JPH069366A - 皮膚外用剤 - Google Patents

皮膚外用剤

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JPH069366A
JPH069366A JP5045700A JP4570093A JPH069366A JP H069366 A JPH069366 A JP H069366A JP 5045700 A JP5045700 A JP 5045700A JP 4570093 A JP4570093 A JP 4570093A JP H069366 A JPH069366 A JP H069366A
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saikosaponin
hydroquinone
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Toshio Nishiyama
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サイコサポニンb1 およびサイコサポニンb
2 の細胞増殖促進効果をより一層改善する事により、高
い肌荒れ改善効果を有する皮膚外用剤を提供することを
目的とする。 【構成】 サイコサポニンb1 及び/又はサイコサポニ
ンb2 と下記一般式化1であらわされるハイドロキノン
配糖体、トラネキサム酸、トラネキサム酸の塩、及びト
ラネキサム酸誘導体から選ばれる一種もしくは二種以上
とを含有する。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、皮膚外用剤に係わり、
更に詳しくは高い皮膚細胞増殖効果を有する皮膚外用剤
に関する。本皮膚外用剤は、例えば、化粧水、クリー
ム、乳液、パック、頭皮用化粧料等の化粧品や、例え
ば、傷治療、消炎用軟膏等の医薬品に好適に適用され
る。
【0002】
【従来の技術】柴胡等の植物から抽出されるサイコサポ
ニンは、皮膚の創傷治癒、肌あれ防止及び改善、皮膚の
たるみやつや消失を防ぐ老化防止等の効果があり、医薬
品、化粧品等に配合されている。
【0003】また、抽出されたサイコサポニンを、サイ
コサポニンa、サイコサポニンb1、サイコサポニンb
2 、サイコサポニンc、サイコサポニンdに分離し、各
成分を単独で用いることにより、上記効果を高めた技術
も提案されている(特開昭61−7216号公報)。
【0004】しかるに、これらよりもより一層上記効果
を高めた皮膚外用剤が望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、皮膚の創傷
治癒、肌あれ防止及び改善、皮膚のたるみやつや消失を
防ぐ老化防止等の効果が従来よりもより一層改善された
皮膚外用剤を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1記載
の発明はサイコサポニンb1 及び/又はサイコサポニン
2 と下記一般式化2で表されるハイドロキノン配糖
体、トラネキサム酸、トラネキサム酸の塩、及びトラネ
キサム酸誘導体から選ばれる一種または二種以上とを含
有することを特徴とする皮膚外用剤を提供するものであ
り、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明におい
て、サイコサポニンb1 及び/又はサイコサポニンb2
を0.0001〜20重量%含むことを特徴とする皮膚
外用剤を提供するものであり、請求項3記載の発明は、
請求項1もしくは請求項2記載の発明において、化2で
表されるハイドロキノン配糖体の一種もしくは二種以上
を0.1〜30.0重量%含むことを特徴とする皮膚外
用剤を提供するものであり、請求項4記載の発明は請求
項1から請求項3に記載の発明において、トラネキサム
酸、トラネキサム酸の塩類、及びトラネキサム酸誘導体
から選ばれる一種または二種以上を0.01〜10.0
