JP2501892B2 - 熱電対入力計測器 - Google Patents

熱電対入力計測器

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JP2501892B2 JP1140889A JP1140889A JP2501892B2 JP 2501892 B2 JP2501892 B2 JP 2501892B2 JP 1140889 A JP1140889 A JP 1140889A JP 1140889 A JP1140889 A JP 1140889A JP 2501892 B2 JP2501892 B2 JP 2501892B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は熱電対が出力する熱起電力が入力されて温度
の計測及び制御の少なくとも一方の動作を行う熱電対入
力計測器、特に接続される熱電対の種類が変っても直ち
に使用することができる計測器に関する。
〔従来の技術〕
第4図は従来の熱電対入力調節器の構成を説明する説
明図である。図において、1は制御対象2における所定
の制御量としての温度θを検出する熱電対、3は熱電対
1の冷接点1aと本調節器のケース背面6に設けた外線端
子4とを接続する補償導線、5は外線端子4から出力さ
れる熱起電力に対して基準接点温度補償を行ってその結
果の補償済熱起電力eを出力する基準接点温度補償回路
で、7は熱電対1と同種のJIで規定された基準熱電対の
熱接点の温度Tと基準熱起電力Eとの関係を表す基準熱
起電力表7aを内蔵し、補償回路5の出力電圧eが入力さ
れると起電力表7aを用いて(1)式の演算を行ってこの
演算結果の温度tを表す温度信号7bを出力する温度演算
手段である。なお、(1)式におけるT1,T2は起電力e
が含まれる起電力表7aに示された温度区間における下限
温度、上限温度、E1,E2はそれぞれ温度T1,T2に対応した
起電力表7aにおける基準熱起電力である。
{(T2−T1)/(E2−E1)}・(e−E1)+T1=t……
(1) 温度tは上記のようにして求められた温度であるか
ら、制御量θに対する熱電対1による温度測定値であ
る。9は熱電対1と補償導線3とからなる熱電対回路、
10は温度信号7bと温度設定部11が出力する温度設定値S
とが入力されて所定の調節演算を行ってその結果を操作
信号10aとして出力して制御対象2における前述の温度
θの調節を行うようにした調節演算部で、12は温度補償
回路5と温度演算手段7と調節演算部10と温度設定部11
とからなる熱電対入力調節器である。
〔発明が解決しようとする課題〕
調節器12は上記のように構成されているので温度θに
対するフィードバック制御を行い得ることが明らかであ
るが、制御対象2の構成変更等に起因して熱電対1の種
類を変更しなければならなくなった場合、調節器12をこ
のままでは使用できないことが明らかで、この場合、ま
ず変更後の熱電対の種類を調べた後温度補償回路5及び
基準熱起電力表7aを熱電対1の変更後の種類に応じたも
のにそれぞれ変更する必要がある。また、調節器12にも
しも予め熱電対1の変更後の種類に応じた別の熱起電力
表が内蔵させられている場合には、演算手段7がこの別
の熱起電力表を用いて(1)式の演算を行うように調節
器12を改造する必要がある。すなわち、調節器12には、
熱電対1の種類が変更されると直ちには使用することが
できない。換言すれば、熱電対1の種類変更に対して速
応できないという問題点がある。
本発明の目的は、熱電対1の種類が変更された場合、
自動的に、変更された熱電対の種類判別を行うと共にこ
の判別結果に応じた基準接点温度補償回路と基準熱起電
力表とを用いて温度測定値tを得ることができる構成に
変更されるようにして、入力される熱電対の種類変更に
速応することができる計測器を得ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明によれば、熱電対回
路の基準接点が接続される二個の外線端子と、種類の異
なる複数個の基準接点温度補償回路と、前記基準接点温
度補償回路の各入力端子と前記外線端子とを接続する該
基準接点温度補償回路の種類に応じた補償導線と、前記
外線端子に前記熱電対回路の前記基準接点が接続された
状態で起動信号が入力されると所定の経時態様で前記外
