JP2000326013A - パイプ曲げ加工方法および装置 - Google Patents

パイプ曲げ加工方法および装置

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JP2000326013A
JP2000326013A JP11140526A JP14052699A JP2000326013A JP 2000326013 A JP2000326013 A JP 2000326013A JP 11140526 A JP11140526 A JP 11140526A JP 14052699 A JP14052699 A JP 14052699A JP 2000326013 A JP2000326013 A JP 2000326013A
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久弥 村越
Tetsuya Murasawa
哲也 村沢
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旬 本井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 曲げ部分におけるしわ、割れの発生を抑制で
き、曲げ精度も向上できるパイプの曲げ加工方法、装置
の提供。 【解決手段】 パイプ曲げ加工装置の各アクチュエータ
ー1、2、3、4、5、6にロードセル11、12、1
3、14、15、16と計測器21、22、23、2
4、25、26および曲げ角計測器27を設け、パイプ
曲げをリアルタイムにフィードバック制御するパイプ曲
げ加工方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パイプの曲げ加工
方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平8−192330号公報は、予め
教示された曲げデータとパイプ諸元値とによって、曲げ
加工時のスプリングバック量と伸びを算出し、曲げ角度
およびパイプ送り量を制御するNCパイプベンダーを開
示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、NCパイプベ
ンダーには、曲げ加工時のデータに基づきフィードバッ
ク制御するものでないため、曲げ部分にしわ或いは割れ
が発生しやすく、さらに、パイプの曲げ品質、曲げ精度
が安定しないという問題があった。本発明の目的は、曲
げ部分におけるしわ、割れの発生を抑制でき、曲げ精度
も向上できるパイプの曲げ加工方法および装置を提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、つぎの通りである。 (1) 曲げロールと、パイプ内に挿入されるマンドレ
ルを前進、後退させる第1のアクチュエーターと、パイ
プを前進、加圧する第2のアクチュエーターと、パイプ
送り方向およびパイプ送り方向と直交する方向に可動の
圧力型、および圧力型をパイプ送り方向と直交する方向
に移動させる第3のアクチュエーターと、圧力型の下流
側で曲げロールに対して進退する方向および曲げロール
まわりに可動の締め型、および締め型を曲げロールに対
して進退させる第4のアクチュエーターと、締め型と第
4のアクチュエーターのアッセンブリーを曲げロールま
わりに回動させる第5のアクチュエーターと、圧力型と
第3のアクチュエーターのアッセンブリーをパイプ送り
方向に移動させる第6のアクチュエーターと、各アクチ
ュエーターに設置されパイプ反力を計測可能なロードセ
ルと、各アクチュエーターに設置されアクチュエーター
の動作量を測定可能な計測器および曲げロールに設置さ
れパイプの曲げ角を測定可能な計測器と、前記ロードセ
ルおよび前記計測器と接続された制御装置と、からなる
パイプ曲げ加工装置を用いて実施するパイプ曲げ加工方
法であって、前記ロードセルでパイプ反力を検出すると
ともに、前記計測器でアクチュエーターの動作量および
曲げ角を検出し、検出値を前記制御装置に入力して前記
制御装置にて演算を実行し、該演算に従って前記各アク
チュエーターを制御することにより、パイプ曲げをリア
ルタイムにフィードバック制御するパイプ曲げ加工方
法。 (2) 第5のアクチュエーターの動作量を検出し、曲
げ角を検出してパイプの接線方向移動量に換算し、第5
のアクチュエーターの動作量と曲げ角のパイプ接線方向
移動量が等しいことを確認する(1)記載のパイプ曲げ
加工方法。 (3) 第2のアクチュエーターの動作量を検出して第
2のアクチュエーターの動作速度を演算し、曲げ角を検
出してパイプの接線方向移動量に換算しさらに曲げ速度
を演算し、第2のアクチュエーターの動作速度が曲げ速
度と等しくなるように第6のアクチュエーターを増圧ま
たは減圧する(1)記載のパイプ曲げ加工方法。 (4) 第3のアクチュエーターに設けたロードセルの