重量%含むことを特徴とする皮膚外用剤を提供するもの
であり、請求項5記載の発明は請求項1から請求項4に
記載の発明において、ハイドロキノン配糖体がハイドロ
キノン−β−D−グルコシドである皮膚外用剤を提供す
るものである。
【0007】以下、本発明の構成について詳述する。
【0008】本発明の皮膚外用剤においては、サイコサ
ポニンb1 とサイコサポニンb2 の少なくともどちらか
が配合される。サイコサポニンb1 とサイコサポニンb
2 は柴胡等の植物からの抽出物のかたちで用いてもよ
く、あるいは抽出されたサイコサポニンからサイコサポ
ニンb1 、サイコサポニンb2 を分離して用いてもよ
い。配合量は、皮膚外用剤全量中0.0001〜20重
量%が好ましく、0.001〜10重量%がより好まし
い。0.001重量%以上で肌あれ改善効果は一層向上
する。また、10重量%以下では、べたつき感がなくな
り、刺激性がなくなる等の効果が生じる。
【0009】本発明に用いられるハイドロキノン配糖体
は下記一般式化2で表される。
【0010】
【化2】 〔式中、Rは五炭糖残基、六炭糖残基、アミノ糖残基、
ウロン酸残基またはそれらのメチル化物を示す。〕
【0011】式中でRはL−アラビノ−ス、D−アラビ
ノ−ス、D−キシロ−ス、D−リボ−ス、L−キシルロ
−ス、L−リキソ−ス、D−リブロ−ス等の五炭糖の残
基、D−グルコ−ス、D−ガラクト−ス、L−ガラクト
−ス、D−マンノ−ス、D−タロ−ス、D−フルクト−
ス、L−ソルボ−ス、D−タガロ−ス、D−プシコ−ス
等の六炭糖の残基、D−グルコサミン、D−ガラクトサ
ミン、シアル酸、アミノウロン酸、ムラミン酸等のアミ
ノ糖残基、D−グルクロン酸、D−ガラクツロン酸、D
−マンヌロン酸、L−イズロン酸、L−グルクロン酸等
のウロン酸の残基、またはそれらのメチル化物等を挙げ
ることができる。
【0012】これらの中で、サイコサポニンb1 、b2
の皮膚細胞増殖効果の相乗的向上、入手のしやすさ、安
定性、安全性等から考え、RがD−グルコ−スで、これ
がβ−結合した、ハイドロキノン−β−D−グルコシド
(一般名:アルブチン、以後アルブチンと記載する。)
が最も好ましい。
【0013】本発明において、上記ハイドロキノン配糖
体の配合量は、皮膚外用剤全量中0.1〜30.0重量
%が好ましく、0.5〜20.0重量%がより好まし
い。0.5重量%以上で皮膚細胞増殖効果は一層向上
し、またうるおい、しっとり感等の使用感も一層向上す
る。20.0重量%以下でべたつき感がなくなる等使用
感がより一層向上する。
【0014】また一方、本発明に用いられるトラネキサ
ム酸、もしくはトラネキサム酸の塩、もしくはトラネキ
サム酸誘導体は、抗プラスミン剤として一般に用いられ
ており、化粧品用途では、安全性が高いことを特徴とす
る成分として知られている。(特願昭42−3698
0)またその製造法は特許第240611号、特許第2
42664号、特許第480411号、特許第4881
68号によって知られている。
【0015】トラネキサム酸は融点386〜390°
C、白色の結晶または粉末で臭いはなく、味は苦い。
【0016】トラネキサム酸の塩は通常使用される塩と
して、Mg、Ca、K等の金属塩、硫酸塩等があり、誘
導体としてはビタミンAエステル、ビタミンEエステ
ル、ビタミンCエステル、ビタミンDエステル等のビタ
ミンエステル類、フェニルエステル類、N,N−マレオ
イルミノトラネキサム酸等が挙げられるが本発明はこれ
らに限定されるものではない。
【0017】本発明において、上記トラネキサム酸、も
しくはその塩類、もしくはその誘導体の中から一種もし
くは二種以上が任意に選ばれて用いられ、その配合量は
皮膚外用剤全量中0.01〜10.0重量%が好まし
く、0.1〜5.0重量%がより好ましい。0.1重量
%以上で皮膚細胞増殖効果は一層向上し、またうるお
い、しっとり感等の使用感も一層向上する。5.0重量
%以下でべたつき感がなくなる等使用感がより一層向上
