JP4255674B2 - 大径管の板厚測定システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、発電所等で使用される復水器の冷却用に用いられ、地中やコンクリートに埋設された大径の循環水管の外面腐食を測定する大径管の板厚測定システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、原子力発電所や水力発電所において使用される復水器の冷却用に用いる大径の循環水管等の大径管の大部分は、地中やコンクリート下に埋設されており、10〜20年という長期間の使用によって、水分等により配管の外面に発生する腐食が心配されている。従って、安全操業及び寿命の延長を考慮して、外面腐食の発生部位の特定や広範囲な腐食の存在と進行状況の確認を必要としている。管を掘り出すことは現実的でないため、外面腐食の調査方法として、管内面から、超音波厚さ計を用いた人手によるスポット的な測定が行われているが、管内側に測定用の足場の架設等が必要となり、このために、多額の工事費及び工事期間を要し、また、スポット測定であるので、外面腐食状況を正確に把握することは困難であった。さらに、人手によるため、測定する作業者にとっては、過酷な作業となった。
こうした問題を解決するため、マグネット車輪を備え管軸方向及び円周方向に走行可能な台車に、走行方向に移動体を往復動させるスライドユニットを搭載し、移動体には、超音波センサー及び超音波センサーを測定面に押圧する昇降シリンダを設け、これにより配管等の所定の測定位置の板厚を自動的に測定する板厚測定装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−232125号公報(要約、図1〜図4)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1の板厚測定装置においては、未だ解決すべき以下のような問題があった。
測定面を転動するマグネット車輪は金属製であり、また、吸着力が強いため、配管のコーティング層を傷め、配管の腐食を早めるという問題があった。
また、台車は管軸方向及び円周方向に走行できるが、台車を止めた状態で1個の超音波センサーを測定位置に移動し、その後、超音波センサーを測定面に押圧するので、配管の腐食の状態をチェックするために、配管全体(管軸方向及び円周方向)の測定をする場合には、測定の作業能率が極めて悪いという問題もあった。
【0005】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、測定用の足場の架設等が不要で、外面腐食状況を正確に、かつ能率よく把握することができ、これにより作業者の負担とならない大径管の板厚測定システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的に沿う本発明に係る大径管の板厚測定システムは、タイヤが軟質材からなってそれぞれ独立に駆動される前側及び後側の4つの走行車輪を有し、大径管の内面を走行可能な親台車と、
親台車の底部に固定され、大径管の内面と僅少の隙間を有し親台車を大径管の内面の任意の位置に固定可能な磁力を有するマグネットと、
親台車の進行方向に2列かつ千鳥状に並べて配置され、しかも親台車に上下動かつ前後に首振り可能に設けられて大径管に常時付勢され、それぞれが親台車と同一方向を向いて4つの小車輪を備えた4個以上の子台車と、
それぞれの子台車に設けられ、大径管の内面との間に少しの隙間を有して配置された反射型の超音波センサー、並びに超音波センサーを同時に作動させる多チャンネル型超音波制御装置と、
超音波センサーと大径管との間に形成された隙間に媒質水を供給する水供給手段と、
親台車に超音波センサーとは別位置に設けられて、親台車の走行距離を測定する距離計と、
距離計の出力並びに多チャンネル型超音波制御装置の出力を入力とする表示装置とを有し、
親台車は、走行方向の中央部に設けられたベースフレーム部の前端部に、左右に前側の走行車輪が設けられた前側車輪駆動部が揺動用固定軸を介して連結され、前側車輪駆動部は水平方向に対して揺動可能とされると共にその揺動角度を規制する回転止めを備え、更に ベースフレーム部の後端部に、左右に後側の走行車輪が設けられた後側車輪駆動部がねじ締結によって連結され、
子台車は、隣接する子台車に搭載する超音波センサーの干渉領域を超えて配置されていると共に、各列の子台車は超音波センサーの横方向有効探傷幅の1倍を超え2倍未満の範囲に配置され、
表示装置は、距離計の出力並びに超音波センサーの出力から、大径管の内周方向の測定位置に対する所定幅の肉厚分布を出力する。
【0007】
