JP5829674B2 - 管の超音波検査装置及び管の超音波検査方法 - Google Patents

管の超音波検査装置及び管の超音波検査方法 Download PDF

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Description

本発明は管の超音波検査装置及び管の超音波検査方法に関し、特にボイラーチューブ、熱交換器チューブ等の管の損傷を水浸式超音波探傷法により検査する管の超音波検査装置及び管の超音波検査方法に関する。
石油精製プラントや化学プラントでは、多管式熱交換器が多数使用されている。これら熱交換器に用いられている伝熱管の腐食は、設備保全上重要な問題である。このような伝熱管の腐食状態は構造的に目視その他による検査ができず、また残余寿命の推定等の定量的な評価が必要な場合には熱交換器から伝熱管を抜き出し破壊検査を行っていた。
一方、これら管の非破壊検査手法として超音波探傷法が提案されている。超音波探傷法では、管の損傷を検査するためには検査対象の管内深くに探触子を挿入する。そのためには、探触子を検査対象の管にスムーズに挿入できることが重要である。また、検査の際には、探触子を管内の適切な位置に置いて検査するようにしなければならない。
例えば、スプリングガイドとアクリル製のシューにより探触子の管内移動を滑らかにしつつ、探触子の位置決めをしようとする技術が知られている(特許文献1参照)。また、ローラーやスプリングにより探触子の管内移動を滑らかにしつつ、探触子の位置決めをしようとする技術が知られている(特許文献2参照)。
特開平02−176460号公報 特公平03−076417号公報
しかしながら、従来の技術では、探触子の管内移動が充分にスムーズではなく、探触子の位置決めが充分に正確ではなかった。特に、検査対象である管の形状が異なると、探触子の滑らかな管内移動や探触子の正確な位置決めをすることが困難であった。
本発明の目的は、探触子をスムーズに管内で移動させ、探触子を正確に管内で位置決めして、管の損傷を検査することができる管の超音波検査装置及び管の超音波検査方法を提供することにある。
本発明の一態様による管の超音波検査装置は、超音波を発信し、超音波のエコー波を受信する探触子と、前記探触子から発信された超音波を被検査管へ反射し、前記被検査管からのエコー波を前記探触子へ反射するミラーとが収納され、前記探触子から前記ミラーへの超音波の伝達軸を中心としてミラーを回転させる回転機構を更に有する検査探触部と、前記探触子が発信する超音波と前記探触子が受信するエコー波に基づいて前記被検査管の検査データを処理するデータ処理部と、前記伝達軸が前記被検査管の中心軸にほぼ位置するように前記検査探触部保持する保持部を有するセンタリング部材と、前記センタリング部材の外周の一側にのみ設けられ、前記被検査管の内管壁を吸引する磁石とを有する管の超音波検査装置であって、前記センタリング部材の、前記被検査管の軸方向に垂直な平面での外周の他側から前記伝達軸までの長さが、前記センタリング部材の、前記被検査管の軸方向に垂直な平面での外周の前記一側から前記伝達軸までの長さよりも短く、前記センタリング部材は、前記被検査管の管壁を吸引する磁石が外周の前記一側に設けられた第1センタリング部と、前記被検査管の管壁を吸引する磁石が外周の前記一側に設けられた第2センタリング部とを有し、前記第1センタリング部により保持される部分と前記第2センタリング部により保持される部分の間の前記検査探触部の近傍の少なくとも一部分が変形可能であることを特徴とする。
上述した管の超音波検査装置において、前記第1センタリング部により保持される部分と前記第2センタリング部により保持される部分の間の前記検査探触部の近傍にコイルバネを設け変形可能であるようにしてもよい。
上述した管の超音波検査装置において、前記第1センタリング部と前記第2センタリング部の前記被検査管の軸方向の外側に前記ミラーが配置されているようにしてもよい。
