JPH069307Y2 - ロータリエンコーダの回転ディスク - Google Patents

ロータリエンコーダの回転ディスク

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JPH069307Y2
JPH069307Y2 JP11856489U JP11856489U JPH069307Y2 JP H069307 Y2 JPH069307 Y2 JP H069307Y2 JP 11856489 U JP11856489 U JP 11856489U JP 11856489 U JP11856489 U JP 11856489U JP H069307 Y2 JPH069307 Y2 JP H069307Y2
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JP
Japan
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phase
rotary
disk
ring
slit
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JP11856489U
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JPH0397617U (ja
Inventor
純一 多田
Original Assignee
大宏電機株式会社
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Publication date
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はサーボ機構において、制御量である位置,速度
等の変位を検出するために使用するインクリメンタル形
のU,V,W相付きロータリエンコーダの回転ディスク
に関する。
〔従来の技術〕 従来、この種のU,V,W相付きロータリエンコーダの
回転ディスクとして、第4図に示すような構造のものが
あった。すなわち、回転ディスク1は、ガラス等の非磁
性体により円板状に形成されており、その平面部には、
外周部の近傍にA相用,B相用のスリット2とZ相用の
スリット3とが同心円上に形成されている。また、前記
Z相用のスリット3の内側には、同心円上にU相用,V
相用,W相用として1個のリング磁石4が設けられてい
る。
而して、回転ディスク1が回転すると、前記スリット
2,3を光学的に検出して、90°位相の異なるA信
号,B信号,Z信号が検出され、リング磁石4を磁気的
に検出して、互いに位相の異なるU相,V相,W相の各
パルスが得られる。
〔考案が解決しようとする問題点〕 しかし、上記の如き従来のロータリエンコーダにおける
リング磁石4は、一般に回転ディスク1の平面部に真空
蒸着法やスパッタリング法等により磁性薄膜をリング状
に形成した後、着磁して4個の磁石を形成する方法を採
用しているため、可成り大型の設備が必要となり、コス
トも非常に高くなるという問題点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記のような従来の問題点を解決するために成
されたもので、大型の設備等が不要なロータリエンコー
ダの回転ディスクを提供するのが目的であり、その要旨
は、回転ディスクの平面部にA相用,B相用,Z相用の
スリットと、U相用,V相用,W相用のリング磁石とを
同心円上に形成し、前記スリットを光学的に又磁石を磁
気的に夫々検出するように構成したロータリエンコーダ
において、前記リング磁石として着磁したリング状磁性
薄膜材を回転ディスクの平面部に貼着することを特徴と
するロータリエンコーダの回転ディスクにある。
〔実施例〕
以下、本考案を第1図乃至第3図に示す実施例により詳
細に説明する。なお、第1図は本考案に係るU,V,W
相付きロータリエンコーダの一部縦断面図で、第2図は
同ロータリエンコーダのU相用,V相用,W相用のリン
グ磁石に応用されるコンピュータ用フロッピディスクの
斜視図、第3図は同フロッピディスクから得られた廃棄
部材により回転ディスクにリング磁石を形成する状態の
斜視図を示す。
図面において、1はガラス等の非磁性体により円板状に
形成された光学式回転ディスクで、その平面部には、外
周部の近傍にA相用,B相用のスリット2とZ相用のス
リット3とがエッチング等により同心円上に形成されて
いる。
4はU相用,V相用,W相用としての1個のリング磁石
で、前記Z相用のスリット3の内側に同心円上に設けら
れている。
このリング磁石4は、リング形状の磁性薄膜材5に着磁
したものを回転ディスク1の平面部に貼着することによ
って構成されているが、実施例では、市販されているコ
ンピュータ用フロッピディスクの製造時に得られる廃棄
部材を再使用している。すなわち、第2図及び第3図に
示すように、フロッピディスク6は、正方形形状のジャ
ケット7内に円板形状のフロッピディスク本体8が収納
されている。
このフロッピディスク本体8は、薄い軟らかい円板状の
有機化合物、例えばポチエチレンテレフタレート等で成
形されており、データ面には磁性体とバインダーから成
る磁性層9が形成されている。そして、フロッピディス
ク本体8の製造時には、中央を打抜いて直径28mmのス
ピンドル装着孔8aが形成されるが、打抜かれた円板1
0は使用価値がないので、今までは廃棄されていた。
そこで、第3図で示すように、上記の打抜円板10を直
径方向の幅が2〜3mm程度のリング形状に切断し、この
リング磁性薄膜材5に着磁したU相用,V相用,W相用
の4極のリング磁石4を形成する。この際、磁石4の各
磁極々性は互いに同極を対向させてある。そして、この
リング磁石4を回転ディスク1の所定の位置に両面接着
テープ或いは接着剤で貼着するのである。尚、U相用,
V相用,W相用としてのリング磁石4の磁速密度は、7
00ガウス〜1000ガウスあれば充分であるので、フ
