JPH069305Y2 - 変位変換装置 - Google Patents

変位変換装置

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JPH069305Y2
JPH069305Y2 JP224789U JP224789U JPH069305Y2 JP H069305 Y2 JPH069305 Y2 JP H069305Y2 JP 224789 U JP224789 U JP 224789U JP 224789 U JP224789 U JP 224789U JP H069305 Y2 JPH069305 Y2 JP H069305Y2
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惇 木村
長興 嘉山
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、圧力などによる変位を静電容量を介して電気
信号に変換する単一容量形の変位変換装置に係り、特
に、その精度を向上させた変位変換装置に関する。
〈従来の技術〉 第6図に特開昭57−26711号「容量式変位変換装
置」に開示されている従来の変位変換装置を示し、これ
について説明する。
Xは圧力などによる変位を受けてその容量値が変化す
る可変容量である。可変容量CXの一端はインバータG1
の入力端に接続されると共に分布容量CSを介して共通
電位点COMに接続されている。
インバータG1の入出力端の間には双方向定電流回路C
Cが接続され、その出力端はインバータG2を介して可
変容量CXの他端に接続されている。ここでインバータ
1、G2は増幅手段を形成しインバータG2の出力から
可変容量CXへインバータG1の入力端の電圧と同相の電
圧を帰還する。
また双方向定電流回路CCはインバータG1の入力端の
電圧とは逆相で帰還する帰還手段を構成する。
次に、第6図に示す変位変換装置の動作について第7図
に示す波形図を用いて説明する。
インバータG1の出力がハイレベル“H”で電圧+Eが
生じたとき(第7図(イ))は、その立上りにより可変
容量CXと分布容量CSの直列回路が急速に充電され分布
容量CSの端子電圧が急激に一定電圧に達するので第7
図(ロ)に示すようにほぼ垂直に立上がる。また、この
ときインバータG1の出力はローレベル“L”で共通電
位点COMのゼロ電位となるので、分布容量CSの充電
電荷は双方向定電流回路CCとインバータG1の出力イ
ンピーダンスを介して一定電流iで直ちに放電を開始し
第7図(ロ)に示すようにインバータG1の入力端の電
圧は直線的に低下する。
インバータG1のスレッショルド電圧VTHまで低下する
とインバータG1の出力がハイレベル“H”の+Eに反
転し(第7図(ハ))これによってインバータG2の出
力はローレベル“L”になるので、可変容量CSの残留
電荷が可変容量CXを介して急速に放電し、インバータ
1の入力端の電圧が垂直に低下した後、インバータG1
の出力端のハイレベル“H”により双方向定電流回路C
Cによる定電流iにより分布容量CSが充電されてイン
バータG1の入力端の電圧が直線的に上昇する(第7図
(ハ))。
スレッショルド電圧VTHに達するとインバータG1の出
力がローレベル“L”に反転しこれによってインバータ
2の出力はハイレベル“H”になるので、再びインバ
ータG2からの充電が行われ、この動作が繰り返され
る。
ここで、スレッショルド電圧VTHを基準とする分布容量
Sの両端の変化電圧e10は、次式で示される。
10=CXE/(CX+CS) …(1) また、変化電圧e10がスレッショルド電圧VTHまで減少
するのに必要とする時間t10は、次式で与えられる。
it10=e10(CX+CS) …(2) (1)、(2)式を用いて、 t10=CXE/i …(3) となる。なお、充放電が反復されるうちに分布容量CS
にはスレッショルドに応じた電荷が基準電位として定め
られ、これを中心として充放電が行われるため、充電側
の変化電圧e10と放電側の変化電圧e20とは等しくな
り、この変化電圧e20分の充電を双方向定電流回路CC
による定電流iで行うことにより時間t10とt20は等し
くなり次式が成立する。
10=t20=ECX/i …(4) 従って、周期t10、t20は可変容量CXに比例し、可変
容量CXは対向する電極の変位により変化する。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、このような従来の変位変換装置はセンサ