する。
【0018】そして、ハイドロキノン配糖体、トラネキ
サム酸、もしくはトラネキサム酸の塩、もしくはトラネ
キサム酸誘導体を併用すると、上記効果はさらによくな
る。以上述べたように、
【化I】で表されるハイドロキノン配糖体、トラネキサ
ム酸、もしくはその塩類、もしくはその誘導体には、サ
イコサポニンb1 あるいはサイコサポニンb2 の皮膚細
胞増殖効果を相乗的に向上させる作用がある。すなわ
ち、両者を共に配合することにより、サイコサポニンb
1 及びb2 の皮膚細胞増殖効果、即ち、創傷治癒効果や
肌荒れ改善効果等は著しく向上する。
【0019】本発明の皮膚外用剤は、上記の必須成分に
加えて、本発明の効果を損なわない範囲で、化粧品、医
薬品等に用いられる成分、例えば、水性成分、粉末成
分、油分、界面活性剤、保湿剤、増粘剤、防腐剤、酸化
防止剤、香料、色剤及び薬剤等を配合することができ
る。
【0020】また、皮膚外用剤の剤型は任意であり、例
えば、化粧水等の可溶化系、乳液、クリーム等の乳化
系、軟膏、分散液等の剤型をとることができる。
【0021】
【発明の効果】本発明の皮膚外用剤は細胞増殖作用が相
乗的に向上する。その結果、肌荒れ防止及び改善効果、
皮膚老化防止効果または創傷治癒効果が高く、及び使用
感の良好な皮膚外用剤を提供することが可能となる。
【0022】
【実施例】次に実施例をあげて本発明を詳細に説明する
が、本発明の技術範囲がこれら実施例に限定されるもの
でないことはいうまでもない。
【0023】まず、サイコサポニンb1 及びb2 の皮膚
の創傷治癒、肌あれ防止及び改善、皮膚のたるみやつや
消失を防ぐ老化防止等の効果及び使用感が、化2で表さ
れるハイドロキノン配糖体、トラネキサム酸、もしくは
その塩類、もしくはその誘導体を配合することにより、
相乗的に改善されることを示すために、皮膚細胞増殖促
進効果、創傷治癒効果及び刺激性(溶血作用)抑制効果
について以下の試験を行った。
【0024】皮膚細胞増殖促進作用 人皮膚組織を細片し、細胞増殖シャーレの底面に付着さ
せてDulbecco's MEM培養液(10%牛胎児血清含有)中
で2週間培養すると、シャーレの底面がほぼ全面に線維
芽細胞で満たされる。この線維芽細胞を0.1%トリプ
シン溶液で処理して単一細胞とし、1000個細胞/m
lの培養液を作製した。この溶液をシャーレ当たり1m
l採取し、これにDulbecco's MEM培養液と種々の濃度の
サイコサポニンb1 を加え、または更にアルブチン、ト
ラネキサム酸を加えて、CO2 インキュベーター中で2
週間培養した。その後、細胞固定して染色した後、細胞
コロニー数を計測した。
【0025】結果を図1、図2、図3に示す。図1、図
2、図3の比較例は、サイコサポニンb1 だけを培養液
に加えたときの結果であり、また、図1の実施例は、更
にアルブチンを100ppm添加した場合の結果であ
る。図2の実施例は、更にトラネキサム酸を100pp
m添加した場合の結果である。図3の実施例は、更にア
ルブチンを50ppm、トラネキサム酸を50ppm添
加した場合の結果である。図の細胞増殖率は、サイコサ
ポニンb1 を添加しない場合の細胞数を基準とし、それ
に対する比で表した。
【0026】図1、図2、図3から明らかなように、ア
ルブチン、トラネキサム酸を添加することにより、細胞
増殖率は大幅に向上し、さらにアルブチン、トラネキサ
ム酸を併用すると細胞増殖率はさらに向上した。サイコ
サポニンb2 についても、同様の結果が得られた。
【0027】創傷治癒効果試験 生後6週間のウイスター系ラット5匹を1群とし、毛刈
りの後試験に供した。ラットはネンプタールにより麻酔
後、正中線に沿って背部皮膚を約2cm切開した。直ち
に切開部をミツヘル縫合し、サイコサポニンb1 200
mgを生理食塩水0.1mlに溶解したもの、あるいは
サイコサポニンb1 200mgを生理食塩水0.1ml
に溶解したものとアルブチン50mgを生理食塩水0.
