JPH0692582A - 屋根葺き用長尺折板の吊上移動用ホルダー - Google Patents

屋根葺き用長尺折板の吊上移動用ホルダー

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Publication number
JPH0692582A
JPH0692582A JP24475992A JP24475992A JPH0692582A JP H0692582 A JPH0692582 A JP H0692582A JP 24475992 A JP24475992 A JP 24475992A JP 24475992 A JP24475992 A JP 24475992A JP H0692582 A JPH0692582 A JP H0692582A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roofing
long
air
groove
folding plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP24475992A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshirou Taniike
寿郎 谷池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON SETSUCHIYAKU KK
Original Assignee
NIPPON SETSUCHIYAKU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】長尺重量物である屋根葺き用長尺折板を少ない
要員で効率的に移動し、作業能率の向上を図る。 【構成】クレーンに吊り下げられる吊上移動用ホルダー
22は、屋根葺き用長尺折板4の溝内に挿入されて溝変
形を防止する形状維持ベース36と、この形状維持ベー
ス36に溝内面を吸引保持可能に取り付けられるエアー
吸引部としてのエアーパット38と、形状維持ベース3
6の上部に設けられる外面把持部材24とから構成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、工場や倉庫等の屋根
葺き材として用いられる金属製の長尺折板のクレーンに
よる吊上移動装置に関し、詳しくは、地上又は屋根上で
成型された長尺折板の吊持要素としての吊上移動用ホル
ダーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄骨構造の工場や倉庫等の屋根材には、
成型機で断面略凹形ないし略樋形に成型された長尺折板
が用いられており、隣接する長尺折板の側縁部を重ね合
わせて葺く形態となっている。
【0003】この種の長尺折板は一つのもので長さが数
十メートル、重さが数百キログラムにもなるため、従
来、クレーンで吊り上げたり、あるいは、棟上に成型機
を設置し、成型された長尺折板を特公昭63ー1829
7号に示すような運搬車で所定位置へ足場板を渡して運
ぶ方法が採られている。
【0004】クレーンによる方法では、アングル材を用
いて一台のクレーンで吊り上げたり、あるいは二台以上
のクレーンで数箇所を同時に保持しながら吊り上げる手
法が採られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、運搬車で運
ぶ方法では、例えば30mもので4台の運搬車が必要で
であるとともに足場板からの脱輪等の問題があり、棟上
における人力作業の困難性を考慮すれば、現場へのクレ
ーン車の進入が可能な限りクレーン作業の方が有利とな
る。
【0006】しかしながら、アングル材等を用いる方法
では着脱操作が面倒であるばかりでなく、吊り上げ中に
折板の形状を損なう危険性があり、熟練を要していた。
【0007】そこで、この発明は、吊上・荷下ろし時の
着脱操作が容易に行えるとともに折板の形状変形を防止
でき、よって作業性の向上を図れる吊上移動用ホルダー
の提供をその目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成すべく創案されたもので、その特徴は、断面凹形状
に成型された屋根葺き用長尺折板の溝形状にほぼ沿う形
状を有しクレーンに吊下げられて溝内に上方から挿入さ
れる形状維持ベースと、この形状維持ベースに設けられ
前記溝内面を吸引保持可能なエアー吸引部と、前記形状
維持ベースに設けられ屋根葺き用長尺折板の外面を把持
して落下を阻止する外面把持部材とが備えらえている構
成にある。
【0009】
【作用】この発明によれば、屋根葺き用長尺折板の溝内
にクレーンで吊り下げられた複数の形状維持ベースが挿
入され、外面把持部材によって外面が把持される。この
状態でクレーンによる吊り上げが行われ、屋根の所定位
置に屋根葺き用長尺折板が移動させられる。
【0010】そして、例えば着地前においてエアー源か
