JPH0694164A - 挿入パイプ先端部の接合方法 - Google Patents

挿入パイプ先端部の接合方法

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JPH0694164A
JPH0694164A JP4266882A JP26688292A JPH0694164A JP H0694164 A JPH0694164 A JP H0694164A JP 4266882 A JP4266882 A JP 4266882A JP 26688292 A JP26688292 A JP 26688292A JP H0694164 A JPH0694164 A JP H0694164A
Authority
JP
Japan
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pipe
mother
tube
tip
liquid
Prior art date
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Pending
Application number
JP4266882A
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English (en)
Inventor
Kohei Ueda
耕平 上田
Hiroo Nagano
宏雄 永野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Corp filed Critical Taisei Corp
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Publication of JPH0694164A publication Critical patent/JPH0694164A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】母管を海底から引き上げずに接合することがで
き、工期の短縮と工費の節約を図ることのできる挿入パ
イプ先端部の接合方法を提供することを目的とする。 【構成】本発明は、大径の母管内に、小径の挿入管を挿
入する方法であって、液体を充填した状態の母管内に、
先端に隔壁を介して連結部材を設けた挿入管を挿入し、
母管の開口部に到達した後に、開口部付近の母管内の液
体を排除し、連結部材を母管の内面に固定し、その後に
挿入管の隔壁を除去して行う、挿入パイプ先端部の接合
方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パイプ内に小径のパイ
プを挿入して補修する場合の、パイプ先端部の接合方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】海底管の補修などにおいて、大径の母管
内にそれよりも小径の挿入管を挿入して補修する方法が
開発されている。その場合に、挿入管の到達部において
挿入管と母管と接合する必要がある。そのために従来は
まず母管と入り口と取り付け管(ライザー管)と海底の
母管とを切り離す作業から始まる。こうしてライザー管
による拘束から開放した状態で母管を海底から掘り出
し、これを緩い角度で海上の面まで引上げる。引き上げ
た状態で母管と挿入管とを接合し、新しいライザー管を
取り付け、再び海底に沈設して埋め戻し復旧するという
作業を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】前記したような従来
の挿入パイプ先端部の接合方法にあっては、次のような
問題点がある。 <イ>海底に敷設してある母管を引上げ、再び埋め戻す
という作業が必要となり、工事に長期間を要する。 <ロ>海底を掘削し、埋め戻すという土工事を行う必要
があり、周囲の海域を汚染する可能性があるために種々
の制約を受ける。 <ハ>一般にライザー管の周囲には多数の構造物が錯綜
している。そのために作業できる空間が限られ、工事が
複雑となる。 <ニ>以上のような条件によって、工事費用は高額なも
のとなる。
【0004】
【本発明の目的】本発明は上記したような従来の問題を
解決するためになされたもので、母管を海底から引き上
げずに接合することができ、工期の短縮と工費の節約を
図ることのできる挿入パイプ先端部の接合方法を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【問題点を解決するための手段】すなわち本発明は、大
径の母管内に、小径の挿入管を挿入する方法であって、
液体を充填した状態の母管内に、先端に隔壁を介して連
結部材を設けた挿入管を挿入し、母管の開口部に到達し
た後に、開口部付近の母管内の液体を排除し、連結部材
を母管の内面に固定し、その後に挿入管の隔壁を除去し
て行う、挿入パイプ先端部の接合方法である。
【0006】
【本発明の構成】以下図面を参照しながら本発明の挿入
パイプ先端部の接合方法について説明する。 <イ>挿入管の構造 前記したように、海底にすでに埋設された海底管を母管
Aと称する。この母管A内部に挿入管Bを挿入して補修
する場合について説明する。母管Aに挿入する挿入管B
は、当然母管Aの直径よりも小さい径のものを使用す
る。そして特にこの挿入管Bの先端は隔壁1によって閉
