JPH0694316B2 - 紙葉類取扱装置 - Google Patents

紙葉類取扱装置

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JPH0694316B2
JPH0694316B2 JP27737787A JP27737787A JPH0694316B2 JP H0694316 B2 JPH0694316 B2 JP H0694316B2 JP 27737787 A JP27737787 A JP 27737787A JP 27737787 A JP27737787 A JP 27737787A JP H0694316 B2 JPH0694316 B2 JP H0694316B2
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sensor
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば自動入出金装置等の内部において紙幣
等の紙葉を搬送して処理する紙葉類取扱装置に関する。
(従来の技術) 例えば金融機関において、預貯金の引き出し、預け入れ
あるいは振り込み等に、自動入出金装置が広く使用され
ている。この装置は、顧客の挿入した複数の紙幣を受け
入れて、それを1枚ずつ分離して搬送し、その真偽や金
種の認識を行なう一方、その金額を計数したり所定の場
所に集積したりする動作を行なう。
このような装置において、紙幣が搬送中に折れ曲がった
り、斜めに搬送した(スキューしたという)、2枚以上
が互いに重なり合って走行したりする異常搬送状態が発
生する場合がある。
このような異常を検出するために、装置の搬送路上には
紙幣の搬送状態を検出するセンサが設けられている、そ
して、例えば紙幣の認識や計数ができないほどの異常の
搬送状態が検出された場合、その処理を停止する。オペ
レータは、装置内に残留した紙幣の除去や装置の点検を
行なった後、装置を復帰させる。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、同様の異常搬送状態がしばしば発生するよう
な場合、保守員が装置の稼動しない時間帯に障害の調査
解析を行なうことになる。この場合保守員は、異常搬送
状態発生時の状況やそのときの紙幣の状態を知るため、
オペレータに対し、これらの点を確認し、更に、どのよ
うにして機械を復帰させたかの説明を聞く。又、実際に
紙幣等を用いて試験走行させて、異常箇所の探索や障害
発生原因の解析を行なうようにしていた。
ところが保守員の点検時、そのような障害や異常搬送状
態が常に再現されるとは限らず、又、オペレータの記憶
を頼りにその原因解析を行なうにしても、オペレータの
記憶があいまいであったり不正確な場合には、必ずしも
的確な診断を行なうことができず、障害発生箇所の探索
に多くの時間と手数を要するという問題があった。
複写機やその他多数の紙葉を連続的に搬送し処理する装
置においても、同様の問題が発生する。
本発明は以上の点に着目してなされたもので、装置の障
害の発生原因(装置側に起因する原因または紙葉類側に
起因する原因を含む)の解析、障害の発生箇所の探索を
容易にした紙葉類取扱装置を提供することを目的とする
ものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明の紙葉類取扱装置は、主制御部と副制御部を備
え、主制御部が副制御部へ紙葉を搬送するためのコマン
ドを出力し、これに応答して副制御部が紙葉搬送動作を
実行し、実行結果をレスポンスとして主制御部へ出力す
る紙葉類取扱装置において、複数の紙葉を1枚ずつ分離
して搬送する搬送路と、前記搬送路中に配置され、前記
紙葉の搬送状態を検出する複数のセンサと、異常搬送状
態の発生を監視する異常搬送状態監視部と、複数の領域
に分割され、各々の領域に障害を解析するためのデータ
を記憶する記憶部とを有し、前記異常搬送状態監視部に
より異常搬送状態が検出された時、前記記憶部の所定の
領域が選択され、該領域に前記センサから出力される搬
送状態を示すデータと、前記コマンドおよび前記レスポ
ンスと、プログラムの適当な区切り毎に数値がインクリ
メントされ前記主制御部と前記副制御部のプログラムの
進み具合を示すステップデータとが記憶されることを特
徴とするものである。
(作用) 以上の装置は、搬送路中を紙葉が搬送される際、その紙
葉の搬送状態を検出する複数のセンサの検出出力を第1
の記憶部に格納しておく。これらの検出出力は多回数の
取り引きについて保存される。
その一方で、異常搬送状態監視部は、各センサの検出出
