JPH069498U - 多層食品製造機及びそれを用いて製造された多層食品 - Google Patents

多層食品製造機及びそれを用いて製造された多層食品

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JPH069498U
JPH069498U JP5529592U JP5529592U JPH069498U JP H069498 U JPH069498 U JP H069498U JP 5529592 U JP5529592 U JP 5529592U JP 5529592 U JP5529592 U JP 5529592U JP H069498 U JPH069498 U JP H069498U
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food
layer
layer food
viscous
nozzles
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Withdrawn
Application number
JP5529592U
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Inventor
好実 山田
Original Assignee
有限会社英彦山食品
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は色や味、テクスチャーを変えた複数
の層が一体に成型されたファショナブルで斬新性に富ん
だ多層食品を誰でも簡単にかつ高い歩留りで生産性よく
作ることができる多層食品製造機の提供を目的とする。 【構成】 本考案の多層食品製造機は、底部に定量供給
部を有する複数の年稠食材供給部4a,4bと、前記粘
稠食材供給部4a,4bに各々連設された食材流出管6
a,6bと、前記各食材流出管6a,6bの端部に揺動
自在に各々接続されたノズル7a,7bと、前記各ノズ
ル7a,7bを同一方向に揺動させる揺動部8a,8b
と、前記揺動部8a,8bに正逆方向の直線運動を与え
る駆動部12と、を備えた構成を有している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は多層食品製造機及びそれを用いて製造された多層食品に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
近年、食品に関する需要者の嗜好が多様化し、それに伴い同じ食品でも種々の 工夫がなされ多様化され提供されている。 例えば、精進料理の代表的な胡麻豆腐は矩形のものから需要者の好みに合わせ て扇形のもの鶴亀形のもの等種々の形状に加工されたものが提供されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の胡麻豆腐や羊羹は単に形を変えるか、表面に縁起物の 鶴亀等を突条に描くかまたは羊羹の場合栗等を内部に内臓したものが提供されて いるだけで斬新さに欠け新規の需要を掘り起こすことが難しいという問題点を有 していた。また、これらは生産に手間がかかり作業性・生産性に欠けるという問 題点を有していた。 更に、テクスチャーや食味、色等の異なったものを同時に混ぜて作ることは色 合いの出し方が極めて困難でかつこれら食材が流動性なので不自然に混合してし まい目的とするものを作ることができないという問題点があった。また、これら を多層で作ることはあらかじめ各層を構成する食材を作り、1つの粘稠食材で層 を作った後、これが固まった頃を見計らって他の粘稠食材の層を均一にならし、 この作業の繰り返しにより1つの多層食品を作っていたが、生産性が悪く、かつ 製品歩留りが低く、生産に熟練を要すという問題点を要していた。
【0004】 本考案は上記従来の問題点を解決するもので、色や味、テクスチャーを変えた 複数の層が一体に成型されたファッショナブルで斬新性に富んだ多層食品を誰で も簡単にかつ高い歩留りで生産性よく作ることができる多層食品製造機及びそれ を用いて製造された多層食品を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本考案は次の構成からなる。 請求項1の多層食品製造機は、底部に定量供給部を有する複数の粘稠食材供給 部と、前記粘稠食材供給部に各々連設された食材流出管と、前記各食材流出管の 端部に揺動自在に各々接続されたノズルと、前記各ノズルを同一方向に揺動させ る揺動部と、前記揺動部に正逆方向の直線運動を与える駆動部と、を備えた構成 を有している。 請求項2に記載の多層胡麻豆腐や羊羹等の多層食品は、成分又は色の異なった 二層以上が一体に積層成形されてなる構成を有している。 ここで、粘稠食材供給部等は多層食品の層の数だけ配置され、各粘稠食材供給 部は下部に所定量の流量を流出する流出口等の定量供給部を有するタンク等から なるが、流出口を短管等一般的なものとし、その排出口に別途定量供給器からな る定量供給部を具えたものであってもよい。 尚、タンク等は粘稠食材の粘度を一定にするため温調機を備えておくと、冬期 や夏期等季節を問わず所定の粘度を有する粘稠食材を供給でき定常状態で作業が できるので好ましい。 食材流出管の各端部には着脱自在にかつ水密状態で揺動自在にノズルが接続さ れている。各ノズルの揺動手段としては各々のノズルに係着されたギアと、各ギ アの中間に遊星ギアが配設されたもの等で構成される。尚、遊星ギアに代えクラ ンク等または逆転ベルト等で連結したものを用いたものでもよい。 ノズルは食品の種類に応じて開口部の大小等を選択し得るように開口率の調整 部を形成するか、又は開口度に合ったノズルと自由に代えられるよう脱着自在に 形成してもよい。
【0006】
【作用】
この構成によって、各ノズルの一体となった往復運動によって味,色,テクス チャーの異なった複数の層が一体化され積層された多層食品を作ることができる 。ノズルの開度が自由に代えられるので各層の厚みの異なった多層の食品を作る ことができる。
