JPH0692533A - 画像形成装置の後処理装置 - Google Patents

画像形成装置の後処理装置

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JPH0692533A
JPH0692533A JP4243410A JP24341092A JPH0692533A JP H0692533 A JPH0692533 A JP H0692533A JP 4243410 A JP4243410 A JP 4243410A JP 24341092 A JP24341092 A JP 24341092A JP H0692533 A JPH0692533 A JP H0692533A
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JP
Japan
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envelope
paper
bin
sheet
sheets
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Pending
Application number
JP4243410A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Fujioka
哲弥 藤岡
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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Publication of JPH0692533A publication Critical patent/JPH0692533A/ja
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Packaging Of Special Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 各ビン上に仕分けして排出した用紙を封筒内
に詰め込む作業を自動的に行うことができるようにし
て、総合的な複写作業の効率化を図るようにする。ま
た、装置を小型にしたり、封筒詰め作業の信頼性を向上
させる。 【構成】 封筒詰め動作時に、ビン35上の用紙Pの両
サイドをパックユニット46,46の各上,下コロ6
5,66でそれぞれ挾持し、そのユニットを用紙Pがビ
ンのビンエンドフェンス35aを回避する位置まで上昇
させた後に、駆動装置により封筒詰めする位置まで移送
することにより、確実で信頼性の高い封筒詰めを自動的
に行う。また、ビンエンドフェンス35aを可倒式にし
てバネで略直立状態に保持すれば、それを封筒詰めの際
に封筒に向かう用紙で転倒させながら封筒詰めができる
ため、封筒詰め動作を早めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、画像形成装置から画
像が形成されて排出された用紙を仕分けして用紙積載ビ
ン(以下単にビンとも云う)に排出可能な画像形成装置
の後処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このように画像が形成されて排出
された用紙を仕分けして複数の用紙積載ビンに排出する
ことができるようにした画像形成装置の後処理装置とし
ては、例えば特開昭61−145069号公報に記載さ
れているものがある。
【0003】この後処理装置は、ビン上に排出された用
紙をクリップで挾む手段と、ビン全体を傾けてその上に
載置されている用紙を滑らして他の大型の用紙収納部分
へ移送する手段とを設けることにより、1つのビンに収
納可能な用紙枚数を超える大量の枚数をコピーした場合
でも、コピー枚数がその1ビン当たりの収納可能枚数に
達した時点でも複写動作が停止されることなくコピー動
作が続行されるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな後処理装置においては、全コピー枚数が1ビン当た
りの収納可能枚数を超える場合であっても、その収納可
能枚数に達する前にジョブ単位で用紙がクリップされて
それがビンの傾斜によって大型の用紙収納部へ移送され
るため複写機の複写動作が途中で中断されてしまうよう
なことがないので、作業者は途中でビン上の一杯になっ
た用紙を取り除いた後で再び複写動作を開始させるよう
な面倒な操作をしなくてよいだけ手間が省けて便利であ
るが、この装置によって最近特に増えつつある複写物を
封筒内に挿入する作業をさせようとしてもそれはできな
かった。
【0005】この発明は、上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、各ビン上に仕分けして排出した用紙を封
筒内に詰め込む作業を自動的に行うことができるように
して、総合的な複写作業の効率化を図るようにすること
を目的とする。また、装置を小型にしたり、封筒詰め作
業の信頼性を向上させることも目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、上述したような画像形成装置の後処理装