力から異常搬送状態を検出し、その発生時に直ちに制御
部に搬送状態データを読取らせる。こうして得られた障
害処理情報が、異常搬送状態の発生の都度、数回分、第
2の記憶部に格納される。保守員がこの障害処理情報を
読み出して解析すれば、速やかに正確に障害の発生原因
(装置側に起因する原因または紙葉類側に起因する原因
を含む)の解析や障害の発生箇所の探索、その障害の状
況(障害の進行の経緯等)の解析を行うことができる。
(実施例) <装置の概略構成> 以下、本発明の紙葉類取扱装置を自動入出金装置を例に
とって説明する。
第1図は、本発明に係る自動入出金装置の実施例を示す
概略図である。
この装置は、接客口1から接客部2に投入された複数の
紙幣3を1枚ずつ分離し、認識し、集積する一方、それ
を入金金庫12や万券金庫13及び千券金庫14ストックした
り、万券金庫13や千券金庫14から紙幣を取り出し、第1
集積部16に集積して明細票18と共に顧客に差し出す処理
を行なう装置である。
次に出金動作は、次のように行なわれる。
先ず、万券金庫13から指定された枚数の紙幣を1枚ずつ
分離して、搬送路20に送り出す。送り出された紙幣は、
尚、この出金時に認識部6で異常と判断された紙幣をス
トックするために、出金不良券金庫15が設けられてい
る。
紙幣は、動作の種類に応じて図示したような種々の搬送
路20を搬送されるが、その搬送路には、入金第1センサ
21、千券第1センサ32、万券第1センサ31、Aセンサ2
2、Bセンサ23、Cセンサ24、Dセンサ25、Eセンサ2
6、Fセンサ27、Gセンサ28、Kセンサ29、Hセンサ3
0、Lセンサ33、Mセンサ34、Nセンサ35というよう
に、紙幣の搬送状態を検出するセンサが配置されてい
る。各センサは、それぞれ紙幣の搬送路に沿って一対ず
つの、例えば光透過型センサから構成されており、紙幣
の姿勢や傾き等を、そのセンサのオン・オフのタイミン
グによって検知することができる。
<装置の一般的動作> この装置は、入金時、次のように動作する。
接客口1から接客部2に受け入れられた複数の紙幣3
は、先ず、入金プール4にストックされる。そしてこれ
らの紙幣3は、分離部5によって1枚ずつ分離され、入
金第1センサ21及びAセンサ22を通って認識部6に搬送
される。認識部6は、その紙幣の真偽及び金種を認識す
るための装置である。
認識部6における認識処理を終えた紙幣3は、Bセンサ
23を通りCセンサ24を経由して集積部16,17に向かう。
尚、Cセンサ24の手前には、紙幣3の搬送方向を切り替
える切換ゲート7が設置されている。紙幣が集積部16,1
7に向かうと、切換えゲート8を経由して真券はDセン
サ25を通過し、蓄積車10によって第1集積部16に集積さ
れる。又、リジェクトされた紙幣は、Eセンサ26を通過
して蓄積車10によって第2集積部17に集積される。
その後、真券は入金金庫12、万券金庫13、千券金庫14に
搬送され、リジェクトされた紙幣は接客口2を通じて返
却される。
今度は、出金動作の説明をする。
先ず、例えば万券金庫13から指定された枚数の紙幣を1
枚ずつ分離して搬送路20に繰り出す。繰り出された紙幣
は、万券第1センサ31とNセンサ35及びAセンサ22を通
り認識部6に送り込まれる。
この認識部6で、紙幣の重送や破れ、異種券混入などを
鑑別し、異常と鑑別した紙幣は、Bセンサ23を通り切換
えゲート7及び9にガイドされて、出金不良券金庫15に
収納される。この場合、紙幣はFセンサ27及びGセンサ
28を通過する。認識部6で正常と鑑別された紙幣は、切
換えゲート7及び8にガイドされて第1集積部16に向か
う。この場合、Cセンサ24及びDセンサ25を通過して搬
送される。顧客に指定された枚数の紙幣を、この第1集
積部16に集積したら、媒体検出センサ36,37を通り接客
口2に集積され、接客口1を開けて顧客に払い戻しを行
なう。
<装置の制御のための回路構成> ここで、本発明の装置には、上記各センサの出力信号、
及び認識部6の出力信号等を受け入れて処理する制御部
41が設けられている。制御部41は、バスライン40に接続
されており、I/Oインタフェース42を介してこれらのデ
ータを受け入れる。そして、認識部6の出力信号や各セ
ンサの検出出力は、まず第1の記憶部43に格納される。
これらのデータが、本発明の装置における搬送状態デー
タに相当する。
又、この回路には、上記各センサの検出出力を受けいれ
て、異常搬送状態の発生を監視する異常搬送状態監視部
45、及びその異常搬送状態の発生時に、その時点の障害
処理情報を格納する第2の記憶部44が設けられている。
