JPH069295Y2 - 測量機等における気泡管の取付構造 - Google Patents

測量機等における気泡管の取付構造

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JPH069295Y2
JPH069295Y2 JP1988107898U JP10789888U JPH069295Y2 JP H069295 Y2 JPH069295 Y2 JP H069295Y2 JP 1988107898 U JP1988107898 U JP 1988107898U JP 10789888 U JP10789888 U JP 10789888U JP H069295 Y2 JPH069295 Y2 JP H069295Y2
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茂之 沢口
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株式会社ソキア
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は測量機等における気泡管の取付構造に関する。
〔従来技術〕
第4図は、従来の測量機における気泡管取付構造を示す
断面図で、測量機の機体ケーシング2に気泡管取付用の
貫通孔4を設け、ここに気泡管6を嵌めこむとともに、
調節ねじ8によって気泡管6を取付固定した構造のもの
が知られている。そして気泡管6と気泡管支持面2aと
の間には、波形ばね7が介在されており、調節ねじ8の
回動調整によって、水平出しするようになっている。
第5図は、従来の測量機における他の気泡管取付構造を
示す断面図で、実公昭58−10092号に係わるもの
である。この構造では、機体ケーシング2に気泡管取付
用の凹部3を形成し、この凹部3内に気泡管6を収容
し、調節ねじ8によって水平出しするようになってい
る。そして気泡管6の上部外周に弾性キャップ9を嵌合
して気泡管6の外周と凹部3との隙間を塞ぐようにして
いる。
なお第4,5図において符号5aは気泡管本体、符号5
bは気泡管本体5aを気泡管容器6aに固定するための
石膏である。
〔考案の解決しようとする課題〕
しかし前記した第4図に示す気泡管取付構造において
は、波形ばね7や調節ねじ8が雨水にさらされ、腐食す
るという問題があり、さらに気泡管取付用の貫通孔4か
らケーシング2の内部に矢印に示されるように雨水や塵
挨等が侵入し、ケーシング内部の回転駆動部等に付着し
たり、回転駆動部内部に泥水等が侵入したりして、トラ
ブル発生のおそれもあるという問題もあった。
また第5図に示すものでは、気泡管取付用凹部3内に雨
水等が侵入することを防ぐ上で、ある程度の効果はある
が、弾性キャップ9の外側水平部9aが凹部3の周縁部
に当接しているにすぎず、調整ねじ8の回動によって気
泡管6を揺動調整して水平出しを行ったり、弾性キャッ
プ9に物が当たったり等して、弾性キャップ9と凹部3
の内周面間の隙間d相当分だけ弾性キャップ9がずれた
り、外側水平部9aが変形したり、めくれたりすること
がある。このため弾性キャップ9の外側水平部9aと凹
部3の周縁部間にスキができ、ここから凹部3内に雨水
等が侵入することがあり、調整ねじ8の腐食に対する防
水という点で充分ではないという問題があった。
本考案は、従来技術の気泡管取付部における防水性の不
充分な点に鑑みなされたもので、その目的は気泡管取付
部からケーシング内部への雨水等の侵入がなく、かつ水
平出し用の調節ねじを雨水等にさらすことのない、いわ
ゆる防水性に優れた測量機等における気泡管の取付構造
を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、本考案に係わる測量機等に
おける気泡管の取付構造においては、測量機等の機体ケ
ーシングに形成された気泡管取付用の凹部に、気泡管を
収容一体化した気泡管容器が収容され、複数の調節ねじ
によってこの気泡管容器が水平に取付固定された測量機
等における気泡管の取付構造であって、前記気泡管容器
と気泡管取付用凹部間の隙間全域に、軟質ゴム、軟弾性
プラスチック等からなる弾性材を充填密着させるように
したものである。
〔作用〕
機体ケーシングに形成された気泡管取付用凹部と気泡管
容器との間に形成される隙間は、ここに充填密着されて
いる軟質ゴム、軟弾性プラスチック等の弾性材によって
密閉され、気泡管取付部においてケーシングの内外が封
止される。
即ち、気泡管取付用凹部と気泡管容器間の隙間全域に充
填密着された弾性材は、気泡管容器と気泡管取付用凹部
との間を気密状態に一体化するとともに、調整ねじにも
密着し、調節ねじの回動による気泡管の揺動調整の際に
おいても、この密着状態が保持されるのでケーシングの
凹部やねじ孔内に雨水等が侵入するおそれはない。
〔実施例〕 次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、本考案の一実施例を示すもので、円形気泡管
の測量機のケーシングへの取付構造を示す断面図であ
る。
この図において、符号10は円形気泡管で、上方に開口
する円形の気泡管容器12内に、気泡管本体14が石膏
16によって固着されて一体化されている。気泡管本体
14は透明なガラス又は合成樹脂製で、内部に液体と気
泡とが封止されている。気泡管容器12の外周には、円
周等分複数個所位置(一般には3個所)にブラケット1
3が突設され、このブラケット13には調節ねじ挿通孔
13aが形成されている。
符号20は測量機の機体ケーシングで、その上面には気
泡管容器12に整合する形状の気泡管取付用凹部22が
形成されている。符号23は凹部22の一部であり、気
泡管側ブラケット13の載置されるブラケット支持面で
あり、このブラケット支持面23には調節ねじ24の螺
合するねじ孔25が形成されている。そして気泡管10
は凹部22内に収容されて、ケーシング20の上面と略
面一となり、気泡管10は他部材と接触する機会が少な
く、気泡管10の耐損傷性、耐衝撃性もそれだけ緩和さ
れる。またブラケット支持面23を含む凹部22と気泡
管容器12との間には、軟質ゴム、軟弾性プラスチック