1mlに溶解したもの、サイコサポニンb1 200mg
を生理食塩水0.1mlに溶解したものとトラネキサム
酸50mgを生理食塩水0.1mlに溶解したもの、サ
イコサポニンb1 200mgを生理食塩水0.1mlに
溶解したものとアルブチン25mg、トラネキサム酸2
5mgを生理食塩水0.1mlに溶解したものを1日1
回2週間塗布した。2週間後に縫合針を外し、断面1c
mとなるように皮膚切片を作製した。この切片の切断張
力を東洋測器株式会社製テンシロンUTM−4を用いて
測定した。
【0028】サイコサポニンb1 だけの場合の平均張力
は470g/cmであったのに対し、アルブチンを添加
したものの平均張力は520g/cm、トラネキサム酸
を添加したものの平均張力は521g/cm、アルブチ
ン、トラネキサム酸両方を添加したものの平均張力は5
34g/cmとなり、アルブチン、トラネキサム酸を配
合することによりサイコサポニンb1 の創傷治癒効果が
向上することがわかった。さらには、アルブチンとトラ
ネキサム酸との併用により創傷治癒効果がさらに向上す
ることがわかった。尚、サイコサポニンb2 に関して
も、近似した結果が得られた。
【0029】刺激性抑制効果試験 人の血液から赤血球を採取し、サイコサポニンb1 ある
いはサイコサポニンb1 とアルブチン100μg、サイ
コサポニンb1 とトラネキサム酸100μg、サイコサ
ポニンb1 とアルブチン50μg、トラネキサム酸50
μgをそれぞれ加えて1時間放置し、溶血量を測定し
た。サイコサポニンb1 濃度と溶血率の関係について得
られた結果を図4、図5、図6に示す。
【0030】図4、図5、図6から明らかなように、ア
ルブチン、トラネキサム酸を添加することによりサイコ
サポニンb1 の溶血作用は高濃度まで抑制されることが
わかり、その効果は、アルブチン、トラネキサム酸を併
用することによりさらに向上した。
【0031】(実施例及び比較例)表1、表2に示した
組成の水相及びアルコール相をそれぞれ調製し、これら
を混合可溶化した後、ろ過して化粧水を製造した。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】肌荒れ改善効果 実施例1〜13及び比較例1の化粧水を用い、人体パネ
ルで肌荒れ改善効果試験を行った。試験方法は以下の通
りである。
【0035】女性健常人の顔面表面形態をミリスン樹脂
によるレプリカ法を用いて肌のレプリカを取り、顕微鏡
で観察する。皮紋の状態及び角層の剥離状態から表3の
基準に基づいて肌あれ状態1あるいは2と評価されたパ
ネル25名の顔面左右半々に実施例1〜13と比較例1
の化粧水を1日1回2週間塗布した。
【0036】2週間後、再び上記のレプリカ法で肌の状
態を観察し、表3の基準に従い肌の状態を評価した。そ
の結果を表4、表5にまとめた。
【0037】
【表3】
【0038】
【表4】
【0039】
【表5】
【0040】べたつき及び刺激性 実施例1〜13の化粧水の各々について、25名のテス
ターが実際に塗布し、それぞれの使用感(べたつき性、
刺激性)について官能評価した。各々の試料について、
べたつき、刺激を感じた人数を表6、表7に示した。
【0041】
【表6】
【0042】
【表7】
【0043】表6及び7から明らかなように、比較例に
比べ本実施例の化粧水はいずれも、高い使用感を示し
た。
【0044】また、サイコサポニンb1 含有量が0.0
001重量%より少ない実施例3、実施例10では刺激
性はないものの、肌荒れ改善効果が実施例1、実施例
2、実施例8、実施例9に比べ劣っていた。サイコサポ
ニンb1 含有量が20重量%を越える実施例4、実施例
11は、良好な肌荒れ改善効果を示したが、べたつき感
が現れることが分かった。アルブチン含有量が0.1重
量%より少ない実施例5、及びトラネキサム酸含有量が
0.01重量%より少ない実施例12は、肌荒れ改善効
