JPH069329U - すべり止め付きクリップ - Google Patents

すべり止め付きクリップ

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Publication number
JPH069329U
JPH069329U JP052442U JP5244292U JPH069329U JP H069329 U JPH069329 U JP H069329U JP 052442 U JP052442 U JP 052442U JP 5244292 U JP5244292 U JP 5244292U JP H069329 U JPH069329 U JP H069329U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire harness
clip
clamp
inner peripheral
peripheral surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP052442U
Other languages
English (en)
Inventor
登 彦坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Araco Corp
Original Assignee
Araco Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Araco Corp filed Critical Araco Corp
Priority to JP052442U priority Critical patent/JPH069329U/ja
Publication of JPH069329U publication Critical patent/JPH069329U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両内のワイヤハーネスを整理して常に適切
な位置に保持すること。 【構成】 車両内のワイヤハーネスを把持可能に形成し
た略筒形状のクランプを有するクリップであって、前記
クランプの前記ワイヤハーネスと接触する内周面に形成
した複数の凸部により前記ワイヤハーネスを前記クラン
プに固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ワイヤハーネスを所定の位置に固定するためのすべり止め付きク リップに関する。
【0002】
【従来の技術】
車両の電気系統のワイヤハーネス20はランプ類、エンジン始動、コンピュー タ等多岐にわたり、ワイヤハーネス20を構成する電線の数が多いとともに、分 岐も多く複雑に構成されている。この結果、これらのワイヤハーネス20同士あ るいは分岐したワイヤハーネス20が絡みあってしまうことがある。 このような不具合を解消するため、従来から樹脂製のクリップ11でワイヤハ ネス20を一定の位置に把持することにより、ワイヤハーネス20を適切な位置 に保持して整理されている。
【0003】 この種のクリップ11は図3に示すように、側面の一部分が開口した短い筒状 のクランプ13が2個固定されて形成されている。それぞれのクランプ13は各 開口部14の背面側同士が互いに固定されて、クランプ13の内周面15にワイ ヤハーネス20を嵌め込むことにより2本のワイヤハーネス20を平行に把持可 能となっている。 この結果、クリップ11をワイヤハーネス20のところどころに嵌めてワイヤ ハーネス20が接触しないように適正な間隔を保持することができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、ワイヤハーネス20は複数の細かい電線が合成樹脂等の表皮で 包まれて形成されており、その表面は滑らかである。また、樹脂製のクランプ1 3のワイヤハーネス20と接触する内周面15も滑面状に形成されている。した がって、初めに適切な位置にクリップ11を固定しても、車両の振動等により、 徐々にクリップ11の位置がずれてしまうことがある。
【0005】 この結果、図4に示すようにクリップ11を取り付けているにもかかわらずワ イヤハーネス20が部分的に弛んで近接する他のワイヤハーネス20との接触が 発生し、また他の部品との間に適切な間隔がとれなくなり、干渉や故障の誘因と なってしまっていた。 そこで、本考案では、このような不具合をなくすため車両内のワイヤハーネス を整理して常に適切な位置を保持することができるすべり止め付きクリップを提 供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための技術的手段として本考案では、車両内のワイヤハー ネスを把持可能に形成した略筒形状のクランプを有するクリップであって、 前記クランプの前記ワイヤハーネスと接触する内周面に形成した複数の凸部に より前記ワイヤハーネスを前記クランプに固定する構成としたすべり止め付きク リップを手段とする。
【0007】
【作用】
上記構成としたことにより、クランプの内周面に設けた凸部がワイヤハーネス を確実に把持するため、車両の振動等によってはこの把持状態が緩むことがない 。この結果、常に、すべり止め付きクリップは適切な位置でワイヤハーネスを把 持することができる。
【0008】
【実施例】
以下に、本考案の一実施例について図1ないし図2に基づいて説明する。 本考案にかかるすべり止め付きクリップ1が適用されるワイヤハーネス10は 、主として車両内に配線されるワイヤハーネス10であって、複数本の電線が束 ねられたもののみならず単一の電線からなる配線、さらにはワイヤハーネス状の 車両内の配管も含むものとする。したがって、クリップ1に形成された個々のク ランプ3の内径はこれら適用されるワイヤハーネス10により異なるものとなる 。 図1には、本考案のすべり止め付きクリップ1の正面図が示されている。 このクリップ1は合成樹脂等で形成され、短い略円筒形状の2個のクランプ3 を有している。クランプ3は円筒の側面の一部を所定の幅切欠されて、その円筒 の高さにわたって開口状に形成されている。さらに開口端部4aは筒の外側にめ くれるように湾曲状に延出して形成されている。
【0009】 すなわち、この開口端部4aをつまんで押し広げることにより、ワイヤハーネ ス10をこのクランプ3の内周面5側に収納して保持可能に形成されている。ま た、このクランプ3の内径は把持しようとするワイヤハーネス10の直径と同じ かまたはやや小さく形成されている。
【0010】 さらにこのクランプ3の内周面5側は、断面3角形の凸部6が複数個、クラン プ3の長さ方向に沿って形成されている。この凸部6は一定の間隔で内周に沿っ て形成されており、この複数の凸部6の頂点7、すなわち断面3角形の頂点7が ワイヤハーネス10の表面10aに接触してワイヤハーネス10を把持する部分 となっている。この結果、これらの複数の頂点7が構成する内径はクランプ3自 体の内径よりさらに小さく形成されていることになる。