置において、画像形成装置から画像が形成されて用紙積
載ビン上に排出されたの用紙を封筒内に搬入する封筒詰
め手段に、用紙積載ビン上の用紙を挾持した状態で封筒
のある位置まで移送するパックユニットを設け、そのパ
ックユニットに、用紙搬送方向に対して両サイドにあっ
て用紙積載ビン上の用紙を上下からそれぞれ挾持する一
対のハンドラと、そのハンドラを用紙積載ビン上の用紙
を上下から挾持する位置とその挾持した用紙を封筒内に
搬入する位置とに移動させる駆動装置と、封筒詰め動作
時に上記一対のハンドラを用紙積載ビン上の用紙を上下
からそれぞれ挾持した状態で、その用紙が用紙積載ビン
の出入口側に形成されているビンエンドフェンスを回避
する位置まで上昇させた後に封筒内に搬入する位置まで
移送させる手段とを設けたものである。
【0007】また、用紙積載ビン上の用紙を封筒内に搬
入する封筒詰め手段に、用紙積載ビン上の用紙を挾持し
た状態で封筒のある位置まで移送するパックユニットを
設け、そのパックユニットに、紙搬送方向に対して両サ
イドにあって用紙積載ビン上の用紙を上下からそれぞれ
挾持する一対のハンドラを設けると共に、そのハンドラ
に、用紙の上面と下面にそれぞれ接離可能な対のコロ
と、その対のコロをそれぞれ回転させる1つの駆動装置
と、その駆動装置の駆動軸から上記対のコロの各回転軸
までの距離をそのコロが互いに接近・離間する移動中も
常に一定にしながら駆動力を伝える駆動力伝達機構とを
設けて画像形成装置の後処理装置を構成するとよい。
【0008】そして、その画像形成装置の後処理装置に
おいて、上記対のコロの各回転軸の回転中心が、上記駆
動装置の駆動軸を中心とする同一円周上にあるようにす
るとよい。
【0009】さらに、封筒詰め手段に用紙積載ビン上の
用紙を挾持した状態で封筒のある位置まで移送するパッ
クユニットを設け、そのパックユニットの封筒側に、封
筒詰め動作時に先端側が封筒の開口部に差し込まれるこ
とによってその開口部を開くと共に、パックユニットか
ら送り出される用紙の封筒内部へ向かう搬送路も兼ねる
封筒挿入ガイドを設けるとよい。
【0010】また、用紙積載ビンの出入口側に可倒式の
ビンエンドフェンスを設けると共に、そのビンエンドフ
ェンスを用紙積載ビン上からビンの出入口に向かう方向
に所定の大きさ以上の力が加えられたときにのみ転倒す
るように姿勢保持バネにより用紙積載ビンの用紙積載面
に対して略直立状態に保持させて画像形成装置の後処理
装置を構成するとよい。
【0011】さらに、その画像形成装置の後処理装置に
おいて、封筒詰め手段が、封筒詰め動作時に挾持して用
紙積載ビン上から移動させる用紙でビンエンドフェンス
を押し倒して、その用紙を封筒のある位置まで移送する
ように構成するとよい。
【0012】
【作用】このように構成した画像形成装置の後処理装置
によれば、封筒詰め動作時に、用紙積載ビン上の用紙の
用紙搬送方向に対する両サイドを一対のハンドラで上下
からそれぞれ挾持して、そのハンドラを用紙が用紙積載
ビンの出入口側に形成されているビンエンドフェンスを
回避する位置まで上昇させた後に、駆動装置によりその
用紙を封筒内に搬入する位置まで移送するので、確実で
信頼性の高い封筒詰めを自動的に行うことができる。
【0013】また、封筒詰め手段のパックユニットに一
対のハンドラを設け、そのハンドラに用紙の上面と下面
にそれぞれ接離可能な対のコロと、そのコロを回転させ
る1つの駆動装置と、その駆動装置の駆動軸から対のコ
ロの各回転軸までの距離をそのコロが互いに接近・離間
する移動中も常に一定にしながら駆動力を伝える駆動力
伝達機構とを設ければ、1つの駆動装置により対のコロ
を共に駆動するので装置を小型化でき、その対のコロは
駆動力伝達機構により駆動装置の駆動軸までのそれぞれ
の距離が常に一定に保たれるので、コロを接近させたと
きにその対のコロはビン上の用紙に上面と下面にそれぞ
れ同時に接し、しかも変動のない同速度で回転するの
で、挾持した用紙を搬送方向にずらすことなしに封筒内
へ確実に挿入することができる。
【0014】そして、その対のコロの各回転軸の回転中
心が、駆動装置の駆動軸を中心とする同一円周上にある
ようにすれば、その上下のコロは同一の円周上を回転軸
が共に移動するようになるので、ビン上の用紙を上下か
ら挾持した際にその挾持位置が上下で搬送方向にずれる
ことなく一致するので、より安定した状態で用紙を封筒
内に搬入することができる。
【0015】さらに、封筒詰め手段のパックユニットの
封筒側に、封筒詰め動作時に先端側が封筒の開口部に差
し込まれることによってその開口部を開くと共に、パッ
クユニットから送り出される用紙の封筒内部へ向かう搬
送路も兼ねる封筒挿入ガイドを設ければ、その封筒挿入
ガイドが封筒を開封する装置を兼ねると共に、用紙を封
筒内へ導く搬送路にもなるので、装置を小型にすること
ができながら信頼性の高い封筒詰めができる。
【0016】また、用紙積載ビンの出入口側に可倒式の
ビンエンドフェンスを設けると共に、そのビンエンドフ
ェンスを用紙積載ビン上から上記出入口に向かう方向に
所定の大きさ以上の力が加えられたときにのみ転倒する
ように姿勢保持バネにより用紙積載ビンの用紙積載面に
