JPH069530B2 - 加熱調理器の温度制御装置 - Google Patents

加熱調理器の温度制御装置

Info

Publication number
JPH069530B2
JPH069530B2 JP28337785A JP28337785A JPH069530B2 JP H069530 B2 JPH069530 B2 JP H069530B2 JP 28337785 A JP28337785 A JP 28337785A JP 28337785 A JP28337785 A JP 28337785A JP H069530 B2 JPH069530 B2 JP H069530B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
heating
detecting
reference value
rate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP28337785A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62142519A (ja
Inventor
善忠 中尾
重男 浜岡
俊明 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP28337785A priority Critical patent/JPH069530B2/ja
Publication of JPS62142519A publication Critical patent/JPS62142519A/ja
Publication of JPH069530B2 publication Critical patent/JPH069530B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Ovens (AREA)
  • Cookers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、水が沸騰すると温度上昇率が小さくなること
を利用して沸騰検知を行なう加熱調理器の温度制御装置
に関するものである。
従来の技術 従来のこの種の温度制御装置においては、第6図に示す
ように定常の温度上昇率の1/3を基準値として設定し、
傾き検出手段により温度上昇率をこの基準値と比較し
て、基準値以下になると沸騰検知を行なわせるものがあ
った。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、これらの手段によれば、第7図に示すよ
うに加熱開始時の温度により温度上昇カーブが異なるに
もかかわらず、約70℃〜80℃における温度上昇率を
もとに基準値を決定すために、加熱開始時の温度が高い
場合は基準値が小さくなり、その結果、被加熱物が沸騰
してから沸騰検知するまでの時間が長いといういわゆる
「遅切れ」が起こるという問題点があった 本発明はこのような問題点を解決した加熱調理器の温度
制御装置を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明は、加熱開始時の被
加熱物の温度をもとに、比較基準を選択し、これを傾き
検出手段に与えるようにしたものである。
作用 上記構成によれば、遅切れ傾向の被加熱物に対して大き
めの基準値を与えることができるため、安定した沸騰検
出を行なわせることができる。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。第1図は本発明の一実施例を示す加熱調理器の温度
制御装置のブロック図で、1は被加熱物の温度を検出す
るサーミスタよりなる温度検出素子で、その出力信号は
温度上昇率検出手段2に送られて、温度上昇率が検出さ
れる。3は初期温度判定手段で、この初期温度判定手段
3は前記温度検出素子1の出力信号を入力し、所定の温
度と比較判定をする。4は比較基準選択手段で、前記初
期温度判定手段3の出力に従って、初期温度が所定の温
度以上の場合は定常の温度上昇率の1/2を、所定の温度
以下の場合は定常の温度上昇率の1/3を基準値として選
択する。5は傾き検出手段で、この傾き検出手段5は前
記温度上昇率検出手段2によって検出されたデータを、
前記比較基準選択手段4によって選択された基準値と比
較し、基準値以下になると出力を加熱制御手段6に伝
え、そしてこの加熱制御手段6は加熱を停止する。7は
1/3演算手段、8は1/2演算手段、9は抵抗である。
第2図は本発明の一実施例の具体的な回路構成を示した
もので、この第2図において、3a,3bは抵抗3cは
コンパレータで、これらは第1図に示す初期温度判定手
段3を構成するものである。2aは抵抗、2bはコンデ
ンサ、2cはコンパレータ、2dはトランジスタ、2e
はカウンタAで、抵抗2aとコンデンサ2bよりなる積
分回路の充電時間を計時して温度に比例する情報を得
る、いわゆるA/D変換器、2fは別のコンパレータB
で、前記カウンタA25の情報をもとにして温度上昇率
に関する情報を得るもので、これらは第1図に示す温度
上昇率検出手段2を構成し、そして得られた温度上昇率
データは1/3演算手段7と1/2演算手段8に伝えられて、
定常の温度上昇率の1/2および1/3の値が算出される。6
aと6bはリレーコイル6c´とリレー接点6c″より
なるリレー6cを駆動するためのトランジスタと電源、
6dは加熱用ヒータ、6eは商用電源で、これらは加熱
制御手段6を構成している。10はマイクロプロセッサ
である。
次に本発明の一実施例における処理の流れについて説明
する。第3図はコンデンサ2bの充電時間をもとにして
温度に関する情報tnと温度上昇率に関する情報Tを得る
過程を示したもので、ステップ111,112は初期化
である。ステップ113でコンパレータ2cの出力を調
べてLOWであれば充電未完了であるため、ステップ11
4115で前記カウンタA2eのデータtnと前記カウン
タB2fのデータTをそれぞれカウントアップしてステ
ップ113へ戻る。前述したステップ113〜115の
ループを繰り返すうち、コンデンサ2bの充電電位がサー
ミスタ1と抵抗9で分圧される電位と等しくなると、充