線端子を加熱すると共に前記外線端子の加熱前後におけ
る前記基準接点温度補償回路のそれぞれの出力電圧変化
を測定して該出力電圧変化が零である前記基準接点温度
補償回路に接続された前記補償導線の種類を表す判定信
号を出力する判定手段と、前記補償導線のそれぞれに対
応した熱電対の基準熱起電力表が内蔵されかつ前記判定
信号が入力されると該判定信号が表す前記補償導線の種
類に応じた前記熱電対の基準熱起電力表を用いて前記出
力電圧変化が零であった前記基準接点温度補償回路の出
力電圧に対して所定の演算を行いこの演算結果を表す温
度信号を出力する動作を前記判定手段による前記外線端
子の加熱動作終了後行う温度演算手段とを備え、前記温
度信号にもとづき計測動作及び制御動作の少なくとも一
方を行う熱電対入力計測器であって、前記基準接点温度
補償回路は前記外線端子近傍であってかつ前記判定手段
によって加熱されることのない部分の温度について温度
補償を行うように熱電対入力計測器を構成する。
また、本発明によれば、熱電対回路の基準接点が接続
される二個の外線端子と、それぞれ入力端子がいずれも
前記外線端子に接続された種類の異なる複数個の基準接
点温度補償回路と、前記外線端子に前記熱電対回路の前
記基準接点が接続された状態で起動信号が入力されると
所定の経時態様で前記外線端子を加熱すると共に前記外
線端子の加熱前後における前記基準接点温度補償回路の
それぞれの出力電圧変化を測定して該出力電圧変化が零
である前記基準接点温度補償回路の種類を表す判定信号
を出力する判定手段と、前記基準接点温度補償回路のそ
れぞれに対応した種類の熱電対の基準熱起電力表が内蔵
されかつ前記判定信号が入力されると該判定信号が表す
前記基準接点温度補償回路の種類に等しい種類の前記熱
電対の基準熱起電力表を用いて前記出力電圧変化が零で
あった前記基準接点温度補償回路の出力電圧に対して所
定の演算を行いこの演算結果を表す温度信号を出力する
動作を前記判定手段による前記外線端子の加熱動作終了
後行う温度演算手段とを備え、前記温度信号にもとづき
計測動作及び制御動作の少なくとも一方を行う熱電対入
力計測器であって、前記基準接点温度補償回路は前記外
線端子近傍であってかつ前記判定手段によって加熱され
る部分の温度について温度補償を行うように熱電対入力
計測器を構成する。
さらに、本発明によれば、熱電対回路の基準接点が接
続される二個の外線端子と、それぞれの入力端子がいず
れも前記外線端子に接続された種類の異なる複数個の基
準接点温度補償回路と、前記外線端子に前記熱電対回路
の前記基準接点が接続された状態で起動信号が入力され
ると所定の経時態様で前記外線端子を加熱すると共に前
記外線端子の加熱前後における前記外線端子と近傍の温
度変化と該両外線端子間の電圧変化とを測定して前記温
度変化と前記電圧変化とにもとづいて所定の第1演算を
行って前記熱電対回路に用いられている測温用熱電対の
種類を表す判定信号を出力する判定手段と、前記基準接
点温度補償回路のそれぞれに対応した熱電対の基準熱起
電力表が内蔵されかつ前記判定信号が入力されると該判
定信号が表す前記測温用熱電対の種類に等しい種類の前
記熱電対の前記基準熱起電力表を用いて前記判定信号が
表す前記測温用熱電対の種類に対応した種類の前記基準
接点温度補償回路の出力電圧に対して所定の第2演算を
行いこの演算結果を表す温度信号を出力する動作を前記
判定手段による前記外線端子の加熱動作終了後行う温度
演算手段とを備え、前記温度信号にもとづき計測動作及
び制御動作の少なくとも一方を行う熱電対入力計測器で
あって、前記基準接点温度補償回路は前記外線端子近傍
の温度について温度補償を行うように熱電対入力計測器
を構成する。
〔作用〕
上記のように構成すると、外線端子と基準接点温度補
償回路との間に補償導線を介在させる場合とさせない場
合とのいずれの場合においても、基準接点温度補償回路
の種類が熱電対回路に用いられている熱電対の種類に合
致しているとこの種類が合致している基準接点温度補償
回路の、判定手段によって外線端子が加熱される前の出
力電圧と外線端子が加熱された出力電圧との間には殆ん
ど差が現れないので、外線端子に接続された熱電対回路
における熱電対の種類が変更された場合、起動信号を判
定手段に入力することによって該手段により変更された
熱電対の種類が自動的に判別されて、この結果、判定手
段による外線端子の加熱動作終了後は、自動的に上記判