検出値と第3のアクチュエーターの加圧力とが等しくな
るように第3のアクチュエーターの加圧力をパルス状に
増して、パイプ反力の増加が0に近づくようにする
(1)記載のパイプ曲げ加工方法。 (5) 第4のアクチュエーターに設けたロードセルの
検出値と第4のアクチュエーターの加圧力とが等しくな
るように第4のアクチュエーターの加圧力をパルス状に
増して、パイプ反力の増加が0に近づくようにする
(1)記載のパイプ曲げ加工方法。 (6) パイプ曲げ加工の最終段階に、第5のアクチュ
エーターの加圧力をパルス状に増して、パイプのスプリ
ングバックをとる(1)記載のパイプ曲げ加工方法。 (7) 曲げロールと、パイプ内に挿入されるマンドレ
ルを前進、後退させる第1のアクチュエーターと、パイ
プを前進、加圧する第2のアクチュエーターと、パイプ
送り方向およびパイプ送り方向と直交する方向に可動の
圧力型、および圧力型をパイプ送り方向と直交する方向
に移動させる第3のアクチュエーターと、圧力型の下流
側で曲げロールに対して進退する方向および曲げロール
まわりに可動の締め型、および締め型を曲げロールに対
して進退させる第4のアクチュエーターと、締め型と第
4のアクチュエーターのアッセンブリーを曲げロールま
わりに回動させる第5のアクチュエーターと、圧力型と
第3のアクチュエーターのアッセンブリーをパイプ送り
方向に移動させる第6のアクチュエーターと、各アクチ
ュエーターに設置されパイプ反力を計測可能なロードセ
ルと、各アクチュエーターに設置されアクチュエーター
の動作量を測定可能な計測器および曲げロールに設置さ
れパイプの曲げ角を測定可能な計測器と、前記ロードセ
ルおよび前記計測器と接続されパイプ曲げをリアルタイ
ムにフィードバック制御可能な制御装置と、からなるパ
イプ曲げ加工装置。 (8) 第1〜第6のアクチュエーターがシリンダーで
ある(7)記載のパイプ曲げ加工装置。 (9) 第1〜第6のアクチュエーターがサーボモータ
である(7)記載のパイプ曲げ加工装置。
【0005】上記(1)のパイプ曲げ加工方法では、ロ
ードセル、計測器の出力値を制御装置に入れてアクチュ
エータの加圧力、動作速度を適切な値にリアルタイムに
フィードバック制御する。これによって良好かつ安定し
たパイプ曲げが得られる。上記(2)のパイプ曲げ加工
方法では、第5のアクチュエーターの動作量と曲げ角の
パイプ接線方向移動量が等しいことを確認するので、安
定した曲げを行うことができる。上記(3)のパイプ曲
げ加工方法では、第6のアクチュエーターを利用して、
第2のアクチュエーターの動作速度が第5のアクチュエ
ーターによるパイプ曲げ速度と等しくなるようにするの
で、パイプ曲げ部分の割れ、しわの発生を防止すること
ができる。上記(4)のパイプ曲げ加工方法では、第3
のアクチュエーターに設けたロードセルの検出値と第3
のアクチュエーターの加圧力とが等しくなるように第3
のアクチュエーターの加圧力をパルス状に増すので、パ
イプ反力の増加が0に近づけることができ、無理のない
曲げを実行でき、高い曲げ精度を保証することができ
る。上記(5)のパイプ曲げ加工方法では、第4のアク
チュエーターに設けたロードセルの検出値と第4のアク
チュエーターの加圧力とが等しくなるように第4のアク
チュエーターの加圧力をパルス状に増すので、パイプ反
力の増加が0に近づけることができ、無理のない曲げを
実行でき、高い曲げ精度を保証することができる。上記
(6)のパイプ曲げ加工方法では、パイプ曲げ加工の最
終段階に、第5のアクチュエーターの加圧力をパルス状
に増すので、パイプのスプリングバックをとることがで
き、最後の段階でさらに曲げ精度を高めることができ
る。上記(7)のパイプ曲げ加工装置では、各アクチュ
エーターにロードセルと動作量を測定可能な測定器を設
け、それを制御装置に接続し、制御装置の出力に従って
各アクチュエーターを制御するようにしたので、パイプ
曲げをリアルタイムにフィードバック制御することがで
きる。上記(8)のパイプ曲げ加工装置では、アクチュ
エーターがシリンダ(油圧シリンダまたはエアシリン
ダ)からなるので、アクチュエーターに従来のNCパイ
プベンダーのシリンダを利用することができる。上記
(9)のパイプ曲げ加工装置では、アクチュエーターが
サーボモータからなるので、応答速度を早めることがで
きる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1実施例のパイ
プ曲げ加工装置を示し、図2は本発明の第2実施例のパ
イプ曲げ加工装置を示し、図3は本発明の第1実施例の
パイプ曲げ加工装置の、アクチュエーターの位置関係を
示す平面図であり、図4は本発明の第1実施例のパイプ
曲げ加工装置の、アクチュエーターの位置関係を示す側
面図である。図5は本発明実施例のパイプ曲げ加工方法
における各アクチュエーターの起動フローチャートであ