上述した管の超音波検査装置において、前記センタリング部材の外周の前記一側に、前記被検査管の管壁を走行する走行車輪を更に有するようにしてもよい。
本発明の一態様による管の超音波検査方法は、上述した管の超音波検査装置を用いた管の超音波検査方法であって、前記磁石により前記被検査管の管壁を吸引しながら、前記検査探触部を前記被検査管内で走行させ、前記被検査管の検査データを前記データ処理部で処理することを特徴とする。
上述した管の超音波検査方法において、前記被検査管が曲がっていてもよい。
以上の通り、本発明によれば、超音波を発信し、超音波のエコー波を受信する探触子と、探触子から発信された超音波を被検査管へ反射し、被検査管からのエコー波を探触子へ反射するミラーとが収納された検査探触部と、探触子が発信する超音波と探触子が受信するエコー波に基づいて被検査管の検査データを処理するデータ処理部と、検査探触部を保持する保持部を有し、被検査管の内管壁を吸引する磁石と、被検査管の管壁を走行する走行車輪とが外周の一側に設けられたセンタリング部材とを有するので、探触子をスムーズに管内で移動させ、探触子を正確に管内で位置決めして、管の損傷を検査することができる。
本発明の一実施形態による管の超音波検査装置の検査探触部を示す図である。 本発明の一実施形態による管の超音波検査装置における水距離と肉厚の測定方法の説明図である。 本発明の一実施形態による管の超音波検査装置の検査結果からの腐食態様の推定方法の説明図である。 本発明の一実施形態による管の超音波検査装置のセンタリング部材を示す図(その1)である。 本発明の一実施形態による管の超音波検査装置の使用状態を示す図である。 本発明の一実施形態による管の超音波検査装置のセンタリング部材を示す図(その2)である。
本発明の一実施形態による管の超音波検査装置について図1乃至図5を用いて説明する。図1は本実施形態による管の超音波検査装置の検査探触部を示す図であり、図4は本実施形態による管の超音波検査装置のセンタリング部材を示す図であり、図5は本実施形態による管の超音波検査装置の使用状態を示す図である。
本実施形態による管の超音波検査装置10では、図1に示すように、探傷検査を行うための検査探触部12を検査対象である被検査管2内に挿入して検査を行う。検査探触部12にはフレキシブルホース13が接続されている。被検査管2の外部には、検査の演算処理を行う超音波探傷器送受信装置40が設けられている。
管の超音波検査装置10の検査探触部12は円柱形状をしており、検査探触部12内には探触子14が収納されている。探触子14は被検査管2の検査のための超音波パルスを発信する。探触子14前方には、探触子14から発信された超音波パルスを反射して、被検査管2の管壁へ垂直に入射するためのミラー16が設けられている。被検査管2の管壁の内表面及び外表面からのエコー波はミラー16により探触子14へ反射される。探触子14は超音波パルスのエコー波を受信する。
ミラー16は、図1に示すように、ミラー保持部18により保持されている。ミラー保持部18は、検査探触部12のハウジング20に対して、ベアリング22を介し、回転自在に設けられている。
ミラー保持部18にはタービン24が設けられている。タービン24により、被検査管2内を流れる水流の運動エネルギーが回転運動のエネルギーに変換され、ミラー保持部18を回転させる。これにより、被検査管2の全周に超音波パルスを入射させて、被検査管2を全周にわたって検査する。
探触子14にはケーブル15が接続されている。ケーブル15はフレキシブルホース13内に収納され、被検査管2外部に引き出されている。
ケーブル15は外部の超音波探傷器送受信装置40に接続されている。超音波探傷器送受信装置40は、超音波を送信し、そのエコー波の超音波を受信する。超音波探傷器送受信装置40は、被検査管2内の水距離を測定する水距離測定用探傷器40Aと、被検査管2の肉厚を測定する肉厚測定用探傷器40Bから構成されている。
水距離測定用探傷器40Aは、送信した超音波と、被検査管2の内壁からのエコー波(S1波)とから、ミラー16から被検査管2の内壁までの水部分の距離(水距離)を示すアナログ信号を出力する。