別結果に応じた種類の基準接点温度補償回路の出力電圧
と該判別結果に応じた種類の熱電対の基準熱起電力表と
を用いて、従来計測器におけると同様な温度測定値算出
動作を温度演算手段で行わせることができるので、熱電
対の種類変更に速応できる熱電対入力計測器が得られる
ことになる。
さらに、上記のように構成すると、判定手段で第1演
算を行わせる場合、該判定手段による外線端子の加熱の
前後において両外線端子間に現れる電圧変化は、該外線
端子に接続された熱電対回路における測温用熱電対の種
類と外線端子の加熱前後における該外線端子近傍の温度
変化に応じて異なるので、外線端子に接続された熱電対
回路における熱電対の種類が変更された場合、判定手段
に起動信号を入力して第1演算を行わせることによって
変更された熱電対の種類を自動的に判別することができ
た、この結果、判定手段で第1演算を行わせる場合も矢
張り熱電対の種類変更に速応できる熱電対入力計測器が
得られることになる。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例の構成図である。図におい
て、15は第4図に示した熱電対1及び該熱電対用の補償
導線3のそれぞれに対応したK熱電対13とこの熱電対13
用の補償導線14とからなる熱電対回路、161,162,163は
それぞれJ熱電対用、K熱電対用、R熱電対用の各基準
接点温度補償回路で、ここにJ,K,RはいずれもJIS C1602
で規定された熱電対の種類を表す記号である。そうし
て、171,172,173はいずれも一端が熱電対回路15の基準
接点が接続される外線端子4,4に接続され、各他端が補
償回路161,162,163の各入力端子161b,162b,163bのそれ
ぞれに分かれて接続された補償導線で、171はJ熱電対
用、172はK熱電対用、173はR熱電対用である。そうし
て、補償回路161は入力端子161bと出力端子161cとを有
する電圧補償部161aと温度検出部16とからなっていて、
さらに、端子4の近傍の温度Gを検出するように配置さ
れた温度抵抗体素子16aが設けられた温度検出部16は該
抵抗素子16aが検出する温度Gに応じた電圧信号16bを出
力するように構成され、また、電圧補償部161aは信号16
bが入力されることによってこの信号16bが表す温度Gに
応じたJ熱電対用の基準接点温度補償電圧を入力端子16
1bに入力された電圧に加えてこの和電圧V1を出力端子16
1cに出力するように構成されている。また、補償回路16
2は入力端子162bと出力端子162cとを有する電圧補償部1
62aと温度検出部16とで構成され、補償回路163は入力端
子163bと出力端子163cとを有する電圧補償部163aと温度
検出部16とで構成されていて、さらに、電圧補償部162a
は信号16bが入力されることによってこの信号16bが表す
温度Gに応じたK熱電対用の基準接点温度補償電圧を入
力端子162bに入力された電圧に加えてこの和電圧V2を出
力端子162cに出力するように構成され、電圧補償部163a
は信号16bが入力されることによって温度Gに応じたR
熱電対用の基準接点温度補償電圧を入力端子163bに入力
された電圧に加えてこの和電圧V3を出力端子163cに出力
するように構成されている。
18は、加熱信号19aが入力されると、この信号19aが入
力されている間ヒータ181によって外線端子4,4及びこれ
らの近傍を加熱するようにした、該ヒータ181と電源182
と信号19aによって駆動されるスイッチ183とからなる加
熱手段で、この場合、温度検出部16は加熱手段18によっ
て加熱されることのない端子4の近傍の部分の温度を検
出するように構成されている。19は、端子4,4に熱電対
回路15の基準接点が接続された状態で起動信号20が入力
されると、所定のτ1時間だけ経過した後所定のτ2時間
の間加熱信号19aを出力して加熱手段18によって端子4,4
を加熱すると共に、端子4,4の加熱の前後における基準
接点温度補償回路の出力端子161c,162c,163cのそれぞれ
から出力される電圧V1,V2,V3の変化ΔV1,ΔV2,ΔV3
測定して、この出力電圧変化が零である基準接点温度補
償回路161〜163のうちのいずれかに接続された補償導線
の種類を表す判定信号19bを出力するようにした判定手