これによって、測定用の足場の架設等が不要で、超音波センサーを設けた子台車を、マグネットを備えた親台車に上下動かつ前後に首振り可能に設けて大径管の内面を走行させ、しかも、距離計の出力並びに超音波センサーの出力から、大径管の内周方向の測定位置に対する所定幅の肉厚分布を表示装置に出力することにより、大径管全体の板厚を実質上自動的かつ連続的に測定することができる。
【0008】
本発明に係る大径管の板厚測定システムにおいて、マグネットは、親台車の前後にそれぞれ設けることもできる。これによって、親台車が凹曲面を有する大径管の内周方向を走行する際、親台車が安定して走行できる。
本発明に係る大径管の板厚測定システムにおいて、4つの走行車輪が独立に減速電動機によって駆動され、しかも、減速電動機にはウォーム減速機設けることもできる。これによって、4つの走行車輪が独立に駆動されるので、親台車を任意の位置に走行でき、また、ウォーム減速機設けているので、親台車の位置決めが容易にできる。
【0009】
本発明に係る大径管の板厚測定システムにおいて、表示装置の出力は、大径管の内周を展開状態に表示した平面上に色分け記載することもできる。これによって、外面腐食状況をより分かりやすく把握することができ、これにより作業者の負担が軽減される。
【0010】
【発明の実施の形態】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
ここに、図1は本発明の一実施の形態に係る大径管の板厚測定システムの構成を示す説明図、図2は同大径管の板厚測定システムの構成を示す説明図、図3は同大径管の板厚測定システムの親台車の正面図、図4は同大径管の板厚測定システムの親台車の平面図、図5は同大径管の板厚測定システムの親台車の側面図、図6は同大径管の板厚測定システムの側面図、図7は同大径管の板厚測定システムの親台車の要部拡大断面図、図8は同大径管の板厚測定システムの親台車の後側車輪駆動部の正断面図、図9は同大径管の板厚測定システムの親台車の後側車輪駆動部の側断面図、図10は同大径管の板厚測定システムの子台車の正断面図、図11は同大径管の板厚測定システムの子台車の平面図、図12は同大径管の板厚測定システムの子台車の平断面図、図13は同大径管の板厚測定システムの距離計の取付状態を示す正面図、図14は同大径管の板厚測定システムの距離計の取付状態を示す平断面図、図15は同大径管の板厚測定システムの超音波センサーによる測定幅を示す説明図、図16は同大径管の板厚測定システムの表示装置に表示される測定結果の説明図である。
【0011】
図1〜図4に示すように、本発明の一実施の形態に係る大径管の板厚測定システム10は、タイヤが軟質材であるゴムからなって、それぞれ駆動される4つの走行車輪11a〜11dを有し、例えば、地中やコンクリート下に埋設された大径管12の内面13を走行可能な親台車14と、親台車14の前後端部の底部に固定され、大径管12の内面13と僅少の隙間Sを有し、親台車14を大径管12の内面13の任意の位置に固定可能な磁力を有するマグネット15、16と、親台車14の進行方向に2列かつ千鳥状に並べて配置され、しかも親台車14に上下動かつ前後に首振り可能に設けられて大径管12の内面13に常時付勢され、それぞれが4つの小車輪69a〜69dを備え、親台車14と同一方向を向いた6個の子台車17〜22とを備えている。
【0012】
図1〜図4に示すように、大径管の板厚測定システム10は、さらに、それぞれの子台車17〜22に設けられ、大径管12の内面13との間に少しの隙間s(図10参照)を有して配置された反射型の超音波センサー23、並びに超音波センサー23を同時に作動させる多チャンネル型超音波制御装置24と、超音波センサー23と大径管12の内面13との間に形成された隙間sに媒質水を供給する水供給手段25と、親台車14に超音波センサー23とは別位置に設けられて、親台車14の走行距離を測定する距離計26と、距離計26の出力並びに多チャンネル型超音波制御装置24の出力を入力とする表示装置の一例であるディスプレイ118を有するデータ処理用パソコン27とを備えている。以下、これらについて詳しく説明する。
【0013】
図3〜図6に示すように、親台車14は、走行方向(前後方向)の中央部に設けられ平面視にて主として矩形状のベースフレーム部28と、ベースフレーム28の後端部にねじ締結により連結された後側車輪駆動部29と、ベースフレーム部28の前端部に揺動用固定軸30を介して連結された前側車輪駆動部31とを備えている。従って、前側車輪駆動部31は後側車輪駆動部29及びベースフレーム部28に対して、揺動用固定軸30回りに水平方向に対して約±6°の範囲で揺動するようになっている。
中空部を有するベースフレーム部28の左右の側板62、63には、前後、上下の4箇所に長円の切欠き32が形成されており、切欠き32を介して内部を観察でき、かつ、ベースフレーム部28の軽量化を図っている。
