JPH0694049B2 - 長尺な金属部材の軸線曲げ矯正装置 - Google Patents
長尺な金属部材の軸線曲げ矯正装置Info
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- JPH0694049B2 JPH0694049B2 JP13983390A JP13983390A JPH0694049B2 JP H0694049 B2 JPH0694049 B2 JP H0694049B2 JP 13983390 A JP13983390 A JP 13983390A JP 13983390 A JP13983390 A JP 13983390A JP H0694049 B2 JPH0694049 B2 JP H0694049B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、自動車のドアサッシュやガイドレールなど、
予め所望形状に軸線曲げした長尺な金属部材の軸線曲げ
矯正装置に関するものである。
予め所望形状に軸線曲げした長尺な金属部材の軸線曲げ
矯正装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、被加工部材の曲げ状態を矯正する手段としては自
動車フレーム付きドアサブアッセンブリの製造工程でロ
ウ付け後のドアフレームの建付位置を矯正するものが知
られている(実開昭61−92413号)。
動車フレーム付きドアサブアッセンブリの製造工程でロ
ウ付け後のドアフレームの建付位置を矯正するものが知
られている(実開昭61−92413号)。
この矯正手段は作業開始時にドアフレーム建付位置の矯
正部を測定原点位置まで駆動源で移動させ、それを測定
原点位置の検出センサで検知することにより停止させた
後、矯正部に設けた建付位置測定センサでドアフレーム
の建付位置を測定し、この測定信号に基づいてドアフレ
ームの矯正すべき曲げ量を算出し、その曲げ量に応じて
矯正部の駆動源を作動させ、この矯正部でドアフレーム
を曲げ量だけ押し曲げて矯正した後、矯正部を再び測定
原点位置まで復帰させて建付位置測定用センサでドアフ
レームの建付位置を再度測定し、その測定信号をコント
ローラに送って次のドアフレームの曲げ量を算出すると
共に、この曲げ量に応じて矯正部を移動することによ
り、この曲げ量がゼロになるまで矯正部を繰返し動作さ
せるものである。
正部を測定原点位置まで駆動源で移動させ、それを測定
原点位置の検出センサで検知することにより停止させた
後、矯正部に設けた建付位置測定センサでドアフレーム
の建付位置を測定し、この測定信号に基づいてドアフレ
ームの矯正すべき曲げ量を算出し、その曲げ量に応じて
矯正部の駆動源を作動させ、この矯正部でドアフレーム
を曲げ量だけ押し曲げて矯正した後、矯正部を再び測定
原点位置まで復帰させて建付位置測定用センサでドアフ
レームの建付位置を再度測定し、その測定信号をコント
ローラに送って次のドアフレームの曲げ量を算出すると
共に、この曲げ量に応じて矯正部を移動することによ
り、この曲げ量がゼロになるまで矯正部を繰返し動作さ
せるものである。
その矯正手段を適用し、例えば第11図に示すような横断
面形状を有し、しかも第12図に示す如き軸線曲げ形状を
有する自動車用ドアサッシュSを矯正するときには、軸
線部分S1を固定し、それから延長する軸線部分S2または
S3が所定の曲げ形状基準Oに対してプラス側或いはマイ
ナス側に位置するか、また、この位置が第13図に示すよ
うな許容範囲を越えてどの程度であるか等を、作業開始
の初回データとして測定し、その上で測定データに基づ
いて矯正部を移動させた後は矯正部を測定原点まで戻す
ものの、別途に戻り位置をチェックせずに測定原点と現
在の軸線部分S2またはS3の位置との間で次の曲げ量を測
定して、曲げ量がゼロになるまで矯正部を繰返し動作さ
せる手順で行うことになる。
面形状を有し、しかも第12図に示す如き軸線曲げ形状を
有する自動車用ドアサッシュSを矯正するときには、軸
線部分S1を固定し、それから延長する軸線部分S2または
S3が所定の曲げ形状基準Oに対してプラス側或いはマイ
ナス側に位置するか、また、この位置が第13図に示すよ
うな許容範囲を越えてどの程度であるか等を、作業開始
の初回データとして測定し、その上で測定データに基づ
いて矯正部を移動させた後は矯正部を測定原点まで戻す
ものの、別途に戻り位置をチェックせずに測定原点と現
在の軸線部分S2またはS3の位置との間で次の曲げ量を測
定して、曲げ量がゼロになるまで矯正部を繰返し動作さ
せる手順で行うことになる。
(発明が解決しようとする課題) 然し、上述した矯正手段を自動車用ドアサッシュ等の軸
線曲げ部材に適用するときには、矯正ねらい値に対して
プラス,マイナス側の両方より矯正を行うところから、
データ類が多量になって取扱いが困難であるばかりでな
く、材質のバラ付き、ワークの種類,矯正個所,初期セ
ット位置等も考慮して曲げ量を求めなければならないか
ら、データが不明確なものになってしまう。また、矯正
作業中には初回以降求める曲げ量通りに矯正部が所定の
ストロークで移動するとは限らないにも拘らず、矯正部
の復帰位置を測定原点との間で再チェックしないから精
度に欠け、更には毎回矯正部を原点に戻すために不必要
な動作時間が含まれてしまう等の欠点がある。
線曲げ部材に適用するときには、矯正ねらい値に対して
プラス,マイナス側の両方より矯正を行うところから、