段で、第1図においては端子4,4にK熱電対13が接続さ
れているので、判定手段19に起動信号20が出力されると
ΔV2=0となって、結局判定手段19は補償導線172に応
じた信号を判定信号19bとして出力することになる。
21は補償回路161〜163の各出力電圧V1,V2,V3が入力さ
れ、さらに判定信号19bが入力されるとこの信号19bが表
す種類の補償導線、つまり、この場合補償導線172に接
続された補償回路162の出力電圧V2を出力電圧21aとして
出力する入力電圧選択部、221〜223は前述の基準熱起電
力表7aに対応したいずれも基準熱起電力表で、221は、
J熱電対用、222はK熱電対用、223はR熱電対用であ
る。そうして、23は、上記の熱起電力表221〜223を内蔵
していて、さらに加熱信号19aと判定信号19bと出力電圧
21aとが入力され、時間τ2の間継続していた信号19aが
消滅すると、判定信号19bが表す種類の補償導線、つま
りこの場合補償導線172に応じた基準熱起電力表、した
がってこの場合熱起電力表222を用いて出力電圧21aに対
して(1)式の演算を第4図の場合と同様に行って前述
の温度信号7bに対応した温度信号23aを出力するように
した演算部、24は入力電圧選択部21と演算部23とからな
る温度演算手段で、25は熱電対回路15を除く図示の各部
からなる熱電対入力調節器である。
調節器25は上述のように構成されているので、判定手
段19に起動信号20を入力すると、端子4,4に接続された
熱電対回路における熱電対の種類が該手段19で自動的に
判別されて、この結果、判定手段19による端子4,4の加
熱動作終了後は、自動的に温度演算手段24によってこの
判別結果に応じた種類の基準接点温度補償回路の出力電
圧とこの判定結果に応じた種類の熱電対の基準熱起電力
表とを用いて温度測定値算出動作が従来計測器における
と同様に行われることが明らかである。故に、調節器25
は入力される熱電対の種類の変更に速応できる計測器で
ある。
第2図は第1図とは異なる本発明の他の実施例の構成
図で、本図の第1図と異なる所は、基準接点温度補償回
路161〜163のそれぞれと端子4,4とが補償導線171〜173
ではなくて銅導線で結ばれていることと、温度検出部16
が端子4,4の近傍であってかつヒータ181によって加熱さ
れる部分の温度を表す電圧信号16bを出力するように測
温抵抗体素子16aが配置されていることである。26は熱
電対回路15を除く図示の各部からなる熱電対入力調節器
である。
調節器26のように構成しても、端子4,4に熱電対回路1
5を接続した状態で判定手段19に起動信号20を入力して
端子4,4及びその近傍を加熱した場合、この加熱の前後
において補償回路162の出力電圧V2のみが変化を示さな
い、すなわちΔV2=2であるので、この場合も判定手段
19によって補償回路162を介して熱電対回路15における
熱電対がK熱電対であることを容易に判別することがで
きる。したがって、調節器26も入力される熱電対の種類
変更に速応できる計測器であることが明らかである。
第3図は第1図及び第2図のいずれとも異なる本発明
の別の実施例の構成図で、本図の第2図と異なる所は、
第2図の判定手段19に対応した判定手段28が、端子4,4
に熱電対回路15の基準接点が接続された状態で起動信号
20が入力されると、判定手段19の場合と同様な経時態様
で加熱信号28aを出力して端子4,4及びその近傍を加熱す
ると共に、端子4,4の加熱前後におけるこれらの端子4,4
近傍の温度変化ΔDを、該温度変化を抵抗体素子16aで
検出するようにした温度検出部16の出力電圧16bにもと
づいて測定し、かつ端子4,4の加熱前後におけるこれら
の端子4,4間の電圧変化ΔVを測定して、しかる後Ej・
ΔDとEk・ΔDとEγ・ΔDとを算出すると共にこれら
の三個の算出結果のうちのいずれがΔVに一致するかの
判定演算を行って、このΔVに一致した前記の演算結果
が表す熱電対の種類に対応した判定信号28bを出力する
ように構成されていることである。ここは、上記したE
j,Ek,Erは前述した熱起電力表221,222,223にもとづく低
い温度領域における温度1℃当りの熱起電力で、第3図
の場合ΔV=Ek・ΔDとなることは明らかであるから、
この場合の判定信号28bはK熱電対を表すことになる。2
7は熱電対回路15を除く図示の各部からなる熱電対入力