電完了となってステップ113より分岐するステップ1
16へ進み、前回計時した充電時間tn-1と今回計時した
充電時間とを比較する。ここで、サーミスタ1と抵抗9
で分圧された電位は温度が上昇すると高くなるため、前
回計時した時よりも温度が上昇していれば、tn≧tn-1
なり、逆に温度が上昇していなければtn≦tn-1となる。
今第4図に示すカーブを描いて温度が上昇した場合を考
えると、例えばt=100の間は常にtn=tn-1となるた
め、ステップ116での判断によりステップ112に戻
り、もう一度充電時間tnを計時しながら温度上昇に要す
る時間Tを引き続きカウントアップする。やがて温度が
上昇して、t=101になると、tn=101,tn-1=1
00であるため、ステップ116でtn>tn-1が成立して
一区分の温度上昇に要した時間Tが得られる。このよ
うにして得られた一区分の温度上昇に要する時間Tは、
温度上昇率の逆数である。
第5図は加熱開始から傾き検出によって加熱を停止する
までの処理の流れを示したものである。ステップ121
で加熱を開始した後、まずステップ122で被加熱物の
初期温度を入力してステップ123で所定の温度以上で
あるかどうかを判定し、所定の温度以上であればステッ
プ124で高温フラグをセットしておく。ステップ12
5は前述した一区分の温度上昇に要する時間Tの計時
と、この計時された時間Tの逆数をとって温度上昇率を
算出する処理をするものである。ステップでは得られた
温度上昇率から、1/2の傾きに相当する基準値1と1/3の
傾きに相当する基準値2を演算して作り出しているが、
基準値を定常の温度上昇率をもとに作り出すために、ス
テップ126で温度が約70℃に達するまでとステップ
127で一旦基準値が設定された後は基準値設定処理ス
テップ128を迂回するようにしてある。なお、ここで
いう70℃という温度は固定的なものでなく、温度検出
素子の特性や加熱ヒータ容量、被加熱物の種類等を吟味
して決定される値であり、70℃の前後となることが多
い。ステップ129は前述したステップ124で初期温
度判定により決定された高温フラグによるプログラムス
イッチである。すなわち、加熱開始時の温度が所定の温
度以上であった場合は、ステップ129より分岐された
ステップ130へと進み、ステップ128で作られた定
常の温度上昇率の1/2に相当する基準値とステップ12
5で得られた温度上昇率とを比較判定する。逆に加熱開
始時の温度が所定の温度以下の場合は、ステップ131
へと進み、定常の温度上昇率の1/3に相当する基準値と
温度上昇率とを比較判定する。ステップ130または1
31で判定した結果、温度上昇率が基準値以上の場合
は、ステップ125に戻り、上記処理を繰り返す。やが
て被加熱物が沸騰して温度上昇率が小さくなると、ステ
ップ132に進んで、傾き検出手段5から加熱制御手段
6に出力が伝えられて、加熱制御手段6は加熱を停止す
る。
このようにして、加熱開始時の温度にもとづいて2種類
の基準値を使い分けることによって、遅切れの起こらな
い安定した沸騰検出が行なえるものである。
なお、本発明の実施例においては、一区分の温度上昇に
要する時間の逆数を算出して温度上昇率を求め、この温
度上昇率と基準の傾きとを比較したが、一区分の温度上
昇に要する時間と基準となる時間とを比較して処理を行
なわせるようにしても同様の効果を得るができることは
言うまでもない。
発明の効果 以上のように本発明によれば、きわめて簡単な回路構成
と簡単な処理により、安定した性能の良い沸騰検知が行
なえるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す加熱調理器の温度制御
装置のブロック図、第2図は同温度制御装置の具体的な
回路図、第3図は同温度制御装置の温度上昇率に関する
情報を得るためのフローチャート、第4図は同温度制御
装置の温度と内部データの相関を説明するための特性
図、第5図は同温度制御装置の全体の処理の流れを示す
フローチャート、第6図は従来例を示す温度制御装置の
ブロック図、第7図は同温度制御装置の温度上昇率を説
明するための特性図である。 1……温度検出素子、2……温度上昇率検出手段、3…
…初期温度判定手段、4……比較基準選択手段、5……
傾き検出手段、6……加熱制御手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加熱物の温度を検出する温度検出素子
    と、この温度検出素子の検出温度の上昇率を検出する温
    度上昇率検出手段と、加熱開始時に前記温度検出素子の
    検出温度と所定の温度を比較判定する初期温度判定手段
    と、この初期温度判定手段の判定出力により、加熱開始
    時の温度が前記所定の温度以上の場合は定常の温度上昇
    率の1/2を、前記所定の温度以下の場合は定常の温度上
    昇率の1/3を基準値として選択する比較基準選択手段
    と、この比較基準選択手段によって選択された基準値と
    前記温度上昇率検出手段の出力とを比較し基準値以下と
    なったことを検出する傾き検出手段と、この傾き検出手
    段の出力を受けて加熱を停止する加熱制御手段とにより
    構成した加熱調理器の温度制御装置。
JP28337785A 1985-12-16 1985-12-16 加熱調理器の温度制御装置 Expired - Lifetime JPH069530B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28337785A JPH069530B2 (ja) 1985-12-16 1985-12-16 加熱調理器の温度制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28337785A JPH069530B2 (ja) 1985-12-16 1985-12-16 加熱調理器の温度制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62142519A JPS62142519A (ja) 1987-06-25
JPH069530B2 true JPH069530B2 (ja) 1994-02-09