データ類が多量になって取扱いが困難であるばかりでな
く、材質のバラ付き、ワークの種類,矯正個所,初期セ
ット位置等も考慮して曲げ量を求めなければならないか
ら、データが不明確なものになってしまう。また、矯正
作業中には初回以降求める曲げ量通りに矯正部が所定の
ストロークで移動するとは限らないにも拘らず、矯正部
の復帰位置を測定原点との間で再チェックしないから精
度に欠け、更には毎回矯正部を原点に戻すために不必要
な動作時間が含まれてしまう等の欠点がある。
(問題点を解決するための手段) 上記のごとき問題に鑑みて、第1発明は、予め所望形状
に軸線曲げした金属部材の1部を固定する固定装置と、
金属部材の曲げ矯正を行なう軸線部分を所定の曲げ基準
角線方向へ移動変形するための矯正部テーブルと、この
矯正部テーブルを往復動するための駆動装置とを備えて
なる軸線曲げ矯正装置にして、金属部材の前記軸線部分
に当接して移動変形せしめるべく前記矯正部テーブルに
設けられた矯正部を、矯正部テーブルの移動方向に対し
て直交しかつ軸線部分と交差する方向の軸心回りに回動
自在に設けると共に、上記矯正部に対する軸線部分の当
接,離脱を検出するセンサを設け、上記矯正部テーブル
が基準位置から移動した移動位置を検出する位置検出装
置を設けてなるものである。
に軸線曲げした金属部材の1部を固定する固定装置と、
金属部材の曲げ矯正を行なう軸線部分を所定の曲げ基準
角線方向へ移動変形するための矯正部テーブルと、この
矯正部テーブルを往復動するための駆動装置とを備えて
なる軸線曲げ矯正装置にして、金属部材の前記軸線部分
に当接して移動変形せしめるべく前記矯正部テーブルに
設けられた矯正部を、矯正部テーブルの移動方向に対し
て直交しかつ軸線部分と交差する方向の軸心回りに回動
自在に設けると共に、上記矯正部に対する軸線部分の当
接,離脱を検出するセンサを設け、上記矯正部テーブル
が基準位置から移動した移動位置を検出する位置検出装
置を設けてなるものである。
上記構成により、第1発明においては、固定装置に固定
した金属部材の軸線部分を矯正すべく、駆動装置を駆動
し矯正部テーブルを曲げ基準角線の方向へ移動せしめ
て、矯正部を軸線部分に当接せしめるとセンサが作動さ
れるので、センサが作動されたときの位置検出装置の位
置データを検知することにより、基準位置からの矯正部
テーブルの移動位置を検知でき、曲げ基準角線との差を
検出できる。よって、金属部材の軸線部分の矯正すべき
量を知ることができる。
した金属部材の軸線部分を矯正すべく、駆動装置を駆動
し矯正部テーブルを曲げ基準角線の方向へ移動せしめ
て、矯正部を軸線部分に当接せしめるとセンサが作動さ
れるので、センサが作動されたときの位置検出装置の位
置データを検知することにより、基準位置からの矯正部
テーブルの移動位置を検知でき、曲げ基準角線との差を
検出できる。よって、金属部材の軸線部分の矯正すべき
量を知ることができる。
また、前記軸線部分を矯正すべく矯正部テーブルを曲げ
基準角線方向へ移動して軸線部分を移動変形せしめた位
置および矯正部テーブルを戻すときに軸線部分から矯正
部が離れた位置を検知することでき、両位置の差によ
り、スプリングバック量を検出することも可能である。
基準角線方向へ移動して軸線部分を移動変形せしめた位
置および矯正部テーブルを戻すときに軸線部分から矯正
部が離れた位置を検知することでき、両位置の差によ
り、スプリングバック量を検出することも可能である。
さらに、矯正部が矯正部テーブルに対して回動自在であ
ることにより、金属部材の軸線部分を矯正するとき、矯
正部が軸線部分に当接した部分は常に軸線部分に倣って
おり、線接触あるいは面接触が維持されると共に軸線部
分が自由に支持される態様となり、軸線部分を矯正以外
に余分に変形せしめるようなことがなく、精度の良い矯
正を行なうことができるものである。
ることにより、金属部材の軸線部分を矯正するとき、矯
正部が軸線部分に当接した部分は常に軸線部分に倣って
おり、線接触あるいは面接触が維持されると共に軸線部
分が自由に支持される態様となり、軸線部分を矯正以外
に余分に変形せしめるようなことがなく、精度の良い矯
正を行なうことができるものである。
また、第2発明は、予じめ所望形状に軸線曲げした金属
部材の1部を固定する固定装置と、金属部材の曲げ矯正
を行なう軸線部分を所定の曲げ基準角線方向へ移動変形
するための矯正部テーブルと、この矯正部テーブルを往
復動するための駆動装置とを備えてなる軸線曲げ矯正装
置にして、金属部材の前記軸線部分に当接して移動変形
せしめるべく矯正部テーブルに設けられた矯正部に対す
る軸線部分の当接,離脱を検出するセンサと、 基準位置からの矯正部テーブルの移動位置を検出する位
置検出装置と、 金属部材の初期セット位置における軸線部分と曲げ基準
角線との間隔を複数の区域A1,A2,A3…Anに区分した各区
分域を示すAV値と、このAV値の各区分に対応した初回矯
正量(BV値)と、各BV値に対する矯正量の増加分(BVD
値)と、曲げ基準角度近傍に予じめ設定した粗ねら値
(CV値)に対する矯正量の増加分(DV値)とを予じめ記
憶した矯正データ記憶部と、 前記軸線部分が矯正部に当接したことをセンサが検出し
たときにおける基準位置からの矯正部テーブルの移動位
置の値FRCと前記矯正データ記憶部のAV値又はCV値とを
比較して上記FRC値に対する矯正量を演算する演算部
と、 上記演算部の演算結果に基き矯正部テーブルを曲げ基準
