JP3000862U - 冷菓子食品の構造 - Google Patents

冷菓子食品の構造

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JP3000862U
JP3000862U JP1994001697U JP169794U JP3000862U JP 3000862 U JP3000862 U JP 3000862U JP 1994001697 U JP1994001697 U JP 1994001697U JP 169794 U JP169794 U JP 169794U JP 3000862 U JP3000862 U JP 3000862U
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杉原勝臣
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株式会社レマン
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この考案は、アイスクリーム、アイスシャーベ
ット等の固形冷菓子食品にあって、異なる種類あるいは
異なる色の冷菓子食品材料を一体化し、異なる味を賞味
し、且つデコレーションの変化性を高め得る冷菓子食品
である。 【構成】内側の冷菓子食品層4と、内側の冷菓子食品層
の外周囲のまわりにそれぞれ境界面6をもって連接する
少なくとも一層の外側の冷菓子食品層5とを有し、内側
の冷菓子食品層と外側の冷菓子食品層とにより複層冷菓
子結合体2を形成し、複層冷菓子結合体は内側の冷菓子
食品層と外側の冷菓子食品層との境界面に交差する二端
面8A、8Bを有するもので、この複層冷菓子結合体に
おける二端面間の中間部位において、複層冷菓子結合体
における境界面に交差するように把持バー部材3を組み
合わせてなる冷菓子食品を構成するものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、アイスクリーム等の固形冷菓子食品の構造にかかるものであって 、特に、内側の冷菓子食品層と、この内側の冷菓子食品層とは異なる種類あるい は異なる色の少なくとも一層の外側の冷菓子食品層とを有する複層冷菓子結合体 でなる把持バー付き冷菓子食品の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、例えば、アイスクリームに代表される冷菓子食品は、冷凍処理 製造され、流通販売に供し、凍結状態において食するものである。この種の冷菓 子食品は、各種形態のものが開発され提供されてきている。一例において、従来 の冷菓子食品中、異なる冷菓子食品材料の組み合わせでなる冷菓子食品は、カッ プ入りのものであったり、あるいは、内側の冷菓子食品に対し、この内側の冷菓 子食品を外側の冷菓子食品で全体的に覆ってしまう構造のものであった。 上記するように、従来の冷菓子食品において、異なる冷菓子食品材料の組み合 わせでなる冷菓子食品の場合、上記する範囲において極めて定型的なものであっ て、特に後者のものにおいては、異なる冷菓子食品材料の組み合わせでなるにも 関わらず、外側の冷菓子食品が視認されるものにすぎず、内側の冷菓子食品を視 覚的に捉えることができなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、この考案は、上記するような冷菓子食品において、たとえば、アイス クリーム並びにアイスシャーベット等のような少なくとも二種類の異なる冷菓子 食品材料の組み合わせでなる複層冷菓子結合体を供し、その複層冷菓子結合体に ついては、内側の冷菓子食品並びに外側の冷菓子食品とを一見して視覚的に視認 可能な構造とし、少なくとも二種類の異なる冷菓子食品材料の組み合わせ態様に よるデコレーションの変化性、並びに少なくとも二種類の異なる冷菓子食品材料 を同時に賞味し、楽しみ得るようになした少なくとも二種類の異なる冷菓子食品 材料により構成される把持バー付きの固形化された冷菓子の新規な構造体を提供 することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案は、上記する目的を達成するにあたって、具体的には、冷凍処理によ り製造され、凍結状態において食するようなアイスクリーム等の冷菓子の構造に あって、 内側の冷菓子食品層と、 内側の冷菓子食品層の外周囲のまわりにそれぞれ境界面をもって連接する少な くとも一層の外側の冷菓子食品層とを有し、 内側の冷菓子食品層と外側の冷菓子食品層とは、複層冷菓子結合体を形成する ものであり、 複層冷菓子結合体は、内側の冷菓子食品層と外側の冷菓子食品層の境界面に交 差する二端面を有するものからなり、 複層冷菓子結合体に対し、一端が複層冷菓子結合体における二端面間の中間部 位において、複層冷菓子結合体における各層境界面に交差してのび、他端が複層 冷菓子結合体の外方に向けてのびる把持バー部材を組み合わせてなる冷菓子食品 の構造をなすものである。