対して略直立状態に保持させれば、封筒詰め動作時に用
紙積載ビン上の用紙を封筒詰め手段により封筒内に搬入
する際に、その用紙をビン上からそのまま出入口側に移
送して可倒式のビンエンドフェンスを転倒させて移送す
ることができ、その封筒詰めする用紙をビンエンドフェ
ンスから回避させるために用紙の位置を上昇させたり、
ビンエンドフェンスを下降させたりしなくても済むた
め、封筒詰め動作を早く行うことができると共に省電力
になり、装置も小型で安価になる。
【0017】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1はこの発明の一実施例である画像形成装置
の後処理装置の要部を示す構成図、図2は同じくその後
処理装置を装着した画像形成装置であるデジタル複写機
を示す全体構成図である。
【0018】図2に示すデジタル複写機は、装置本体1
の上部に循環型原稿自動給送装置(RDH)2を搭載
し、左側面の上部には後処理装置となるソータ・ステイ
プラ・パッケージャ装置(以下SSP装置と呼ぶ)3
を、下部には用紙が詰められた封筒を収納する収納キャ
リア4をそれぞれ装着している。
【0019】このデジタル複写機では、画像走査部5に
よって画像処理した後の画像情報は、書き込み部6によ
るレーザ光のラスター走査により光の点の集合の形で感
光体ドラム7上に書き込まれる。そのレーザ光源として
は半導体レーザが使用されている。
【0020】また、感光体ドラム7の表面は、コロトロ
ン方式の帯電チャージャ8によって均一に負帯電され
る。そして、この負帯電された感光体ドラム7にレーザ
光が照射されて、その画像部分の電位が落とされると、
その感光体ドラム7の表面に地肌部分の電位が−750
〜−800Vで、画像部の電位が−50V程度の静電潜
像が形成される。
【0021】その静電潜像は、現像器9の現像ローラに
より−500〜−600Vのバイアス電圧が与えられる
ことによって負帯電されたトナーにより顕像化される。
その顕像化された画像は、給紙部11から給紙されて感
光体ドラム7の回転に合わせてタイミング調整された用
紙(転写紙)Pの紙面上に、転写チャージャ12によっ
て紙面の裏面側から正電位のチャージが加えられること
によって転写される。
【0022】その画像が転写された用紙は、転写チャー
ジャ12と一体に保持される分離チャージャ13により
交流除電されることによって、感光体ドラム7の表面か
ら分離される。このとき、感光体ドラム7上に残った残
留トナーは、クリーニング装置14のクリーニングブレ
ードにより感光体ドラム7の表面から掻き落とされ、そ
れが回収タンク内に収容される。そして、感光体ドラム
7の表面に残留する電位は、除電ランプ(図示せず)に
よって光が照射されることにより消去される。
【0023】その画像が転写される用紙Pは、給紙部1
1に設けられている4段の給紙カセット15A〜15D
の中から用紙サイズに応じて選択的に送り出される。す
なわち、オペレータによっていずれかの段の給紙カセッ
トが選択されてスタートキーが押されると、その選択さ
れた段の給紙コロが回転して給紙カセット内の用紙が給
紙され、それが搬送路上に設けられているコロによって
レジストローラ16のニップに突き当たるまで給送され
る。
【0024】そのレジストローラ16は、感光体ドラム
7に形成された画像の位置と用紙の位置とが一致するよ
うにタイミングをとって、それを感光体ドラム7に向け
て給送する。
【0025】このようにして用紙Pが給紙され、そこに
前述した方法によって画像が転写され、その画像(トナ
ー像)が定着ローラによって定着される。そして、その
画像が定着された用紙Pは、その後SSP装置3内に送
り込まれて通常のプリント時には直進状態の位置にある
切換爪21に案内されて排紙トレイ22上に排出され
る。
【0026】図3は、給紙部11の各給紙カセット15
A〜15Dと用紙サイズ検知手段及び封筒サイズ検知手
段を共に兼ねるサイズ検知系を説明するための斜視図で
ある。給紙部11の各給紙カセット15A〜15Dに
は、収納する各用紙サイズ又は封筒サイズにそれぞれ対
応させて形成したサイズ指示板31が取り付けてあり、
その給紙カセットを装置本体にセットすると本体側にそ
のサイズ指示板31に対応させて設けてあるサイズ検知
センサ32がそのサイズ指示板31を検知して、カセッ
ト内に入っている用紙または封筒(図3では封筒Pf を
入れてある)のサイズを検知する。
【0027】なお、給紙カセット15A〜15Dの各側
面15aには、サイズシール33を貼着してユーザがカ
セット内の収納物のサイズを一目でわかるようにしてあ
る。また、この複写機における用紙の給紙は、図2の装
置本体1の右側面に実線と仮想線で示した位置とに開閉
可能な手差しトレイ23と、その下方に設けているトレ
イ24からもできるようになっている。
【0028】そのトレイ24は、給紙カセット15A〜
15Dよりも多くの用紙や封筒をセットできるようにな
っており、図4及び図5に示すように底板25上に用紙
や封筒Pf を載置して、それを図5に示すガイドロッド
26に沿って矢示A方向にスライド可能な一対のサイド
ガイド27,28によって挾んで底板25の中央位置に