尚、上記制御部41は、この実施例では2つのマイクロプ
ロセッサから構成されており、その一方を主制御部(DV
C)41aと呼び、もう一方を副制御部(SUBCPU)41bと呼
んで説明を進める。
本発明の装置は、通常の入金動作・出金動作について
は、制御部41における主制御部41aと副制御部41bとが互
いに作業を分担しあいながら、装置各部のポンプ38、モ
ータ39、あるいは接客口1のシャッタ等の動作を制御し
要求された処理を実行する。
<搬送状態データ> 第2図に、第1図に示した記憶部43に格納される搬送状
態データの説明図を示した。
この記憶部43には、開始ポインタ46、次開始ポインタ4
7、取引枚数48及び紙幣1枚毎の搬送状態データを格納
するブロック49とから成る格納領域が設けられている。
このブロック49は、ブロック1からブロック127まで設
けられており、その1ブロックは例えば16バイトから構
成されている。この1ブロックは、1枚の紙幣に関する
搬送状態データが全て格納される大きさに選定される。
従って、ブロック49には全体で127枚分の紙幣の搬送状
態データが格納されることになる。
開始ポインタ46には、最新に行なわれた取引が、何ブロ
ック目に格納されたデータから始まっているかを示すポ
インタが格納される。次開始ポインタ47には、次の取引
のデータが格納される最初のブロックのポインタが格納
される。取引枚数48には、最近の各取引において搬送さ
れた紙幣の枚数がそれぞれ何枚かというデータが格納さ
れる。ここには数回分の各取引枚数が格納される。
このような構成によれば、最大取引枚数100枚の1取引
分の紙幣搬送状態データも保存が可能になる。又、1回
の取引枚数が少なければ数回分の取引における搬送状態
データが格納される。
ここで、ブロック49の内の1ブロック、例えばブロック
1は、その右側に示したようなデータ構成とされてい
る。
まずセンサナンバー(No)51には、紙幣の搬送中に、現
在どのセンサがオンあるいはオフ待ち状態かを識別する
ためのセンサ名を格納しておく。
又、ステップ52には、そのセンサがオン待ちか、オフ待
ちか、オフ検知か、いずれの状態であるか識別するデー
タを格納しておく。
紙幣情報53には、その紙幣がリジェクトされた場合のそ
の原因を識別するデータを格納しておく。これは認識部
6の出力信号から得られるデータである。
空振回数54には、第1図に示した分離部5において、紙
幣を1枚ずつ分離する際の空振動作の回数を格納してお
く。
入金第1センサ接近生データ55には、前紙幣が入金第1
センサ21を通過してから、次の紙幣が入金第1センサ21
に到達するまでの時間を格納しておく。
入金第1センサスキュー生データ56には、このセンサを
構成する搬送路の左右に設けられた一対のセンサが、一
定の時間差をもってその紙幣の通過を検出した場合に、
その時間差に相当するデータを格納しておく。
Aセンサ接近生データ57には、前紙幣がAセンサ22を通
過してから当紙幣がAセンサ22に到達するまでの時間を
格納しておく。
Aセンサスキュー生データ58には、Aセンサ22における
先に説明した入金第1センサスキュー生データ56と同様
のデータを格納しておく。
又、Aセンサメカ二重生データ59には、Aセンサ22の部
分に設けられた紙幣の厚みを検出する装置によって、紙
幣が二重に重なって搬送されていることを検出した場
合、その重なり幅に相当するデータを格納しておく。即
ち、紙幣が二枚完全に重なっている場合には、紙幣の全
幅がその重なり幅になり、二枚の紙幣の一部が重なり合
っている場合、その重なり合っている部分に相当する幅
がこのAセンサメカ二重生データ59として格納される。
認識レスポンスデータ60には、紙幣の真偽や金種を認識
する際に得られた認識データを格納する。これも認識部
6から出力されるデータである。
尚、この認識レスポンスデータ60は、例えば4バイト構
成とする。又、センサナンバー51とステップ52とは、合
せて1バイトとし、紙幣情報53からBセンサメカ二重生
データ59までは、それぞれ1バイト構成のデータとす
る。
最後のセンサ通過情報61は3バイト構成のデータとされ
ている。このセンサ通過情報61は、Aセンサ21からNセ
ンサ35までのそれぞれ左右一対づつ設けられたセンサが
どちらが先にオンしたか、又、いずれか一方がオンせず
にいわゆる半折れの紙幣が通過したか等のデータであ
る。
<障害処理情報の格納> さて第1図の回路に戻って、異常搬送状態監視部45は、
入金や出金処理等あらゆる動作中に各センサ等の出力を
受け入れ、異常搬送状態の発生を監視している。そし
て、異常搬送状態が発生した場合、それを制御部41に通