【0005】 この考案の好ましい例によれば、複層冷菓子結合体は、内側の冷菓子食品層と 外側の冷菓子食品層の境界面に交差する二端面を有し、該二端面によって偏平な 複層冷菓子結合体を形成してなり、複層冷菓子結合体に対して組み合わされる把 持バー部材が偏平な板体でなっている。 さらに、この考案の好ましい例によれば、内側の冷菓子食品層と外側の冷菓子 食品層とは、それぞれ異なる種類、あるいは、それぞれ異なる色の冷菓食品であ り、さらにはそれらの組み合わせでなっている。
【0006】
【実施例の説明】
以下、この考案になる冷菓子食品の構造について、図面に示す具体的な実施例 にもとづいて詳細に説明する。 この考案において対象とする冷菓子食品は、代表的には、アイスクリーム、ア イスミルク、アイスシャーベットであり、さらにはアイスケーキ、かき氷、みぞ れ等も変形的に適用可能であり、さらに、高乳脂肪のプレーンアイスクリーム(p lain ice cream) 、果実等の添加量が多いコンポジットアイスクリーム(composi te ice cream) 、卵黄の多いフローズンカスタード(frozen custard)、パルフェ イ(parfai)等も変更なく適用することができる。この考案に適用される冷菓子食 品材料は、総じて、冷凍処理により固形化し、凍結状態で食するものであって、 それらの選択的な組み合わせによって、この考案になる冷菓子食品を構成するも のである。
【0007】 図1A及び図1Bは、この考案になる冷菓子食品の具体的な実施例にあって、 基本的な形態例を示す平面図及び側断面図であり、図2A及び図2Bは、この考 案になる冷菓子食品の異なる実施態様例を示す概略的な斜視図である。 図1に示す具体的な実施態様例によれば、この考案になる冷菓子食品1は、複 層冷菓子結合体2により構成されるものであり、該複層冷菓子結合体2に把持バ ー部材3を組み合わせたものからなっている。この考案において前記複層冷菓子 結合体2は、内側の冷菓子食品層4と、この内側の冷菓子食品層4の外周囲のま わりに境界面6をもって連接する外側の冷菓子食品層5とを有するものからなっ ている。
【0008】 この考案において前記複層冷菓子結合体2を構成する内側の冷菓子食品層4と 外側の冷菓子食品層5とは、互いに異なる種類、例えば、内側の冷菓子食品層4 がアイスシャーベットであり、外側の冷菓子食品層5がアイスクリームで、ある いはその逆で、さらには他の冷菓子材料との選択的な組み合わせによって構成さ れる。さらに、この考案において前記複層冷菓子結合体2を構成する内側の冷菓 子食品層4と外側の冷菓子食品層5とは、上記する組み合わせに加えて、互いに 異なる色に生成処理されている冷菓子材料の選択的な組み合わせによって構成さ れる。
【0009】 この考案において、前記複層冷菓子結合体2を構成する前記外側の冷菓子食品 層5は、少なくとも一層のものであって、図1において実線で示すように、内側 の冷菓子食品層4の外周囲に一層だけ設けたものであってもよいし、あるいは、 例えば、図1において仮想線で示すように、内側の冷菓子食品層4の外周囲に第 1の外側冷菓子食品層5Aを、さらにその外側に第2の外側冷菓子食品層5Bを 設けた構成のものであってもよい。
【0010】 この考案において前記複層冷菓子結合体2の具体的な形態は、図1に示すもの のように、内側の冷菓子食品層4と外側の冷菓子食品層5との境界面6に交差す る二端面8A、8Bを有するものからなっており、例えば、内側の冷菓子食品層 4の直径寸法が約46mm程度で、外側の冷菓子食品層5の直径寸法が約80mm程 度であるようなものにおいて、好ましくは、20mm程度の厚さ寸法に偏平成形さ れている。前記複層冷菓子結合体2の二端面8A、8Bは、好ましくは、平行な 平坦面であり、場合によっては、平行ではなく、さらには凹凸あるいは曲面であ ってもよい。
【0011】 一方、前記複層冷菓子結合体2の境界面6の形態、並びに外側の冷菓子食品層 5の最外周面7の形態は、図1の実施例に示すもののように、それぞれ同心円の 円形に沿った面であってもよいし、図2A並びに図2Bに示すように、任意の幾 何学的形状、あるいは任意の絵図的形状に沿った面であってもよい。それらは、 それぞれ前記複層冷菓子結合体2をその二端面8A、8B側から見た場合に、内 側の冷菓子食品層4と外側の冷菓子食品層5の区画領域を円形状、任意の幾何学 的形状、あるいは任意の絵図的形状に視認することができ、複層冷菓子結合体2 をデコレーションする場合に、その変化性に寄与するものである。
【0012】 この考案になる冷菓子食品において、前記複層冷菓子結合体2は、特に、図2 Bに示すもののように、内側の冷菓子食品層4が二つに分離している構成をも含 むものである。この場合、把持バー部材3は、前記複層冷菓子結合体2対し、二 つに分離している内側の冷菓子食品層4A、4Bを所謂串刺し状に差し込まれて いて、内側の冷菓子食品層4A、4B及び外側の冷菓子食品層5を一体的に固定 支持し得るように構成されている。
【0013】 次いで、この考案において、前記複層冷菓子結合体2に対して組み合わされる 把持バー部材3は、好ましくは、偏平な板体(木製、プラスチック製)によって 形成される。この把持バー部材3は、その一端3aが前記複層冷菓子結合体2に 対し、その二端面8A、8B間の中間部位において、該複層冷菓子結合体2にお ける各境界面6に交差して没入しており、他端3bが前記複層冷菓子結合体2の 外方に向けてのびるように組み合わされている。前記把持バー部材3は、図1に 示す実施例のもののように、前記複層冷菓子結合体2に対して、少なくとも一つ の境界面6に交差するように差し込まれているものであり、より好ましくは、図 1に仮想線で示すように、複数の境界面6に交差するように差し込まれているも のであってもよい。