果が実施例1、実施例2、実施例8、実施例9に比べ劣
り、また、アルブチン含有量が30.0重量%を越える
実施例6、トラネキサム酸含有量が10.0重量%を越
える実施例13は、実施例1、実施例2、実施例8、実
施例9と同様に良好な肌荒れ改善効果を示すと共に刺激
性もなくなるが、べたつき感が現れることが分かった。
【0045】(実施例14〜18)以下の各実施例に示
した組成、製法に基づき作製した皮膚外用剤は従来例に
比べ、いずれも肌荒れ改善効果あるいは創傷治癒効果が
向上し、また刺激性も抑制され、ハイドロキノン配糖体
およびトラネキサム酸、その塩、その誘導体がサイコサ
ポニンb1 、b2 の上記効果を相乗的に向上することを
示した。
【0046】 実施例14 クリーム 重量% (油相) サイコサポニンb2 1.0 セトステアリルアルコール 3.5 スクワラン 38.0 ミツロウ 3.8 還元ラノリン 5.0 ステアリン酸エチル 4.0 エチルパラベン 0.3 香料 0.03 (水相) ハイドロキノン−β−D−アラビノシド 0.5 1,3−ブチレングリコール 2.0 グリセリン 2.0 イオン交換水 39.87
【0047】(製法)油相を加熱融解して75℃に保
ち、これを75℃に加温した水相に攪拌しながら加え
た。次にホモミキサーで均一に乳化した後、攪拌しなが
ら急冷してクリームを得た。
【0048】 実施例15 乳液 重量% (アルコール相) サイコサポニンb2 0.001 香料 0.03 エタノール 3.0 (油相) ステアリン酸 1.5 セチルアルコール 0.5 ミツロウ 2.0 ポリオキシエチレン(10)オレイル アルコール 2.0 エチルパラベン 0.3 (水相) ハイドロキノン−D−キシロ−ス 0.01 トラネキサム酸 0.1 トラネキサム酸Mg塩 0.1 プロピレングリコール 3.0 イオン交換水 67.459 クインスシード抽出液(5%水溶液) 20.0
【0049】(製法)70℃の水相に70℃で加熱溶融
した油相を加え、予備乳化を行い、更にホモミキサーで
均一乳化した。これを攪拌しながら、アルコール相とク
インスシード抽出液を加え、30℃に冷却して乳液を得
た。
【0050】 実施例16 パック 重量% サイコサポニンb1 0.1 ハイドロキノン−グルクロン酸 1.0 アルブチン 1.0 ポリビニルアルコール 10.0 ポリエチレングリコール 3.0 プロピレングリコール 7.0 エタノール 10.0 メチルパラベン 0.05 香料 0.05 イオン交換水 67.8
【0051】(製法)イオン交換水にハイドロキノン−
グルクロン酸、ポリエチレングリコール、プロピレング
リコール、メチルパラベンを加え、攪拌溶解した。次
に、ポリビニルアルコールを加え加熱攪拌し、サイコサ
ポニンb1 、香料を溶解したエタノールを加え、攪拌溶
解してパックを得た。
【0052】 実施例17 頭皮用化粧料 重量% (A相) サイコサポニンb1 0.5 ハイドロキノン−D−マンヌロン酸 0.5 1,3−ブチレングリコール 6.5 ポリエチレングリコール1500 5.0 エタノール 5.5 水酸化カリウム 0.05 イオン交換水 40.85 (B相) 2−ヘキシルデシルパルミテート 10.0 スクワラン 5.0 ブチルパラベン 0.3 ビタミンEアセテ−ト 0.15 香料 0.05 (C相) イオン交換水 25.4 カルボキシビニルポリマー 0.2
【0053】(製法)B相を75℃で溶解したものを、
75℃に加熱したA相に攪拌しながら添加し、更に室温
で攪拌溶解したC相を、攪拌しながら冷却して頭皮用化
粧料を得た。
【0054】 実施例18 軟膏 重量% サイコサポニンb1 1.0 サイコサポニンb2 5.0 アルブチン 7.0 トラネキサム酸とビタミンAのエステル 1.0 ワセリン 45.0 ステアリルアルコール 4.5 モクロウ 20.0 ポリオキシエチレン(10)オレイルアルコール 0.5 イオン交換水 16.0