【0011】 このように形成された2個のクランプ3はそれぞれ開口部4の背面側を所定の 厚みの中間部材8によって互いに固定されて1個のクリップ1が形成されている 。 それぞれの開口部4は反対方向に開口し、1個のクリップ1の両外側からワイ ヤハーネス10をはめ込み可能になっている。そして、このようなクリップ1が 適切な間隔で2本のワイヤハーネス10を把持することにより、その2本のワイ ヤハーネス10の間隔を一定に、すなわち中間部材8の厚みに相当する間隔に保 つことができるとともに、他のワイヤハーネス10からも同様に分離して絡み合 わないように整理することができる。
【0012】 次に、このクリップ1を使用する方法について図2に基づいて説明する。 車両内に巡らされたワイヤハーネス10のうち適当な2本のワイヤハーネス1 0を平行状に保持しようとする区間のうち複数個の箇所を選択する。 そして、このクリップ1のクランプ2の開口部4を押し開くようにしてこれら のワイヤハーネス10が嵌め込まれる。この結果、2本のワイヤハーネス10は 所定の区間平行に保たれる。
【0013】 この際、クランプ3が本来の筒形状を維持しようとして発生するクランプ3の 内周面5側方向へはたらく力により、クランプ3の内周面5に形成された凸部6 の頂点7がしっかりとワイヤハーネス10の内部方向にワイヤハーネス10の表 面10aを押圧する。このため、ワイヤハーネス10はクランプ3内に確実に把 持される。 すなわち、従来と異なり、本実施例においては複数の凸部6の頂点7が、クラ ンプ3に嵌め込まれたワイヤハーネス10に食い込み状になることにより確実に 把持されるようになる。
【0014】 この結果、車両の走行中の振動によってもクランプ内周面5からワイヤハーネ ス10が滑ることがなくなり、クリップ1の位置にずれが発生しないことになる 。したがって、あらかじめ適切な位置に取り付けたクリップ1はつねにその位置 が保持されて、各ワイヤハーネス10は適正は状態に保たれる。
【0015】 なお、本実施例においては凸部6の形状は断面略3角形状でかつクランプ3の 長さに形成したが、これに限定するものではない。すなわち、クランプ3の内周 面5に凸状に形成されて、かつその凸部6がワイヤハーネス10を確実に把持可 能に押圧できる形状であればよく凸部6の形状及びその形成箇所及び個数は、適 宜変更することができる。例えば、半球状の凸部6を内周面全体に複数個設けて もよいし、断面が4角形状あるいは断面半円形状の凸部6をクランプ3の長さに 形成したものを複数設けてもよい。
【0016】 なお、このクリップ1はクランプ3の内周面5に凸部6が形成されているが、 ワイヤハーネス10の表面10aを必要以上に押圧してワイヤハーネスの表皮が 破れたり、内部の電線を損傷するものではなく、また一端嵌め込んだワイヤハー ネス10をクリップ1から取り外すのも従来と同様に容易である。
【0017】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によれば、クリップのクランプ内周面に凸部を形成す ることにより、凸部によってワイヤハーネスを確実に保持して車両の走行に伴う 振動によってはクリップ位置がずれることがないようにすることができる。この 結果、ワイヤハーネス同士の接触又は干渉、あるいはワイヤハーネスと他の部品 との接触又は干渉を防ぐことができ、これを誘因とする車両の故障等を防止する ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】すべり止め付きワイヤハーネス用クリップに形
成された凸部の形状を示す正面図である。
【図2】すべり止め付きワイヤハーネス用クリップとワ
イヤハーネスとの関係を示す斜視図である。
【図3】従来のワイヤハーネス用クリップを示す斜視図
である。
【図4】従来のワイヤハーネス用クリップがスライド移
動してワイヤハーネスが弛んだ状態を示す図である。
【符号の説明】
1…すべり止め付きクリップ 3…クランプ 5…内周面 6…凸部 10…ワイヤハーネス

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両内のワイヤハーネスを把持可能に形
    成した略筒形状のクランプを有するクリップにおいて、 前記クランプの前記ワイヤハーネスと接触する内周面に
    形成した複数の凸部により前記ワイヤハーネス等を前記
    クランプに固定する構成としたすべり止め付きクリッ
    プ。
JP052442U 1992-07-02 1992-07-02 すべり止め付きクリップ Pending JPH069329U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP052442U JPH069329U (ja) 1992-07-02 1992-07-02 すべり止め付きクリップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP052442U JPH069329U (ja) 1992-07-02 1992-07-02 すべり止め付きクリップ

Publications (1)

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JPH069329U true JPH069329U (ja) 1994-02-04

Family

ID=12914854

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP052442U Pending JPH069329U (ja) 1992-07-02 1992-07-02 すべり止め付きクリップ

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JP (1) JPH069329U (ja)

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JP2002369352A (ja) * 2001-06-01 2002-12-20 Sumitomo Wiring Syst Ltd ワイヤハーネスの枝線固定用クリップおよび該クリップを用いた枝線固定方法
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JP2020191720A (ja) * 2019-05-21 2020-11-26 矢崎総業株式会社 ワイヤーハーネス保持具

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