の小形化を図る場合には電極の変位のスパンを変えずに
対向する電極の面積を小さくするので、可変容量CX
値が小さくなり、この結果、発振周波数が高くなって発
振回路での遅れが問題となり精度低下の原因となるとい
う問題がある。
〈課題を解決するための手段〉 この考案は、以上の課題を解決するために、検出すべき
変位に応じて変化する可変容量と、この変位に依存しな
い固定容量と、これ等の可変容量と固定容量の各一端が
入力端に接続された増幅手段と、この増幅手段の出力端
からその入力端に反転電流を供給する負帰還手段と、制
御信号により制御されて増幅手段の入力と同相で可変容
量と固定容量の各他端を駆動する駆動手段と、増幅手段
の出力に生じるパルス信号を所定数だけ計数して2つの
計数パルスを出力する計数手段と、これ等の計数パルス
を用いて可変容量及び固定容量のいずれか或いは双方を
選択する制御信号を発生すると共に制御信号により選択
された容量に対応する容量信号を出力する制御手段と、
容量信号に同期して一定パルス幅のパルス出力を出す第
1パルス発生手段と、容量信号を反転した反転パルス信
号に同期して一定パルス幅のパルス出力を出す第2パル
ス発生手段と、第1パルス発生手段の出力で容量信号を
オン/オフする第1スイッチ手段と、第2パルス発生手
段の出力で反転パルス信号をオン/オフする第2スイッ
チ手段と、容量信号をカウントダウンして可変容量と固
定容量の切換期間の和の期間と同じパルス幅で容量信号
より半周期ずれたシフトパルスを出す第3パルス発生手
段と、容量信号で第1スイッチ手段の出力が切替えられ
それぞれ平滑する第1・第2平滑手段と、シフトパルス
で第2スイッチ手段の出力が切替えられ平滑する第3平
滑手段とを具備し、第1・第2・第3平滑手段の各出力
を用いて所定の演算を実行して変位出力を出すようにし
たものである。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例について図面に基づいて説明す
る。第1図は本考案に係る容量/時間変換部の1実施例
を示すブロック図である。なお、従来の技術と同一の機
能を有する部分には同一の記号を付し適宜にその説明を
省略する。
可変容量CXの一端はインバータG1の入力端に接続され
ると共に分布容量CSを介して共通電位点COMに接続
されている。インバータG1の入出力端間にはインバー
タG2、G3を介して双方向定電流回路CCが接続され負
帰還回路を形成している。また、可変容量CXの他端は
インバータG1の出力端からナンドゲートG4の入力の一
端とその出力端を介して接続され、ナンドゲートG4
他端は制御信号CS1によりその開閉が制御される。更
に、固定容量CFの一端はインバータG1の一端に接続さ
れ、その他端はインバータG1の出力端からナンドゲー
トG5の入力の一端とその出力端を介して接続され、更
にナンドゲートG5の入力の他端は制御信号CS2により
その開閉が制御されている。そして、ナンドゲートG4
とG5とで駆動手段DMSを構成している。
インバータG1の出力パルスはインバータG6を介してn
ビットのカウンタCT1の入力端CLに印加される。こ
のカウンタCT1のnビットの出力端Qn、n−1ビッ
トの出力端Qn-1の各出力パルスはアンドゲートG7
8の入力の各一端に印加され、これ等のアンドゲート
7、G8の出力はオアゲートG9にそれぞれ印加されそ
の出力端TLに容量信号S1を得る。
更に、この容量信号S1はnビットのカウンタCT2の入
力端CLに印加されて1/nにカウントダウンされてそ
の出力端Qnに分周パルスSpを得る。この分周パルス
pはアンドゲートG7の入力の他端に印加され、この分
周パルスSpをインバータG10で反転された反転パルス
がアンドゲートG8の入力の他端に印加される。
また、容量信号S1は制御信号CS1としてナンドゲート
4に出力されると共にこの制御信号CS1と分周パルス
pのナンドがナンドゲートG11により演算されてその
出力端に制御信号CS2として出力される。これ等のア
ンドゲートG7、G8、オアゲートG9、インバータ
10、ナンドゲートG11、カウンタCT2などで制御手
段DMSを構成している。
なお、各インバータ、各カウンタ、各ナンドゲートなど
は電源電圧+VZで付勢されている。
次に、以上のように構成された第1図に示す容量/時間
変換部CTVについて第2図に示す波形図、第3図に示
す等価回路図を用いてその動作を説明する。
まず、第2図(イ)(ロ)に示すように分周パルスSp
と容量信号S1(CS1)が共にハイレベルの期間TX
