JPH069294Y2 - 超音波板厚測定装置 - Google Patents

超音波板厚測定装置

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JPH069294Y2
JPH069294Y2 JP1988033649U JP3364988U JPH069294Y2 JP H069294 Y2 JPH069294 Y2 JP H069294Y2 JP 1988033649 U JP1988033649 U JP 1988033649U JP 3364988 U JP3364988 U JP 3364988U JP H069294 Y2 JPH069294 Y2 JP H069294Y2
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ultrasonic sensor
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ultrasonic
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JP1988033649U
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有治 的場
俊哉 前川
豊吉 木村
匡 森本
義彦 小松
英之 中川
小太郎 福沢
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日本鋼管株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えば石油タンク底板の腐食による減肉の状
況を超音波センサを用いて任意のピッチで自動的に測定
できる超音波板厚測定装置に関する。
[従来の技術] 従来、石油タンク等の開放検査時において、タンク底板
の板厚測定は、まず、全面を100mmピッチで超音波厚
さ計により測定を行い(粗探傷)、その結果、減肉が激
しい部位については600mm×600mmの範囲を30mm
ピッチで測定(精密探傷)していた。また、この測定は
人間がその測定位置に超音波センサを押し当てて行うた
め、あらかじめ測定位置を100mmまたは30mmピッチ
でマーキングしておく必要があった。このため、多大の
時間と労力を必要としていた。さらにまた、現在の精密
探傷では30mm×30mmのピッチでしか行っていないた
め、局部的な腐食等を発見できないという問題があり、
一方、測定ピッチを小さくすると人力では非常に困難で
あった。
[考案が解決しようとする課題] 本考案は、上記のような問題点を解決するため、腐食に
よる板厚分布の測定を任意のピッチで自動的に行うこと
ができる超音波板厚測定装置を得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案に係る超音波板厚測定装置は、台車装置と該台車
装置の移動方向と直角方向に移動する超音波センサのセ
ンサ移動装置とを備えた超音波板厚測定装置において、 前記センサ移動装置にシリンダ装置を介して被検査板よ
り離すことができるように支持され、かつ、被検査板に
対し前後及び左右に揺動自在に取り付けられた支持フレ
ームと、 前記支持フレームにバネにより被検査板に垂直に押し付
けるように取り付けられたタイヤ型の超音波センサと、 前記センサ移動装置に取り付けられ、腐食箇所を表示す
るマーキング装置とを備えたことを特徴とするものであ
る。
[作用] 本考案による超音波板厚測定装置では、台車装置、シリ
ンダ装置およびセンサ移動装置により、超音波センサは
被検査板上を任意のピッチで方形走査(ジグザグ走査)
する。さらに、このタイヤ型超音波センサの支持フレー
ムは、センサ移動装置に前後及び左右に揺動自在に取り
付けられているので、測定面にうねりや凹凸があって
も、タイヤ型超音波センサを常に被検査板の表面に対し
垂直の状態で測定することができる。また、一定値以上
の腐食が発生している場合はその箇所をマーキング装置
により自動的に表示する。このため、腐食による減肉の
状況が瞬時に判明する。また台車装置および超音波セン
サの移動ピッチを細かくすれば精度の高い板厚分布が得
られる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図により説明する。
第1図は本考案の実施例を示す正面図、第2図は同平面
図、第3図は同側面図である。
これらの図に示すように、この実施例では、被検査板、
例えばタンク底板10上を移動する台車装置1と、この
台車装置1の移動方向と直角方向に移動する超音波セン
サ2の移動装置3と、腐食位置のマーキング装置4とに
大別構成されている。
台車装置1は、台車フレーム11と、この台車フレーム
11に取り付けられた複数個のマグネットローラからな
る車輪12と、台車駆動装置13と、タンク側板(図示
せず)に沿って台車装置1を案内するガイドローラ14
とから構成されている。
超音波センサ2は、タイヤ型のものからなり、複数個の
ガイドローラ21を有する門型の支持フレーム22の中
央部に回転自在に軸支されかつバネ23によりタンク底
板10に押し付けられている。また、超音波センサ2は
後述するように常にタンク底板10に対し垂直に押し付
けるようになっている。
超音波センサ2の移動装置3は、上記台車フレーム11
の中央部を門型に形成された門型フレーム11a上にお