【0014】
図3、図4及び図6に示すように、後側車輪駆動部29の左右には、後側の2つの走行車輪11a、11bが設けられており、走行車輪11a、11bはそれぞれ、独立して設けられた減速電動機33、34及び減速電動機33、34にそれぞれ連結された駆動機構35、36を介して回転駆動されるようになっている。なお、減速電動機33、34は速度計発電機を取付けた直流モータとしている。
【0015】
図8及び図9に示すように、駆動機構35(36は35の勝手違い)は、減速電動機33の出力軸37に設けられたギア38と、ギア38に噛合するギア39が一端部(前側)に設けられ、中央部にウォーム40が形成されたウォーム軸41と、ウォーム40に噛合するウォームホイール42が中央部に取付けられた車輪駆動軸43とを備えており、車輪駆動軸43の一端部(右側)に走行車輪11aが回転可能に設けられている。なお、ウォーム軸41はハウジング48に設けられた軸受44、45により回転支持され、車輪駆動軸43もハウジング48に設けられた軸受46、47により回転支持されている。
【0016】
図3及び図6に示すように、後側車輪駆動部29の下面には矩形板状のマグネット16が、ケース16aを介して取付けられており、走行車輪11a、11b及びケース16aの走行方向の中心位置は略一致している。従って、走行車輪11a、11bが走行面に対して上下しても、マグネット16は大径管12の内面13と僅少の隙間Sを維持することができる。
【0017】
図3〜図5に示すように、後側車輪駆動部29と同様に、前側車輪駆動部31の左右にも、前側の2つの走行車輪11c、11dが設けられており、走行車輪11c、11dはそれぞれ、独立して設けられた減速電動機49、50及び減速電動機49、50にそれぞれ連結された駆動機構35、36を介して回転駆動されるようになっている。なお、減速電動機49、50も速度計発電機を取付けた直流モータとしている。
【0018】
図4及び図7に示すように、前側車輪駆動部31の駆動機構35、36間には、ねじ締結によって着脱可能で、断面コ字状の揺動フレーム51が設けられている。ベースフレーム部28と前側車輪駆動部31とを連結する揺動用固定軸30は、ベースフレーム部28の前側側面52に当接するフランジ部53と、揺動フレーム51の前後方向の両側面54、55に形成された摺動孔56、57に摺動する摺動部58とを有している。従って、揺動フレーム51はベースフレーム部28に固定された揺動用固定軸30回りに揺動することができる。
【0019】
図3及び図5に示すように、走行車輪11c、11d及び揺動フレーム51の走行方向の中心位置は略一致しており、揺動フレーム51の下面には複数塊からなる矩形板状のマグネット15が、ケース15aを介して取付けられている。従って、走行車輪11c、11dが大径管12の内面13の凸凹により揺動フレーム51が揺動しても、マグネット15は大径管12の内面13と僅少の隙間Sを維持することができる。なお、図7中の符号59は摺動部58に媒質水が侵入するのを防止するオイルシールを、符号60は揺動用固定軸30の前端部に形成された雄ねじに螺合する取付ナットを、符号61は揺動フレーム51の揺動角度を規制する回転止めを表している。
【0020】
図3、図4に示すように、ベースフレーム部28の左右方向の側板62、63の上端に取付座64、65を備え、平面視して矩形枠状のセンサー保持用フレーム66の大半が、ベースフレーム部28内に設けられている。子台車17〜22は親台車14を構成するベースフレーム部28の進行方向に2列かつ千鳥状に並べて配置されている。前側の3個の子台車17〜19はセンサー保持用フレーム66の前側側板67に左右方向に沿ってピッチPで取付けられており、一方、後側の3個の子台車20〜22はセンサー保持用フレーム66の後側側板68に、子台車17〜19に対向して左右方向に沿ってピッチPで、しかも、子台車17〜19に対して左右方向に沿ってピッチ(P/2)ずらせて取付けられている。また、子台車17〜19と子台車20〜22との前後方向の間隔をKとしている。
【0021】
即ち、子台車17〜19と子台車20〜22との間隔Kは、隣接する子台車17〜22に搭載された超音波センサー23の干渉領域を超えて配置されており、一方、各列の子台車17〜19間、子台車20〜22間のピッチPは、1個の超音波センサー23の横方向有効探傷幅Wの1倍を超え2倍未満の範囲に配置されている。このように、前側の子台車17〜19と後側の子台車20〜22をジグザグ状に配置したのは以下の理由による。
【0022】