調節器である。
調節器27は上述のように構成されているので、この場
合も判定手段28によって端子4,4に接続された熱電対回
路における熱電対の種類を自動的に判定することができ
る。故に、調節器27は入力される熱電対の種類変更に速
応できる熱電対入力調節器である。
なお調節器27においては、端子4,4の近傍であってか
つヒータ181によって加熱される部分の温度を抵抗体素
子16aで検出して、この検出温度について補償回路161〜
163に基準接点温度補償動作を行わせるようにしたが、
本発明では、ヒータ181によって加熱されない部分では
なるが、該ヒータが加熱動作を行っていない時は端子4,
4におけると同じ温度になる該端子近傍の部分の温度を
温度検出部16とは別の温度検出部を設けて検出すると共
に、この別の温度検出部の出力電圧を出力電圧16bにか
えて電圧補償部161a,162a,163aに与えることによって、
補償回路161〜163に基準接点温度補償動作を行わせるよ
うにしても差し支えない。
また、上述の各実施例においては外線端子4,4にK熱
電対13を用いた熱電対回路15が接続されるものとした
が、本発明では端子4,4にJ熱電対またはR熱電対を用
いた熱電対回路が接続されてもよいことは上述した所か
ら明らかであるが、さらに、本発明が、基準接点温度補
償回路及び該回路に接続される補償導線の各種類を前述
の三種類以上に増すことによって、上述の実施例25〜27
におけるよりも多い種類の熱電対の種類変更に速応し得
る熱電対入力調節器を提供できることもまた明らかで、
さらに本発明が指示計、記録計等の調節器以外の他の計
測器にも適用できるものであることもまた明らかであ
る。
〔発明の効果〕
上述したように、本発明においては、熱電対回路の基
準接点が接続される二個の外線端子と、種類の異なる複
数個の基準接点温度補償回路と、基準接点温度補償回路
の各入力端子と外線端子とを接続する該基準接点温度補
償回路の種類に応じた補償導線と、外線端子に熱電対回
路の前記基準接点が接続された状態で起動信号が入力さ
れると所定の経時態様で外線端子を加熱すると共にこの
外線端子の加熱前後における基準接点温度補償回路のそ
れぞれの出力電圧変化を測定して該出力電圧変化が零で
ある基準接点温度補償回路に接続された補償導線の種類
を表す判定信号を出力する判定手段と、補償導線のそれ
ぞれに対応した熱電対の基準熱起動力表が内蔵されかつ
前記判定信号が入力されると該判定信号が表す補償導線
の種類に応じた熱電対の基準熱起動力表を用いて前記出
力電圧変化が零であった基準接点温度補償回路の出力電
圧に対して所定の演算を行いこの演算結果を表す温度信
号を出力する動作を判定手段による外線端子の加熱動作
終了後行う温度演算手段とを備え、前記温度信号にもと
づき計測動作及び制御動作の少なくとも一方を行う熱電
対入力計測器であって、基準接点温度補償回路は前記外
線端子近傍であってかつ前記判定手段によって加熱され
ることのない部分の温度について温度補償を行うように
熱電対入力計測器を構成した。
また、本発明においては、熱電対回路の基準接点が接
続される二個の外線端子と、それぞれの入力端子がいず
れもこの外線端子に接続された種類の異なる複数個の基
準接点温度補償回路と、外線端子に熱電対回路の基準接
点が接続された状態で起動信号が入力されると所定の経
時態様で外線端子を加熱すると共にこの外線端子の加熱
前後における基準接点温度補償回路のそれぞれの出力電
圧変化を測定して該出力電圧変化が零である基準接点温
度補償回路の種類を表す判定信号を出力する判定手段
と、基準接点温度補償回路のそれぞれに対応した種類の
熱電対の基準熱起電力表が内蔵されかつ前記判定信号が
入力されると該判定信号が表す基準接点温度補償回路の
種類に等しい種類の熱電対の基準熱起電力表を用いて前
記出力電圧変化が零であった基準接点温度補償回路の出
力電圧に対して所定の演算を行いこの演算結果を表す温
度信号を出力する動作を判定手段による外線端子の加熱
動作終了後行う温度演算手段とを備え、前記温度信号に
もとづき計測動作及び制御動作の少なくとも一方を行う
熱電対入力計測器であって、基準接点温度補償回路は外
線端子近傍であってかつ判定手段によって加熱される部
分の温度について温度補償を行うように熱電対入力計測
器を構成した。
さらに、本発明においては、熱電対回路の基準接点が