すなわちナンドゲートG4の入力の一端がハイレベルで
実質的にインバータとして機能しておりナンドゲートG
5の入力の一端がローレベルでその出力端が常にハイレ
ベルに固定されている場合について説明する。この場合
は固定容量CFの一端が常に電源電圧+VZに固定された
状態で発振を継続しており第3図に示す等価回路に固定
されている。
インバータG1の出力端がハイレベル“H”の周期tx
状態(第2図(ニ))ではインバータG1の入力端は第
3図(イ)に示す接続となっている。この状態では、双
方向定電流回路CCの他端は+VZの電圧が印加されて
いるので、これにより各容量が充電されインバータG1
の入力端の電圧が一定の割合で上昇し、そのスレッショ
ルド電圧VTHを越える(第2図(ハ))とインバータG
1の出力端の電圧がローレベル“L”に反転し第3図
(ロ)の状態となる。
第3図の(イ)から(ロ)に反転する直前の各容量の充
電電荷は第3図(イ)から(CF+CX+CS)VTH−CF
Zであり、反転した直後の各容量の充電電荷はこのと
きのインバータG1の入力端の電圧をVとすれば、第
3図(ロ)から(CF+CX+CS)V−(CF+CX
Zとなる。反転の直前と直後における電荷の総量は変
化しないので、次式が成立する。
(CF+CX+CS)VTH−CFZ=(CF+CX+CS)V
−(CF+CX)VZ 従って、 V=VTH+{CXZ/(CF+CX+CS)}
…(5) 第2項がスレッショルド電圧VTHから上昇した変化電圧
1 であり、この変化電圧e1 がスレッショルド電圧
TH間で双方向定電流回路CCの定電流iによって減少
させられる時間である周期tx は次式で与えられる。
itx =e1 (CF+CX+CS)…(6) 従って、(5)式の第2項のe1 と(6)式から tx =CXZ/i …(7) を得る。
次に、インバータG1の入力端の電圧がローレベルから
スレッショルド電圧VTHに達するとインバータG1の出
力端はハイレベル“H”に反転し第3図(イ)の状態に
なる。ただし、第3図(ロ)のVの代わりにVTH、第
2図(イ)のVTHの代わりにインバータG1の入力端の
電圧Vを置き換えたものとなる。従って、この場合の
反転の直前と直後における電荷の関係は (CF+CX+CS)V−CFZ=(CF+CX+CS)V
TH −(CF+CX)VZとなる。従って、 V=VTH−{CXZ/(CF+CX+CS)}
…(8) となる。第2項がスレッショルド電圧VTHから下降した
変化電圧e1であり、この変化電圧e1がスレッショルド
電圧VTH間で双方向定電流回路CCの定電流iによって
増大せられる時間である周期txは次式で与えられる。
itX=e1(CF+CX+CS) …(9) 従って、(8)式の第2項のi1と(9)式から tX=CXZ/i …(10) を得る。
(7)、(10)式から周期tXとtX とは等しくいず
れも可変容量CXに対応した周期を持つパルス信号がイ
ンバータG1の出力端に得られる。この周期を持つパル
スをカウンタCT1で1/nに分周して容量/時間変換
部CTVの出力端TLには TX=n(tX+tX ) =nCXZ/i …(10) が得られる。
次に、第2図(イ)(ロ)に示すように分周パルスSP
がハイレベルで容量信号S1(CS1)がローレベルの期
間TF、すなわちナンドゲートG5の入力の一端がハイレ
ベルで実質的にインバータとして機能しておりナンドゲ
ートG4の入力の一端がローレベルでその出力端が常に
ハイレベルに固定されている場合について説明する。こ
の場合は可変容量CXの一端が常に電源電圧+VZに固定
された状態で発振を継続しており第3図に示す等価回路
で固定容量CFと可変容量CXを入れ換えた状態と同一で
ある。
従って、期間TXの場合と同様にして、次式を得る。
F=n(tF+tF ) =nCFZ/i …(11) 更に、第2図(イ)(ロ)に示すように分周パルスSp
がローレベルで容量信号S1(CS1)がハイレベルの期
間TX+F、すなわちナンドゲートG4、G5の各入力の
一端が共にハイレベルの場合について説明する。この場
合は可変容量CXも固定容量CFも同時に発振を継続して
いるので第6図のCXの代わりに(CX+CF)で置き換
えた状態と実質的に同一である。
従って、 TX+F=n(CX+CF)VZ/i …(12) を得る。
以上のようにして、可変容量CX、固定容量CF、和容量
(CX+CF)にそれぞれ対応する期間TX、TF、T
X+Fに対応する容量信号S1を経時的に得ることがで
きる。
ところで、双方向定電流回路CCの両端に浮遊容量Ci
が存在する場合および発振経路に全体として遅れTd