り、図6は本発明実施例のパイプ曲げ加工方法における
各アクチュエーターのロッド変位を示し、図7は本発明
実施例のパイプ曲げ加工方法における各アクチュエータ
ーのロッド変位を示し、図8は本発明実施例のパイプ曲
げ加工方法における各アクチュエーターに設けたロード
セルの出力値(想定)の変化を示し、図9は本発明実施
例のパイプ曲げ加工方法におけるパイプ曲げ押し速度制
御フローチャートであり、図10は本発明実施例のパイ
プ曲げ加工方法におけるパイプ曲げ精度確保のアルゴリ
ズムを示すフローチャートである。本発明の全実施例に
わたって共通または類似する部分には本発明の全実施例
にわたって同じ符合を付してある。
【0007】本発明の全実施例のパイプ曲げ加工装置に
わたって共通または類似する部分を、たとえば図1を参
照して、説明する。本発明実施例のパイプ曲げ加工装置
は、固定または回転可能な曲げロール7と、パイプ10
内に挿入されるマンドレル8を前進、後退させる第1の
アクチュエーター1と、パイプ10を前進、加圧する第
2のアクチュエーター2と、パイプ送り方向およびパイ
プ送り方向と直交する方向に可動の圧力型17、および
圧力型17をパイプ送り方向と直交する方向に移動させ
る第3のアクチュエーター3と、圧力型17の下流側で
曲げロール7に対して進退する方向および曲げロール7
まわりに可動の締め型18、および締め型18を曲げロ
ール7に対して進退させる第4のアクチュエーター4
と、締め型18と第4のアクチュエーター4のアッセン
ブリーを連結具19を介して曲げロール7まわりに回動
させる第5のアクチュエーター5と、圧力型17と第3
のアクチュエーター3のアッセンブリーをパイプ送り方
向に移動させる第6のアクチュエーター6と、各アクチ
ュエーター1、2、3、4、5、6に設置されパイプ反
力を計測可能なロードセル11、12、13、14、1
5、16(このうちロードセル13、14は必ず設けら
れるが、他のロードセル11、12、15、16は省略
されてもよい)と、各アクチュエーター1、2、3、
4、5、6に設置されアクチュエーター1、2、3、
4、5、6の動作量を測定可能な計測器21、22、2
3、24、25、26(このうち計測器22、25、2
6は必ず設けられるが、他の計測器21、23、24は
省略されてもよい)および曲げロール7に設置されパイ
プ10の曲げ角を測定可能な計測器27(計測器27は
省略されてもよい)と、ロードセル11、12、13、
14、15、16および計測器21、22、23、2
4、25、26、27と接続されパイプ曲げをリアルタ
イムに(曲げ加工中時々刻々に)フィードバック制御可
能な制御装置20と、パイプ10を隔てて圧力型17に
対向して設けられた固定のワイパー9と、を有する。
【0008】第1〜第6のアクチュエーター1、2、
3、4、5、6は、シリンダー(油圧シリンダーまたは
エアシリンダーの何れであってもよい)であってもよい
し、または回転を直線動に変換する機構を具備したサー
ボモータ(回転を、たとえばボールねじ機構などによ
り、直線往復運動に変換できる機構を具備したサーボモ
ータ、以下、単にサーボモータという)であってもよ
い。アクチュエーター1、2、3、4、5、6がシリン
ダーの場合は、計測器21、22、23、24、25、
26、27に、たとえばアクチュエーターに外付けのマ
グネスケールや光学式スケーラーを利用でき(他の計測
器でもよい)、アクチュエーター1、2、3、4、5、
6がサーボモータの場合は、計測器21、22、23、
24、25、26、27に、たとえばアクチュエーター
1、2、3、4、5、6に取り付けたエンコーダーを利
用できる(他のセンサーでもよい)。図1は、第2のア
クチュエーター2およびそのシリンダロッド並びにロー
ドセル12が中央に貫通穴を有しており、この貫通穴を
マンドレル8が貫通している場合を示している。
【0009】マンドレル8はロッド8bの先端部に1個
以上(図示例は3個の場合を示す)の屈曲部8aをもっ
ており、屈曲部8aと屈曲部8aとの間、または屈曲部
8aとロッド8bとの間は、屈曲可能構造となってい
る。マンドレル8が屈曲部8aをもつため、パイプ10
が曲げられる時パイプ10の円形断面形状が楕円形状に
変形することが抑制されつつ滑らかに曲げられる。
【0010】つぎに、上記のパイプ曲げ加工装置の作用
を説明する。まず、アクチュエーター1、2、3、4、
5、6の作動順序を、図5を参照して、説明する。第1
のアクチュエーター1のONにより、設備が起動し、マ
ンドレル8が所定位置に前進され、その位置で停止され
る。ついで、第3のアクチュエーター3がONして圧力
型17がパイプ10に向かって前進しパイプ10に当接
し所定加圧力でパイプ10を加圧する。また、第4のア
クチュエーター4がONして締め型18がパイプ10に
向かって前進しパイプ10に当接し所定加圧力でパイプ