いてリニアガイド31により台車フレーム11の横方向
に摺動自在なスライダ32と、スライダ32上のナット
部材33に螺合しリニアガイド31と平行に架設された
ボールネジ34と、ボールネジ34の一端に連結された
センサ駆動装置35と、スライダ32上に固定され上記
門型フレーム11a内に収容された超音波センサ2の支
持フレーム22を持上げ可能にこのフレーム22に連結
されたシリンダ装置36とから構成されている。なお、
第3図中、37はエンコーダである。
したがって、ボールネジ34の回転によりナット部材3
3すなわちスライダ32をリニアガイド31に沿って移
動させることができ、シリンダ装置36および支持フレ
ーム22を介して連結支持された超音波センサ2を台車
装置1の移動方向と直角方向に移動させることができ
る。
腐食位置のマーキング装置4は、上記スライダ32より
垂設されたマーカー41からなり、マーカー41の動作
装置は第1図〜第3図には示されていない。この装置は
後述する。
さらに、各部の構成について詳述する。
まず、第2図〜第4図において、台車駆動装置13は、
エンコーダ131付の駆動モータ132によりハーモニ
ックドライブ機構133およびタイミングベルト機構1
34を介し中間軸135を回転し、この中間軸135の
両端にそれぞれフレキシブルジョイント136を介して
後輪12の車軸121を連結し後輪12を回転するよう
になっている。これは、タンク底板10は必ずしも平坦
ではなく凹凸があるため、これらの凹凸面に対してもマ
グネットローラからなる後輪12が浮かないようにフレ
キシブルジョイント136により揺動自在に構成して直
進走行性を良好にするためである。また、このマグネッ
トローラの後輪12を一定の力でタンク底板10に対し
押し付けるために、第4図、第5図に示すように、バネ
137によりその軸受部122をタンク底板10側へ付
勢している。
次に、第2図において、前輪12は同様に1対のマグネ
ットローラからなり、かつステアリング機構123によ
り前輪12を外向き(タンク底板10の中心方向と反対
側)に少し傾かせることにより、ガイドローラ14は常
にタンク側板の内面に倣って移動し台車装置1を案内す
る。
次に、第1図、第3図、第6図および第7図において、
タイヤ型の超音波センサ2は、正面から見て門型で側面
から見てL型の支持フレーム22の中央部においてガイ
ド棒24により上下摺動自在の支持部材25に軸支され
ており、バネ23はガイド棒24に嵌装され支持部材2
5を下方へ付勢している。また、支持フレーム22には
合計3個のガイドローラ21が取り付けられている。そ
して、この支持フレーム22はその側面と背面において
軸26,27により水平面の前後および左右に揺動自在
に枢支され、軸26はボールジョイント付ロッド28を
介して逆L型の保持部材29に、また軸27はこの保持
部材29にそれぞれ連結され、保持部材29を上記シリ
ンダ装置36のロッド37の下端に連結して昇降させる
ようにしている。なお、図中、30は昇降用のガイドで
ある。
上述のようにタンク底板10は凹凸面を有するため、支
持フレーム22を水平面の前後および左右に揺動自在に
枢支することにより超音波センサ2をタンク底板10に
対し常に垂直に押し付けるためである。
上記のセンサ移動装置3は保持部材29を連結支持する
シリンダ装置36をスライダ32上に固定し、スライダ
32のナット部材33をボールネジ34により移動させ
る。
最後に、第8図および第9図において、マーキング装置
4は、マーカー41を保持する取付部材42がスライダ
32より垂設された板32aにリニアガイド43により
上下摺動自在に設けられおり、この取付部材42にバネ
43を介してシリンダ装置44のロッド45を連結して
なるものである。また、このマーカー41の中心位置は
実際の超音波センサ2の位置から所定の距離(この実施
例では台車装置1の移動ピッチの整数倍)に離して設け
られているので、マーカー41によるマーキングは台車
装置1の移動ピッチの整数倍だけ進んだ位置において腐
食箇所をマーキングすることになる。
次に、上記のように構成された本実施例装置の動作につ
いて説明する。
まず、台車装置1をタンク底板10上に設置し、ガイド
ローラ14によりタンク側板に倣ってピッチ移動させ
る。なお、台車装置1を移動させる際は、シリンダ装置
36により超音波センサ2を持ち上げタンク底板10よ
り離してから行う。また、台車装置1の移動は粗探傷の
場合は前述のように100mmピッチであるが、精密探傷
の場合は30mmあるいはさらに一層小さなピッチ、例え
ば数mmのピッチで行う。
次に、各々の台車装置1の停止位置において、超音波セ
ンサ2は上述のように常にタンク底板10に対し垂直に
押し付けられているので、この状態でセンサ移動装置3
により台車装置1の移動方向と直角方向すなわちタンク
底板10の半径方向に超音波センサ2を所定のピッチで
移動させる。つまり、粗探傷の場合は100mmずつ、精
密探傷の場合は30mmあるいはさらに一層小さなピッチ
で探傷しつつ移動させる。このようにして超音波センサ
2を任意のピッチでジグザグに移動させる。したがっ
て、タンク底板10の腐食による減肉の状況が自動的に
かつ精密に判明し、板厚分布が瞬時に判断できる。
また、探傷の結果、一定値以上の腐食が発生している場
合はその箇所をマーキング装置4により自動的にマーキ