各超音波センサー23は探傷領域に一定の測定幅を有しているが、それぞれが子台車17〜22に設けられているので、子台車17〜22を構成する小車輪69a〜69d及び小車輪69a〜69dを取付けるフレーム等が存在することにより、同じ列内で隣り合う超音波センサー23同士の接近距離(ピッチP)には必然的に限界が生じる。このため、例えば、前側の列内の隣り合う超音波センサー23の中間部分には、帯状の測定不能領域が発生することになる。子台車17〜19の走行により生じたこの前側の帯状の測定不能領域を、後側の子台車20〜22の各超音波センサー23により測定できるようになっている。
【0023】
なお、それぞれの超音波センサー23の超音波パルスは、センサーの全面から発射されるが、測定に有効に使用できるものは、これより幅の狭い部分(有効ビーム幅)から発射される超音波であるので、同じ列内で隣り合う超音波センサー23間のピッチPは、隣り合う超音波センサー23が干渉しない幅(即ち、横方向有効探傷幅Wの1倍を超える範囲)で、しかも、横方向有効探傷幅Wの2倍未満になっている。
また、一列に設けた複数の超音波センサーによる測定不能領域の幅が広くなり過ぎ、例えば、測定不能領域が各超音波センサーのピッチの半分以上の幅を有する場合には、複数の超音波センサーを二列に配置しても全測定領域をカバーすることができないので、複数の超音波センサーを3列以上の階段状に設ける必要がある。なお、この実施の形態に使用する反射型の超音波センサー23としては、例えば、送信子と受信子を別々に有する分轄型の超音波センサーとしている。
【0024】
図3、図4、及び図10〜図12に示すように、超音波センサー23が設けられた子台車17〜19(20〜22も同じ)はそれぞれ、自在式継手機構の一例であるジンバル機構を介してセンサー保持用フレーム66の前側、後側側板67、68に取付けられており、これにより、センサー保持用フレーム66の上下、左右方向の動き(大径管12の内面13の曲率半径Kや内面13の凸凹に基づく)に関係なく、子台車19(18、17も同じ)の下部に設けられた4つの小車輪69a〜69dが常時大径管12の内面13に接して走行できるようになっている。従って、子台車19に設けられた超音波センサー23は親台車14の移動時、大径管12の内面13との間に常に一定の隙間sを維持することができる。
【0025】
図10〜図12に示すように、子台車19の前端部には、矩形板状のホルダーベース70が上下方向に設けられており、ホルダーベース70の上端部に上下方向に間隔を開けて形成された2個の掛合突起71、72がセンサー保持用フレーム66の前側側板67の後面に形成された掛合凹部に掛合され、ホルダーベース70がセンサー保持用フレーム66の前側側板67にねじ締結されている。
ホルダーベース70の下部の後側には、左右方向に平行間隔をあけて凹部を有するガイド部材73、74が設けられている。ガイド部材73、74の凹部内を摺動するスライドボール75が下端部の前端に設けられ、上下方向に移動するスライド部材76の中間部と、ホルダーベース70の掛合突起72付近の後面77に設けられたバネストッパー78との間には、コイルスプリング79が設けられている。コイルスプリング79を介してスライド部材76は常時下方に付勢されている。
【0026】
図10〜図12に示すように、スライド部材76の下端部には、前後方向に直列に配置された2個の軸受80、81に回転可能に支持されたボルト状の回転軸82が設けられており、回転軸82の後端部には平面視して後方に開口を有するコ字状(二股状)のアーム83が固定されている。アーム83の後側両端部には軸受メタル84、85が取付けられ、軸受メタル84、85の内周面に摺動する取付ボルト86、87を介して、平面視して後方に開口を有するコ字状のセンサーホルダー88が設けられている。センサーホルダー88の下端部の前後、左右方向の4隅には、小車輪69a〜69dが軸受部89a〜89dを介して回転可能に設けられている。
【0027】
かかる構成により、センサーホルダー88は取付ボルト86、87と共に軸受メタル84、85回りにアーム83に対して回動でき、一方、アーム83はスライド部材76に対して回転軸82回りに回動することができ、さらに、回転軸82が取付けられたスライド部材76は、ガイド部材73、74に対して上下方向にスライドするようになっている。即ち、子台車17〜22は親台車14対して上下動可能、かつ前後方向首振り可能に設けられている。
【0028】
図10に示すように、センサーホルダー88の前端部の上部には、超音波センサー23の下方に媒質水を供給するためのニップル90がねじ込まれており、ニップル90の下端に連通する垂直な流路(図示せず)がセンサーホルダー88の下端面88aまで形成されている。
センサーホルダー88の後端部の上側には、超音波センサー23を固定するためのセンサー押えブロック91がねじ締結により取付けられており、センサー押えブロック91の上部には、超音波センサー23の下方に媒質水を供給するためのニップル92がねじ込まれ、さらに、ニップル90の下端に連通する垂直な流路(図示せず)がセンサー押えブロック91及びセンサーホルダー88の下端面88aまで形成されている。