等の弾性材26が充填されている。この弾性材26の例
としては、シリコンゴムや軟質ポリ塩化ビニル等が考え
られる。
気泡管10を機体ケーシング20に取り付けるには、ま
ず気泡管10をケーシング側の凹部22に嵌め込み、ブ
ラケット13の外側から図示しないスペーサ部材をブラ
ケット13の下方に挿し込んで凹部22と容器12の底
面との間に一定の隙間を形成した状態とし、調節ねじ2
4をねじ孔25に螺入させる。そしてこの状態に保った
まま、凹部22と容器12の底面との隙間に、例えば溶
融状態のシリコンゴムを注入し、この隙間をシリコンゴ
ムで充填する。そしてシリコンゴムがある程度固化した
らスペーサ部材を引き抜く。なお気泡管10の水平出し
は、測量機の出荷時等に、調節ねじ24を回動調整して
行う。
このように本実施例に係わる気泡管の取付構造において
は、調節ねじ24およびこの調節ねじの螺合するねじ孔
25が弾性材26によって閉塞され、気泡管取付用凹部
22においてケーシング内外を弾性材26によって封止
した構造となっており、従来とかく問題となっていたね
じ螺合部からの雨水や塵挨等のケーシング20内への侵
入が確実に防止される。
特に調整ねじ24の回動によって気泡管10は弾性材2
6の弾性に抗して傾動するが、弾性材26は充分な弾性
をもち、かつ気泡管容器12の外周面とケーシング側凹
部22の内周面に密着して両者を一体化しており、調整
ねじの回動による気泡管10の水平出しによって気泡管
10と凹部22間に隙間が形成されるようなことはな
い。
さらに調節ねじ24には弾性材26が密着しており、そ
れだけ調節ねじ24は雨水と接触できず、腐蝕のおそれ
もない。
第2図は、本考案の第2の実施例を示すもので、機体ケ
ーシング20の上面に形成された気泡管取付用凹部42
内に、円形気泡管50が収容され、ケーシングの裏面か
ら調節ねじ54が螺入されて円形気泡管50の水平出し
ができるようになっている。
円形気泡管50は、ブラケット13が形成されていない
ことを除き、第1図に示す円形気泡管10と略同一の構
造であり、同一の符号を付すことによりその説明は省略
する。
そして凹部42と気泡管50との隙間全域に、弾性材2
6が充填され、気泡管取付部においてケーシング20の
上面領域と下面領域とが封止された構造となっている。
したがって調節ねじ54の螺合部には、気泡管取付用凹
部42から雨水が侵入することがなく、調節ねじ54が
腐食する等の不具合が解消される。特に気泡管50の上
部外周縁の上方に弾性材の盛り上り部26aを形成する
ようにすれば、雨水の侵入を防止する上で一層有効であ
る。
第3図は、本考案の第3の実施例を示すもので、直線型
気泡管の取付構造を示している。
この図において、符号60は直線型気泡管を示してお
り、気泡管容器62の長手方向一端部に突設されたブラ
ケット63の下端部には球面支点64が形成され、この
球面支点64を中心に気泡管60が矢印に示すように揺
動できる構造とされている。符号66は、ブラケット6
3を支持するねじ、符号68は、他端側ブラケット69
をケーシング20の凹部70のブラケット支持面72に
ねじ締結するとともに、水平出し用の調節ねじである。
なお、符号74は気泡管本体で、形状が棒状体であるこ
とを除き、その構造は第1図に示す円形気泡管14と何
ら変わるものではない。
そして凹部70と気泡管60との隙間には、弾性材26
が充填されて、気泡管取付用凹部70においてケーシン
グ20の内外を封止した構造となっている。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案に係わる気泡管
の取付構造によれば、ケーシングに形成されている気泡
管取付用の凹部やこの凹部に設けられているケーシング
内へ延びるねじ孔は、凹部と気泡管容器間やねじ孔周り
に充填密閉されている軟質ゴム、軟弾性プラスチック等
の弾性材によって気密状態に保持されるので、この気泡
管取付部におけるケーシングの内外の封止が確実となっ
て、気泡管取付部における防水が確保されるとともに、
調整ねじの腐蝕も少なくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例の断面図、第2図は本考
案の第2の実施例の断面図、第3図は本考案の第3の実
施例の断面図、第4図および第5図は従来の気泡管の取
付構造を示す断面図である。 10,50,60……気泡管、 12,62……気泡管容器、 20……測量機の機体ケーシング、 22,42,70……気泡管取付用凹部、 23,72……気泡管支持面であるブラケット支持面、 24,54,68……調節ねじ、 26……弾性材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】測量機等の機体ケーシングに形成された気
    泡管取付用の凹部に、気泡管を収容一体化した気泡管容
    器が収容され、複数の調節ねじによってこの気泡管容器
    が水平に取付固定された測量機等における気泡管の取付
    構造であって、前記気泡管容器と気泡管取付用凹部間の
    隙間全域に、軟質ゴム、軟弾性プラスチック等からなる
    弾性材を充填密着させたことを特徴とする測量機等にお
    ける気泡管の取付構造。
JP1988107898U 1988-08-18 1988-08-18 測量機等における気泡管の取付構造 Expired - Lifetime JPH069295Y2 (ja)

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JPS5810092Y2 (ja) * 1979-11-15 1983-02-24 旭精密株式会社 測量機における円型気泡管
JPS5935766U (ja) * 1982-08-31 1984-03-06 日産自動車株式会社 歯車
JPH0429373Y2 (ja) * 1984-12-08 1992-07-16

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JPH0230010U (ja) 1990-02-26

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