JP2009128122A - 自走式探傷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転半径が小さく、前後走査を行う場合に元の位置に戻りやすく、しかも、1人で持ち運びすることが可能な自走式探傷装置を提供する。
【解決手段】自走式探傷装置1を中輪駆動とするため、少なくとも1つの前輪5と、少なくとも1つの後輪6と、2つのモータ駆動中輪4,4とを設けるようにすると共に、2つのモータ駆動中輪4,4をマグネットタイヤとし、車体左右中心CLに対してほぼ左右対称に配設する。
【選択図】図1

Description

本発明は、自走式探傷装置に関し、特に、供用中の鋼構造物上を自走しながら検査する自走式探傷装置に関する。
圧縮ガス、液化ガスを貯蔵する球形タンク(球形ガスホルダー)や円筒タンク等の鋼構造物は、何枚もの板(球殻板、胴板)をつなぎ合わせることによってタンク本体が形成されている。このため、上記した鋼構造物にあっては、タンクの溶接部を定期的に検査しなければならない。定期検査は、タンクの使用を停止し、タンク内部のガスを開放した後、足場を組んで塗装を剥がし、それからタンク内外面の探傷試験を行うというものであるが、タンク外面から超音波探傷試験を実施した場合においては、このような開放点検を延長することができる。
従来、供用中の鋼構造物上を自走しながら検査する自走式探傷装置にあっては、吸盤の付いた複数の足を交互に動かして移動するもの、マグネットキャタピラによって移動するものが知られているが、前者には、大きい(例えば直径約1.8m)、重い(約140kg)、移動や取り付けが大変(取り付けはクレーンによる上げ下げ)、装置の維持管理費がかかる、という問題がある。また、後者には、塗膜に傷がつく、重く1人では持ち運べない、同一半径上の前後走査が困難、往路と復路とでは移動軌跡が異なり元の位置に戻すのが困難、立て板の横方向移動時の落ち込みが大きい、という問題がある。
そこで、供用中の鋼構造物上を塗膜に傷をつけることなく自走しながら検査する小型の自走式探傷装置として、マグネットタイヤによって移動するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
すなわち、特許文献1に開示されている自走式探傷装置にあっては、駆動モータと、アームの作動によって圧力容器本体の胴部に接触する接触子(探傷子)とを備えた移動体に、圧力容器本体の胴部の外周面に吸着可能な永久磁石よりなる一対の駆動車輪と、駆動輪と同様に永久磁石よりなる一対の補助車輪とを枢支させることにより、圧力容器本体の胴部上を自走しながら圧力容器本体の胴部の溶接部分に対する超音波探傷試験を行うようになっている。
特開平10−19854号公報(図1,2)
ところで、マグネットタイヤによって移動する従来の自走式探傷装置にあっては、駆動形態は前輪駆動または後輪駆動となる。そのため、回転半径を小さくすることができないという問題があるだけでなく、前進時と後退時とでは走行軌跡が異なってしまうため、前後走査を行う際に、元の位置(原点、溶接線のTクロスのこと)に戻りづらいという問題がある。また、4輪全てに吸着力があるのでトルクの大きい大型の駆動モータを用いなければならない。したがって、車体重量は重くなり、1人で持ち運ぶには困難となってしまう。
本発明は、こうした事情に鑑みてなされたものであり、回転半径が小さく、前後走査を行う場合に元の位置に戻りやすく、しかも、1人で持ち運びすることが可能な自走式探傷装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため請求項1に記載の発明は、マグネットタイヤにより鋼構造物に吸着しながら自走して、前記鋼構造物の探傷検査を行う自走式探傷装置において、
前記自走式探傷装置は、少なくとも1つの前輪と、少なくとも1つの後輪と、2つのモータ駆動中輪とを備えると共に、前記2つのモータ駆動中輪を前記マグネットタイヤとし、車体左右中心に対してほぼ左右対称となるように配設したことを特徴とする。