接続される二個の外線端子と、それぞれの入力端子がい
ずれもこの外線端子に接続された種類の異なる複数個の
基準接点温度補償回路と、外線端子に熱電対回路の基準
接点が接続された状態で起動信号が入力されると所定の
経時態様で外線端子を加熱すると共にこの外線端子の加
熱前後における外線端子近傍の温度変化と該両外線端子
間の電圧変化とを測定して前記温度変化と前記電圧変化
とにもとづいて所定の第1演算を行って熱電対回路に用
いられている測温用熱電対の種類を表す判定信号を出力
する判定手段と、基準接点温度補償回路のそれぞれに対
応した熱電対の基準熱起電力表が内蔵されかつ前記判定
信号が入力されると該判定信号が表す測温用熱電対の種
類に等しい種類の熱電対の基準熱起電力表を用いて判定
信号が表す測温用熱電対の種類に対応した種類の基準接
点温度補償回路の出力電圧に対して所定の第2演算を行
いこの演算結果を表す温度信号を出力する動作を判定手
段による外線端子の加熱動作終了後行う温度演算手段と
を備え、前記温度信号にもとづき計測動作及び制御動作
の少なくとも一方を行う熱電対入力計測器であって、前
記基準接点温度補償回路は前記外線端子近傍の温度につ
いて温度補償を行うように熱電対入力計測器を構成し
た。
このため、上記のように構成すると、外線端子と基準
接点温度補償回路との間に補償導線を介在させる場合と
介在させない場合とのいずれの場合においても基準接点
温度補償回路の種類が熱電対回路に用いられている熱電
対の種類に合致しているとこの種類が合致している基準
接点温度補償回路の、判定手段によって外線端子が加熱
される前の出力電圧と外線端子が加熱された後の出力電
圧との間には殆ど差が現れないので、外線端子に接続さ
れた熱電対回路における熱電対の種類が変更された場
合、起動信号を判定手段に入力することによって該手段
により変更された熱電対の種類が自動的に判別されて、
この結果、判定手段による外線端子の加熱動作終了後
は、自動的に上記判別結果に応じた種類の基準接点温度
補償回路の出力電圧と該判別結果に応じた種類の熱電対
の基準熱起電力表とを用いて、従来計測器におけると同
様な温度測定値算出動作を温度演算手段で行わせること
ができるので、本発明には、外線端子と基準接点温度補
償回路との間に補償導線を介在させる場合と介在させな
い場合とのいずれの場合にも、熱電対の種類変更に速応
できる熱電対入力計測器が得られる効果がある。
そうして、また、上記のように構成すると、判定手段
で第1演算を行わせる場合、該判定手段による外線端子
の加熱の前後において両外線端子間に現れる電圧変化
は、該外線端子に接続された熱電対回路における測温用
熱電対の種類と外線端子の加熱前後における該外線端子
近傍の温度変化とに応じて異なるので、外線端子に接続
された熱電対回路における熱電対の種類が変更された場
合、判定手段に起動信号を入力して第1演算を行わるこ
とによって変更された熱電対の種類を自動的に判別する
ことができて、この結果、判定手段で第1演算を行わせ
る場合も、本発明には矢張り熱電対の種類変更に速応で
きる熱電対入力計測器が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図は本発明のそれぞれ異なる実施
例の構成説明図、第4図は従来の熱電対入力調節器の構
成説明図である。 1,13……熱電対、3,14,171,172,173……補償導線、4…
…外線端子、5,161,162,163……基準接点温度補償回
路、7b,23a……温度信号、7,24……温度演算手段、9,15
……熱電対回路、12,25,26,27……熱電対入力調節器、1
9,28……判定手段、19b,28a……判定信号、20……起動
信号、161b,162b,163b……入力端子、221,222,223……
熱電対の基準熱起電力表、V1,V2,V3……出力電圧。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱電対回路の基準接点が接続される二個の
    外線端子と、種類の異なる複数個の基準接点温度補償回
    路と、前記基準接点温度補償回路の各入力端子と前記外
    線端子とを接続する該基準接点温度補償回路の種類に応
    じた補償導線と、前記外線端子に前記熱電対回路の前記
    基準接点が接続された状態で起動信号が入力されると所