角線方向へ移動せしめて軸線部分の矯正を行なうべく前
記駆動装置を制御する駆動制御部と、 を備えてなり、前記軸線部分を曲げ基準角線方向へ数回
に亘り移動変形させ、前記FRC値の変化に応じて矯正量
を減じて軸線部分を曲げ基準角度の公差内に矯正すべく
構成してなるものである。
部材の1部を固定する固定装置と、金属部材の曲げ矯正
を行なう軸線部分を所定の曲げ基準角線方向へ移動変形
するための矯正部テーブルと、この矯正部テーブルを往
復動するための駆動装置とを備えてなる軸線曲げ矯正装
置にして、金属部材の前記軸線部分に当接して移動変形
せしめるべく矯正部テーブルに設けられた矯正部に対す
る軸線部分の当接,離脱を検出するセンサと、 基準位置からの矯正部テーブルの移動位置を検出する位
置検出装置と、 金属部材の初期セット位置における軸線部分と曲げ基準
角線との間隔を複数の区域A1,A2,A3…Anに区分した各区
分域を示すAV値と、このAV値の各区分に対応した初回矯
正量(BV値)と、各BV値に対する矯正量の増加分(BVD
値)と、曲げ基準角度近傍に予じめ設定した粗ねら値
(CV値)に対する矯正量の増加分(DV値)とを予じめ記
憶した矯正データ記憶部と、 前記軸線部分が矯正部に当接したことをセンサが検出し
たときにおける基準位置からの矯正部テーブルの移動位
置の値FRCと前記矯正データ記憶部のAV値又はCV値とを
比較して上記FRC値に対する矯正量を演算する演算部
と、 上記演算部の演算結果に基き矯正部テーブルを曲げ基準
角線方向へ移動せしめて軸線部分の矯正を行なうべく前
記駆動装置を制御する駆動制御部と、 を備えてなり、前記軸線部分を曲げ基準角線方向へ数回
に亘り移動変形させ、前記FRC値の変化に応じて矯正量
を減じて軸線部分を曲げ基準角度の公差内に矯正すべく
構成してなるものである。
上記構成により、第2発明においては、固定装置に固定
された金属部材の軸線部分の矯正は、矯正データ記憶部
におけるAV値あるいはCV値と矯正部テーブルの矯正部が
軸線部分に当接した位置の値FRCとの比較において矯正
量が演算されて、軸線部分の矯正を数回に亘って行なわ
れるものである。そして、矯正回数が多くなると矯正量
が減じられて公差内に矯正されるので、金属部材の軸線
部分の矯正が過大あるいは過小となるようなことがな
く、精度の良い矯正作業を行ない得るものである。
された金属部材の軸線部分の矯正は、矯正データ記憶部
におけるAV値あるいはCV値と矯正部テーブルの矯正部が
軸線部分に当接した位置の値FRCとの比較において矯正
量が演算されて、軸線部分の矯正を数回に亘って行なわ
れるものである。そして、矯正回数が多くなると矯正量
が減じられて公差内に矯正されるので、金属部材の軸線
部分の矯正が過大あるいは過小となるようなことがな
く、精度の良い矯正作業を行ない得るものである。
(実施例) 以下、第1〜10図を参照して説明すれば、次の通りであ
る。
る。
この軸線曲げ矯正装置は、予め所望形状に軸線曲げされ
た例えば自動車用のドアサッシュやガイドレール等の長
尺な金属部材を所定形状に矯正する装置である。軸線曲
げの具体例として、第1図で示すドアサッシュを例示す
ると、このドアサッシュ(金属部材)Sは中間辺の軸線
部分S1を中心に左右に延長する軸線部分S2,S3を曲げ加
工機(図示せず)で予め所望形状に曲げ加工する。その
際に、所定の曲げ基準角線Oに対して基準角度αを越え
た小さな範囲の曲げ角度β1,β2…または基準角度αに
達しない大きな範囲のいずれか一方にまとめて各軸線部
分S2,S3を軸線曲げすることが望ましい。
た例えば自動車用のドアサッシュやガイドレール等の長
尺な金属部材を所定形状に矯正する装置である。軸線曲
げの具体例として、第1図で示すドアサッシュを例示す
ると、このドアサッシュ(金属部材)Sは中間辺の軸線
部分S1を中心に左右に延長する軸線部分S2,S3を曲げ加
工機(図示せず)で予め所望形状に曲げ加工する。その
際に、所定の曲げ基準角線Oに対して基準角度αを越え
た小さな範囲の曲げ角度β1,β2…または基準角度αに
達しない大きな範囲のいずれか一方にまとめて各軸線部
分S2,S3を軸線曲げすることが望ましい。
上記軸曲げ加工に従って、第1図中には軸線部分S2が基
準角度αを越えた小さな範囲の曲げ角度β1,β2…,即
ちマイナス側に曲げて示されており、それは第2図に示
す白抜き部分の許容範囲以外は全て斜線描写したマイナ
ス側に超過曲げされたものになっている。
準角度αを越えた小さな範囲の曲げ角度β1,β2…,即
ちマイナス側に曲げて示されており、それは第2図に示
す白抜き部分の許容範囲以外は全て斜線描写したマイナ
ス側に超過曲げされたものになっている。
第3図〜第5図に示すように、予め前加工を行った金属
部材Sの軸線部分S1またはS2の曲げ矯正を行うための矯
正装置は、金属部材Sの軸線部分S1を中心マーク1に合
せて挟持固定する固定装置としてのクランプ2を備える
ものである。このクランプ2はエアー圧または油圧等の
駆動シリンダ2aの作用によって金属部材Sの矯正されな
い軸線部分S1を長手方向に沿って挟持できるようになっ
ている。
部材Sの軸線部分S1またはS2の曲げ矯正を行うための矯
正装置は、金属部材Sの軸線部分S1を中心マーク1に合
せて挟持固定する固定装置としてのクランプ2を備える
ものである。このクランプ2はエアー圧または油圧等の
駆動シリンダ2aの作用によって金属部材Sの矯正されな
い軸線部分S1を長手方向に沿って挟持できるようになっ
ている。