肉厚測定用探傷器40Bは、被検査管2の内壁からのエコー波(S1波)と、被検査管2の外面からのエコー波(B1波)とから、被検査管2の管壁の外面と内面との距離(肉厚)を示すアナログ信号とを生成する。
水距離測定用探傷器40Aからの水距離アナログ信号と、肉厚測定用探傷器40Bからの肉厚アナログ信号は、アナログ/デジタル変換器42によりデジタル信号に変換され、PC(パーソナルコンピュータ)44に入力される。PC44により水距離、肉厚に基づいてデータ処理を行い、被検査管2の内面腐食と残肉厚等を検出する。
次に、本実施形態による管の超音波検査装置における水距離と肉厚の測定方法について、図2を用いて説明する。
被検査管2の検査のため、探触子14は超音波パルスを発信する。探触子14から発信された超音波パルスはミラー16により反射されて被検査管2の管壁へ垂直に入射する。被検査管2の管壁に入射した超音波は、図2(a)に示すように、管壁の内表面でエコー波(S1波)として反射し、管壁の外表面でエコー波(B1波)として反射する。反射したエコー波(S1波)及びエコー波(B1波)は探触子14により受信する。
探触子14による探傷画面の一例を図2(b)に示す。探傷画面には、超音波の発信波(T)とエコー波(S1波)とエコー波(B1波)が示されている。被検査管2の管壁内での減衰のため、被検査管2の外面からのエコー波(B1波)のピークは、被検査管2の内壁からのエコー波(S1波)のピークより低い。
エコー波(S1波)は取り出しゲートG1により抽出され、エコー波(B1波)は取り出しゲートG2により抽出される。取り出しゲートG1の方が取り出しゲートG2より高く設定されている。
発信波(T)からエコー波(S1波)までの時間が、被検査管2の内壁までの水部分の距離(水距離、内半径)に比例する。エコー波(S1波)からエコー波(B1波)までの時間が、被検査管2の管壁の肉厚に比例する。
水距離測定用探傷器40Aは、超音波の発信波(T)によりトリガーされ、取り出しゲートG1によりエコー波(S1波)を抽出する。水距離測定用探傷器40Aは、発信波(T)からエコー波(S1波)までの時間に比例した、例えば、1〜5Vのアナログ信号を出力する。
水距離測定用探傷器40Aからは、取り出しゲートG1によりエコー波(S1波)の抽出のタイミングに同期したトリガー信号が出力され、肉厚測定用探傷器40Bに入力される。肉厚測定用探傷器40Bは、水距離測定用探傷器40Aからトリガー信号によりトリガーされ、取り出しゲートG2によりエコー波(B1波)を抽出する。肉厚測定用探傷器40Bは、エコー波(S1波)からエコー波(B1波)までの時間に比例した、例えば、1〜5Vのアナログ信号を出力する。
次に、水距離測定用探傷器40A、肉厚測定用探傷器40Bから出力されるアナログ信号の水距離、肉厚への校正方法について説明する。
被検査管2と同じ材質で作られ、内径、管壁の肉厚が異なる複数のテスト管を用意し、テスト管内に水を流し、検査時と同様に検査し、そのときの水距離測定用探傷器40A、肉厚測定用探傷器40Bから出力されるアナログ信号を記録する。複数のテスト管の内径、肉厚は既知であるから、その既知の値を用いて、水距離測定用探傷器40A、肉厚測定用探傷器40Bから出力されるアナログ信号を校正する。
例えば、内径R1、肉厚T1のテスト管P1と、内径R2、肉厚T2のテスト管P2を検査する。テスト管P1について水距離測定用探傷器40Aから出力されたアナログ信号VR1、肉厚測定用探傷器40Bから出力されたアナログ信号VT1、テスト管P2について水距離測定用探傷器40Aから出力されたアナログ信号VR2、肉厚測定用探傷器40Bから出力されたアナログ信号VT2を記録する。
例えば、水距離の場合には、X軸を水距離R、Y軸をアナログ信号VRとするグラフに、点1(水距離R1、アナログ信号VR1)と点2(水距離R2、アナログ信号VR2)を結ぶ校正直線を描く。被検査管2を検査した結果、水距離測定用探傷器40Aからアナログ信号VRが得られた場合には、その校正直線から水距離Rを求める。