らのエアー吸引部への給気によって吸引保持がなされる
とともに外面把持が解除される。着地後吸引保持が解除
されて屋根葺き用長尺折板が所定位置へ開放される。
【0011】
【実施例】図1乃至図6はこの発明の一実施例を示す。
クレーン2には、地上で成型されて地面G上に置かれた
屋根葺き用長尺折板4を吊り上げるための吊上移動装置
6がワイヤー8とワイヤー10並びに吊ビーム12とビ
ームワイヤー14とによって吊り下げられている。符号
16はターンバックルを示す。
【0012】吊上移動装置6は、屋根葺き用長尺折板4
の長さに匹敵する長尺の折板吊ビーム18と、この折板
吊ビーム18の長手方向に間隔をおいてワイヤー20で
吊り下げられる複数の吊上移動用ホルダー22...
と、各吊上移動用ホルダー22にエアーを供給するエア
ー源としてのコンプレッサ25とから概略構成されてい
る。コンプレッサ25からのエアーホース25aが折板
吊ビーム18内に配設されたトング開閉用給気パイプ2
7並びにパット吸引用給気パイプ29にワンタッチジョ
イントで接続され、それぞれから分岐する分岐ホース2
7a,29aによって各吊上移動用ホルダー22に給気
されるようになっている。なお、明示しないが、トング
開閉用給気パイプ27とパット吸引用給気パイプ29は
エアーホース25aに対する共通の接続口を有し、開閉
バルブで任意に変換されるようになっている。符号25
bは屋根上に分岐配設されるエアーホースを示す。
【0013】この例で示す折板吊ビーム18は、図2に
示すように、トラック等で運搬可能な長さの単位ビーム
26を直列に連結して長尺化されている。単位ビーム2
6は、例えば三本のパイプ部材28を三角形状に組み合
わせて構成できるもので、両端には連結用のフランジ3
0が形成されており、上部にはビームワイアー14の係
止片32が形成されている。また、下方両端には、吊上
移動用ホルダー22を吊り下げるためのワイヤー20の
係止フック34が取り付けられている。各吊上移動用ホ
ルダー22は、作業時の安定性の観点から4本のワイヤ
ー20で吊り下げられることが望ましい。
【0014】吊上移動用ホルダー22は、図3乃至図5
に示すように、屋根葺き用長尺折板4の溝内に挿入され
て溝変形を防止する形状維持ベース36と、この形状維
持ベース36に溝内面を吸引保持可能に取り付けられる
エアー吸引部としてのエアーパット38と、形状維持ベ
ース36の上部に設けられる外面把持部材24とから構
成されている。
【0015】形状維持ベース36はベース本体40と、
屋根葺き用長尺折板4の溝形状にほぼ沿う外郭を呈する
状態にベース本体40に取り付けられるサイドフレーム
42,42とから構成されており、サイドフレーム42
の外面には屋根葺き用長尺折板4との接触を緩和するた
めのゴム材42aが設けられている。
【0016】外面把持部材24は、形状維持ベース36
のベース本体40に固定されるエアーシリンダ44と、
このエアーシリンダ44のロッド44aでリンク45を
介して同時に開閉されるトング部材46,46とから構
成されている。トング部材46の先端には、屋根葺き用
長尺折板4の外面を長手方向にある程度の幅をもって押
圧する接触部材48,50が取り付けられている。符号
52はトング部材46の回動支持ブラケットを示し、符
号55はエアーパット38の支持ブラケットを示す。
【0017】明示しないが、トング開閉用給気パイプ2
7からの各分岐ホース27aは各エアーシリンダ44に
接続されており、パット吸引用給気パイプ29からの各
分岐ホース29aは真空発生用電磁弁並びに真空発生器
を介して各エアーパット38に接続されている。また、
各外面把持部材24と各エアーパット38は、吊上移動
装置6の適宜位置に設けられるトング開閉切換スイッチ
並びにパット吸引切換スイッチによって任意に操作され
るようになっている。また、パット吸引用給気パイプ2
9とエアーパット38との間には各エアーパット38の
吸引状態を同時に解除するための真空破壊用電磁弁が設
けられている。
【0018】次に吊上移動装置6による屋根葺き用長尺
折板4の吊上移動工程を説明する。先ず、図1に示すよ
うに、各吊上移動用ホルダー22を屋根葺き用長尺折板
4の溝に挿入可能にクレーン2で吊り上げる。この場
合、各吊上移動用ホルダー22の整列を容易にするため
に各吊上移動用ホルダー22を水平ワイヤー23で連結
してもよい。
【0019】次に図4に示すように、吊上移動用ホルダ
ー22を溝内に挿入した後コンプレッサ25の地上ソケ
ットとしてのエアーホース25aを折板吊ビーム18内
の接続口に接続してトング開閉用給気パイプ27に給気
し、トング開閉切換スイッチを操作してトング部材46
を閉動作させ、屋根葺き用長尺折板4の外面を把持す
る。これによって屋根葺き用長尺折板4は落下を阻止さ
れた状態となる。この場合、形状維持ベース36によっ
て溝形状が維持されるので把持による変形・損傷が回避
される。次にエアーホース25aを外し、図6に示すよ