報する。制御部41は、その時点で上記第1の記憶部に格
納した搬送状態データ、及び装置各部における搬送制御
のための制御データを障害処理情報として読取る。この
障害処理情報は、第2の記憶部44に格納される。
<障害処理情報の内容> 第3図に第2の記憶部44に格納される障害処理情報の内
容を図示した。
第2の記憶部44(第1図)は、第3図に示すように、8
回分の障害処理情報を格納することができる障害処理情
報格納領域65を備えている。即ちこの第2の記憶部44
は、異常搬送状態が8回起こった場合、順にその障害処
理情報を書き込んでいき、9回目には第1回目、即ち最
も古く格納された障害処理情報を消して、そこへ新たな
障害処理情報を書き込む。このようにメモリがサイクリ
ックに使用される。
ここでこの1回分の障害処理情報は、第3図に示すよう
に全部で128バイトの構成のデータから成り立ってい
る。先ず、最初の16バイトにはコマンド71が格納され
る。又、次の16バイトにはレスポンス72が格納される。
第1図において、制御部41を構成する主制御部41aと副
制御部41bとは、先に説明したように、互いに処理を分
担し合いながら各種の動作を実行する。その際、主制御
部41aからは副制御部41bに対し、その動作を移すための
コマンド71が発せられる。副制御部41bは、このコマン
ドに従って動作を実行し、その結果をレスポンス72とし
て主制御部41aに返す。
異常搬送状態が発生した場合に、主制御部41aからどの
ようなコマンドが出力され、副制御部41bからどのよう
なレスポンスが返されたか、これを知ることは障害の状
況(障害の進行の経緯等)の解析に重要なポイントとな
る。そこで、このコマンド71とレスポンス72とを障害処
理情報として格納することにしている。
次に、エラー発生日付73が2バイト分格納される。この
エラー発生日付73は、異常搬送状態の発生時点の日付や
時間を内容とするデータである。
その次には、それぞれ2バイト分のDVCステップ及びSUB
CPUステップ75が格納される。
主制御部41a及び副制御部41bは、それぞれ与えられた動
作に対応するプログラムの進み具合を示すステップを持
っている。このステップは、プログラムの適当な区切り
毎に数値がインクリメントされるようなデータである。
異常搬送状態の発生時に、主制御部41aあるいは副制御
部41bが、どのようなプログラムをどこまで実行してい
たかを知ることも障害の状況(障害の進行の経緯等)の
解析に極めて有効なキーとなる。そこで、そのステップ
番号がDVCステップ74及びSUBCPUステップ75に格納され
る。
次に、10バイト分のRUNタスクステップ76が格納されて
いる。このRUNタスクステップ76とは、異常搬送状態が
発生した際に、搬送路上にある全ての紙幣の位置をコー
ド化して示すデータである。例えば、3枚の出金動作中
にジャムが起きた場合、3枚の紙幣はそれぞれ例えばA
センサの位置、Bセンサの位置、Cセンサの位置にあっ
たとき、これを1、2、3といっとコードにして個々に
格納する。
次の搬送状態データ77は、第2図で説明した内容の1ブ
ロック分のデータである。即ち、異常搬送状態の発生時
点に、制御部41が第1の記憶部43から直ちに1ブロック
分のデータを読取り、それをこの搬送状態データ77の領
域に転記する。
走行カウンタ78とは、所定の動作実行中に各紙幣が搬送
される搬送路において、いずれかのセンサをオンした場
合にインクリメントされるカウンタのカウント値を格納
する領域である。
第4図には、その詳細な内容を図示した。
即ち、走行カウンタには、入金第1センサ21、万券第1
センサ31、千券第1センサ32、Nセンサ35、Aセンサ2
2、Bセンサ23、Cセンサ24、Dセンサ25、Eセンサ2
6、Fセンサ27、Gセンサ28、Hセンサ30、Kセンサ2
9、Lセンサ33及びMセンサ39に対応してそれぞれ設け
られたカウンタのカウント値を格納している。
この他に、単独カウンタというカウンタがある。これ
は、特定の動作の紙幣管理とは無関係に、装置内の何れ
かのセンサがオンした場合にインクリメントするカウン
タである。これを第5図に示す。そのカウント値は、入
金第1センサ21′〜Mセンサ34′まで、走行カウンタと
は別に選定される。
第4図と第5図のカウンタとは、見かけ上同一であり、
例えば装置が正常に動作し紙幣が正常の搬送路を通って
処理を終了した場合、走行カウンタと単独カウンタの値
は一致する。ところが走行カウンタは、例えば入金処理
の場合には入金処理に必要なセンサについてのみ、その
紙幣通過時にカウント値をインクリメントする。これに