10を加圧する。ついで、第2のアクチュエーター2が
ONしてパイプ10を加圧、前進させる。また、第5の
アクチュエーター5が締め型18と第4のアクチュエー
ター4のアッセンブリーを曲げロール7まわりにまわし
ていく。ついで、第5のアクチュエーター5が締め型1
8と第4のアクチュエーター4のアッセンブリーを曲げ
ロール7まわりにまわしている間に、第6のアクチュエ
ーター6がONして第3のアクチュエータ3と圧力型1
7のアッセンブリーをパイプ送り方向に直線状に前進さ
せる。パイプ10の曲げが完了すると、第1〜第6のア
クチュエーター1、2、3、4、5、6が同時にOFF
して、第1〜第6のアクチュエーター1、2、3、4、
5、6および圧力型17、締め型18が元位置に戻る。
【0011】図6は、各アクチュエーター1、2、3、
4、5、6のロッド変位を示す。第1のアクチュエータ
ー1はONして第1のアクチュエーター1のロッドは所
定量前進し、OFFにより元位置に戻る。第3のアクチ
ュエーター3はONして第3のアクチュエーター3のロ
ッドはパイプ前進方向と直交方向にパイプ10に向かっ
て前進し、圧力型17がパイプ10に当接して、ロッド
はその位置でパイプ10を加圧し、OFFにより元位置
に戻る。第4のアクチュエーター4はONして第4のア
クチュエーター4のロッドはパイプ前進方向と直交方向
にパイプ10に向かって前進し、締め型18がパイプ1
0に当接して、その位置でパイプ10を加圧し、OFF
により元位置に戻る。第2のアクチュエーター2はON
してパイプ10を前進させ、OFFにより元位置に戻
る。第5のアクチュエーター5はONして締め型18を
曲げロール7まわりにまわしパイプを曲げ、OFFによ
り元位置に戻る。第5のアクチュエーター5による締め
型18の移動速度と、第2のアクチュエーター2による
パイプ10の前進速度とは、望ましくは、等速となるよ
うに制御される。第6のアクチュエーター6は、第2、
第5のアクチュエーター2、5がON中にONして圧力
型17を前進させ、OFFにより元位置に戻る。
【0012】図7は、各アクチュエーター1、2、3、
4、5、6のロードセル値(パイプ反力)を示す。図7
中、0点より下側は引張りを示し、0点より上側は圧縮
を示す。パイプ反力であるロードセル値はアクチュエー
ター1、2、3、4、5、6の加圧力値と一致するとは
限らない。パイプ曲げでは、第3、第4のアクチュエー
ター3、4のロードセル13、14の値がほぼ一定とな
るようにリアルタイムに制御することにより、良質のパ
イプ曲げが得られる。
【0013】第1のアクチュエーター1のロードセル1
1は、曲げ中、引っ張られ、第1のアクチュエーター1
のOFFにより0点に戻る。第3のアクチュエーター3
のロードセル13は、圧力型17がパイプ10に当接し
てロッドがその位置でパイプ10を加圧していくに従っ
て増加しようとするが(図10の上段の図の破線参
照)、パイプ曲げ中フィードバック制御により第3のア
クチュエーター3の加圧力をパルス状に加えて(図10
の中段の図参照)パイプ10を曲げてパイプ反力の増加
を低減させ(図10の上段の図の実線参照)、OFFに
より0点に戻る。第4のアクチュエーター4のロードセ
ル14は、締め型18がパイプ10に当接してロッドが
その位置でパイプ10を加圧していくに従って増加しよ
うとするが(図10の上段の図の破線参照)、パイプ曲
げ中フィードバック制御により第4のアクチュエーター
4の加圧力をパルス状に加えて(図10の中段の図参
照)パイプ10を曲げてパイプ反力の増加を低減させ、
(図10の上段の図の実線参照)OFFにより0点に戻
る。第2のアクチュエーター2のロードセル12、第5
のアクチュエーター5のロードセル15、第6のアクチ
ュエーター6のロードセル16値は、パイプ反力低減制
御がしないので、曲げの進行につれて増加していき、ア
クチュエーター2、5、6のOFFにより0点に戻る。
【0014】つぎに、本発明実施例のパイプ曲げ加工方
法の構成、作用を、図5〜図10を参照して、説明す
る。本発明実施例のパイプ曲げ加工方法は、上記パイプ
曲げ加工装置を用いて実施するパイプ曲げ加工方法であ
って、ロードセル11、12、13、14、15、16
でパイプ反力を検出するとともに、計測器21、22、
23、24、25、26、27でアクチュエーター1、
2、3、4、5、6の動作量、および曲げ角を検出し、
検出値を制御装置20に入力して制御装置20にて演算
を実行し、その演算に従って各アクチュエーター1、
2、3、4、5、6を制御することにより、パイプ曲げ
をリアルタイムにフィードバック制御するパイプ曲げ加
工方法からなる。
【0015】本発明実施例のパイプ曲げ加工方法は、図
8に示すパイプ曲げ押し速度等速制御と、図9に示す曲
げ精度確保制御とを、有する。図8に示すように、パイ
プ曲げ押し速度等速制御では、ステップ101で第5の