上記目的を達成するため請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記前輪と前記後輪とを前記鋼構造物に吸着不可としたことを特徴とする。
請求項1,2に記載の発明によれば、駆動形態は前後輪の間に、2つのマグネットタイヤが配設された中輪駆動となる。これにより、左右の駆動輪を互いに逆向きに回転駆動すると、車体はその場回転をするようになるので、回転半径を小さくすることができる。また、同一半径上であっても往路と復路との走行軌跡がほぼ一致するようになるので、例えばTクロス部にて前後走査を行う際に、元の位置に容易に戻すことができるようになる。また、駆動輪のみをマグネットタイヤとすることによって、4輪がマグネットタイヤとした従来のものよりトルクが小さい小型の駆動モータを用いることができる。したがって、車体重量は軽くなり、1人で持ち運ぶことができるようになる。
本発明によれば、車体フレームに、少なくとも1つの前輪と、少なくとも1つの後輪と、2つのモータ駆動中輪とを配設した。さらに、2つのモータ駆動中輪をマグネットタイヤとすると共に、前輪と後輪とを非マグネットタイヤとした。これにより、中輪駆動となるために回転半径が小さく、前後走査を行う場合に元の位置に戻りやすく、しかも、1人で持ち運びすることが可能な小型の自走式探傷装置が実現する。
本発明の実施の形態に係る自走式探傷装置について図1〜4を参照して詳細に説明する。図1は、本自走式探傷装置の一実施形態を示した平面図、図2は、図1の側面図、図3は、図1の背面図、図4は、本自走式探傷装置に係るシステム構成を説明するためのブロック図である。
図1〜3に示されるように、この発明による自走式探傷装置1は、車体フレーム2、駆動モータ3,3、駆動輪4,4、前輪5、後輪6、エンコーダユニット7、センサユニット8、中継ボックス9、を備えている。
詳述すると、車体フレーム2は、駆動軸に対して前後対称、かつ車体左右中心CLに対して左右対称となるように複数のアルミ押出材を用いて形成されているものであって、前後方向に離間して配置された一対の角型の前側フレーム21と後側フレーム22との対向面間に、左右一対の中央フレーム23,23が介設されている。
中央フレーム23,23は、いずれもほぼ同様な態様とされているので、ここでは、図中左側の中央フレーム23を代表して説明すると、中央フレーム23の前後部には、前側フレーム21または後側フレーム22に固定用ボルト10によって締結固定される横フレーム部23a,23aが設けられている。また、これら横フレーム部23a,23aの対向面間には、縦フレーム部23b,23bが並列した状態で介設されている。
外側に位置する縦フレーム部23bの側面中央には、後述するスキャナーコントローラ102の制御下にある駆動モータ3(具体的にはステッピングモータ)が取り付け固定されている。また、縦フレーム部23b,23bの対向面間には、駆動モータ3によって回転駆動されるマグネットタイヤ4が配設されている。マグネットタイヤ4は、鋼構造物の塗膜に傷をつけないウレタンゴム付であると共に、1つで本自走式探傷装置1の倍の重さに耐えられる吸着力を有するものが用いられている。
さらに、外側に位置する縦フレーム部23bの側面前後部には、補助輪としての前輪5または後輪6を回転可能に軸支した支持フレーム部23c,23cが高さ調節可能に取り付けられている。すなわち、支持フレーム部23c,23cには、それぞれ長孔23c1,23c1が開口形成されており、長孔23c1を挿通し、縦フレーム23bに設けられた図示しないネジ孔に螺合する上下2つの固定用ボルト11によって、前輪5または後輪6の高さを各個別に調整できるようになっている。また、前輪5または後輪6は、車輪の向きが固定された固定輪であると共に、鋼構造物の外面に吸着しない非マグネットタイヤが用いられている。
なお、これら前輪5または後輪6は、中央フレーム23に設けるようにしたが、これに限定されるのではなく、前側フレーム21や後側フレーム22に設けるようにしてもよい。すなわち、中央フレーム23に前輪5及び後輪6を設けた場合、前輪5または後輪6はマグネットタイヤ4,4の前方に2つ、後方に2つ配置されることとなるが、前側フレーム21または後側フレーム21に前輪5または後輪6を設けることによって、マグネットタイヤ4,4の前後方向に1つずつ、或いは、前方に2つ、後方に1つ、さらには、前方に1つ、後方に2つ設けるようにしてもよい。補助輪を1つ設ける場合には、ほぼ車体左右中心CL上となるように配置するのが好ましい。