クランプ2に固定された金属部材Sの軸線部分S2,S3の
左右に突出する位置にはサーボ,パルス,ステッピング
等の駆動モータ3等よりなる駆動装置を動作する駆動機
構部が配置されており、上記駆動モータ3はカップリン
グ4aで連結したボールねじ軸4を回動し、ガイドレール
5に沿って矯正部テーブル6を所定方向に移動させるよ
うになっている。ボールねじ軸4は受け台4b,4cで軸支
され、また、ガイドレール5は左右端がブラケット5a,5
bに夫々固定支持されている。
左右に突出する位置にはサーボ,パルス,ステッピング
等の駆動モータ3等よりなる駆動装置を動作する駆動機
構部が配置されており、上記駆動モータ3はカップリン
グ4aで連結したボールねじ軸4を回動し、ガイドレール
5に沿って矯正部テーブル6を所定方向に移動させるよ
うになっている。ボールねじ軸4は受け台4b,4cで軸支
され、また、ガイドレール5は左右端がブラケット5a,5
bに夫々固定支持されている。
矯正部テーブル6の移動路側部には原点及びオーバーラ
ン防止用のアクチュエータドッグ6aが装備され、また、
反対側の側部には位置検出装置の1例としてのパルスジ
ェネレータ7が配置されている。パルスジェネレータ7
は矯正部テーブル6に取付けた金具6bと端末を連結した
ワイヤー7aを介して受駒7bを回転することにより移動量
を検知するものであり、ワイヤー7aはフライホイール7
c,7dが回転可能に張設支持されている。また、アクチュ
エータドッグ6aを装備した側には原点検出アクチュエー
タ8とオーバーラン防止用アクチュエータ9a,9bが配設
されている。
ン防止用のアクチュエータドッグ6aが装備され、また、
反対側の側部には位置検出装置の1例としてのパルスジ
ェネレータ7が配置されている。パルスジェネレータ7
は矯正部テーブル6に取付けた金具6bと端末を連結した
ワイヤー7aを介して受駒7bを回転することにより移動量
を検知するものであり、ワイヤー7aはフライホイール7
c,7dが回転可能に張設支持されている。また、アクチュ
エータドッグ6aを装備した側には原点検出アクチュエー
タ8とオーバーラン防止用アクチュエータ9a,9bが配設
されている。
矯正部テーブル6上に装着された矯正部10は、第4,5図
に示すように、金属部材Sの軸線部分S2,S3を受止め載
置可能な略L字状をなしており、矯正部テーブル6の移
動方向に対し直交し、かつ軸線部分S2,S3と交差する方
向の軸心回りに回動自在に設けられている。すなわち、
矯正部10の下部側はスラストベアリング11aを介在させ
てカムフォロア11をセットボルト11b,11cで固定するこ
とにより、矯正部テーブル6に回動自在に取付けられて
いる。その矯正部10には垂直部分の上下端側に投光器,
受光器等よりなるセンサ12a,12bを備えて、軸線部分S2,
S3が当接,離脱したことを検出できる構成となってい
る。ボルトねじ軸4を軸受けする保持具13,矯正部テー
ブル6が基準位置(原点位置)から移動した位置は、パ
ルスジェネレータ7の出力信号を適宜に処理(計数)す
ることにより検出できるよう構成されている。
に示すように、金属部材Sの軸線部分S2,S3を受止め載
置可能な略L字状をなしており、矯正部テーブル6の移
動方向に対し直交し、かつ軸線部分S2,S3と交差する方
向の軸心回りに回動自在に設けられている。すなわち、
矯正部10の下部側はスラストベアリング11aを介在させ
てカムフォロア11をセットボルト11b,11cで固定するこ
とにより、矯正部テーブル6に回動自在に取付けられて
いる。その矯正部10には垂直部分の上下端側に投光器,
受光器等よりなるセンサ12a,12bを備えて、軸線部分S2,
S3が当接,離脱したことを検出できる構成となってい
る。ボルトねじ軸4を軸受けする保持具13,矯正部テー
ブル6が基準位置(原点位置)から移動した位置は、パ
ルスジェネレータ7の出力信号を適宜に処理(計数)す
ることにより検出できるよう構成されている。
この矯正装置においては、中心マーク1に合せて軸線部
分S1をクランプ2で挟持固定して金属部材Sをセットし
た後、軸線部分S2,S3を矯正部10で数回に亘って移動変
形させることにより所定の曲げ基準角線まで矯正する。
その矯正にあたっては、第6図に示すように、エアー押
しトライで試験的に求めた値区分に応じて初期セット位
置と曲げ基準角度の所定位置との間を複数の区域A1,A2,
A3…An(以下、「AV値」と略称する)に区分し、この区
分毎に初回矯正量(以下、「BV値」と略称する)を設定
すると共に、矯正ねらい値近傍に設定される粗ねらい値
C1,C2,C3…(以下ぁCV値」と略称する)に機械的原点側
に近い方から設定されたCV値を一段づつ通過するに従っ
て少しづつ矯正量の加算値を減少した矯正量を設定す
る。但し、CV値はセンサー12a,12bが検知する上限また
は下限のねらい値の(±)方向に設定し、それが(±)
の範囲内にあるときにはCV値が適用されない。
分S1をクランプ2で挟持固定して金属部材Sをセットし
た後、軸線部分S2,S3を矯正部10で数回に亘って移動変
形させることにより所定の曲げ基準角線まで矯正する。
その矯正にあたっては、第6図に示すように、エアー押
しトライで試験的に求めた値区分に応じて初期セット位
置と曲げ基準角度の所定位置との間を複数の区域A1,A2,
A3…An(以下、「AV値」と略称する)に区分し、この区
分毎に初回矯正量(以下、「BV値」と略称する)を設定