アクチュエーター5の動作量(変位量)を検出し、ステ
ップ102で計測器27にて曲げ角θを検出し、ステッ
プ103でθをパイプの中心線の接線方向移動量に換算
し、ステップ104でその換算値を求め、ステップ10
5で第5のアクチュエーター5の動作量と曲げ角θのパ
イプ中心線の接線方向移動量との差を演算し、ステップ
106で第5のアクチュエーター5の動作量と曲げ角θ
のパイプ中心線の接線方向移動量との差が0に等しいか
否か(第5のアクチュエーター5の動作量と曲げ角θの
パイプ中心線の接線方向移動量とが等しいか否か)を判
定し、等しくないならば装置に異常があるので以下の制
御を行っても仕方がないのでステップ107に進んで異
常の警告を発し、等しいならつぎのステップ201へと
進む。ステップ101〜107は回転安定化制御を行っ
てもよいかの前提を確認しているルーチンである。
【0016】つぎに、ステップ201で、第2のアクチ
ュエーター2の動作量を検出して第2のアクチュエータ
ー2の動作速度(動作量の微分)を演算し、ステップ2
02で曲げ角θを検出し、ステップ203で曲げ角θを
パイプの中心線の接線方向移動量に換算しさらに接線方
向移動量を微分して曲げ速度を演算し、ステップ204
で第2のアクチュエーター2の動作速度が曲げ速度との
差を演算し、ステップ205で差が0か否かを判定し、
0なら(第2のアクチュエーター2の動作速度が曲げ速
度と等しいなら)ステップ201に戻って演算を続行
し、0でないならステップ206に進んで第2のアクチ
ュエーター2の動作速度が曲げ速度より小か大かを判定
し、小なら(第2のアクチュエーター2の動作速度<曲
げ速度なら)、ステップ208に進んで第6のアクチュ
エーター6を加速(アクチュエーター6がシリンダーの
場合は増圧)して第2のアクチュエーター2の動作速度
が曲げ速度に等しくなるようにし、大なら(第2のアク
チュエーター2の動作速度>曲げ速度なら)、ステップ
207に進んで第6のアクチュエーター6を減速(アク
チュエーター6がシリンダーの場合は減圧)して第2の
アクチュエーター2の動作速度が曲げ速度に等しくなる
ようにし、ステップ208、207からステップ101
または201に戻って上記を繰り返す。
【0017】ステップ201〜208は、第2のアクチ
ュエーター2の動作速度が第5のアクチュエーター5に
よる曲げ速度と等速となるように第6のアクチュエータ
ー6を利用して制御しているルーチンであり、曲げ速度
安定化制御を行っているルーチンである。すなわち、ス
テップ201〜208は、第2のアクチュエーター2の
動作速度が第5のアクチュエーター5による曲げ速度よ
り小の場合はパイプ曲げ部分に割れ、薄肉化が生じ、第
2のアクチュエーター2の動作速度が第5のアクチュエ
ーター5による曲げ速度より大の場合はパイプ曲げ部分
にしわが生じるので、第2のアクチュエーター2の動作
速度が第5のアクチュエーター5による曲げ速度と等速
となるように第6のアクチュエーター6を利用して曲げ
速度安定化制御を行っているルーチンである。
【0018】図9に示すように、曲げ精度確保制御で
は、第3のアクチュエーター3に設けたロードセル13
の検出値と第3のアクチュエーター3の加圧力とが等し
くなるように第3のアクチュエーター3の加圧力をパル
ス状に増して、パイプ反力の増分が0に近づくようにす
る。
【0019】すなわち、ステップ301で加工ONか否
かを判定し加工ONなら加工を開始し、ステップ302
で測定パルスがONか否かを判定し(ONで測定を実行
し、OFFで制御を実行する)、測定パルスONのとき
に、ステップ303で第3のアクチュエーター3のロー
ドセル13の値L3を計測して制御装置20に入力し、
データ305からステップ304で第3のアクチュエー
ター3の加圧力C3を制御装置20のCPUに読込み、
ステップ304で制御装置20にて(L3−C3)を演
算し、ステップ306で(L3−C3)が0か否か(す
なわちL3=C3か否か)を判定し、L3=C3なら、
ステップ309へと進み、L3=C3でないなら(L3
はC3と等しいかそれ以上)、ステップ307で、予め
記憶してある第3のアクチュエーター3の加圧力増分デ
ータをデータ308から制御装置20のCPUに読込
み、第3のアクチュエーター3の増分した加圧力をパル
ス状にパイプ10に加える。
【0020】図10の上段に示すように、パイプ10の
曲げの進行につれてパイプ反力が増し、一定の第3のア
クチュエーター3の加圧力に対して増大していこうとす
る(図10の上段の図の破線参照)。従来はパイプ反力
の増大を無視して一定の第3のアクチュエーター3の加
圧力によりパイプ10を曲げていたので、加圧力が最適
とならず、曲げ精度が低下していた。しかし、本発明実
施例では、図10の中段に示すように、パルス状に加圧
力を加えるのでパイプ10がそれだけ多く曲がりパイプ
反力が小さくなって、第3のアクチュエーター3のロー