さらには、前輪5または後輪6は固定輪としたが、車輪の向きが自在となる自在輪としてもよいし、また、マグネットタイヤを用いてもよい。
そして、図中右側の中央フレーム23も左側の中央フレーム23と同様な態様により、駆動モータ3、マグネットタイヤ4、前輪5、後輪6を備えている。
さらに、図中右側の中央フレーム23にあっては、エンコーダユニット7が取り付けられている。エンコーダユニット7は、自走式探傷装置1が進んだ距離としてマグネットタイヤ4の回転量を計測するエンコーダ70と、このエンコーダ70をアーム部材71を介して支持する取付支持部材72とを備えている。エンコーダ70のシャフト73には、鋼構造物に吸着可能な小径のマグネットタイヤ74,74が取り付けられていると共に、取付支持部材72が内側に位置する中央フレーム23に固定用ボルト12によって締結固定された状態にあっては、エンコーダ70のシャフト73が平面視でほぼ左右のマグネットタイヤ4,4の回転中心軸上に位置するようになっている。
なお、エンコーダユニット7は、右側の中央フレーム23に取り付けるようにしたが、これに限定されるものではなく、左側の中央フレーム23であってもよいし、前側フレーム21、後側フレーム22であってもよい。また、前側フレーム21または後側フレーム22に取り付ける場合には、エンコーダ70のシャフト73に連なったマグネットタイヤ74,74がほぼ車体左右中心CL上に位置するのが好ましい。また、エンコーダ70をエアシリンダによって上げ下げするように構成してもよい。
このように、車体フレーム2には、前輪5と後輪6との間に2つのモータ駆動中輪としてのマグネットタイヤ4,4が配設されることとなる。
なお、車体フレーム2の前後中心とマグネットタイヤ4,4の駆動軸とをほぼ一致させるようにしたが、これに限定されるものではなく、マグネットタイヤ4,4の駆動軸を前輪6寄り、または後輪6寄りに配設するようにしてもよい。
さらに、車体フレーム2の前部には、センサユニット8が一対の取付部材13,13を介して着脱可能、かつ上下方向に揺動可能に取り付け固定されていると共に、車体フレーム2の後部には、取付部材14,14を介して中継ボックス9が取り付け固定されている。
センサユニット8について説明すると、このセンサユニット8は、2chのセンサユニットであって、図4に示されるように、超音波により鋼構造物の板厚を検出して探傷器本体100に出力する2つの探傷子(センサ部)80,80、探傷子80,80を左右方向に移動させる駆動源としてのセンサ用駆動モータ(具体的にはステッピングモータ)81、探傷子80,80の移動距離を計測するセンサ用エンコーダ82、を備えている。
詳述すると、センサユニット8の左右方向に延びた長尺状のレール部材83の左部にセンサ用エンコーダ82、右部にセンサ用駆動モータ81が取り付け固定されている。センサ用駆動モータ81とセンサ用エンコーダ82との間にはベルト84が配設されており、このベルト84によって探傷子80,80を垂下したスライダ85がレール部材83の長手方向に沿ってスライド移動するようになっていると共に、センサ駆動用モータ81の回転量、回転方向がセンサ用エンコーダ82に伝達されるようになっている。そして、スライダ85に支持されたレール部材86及びレール部材87の下端部に設けられた枠体のホルダ88,88に探傷子80,80が嵌め込まれている。これら探傷子80,80間の距離は、間隔をあけてもよいし、互いに密着させてもよい。また、探傷子80,80をエアシリンダを用いて上げ下げするように構成してもよい。
中継ボックス9は、図4に示されるように、自走式探傷装置1に配設された左右の駆動モータ3,3、エンコーダ70、ステッピングモータ73、センサ用駆動モータ81、センサ用エンコーダ82、に接続された電源ケーブルや信号ケーブル等と、地上側に配置される探傷器本体100、画像表示装置(具体的にはパソコン)101、スキャナーコントローラ102、電源供給装置103等とを結ぶエンコーダケーブル104、センサケーブル105、スキャナーコントローラーケーブル106、電源ケーブル107等とをひとまとめにして接続する複数のコネクタ9a〜9gを備えている。
