択操作を通じて所望の在席
コミュニケーションを起動でき、操作ミスを減少できる
と共に、使い勝手を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のサーバ及びクライアントの機能構
成を示すブロック図である。
【図2】第1実施例のネットワーク構成の説明図であ
る。
【図3】第1実施例の行き先表示処理を示すフローチャ
ートである。
【図4】第1実施例の行き先表示例(その1)を示す説
明図である。
【図5】第1実施例の行き先表示例(その2)を示す説
明図である。
【図6】第1実施例の行き先表示例(その3)を示す説
明図である。
【図7】第1実施例の在席コミュニケーションツールの
起動処理を示すフローチャートである。
【図8】第1実施例の在席コミュニケーションツールの
起動用表示を示す説明図である。
【図9】第2実施例の在席コミュニケーションツールの
起動処理を示すフローチャートである。
【図10】選択されたユーザだけの行き先表示を示す説
明図である。
【図11】行き先候補が多数の場合の行き先表示を示す
説明図である。
【図12】行き先表示でユーザの詳細データを表示した
場合の説明図である。
【図13】表示画面をロックした時の行き先表示を示す
説明図である。
【図14】クライアントが在席コミュニケーションツー
ルとして動作した場合の他のクライアントの表示を示す
説明図である。
【図15】「人探し」機能を設けた場合の表示を示す説
明図である。
【図16】送信しようとする相手の通信終了時の表示を
示す説明図である。
【符号の説明】
S…サーバ(サーバプロセス)、C−j…クライアント
(クライアントプロセス)、1…テーブル入力手段、2
…サーバの個人情報テーブル、3…サーバの情報受信手
段、4…サーバの情報更新手段、5…サーバの情報送信
手段、6…調査ツール起動手段、7…端末状況受信手
段、8…端末情報更新手段、9…端末状況調査ツール、
10…クライアントの情報受信手段、11…クライアン
トの情報更新手段、12…クライアントの個人情報テー
ブル、13…情報表示手段、14…入力信号読込手段、
15…入力信号判別手段、16…クライアントの情報送
信手段、17…通信ツール起動手段、18…在席コミュ
ニケーションツール。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年9月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中井 敏久 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザの行き先情報を一括管理するサー
    バと、このサーバからの行き先情報に基づいて行き先表
    示を実行すると共に、ユーザの入力操作に基づいた行き
    先変更情報を取り込んで上記サーバに送信する、複数の
    端末のそれぞれで動作する複数のクライアントとでなる
    クライアント・サーバ構成の行き先表示システムにおい
    て、 上記各端末の使用状況を監視する使用状況監視手段を上
    記サーバ又は上記クライアントに設けると共に、 得られた使用状況、又は、得られた使用状況から推定さ
    れた行き先位置でなる行き先補間情報を表示させる行き
    先補間情報表示制御手段を上記サーバ又は上記クライア
    ントに設けたことを特徴とする行き先表示システム。
  2. 【請求項2】 上記行き先補間情報表示制御手段は、行
    き先補間情報を行き先表示に含めて表示させることを特
    徴とする請求項1に記載の行き先表示システム。
  3. 【請求項3】 上記使用状況監視手段が監視する端末の
    使用状況が、端末の起動状況、各ユーザの端末へのログ
    イン状況、各ユーザの端末への入力状況、各ユーザの端
    末へのクライアント起動状況、又は、会議予約システム
    や個人スケジュール管理システム等の管理データの少な
    くとも1以上であることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の行先表示システム。
  4. 【請求項4】 在席コミュニケーションの支援に係るデ
    ータを一括管理するサーバと、複数の在席コミュニケー
    ションの中の指定された1種類の情報と、1又は2以上
    の接続相手とを取り込み、指定された在席コミュニケー
    ションの実行部を起動させる、複数の端末でそれぞれ動
    作するクライアントとのクライアント・サーバ構成の在
    席コミュニケーション支援システムであって、 上記サーバが、上記クライアントからの在席コミュニケ
    ーションの通信状況を受信して管理している情報を更新
    する通信状況管理手段と、上記クライアントへ管理して
    いる通信状況の情報を送信する通信状況送信手段とを備
    え、 上記クライアントが、在席コミュニケーションの実行部
    を起動したときとその実行が終了したときにそのことを
    内容とする通信状況を上記サーバに送信する通信状況送
    信手段と、上記サーバからの通信状況を受信する通信状
    況受信手段と、その通信状況を表示させる通信状況表示
    制御手段とを備えることを特徴とする在席コミュニケー
    ション支援システム。
  5. 【請求項5】 上記クライアントが、在席コミュニケー
    ションの種類を特定している図形を並設表示し、指定さ
    れた図形に係る在席コミュニケーションを起動するもの
    として取得する在席コミュニケーション種類取得手段
    と、接続相手となり得る人物を特定している図形を並設
    表示し、指定された図形に係る人物を接続相手として取
    得する接続相手取得手段とを有することを特徴とする請
    求項4に記載の在席コミュニケーション支援システム。
  6. 【請求項6】 複数の在席コミュニケーションの中の指
    定された1種類の情報と、1又は2以上の接続相手とを
    取り込み、指定された在席コミュニケーションの実行部
    を起動させる在席コミュニケーション支援システムにお
    いて、 在席コミュニケーションの種類を特定している図形を並
    設表示し、指定された図形に係る在席コミュニケーショ
    ンを起動するものとして取得する在席コミュニケーショ
    ン種類取得手段と、 接続相手となり得る人物を特定している図形を並設表示
    し、指定された図形に係る人物を接続相手として取得す
    る接続相手取得手段とを有することを特徴とする在席コ
    ミュニケーション支援システム。
  7. 【請求項7】 上記接続相手取得手段は、接続相手とな
    り得る人物が属するグループを特定している図形を表示
    し、そのグループの特定図形が指定されたときに、グル
    ープに属する人物全員を接続相手として取得することを
    特徴とする請求項5又は6に記載の在席コミュニケーシ
    ョン支援システム。
  8. 【請求項8】 上記接続相手取得手段は、接続相手とし
    て取得した人物の図形と、それ以外の人物の図形とを異
    なる態様で表示すると共に、接続相手として取得した人
    物の図形が再度指定されたときに、その人物の取得を取
    り止めることを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記
    載の在席コミュニケーション支援システム。
  9. 【請求項9】 上記在席コミュニケーション種類取得手
    段による在席コミュニケーションの種類を特定している
    図形の並設表示が、行き先表示と同時になされるもので
    あることを特徴とする請求項5〜8のいずれかに記載の
    在席コミュニケーション支援システム。
  10. 【請求項10】 上記接続相手取得手段によって表示さ
    れる接続相手となり得る人物を特定している図形が、行
    き先表示用図形と共用されていることを特徴とする請求
    項5〜9のいずれかに記載の在席コミュニケーション支
    援システム。
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