JPH0694134B2 - 真空プレス成形装置 - Google Patents

真空プレス成形装置

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JPH0694134B2
JPH0694134B2 JP2221779A JP22177990A JPH0694134B2 JP H0694134 B2 JPH0694134 B2 JP H0694134B2 JP 2221779 A JP2221779 A JP 2221779A JP 22177990 A JP22177990 A JP 22177990A JP H0694134 B2 JPH0694134 B2 JP H0694134B2
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plate
vacuum
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press
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JP2221779A
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忠雄 福井
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有限会社新井機械製作所
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明はゴムの加硫成形をするための真空プレス成形
装置に関する。
従来の技術 車両、産業機械、事務機器、家庭用機器その他の幅広い
分野において必要とされる緩衝材や絶縁部材その他機器
・部品としてのゴム製品は、種々の形態を有し、それら
の形態をゴムに付与するには、成形型を用いた真空成形
法によって加硫成形されるのが一般である。すなわち、
加熱して流動状になるゴム生地を型で成形するとき、大
気中で成形すると、ゴム生地が下金型上面を覆うため、
その間の空気が気泡としてゴム製品の表面に残ってしま
い、所謂巣のある不良製品の製造原因となる。しかしな
がら、真空中で成形すると気泡が生じないから良好な製
品が得られるのである。
そこで従来の真空成形法では、第4図以下に示した構造
原理によっている。第4図において、断熱カバー1で被
覆した真空ケース2の上面に上型取付板3が密着して固
定され、その上型取付板3には上金型4が固定され、ま
た、真空ケース2の鏡面仕上げをした内面を摺動するパ
ッキン5を外周縁に取り付けた下型取付板6が設けら
れ、その下型取付板6に下金型7が固定されてなる。そ
して、上金型4の上面と下型取付板6の下面には、それ
ぞれ電気又は蒸気を熱源とする熱板8,9が取り付けられ
ている。ゴム生地10は下金型7の上に載置される。この
真空プレスは、下型取付板6が上下方向へ移動すること
によって、真空ケース2内で上金型4と下金型7が合致
するようになっている。
また、第5図において、下熱盤11を取り付けた下型取付
板12の上面に下型13を固定し、その下型13に中型14を載
置し、さらに、中型14に上型15を載せ、その上型15を上
型取付板16に固定し、この上型取付板16に向けて下降す
る上熱盤17を有するコラム18が摺動パッキン19で密に真
空枠20に係合し、また、この真空枠20が下型取付板12と
接触する周縁にはOリング21が取り付けられてなる。こ
の真空プレスは、コラム18が真空枠20と共に、下型取付
板12に向けて下降することにより、Oリング21が下型取
付板12と接触し、かつ、上熱盤17が上型取付板16に接触
して加熱するとともに、上型15と中型14と下型13を押圧
する。
さらに、第6図において、下型取付板22に固定した下型
23と上型取付板24に固定した上型取付板25にそれぞれ互
いに嵌合するスカート26,27を設けてなり、下型取付板2
2と上型取付板24の両方又はいずれか一方を他方に向け
て移動させて合致させることによって成形するとき、ス
カート26,27で囲まれる内部を真空にするものである。
そこで、上記のような上型ブロックと下型ブロックをプ
レス本体に組み付けて作動可能な状態とするには、例え
ばプレス本体に上型ブロックと下型ブロックを昇降可能
にし、ゴム生地を載置した下型ブロックと上型ブロック
とを合致させるとともに、それらを囲んでその内部を真
空状態にする真空ケースと真空吸引装置及びその配管類
を付帯し、さらに、上型ブロックと下型ブロックにそれ
ぞれゴム生地を加熱するための熱盤及びそれに熱源を供
給する配線又は配管類を取り付けた。熱源は電気又は蒸
気である。蒸気を熱源とするときは、さらに蒸気ボイラ
ー及びその配管類と、蒸気を上型ブロックと下型ブロッ
クにそれぞれ分配供給するための上記ヘッダー等を必要
とする。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来の真空プレス成形装置によれ
ば、一般的にプレス本体の機械的構成が複雑であること
はもち論、付属する機器・装置や配線・配管類が多くて
一基の構成は総じて複雑かつ大型となり、その占有スペ
ースも大きく必要としている。