うに、クレーン2を操作して屋根Rの所定位置へ移動さ
せた後、着地近傍位置において、屋根上ソケットとして
のエアーホース25cを接続してパット吸引用給気パイ
プ29に給気し、エアーパット38で屋根葺き用長尺折
板4の内面を吸引保持する。この後、トング開閉用給気
パイプ27に給気してトング部材46を開動作させる。
【0020】かかる状態において、屋根葺き用長尺折板
4はエアーパット38による吸引保持のみで吊り上げら
れており、この状態のまま着地させられる。着地後エア
ーパット38の吸引保持が解除されて屋根葺き用長尺折
板4が開放される。図6において符号31はエアータン
クを示す。なお、エアータンク31は折板吊ビーム18
内に設置しても良い。
【0021】このように、上記の構成によれば、吊上、
荷下ろし時の着脱操作を容易に行うことができるととも
に屋根葺き用長尺折板4の形状変形を防止することがで
きる。
【0022】なお、上記例では各構成要素を特定の形状
で示したが、これに限定されるものではなく、例えば形
状維持ベース36をゴム質系部材等で一体に成形するな
ど、上記の吊上移動機能を満足する範囲で適宜に設計変
更できるものである。
【0023】
【発明の効果】この発明によれば、吊上・荷下ろし時の
着脱操作を少ない作業要員で容易に行うことができると
ともに屋根葺き用長尺折板の形状変形を防止することが
でき、よって作業能率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る屋根葺き用長尺折板の吊上移動
用ホルダーの使用状態の概要側面図である。
【図2】折板吊ビームの構成単位の斜視図である。
【図3】屋根葺き用長尺折板の溝に挿入される状態の要
部正面図である。
【図4】屋根葺き用長尺折板の外面を把持した状態の要
部正面図である。
【図5】図4における概要側面図である。
【図6】屋根葺き用長尺折板をクレーンで吊り上げて屋
根上に移動させた状態の概要側面図である。
【符号の説明】
2 クレーン 4 屋根葺き用長尺折板 24 外面把持部材 36 形状維持ベース 38 エアーパット(エアー吸引部)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面凹形状に成型された屋根葺き用長尺折
    板の溝形状にほぼ沿う形状を有しクレーンに吊下げられ
    て溝内に上方から挿入される形状維持ベースと、この形
    状維持ベースに設けられ前記溝内面を吸引保持可能なエ
    アー吸引部と、前記形状維持ベースに設けられ屋根葺き
    用長尺折板の外面を把持して落下を阻止する外面把持部
    材とが備えられている屋根葺き用長尺折板の吊上移動用
    ホルダー。
JP24475992A 1992-09-14 1992-09-14 屋根葺き用長尺折板の吊上移動用ホルダー Pending JPH0692582A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24475992A JPH0692582A (ja) 1992-09-14 1992-09-14 屋根葺き用長尺折板の吊上移動用ホルダー

Applications Claiming Priority (1)

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JP24475992A JPH0692582A (ja) 1992-09-14 1992-09-14 屋根葺き用長尺折板の吊上移動用ホルダー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0692582A true JPH0692582A (ja) 1994-04-05

Family

ID=17123481

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24475992A Pending JPH0692582A (ja) 1992-09-14 1992-09-14 屋根葺き用長尺折板の吊上移動用ホルダー

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JP (1) JPH0692582A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002370889A (ja) * 2001-06-13 2002-12-24 Sumitomo Kinzoku Kozan Siporex Kk ワーク把持装置
GB2378172A (en) * 2001-06-02 2003-02-05 Tickhill Eng Co Ltd Gripper in or for a robot
KR102140888B1 (ko) * 2019-03-21 2020-08-03 이충현 주물 운반 장치

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