セットする。
【0029】その底板25の下側には、サイドガイド2
8の位置を検知することにより底板25上の用紙サイズ
を検知するサイズ検知装置30(例えば可変抵抗型位置
センサ)を配設し、それによって検知した値を予め記憶
させてあるサイズデータと比較して、底板25上にセッ
トされている用紙Pまたは封筒Pf のサイズを認知する
ことができるようにしている。
【0030】後処理装置となるSSP装置3は、図2に
示す装置本体1から画像が形成されて排出される用紙や
封筒等を前述したように排紙トレイ22に排出したり、
その用紙等を選択される内容に応じて仕分けして多段に
配置されている各用紙積載ビン35(以下単にビン35
と云う)上に排出したり、さらにはステイプラ47でそ
の用紙等を綴じたり、それを封筒内に送り込んだりする
役割を果す。
【0031】そのSSP装置3は、用紙を積載する複数
のビン35と、装置本体1から送出されて紙センサ11
7によって検知された用紙等を排紙トレイ22上に排出
する横搬送路41と、その横搬送路41に設けられてい
る切換爪21によって下方へ向けて案内された用紙等を
下方へ搬送する縦搬送路42と、その縦搬送路42へ送
り込まれた用紙をビン35上へ選択的に排出したりする
SSPユニット40等によって構成されている。
【0032】そのSSPユニット40は、モータと上下
のプーリとその間に張装される駆動ベルトとからなる昇
降装置43によって各ビン間を昇降され、そのSSPユ
ニット40は装置本体1内で画像が形成されて排出され
た用紙Pを図1に示すように各ビン35に仕分けして排
出する仕分排出手段となるソートガイド部44と、その
下方に設けられている封筒保持手段である封筒チャック
部45と、ビン35上の用紙Pを挾持した状態で封筒チ
ャック部45が保持する封筒のある位置まで移送するパ
ックユニット46と、そのパックユニット46に一体に
取付けられているステイプラ47等によって構成されて
いる。
【0033】すなわち、この実施例ではSSPユニット
40が、ビン35上の用紙を封筒内に搬入する封筒詰め
手段を兼ねている。縦搬送路42は、上下に設けたプー
リ49,49(図1では下方側は見えない)間に回動可能
に張装した搬送ベルト48等によって構成され、その搬
送ベルト48に接するように繰り出しベルト50を設け
ている。その繰り出しベルト50は、一端がSSPユニ
ット40のフレーム51の上端に固定され、他端側を装
置本体の固定部に回転可能に取付けられている巻き取り
ローラ52に固定して、そのローラの矢示B方向への回
転によってそれが巻き取られるようになっている。
【0034】その巻き取りローラ52は、常に繰り出し
ベルト50を巻き取る矢示B方向にバネ(図示せず)に
よって巻き取り付勢されていて、SSPユニット40が
上下方向に移動するのに合わせて繰り出しベルト50を
繰り出したり巻き取ったりして、繰り出しベルト50に
常に所定の張力を作用させてそれがたるむことなく搬送
ベルト48との間で縦搬送路42を形成するようにして
いる。
【0035】ソートガイド部44は、用紙Pを各ビン3
5に仕分け(ソート)する為の装置であり、板状部材を
共に弧状に形成した一対のソートガイド53,54の下
端付近に回動部53a,54aをそれぞれ形成し、その
各回動部53a,54aよりも上側の各可動ガイド部分
を矢示C方向に回動可能にすると共に、その各可動ガイ
ド部分にソレノイド55の可動軸を取付け、それをオン
状態にした時にその可動ガイド部分が図1に仮想線で示
す位置に移動するようにしている。
【0036】そのソートガイド53,54の回動部53
a,54aよりも下側の各端部は、フレーム51にそれ
ぞれ固定されていて、そこに形成した切欠溝内に排紙ロ
ーラ対56を干渉することなく挿入させている。
【0037】下側のソートガイド54には、図6に示す
ように前後方向に略等間隔に配設されている複数本の各
搬送ベルト48を干渉させることなくそれぞれ受け入れ
可能な切欠溝54bを形成し、それによってソートガイ
ド54が図1に実線で示す位置にある時でも搬送ベルト
48の駆動に影響を与えないようにしている。
【0038】このソートガイド部44は、用紙Pを各ビ
ン35に仕分けするときは、図7に示すようにソレノイ
ド55がオフ状態のままであるため、縦搬送路42の搬
送ベルト48によって下方へ搬送されてきた用紙Pは図
示の位置にあるソートガイド53,54の間に送り込ま
れ、それが排紙ローラ対56によって指定されたビン3
5上に排出される。
【0039】また、縦搬送路42へ搬送された用紙が封
筒であり、それを封筒チャック部45へ搬送するときに
は、今度はソレノイド55がオン状態になるためソート
ガイド53,54は共に図8に示す位置に回動部53
a,54aを中心に回動して縦搬送経路内から待避し、
下側に位置するソートガイド54の背面(下面)と搬送
ベルト48とによって封筒を下方へ搬送する搬送経路が
形成される。したがって、縦搬送路42を下方へ搬送さ
れる封筒Pf は搬送ベルト48によって封筒チャック部
45へ搬送される。
【0040】その封筒チャック部45は、図10に示す
ように上,下方向に互いに圧接して回転可能に軸支され
た一対のチャックコロ59と60(ローラであってもよ