すると共に、矯正ねらい値近傍に設定される粗ねらい値
C1,C2,C3…(以下ぁCV値」と略称する)に機械的原点側
に近い方から設定されたCV値を一段づつ通過するに従っ
て少しづつ矯正量の加算値を減少した矯正量を設定す
る。但し、CV値はセンサー12a,12bが検知する上限また
は下限のねらい値の(±)方向に設定し、それが(±)
の範囲内にあるときにはCV値が適用されない。
これらは第7図に示すように曲げ基準角度の所定位置
(以下、「矯正ねらい値」と略称する。)をAV値→A12
と設定し、それに対して第6図に示すようにCV値は軸線
部分S2,S3をプラス方向に曲げ加工した場合の公差値=C
3−A12に、またマイナス方向に曲げ加工した場合の公差
値=C2−A12になるよう設定する。その設定された各BV
値に対し矯正量の増加分を設定する(以下、「BVD値」
と略称する)。また各CV値に対して矯正量の増加分を設
定する(以下、「DV値」と略称する)。この際、BVD値
>DV値であり、しかもDV値は対応するCV値が原点側に向
うほど大きくして矯正ねらい値に近くなるほど小さい値
に設定する。
(以下、「矯正ねらい値」と略称する。)をAV値→A12
と設定し、それに対して第6図に示すようにCV値は軸線
部分S2,S3をプラス方向に曲げ加工した場合の公差値=C
3−A12に、またマイナス方向に曲げ加工した場合の公差
値=C2−A12になるよう設定する。その設定された各BV
値に対し矯正量の増加分を設定する(以下、「BVD値」
と略称する)。また各CV値に対して矯正量の増加分を設
定する(以下、「DV値」と略称する)。この際、BVD値
>DV値であり、しかもDV値は対応するCV値が原点側に向
うほど大きくして矯正ねらい値に近くなるほど小さい値
に設定する。
これらAV,BV,BVD,DV,CV値を整理すると第7図で示すよ
うな折線グラフとして表わすことができ、それを矯正デ
ータとして用いる。すなわち、AV,BV,BVD,DV,CV値は、
矯正装置を制御する制御装置における矯正データ記憶部
に矯正データとして記憶されている。この矯正データを
用いるに際し、原点検出アクチュエータ8がドッグ6aに
よって作動された位置(又はパルスジェネレータ7にお
いて原点信号が出力された位置)を基準位置とし、金属
部材Sの軸線部分S2,S3をセンサ12a,12bが検知した位置
と矯正ねらい値との位置関係を比較するときはAV値によ
る比較的部とCV値による比較部の2系例が用いられ、上
記比較部の比較に基いて矯正量が制御装置の演算部にお
いて演算される。
うな折線グラフとして表わすことができ、それを矯正デ
ータとして用いる。すなわち、AV,BV,BVD,DV,CV値は、
矯正装置を制御する制御装置における矯正データ記憶部
に矯正データとして記憶されている。この矯正データを
用いるに際し、原点検出アクチュエータ8がドッグ6aに
よって作動された位置(又はパルスジェネレータ7にお
いて原点信号が出力された位置)を基準位置とし、金属
部材Sの軸線部分S2,S3をセンサ12a,12bが検知した位置
と矯正ねらい値との位置関係を比較するときはAV値によ
る比較的部とCV値による比較部の2系例が用いられ、上
記比較部の比較に基いて矯正量が制御装置の演算部にお
いて演算される。
すなわち、作動系統は第8図に示されており、初回矯正
に先立ってAV値による比較を開始する前に初回であるか
2回目以降かを判定させ、AV値による比較またはCV値に
よる比較かを選択する。駆動モータ3の駆動により原点
よりテーブル6,矯正部10が移動開始して、軸線部分S1,S
2に接触することによりセンサー12a,12bが軸線部分S2,S
3を検知すると、パルスジェネレータ7による検出値
(以下、「FRC値」と略称する)が制御テーブルへ読み
込まれ、その位置を記憶して比較部へ送る。比較部では
初回の比較か或いは2回以降の比較かを判定してAV値
(またはCV値)を比較選択する。この比較操作はA1≧FR
Cを満足しない場合に、次のA2≧FRC,&A3≧FRC…と順次
に進む。また、満足した場合にはAV値比較部に初回を通
過したことを記憶させてフラグセットする。この際にFR
CはAV値のAK−1<FRC≦AKを満足する位置関係にあ
るから、それに対応する初回矯正量BV値が選択される。
に先立ってAV値による比較を開始する前に初回であるか
2回目以降かを判定させ、AV値による比較またはCV値に
よる比較かを選択する。駆動モータ3の駆動により原点
よりテーブル6,矯正部10が移動開始して、軸線部分S1,S
2に接触することによりセンサー12a,12bが軸線部分S2,S
3を検知すると、パルスジェネレータ7による検出値
(以下、「FRC値」と略称する)が制御テーブルへ読み
込まれ、その位置を記憶して比較部へ送る。比較部では
初回の比較か或いは2回以降の比較かを判定してAV値
(またはCV値)を比較選択する。この比較操作はA1≧FR
Cを満足しない場合に、次のA2≧FRC,&A3≧FRC…と順次
に進む。また、満足した場合にはAV値比較部に初回を通
過したことを記憶させてフラグセットする。この際にFR
CはAV値のAK−1<FRC≦AKを満足する位置関係にあ
るから、それに対応する初回矯正量BV値が選択される。
また、2回目よりCV値の粗ねらい値C1に向って矯正を進
めるために、矯正量の加算値となるBVD値を選択する。
これにより初期に設定された補正量を含めて矯正量が決
定される。即ち、AK−1<FRC≦AK区分を満足するF