ドセル13の値が低減し、第3のアクチュエーター3の
ロードセル13の値の増分が低減して0に近づき、第3
のアクチュエーター3のロードセル13の値と第3のア
クチュエーター3の加圧力とがほぼ等しくなる(図10
の上段の図の実線参照)。パイプ反力の増分が低減する
ことにより、曲げにおいてパイプにかかる無理な荷重が
低減し、良質のパイプの曲げが行われ、パイプの曲げ精
度が向上する。
【0021】第4のアクチュエーター4についても、第
3のアクチュエーター3と同様のことが成立する。すな
わち、図9に示すように、曲げ精度確保制御では、第4
のアクチュエーター4に設けたロードセル14の検出値
と第4のアクチュエーター4の加圧力とが等しくなるよ
うに第4のアクチュエーター4の加圧力をパルス状に増
して、パイプ反力の増分が0に近づくようにする。
【0022】すなわち、ステップ309で第4のアクチ
ュエーター4のロードセル14の値L4を計測して制御
装置20に入力し、データ311からステップ310で
第4のアクチュエーター4の加圧力C4を制御装置20
のCPUに読込み、ステップ310で制御装置20にて
(L4−C4)を演算し、ステップ312で(L4−C
4)が0か否か(すなわちL4=C4か否か)を判定
し、L4=C4なら、ステップ301に進んで上記サイ
クルを繰返し、L4=C4でないなら(L4はC4と等
しいかそれ以上)、ステップ313で、予め記憶してあ
る第4のアクチュエーター4の加圧力増分データをデー
タ314から制御装置20のCPUに読込み、第4のア
クチュエーター4の増分した加圧力をパルス状にパイプ
10に加える。
【0023】図10の上段に示すように、パイプ10の
曲げの進行につれてパイプ反力が増し、一定の第4のア
クチュエーター4の加圧力に対して増大していこうとす
る(図10の上段の図の破線参照)。従来はパイプ反力
の増大を無視して一定の第4のアクチュエーター4の加
圧力によりパイプ10を曲げていたので、加圧力が最適
とならず、曲げ精度が低下していた。しかし、本発明実
施例では、図10の中段に示すように、パルス状に加圧
力を加えるのでパイプ10がそれだけ多く曲がりパイプ
反力が小さくなって、第4のアクチュエーター4のロー
ドセル14の値が低減し、第4のアクチュエーター4の
ロードセル14の値の増分が低減して0に近づき、第4
のアクチュエーター4のロードセル14の値と第4のア
クチュエーター4の加圧力とがほぼ等しくなる(図10
の上段の図の実線参照)。パイプ反力の増分が低減する
ことにより、曲げにおいてパイプにかかる無理な荷重が
低減し、良質のパイプの曲げが行われ、パイプの曲げ精
度が向上する。ステップ301〜313は、曲げ精度保
証制御のルーチンである。
【0024】曲げ加工の最終段階でステップ301で加
工OFFと判定されると、ステップ315に進む。ステ
ップ315では、第5のアクチュエーター5のロードセ
ル15の値L5を計測して制御装置20に入力し、デー
タ317からステップ316で第5のアクチュエーター
5の加圧力C5を制御装置20のCPUに読込み、ステ
ップ316で制御装置20にて(L5−C5)を演算
し、ステップ318で(L5−C5)が0か否か(すな
わちL5=C5か否か)を判定し、L5=C5なら、ス
テップ321に進んで曲げ加工を終了し、L5=C5で
ないなら(L5はC5と等しいかそれ以上)、ステップ
319で、予め記憶してある第5のアクチュエーター5
の加圧力増分データをデータ320から制御装置20の
CPUに読込み、第5のアクチュエーター5の増分した
加圧力を少なくとも1回(図10の下段の例では1回)
パルス状にパイプ10に加え、スプリングバックを取り
のぞき、ステップ321に進んで加工を終了する。ステ
ップ315〜321は、スプリングバックを取りのぞい
て曲げ精度を高める、曲げ加工最終段の曲げ加工精度保
証制御のルーチンである。
【0025】つぎに、本発明の各実施例に特有な構成、
作用は、つぎの通りである。本発明の第1実施例では、
第1〜第6のアクチュエーター1、2、3、4、5、6
はシリンダ(油圧シリンダまたはエアシリンダ)からな
る。第1〜第6のアクチュエーター1、2、3、4、
5、6がシリンダからなる場合は、アクチュエーター
1、2、3、4、5、6に従来のNCパイプベンダーの
シリンダを利用することができる。また、従来のNCパ
イプベンダーのシリンダロッドにロードセル11、1
2、13、14、15、16と計測器21、22、2
3、24、25、26、27を組付け、それらを制御装
置20に接続して本発明実施例装置を構成し、それを用
いて本発明実施例方法を実行することができる。
【0026】本発明の第2実施例では、第1〜第6のア
クチュエーター1、2、3、4、5、6はサーボモータ
からなる。計測器21、22、23、24、25、26
にはサーボモータに取り付けたエンコーダーを利用する