い)とからなり、そこにはそのコロのニップ部に封筒P
f を案内する封筒ガイド57,58と、そのニップ部の
搬送上流側に配設された封筒検知用センサ62とが設け
られていて、その下側のチャックコロ60の一部に弾性
変形可能なシート状の開封部材となる開封マイラー61
の一部を当接させている。そして、これらの部品がユニ
ット状態でフレーム51(図1)に取付けられていて、
ソートガイド部44と共に上下動する。
【0041】開封マイラー61は、上下のチャックコロ
59,60によって保持される封筒Pf の開口部内に一
部を挿入させることによって封筒を開封し得る位置に配
設してある。そして、このソートガイド部44及び封筒
チャック部45等からなるSSPユニット40が、一対
のチャックコロ59と60の間に挾持した封筒内に用紙
が詰められた後下降し、その封筒が収納キャリア4(図
2)の挿入口付近に達した時に、チャックコロ59,6
0を順方向に回転させて封筒を封筒排出口から収納キャ
リア4内へ落下させ、所定の縦ビン内に収納する。
【0042】そのチャックコロ59,60は、略垂直方
向に配置されて互いに圧接しており、その間に封筒を挾
持すると共にその挾持した封筒を排出する排出コロ(排
出ローラ)としても機能する。また、封筒ガイド57,
58は、縦搬送路42上の用紙が移送される位置へ封筒
Pf を案内してチャックコロ59と60のニップ部へ導
くと共に、そのチャックコロ59,60に達した封筒P
f をさらに下方へ導き、その際に封筒を下側のチャック
コロ60に略沿わせて案内する。
【0043】開封マイラー61は、例えば薄いフィルム
状の樹脂材で形成され、それがチャックコロ60に近接
して配設されてその上端側が固定されており、通常は下
端部より少し上側の部分を下側のチャックコロ60に材
料自身の持つ弾性力によって所定の加圧力で当接させて
いるが、用紙を封筒内へ案内する際には図11に示すよ
うに下端61a側を封筒の開口部Pon内に挿入して、パ
ックユニット46によって移送される用紙Pをその開口
部Pon内に導く。
【0044】封筒チャック部45は、図8に示すように
封筒Pf が搬送ベルト48によって下方へ向けて搬送さ
れてくると、それを封筒ガイド57,58によってチャ
ックコロ59,60間に案内する。次にその封筒Pf
は、図8の矢示方向にそれぞれ回転するチャックコロ5
9,60の搬送力によってチャックコロ60と開封マイ
ラー61の間へ図9に示すように送られる。
【0045】そして、封筒Pf のフラップ(封筒代)P
fcの部分が図10に示すようにチャックコロ59,60
によって互いに挾持される位置になった時にセンサ62
がフラップPfcの端部の通過を検知すると、チャックコ
ロ59,60は回転を停止するため封筒Pf が停止す
る。この時、封筒Pf の開口部Ponは同図に示すように
開封マイラー61の下端61aよりも下側に位置する。
【0046】次に、チャックコロ59,60が矢示E方
向にそれぞれ逆回転を始め、封筒Pf がスイッチバック
して縦搬送路42を昇るようになる。その際、開封マイ
ラー61は自己の弾性力によって下端側が封筒のフラッ
プPfcの部分に接しているので、その開封マイラーの下
端61aが図11に示すように封筒の開口部Pon内に入
り込む。この状態で、チャックコロ59,60の逆回転
が停止されて封筒Pfの上昇が止まる。
【0047】したがって、封筒Pf は、図12に示すよ
うに開封マイラー61の下端61aが封筒Pf の開口部
Pon内に挿入された開封状態にセットされる。パックユ
ニット46は、図1に示すようにビン35上の用紙を上
下からそれぞれ挾持する一対のハンドラを構成する上パ
ック部63と下パック部64とからなり、その上パック
部に上コロ65を、下パック部に下コロ66をそれぞれ
設けると共に、その対の上,下コロ65,66を用紙の
上面と下面に接離可能にしている。
【0048】また、そのパックユニット46の上,下パ
ック部63,64の同図で右端側の封筒側に、送り出さ
れる用紙を封筒内へ案内するための封筒挿入ガイド6
7,68を回動可能に取付け、それらを弱いバネによっ
て先端側が互いに接近するように付勢して、束状の用紙
Pがそこを通過する際にはそれらが押し開かれて用紙が
大きな抵抗を受けることなく搬送されるようにしてい
る。
【0049】そして、このパックユニット46は、図1
3に示すようにビン35を挾むように前後に一対、すな
わち用紙搬送方向に対して両サイドに設けられており、
ビン35の後端側(右方)に形成されているビンエンド
フェンス35aを切り欠いた両側の切欠部35b,35
c内を後述する機構によって上下方向に移動できるよう
になっていて、図14に示すようにその両側の一対の各
上コロ65と下コロ66との間でビン35上の用紙Pを
挾持できるようになっている。
【0050】また、この各パックユニット46は、図1
に示すパックブラケット69に取付けられていて、それ
が軸71を支点にして同図に仮想線で示す位置まで矢示
F方向に回転移動できるようになっている。
【0051】さらに、この一対のパックユニット46
は、ラックとピニオンを用いた機構によって互いに接近
離間可能に設けられていて、図13のビン35の切欠部