同様に、肉厚の場合には、X軸を肉厚T、Y軸をアナログ信号VTとするグラフに、点1(肉厚T1、アナログ信号VT1)と点2(肉厚T2、アナログ信号VT2)を結ぶ校正直線を描く。被検査管2を検査した結果、肉厚測定用探傷器40Bからアナログ信号VTが得られた場合には、その校正直線から肉厚Tを求める。
次に、管の超音波検査装置の検査結果からの腐食態様の推定方法について、図3を用いて説明する。
被検査管2の腐食は、図3(a)に示すように、腐食していない健全部に対し、管の内面が腐食する内面腐食と、管の外面が腐食する外面腐食の態様がある。肉厚Tの測定値だけでは、内面腐食と外面腐食を識別することはできないので、水距離(内径)Rの測定値を考慮して、これらを識別する。
健全部の場合には、図3(b)の左側部に示す探傷画面のような超音波の発信波(T)とエコー波(S1波)とエコー波(B1波)となる。
これに対し、内面腐食の場合には、図3(b)の中央部に示す探傷画面のような超音波の発信波(T)とエコー波(S1波)とエコー波(B1波)となる。水距離(内径)が健全部より長く、肉厚が健全部より短くなる。
また、外面腐食の場合には、図3(b)の右側尾部に示す探傷画面のような超音波の発信波(T)とエコー波(S1波)とエコー波(B1波)となる。水距離(内径)が健全部とほぼ同じであり、肉厚が健全部より短くなる。
被検査管2を正しく検査するためには、超音波パルスを被検査管2の管壁に垂直に入射する必要がある。そのためには、検査探触部12を、被検査管2の中心に位置し、その管軸方向に平行な状態で保持する必要がある。
本実施形態による管の超音波検査装置10では、図4(a)に示すように、検査探触部12を第1センタリング部30により保持し、検査探触部12近傍のフレキシブルホース13を第2センタリング部32により保持する。第1センタリング部30と第2センタリング部32とにより、検査探触部12を被検査管2の中心位置で保持するセンタリング治具であるセンタリング部材を構成する。
センタリング治具で検査探触部12を被検査管2の中心位置で保持することにより、ミラー16の回転中心を被検査管2の中心軸に合わせることができ、ミラー16の回転中心から被検査管2の内壁までの距離を一定に保つことができる。
本実施形態では、図4(a)に示すように、検査探触部12近傍のフレキシブルホース13の周囲にコイルバネを設け、元の直管形状に復元し易い構造の柔軟部13′としている。検査探触部12に接続されたフレキシブルホース13の柔軟部13′は、柔軟に変形可能である。
第1センタリング部30は、検査探触部12のミラー16側の前部を保持する。第2センタリング部32は、検査探触部12近傍のフレキシブルホース13の柔軟部13′を保持する。
第1センタリング部30と第2センタリング部32により検査探触部12及びフレキシブルホース13の柔軟部13′を保持することにより、検査探触部12を、被検査管2の中心に位置し、その管軸方向に平行な状態で保持することができる。
検査探触部12に柔軟なフレキシブルホース13が接続されているので、検査探触部12を被検査管2に挿入すると、被検査管2のベント部で、フレキシブルホース13が曲がり、検査探触部12をスムーズに通過させることができる。
第1センタリング部30の構造について、図4(b)を用いて説明する。第1センタリング部30と第2センタリング部32の構造は同じであるので、第2センタリング部32の構造の説明は省略する。
第1センタリング部30は、検査探触部12のミラー16側の前部を、被検査管2の中心に位置するように保持する。第1センタリング部30には、円柱形状の検査探触部12の大きさに適合した孔が形成されており、その孔の内周が、円柱形状の検査探触部12を保持するための保持部31として機能している。
第1センタリング部30の外周の一側、図4(b)の上側に、被検査管2の管壁を吸引する磁石30Aが設けられている。磁石30Aの両側には、被検査管2の管壁を走行する走行車輪30B、30Cが設けられている。走行車輪30B、30Cは回転自在に取り付けられている。第1センタリング部30の外周とは、管の軸方向に垂直な平面での外周を意味する。