RCに対する矯正量=(BV値)+(FRC)+(補正量)が
制御装置の演算部で演算される。その計算結果は、基準
位置からの総和として記憶すると共に更にプリセットす
る。上記演算部の矯正量の演算結果に基き駆動制御部に
より駆動モータ3が制御され、矯正部10が移動される。
矯正部10の移動は常にパルスジェネレータ7を介してフ
ィードバックすることによりチェックされており、プリ
セット値まで駆動モータ3は作動し続ける。その作動で
移動距離がプリセットの値になると、駆動モータ3を停
止させ、タイマーに設定された時間が経過するまで少し
時間を持った後に戻り動作が開始させる。この際に矯正
部10の位置を記憶するカウンターは矯正方向へアップカ
ウントされ、また戻り方向へダウンカウントされるよう
になっている。
めるために、矯正量の加算値となるBVD値を選択する。
これにより初期に設定された補正量を含めて矯正量が決
定される。即ち、AK−1<FRC≦AK区分を満足するF
RCに対する矯正量=(BV値)+(FRC)+(補正量)が
制御装置の演算部で演算される。その計算結果は、基準
位置からの総和として記憶すると共に更にプリセットす
る。上記演算部の矯正量の演算結果に基き駆動制御部に
より駆動モータ3が制御され、矯正部10が移動される。
矯正部10の移動は常にパルスジェネレータ7を介してフ
ィードバックすることによりチェックされており、プリ
セット値まで駆動モータ3は作動し続ける。その作動で
移動距離がプリセットの値になると、駆動モータ3を停
止させ、タイマーに設定された時間が経過するまで少し
時間を持った後に戻り動作が開始させる。この際に矯正
部10の位置を記憶するカウンターは矯正方向へアップカ
ウントされ、また戻り方向へダウンカウントされるよう
になっている。
矯正部10が金属部材Sの軸線部分S2,S3から離反したこ
とをセンサー12a,12bが検出すると、戻り動作は停止さ
れ、タイマーに設定された時間が経過するまで少し時間
を持った後に、或は上記離反位置から適宜距離後退した
後に再度矯正方向に移動を開始する。それに伴って、矯
正部10の位置を記憶するカウンターはアップカウントさ
れるようになる。なお、矯正部10が戻り動作を開始した
位置と矯正部10から軸線部分S2,S3が離反した位置を検
知することにより、スプリングバック量を検知可能であ
る。
とをセンサー12a,12bが検出すると、戻り動作は停止さ
れ、タイマーに設定された時間が経過するまで少し時間
を持った後に、或は上記離反位置から適宜距離後退した
後に再度矯正方向に移動を開始する。それに伴って、矯
正部10の位置を記憶するカウンターはアップカウントさ
れるようになる。なお、矯正部10が戻り動作を開始した
位置と矯正部10から軸線部分S2,S3が離反した位置を検
知することにより、スプリングバック量を検知可能であ
る。
ところで、矯正部10でもって軸線部分S2,S3を移動変形
せしめて矯正を行なうとき、矯正部10は、矯正部テーブ
ル6に対して回動自在に設けられているから、矯正部10
が軸線部分S2,S3と当接した部分は常に軸線部分S2,S3に
倣っており、軸線部分との線接触あるいは面接触が維持
されて安定した矯正力を軸線部分S2,S3に付与すること
ができる。すなわち、軸線部分S2,S3に矯正以外に余分
に変形せしめるようなことがないものである。
せしめて矯正を行なうとき、矯正部10は、矯正部テーブ
ル6に対して回動自在に設けられているから、矯正部10
が軸線部分S2,S3と当接した部分は常に軸線部分S2,S3に
倣っており、軸線部分との線接触あるいは面接触が維持
されて安定した矯正力を軸線部分S2,S3に付与すること
ができる。すなわち、軸線部分S2,S3に矯正以外に余分
に変形せしめるようなことがないものである。
2回目からの矯正ではセンサー12a,12bが金属部材Sの
軸線部分S2,S3を感知すると、その位置(FRC)を記憶し
て比較部の選択を行う。その選択は初回でフラグがセッ
トされているので、それで判別することができる。2回
目ではCV値との比較が開始されてC1≧FRCで条件が満足
される場合に、初回で選択されたBVD値が前回の総和
(計算結果)に加算されることにより総和として再び保
存される。また、2回目以降の矯正動作はCV値のC1に向
って条件を合わなくなるまで、初回に選択されたBVD値
を矯正量の増加分として順次に加算されていくことにな
る。
軸線部分S2,S3を感知すると、その位置(FRC)を記憶し
て比較部の選択を行う。その選択は初回でフラグがセッ
トされているので、それで判別することができる。2回
目ではCV値との比較が開始されてC1≧FRCで条件が満足
される場合に、初回で選択されたBVD値が前回の総和
(計算結果)に加算されることにより総和として再び保
存される。また、2回目以降の矯正動作はCV値のC1に向
って条件を合わなくなるまで、初回に選択されたBVD値
を矯正量の増加分として順次に加算されていくことにな
る。
従って、矯正量を変化させて直接に矯正ねらい値(AV値
のA12)に接近させるのではなく、粗の矯正ねらい値CV
値のC1に向って矯正動作を進めることにより、材質特性
のバラ付き、断面形状のバラ付き、加工工程からのバラ
付き等があって矯正量に対する矯正結果に不確定要素か
らのバラ付きが含まれていても、公差をオーバーせずに
C1<FRC≦C2の条件を満足するに十分な寸法位置関係に
寄せることができるようになる。
のA12)に接近させるのではなく、粗の矯正ねらい値CV