探傷器本体100は、探傷子80,80が検出した検出値と、センサ用エンコーダ82が検出した検出値とが各個別に入力されると共に、画像表示装置としてのPC101を用いて探傷画像を表示するようになっている。なお、これら探傷器本体100、PC101とスキャナーコントローラ102とは、非連動となっている。
スキャナーコントローラ102は、自走式探傷装置1を走行させるためのCPU及びモータドライバを内蔵したリモートコントローラであって、手動または自動で自走式探傷装置1の各種操作、具体的には走行駆動、探傷子80,80を用いた超音波検査(スキャン)、エンコーダ71の昇降駆動等を各個別または連動して行うことができるようになっている。例えば、スキャナーコントローラ102のCPUには、例えば、自走式探傷装置1を予め設定された設定値だけ前進させたら、探傷子80L,80Rの横移動に伴う検査(スキャン)を行い、検査が終了したら、また自走式探傷装置1を予め設定された設定値だけ前進させたのち検査を行い、これを交互に繰り替えす、という制御プログラムが記憶されており、この制御プログラムに設けられた設定値を作業者が入力機器(スイッチ等)で変更する事により、自由に自走式探傷装置1を制御することができるようになっている。
このように構成された自走式探傷装置1の重量は、2chのセンサユニット8を含めて約5kg、4chのセンサユニットや遠隔用カメラを搭載しても約15〜25kg以下となる。これにより、作業者1人で自走式探傷装置1を持ち運びすることが可能となると共に、容易に鋼構造物の外面に吸着させることができるようになる。
なお、4chのセンサユニットを取り付ける場合には、2chのセンサユニット用のマグネットタイヤ4,4のタイヤ径よりも拡径されたマグネットタイヤを用いるのが好ましい(但し、駆動モータは、2chと同じ出力のモータを使用)。
上述のように構成された自走式探傷装置1によって鋼構造物を探傷するにあたっては、まず、自走式探傷装置1を鋼構造物の外面に吸着させる。その際、自走式探傷装置1は1人の作業者で持ち運びができる重量なので、1人の作業者であっても、クレーンを使うことなく、容易に鋼構造物の外面に吸着させることができる。また、自走式探傷装置1を吸着させる際には、自走式探傷装置1の進行方向が鋼構造物の溶接線上となるように設置する。
次に、探傷器本体100及びスキャナーコントローラ102と中継ボックス9とをエンコーダケーブル104、センサケーブル105、スキャナーコントローラケーブル106をひとまとめにした信号ケーブルで接続すると共に、電源供給装置103と中継ボックス9とを電源ケーブル107で接続する。
地上側機器に接続された自走式探傷装置1は、スキャナーコントローラ102によってマグネットタイヤ4,4の回転量が各個別に制御されることによって、直進、後退、旋回が自在となっており、鋼構造物を探傷する際の原点(スタート位置)に向かって容易に移動することとなる。その際、探傷子80,80は、鋼構造物に摺接していると共に、エンコーダ70のマグネットタイヤ74,74は鋼構造物に吸着しながら転動している。
原点に位置決めされた自走探傷装置1は、マグネットタイヤ4,4の回転量を各個別に制御して鋼構造物の溶接線に沿って移動しながら鋼構造物の内部欠陥を探傷する。その際、作業者によって、例えば、マグネットタイヤ4,4を共に1mm前進させたら、探傷子80,80を左右移動させて検出(スキャン)を行う。検出が終了したら、また1mm前進させたのち検出を行う。これを交互に繰り替して検出を進めていくというような設定がなされていれば、その設定にしたがって自走探傷装置1が走行することとなる。
このようにして鋼構造物の外面に沿って走行した自走式探傷装置1の走行距離がエンコーダ70によって計測されると共に、探傷子80,80の移動距離及び移動方向がセンサ用エンコーダ82によって測定される。このような測定により、鋼構造物の外面で自走式探傷装置1がどのような走行状態にあるのかということが地上側機器側で逐次把握できるようになっている。