磁石30Aは被検査管2の管壁を吸引し、検査探触部12を被検査管2の一方の側に引き寄せるが、管壁に吸着しないようにする。磁石30A、走行車輪30B、30Cの大きさや取り付け位置を調整して、第1センタリング部30の走行車輪30B、30Cによる走行の際に、磁石30Aと管壁を所定距離離間させることで、磁石30Aが管壁に吸着しないようにする。これにより、検査探触部12を被検査管2にスムーズに挿入することができる。
また、第1センタリング部30の外周の他側、図4(b)の下側を、上側に比べて短くなるように外周形状を設計している。すなわち、第1センタリング部30の保持部31から図4(b)の下側の外周までの長さを、保持部31から図4(b)の上側の外周までの長さよりも短くなるように形成している。第2センタリング部32の外周の他側も同様に一側に比べて短くなるように外周形状を設計している。
このように外周形状を設計することにより、被検査管2の曲がり部分においても、第1センタリング部30と第2センタリング部32の外周の他側が被検査管2の内壁に衝突することなく、スムーズに通過することができる。
図5に示すように、フレキシブルホース13を用いて検査探触部12を被検査管2内に挿入する。フレキシブルホース13には一定距離毎に太径部13aを設けられている。作業者がフレキシブルホース13を用いて検査探触部12を挿入するときに、太径部13aの数をカウントすることにより、被検査管2への挿入長さがわかる。
本実施形態による管の超音波検査装置10の検査探触部12を被検査管2に挿入するときには、図5に示すように、被検査管2のベント部を通過するときにも、第1センタリング部30、第2センタリング部32の外周が被検査管2の管壁に衝突することなく、スムーズに通過する。
以上の通り、本実施形態による管の超音波検査装置では、磁石30A、32Aにより被検査管2の管壁を吸引し、検査探触部12を被検査管2の一方の側に引き寄せるようにしたので、検査探触部12を被検査管2内の半径方向の位置を一定に保つことができる。
次に、本実施形態による管の超音波検査装置を用いた管の超音波検査方法である超音波探傷法について説明する。
被検査管2を検査する場合には、第1センタリング部30、第2センタリング部32の磁石30A、32Aにより、被検査管2の管壁を吸引しながら、走行車輪30B、30C、32B、32Cにより検査探触部12を被検査管2内で走行させて、被検査管2内に挿入する。これにより検査探触部12を被検査管2の中心位置に保持しながら、探触子14から超音波を発信し、超音波をミラー16により反射して被検査管2の管壁に垂直に入射し、被検査管2からのエコー波を探触子14で受信する。発信した超音波とエコー波をデータ処理部40によりデータ処理して、被検査管2を検査する。
本実施形態による管の超音波検査装置では、センタリング部材を交換できるように設計し、被検査管の様々な管径に対応したセンタリング部材を用意しておくことが望ましい。これにより様々な管径の被検査管に対応することができる。
例えば、図6に示すように、被検査管2の管径がより大きい場合には、その管径に基づいて外周の径がより大きい第1センタリング部30、第2センタリング部32を用いる。第1センタリング部30は、その外周の径がより大きく設計されている。磁石30A、走行車輪30B、30Cの大きさや取り付け位置を調整して、第1センタリング部30の走行車輪30B、30Cによる走行の際に、磁石30Aが管壁に吸着しないようにする。
これにより、被検査管の管径が異なる場合でも、検査探触部12を、被検査管2の中心に位置し、その管軸方向に平行な状態で保持することができる。
本発明は上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、センタリング部材を2つのセンタリング部により構成し、これら2つのセンタリング部により検査探触部及びその近傍を保持したが、ひとつのセンタリング部により検査探触部及びその近傍を保持してもよいし、3つ以上のセンタリング部により検査探触部及びその近傍を保持してもよい。また、上記実施形態では、センタリング部材を2つの同じ構成のセンタリング部により構成したが、各センタリング部の構成が同じ構成でなくてもよい。