【0014】
【考案の効果】
以上の構成になるこの考案の冷菓子食品の構造によれば、構造が極めて簡単で あり、製造が容易であって、多量生産に適合し、生産性高く製造し得るものであ り、安価に供し得る等の点において、経済的にもきわめて有利に作用するものと いえる。
【0015】 さらに、この考案になる冷菓子食品の構造によれば、例えば、アイスクリーム 並びにアイスシャーベット等のような少なくとも二種類の異なる冷菓子食品材料 の選択的組み合わせにより複層冷菓子結合体を構成するものであって、複層冷菓 子結合体を構成する内側の冷菓子食品並びに外側の冷菓子食品とを一見して視覚 的に視認可能な構造としたことにより、少なくとも二種類の異なる冷菓子食品材 料、異なる色の組み合わせ態様によるデコレーションの変化性、並びに少なくと も二種類の異なる冷菓子食品材料を同時に賞味し、楽しみ得るようになした等の 点において、極めて実効性の高いものといえる。
【0016】 さらに、この考案になる冷菓子食品の構造によれば、複層冷菓子結合体を構成 する内側の冷菓子食品並びに外側の冷菓子食品とを異なる冷菓子食品材料によっ て形成したものであっても、内側の冷菓子食品と外側の冷菓子食品との間の境界 面に交差するように把持バー部材を没入させ組み合わせてあるので、内側の冷菓 子食品に対する外側の冷菓子食品の離脱を可及的に防止することができ、所謂抜 け落ちの問題に応じ得る点においても極めて有効に作用するものといえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1Aは、この考案になる冷菓子食品の具体的
な実施例であって、その第1の実施例を示す概略的な平
面図であり、図1Bは、図1AにおけるB−B線に沿っ
て断面にして示す概略的な側断面図である。
【図2】図2Aは、この考案になる冷菓子食品の他の具
体的な実施例を示す概略的な斜視図であり、図2Bは、
さらに別の具体的な実施例であって、内側の冷菓子食品
が二つに分断されている例を示す概略的な斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 冷菓子食品 2 複層冷菓子結合体 3 把持バー部材 4 内側の冷菓子食品層 5 外側の冷菓子食品層 6 境界面 7 外側の冷菓子食品層5の最外周面 8A、8B 複層冷菓子結合体2の二端面

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍処理により製造され、凍結状態にお
    いて食するアイスクリーム等の冷菓子食品の構造にあっ
    て、 内側の冷菓子食品層と、 前記内側の冷菓子食品層の外周囲のまわりにそれぞれ境
    界面をもって連接する少なくとも一層の外側の冷菓子食
    品層とを有し、 前記内側の冷菓子食品層と前記外側の冷菓子食品層と
    は、複層冷菓子結合体を形成してなり、 前記複層冷菓子結合体は、前記内側の冷菓子食品層と前
    記外側の冷菓子食品層の境界面に交差する二端面を有す
    るものからなり、 前記複層冷菓子結合体に対し、一端が前記複層冷菓子結
    合体における二端面間の中間部位において、前記複層冷
    菓子結合体における各層境界面に交差してのび、他端が
    前記複層冷菓子結合体の外方に向けてのびる把持バー部
    材を組み合わせてなることを特徴とする冷菓子食品の構
    造。
  2. 【請求項2】 前記複層冷菓子結合体が前記内側の冷菓
    子食品層と前記外側の冷菓子食品層の境界面に交差する
    二端面を有し、該二端面によって偏平な複層冷菓子結合
    体を形成してなり、前記複層冷菓子結合体に対して組み
    合わされる把持バー部材が偏平な板体でなることを特徴
    とする請求項1に記載の冷菓子食品の構造。
  3. 【請求項3】 前記内側の冷菓子食品層と前記外側の冷
    菓子食品層とがそれぞれ異なる種類の冷菓子食品である
    ことを特徴とする請求項1に記載の冷菓子食品の構造。
  4. 【請求項4】 前記内側の冷菓子食品層と前記外側の冷
    菓子食品層とがそれぞれ異なる色の冷菓子食品であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の冷菓子食品の構造。
JP1994001697U 1994-02-08 1994-02-08 冷菓子食品の構造 Expired - Lifetime JP3000862U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019030274A (ja) * 2017-08-09 2019-02-28 森永乳業株式会社 冷菓

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