Family

ID=17664715

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28337785A Expired - Lifetime JPH069530B2 (ja) 1985-12-16 1985-12-16 加熱調理器の温度制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH069530B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0655189B2 (ja) * 1986-01-16 1994-07-27 三洋電機株式会社 炊飯器
JP2008262930A (ja) * 2008-08-05 2008-10-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 誘導加熱調理器
JP4989680B2 (ja) * 2009-05-27 2012-08-01 三菱電機株式会社 加熱調理器

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62142519A (ja) 1987-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU604745B2 (en) Clinical thermometer
JPH0795004B2 (ja) 生体の温度測定装置
KR850003828A (ko) 증기압력식 조리기구의 열효율 제어조절장치
JPH04233471A (ja) デジタル・マルチメータ及び自動機能選択方法
US10340774B2 (en) Temperature estimating device of electric motor
JP2004070913A (ja) 異常検出方法、異常検出装置および温度調節器
US5612607A (en) Method for the fast charging of a battery and integrated circuit for the implementation of this method
JP5549449B2 (ja) 電池状態推定装置
JPH069530B2 (ja) 加熱調理器の温度制御装置
JP7266907B2 (ja) 電池性能評価装置および電池性能評価方法
JP6624303B2 (ja) 温度測定器、温度調節計及び短絡判別プログラム
CN113439997B (zh) 养生壶的防溢出控制方法、装置、养生壶及存储介质
JP3461617B2 (ja) 電気湯沸かし器
CN110017613B (zh) 储水式热水器剩余洗浴时间的预报方法
JP3170342B2 (ja) 面状暖房装置
CN114791174B (zh) 水温控制方法及装置、热水器、存储介质
JPH0817742B2 (ja) 電気ポットの沸騰制御方法
JPH03156981A (ja) 熱電対入力処理装置
JPH0252487B2 (ja)
CN115408446A (zh) 一种总耗电量的计算方法、装置、电子设备和存储介质
JPS60205562A (ja) 定着装置における安全装置
JPS60257332A (ja) 温度推定装置
JP2501892B2 (ja) 熱電対入力計測器
JPH0299769A (ja) 機関点火装置
CN115219868A (zh) 变换器级igbt结温监测方法、装置、电子设备及介质