ロッピディスク本体8も磁束密度の高いものを使用すれ
ばよい(市販のフロッピディスク本体8は300ガウス
〜800ガウス)。
そして、上記の回転ディスク1は、センターホール1a
に支軸11を挿入して固定し、この支軸11の下部を台
板12に回転自在に軸装して直立してある。
13は前記回転ディスク1の上面側に離間して配置され
た基板で、支軸14により台板12に固定されていお
り、該基板13の裏面には、回転ディスク1のA相,B
相,Z相のスリット2,3と対応する位置に、光源であ
る発光素子15,16を夫々固定し、台板12の上面に
は、上記の発光素子15,16の光りを各別に受光する
受光素子17,18が配置されている。
更に、基板13の裏面には、前記回転ディスク1に貼着
されたリング磁石4と対応する位置に、互いに120°
離間してホール素子等による磁気センサー19(図面で
は1個のみ示す)が固定されている。ここで、前記回転
ディスク1のリング磁石4と磁気センサー19とのギャ
ップは、2〜5mm程度とラフでよい。
なお、図示しないが、回転ディスク1の裏面において、
A相,B相のスリット2と対応する位置には、2個のス
リットを有する固定ディスクが回転ディスク1に近接し
た状態で配置されている。
そこで、回転ディスク1が回転すると、A相,B相,Z
相の各スリット2,3が発光素子15,16と受光素子
17、18の光りの行路を横切るので、各受光素子1
7,18には、90°位相の異なるA信号,B信号およ
び1パルスのZ信号が得られる。
また、磁気センサー19には、リング磁石の4極の磁界
により、互いに位相の異なるU相,V相及びW相の各パ
ルスが得られる。
なお、上記のように、リング磁性薄膜材5の素材に、フ
ロッピディスク本体8の廃棄部材を使用した場合には、
当然のことながらコストがほとんどかからない。また、
資源の保護および再利用、環境保全にも多大の効果があ
る。
〔考案の効果〕
本考案に係るロータリエンコーダの回転ディスクは、上
記のように、回転ディスクの平面部にA相用,B相用,
Z相用のスリットと、U相用,V相用,W相用のリング
磁石とを同心円上に形成し、前記スリットを光学的に又
磁石を磁気的に夫々検出するように構成したロータリエ
ンコーダにおいて、前記リング磁石として着磁したリン
グ状磁性薄膜材を回転ディスクの平面部に貼着する構成
であるから、大型の設備等が不要となり、リング磁性薄
膜材の素材に、フロッピディスク本体の廃棄部材を使用
した場合には、コストがほとんどかからないといった効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るU,V,W相付きロータリエンコ
ーダの一部縦断面図、第2図は同ロータリエンコーダの
U相用,V相用,W相用のリング磁石に応用されるコン
ピュータ用フロッピディスクの斜視図、第3図は同フロ
ッピディスクから得られた廃棄部材により回転ディスク
にリング磁石を形成する状態の斜視図、第4図は従来の
回転ディスクの平面図である。 1……回転ディスク、2,3……スリット、4……リン
グ磁石、5……リング状磁性薄膜材、15,16……発
光素子、17,18……受光素子、19……磁気センサ
ー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転ディスクの平面部にA相用,B相用,
    Z相用のスリットと、U相用,V相用,W相用のリング
    磁石とを同心円上に形成し、前記スリットを光学的に又
    磁石を磁気的に夫々検出するように構成したロータリエ
    ンコーダにおいて、前記リング磁石として着磁したリン
    グ状磁性薄膜材を回転ディスクの平面部に貼着すること
    を特徴とするロータリエンコーダの回転ディスク。
JP11856489U 1989-10-09 1989-10-09 ロータリエンコーダの回転ディスク Expired - Lifetime JPH069307Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11856489U JPH069307Y2 (ja) 1989-10-09 1989-10-09 ロータリエンコーダの回転ディスク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11856489U JPH069307Y2 (ja) 1989-10-09 1989-10-09 ロータリエンコーダの回転ディスク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0397617U JPH0397617U (ja) 1991-10-08
JPH069307Y2 true JPH069307Y2 (ja) 1994-03-09

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ID=31666719

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11856489U Expired - Lifetime JPH069307Y2 (ja) 1989-10-09 1989-10-09 ロータリエンコーダの回転ディスク

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4890143B2 (ja) * 2006-08-01 2012-03-07 シャープ株式会社 混合分散装置
CN104620081A (zh) * 2012-09-26 2015-05-13 株式会社安川电机 编码器、编码器的制造方法、伺服系统

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Publication number Publication date
JPH0397617U (ja) 1991-10-08

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