ある場合の周期TXd、TFd、TXd+Fdは、それぞれ
(10)式、(11)式、(12)式から TXd={nCXZ/i}+Td…(13) TFd={nCFZ/i}+Td…(14) TdX+Fd={n(CX+CF) VZ/i}+Td…(15) となる。
第4図は本考案の全体構成を示すブロック図である。図
においてCTVは第1図に示す容量/時間変換部を示し
ている。
端子TLからは容量信号S1が得られる。この容量信号
1は抵抗R1とコンデンサC1で決定される一定の時間
幅T0のパルス信号S2を出力端Qから出力する単安定回
路FF1の入力端Cに印加される。スイッチSW1の一端
には容量信号S1が印加されこの容量信号S1はパルス信
号S2で開閉され、その他端に出力する。
また、容量信号S1はインバータG13で反転されパルス
信号S3とされて抵抗R2とコンデンサC2で決定される
一定の時間幅T0 (=T0)のパルス信号S4を出力端
Qから出力する単安定回路FF2の入力端Cに印加され
る。スイッチSW2の一端にはパルス信号S3が印加され
このパルス信号S3はパルス信号S4で開閉され、その他
端に出力する。
容量信号S1はnビットのカウンタCT2の入力端Cに印
加され、そのnビットの出力端Qnから制御信号CS3
が取り出されている。
カウンタCT2の(n−1)ビットの出力端Qn−1
パルス信号S5とパルス信号S3とのアンドがアンドゲー
トG14でとられてその出力はカウンタCT3の入力端C
Lに印加される。また、カウンタCT2の出力端Qn、
Qn−1の各出力はオアゲートG15に入力され、その出
力はカウンタCT3のリセット端子Rに印加される。そ
して、カウンタCT3の出力端Qnからはパルス信号S6
を出力する。
スイッチSW4の共通端子にはスイッチSW1の他端の出
力が印加され、その第1切替端子の出力はフィルタFL
3を介してバッファQB1の入力端に印加され、その出力
端に電圧V1を得る。
また、スイッチSW4の第2切替端子の出力はフィルタ
FL4を介してバッファQB2の入力端に印加され、その
出力端に電圧V2を得る。
そして、スイッチSW4は制御信号CS3によってその開
閉が制御される。
さらに、パルス信号S6で開閉されるスイッチSW5の一
端にはスイッチSW2の他端の出力が印加され、その他
端の出力はフィルタFL5を介してバッファQB3の入力
端に印加され、その出力端に電圧V3を得る。
減算器QBはバッファQB2の出力の電圧V2からバッファ
B1の出力の電圧V2を減算してその出力に電圧V4を得
る。また、減算器QCはバッファQB2の出力の電圧V2
らバッファQB3の出力の電圧V3を減算してその出力に
電圧V5を得る。
時間差制御回路TBCは増幅器QAで構成され、その反
転入力端(−)には基準電圧VSが印加され、非反転入
力端(+)には減算器QCの出力の電圧V5が印加され、
その出力端に和容量と固定容量に対応する時間差が一定
になるようにその出力端に容量/時間変換部CTVのナ
ンドゲート、インバータ等に印加される電源電圧VZ
制御している。
次に、以上のように構成された実施例の動作について第
5図に示す波形図を用いて説明する。
容量/時間変換部CTVの出力端における容量信号S1
(第5図(イ))をカウンタCT2でnビット計数して
その出力端Qnに第5図(ヘ)に示す制御信号CS
3を、その(n−1)ビットの出力端Qn−1にパルス
信号S5(第5図(ホ))を得る。アンドゲートG15
入力端にはパルス信号S5と第5図(ヘ)に示す制御信
号CS3とが入力されその出力はカウンタCT3のリセッ
ト端子Rに入力され起動時のカウンタCT3の状態を初
期状態にセットする。アンドゲートG14の入力端にはパ
ルス信号S5と容量信号S1を反転したパルス信号S
3(第5図(ロ))がそれぞれ入力されその出力には第
5図(チ)に示すようなパルス信号を得る。このパルス
信号の立ち上がりに同期してカウンタCT3が計数を開
始しその出力端Qnに第5図(ト)に示すようなパルス
信号S6を得る。
容量信号S1の立ち上がりに同期して単安定回路FF1
ら一定のパルス幅T0のパルス信号S2が出力され、これ
によりスイッチSW4が開閉される。制御信号CS3がハ
イレベル(第5図(ヘ))の間はスイッチSW4がフィ
ルタFL3側に切り替えられており、バッファQB1の出
力端には電圧V1が得られている。
この電圧V1は V1=TXdZ/T0 …(16) で与えられる。
また、制御信号CS3がローレベル(第5図(ヘ))の
間はスイッチSW4がフィルタFL4側に切り替えられて