【0029】
センサーホルダー88の下端面88aには、矩形枠状の水止め93がねじ締結により設けられており、かかる構成により、ニップル90、92を経由して供給される媒質水を超音波センサー23の下面と大径管12の内面13との間に充填することができる。これによって、超音波センサー23から発振される超音波を確実に大径管12の内面13に伝搬すると共に、大径管12の内面13及び外面13aからの反射波も確実に超音波センサー23に伝搬される。
【0030】
図3、図4及び図6に示すように、センサー保持用フレーム66の後側側板68には、直方体状のマニホールド94がねじ締結により設けられており、マニホールド94の上面には、供給側の1個のニップル94aが取付けられており、マニホールド94内には、ニップル94aに連通する流路及び該流路から分岐した6個の分岐流路が形成され、6個の分岐流路の下流端はそれぞれマニホールド94の上面に設けられた吐出側の6個のニップル95a〜95fに連通されている。各ニップル95a〜95fと、各子台車17〜22に設けられたニップル90、92とを二股に分岐するビニールホース(図示せず)により連結することにより、ニップル94aを介して供給される媒質水をニップル90、92を経由して超音波センサー23直下に供給することができる。
【0031】
図3及び図4に示すように、距離計26は、後側車輪駆動部29の走行車輪11a付近に設けられており、子台車17〜22に取付けられた超音波センサー23とは別位置に設けられている。
【0032】
図3、図13及び図14に示すように、距離計26は親台車14の走行車輪11a〜11dと同様、走行時には、大径管12の内面13に常に接触して転動するナイロン製の軟質材からなる測長ローラー96を備えている。距離計26は、上下2本の取付ボルト97を介して後側車輪駆動部29のフレームに固定されるL字状の取付ブラケット98と、取付ブラケット98の先端部に設けられた固定軸99の回りに軸受100、101を介して回動する回動アーム102と、回動アーム102の先端部に取付けられた筒状のカップリングケース103、カップリングケース103に連結された筒状のエンコーダーケース104及びエンコーダーケース104の端面を覆うエンコーダーキャップ105とを備えている。
【0033】
図14に示すように、エンコーダーケース104内にはロータリーエンコーダー106が取付けられており、ロータリーエンコーダー106の出力軸107は、マグネットカップリング108を介して測長ローラー96の回転軸109に取付けられている。回転軸109とカップリングケース103との間には軸受110、111が設けられており、回転軸109の先端部には固定用ナット112を介して測長ローラー96が取付けられている。
【0034】
図13に示すように、取付ブラケット98の上部と回動アーム102の基端部との間には、親台車14の走行時に測長ローラー96が大径管12の内面13に常に接触して転動するように、回動アーム102を固定軸99の反時計回りに付勢するため、コイルバネ113が設けられている。コイルバネ113の両端部は、取付ブラケット98に設けられた取付ボルト98a及び回動アーム102に設けられた取付ボルト102aに連結されている。かかる構成によって、親台車14の走行時、測長ローラー96はコイルバネ113の付勢力により、大径管12の内面13の変動に関係なく、常に内面13に押し付けられて転動することにより、測長ローラー96の回転を回転軸109及びマグネットカップリング108を介してロータリーエンコーダー106に伝達することができる。ロータリーエンコーダー106による走行位置の測定を行い、進行方向の前方に千鳥状に配置された6個の超音波センサー23と測長ローラー96との距離を考慮して、測定位置と測定板厚を対応させている。
【0035】
図1〜図4に示すように、後側車輪駆動部29の後部には、6個の超音波センサー23それぞれの信号線、多チャンネル型超音波制御装置24へ接続する信号線及び電源線、ロータリーエンコーダー106の信号線等を束ねたケーブル114がケーブルコネクタ115を介して固定されている。また、ベースフレーム部28のマニホールド94に設けられたニップル94aには、図示しない水タンクに溜められた媒質水をポンプ116によって供給するためのビニールホース117が継手により連結されている。ケーブル114及びビニールホース117は両端部を除いて束ねられている。なお、水供給手段25は水タンク、ポンプ116、ビニールホース117及びマニホールド94以降の親台車14内の配管等を有して構成されている。
【0036】