対して単独カウンタは、誤って別の搬送路に走行する紙
幣についてのカウントも行なう。従って両者を比較すれ
ば、迷走した紙幣についての搬送状態のトレス等も行な
うことができる。
尚、単独カウンタについては、第3図に示すように、エ
ラー発生時の単独カウンタ79及びエラー処理後の単独カ
ウンタ80との双方のカウント値が格納される。これは異
常搬送状態が発生した時点から、最終的に処理が終了し
実際に装置がダウンするまでの間、紙幣が搬送路を進ん
でしまう場合があり、異常搬送状態発生後の状態をチェ
ックする便宜のためである。これにより紙幣の残留状
態、異常搬送状態発生時の紙幣の走行状態が正確に認識
できる。
最後にエラー発生時の制御データ81として、第6図に示
すように、例えば16種の制御情報を格納する。これは例
えば、モータの状態、即ちモータがオンされているかオ
フされているかの状態、あるいはソレノイドがアップし
ているかダウンしているか等の状態、シャッタがオープ
ンしているか閉じているかの状態等をコード化したデー
タである。
第2の記憶部44に、以上のようなデータが格納されてい
れば、保守員は装置の保守管理の際、第2の記憶部44に
書き込まれた内容を読み出し、装置の障害発生前後の種
々の状態を一見して認識することができる。しかも、障
害処理情報を複数回分第2の記憶部44に格納するように
したので、障害発生の動向を更に正確に詳細に分析する
ことが可能になる。
<適用分野> 本発明は以上の実施例の限定されない。
例えば複写機においても、複数枚の複写用紙が搬送路上
を同時に高速に搬送される。その一部の複写用紙が、い
わゆるジャミングにより搬送異常を生じた場合、上記の
構成を採用すれば、その保守点検が容易になる。
即ち本発明は、紙葉を比較的複雑な搬送路中に搬送する
各種の装置について、その適用が可能である。
(発明の効果) 以上説明した本発明の紙葉類取扱装置によれば、ジャム
等による搬送状態の異常が発生しても、保守員が装置の
点検修理を行う際に、その記憶部の内容を読み取ること
により、障害についてその前後の障害発生の動向を正確
にかつ詳細に分析することができるとともに、障害の発
生原因の解析、障害の発生箇所の探索、その障害の状況
(障害の進行の経緯等)の解析を容易に短時間に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の紙葉類取扱装置の概略図、第2図はそ
の第1の記憶部に格納された搬送状態データの説明図、
第3図は第2の記憶部に格納された障害処理情報の説明
図、第4図及び第5図、第6図はそれぞれその障害処理
情報の一部の詳細な説明図である。 1……接客口、2……接客部、3……紙幣、 4……入金プール、5……分離部、6……認識部、 7,8,9……切換えゲート、10……羽根車、 12……入金金庫、13……万券金庫、 14……千券金庫、15……出金不良券金庫、 16……第1集積部、17……第2集積部、 18……明細票、20……搬送路、 21〜35……センサ、41……制御部、 42……I/Oインタフェース、 43……第1の記憶部、44……第2の記憶部、 45……異常搬送状態監視部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主制御部と副制御部を備え、主制御部が副
    制御部へ紙葉を搬送するためのコマンドを出力し、これ
    に応答して副制御部が紙葉搬送動作を実行し、実行結果
    をレスポンスとして主制御部へ出力する紙葉類取扱装置
    において、 複数の紙葉を1枚ずつ分離して搬送する搬送路と、 前記搬送路中に配置され、前記紙葉の搬送状態を検出す
    る複数のセンサと、 異常搬送状態の発生を監視する異常搬送状態監視部と、 複数の領域に分割され、各々の領域に障害を解析するた
    めのデータを記憶する記憶部とを有し、 前記異常搬送状態監視部により異常搬送状態が検出され
    た時、前記記憶部の所定の領域が選択され、該領域に前
    記センサから出力される搬送状態を示すデータと、前記
    コマンドおよび前記レスポンスと、プログラムの適当な
    区切り毎に数値がインクリメントされ前記主制御部と前
    記副制御部のプログラムの進み具合を示すステップデー
    タとが記憶されることを特徴とする紙葉類取扱装置。
JP27737787A 1987-11-04 1987-11-04 紙葉類取扱装置 Expired - Lifetime JPH0694316B2 (ja)

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