ングするので、後の補修も容易に行える。さらに、マー
カー41に図示しないエアノズルを設ければ、探傷箇所
に水等が付いている場合容易に排除することができる。
なお、上記の実施例では、タンク底板の板厚分布を測定
する場合について説明したが、この台車装置1の車輪1
2はマグネットローラであるため、タンク側板をも走行
させることができ、したがって構造物の壁についての探
傷あるいは板厚計測にも利用することができるものであ
る。
[考案の効果] 以上のように本考案によれば、石油タンク底板のように
うねりや凹凸のある被検査板であっても、タイヤ型超音
波センサをその支持フレームにより被検査板の表面に対
し常に垂直の状態で移動させることができるので、タイ
ヤ型超音波センサの倣い性が良く、また任意のピッチで
移動させることができるので、被検査板の板厚分布を自
動的に高速かつ高精度に測定することができる。また、
マーキング装置により腐食箇所の表示ができるので後の
補修も容易であるなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す正面図、第2図は同平
面図、第3図は同側面図、第4図は台車駆動装置の一部
断面側面図、第5図は第4図の正面図、第6図はセンサ
移動装置の正面図、第7図は第6図の一部断面側面図、
第8図はマーキング装置の一部断面側面図、第9図は第
8図の平面図である。 1……台車装置、4……マーキング装置 2……超音波センサ、10……被検査板 3……センサ移動装置、36……シリンダ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 森本 匡 東京都千代田区丸の内1丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)考案者 小松 義彦 東京都千代田区丸の内1丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)考案者 中川 英之 東京都千代田区丸の内1丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)考案者 福沢 小太郎 東京都千代田区丸の内1丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−58505(JP,A) 特開 昭61−137059(JP,A) 特開 昭61−175563(JP,A) 実開 昭49−24250(JP,U) 特公 昭45−17025(JP,B1)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】台車装置と、該台車装置の移動方向と直角
    方向に移動する超音波センサのセンサ移動装置とを備え
    た超音波板厚測定装置において、 前記センサ移動装置にシリンダ装置を介して被検査板よ
    り離すことができるように支持され、かつ、被検査板に
    対し前後及び左右に揺動自在に取り付けられた支持フレ
    ームと、 前記支持フレームにバネにより被検査板に垂直に押し付
    けるように取り付けられたタイヤ型の超音波センサと、 前記センサ移動装置に取り付けられ、腐食箇所を表示す
    るマーキング装置とを備えたことを特徴とする超音波板
    厚測定装置。
JP1988033649U 1988-03-16 1988-03-16 超音波板厚測定装置 Expired - Lifetime JPH069294Y2 (ja)

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JP1988033649U JPH069294Y2 (ja) 1988-03-16 1988-03-16 超音波板厚測定装置

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JPH01137409U JPH01137409U (ja) 1989-09-20
JPH069294Y2 true JPH069294Y2 (ja) 1994-03-09

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ID=31260339

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Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4924250U (ja) * 1972-05-31 1974-03-01
JPS6058505A (ja) * 1983-09-09 1985-04-04 Tokyo Gas Co Ltd 自動走行式板厚計測装置
JPS61137059A (ja) * 1984-12-08 1986-06-24 Kawasaki Steel Corp 表面疵検査装置
JPS61175563A (ja) * 1985-01-31 1986-08-07 Mitsubishi Heavy Ind Ltd チル層自動検査装置

Also Published As

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JPH01137409U (ja) 1989-09-20

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