とりわけ、第4図に示した従来例では、パッキン5が真
空ケース2から離れたり、入ったりする動きをするた
め、真空状態を確保するのに最も大事なパッキン5が短
時間で破損して寿命が短い。また、真空ケース2の高さ
に加工上の問題があり、上下金型4,7の厚さに制限が生
じて薄い金型しか適応できなかった。さらに、上金型4
の取り付け施工が困難であって、真空漏れが生じた。加
えて、上熱板8の配線処理が困難である、等の問題があ
った。
さらに、第5図に示した従来例によると、下型取付板12
が高温となるため、これに接触するOリング21の材質は
耐熱性を有する特殊な材質でなければならないから、高
価である。そして、上型15と下型13の厚みが大きくなる
と、コラム18の長さも必然的に大きくなり、したがっ
て、プレス全体の形状が大型化する。上熱板17の配線を
コラム18の内部を通過させるから、その配線処理が困難
である、等の問題があった。
そして、第6図に示した従来例によると、スカート26,2
7が、気密に嵌合したり抜けたりしなければならないの
で、精密に作成しなければならず高価となり、しかも、
互いに精確に嵌合しあう動作が必要であって、これが少
しでも狂うと真空漏れが生じるほか、スカート26,27そ
のものが損傷する、等の問題があった。
そこで、本発明は上記従来例の欠点を除去した真空プレ
ス成形装置を提供せんとしてなされた。
課題を解決するための手段 本発明は上記課題を解決するため、プレススタンドに前
面が開口した箱状体を載設し、その開口部を上下方向へ
スライドして密閉するフロントプレートを箱状体の前面
に設け、該箱状体内後部に遊休スペースを設けて上部内
面に熱盤を介在した上型を固定する一方、プレススタン
ドのシリンダーに嵌合して昇降するラムのヘッドに、前
記上型に向けて昇降可能な下型を熱盤を介在して固定
し、前記遊休スペースに前記熱盤に熱源を供給するため
の配線又は配管等の部品を共に収納し、かつ、箱状体内
部を真空引可能にしたことを特徴とする真空プレス成形
装置を構成した。
作用 本発明の上記構成によれば、前面にて蓋体を開き、下型
上にゴム生地を載置し、蓋体を密閉し箱状体内部を真空
状態にしてプレススタンドを作動させて上型に下型を合
致させ加硫成形すると、気泡が巣として製品表面に発生
する余地はなく、したがってゴム生地の良好な加硫成形
が簡便・迅速かつ容易にできる。しかも、箱状体内には
上型と下型のみならず熱盤の配線や配管をも収納するよ
うにしたから、装置全体のコンパクト化ができる。
実施例 以下にこの発明の実施例を図面に基づき説明する。第1
図は正面図、第2図は側面図で、図において、51はベー
ス、52はベース51の上面に固定されるプレススタンド、
53はプレススタンド52のヘッド、54はヘッド53の左右両
側にそれぞれ載設されるサイドプレート(側板)、55は
サイドプレート54,54の上部に支持されるトッププレー
ト(天板)、56はプレススタンド52のヘッド53とトップ
プレート55及びサイドプレート54,54に周縁部を密に連
結したバックプレート(背板)である。かくして、プレ
ス本体は、プレススタンド52のヘッド53、サイドプレー
ト54,54、トッププレート55及びバックプレート56で囲
まれる箱状体の内部が室空間57を形成してなる。
ここで、ベース51は後部を延長して大きくし、かつ、そ
れに応じてサイドプレート54,54の幅を大きく形成する
ことにより、室空間57の容積を大きく形成してある。室
空間57には、トッププレート55の下面に熱盤59を固定す
るとともに、その熱盤59に接触して上型90が固定されて
吊支され、また、その上型90に対向して下型91が熱盤60
に載設されてテーブル62に固定され、そのテーブル62
は、プレススタンド52から出没するラム64のヘッド64a
に固定されている。これら、熱盤59、上型90、下型91、
熱盤60、テーブル62は、プレススタンド52の真上にそれ
ぞれ配設され、したがって、これらとバックプレート56
との間には、室空間57における遊休スペース57aが形成
される。
そして、上記ラム64はプレススタンド52のヘッド53の上
面に停止するグランド63を有し、ヘッド53に穿設された
透孔66を貫通してプレススタンド52に形成されたシリン
ダー67に嵌合している。シリンダー67にはラム64のピス
トン部68との間に油圧装置からの圧油を供給・排出する
配管が連結される。さらに、前記サイドプレート54,54
にはそれぞれ、ベース51からトッププレート55に達する
細長のガイドプレート69,69を連結し、第2図に示した
ように、そのガイドプレート69にはそれぞれ上下二段で
へ字形をした長孔からなるカム70,71を形成し、それら
ガイドプレート69,69間の開口部である前面には、フロ
ントプレート72(前板)が上下方向へ移動可能に設けら
れる。このフロントプレート72は、サイドプレート54,5
4間の幅寸法と、プレススタンド52とトッププレート55
間の高さ寸法と略同じ寸法を有し、室空間57を密閉する
ためのものである。そして、フロントプレート72は左右
両側部に前記カム70,71と係合するカムフォロア73,74が
取り付けられている。また、フロントプレート72の正面
略中央部にブラケット75を水平方向へ突出して固定し、