おり、バッファQB2の出力端には電圧V2が得られてい
る。
この電圧V2は V2=TXd+FdZ/T0…(17) で与えられる。
スイッチSW5はパルス信号S6が第5図(ト)に示すよ
うに制御信号CS3よりTXdだけシフトしており、この
ハイレベルでオンとなる。従って、この期間ではフィル
タFL5を介してバッファQB3の出力端には電圧V3が得
られる。この電圧V3は V3=TFdZ/T0 …(18) で与えられる。
従って、減算器QBとQCの出力にはそれぞれ V4=V2−V1 …(19) V5=V2−V3 …(20) の出力を得る。
また、時間差制御回路TBCは、時間差TXd+Fd
Fdを一定値に制御しているのであるが、 (14)、(15)式から nVZX/i=K …(21) 但し、Kは定数である。
以上の(13)式〜(21)式より出力電圧V0は次式
で与えられる。
0=V4−V5 =nVZE(CX−CF)/iT0 =KE(CX−CF)/CXiT0 …(22) また、Xを変位とすれば CX=C0/(1−X) …(23) CF=C0 …(24) となる。但し、C0は可変電極の変位がゼロのときの容
量値である。
これ等の式から、出力電圧V0は V0=KEX/T0 …(25) と表せる。
以上のようにして、発振回路の素子に起因する応答遅れ
の影響を受けずに変位に比例した出力電圧V0を得るこ
とが出来る。
〈考案の効果〉 以上、実施例と共に具体的に説明したように本考案によ
れば、センサを小形化することにより可変容量が小さく
なって発振周波数が高くなっても応答遅れを生ぜず精度
の良い単一可変容量形の変位変換装置を実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の容量/時間変換部に係る一実施例を示
すブロック図、第2図は第1図に示す実施例の各部の波
形を示す波形図、第3図は第1図に示す回路の動作を説
明するための等価回路図、第4図は本考案の全体構成を
示すブロック図、第5図は第4図に示す実施例の各部の
波形図、第6図は従来の変位変換装置を示すブロック
図、第7図は第6図に示す変位変換装置の各部の波形を
示す波形図である。 CX…可変容量、CF…固定容量、CS…分布容量、CC
…双方向定電流回路、CS1〜CS3…制御信号、CT1
〜CT3…カウンタ、CTV…容量/時間変換部、TB
C…時間差制御回路、FF1、FF2…単安定回路、QB1
〜QB3…バッファ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】検出すべき変位に応じて変化する可変容量
    と、この変位に依存しない固定容量と、これ等の可変容
    量と固定容量の各一端が入力端に接続された増幅手段
    と、この増幅手段の出力端からその入力端に反転電流を
    供給する負帰還手段と、制御信号により制御されて前記
    増幅手段の入力と同相で前記可変容量と前記固定容量の
    各他端を駆動する駆動手段と、前記増幅手段の出力に生
    じるパルス信号を所定数だけ計数して2つの計数パルス
    を出力する計数手段と、これ等の計数パルスを用いて前
    記可変容量及び前記固定容量のいずれか或いは双方を選
    択する前記制御信号を発生すると共に前記制御信号によ
    り選択された容量に対応する容量信号を出力する制御手
    段と、前記容量信号に同期して一定パルス幅のパルス出
    力を出す第1パルス発生手段と、前記容量信号を反転し
    た反転パルス信号に同期して一定パルス幅のパルス出力
    を出す第2パルス発生手段と、前記第1パルス発生手段
    の出力で前記容量信号をオン/オフする第1スイッチ手
    段と、前記第2パルス発生手段の出力で前記反転パルス
    信号をオン/オフする第2スイッチ手段と、前記容量信
    号をカウントダウンして前記可変容量と前記固定容量の
    切換期間の和の期間と同じパルス幅で前記容量信号より
    半周期ずれたシフトパルスを出す第3パルス発生手段
    と、前記容量信号で前記第1スイッチ手段の出力が切替
    えられそれぞれ平滑する第1・第2平滑手段と、前記シ
    フトパルスで前記第2スイッチ手段の出力が切替えられ
    平滑する第3平滑手段とを具備し、前記第1・第2・第
    3平滑手段の各出力を用いて所定の演算を実行して変位
    出力を出すことを特徴とする変位変換装置。
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