自走式探傷装置1が溶接線の端部に到達した場合の設定例としては、次のようなものがある。自走式探傷装置1が溶接線の端部に到達すると、探傷子80,80による検出(スキャン)を継続したままの状態で、例えば、マグネットタイヤ4,4の回転量を各個別に制御してその場転回をして、原点に戻るべく、今までの往路を逆戻りしながら探傷する。
また、マグネットタイヤ4,4を操作してその場で90度曲がり、鋼構造物の周方向に向かって移動しながら探傷する(なお、周方向に移動する際、自走式探傷装置1の落ち込みは従来のものと比較して少なくなる)。
また、方向変換することなく、そのままの姿勢で後退しながら探傷する。
何れの場合であっても、自走式探傷装置1は、中輪駆動となるので、回転半径を小さくすることができ、小回りが効くようになる。また、同一半径上であっても往路と復路との走行軌跡がほぼ一致するようになるので、例えばTクロス部にて前後走査を行う際に、原点に容易に戻ることができる。
このようにして鋼構造物における内部欠陥の探傷が終了すると、自走式探傷装置1は作業者の手によって鋼構造物の外面から容易に取り外され、上記探傷の結果は、各種ケーブルを介して探傷器本体100に入力されてデータがとりまとめられたのち、PC101にて表示される。
なお、上述した構成にあっては、自走式探傷装置1と地上側機器とを各種信号ケーブルによって接続するようにしたが、これに限定されるものではなく、無線によって情報信号を送受信するように構成してもよい。また、探傷子80,80は、超音波により探傷を検出するセンサだけに限定されるものではなく、過流による塗膜厚測定を同時にできるデュアルセンサを用いてもよい。
以上述べたように、本自走式探傷装置1にあっては、駆動形態は前輪5、後輪6の間に、駆動輪としてのマグネットタイヤ4,4が配設された中輪駆動となる。これにより、マグネットタイヤ4,4を互いに逆向きに回転駆動すると、車体はその場回転をするようになるので、回転半径を小さくすることができる。また、同一半径上の往路と復路との走行軌跡ほぼ一致するようになるので、例えばTクロス部にて前後走査を行う際に、元の位置に容易に戻すことができるようになる。また、駆動輪のみマグネットタイヤとすることによって、4輪がマグネットタイヤとした従来のものよりトルクが小さい小型の駆動モータ3を用いることができる。したがって、車体重量は軽くなり、1人の作業者で持ち運ぶことができるようになる。
本最終減速装置の一実施形態を示した平面図である。 図1の背面図である。 図1の側面図である。 本自走式探傷装置に係るシステム構成を説明するためのブロック図である。
符号の説明
1…自走式探傷装置
2…車体フレーム
3…駆動モータ
4,4…マグネットタイヤ(駆動輪)
5…前輪(補助輪)
6…後輪(補助輪)
7…エンコーダユニット
8…センサユニット
80,80…探傷子(センサ部)
9…中継ボックス
100…探傷器本体
101…画像表示装置(PC)
102…スキャナーコントローラ
103…電源供給装置
CL…車体左右中心

Claims (2)

  1. マグネットタイヤにより鋼構造物に吸着しながら自走して、前記鋼構造物の探傷検査を行う自走式探傷装置において、
    前記自走式探傷装置は、少なくとも1つの前輪と、少なくとも1つの後輪と、2つのモータ駆動中輪とを備えると共に、前記2つのモータ駆動中輪を前記マグネットタイヤとし、車体左右中心に対してほぼ左右対称となるように配設したことを特徴とする自走式探傷装置。
  2. 前記前輪と前記後輪とを前記鋼構造物に吸着不可としたことを特徴とする請求項1に記載の自走式探傷装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012058246A (ja) * 2010-09-09 2012-03-22 Alstom Technology Ltd 実質的に円筒状の対象物の検査のための検査車両
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