    定の経時態様で前記外線端子を加熱すると共に前記外線
    端子の加熱前後における前記基準接点温度補償回路のそ
    れぞれの出力電圧変化を測定して該出力電圧変化が零で
    ある前記基準接点温度補償回路に接続された前記補償導
    線の種類を表す判定信号を出力する判定手段と、前記補
    償導線のそれぞれに対応した熱電対の基準熱起電力表が
    内蔵されかつ前記判定信号が入力されると該判定信号が
    表す前記補償導線の種類に応じた前記熱電対の基準熱起
    電力表を用いて前記出力電圧変化が零であった前記基準
    接点温度補償回路の出力電圧に対して所定の演算を行い
    この演算結果を表す温度信号を出力する動作を前記判定
    手段による前記外線端子の加熱動作終了後行う温度演算
    手段とを備え、前記温度信号にもとづき計測動作及び制
    御動作の少なくとも一方を行う熱電対入力計測器であっ
    て、前記基準接点温度補償回路は前記外線端子近傍であ
    ってかつ前記判定手段によって加熱されることのない部
    分の温度について温度補償を行うことを特徴とする熱電
    対入力計測器。
  2. 【請求項2】熱電対回路の基準接点が接続される二個の
    外線端子と、それぞれの入力端子がいずれも前記外線端
    子に接続された種類の異なる複数個の基準接点温度補償
    回路と、前記外線端子に前記熱電対回路の前記基準接点
    が接続された状態で起動信号が入力されると所定の経時
    態様で前記外線端子を加熱すると共に前記外線端子の加
    熱前後における前記基準接点温度補償回路のそれぞれの
    出力電圧変化を測定して該出力電圧変化が零である前記
    基準接点温度補償回路の種類を表す判定信号を出力する
    判定手段と、前記基準接点温度補償回路のそれぞれに対
    応した種類の熱電対の基準熱起電力表が内蔵されかつ前
    記判定信号が入力されると該判定信号が表す前記基準接
    点温度補償回路の種類に等しい種類の前記熱電対の基準
    熱起電力表を用いて前記出力電圧変化が零であった前記
    基準接点温度補償回路の出力電圧に対して所定の演算を
    行いこの演算結果を表す温度信号を出力する動作を前記
    判定手段による前記外線端子の加熱動作終了後行う温度
    演算手段とを備え、前記温度信号にもとづき計測動作及
    び制御動作の少なくとも一方を行う熱電対入力計測器で
    あって、前記基準接点温度補償回路は前記外線端子近傍
    であってかつ前記判定手段によって加熱される部分の温
    度について温度補償を行うことを特徴とする熱電対入力
    計測器。
  3. 【請求項3】熱電対回路の基準接点が接続される二個の
    外線端子と、それぞれの入力端子がいずれも前記外線端
    子に接続された種類の異なる複数個の基準接点温度補償
    回路と、前記外線端子に前記熱電対回路の前記基準接点
    が接続された状態で起動信号が入力されると所定の経時
    態様で前記外線端子を加熱すると共に前記外線端子の加
    熱前後における前記外線端子近傍の温度変化と該両外線
    端子間の電圧変化とを測定して前記温度変化と前記電圧
    変化とにもとづいて所定の第1演算を行って前記熱電対
    回路に用いられている測温用熱電対の種類を表す判定信
    号を出力する判定手段と、前記基準接点温度補償回路の
    それぞれに対応した熱電対の基準熱起電力表が内蔵され
    かつ前記判定信号が入力されると該判定信号が表す前記
    測温用熱電対の種類に等しい種類の前記熱電対の前記基
    準熱起電力表を用いて前記判定信号が表す前記測温用熱
    電対の種類に対応した種類の前記基準接点温度補償回路
    の出力電圧に対して所定の第2演算を行いこの演算結果
    を表す温度信号を出力する動作を前記判定手段による前
    記外線端子の加熱動作終了後行う温度演算手段とを備
    え、前記温度信号にもとづき計測動作及び制御動作の少
    なくとも一方を行う熱電対入力計測器であって、前記基
    準接点温度補償回路は前記外線端子近傍の温度について
    温度補償を行うことを特徴とする熱電対入力計測器。
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