35b,35cから外側に退避したり、それが接近した
りできるようになっていて、図1の上,下のパック部6
3,64の間が閉じたり開いたりすることによって上コ
ロ65と下コロ66が互いに接近・離間するようにもな
っている。そして、このパックユニット46,46は、
用紙Pがビン35上に排出されるとその度に用紙Pを両
側縁から挾むように接近して用紙を中央基準に位置決め
するサイドジョガーの役割を果たす。
【0052】さらに、その中央に寄せた用紙を上,下の
コロ65,66を互いに接近させて上コロ65を用紙上
面に接触させて、上,下のコロ65,66を共に用紙を
ビン35の用紙送出端側に形成されているビンエンドフ
ェンス35a側に寄せる方向に回転(この実施例では下
コロ66は用紙下面に接していないので空転する)さ
せ、用紙の先端がビンエンドフェンス35aに突き当た
るまで移動させて用紙の先端を揃える。すなわちエンド
ジョガーとしての役割も果たす。また、この対の上,下
コロ65,66は、その間に挾持した用紙を封筒内に送
り出す用紙送り出しも行う。
【0053】図15はパックユニット46の主要部を示
す斜視図である。上コロ65は上パック部63に内蔵さ
れていて、その下側の部分のみを露出させている。ま
た、下コロ66は下パック部64に内蔵されていてその
上側の部分のみを露出させている。その上パック部63
は、側面の一部を突出させてそこにめねじ部63aを上
下方向に形成し、そのめねじ部63aに上下送りネジ7
2をかみ合わせている。
【0054】その上下送りネジ72の下端には、ウォー
ムホイール73を固定し、そこにモータ74の回転軸に
固定したウォーム77を図16にも示すようにかみ合わ
せている。なお、図15では図示を省略しているが、上
下送りネジ72は下パック部64に回転自在に軸支され
ている。
【0055】したがって、モータ74を正逆両方向に回
転させると、上パック部63が上コロ65と共に上下動
する。上コロ65は、図16に示すように回転軸75A
の一端に固定されており、その回転軸75Aが上パック
部63に回転可能に取付けられている。同様に、下コロ
66が図17に示すように回転軸75Bの一端に固定さ
れていて、それが下パック部64(図15)に回転可能
に取付けられている。
【0056】その回転軸75Aの他端にはギヤ76を、
下側の回転軸75Bの他端にはギヤ78をそれぞれ固定
している。そして、そのギヤ76が中間ギヤ79にかみ
合い、その中間ギヤ79が駆動ギヤ81にかみ合ってい
る。一方、下コロ66側のギヤ78は、中間ギヤ82に
かみ合い、それがさらに中間ギヤ83にかみ合って、そ
の中間ギヤ83が駆動ギヤ81にかみ合っている。そし
て、その駆動ギヤ81が駆動装置であるチャックモータ
84の回転軸に固定されている。
【0057】そして、ギヤ76とギヤ78は歯数を同じ
にしているため、チャックモータ84の回転によってそ
れらは常に同一の回転数で互いに逆方向に回転する。し
たがって、そのギヤ76と回転軸75Aを介して一体の
上コロ65と、ギヤ78と回転軸75Bを介して一体の
下コロ66とが、1つのチャックモータ(駆動装置)8
4によって用紙の送り出し方向に同一の回転数でそれぞ
れ回転する。
【0058】パックユニット46には、図16に簡略化
して示すように、ビン35上に積載された用紙を綴じる
手段であるステイプラ47がビンエンドフェンス35a
(図13)寄りに一体に取付けられている。そのステイ
プラ47は、図18に示すステイプルモータ10と図示
しない減速ギヤによって連結された軸17を中心にして
回転する偏心カム18の回転によって針打部19を打ち
降ろし、針出口38に移動されて打ち出された綴じ針2
0を用紙等に打ち込んで、その針の先端を針曲座29に
よって折り曲げてステイプル動作を完了させるものであ
る。
【0059】その綴じ針20の針出口38への移動は、
送り出しベルト37の回動によって行われ、その送り出
しベルト37はステイプルモータ10の回転力が図示し
ない減速ギヤを介して伝達される送り出しプーリ34と
プーリ39との間に張装されている。
【0060】上,下コロ65,66をそれぞれ支持する
回転軸75A,75Bは、図19に示すように共にパッ
クブラケット69の垂直面に形成した垂直ガイド溝69
a内に直線移動可能に係合されていて、その回転軸75
Aの一端に固定されているギヤ76にかみ合う駆動力伝
達機構を構成する各ギヤ群、すなわち中間ギヤ79と駆
動ギヤ81がギヤ76と共に上ギヤ支持板85に回転自
在に支持されていて、駆動ギヤ81からの回転力がギヤ
76にスムーズに伝達されるようになっている。
【0061】また、下側の回転軸75Bの一端に固定さ
れているギヤ78にかみ合う中間ギヤ82,83と駆動
ギヤ81が、同様にギヤ78と共に下ギヤ支持板86に
回転自在に支持されて駆動力伝達機構を構成していて、
駆動ギヤ81からの回転力がギヤ78にスムーズに伝達
されるようになっている。
【0062】駆動ギヤ81は、駆動装置であるチャック
モータ84(図17)によって回転され、その中心部分
を固定支持する軸(駆動軸)87がパックブラケット6
9に垂直ガイド溝69aに直交させて形成した水平ガイ
ド溝69b内に直線移動可能に係合されている。