また、上記実施形態では、センタリング部の外周の一側に、ひとつの磁石と2つの走行車輪を設けたが、そのような構成に限らない。例えば、3つの走行車輪を設け、走行車輪の間に2つの磁石を設けるようにしてもよい。
2…被検査管
10…管の超音波検査装置
12…検査探触部
13…フレキシブルホース
13′…柔軟部
13a…太径部
14…探触子
15…ケーブル
16…ミラー
18…ミラー保持部
20…ハウジング
22…ベアリング
24…タービン
30…第1センタリング部
31…保持部
30A…磁石
30B、30C…走行車輪
32…第2センタリング部
32A…磁石
32B、32C…走行車輪
40…超音波探傷器送受信装置
40A…水距離測定用探傷器
40B…肉厚測定用探傷器
42…アナログ/デジタル変換器
44…PC

Claims (6)

  1. 超音波を発信し、超音波のエコー波を受信する探触子と、前記探触子から発信された超音波を被検査管へ反射し、前記被検査管からのエコー波を前記探触子へ反射するミラーとが収納され、前記探触子から前記ミラーへの超音波の伝達軸を中心としてミラーを回転させる回転機構を更に有する検査探触部と、
    前記探触子が発信する超音波と前記探触子が受信するエコー波に基づいて前記被検査管の検査データを処理するデータ処理部と、
    前記伝達軸が前記被検査管の中心軸にほぼ位置するように前記検査探触部保持する保持部を有するセンタリング部材と、
    前記センタリング部材の外周の一側にのみ設けられ、前記被検査管の内管壁を吸引する磁石と
    を有する管の超音波検査装置であって、
    前記センタリング部材の、前記被検査管の軸方向に垂直な平面での外周の他側から前記伝達軸までの長さが、前記センタリング部材の、前記被検査管の軸方向に垂直な平面での外周の前記一側から前記伝達軸までの長さよりも短く、
    前記センタリング部材は、前記被検査管の管壁を吸引する磁石が外周の前記一側に設けられた第1センタリング部と、前記被検査管の管壁を吸引する磁石が外周の前記一側に設けられた第2センタリング部とを有し、
    前記第1センタリング部により保持される部分と前記第2センタリング部により保持される部分の間の前記検査探触部の近傍の少なくとも一部分が変形可能である
    ことを特徴とする管の超音波検査装置。
  2. 前記第1センタリング部により保持される部分と前記第2センタリング部により保持される部分の間の前記検査探触部の近傍にコイルバネを設け変形可能であることを特徴とする請求項1記載の管の超音波検査装置。
  3. 前記第1センタリング部と前記第2センタリング部の前記被検査管の軸方向の外側に前記ミラーが配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載の管の超音波検査装置。
  4. 前記センタリング部材の外周の前記一側に、前記被検査管の管壁を走行する走行車輪を更に有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の管の超音波検査装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の管の超音波検査装置を用いた管の超音波検査方法であって、
    前記磁石により前記被検査管の管壁を吸引しながら、前記検査探触部を前記被検査管内で走行させ、
    前記被検査管の検査データを前記データ処理部で処理する
    ことを特徴とする管の超音波検査方法。
  6. 請求項5記載の管の超音波検査方法において、
    前記被検査管が曲がっている
    ことを特徴とする管の超音波検査方法。
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