ことができる。アクチュエーター1、2、3、4、5、
6がサーボモータからなる場合は、シリンダに比べて応
答速度を早めることができ、制御が高速度化される。
【0027】
【発明の効果】請求項1のパイプ曲げ加工方法によれ
ば、ロードセル、計測器の出力値を制御装置に入れてア
クチュエータの加圧力、動作速度を適切な値にリアルタ
イムにフィードバック制御するので、良好かつ安定した
パイプ曲げが得られる。請求項2のパイプ曲げ加工方法
によれば、第5のアクチュエーターの動作量と曲げ角の
パイプ接線方向移動量が等しいことを確認するので、安
定した曲げを行うことができる。請求項3のパイプ曲げ
加工方法によれば、第6のアクチュエーターを利用し
て、第2のアクチュエーターの動作速度が第5のアクチ
ュエーターによるパイプ曲げ速度と等しくなるようにす
るので、パイプ曲げ部分の割れ、しわの発生を防止する
ことができる。請求項4のパイプ曲げ加工方法によれ
ば、第3のアクチュエーターに設けたロードセルの検出
値と第3のアクチュエーターの加圧力とが等しくなるよ
うに第3のアクチュエーターの加圧力をパルス状に増す
ので、パイプ反力の増加が0に近づけることができ、無
理のない曲げを実行でき、高い曲げ精度を保証すること
ができる。請求項5のパイプ曲げ加工方法によれば、第
4のアクチュエーターに設けたロードセルの検出値と第
4のアクチュエーターの加圧力とが等しくなるように第
4のアクチュエーターの加圧力をパルス状に増すので、
パイプ反力の増加が0に近づけることができ、無理のな
い曲げを実行でき、高い曲げ精度を保証することができ
る。請求項6のパイプ曲げ加工方法によれば、パイプ曲
げ加工の最終段階に、第5のアクチュエーターの加圧力
をパルス状に増すので、パイプのスプリングバックをと
ることができ、最後の段階でさらに曲げ精度を高めるこ
とができる。請求項7のパイプ曲げ加工方法によれば、
各アクチュエーターにロードセルと動作量を測定可能な
測定器を設け、それを制御装置に接続し、制御装置の出
力に従って各アクチュエーターを制御するようにしたの
で、パイプ曲げをリアルタイムにフィードバック制御す
ることができる。請求項8のパイプ曲げ加工方法によれ
ば、アクチュエーターがシリンダ(油圧シリンダまたは
エアシリンダ)からなるので、アクチュエーターに従来
のNCパイプベンダーのシリンダを利用することができ
る。請求項9のパイプ曲げ加工方法によれば、アクチュ
エーターがサーボモータからなるので、応答速度を早め
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のパイプ曲げ加工装置の概
略平面図である。
【図2】本発明の第2実施例のパイプ曲げ加工装置の概
略平面図である。
【図3】本発明の第1実施例のパイプ曲げ加工装置の詳
細平面図である。
【図4】本発明の第1実施例のパイプ曲げ加工装置の詳
細側面図である。
【図5】本発明の第1実施例、第2実施例のパイプ曲げ
加工装置の起動タイムチャートである。
【図6】本発明の第1実施例、第2実施例のパイプ曲げ
加工装置のロッド変位タイムチャートである。
【図7】本発明の第1実施例、第2実施例のパイプ曲げ
加工装置のロードセル値タイムチャートである。
【図8】本発明の第1実施例、第2実施例のパイプ曲げ
加工方法のパイプ曲げ押し速度等速制御フローチャート
である。
【図9】本発明の第1実施例、第2実施例のパイプ曲げ
加工方法のパイプ曲げ精度確保フローチャートである。
【図10】本発明の第1実施例、第2実施例のパイプ曲
げ加工方法のパイプ反力制御のグラフである。
【符号の説明】
1 第1のアクチュエーター 2 第2のアクチュエーター 3 第3のアクチュエーター 4 第4のアクチュエーター 5 第5のアクチュエーター 6 第6のアクチュエーター 7 曲げロール 8 マンドレル 9 ワイパー 11、12、13、14、15、16 ロードセル 17 圧力型 18 締め型 20 制御装置 21、22、23、24、25、26、27 計測器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村越 久弥 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 村沢 哲也 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 本井 旬 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 4E063 AA04 BC04 BC06 BC10 FA05 HA02 HA05 JA04 JA06 LA08 LA12 LA13 LA17 LA19 LA20

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 曲げロールと、 パイプ内に挿入されるマンドレルを前進、後退させる第