【0063】そして、上記の各ギヤ群からなる駆動力伝
達機構により、軸87から対のコロである上,下コロ6
5,66の各回転軸75A,75Bまでの距離を、その
上,下コロ65,66が互いに接近・離間する移動中も
常に一定にしながらチャックモータ84からの駆動力を
回転軸75A,75Bに伝える。
【0064】このパックユニット46は、パックブラケ
ット69に取付けられているモータ74(図15)を回
転させると、上下送りネジ72がウォーム77、ウォー
ムホイール73を介して回転し、その上下送りネジ72
にめねじ部63aがかみ合う上パック部63が上下動す
る。
【0065】この際、ギヤ76が上昇した場合には、そ
のギヤ76と駆動ギヤ81は上ギヤ支持板85によって
連結されているので、駆動ギヤ81は水平ガイド溝69
b内を矢示G方向に移動し、それに伴って下ギヤ支持板
86によって駆動ギヤ81と連結されている下側のギヤ
78が垂直ガイド溝69a内を下方へ移動して、回転軸
75Bが下コロ66と共に下降する。
【0066】また、モータ74が上パック部63が下降
する方向に回転した場合には、上記の場合と逆に上,下
ギヤ76,78が互いに接近して駆動ギヤ81が矢示G
と反対方向に移動する。このように、上コロ65と下コ
ロ66が互いに開く方向に上下移動するときには、図2
0に示すように駆動ギヤ81の軸87は上,下コロ6
5,66と一体のギヤ76,78に近づく矢示G方向に
移動する。
【0067】また、その上,下コロ65,66が互いに
閉じる方向に上下移動するときには、図21に示すよう
に軸87はそれらのコロから遠ざかる矢示Q方向に移動
する。これらの動作時には、対の上,下コロ65,66
の回転軸75A,75Bが、互いの回転軸の軸芯を結ん
だ直線上をそれぞれ移動する。また、その回転軸75
A,75Bの各軸芯とギヤ81の軸87の軸芯との距離
L1 ,L2 は、上コロ65及び下コロ66の位置に係ら
ず常に一定となる。
【0068】このことから、上,下コロ65,66の各
回転軸75A,75Bの回転中心は、図21に示すよう
に駆動装置であるチャックモータ84の軸(駆動軸)8
7を中心とする同一円周R3 上にあり、チャックモータ
84の軸87の軸心Oは、対の上,下コロ65,66の
回転軸75A,75Bの軸芯を互いに結んだ直線Lの垂
直2等分線L3 上を移動することになる。
【0069】そして、この実施例では、その上,下コロ
65,66の軸芯を互いに結んだ直線Lが、図1のビン
35上の用紙面に対して垂直になるようにしてある。し
たがって、チャックモータ84の軸87は、そのビン3
5上の用紙面と平行に移動する。
【0070】パックユニット46は、図19に示すよう
にパックブラケット69の下部に軸71を水平方向に嵌
入させ、ユニット全体をその軸71に沿って矢示K方向
に移動可能にし、同様に対向する他方側のパックユニッ
ト46(図14参照)も移動可能にしている。
【0071】その軸71は、両端(図19では片側のみ
図示している)が移動フレーム91に固定されており、
その移動フレーム91は装置本体固定部に垂直に固定さ
れるガイドロッド92に両端の張出部91aに形成した
孔部91bが上下動可能に嵌入されていて、その張出部
91aの一側縁を装置本体固定部に回転可能に取付けら
れている昇降装置43を構成する上下のプーリ94(上
側のみ図示)間に張装される駆動ベルト93の一部に固
定している。
【0072】したがって、パックユニット46は、駆動
ベルト93を正逆両方向に回動させることによって移動
フレーム91と一体で上下移動し、その移動フレーム9
1には図1で説明したソートガイド部44と封筒チャッ
ク部45もフレーム51を介して(直接であってもよ
い)取付けられているので、それらが全て一体で上下移
動する。
【0073】また、このパックユニット46は、ビン3
5上の用紙を上下からそれぞれ挾持する一対のハンドラ
として機能する上,下コロ65,66を、回転軸75
A,75B等を介して保持するパックブラケット69を
駆動装置によって移動させることにより、図1に実線で
示すビン35上の用紙を上下から挾持する位置とその挾
持した用紙を封筒内に搬入する仮想線で示す位置とに軸
71を支点として所定角度回転移動できるようにしてい
る。
【0074】その上,下コロ65,66をパックブラケ
ット69を介して回動移動させる駆動装置は、例えばモ
ータの回転軸に固定した回転板に連結されて往復運動す
るリンクロッドの一端をパックブラケット69にボール
ジョイント等を使用して連結し、そのリンクロッドを移
動させることによってパックブラケット69を軸71を
支点にして回転移動させるものであったり、その軸71
のパックブラケット69が移動する範囲の全てにスプラ
インを形成し、その軸端にスパーギヤを固着してそのギ
ヤに駆動力を伝達して軸71を回転させることによって
パックブラケット69を回動させる機構、さらにはロー
タリーソレノイドを使用した機構等によってできる。
【0075】なお、パックユニット46の図19の矢示
K方向への移動は、移動フレーム91内の両端に回転可
能に取付たプーリ95,95(一方のみ図示)間に張装
した駆動ワイヤ96によって行われ、そのワイヤ96の