【0007】
【実施例】
以下本考案の一実施例について、図面を参照しながら説明する。 図1は本考案の多層食品の一実施例である2層からなる多層胡麻豆腐の斜視図 である。 1は多層胡麻豆腐、2は白色層、3は白色層2の間に均等の厚みで積層された 外紅花を使って薄赤色に着色された薄赤色層である。 白色層2及び薄赤色層3が交互に積層されているので縁起物の紅白の胡麻豆腐 を得ることができる。 また、色を変える以外に各層に味の異なった食材を積層してもよく、あるいは 添加剤等を変えテクスチャーの異なったものにしてもよい。 尚、本実施例では2層の胡麻豆腐について説明したが、各層の色やテクスチャ ーを変え、2層以上に形成してもよい。
【0008】 以上のように構成された多層胡麻豆腐について、以下その製造機及び製造方法 について説明する。 図2は本考案の一実施例における2層の胡麻豆腐を製造する多層食品製造機の 正面側要部斜視図であり、図3はノズル部の背面側斜視図である。 4a,4bは種類の異なった粘稠食材の貯溜タンク等からなる粘稠食材供給部 、5は粘稠食材供給部4a,4bの下部に配設されたシリンダータイプの定量供 給部5a,5bを備えた定量供給ポンプ、6a,6bは定量供給部5a,5bに 水蜜状態でかつ脱着自在に接続部6a′,6b′で各々連設された食材流出管、 7a,7bは食材流出管6a,6bに各々揺動自在に連接され端部が各々所定の 狭小幅に形成されたノズル、8a,8bはノズル7a,7bを同一方向に揺動さ せるギアからなる揺動部、9は揺動部8a,8bを同一方向に回動させる遊星ギ ア、10は食材流出管6a,6b間に固定され遊星ギア9を回動自在にベアリン グ部10aで保持する遊星ギア保持部、11はノズル7aの狭小部に突接された クランク受、12はクランク受11を逆U字状の保持部で遊嵌し、モータの回転 運動をクランク部を介してクランク受11に往復運動として伝達する駆動部、1 3はモータ、14はモータ13の回転を往復動に変換するクランク部、15は多 層食品製造機と連動し所定間隔を開けて移動するベルトコンベア(図示せず)の ベルト、16は合成樹脂製等の食品収容容器である。 尚、3層以上の場合は各層毎の粘稠食材供給部の各ノズルを遊星ギア等で連結 することにより3層以上の多層食品を作製できる。
【0009】 以上のように構成された本考案の多層食品製造機について、以下それを用いた 多層胡麻豆腐の製造方法を説明する。 白色層2を形成する白色の胡麻豆腐の粘稠物を粘稠食材供給部4aに、薄赤色 層3を形成する薄赤色の胡麻豆腐の粘稠物を粘稠食材供給部4bに入れ、定量供 給ポンプ5の流出量及び各層の厚み量を収容容器16の大きさに合わせて調整し 、所定の各層の厚みに応じた開口度のノズル7a,7bを各々食材流出管6a, 6bにセットし、次いで定量供給ポンプ5,モータ13及びベルトコンベアの電 源を入れる。 定量供給ポンプ5の定量供給部5a,5bが各食材を所定量計量し、次いでノ ズル7a,7bが同一方向に往復運動して所定の厚みで白色層2、薄赤色層3を 交互に積層してベルトコンベアの各容器に短時間で多量の多層胡麻豆腐を製造す る。
【0010】
【発明の効果】
以上ように本考案によれば、色や味,テクスチャーの異なったファッショナブ ルで見栄えがよくかつ食欲をそそる高品質で付加価値の高い多層食品を実現でき るものであり、かつ、そのような優れた多層食品を低原価で量産できる高い生産 性、作業性、省力性に優れた多層食品製造機を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の多層胡麻豆腐の斜視図
【図2】本実施例の多層食品製造機の正面側要部斜視図
【図3】本実施例のノズル部の背面側斜視図
【符号の説明】
1 多層胡麻豆腐 2 白色層 3 薄赤色層 4a,4b 粘稠食材供給部 5 定量供給ポンプ 5a,5b 定量供給部 6a,6b 食材流出管 6a′,6b′ 接続部 7a,7b ノズル 8a,8b 揺動部 9 遊星ギア 10 遊星ギア保持部 11 クランク受 12 駆動部 13 モータ 14 クランク部 15 ベルトコンベアのベルト 16 食品収容容器

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部に定量供給部を有する複数の粘稠食
    材供給部と、前記粘稠食材供給部に各々連設された食材
    流出管と、前記各食材流出管の端部に揺動自在に各々接
    続されたノズルと、前記各ノズルを同一方向に揺動させ
    る揺動部と、前記揺動部に正逆方向の直線運動を与える
    駆動部と、を備えたことを特徴とする多層食品製造機。
  2. 【請求項2】 成分又は色の異なった二層以上が一体に
    積層成形されてなることを特徴とする多層胡麻豆腐や羊
    羹等の多層食品。
JP5529592U 1992-07-14 1992-07-14 多層食品製造機及びそれを用いて製造された多層食品 Withdrawn JPH069498U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002540811A (ja) * 1999-04-13 2002-12-03 ラスムッセン・オーレ−ベント 幾種かの成分を同軸押出成形することによって人工的にセル様構造をもたらす食品およびかゝる食品を製造するための方法および装置
JP2012147708A (ja) * 2011-01-18 2012-08-09 Kibun Foods Inc 三層筒状食品の製造方法及び装置
KR20220003307A (ko) * 2020-07-01 2022-01-10 고인연 두부 제조방법 및 그에 따라 제조된 두부

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