値のC1に向って矯正動作を進めることにより、材質特性
のバラ付き、断面形状のバラ付き、加工工程からのバラ
付き等があって矯正量に対する矯正結果に不確定要素か
らのバラ付きが含まれていても、公差をオーバーせずに
C1<FRC≦C2の条件を満足するに十分な寸法位置関係に
寄せることができるようになる。
前回の矯正動作でC1<FRC≦C2が条件を満足すると、そ
れ以降の比較はCV値のC2と比較され、条件が満足する場
合には矯正量の増加分BVD値より小さい増加分DV値がCV
値に対応して選択されることにより矯正量は(DV値)+
(総和)となる。また、それ以降はFRCにはC2≧FRCの条
件に合わなくなるまでDV値が加算されるので、矯正量の
変化は第9図で示すようになる。その結果でC2≧FRCの
条件に合わなくなると、次にCV値のC3と比較されること
になるところから、第8図で示すようにC2<FRC≦C3の
条件が満足する場合にはOKとなり、また、FRC>C3の場
合にはプラス公差をオーバーしたことになるためNGとす
る。
れ以降の比較はCV値のC2と比較され、条件が満足する場
合には矯正量の増加分BVD値より小さい増加分DV値がCV
値に対応して選択されることにより矯正量は(DV値)+
(総和)となる。また、それ以降はFRCにはC2≧FRCの条
件に合わなくなるまでDV値が加算されるので、矯正量の
変化は第9図で示すようになる。その結果でC2≧FRCの
条件に合わなくなると、次にCV値のC3と比較されること
になるところから、第8図で示すようにC2<FRC≦C3の
条件が満足する場合にはOKとなり、また、FRC>C3の場
合にはプラス公差をオーバーしたことになるためNGとす
る。
従って、CV値のC2がマイナス方向の公差を示しC3がプラ
ス方向の公差となっている。また、第10図で示すように
粗ねらい値に数区分したCV値を用いると(c1≧,c2≧,
c3≧,c4≧)、矯正ねらい値に近づくに従って少しずつ
変化させることが可能となるため、金属部材Sが含む多
くの条件のバラ付きに対して矯正精度を充分に維持でき
る。
ス方向の公差となっている。また、第10図で示すように
粗ねらい値に数区分したCV値を用いると(c1≧,c2≧,
c3≧,c4≧)、矯正ねらい値に近づくに従って少しずつ
変化させることが可能となるため、金属部材Sが含む多
くの条件のバラ付きに対して矯正精度を充分に維持でき
る。
[発明の効果] 以上のごとき実施例の説明より理解されるように、この
発明によれば、不確定要素によるバラ付きが金属部材に
あっても充分に満足できる精度で矯正が行えるばかりで
なく、金属部材の矯正すべき軸線部分が基準角度に対し
て一方の範囲に予め曲げ加工されているので、矯正デー
タを簡単に設定でき、しかもその矯正データで矯正部を
ペデスタルコントロールできるために作業能率を極めて
向上することができる。
発明によれば、不確定要素によるバラ付きが金属部材に
あっても充分に満足できる精度で矯正が行えるばかりで
なく、金属部材の矯正すべき軸線部分が基準角度に対し
て一方の範囲に予め曲げ加工されているので、矯正デー
タを簡単に設定でき、しかもその矯正データで矯正部を
ペデスタルコントロールできるために作業能率を極めて
向上することができる。
第1図は本発明に係る装置で矯正する金属部材の軸線曲
げ形状を示す説明図、第2図は同超加軸線曲げ金属部材
の分布を示す棒線グラフ、第3図〜第5図は本発明に係
る矯正装置の説明図、第6図は本発明に係る装置の制御
に用いる矯正データの設定条件を図表化して示す説明
図、第7図は同矯正データに基づく数回の矯正量を連続
させて示す折線グラフ、第8図は同データに基づく演算
動作のフローチャートを示す説明図、第9図,第10図は
数回に分けて行う矯正量をストロークで示す説明図、第
11図は長尺な金属部材を示す断面図、第12図は従来例に
係る方法で矯正する金属部材の軸線曲げ形状を示す説明
図、第13図は同金属部材で生ずる軸線曲げのバラ付き分
布を示す棒線グラフである。 S……金属部材 S1……位置決めセットする軸線部分 S2,S3……矯正曲げする軸線部分 α……曲げ基準角度 β1,β2……基準角度を越えまたは達しない範囲の曲げ
角度 2……クランプ、6……矯正テーブル 7……位置検出装置、10……矯正部 12a,12b……センサ
げ形状を示す説明図、第2図は同超加軸線曲げ金属部材
の分布を示す棒線グラフ、第3図〜第5図は本発明に係
る矯正装置の説明図、第6図は本発明に係る装置の制御
に用いる矯正データの設定条件を図表化して示す説明
図、第7図は同矯正データに基づく数回の矯正量を連続
させて示す折線グラフ、第8図は同データに基づく演算
動作のフローチャートを示す説明図、第9図,第10図は
数回に分けて行う矯正量をストロークで示す説明図、第
11図は長尺な金属部材を示す断面図、第12図は従来例に
係る方法で矯正する金属部材の軸線曲げ形状を示す説明
図、第13図は同金属部材で生ずる軸線曲げのバラ付き分
布を示す棒線グラフである。 S……金属部材 S1……位置決めセットする軸線部分 S2,S3……矯正曲げする軸線部分 α……曲げ基準角度 β1,β2……基準角度を越えまたは達しない範囲の曲げ
角度 2……クランプ、6……矯正テーブル 7……位置検出装置、10……矯正部 12a,12b……センサ
Claims (2)
- 【請求項1】予め所望形状に軸線曲げした金属部材Sの
1部を固定する固定装置2と、金属部材Sの曲げ矯正を