塞する。この隔壁1は、切断などによって容易に撤去が
可能なように構成し、この隔壁1を介して連結部材2を
取り付ける。連結部材2は、完成時には母管Aの内面に
取り付けて母管Aと挿入管Bとを一体に連結するための
部材であり、実施例のような鉛筆のキャップのような筒
体のもの以外にも、鍔状体、その他の形状の部材を使用
することができる。
【0007】<ロ>母管Aへの挿入(図1) まず母管A内と挿入管B内には液体を充填する。その際
に母管A内の液体の比重を、挿入管B内の液体の比重よ
りも大きいものを選択して、挿入作業における挿入管B
の重量を可能な限り軽減する。そうした状態において、
海底に敷設してある母管Aの一端からその内部に上記し
た挿入管Bを、連結部材2側を先頭にして挿入する。こ
の場合の挿入方法は、挿入管Bの尾端から加圧する方
法、先端から引っ張る方法、両者を同時に利用する方法
など、各種の方法を採用することができる。挿入管Bの
周囲には、螺旋状あるいは独立状に多少の高さを有する
スペーサーを突設しておくと、挿入時の摩擦抵抗を軽減
することができる。
【0008】<ハ>母管Aの排水(図2) 挿入管Bの先端の連結部材2が母管Aの端の開口部に到
達したら、挿入管Bの挿入作業を停止する。そして開口
部付近の母管A内の液体を排除する。母管A内部の液体
を排除すると、海底に位置する母管Aが浮上する可能性
があるが、本発明の施工方法においては母管A内には液
体を充填した挿入管Bが収納してあり、その重量がすべ
て母管Aに加わっている。したがって、コンクリート被
覆などのような母管Aへの重み付けをあえて行う必要が
ない。
【0009】<ニ>連結(図3) 挿入管Bの隔壁1の位置まで液体を封入した状態のま
ま、隔壁1より前方の連結部材2を母管Aの内面、ある
いはライザー部(母管Aの立上がり部)の内面に固定す
る。この際、母管Aあるいはライザー管の内径は挿入管
Bの外径よりも大きいから、挿入管Bの先端の連結部材
を拡大し、当板などを周囲に追加して母管Aの内面に固
定する。以上の作業は、排水後の大気中において行うこ
とができるから溶接などの作業はきわめて容易である。
なお、開口部の周囲のみは液体を封入した挿入管Bが位
置していないから、浮力が発生する場合がある。そのよ
うな時には開口部の上部に荷重を設置して浮力に対抗さ
せる。しかし開口部周囲は気中に露出しており、周囲に
足場などが配置しているから、荷重の設置も容易であ
る。
【0010】<ホ>注水(図4) 挿入管Bの端部がライザー管、あるいは母管Aの内部に
連結したら、開口側から液体を注入して開口部への重み
付けを行う。こうしてまず開口部の周囲を安定させてお
き、その後に、連結部材2と挿入管Bの間の隔壁1を除
去する。この隔壁1の除去作業は水中であるから潜水夫
によって行う。
【0011】
【発明の効果】本発明の挿入パイプ先端部の接合方法は
以上説明したようになるから次のような効果を得ること
ができる。 <イ>従来のように、挿入パイプが到達するライザー管
の周囲を掘削する必要がなく、海底から母管を掘り起こ
す必要がない。 <ロ>したがって工期を大幅に短縮することができると
ともに、周囲の環境を汚染することがなく、作業の制約
を受けない。 <ハ>挿入管の到達するライザー管の周囲の構造が錯綜
していても、母管を掘り起こすような作業が不要である
から作業が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】挿入パイプ先端部の接合方法の説明図
【図2】挿入パイプ先端部の接合方法の説明図
【図3】挿入パイプ先端部の接合方法の説明図
【図4】挿入パイプ先端部の接合方法の説明図
【図5】挿入パイプ先端部の接合方法の説明図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】大径の母管内に、小径の挿入管を挿入する
    方法であって、 液体を充填した状態の母管内に、 先端に隔壁を介して連結部材を設けた挿入管を挿入し、 母管の開口部に到達した後に、 開口部付近の母管内の液体を排除し、 連結部材を母管の内面に固定し、 その後に挿入管の隔壁を除去して行う、 挿入パイプ先端部の接合方法
JP4266882A 1992-09-10 1992-09-10 挿入パイプ先端部の接合方法 Pending JPH0694164A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1990003223A1 (de) * 1988-09-29 1990-04-05 Sulzer-Escher Wyss Gmbh Papierstoffreiniger
EP0816742A1 (en) * 1996-07-02 1998-01-07 Taisei Corporation Method and apparatus for reconstructing corroded pipes
CN103604000A (zh) * 2013-11-19 2014-02-26 厦门水务集团有限公司 江海底钢顶管对接施工方法
JP2021131096A (ja) * 2020-02-18 2021-09-09 日鉄エンジニアリング株式会社 既設配管の更新方法

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