JPH0692923B2 - コントロールユニット検査装置 - Google Patents

コントロールユニット検査装置

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JPH0692923B2
JPH0692923B2 JP63329141A JP32914188A JPH0692923B2 JP H0692923 B2 JPH0692923 B2 JP H0692923B2 JP 63329141 A JP63329141 A JP 63329141A JP 32914188 A JP32914188 A JP 32914188A JP H0692923 B2 JPH0692923 B2 JP H0692923B2
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control unit
air
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fuel injection
signal
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Inventor
尚己 冨澤
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株式会社ユニシアジェックス
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【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、内燃機関用電子制御燃料噴射装置のコントロ
ールユニットに模擬入力信号(シュミレーション信号)
を与えて動作のチェックを行うコントロールユニット検
査装置に関する。
<従来の技術> 内燃機関の電子制御燃料噴射装置は、マイクロコンピュ
ータ内蔵のコントロールユニットにて、プログラムに従
って、各種のセンサからの入力信号と各種のデータとに
基づいて演算処理し、燃料噴射弁への燃料噴射パルスの
出力等を制御するものである。
かかる電子制御燃料噴射装置のコントロールユニットの
ソフトウェア(プログラム及びデータ)を作成した場
合、それが制御仕様通り誤りなく動作するか否かをチェ
ック(デバッグ)する必要がある。
この場合、検査装置(チェッカー)により入力信号を制
御仕様に合わせて変化させ、それに対応した出力信号が
出ているかどうかチェックするのが一般的である(実開
昭62−187347号公報,実開昭63−135401号公報参照)。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、このような従来の検査装置においては、
模擬入力信号として、クランク角センサからの信号(機
関回転数情報)やエアフローメータからの吸入空気流量
検出信号に相当するものを与えることは可能であるが、
コントロールユニットの出力に基づくフィードバック信
号であるところの空燃比検出信号を与えることができ
ず、正確なシュミレーションが不可能で、空燃比フィー
ドバック制御の検証ができないという問題点があった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、内燃機関用
電子制御燃料噴射装置のコントロールユニットの検査の
ため、空燃比フィードバック信号をも模擬入力として与
えることのできるコントロールユニット検査装置を提供
することを目的とする。
<課題を解決するための手段> このため、本発明は、各種のセンサからの吸入空気量に
関連する検出信号と空燃比検出信号とを入力し、これら
に基づいて燃料噴射量を演算して対応する燃料噴射パル
スを出力する内燃機関用電子制御燃料噴射装置のコント
ロールユニットに、センサからの検出信号に代えて模擬
入力信号を与えて動作をチェックするコントロールユニ
ット検査装置であって、前記吸入空気量に関連する検出
信号に代えて模擬入力信号をコントロールユニットの入
力側に与えるシグナルゼネレータと、模擬入力信号によ
り与えられる吸入空気量及びコントロールユニットの出
力として得られる燃料噴射量から空燃比を演算する空燃
比演算手段と、演算された空燃比のリッチ・リーンに基
づいて反転する空燃比フィードバック信号を生成し前記
空燃比検出信号に代えてコントロールユニットの入力側
に与える空燃比フィードバック信号生成手段と、コント
ロールユニットからの燃料噴射パルスの出力状態をマス
ターユニットである基準コントロールユニットからの燃
料噴射パルスの出力状態と比較して異常の有無を判定す
る比較判定装置とを設ける構成とする。
<作用> 上記の構成においては、模擬入力信号により与えられる
吸入空気量及びコントロールユニットの出力として得ら
れる燃料噴射量から空燃比を演算し、これに基づいて空
燃比フィードバック信号を生成して、コントロールユニ
ットの入力側に与えるので、正確なシュミレーションが
可能となり、実際に機関を動作させることなく、空燃比
フィードバック制御の検証を行うことができる。
<実施例> 以下に本発明に係るコントロールユニット検査装置の一
実施例を説明する。
尚、この実施例のコントロールユニット検査装置は、内
燃機関用電子制御燃料噴射装置のコントロールユニット
のソフトウェア(プログラム及びデータ)を一部変更し