図1及び図2に示すように、本実施の形態に係る大径管の板厚測定システム10においては、測定データの信号処理を行う演算処理手段と演算処理結果を表示するディスプレイ118を有するパソコン27を使用している。従って、距離計26の出力並びに多チャンネル型超音波制御装置24の出力をパソコン27により演算処理し、その結果をパソコン27のディスプレイ118に表示することができる。
【0037】
図1、図2及び図15に示すように、親台車14は大径管12の円周方向の内面13に沿って走行し、測定幅をH(本実施の形態では150mm)とし、ラップ代R(本実施の形態では25mm)を設けて、有効測定幅をU(本実施の形態では125mm)でもって、隣接する円周方向の測定を順次行って、大径管12の長さ方向(管軸方向)に所定の長さ分測定する。
【0038】
図16に示すように、パソコン27のディスプレイ118には、大径管12の内周方向の測定位置に対する所定幅(有効測定幅=U)の肉厚分布を出力することができ、また、出力は、大径管12の内周を展開状態に表示した平面上に色分けして記載されるようになっている。具体的には、表示Aは管軸方向の測定位置(本実施の形態では、基準位置0から250〜400mmの測定幅H=150mmを表す)を、表示Bは6個の超音波センサー23(それぞれCH1〜CH6に対応)毎による円周上の測定位置の板厚分布を、表示Cは円周上の最小板厚を、表示Dは測定円周上の板厚変化を、表示Eは任意の位置(実施の形態では、円周上の測定位置が4645mmから5mm毎の位置)での6個の超音波センサー23毎の測定結果を表しており、かつ、円周上の測定位置が4670〜4690mmの範囲の減肉部を検出したCH3については、健全部とは色を変え、しかもデジタル数値で表示している。
【0039】
次いで、本発明の一実施の形態に係る大径管の板厚測定システム10を用いた板厚測定方法について、図を参照しながら説明する。なお、親台車14内において、媒質水を供給するための水配管、及びケーブル114と超音波センサー23、ロータリーエンコーダー106、減速電動機33、34、49、50との配線等は完了しているものとする。
(1)図1及び図2に示すように、親台車14、パソコン27、多チャンネル型超音波制御装置24、ポンプ116等を大径管12内に持ち込み、親台車14と多チャンネル型超音波制御装置24及びポンプ116との間のケーブル114やビニールホース117の結線、配管や、パソコン27、多チャンネル型超音波制御装置24間の配線等、必要な配線及び測定前の調整作業を行う。
【0040】
(2)超音波センサー23による測定位置が管軸方向の基準位置(図16の表示Aで示す0)で、かつ円周方向0°(図16の表示Dで示す最下位置)に、しかも、走行方向が円周方向になるように親台車14を配置する。
(3)ポンプ116を駆動して、水タンクに溜められた媒質水をビニールホース117、マニホールド94、マニホールド94の6個のニップル95a〜95fと子台車17〜22のニップル90、92とを接続するビニールホースを介して、各子台車17〜22の下部に設けられた水止め93に供給することにより、各超音波センサー23と大径管12の内面13との隙間sに媒質水を常時充填する。
【0041】
(4)親台車14の減速電動機33、34、49、50を駆動して、親台車14を、マグネット15、16によって大径管12の内面13に吸着させながら、大径管12の内面13を円周方向に自走させる(測定速度は2m/分程度)。
(5)親台車14の走行中、子台車17〜22を介して超音波センサー23及び親台車14に取付けられているロータリーエンコーダー106によって、それぞれ大径管12の測定位置の板厚及び測定位置に対応する親台車14の走行位置を、実質的に連続して円周方向に1周分、測定幅H=150mmで測定する。この際、各超音波センサー23と大径管12の内面13との隙間sには媒質水が常時充填されているので、各超音波センサー23からの超音波を確実に内面13に伝搬すると共に、大径管12の外面13aからの反射波も確実に各超音波センサー23に伝搬され、これにより正確な測定をすることができる。
【0042】
(6)各超音波センサー23の出力に基づいて多チャンネル型超音波制御装置24によって測定された板厚、ロータリーエンコーダー106によって測定された走行位置をパソコン27の演算処理手段によりデータ処理して、演算処理結果を図16に示すように、パソコン27のディスプレイ118に同時に表示する。
(7)親台車14を円周方向に1周させると、親台車14の走行を停止し、親台車14を、測定幅Hにラップ代R=25mmを設けて下流側で、しかも、円周方向の最下位置に配置しなおす。
(8)以降、前記(4)〜(7)を繰り返して、大径管12の管軸方向に所定の長さについて測定を行う。