【0055】(製法)70℃のイオン交換水に70℃で
混合溶解した他の成分を加え、ホモミキサーで均一乳化
し、乳化後冷却して軟膏を得た。
【0056】 実施例19 乳液 重量% (アルコール相) サイコサポニン(柴胡抽出物) 0.001 香料 0.03 エタノール 3.0 (油相) ステアリン酸 1.5 セチルアルコール 0.5 ミツロウ 2.0 ポリオキシエチレン(10)オレイル アルコール 2.0 エチルパラベン 0.3 (水相) ハイドロキノン−D−キシロ−ス 0.01 トラネキサム酸 0.1 トラネキサム酸Mg塩 0.1 プロピレングリコール 3.0 イオン交換水 67.459 クインスシード抽出液(5%水溶液) 20.0
【0057】(製法)70℃の水相に70℃で加熱溶融
した油相を加え、予備乳化を行い、更にホモミキサーで
均一乳化した。これを攪拌しながら、アルコール相とク
インスシード抽出液を加え、30℃に冷却して乳液を得
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】サイコサポニンb1 の細胞増殖効果がアルブチ
ンにより向上する事を示すグラフである。
【図2】サイコサポニンb1 の細胞増殖効果がトラネキ
サム酸により向上する事を示すグラフである。
【図3】サイコサポニンb1 の細胞増殖効果がアルブチ
ン、トラネキサム酸により向上する事を示すグラフであ
る。
【図4】赤血球の溶血がアルブチンの添加により抑制さ
れる事を示すグラフである。
【図5】赤血球の溶血がトラネキサム酸の添加により抑
制される事を示すグラフである。
【図6】赤血球の溶血がアルブチン、トラネキサム酸の
添加により抑制される事を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 7/06 8615−4C 31/70 ADA 8314−4C 35/78 ADS C 7167−4C

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サイコサポニンb1 及び/又はサイコサ
    ポニンb2 と下記一般式化1で表されるハイドロキノン
    配糖体、トラネキサム酸、もしくはトラネキサム酸の
    塩、もしくはトラネキサム酸誘導体から選ばれる一種ま
    たは二種以上とを含有することを特徴とする皮膚外用
    剤。 【化1】 〔式中、Rは五炭糖残基、六炭糖残基、アミノ糖残基、
    ウロン酸残基またはそれらのメチル化物を示す。〕
  2. 【請求項2】 サイコサポニンb1 及び/又はサイコサ
    ポニンb2 を0.0001〜20重量%を含むことを特
    徴とする請求項1記載の皮膚外用剤。
  3. 【請求項3】 前記化1で表されるハイドロキノン配糖
    体の一種もしくは二種以上をを0.1〜30.0重量%
    含むことを特徴とする請求項1または請求項2記載の皮
    膚外用剤。
  4. 【請求項4】 トラネキサム酸、トラネキサム酸の塩、
    及びトラネキサム酸誘導体から選ばれる一種もしくは二
    種以上を0.01〜10.0重量%含むことを特徴とす
    る請求項1から請求項3に記載の皮膚外用剤。
  5. 【請求項5】 ハイドロキノン配糖体がハイドロキノン
    −β−D−グルコシドである請求項1から請求項4に記
    載の皮膚外用剤。
JP04570093A 1992-03-19 1993-02-10 皮膚外用剤 Expired - Lifetime JP3443130B2 (ja)

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JP04570093A JP3443130B2 (ja) 1992-03-19 1993-02-10 皮膚外用剤

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