行なう軸線部分S2を所定の曲げ基準角線O方向へ移動変
形するための矯正部テーブル6と、この矯正部テーブル
6を往復動するための駆動装置3とを備えてなる軸線曲
げ矯正装置にして、金属部材Sの前記軸線部分S2に当接
して移動変形せしめるべく前記矯正部テーブル6に設け
られた矯正部10を、矯正部テーブル6の移動方向に対し
て直交しかつ軸線部分S2と交差する方向の軸心回りに回
動自在に設けると共に、上記矯正部10に対する軸線部分
S2の当接,離脱を検出するセンサ12a,12bを設け、上記
矯正部テーブル6が基準位置から移動した移動位置を検
出する位置検出装置7を設けてなることを特徴とする長
尺な金属部材の軸線曲げ矯正装置。 - 【請求項2】予じめ所望形状に軸線曲げした金属部材S
の1部を固定する固定装置2と、金属部材Sの曲げ矯正
を行なう軸線部分S2を所定の曲げ基準角線O方向へ移動
変形するための矯正部テーブル6と、この矯正部テーブ
ル6を往復動するための駆動装置3とを備えてなる軸線
曲げ矯正装置にして、 金属部材Sの前記軸線部分S2に当接して移動変形せしめ
るべく矯正部テーブル6に設けられた矯正部10に対する
軸線部分S2の当接,離脱を検出するセンサ12a,12bと、 基準位置からの矯正部テーブル6の移動位置を検出する
位置検出装置7と、 金属部材Sの初期セット位置における軸線部分S2と曲げ
基準角線Oとの間隔を複数の区域A1,A2,A3…Anに区分し
た各区分域を示すAV値と、このAV値の各区分に対応した
初回矯正量(BV値)と、各BV値に対する矯正量の増加分
(BVD値)と、曲げ基準角度近傍に予じめ設定した粗ね
ら値(CV値)に対する矯正量の増加分(DV値)とを予じ
め記憶した矯正データ記憶部と、 前記軸線部分S2が矯正部10に当接したことをセンサ12a,
12bが検出したときにおける基準位置からの矯正部テー
ブル6の移動位置の値FRCと前記矯正データ記憶部のAV
値又はCV値とを比較して上記FRC値に対する矯正量を演
算する演算部と、 上記演算部の演算結果に基き矯正部テーブル6を曲げ基
準角線方向へ移動せしめて軸線部分S2の矯正を行なうべ
く前記駆動装置3を制御する駆動制御部と、 を備えてなり、前記軸線部分S2を曲げ基準角線方向へ数
回に亘り移動変形させ、前記FRC値の変化に応じて矯正
量を減じて軸線部分S2を曲げ基準角度の公差内に矯正す
べく構成してなることを特徴とする長尺な金属部材の軸
線曲げ矯正装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13983390A JPH0694049B2 (ja) | 1990-05-31 | 1990-05-31 | 長尺な金属部材の軸線曲げ矯正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13983390A JPH0694049B2 (ja) | 1990-05-31 | 1990-05-31 | 長尺な金属部材の軸線曲げ矯正装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62080703A Division JPH0671627B2 (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 | 軸線曲げ部を有する長尺品の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03133518A JPH03133518A (ja) | 1991-06-06 |
JPH0694049B2 true JPH0694049B2 (ja) | 1994-11-24 |
Family
ID=15254559
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13983390A Expired - Lifetime JPH0694049B2 (ja) | 1990-05-31 | 1990-05-31 | 長尺な金属部材の軸線曲げ矯正装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0694049B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101491279B1 (ko) * | 2013-07-16 | 2015-02-06 | 현대자동차주식회사 | 자동차용 부품 교정기 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107824636B (zh) * | 2017-12-13 | 2019-12-03 | 高密市豪沃机械科技有限公司 | 汽车u型梁类钣金件整形方法 |
-
1990
- 1990-05-31 JP JP13983390A patent/JPH0694049B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101491279B1 (ko) * | 2013-07-16 | 2015-02-06 | 현대자동차주식회사 | 자동차용 부품 교정기 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03133518A (ja) | 1991-06-06 |
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