(9)測定作業が完了すると、親台車14及びポンプ116を停止させ、前記(1)で行った結線等を元通りに戻し、各部品を大径管12内から取り出す。
【0043】
本発明は前記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲での変更は可能であり、例えば、前記したそれぞれの実施の形態や変形例の一部又は全部を組み合わせて本発明の大径管の板厚測定システムを構成する場合も本発明の権利範囲に含まれる。
前記実施の形態においては、マグネット15、16を、親台車14の前後(走行車輪11c及び11d、走行車輪11a及び11bの直近)にそれぞれ設けたが、これに限定されず、必要に応じて、親台車14のその他の位置、例えば、中心位置に設けてもよい。
【0044】
4つの走行車輪11a〜11dを独立に減速電動機33、34、49、50によって駆動し、しかも、減速電動機33、34、49、50には、ウォーム40及びウォーム40に噛合するウォームホイール42を備えたウォーム減速機を設けたが、これに限定されず、必要に応じて、走行車輪11a及び11bと、走行車輪11c及び11dを別々の減速電動機で駆動し、また、減速電動機には、ブレーキ付きの減速機を設けることもできる。
表示装置の出力は、大径管12の内周を展開状態に表示した平面上に色分けして記載したが、これに限定されず、状況に応じて、その他の表示方法により、記載することもできる。
【0045】
走行車輪11a〜11dのタイヤを軟質材であるゴムとしたが、これに限定されず、必要に応じて、大径管12の内面13のコーティング層を傷めることの無いその他の軟質材を用いても構わない。
超音波センサー23を取付けた子台車17〜22を6台使用したが、これに限定されず、状況に応じて、4、5台又は7台以上とすることもできる。
【0046】
【発明の効果】
請求項1〜4記載の大径管の板厚測定システムにおいては、従来のような測定用の足場の架設等が不要であり、超音波センサーを設けた子台車を、マグネットを備えた親台車に上下動かつ前後に首振り可能に設けて大径管の内面を走行させ、しかも、距離計の出力並びに超音波センサーの出力から、大径管の内周方向の測定位置に対する所定幅の肉厚分布を表示装置に出力することにより、大径管全体の板厚を実質上自動的かつ連続的に測定することができる。従って、外大径管の面腐食状況を同時に正確に把握することができ、これにより作業者の負担が大幅に軽減される。
【0047】
特に、請求項2記載の大径管の板厚測定システムにおいては、親台車が凹曲面を有する大径管の内周方向を走行する際、親台車が安定して走行できるので、より正確で安定した測定ができる。
請求項3記載の大径管の板厚測定システムにおいては、4つの走行車輪が独立に駆動されるので、親台車を任意の位置に走行でき、これにより、測定位置の調整が容易となり、また、ウォーム減速機設けているので、親台車の位置決めが容易にでき、これにより、測定精度が向上する。
請求項4記載の大径管の板厚測定システムにおいては、外面腐食状況をより分かりやすく把握することができ、これにより作業者の負担が軽減されるので、測定の作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る大径管の板厚測定システムの構成を示す説明図である。
【図2】同大径管の板厚測定システムの構成を示す説明図である。
【図3】同大径管の板厚測定システムの親台車の正面図である。
【図4】同大径管の板厚測定システムの親台車の平面図である。
【図5】同大径管の板厚測定システムの親台車の側面図である。
【図6】同大径管の板厚測定システムの側面図である。
【図7】同大径管の板厚測定システムの親台車の要部拡大断面図である。
【図8】同大径管の板厚測定システムの親台車の後側車輪駆動部の正断面図である。
【図9】同大径管の板厚測定システムの親台車の後側車輪駆動部の側断面図である。
【図10】同大径管の板厚測定システムの子台車の正断面図である。
【図11】同大径管の板厚測定システムの子台車の平面図である。
【図12】同大径管の板厚測定システムの子台車の平断面図である。
【図13】同大径管の板厚測定システムの距離計の取付状態を示す正面図である。
【図14】同大径管の板厚測定システムの距離計の取付状態を示す平断面図である。
【図15】同大径管の板厚測定システムの超音波センサーによる測定幅を示す説明図である。
【図16】同大径管の板厚測定システムの表示装置に表示される測定結果の説明図である。
【符号の説明】