た場合にソフトウェア全体の適否をチェックするために
用いるもので、コントロールユニットをソフトウェア変
更前のものと変更後のものとの2台セット可能で、これ
ら2台のコントロールユニットに同時に互いに同一の模
擬入力信号を与えて動作させ、動作中の各コントロール
ユニットからの燃料噴射パルスの出力状態を比較判定す
るものである。
第1図は検査装置の概要を示し、2台のコントロールユ
ニット1A,1Bがパーソナルコンピュータ2と接続された
チェッカー3にセットされる。
一方のコントロールユニット1Aは、ソフトウェア変更前
のもので、すでに使用され実績のあるソフトウェアを備
えているマスターユニットと称するものである。
他方のコントロールユニット1Bは、ソフトウェア変更後
の開発中のユニットで、これが検査対象となる。
各コントロールユニット1A,1Bの入力側にはシグナルゼ
ネレータ4が接続され、これによりクランク角センサ,
エアフローメータ,水温センサ,スロットルセンサ等か
らの信号の代わりに、基準クランク角毎の基準信号REF
及び単位クランク角毎の単位信号POS,吸入空気流量Q,水
温Tw,スロットル弁開度TVO等について、模擬入力信号が
与えられる。この模擬入力信号は、例えば実車における
運転状態のモード・データをデータレコーダによりRAM
カード化し、あるいは、適当な定常モード・データと過
渡モード・データとを作成して、これをパーソナルコン
ピュータ2に与え、パーソナルコンピュータ2からの信
号に基づいて対応する信号をシグナルゼネレータ4から
出力させる。
また、各コントロールユニット1A,1Bの出力側より各フ
ィードバックモデル5A,5Bを介してフィードバック信号
を得、これを各コントロールユニット1A,1Bの入力側に
与える。これは後述するように酸素センサからの空燃比
検出信号の代わりとするものである。
ここにおいて、各コントロールユニット1A,1Bは、それ
ぞれのプログラムに従い、燃料噴射制御については、空
燃比フィードバック制御モードであれば、次式より燃料
噴射弁への燃料噴射パルスのパルス巾(燃料噴射量)Ti
を演算する。
Ti=Tp・COEF・LAMBDA+Ts ここに、Tpは基本パルス巾で、Tp=K・Q/Nである。K
は定数、Qは吸入空気流量、Nは機関回転数である。
尚、機関回転数Nは基準信号REFの周期等より算出され
る。
また、COEFは水温Tw,スロットル弁開度変化量ΔTVO等に
基づく各種補正係数、LAMBDAは空燃比検出信号に基づく
空燃比フィードバック補正係数、Tsは電圧補正分であ
る。
そして、各コントロールユニット1A,1Bは、基準信号REF
に基づく所定のタイミングで前記Tiのパルス巾をもつ燃
料噴射パルスを出力する。
各コントロールユニット1A,1Bの出力側には燃料噴射弁
等の実負荷6A,6Bが装着される。これは逆起電圧を評価
したりその影響を考慮する場合に必要である。
フィードバックモデル5A,5Bの機能について詳細に説明
すると、これらは共に第2図のフローチャートに従って
空燃比フィードバック信号を生成する。
ステップ1(図にはS1と記してある。以下同様)では、
コントロールユニット内の最新の吸入空気流量Q,機関回
転数N,燃料噴射量Ti(但し電圧補正分Ts分を除いたも
の)から、次式に従って空燃比A/Fを演算する。
このステップ1の部分が模擬入力信号により与えられる
吸入空気量(Q/N)及びコントロールユニットの出力と
して得られる燃料噴射量Tiから空燃比を演算する空燃比
演算手段に相当する。
次にステップ2では空燃比の加重平均▲▼を次式
に従って求める。
尚、(A/F)-1は前回演算された空燃比又は前回演算され
た加重平均、nは重み付け定数である。
次にステップ3では、▲▼を14.7+xと比較し、
それより大(リーン)の場合は、ステップ5に進んで空
燃比フィードバック信号(酸素センサ出力電圧相当値)
V02を0Vにセットする。
次にステップ4では、▲▼を14.7−xと比較し、
それより小(リッチ)の場合は、ステップ6に進んで空
燃比フィードバック信号(酸素センサ出力電圧相当値)
V02を1Vにセットする。
尚、14.7−x<▲▼<14.7+xの場合は、空燃比
フィードバック信号(酸素センサ出力電圧相当値)V02
を変化させない。すなわち、空燃比が14.7±xの範囲外
となったときに空燃比フィードバック信号を反転させる
のである。
ここで、ステップ2〜5の部分が演算された空燃比のリ
ッチ・リーンに基づいて反転する空燃比フィードバック
信号を生成しコントロールユニットの入力側に与える空
燃比フィードバック信号生成手段に相当する。
これにより、計算上の空燃比に所定の遅れ(1次遅れ)
をもたせた空燃比フィードバック信号(酸素センサ出力
電圧相当値)が得られ、これがコントロールユニット1
A,1Bの入力側に与えられ、周知の比例・積分制御により
空燃比フィードバック補正係数LAMBDAが設定され、燃料
噴射量Tiの演算に用いられる。
次に出力特性の検査について説明する。
各コントロールユニット1A,1Bの出力側から直接あるい
は実負荷6A,6Bを介して取出された燃料噴射パルス(T
i)は、共に比較判定装置7に入力される。
従って、比較判定装置7により、検査対象であるコント
ロールユニット1Bからの燃料噴射パルスの出力状態をマ
スターユニットであるコントロールユニット1Aからの燃