    1のアクチュエーターと、 パイプを前進、加圧する第2のアクチュエーターと、 パイプ送り方向およびパイプ送り方向と直交する方向に
    可動の圧力型、および圧力型をパイプ送り方向と直交す
    る方向に移動させる第3のアクチュエーターと、 圧力型の下流側で曲げロールに対して進退する方向およ
    び曲げロールまわりに可動の締め型、および締め型を曲
    げロールに対して進退させる第4のアクチュエーター
    と、 締め型と第4のアクチュエーターのアッセンブリーを曲
    げロールまわりに回動させる第5のアクチュエーター
    と、 圧力型と第3のアクチュエーターのアッセンブリーをパ
    イプ送り方向に移動させる第6のアクチュエーターと、 各アクチュエーターに設置されパイプ反力を計測可能な
    ロードセルと、 各アクチュエーターに設置されアクチュエーターの動作
    量を測定可能な計測器および曲げロールに設置されパイ
    プの曲げ角を測定可能な計測器と、 前記ロードセルおよび前記計測器と接続された制御装置
    と、からなるパイプ曲げ加工装置を用いて実施するパイ
    プ曲げ加工方法であって、 前記ロードセルでパイプ反力を検出するとともに、前記
    計測器でアクチュエーターの動作量および曲げ角を検出
    し、検出値を前記制御装置に入力して前記制御装置にて
    演算を実行し、該演算に従って前記各アクチュエーター
    を制御することにより、パイプ曲げをリアルタイムにフ
    ィードバック制御するパイプ曲げ加工方法。
  2. 【請求項2】 第5のアクチュエーターの動作量を検出
    し、曲げ角を検出してパイプの接線方向移動量に換算
    し、第5のアクチュエーターの動作量と曲げ角のパイプ
    接線方向移動量が等しいことを確認する請求項1記載の
    パイプ曲げ加工方法。
  3. 【請求項3】 第2のアクチュエーターの動作量を検出
    して第2のアクチュエーターの動作速度を演算し、曲げ
    角を検出してパイプの接線方向移動量に換算しさらに曲
    げ速度を演算し、第2のアクチュエーターの動作速度が
    曲げ速度と等しくなるように第6のアクチュエーターを
    増圧または減圧する請求項1記載のパイプ曲げ加工方
    法。
  4. 【請求項4】 第3のアクチュエーターに設けたロード
    セルの検出値と第3のアクチュエーターの加圧力とが等
    しくなるように第3のアクチュエーターの加圧力をパル
    ス状に増して、パイプ反力の増加が0に近づくようにす
    る請求項1記載のパイプ曲げ加工方法。
  5. 【請求項5】 第4のアクチュエーターに設けたロード
    セルの検出値と第4のアクチュエーターの加圧力とが等
    しくなるように第4のアクチュエーターの加圧力をパル
    ス状に増して、パイプ反力の増加が0に近づくようにす
    る請求項1記載のパイプ曲げ加工方法。
  6. 【請求項6】 パイプ曲げ加工の最終段階に、第5のア
    クチュエーターの加圧力をパルス状に増して、パイプの
    スプリングバックをとる請求項1記載のパイプ曲げ加工
    方法。
  7. 【請求項7】 曲げロールと、 パイプ内に挿入されるマンドレルを前進、後退させる第
    1のアクチュエーターと、 パイプを前進、加圧する第2のアクチュエーターと、 パイプ送り方向およびパイプ送り方向と直交する方向に
    可動の圧力型、および圧力型をパイプ送り方向と直交す
    る方向に移動させる第3のアクチュエーターと、 圧力型の下流側で曲げロールに対して進退する方向およ
    び曲げロールまわりに可動の締め型、および締め型を曲
    げロールに対して進退させる第4のアクチュエーター
    と、 締め型と第4のアクチュエーターのアッセンブリーを曲
    げロールまわりに回動させる第5のアクチュエーター
    と、 圧力型と第3のアクチュエーターのアッセンブリーをパ
    イプ送り方向に移動させる第6のアクチュエーターと、 各アクチュエーターに設置されパイプ反力を計測可能な
    ロードセルと、 各アクチュエーターに設置されアクチュエーターの動作
    量を測定可能な計測器および曲げロールに設置されパイ
    プの曲げ角を測定可能な計測器と、 前記ロードセルおよび前記計測器と接続されパイプ曲げ
    をリアルタイムにフィードバック制御可能な制御装置
    と、からなるパイプ曲げ加工装置。
  8. 【請求項8】 第1〜第6のアクチュエーターがシリン
    ダーである請求項7記載のパイプ曲げ加工装置。
  9. 【請求項9】 第1〜第6のアクチュエーターがサーボ
    モータである請求項7記載のパイプ曲げ加工装置。
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