10:大径管の板厚測定システム、11a〜11d:走行車輪、12:大径管、13:内面、13a:外面、14:親台車、15:マグネット、15a:ケース、16:マグネット、16a:ケース、17〜22:子台車、23:超音波センサー、24:多チャンネル型超音波制御装置、25:水供給手段、26:距離計、27:パソコン、28:ベースフレーム部、29:後側車輪駆動部、30:揺動用固定軸、31:前側車輪駆動部、32:切欠き、33、34:減速電動機、35、36:駆動機構、37:出力軸、38:ギア、39:ギア、40:ウォーム、41:ウォーム軸、42:ウォームホイール、43:車輪駆動軸、44〜47:軸受、48:ハウジング、49、50:減速電動機、51:揺動フレーム、52:前側側面、53:フランジ部、54、55:側面、56、57:摺動孔、58:摺動部、59:オイルシール、60:取付ナット、61:回転止め、62、63:側板、64、65:取付座、66:センサー保持用フレーム、67:前側側板、68:後側側板、69a〜69d:小車輪、70:ホルダーベース、71、72:掛合突起、73、74:ガイド部材、75:スライドボール、76:スライド部材、77:後面、78:バネストッパー、79:コイルスプリング、80、81:軸受、82:回転軸、83:アーム、84、85:軸受メタル、86、87:取付ボルト、88:センサーホルダー、88a:下端面、89a〜89d:軸受部、90:ニップル、91:センサー押えブロック、92:ニップル、93:水止め、94:マニホールド、94a:ニップル、95a〜95f:ニップル、96:測長ローラー、97:取付ボルト、98:取付ブラケット、98a:取付ボルト、99:固定軸、100、101:軸受、102:回動アーム、102a:取付ボルト、103:カップリングケース、104:エンコーダーケース、105:エンコーダーキャップ、106:ロータリーエンコーダー、107:出力軸、108:マグネットカップリング、109:回転軸、110、111:軸受、112:固定用ナット、113:コイルバネ、114:ケーブル、115:ケーブルコネクタ、116:ポンプ、117:ビニールホース、118:ディスプレイ(表示装置)

Claims (4)

  1. タイヤが軟質材からなってそれぞれ独立に駆動される前側及び後側の4つの走行車輪を有し、大径管の内面を走行可能な親台車と、
    前記親台車の底部に固定され、前記大径管の内面と僅少の隙間を有し前記親台車を前記大径管の内面の任意の位置に固定可能な磁力を有するマグネットと、
    前記親台車の進行方向に2列かつ千鳥状に並べて配置され、しかも前記親台車に上下動かつ前後に首振り可能に設けられて前記大径管に常時付勢され、それぞれが前記親台車と同一方向を向いて4つの小車輪を備えた4個以上の子台車と、
    それぞれの前記子台車に設けられ、前記大径管の内面との間に少しの隙間を有して配置された反射型の超音波センサー、並びに該超音波センサーを同時に作動させる多チャンネル型超音波制御装置と、
    前記超音波センサーと前記大径管との間に形成された前記隙間に媒質水を供給する水供給手段と、
    前記親台車に前記超音波センサーとは別位置に設けられて、前記親台車の走行距離を測定する距離計と、
    前記距離計の出力並びに前記多チャンネル型超音波制御装置の出力を入力とする表示装置とを有し、
    前記親台車は、走行方向の中央部に設けられたベースフレーム部の前端部に、左右に前記前側の走行車輪が設けられた前側車輪駆動部が揺動用固定軸を介して連結され、該前側車輪駆動部は水平方向に対して揺動可能とされると共にその揺動角度を規制する回転止めを備え、更に前記ベースフレーム部の後端部に、左右に前記後側の走行車輪が設けられた後側車輪駆動部がねじ締結によって連結され、
    前記子台車は、隣接する前記子台車に搭載する前記超音波センサーの干渉領域を超えて配置されていると共に、各列の前記子台車は前記超音波センサーの横方向有効探傷幅の1倍を超え2倍未満の範囲に配置され、
    前記表示装置は、前記距離計の出力並びに前記超音波センサーの出力から、前記大径管の内周方向の測定位置に対する所定幅の肉厚分布を出力することを特徴とする大径管の板厚測定システム。
  2. 請求項1記載の大径管の板厚測定システムにおいて、前記マグネットは、前記親台車の前後にそれぞれ設けられていることを特徴とする大径管の板厚測定システム。
  3. 請求項1及び2のいずれか1項に記載の大径管の板厚測定システムにおいて、前記4つの走行車輪が独立に減速電動機によって駆動され、しかも、前記減速電動機にはウォーム減速機設けられていることを特徴とする大径管の板厚測定システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の大径管の板厚測定システムにおいて、前記表示装置の出力は、前記大径管の内周を展開状態に表示した平面上に色分け記載されていることを特徴とする大径管の板厚測定システム。
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