そのブラケット75にラムヘッド76がピン77で連結されて
いる。ラムヘッド76と一体のラム78は、シリンダー79に
嵌合し、そのシリンダー79は、ベース51に固定したブラ
ケット80にピン81で回動可能に軸支されている。シリン
ダー79には油圧装置から圧力油を供給・排出する配管が
連結される。そして、トッププレート55の後部には室空
間57の空気を引いて真空にする真空吸引ポンプからの配
管(図示略)が貫通して設けられる。
なお、上記熱盤59,60が電熱方式であるとき、それに電
気を供給する配線はフレキシブルで余裕のある長さにて
室空間57内の遊休スペース57aに配置され、トッププレ
ート55の後部を貫通して背面に延伸し電源と接続され
る。そして、熱盤59,60が蒸気加熱方式であるときは、
蒸気ヘッダー(図示略)をその遊休スペース57aに配置
し、それから上熱盤59と下熱盤60に接続するフレキシブ
ル配管を収納するとともに、蒸気ヘッダーから蒸気供給
源に連結する配管をトッププレート55の後部を貫通させ
て設ける。
上記実施例の作用について説明すると、第2図に示した
ように、フロントプレート72を開閉操作するときは、シ
リンダー79に圧油を供給してラム78を昇降させる。そこ
で、ラム78がシリンダー79から上方へ突出すれば、フロ
ントプレート72はそのカムフォロア73,74がカム70,71に
沿って上昇移動し、カム70,71の上端部に移動すればフ
ロントプレート72がサイドプレート54,54とヘッド53及
びトッププレート55の前面に密接して室空間57を密閉す
る。この逆に、ラム78をシリンダー79側へ引き込める
と、フロントプレート72は密接下面から離れて下方へ移
動してサイドプレート54,54間の開口部を開く。そこ
で、その開口部を開いた状態で、下型上にゴム生地を載
せ、熱盤59,60にそれぞれ電気又は蒸気を供給して上型9
0と下型91をそれぞれ加熱し、ついで、フロントプレー
ト72を閉じて室空間57を密閉し、真空ポンプを駆動して
配管を介して室空間57内の真空引きをし、室空間57内が
真空状態になれば、シリンダー67を駆動し、ラム64を上
方へ移動させて下型91を上型90に圧接させる。これによ
って、加熱されて流動状態になっているゴム生地が真空
中で型成形される。したがって、製品の表面に気泡が発
生することは一切なく、製品の不良は生じないのであ
る。
発明の効果 以上説明した本発明によれば、上型と下型とをプレスス
タンドに形成した密閉可能な箱状体内に収納し、その箱
状体内に遊休スペースを形成することによって熱盤に熱
源を供給する諸部品を共に収納できるようにしたから、
真空プレス成形装置がコンパクト、かつ、小型化でき、
設置スペースの狭小化を図り得て、しかも、取り扱い操
作が簡便・迅速かつ容易化される。そして、従来例のご
とく高価なパッキンを用いないから経済性がきわめて高
い。さらに、ボックス内の容積はいかようにも設定でき
るから、熱盤の段数をいかようにも重ねることができる
ほか、熱盤が箱状体内に収納されているので、成形中に
熱が逃げる効率が低くて良好な成形ができる。また、箱
状体内を真空状態するため、下型を移動させるためのシ
リンダー等の吸引力は従来例のそれよりもはるかに小さ
くできる、等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる真空プレス成形装置の正面図、
第2図はその側面図、第3図は作用説明図、第4図から
第6図は従来例の要部を示すそれぞれ縦断面図である。 51……ベース、52……プレススタンド、53……プレスス
タンドのヘッド、54……サイドプレート、55……トップ
プレート、56……バックプレート、57……室空間、57a
……遊休スペース、59,60……熱盤、90……上型、91…
…下型、64……ラム、67……シリンダー、69……ガイド
プレート、70,71……カム、72……フロントプレート、7
3……カムフォロア

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プレススタンドに前面が開口した箱状体を
    載設し、その開口部を上下方向へスライドして密閉する
    フロントプレートを箱状体の前面に設け、該箱状体内後
    部に遊休スペースを設けて上部内面に熱盤を介在した上
    型を固定する一方、プレススタンドのシリンダーに嵌合
    して昇降するラムのヘッドに、前記上型に向けて昇降可
    能な下型を熱盤を介在して固定し、前記遊休スペースに
    前記熱盤に熱源を供給するための配線又は配管等の部品
    を共に収納し、かつ、箱状体内部を真空引可能にしたこ
    とを特徴とする真空プレス成形装置。
JP2221779A 1990-08-23 1990-08-23 真空プレス成形装置 Expired - Lifetime JPH0694134B2 (ja)

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JPH04103308A JPH04103308A (ja) 1992-04-06
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