料噴射パルスの出力状態(基準状態)と比較して異常の
有無を判定することになる。
この比較判定装置7は、第4図に示すように、各コント
ロールユニット1A,1Bからの燃料噴射パルスの出力状態
を計測する計測部8A,8Bを有する。
各計測部8A,8Bは、第5図に示すように、次の〜の
うち少なくとも1つを計測する。
基準信号REFの発生から燃料噴射パルスの出力開始ま
での経過時間tA 燃料噴射パルスのパルス巾tB 基準信号REFの発生周期TREFにおける燃料噴射パルス
の出力回数n これらの計測部8A,8Bでの計測データはリアルタイムで
差演算回路9に入力され、その差分が演算される。そし
て、その差分は比較回路10に入力され、所定の比較値と
比較される。
そして、差分>比較値のとき、比較回路10から出力が発
せられるが、この出力はラッチ信号となり、大容量メモ
リ11中のリングメモリ(ループメモリ)12に送られる。
大容量メモリ11は、各コントロールユニット1A,1Bと接
続されていて、プログラムの流れ(アドレスバス,デー
タバス上のデータ)が入力されている。そして、リング
メモリ12はラッチ信号が入ると、そのときの前後のプロ
グラムの流れを一時記憶する。尚、リングメモリ12は新
しいデータが入ると最も古いデータが捨てられる。
リングメモリ12のデータは処理装置13により例えば可視
化(グラフィック化)処理されて、パーソナルコンピュ
ータ2に送られ、そのディスプレイに適当な方法で表示
される。
このようにソフトウェアの変更部分については出力状態
に変更の仕様より定まる特定の差を生じるはずであり、
変更していない部分については出力状態に差を生じない
はずであるから、その差分を所定の比較値と比較して、
差分>比較値の場合にソフトウェアに異常があるものと
判定するわけであり、これにより変更部分と変更してい
ない部分との両方をチェックできる。しかも異常判定時
には、そのときの前後のプログラムの流れを一時記憶さ
せて、異常部分の発見・修正を容易にすることができ
る。
<発明の効果> 以上説明したように本発明によれば、模擬入力として、
空燃比フィードバック信号の提供が可能となり、正確な
シュミレーションを実現でき、空燃比フィードバック制
御の検証が可能となって、検査の信頼性が大幅に向上す
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す検査装置全体の概要
図、第2図はフィードバックモデルにおける空燃比フィ
ードバック信号生成のフローチャート、第3図は空燃比
フィードバック信号生成のタイミングチャート、第4図
は比較判定装置の部分の詳細図、第5図は燃料噴射パル
スの出力状態の計測の態様を示す図である。 1A,1B……コントロールユニット、2……パーソナルコ
ンピュータ、3……チェッカー、4……シグナルゼネレ
ータ、5A,5B……フィードバックモデル、6A,6B……実負
荷、7……比較判定装置、11……大容量メモリ、12……
リングメモリ、13……処理装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各種のセンサからの吸入空気量に関連する
    検出信号と空燃比検出信号とを入力し、これらに基づい
    て燃料噴射量を演算して対応する燃料噴射パルスを出力
    する内燃機関用電子制御燃料噴射装置のコントロールユ
    ニットに、センサからの検出信号に代えて模擬入力信号
    を与えて動作をチェックするコントロールユニット検査
    装置であって、 前記吸入空気量に関連する検出信号に代えて模擬入力信
    号をコントロールユニットの入力側に与えるシグナルゼ
    ネレータと、 模擬入力信号により与えられる吸入空気量及びコントロ
    ールユニットの出力として得られる燃料噴射量から空燃
    比を演算する空燃比演算手段と、 演算された空燃比のリッチ・リーンに基づいて反転する
    空燃比フィードバック信号を生成し前記空燃比検出信号
    に代えてコントロールユニットの入力側に与える空燃比
    フィードバック信号生成手段と、 コントロールユニットからの燃料噴射パルスの出力状態
    をマスターユニットである基準コントロールユニットか
    らの燃料噴射パルスの出力状態と比較して異常の有無を
    判定する比較判定装置と、 を設けたことを特徴とするコントロールユニット検査装
    置。
JP63329141A 1988-12-28 1988-12-28 コントロールユニット検査装置 Expired - Lifetime JPH0692923B2 (ja)

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JP4720671B2 (ja) * 2006-08-14 2011-07-13 トヨタ自動車株式会社 コンピュータユニットのシミュレーションシステム及びシミュレーション用外部回路
JP2021026096A (ja) * 2019-08-02 2021-02-22 一般社団法人日本自動車整備振興会連合会 燃料噴射駆動信号発生装置、クランク角センサ信号発生装置、o2センサ信号発生装置、およびエンジン制御システムシミュレータ

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