一部がパックブラケット69に固定されていて、そのワ
イヤ96が図示しないジョガーモータによって正逆両方
向に回動される。
【0076】次に、上,下コロ65,66について図2
2〜図25を参照して説明する。上コロ65は、図22
に示すように回転軸75Aの外周に筒状のゴム97を固
着してその外径をD1 とし、さらにその外周面に円周方
向の溝を間隔を置いて形成し、その各溝にゴム97に比
して摩擦係数が小さく且つ直径の大きなリング部材であ
る環状のウレタン98を、図23に示すように係合させ
て固定している。
【0077】また、下コロ66は、図24に示すように
回転軸75Bの外周に筒状のゴム99を固着してその外
径をD2 としている。この外径D1 とD2 は略同一であ
り、以下に示す条件の時に各コロの中心から紙面までの
距離(半径)R1,R2がR1 =R2となるようにD1
,D2 を設定している。
【0078】すなわち、ビン35上に排出された用紙
を、上,下コロ65,66の間に挾持して封筒内に送り
出す用紙送り出しモード時には、図25に示すように上
コロ65と下コロ66は互いに接近する方向に移動し
て、所定の圧力が用紙Pに加わるような「送り出しモー
ドポジション」に位置決めされて用紙Pを矢示方向に搬
送する。
【0079】このとき、用紙Pにウレタン98の部分が
圧接して変形した状態になっているときの上コロ65の
半径R1と下コロ66の半径R2の関係はR1=R2に
なるように前述の上,下コロ65,66の外径D1 ,D
2 をそれぞれ設定している。
【0080】ところで、上コロ65と下コロ66のポジ
ションには、前述した「送り出しモードポジション」の
他に、ビン35上の用紙の先端をビンの用紙送出端側に
形成されているビンエンドフェンス35a(図1参照)
に突き当てて揃える「寄せモードポジション」がある。
【0081】そして、この各ポジションは、図15の上
パック部63と下パック部64の位置、すなわち上,下
コロ65,66の間の開閉量(寄せモードの方が広い)
で決まり、それはモータ74の回転量によって決定され
る。
【0082】なお、この「寄せモードポジション」と
「送り出しモードポジション」はビン上にある用紙の枚
数によってその都度異るが、その用紙の枚数に対応した
モータ74の回転量をその都度制御部のROMに記憶さ
せてある用紙枚数と回転量との関係を示したデータを読
み出すことによって常に最適なポジションが得られる。
【0083】このパックユニット46,46は、封筒内
に用紙等を挿入するパックモードが選択されると、封筒
詰め動作を開始してそれらが互いに図14に示す位置で
モータ74(図15)が回転されることによって一対の
ハンドラの各上,下コロ65,66が互いに接近してそ
の間に用紙P(ステイプル綴じされているときには用紙
束の状態)を挾み込んで固定する。
【0084】次に、図19の駆動ベルト93が矢示M方
向に回動されてパックユニット46が上昇し、挾持した
用紙Pの下面が図26に示すようにビン35の出入口側
に形成されているビンエンドフェンス35aの上端を越
えてそれを回避する位置まで上昇すると、その上昇が停
止される。
【0085】その後、図27に示すようにパックユニッ
ト46を軸71を中心にして回動させて先端側の封筒挿
入ガイド67,68を、図11及び図12で説明した封
筒チャック部45において開口部Ponが開かれた状態に
ある封筒Pf の開口部Ponまで移動させ、その封筒挿入
ガイド67,68を開封マイラー61の上部または封筒
の開口部Pon内まで移動させる。
【0086】この状態で、パックユニット46の上コロ
65と下コロ66を図27の矢示方向(送り出し方向)
にそれぞれ回転させ、その間に挾持している用紙Pを封
筒挿入ガイド67,68を用紙搬送路の一部として封筒
Pf 内へ図28に示すように挿入する。
【0087】このように、この実施例では、封筒Pf を
用紙が移送される位置へ封筒ガイド57,58によって
案内してそれをチャックコロ59,60によって保持
し、その保持状態にある封筒Pf の開口部Pon内に開封
マイラー61の下側を挿入して、パックユニット46に
よって移送される用紙Pをその封筒Pf の開口部内へ挿
入する。
【0088】なお、封筒詰め動作時において、封筒挿入
ガイド67,68の先端側が封筒Pf の開口部Ponに差
し込まれることによってその開口部Ponを開くと共に、
その封筒挿入ガイド67,68がパックユニット46か
ら送り出される用紙の封筒内部へ向かう搬送路も兼ねる
ようにしてもよい。
【0089】また、この実施例では、パックユニット4
6を昇降させる昇降装置43と、そのパックユニット4
6を所定の位置に昇降する制御を行う後述する制御装置
120と、パックユニット46を封筒詰め位置まで移動
させる駆動装置とが、一対のハンドラである上パック部
63と下パック部64をその間に用紙を挾持した状態
で、その用紙がビンエンドフェンスを回避する位置まで
上昇させた後に封筒内に搬入する位置まで移送させる手
段として機能する。
【0090】図29は、各種のモードを選択したり種々
のコピー条件を設定する際に使用する各種の操作キーが
設けられている操作パネル100の主要部分を示す平面
図である。
【0091】操作パネル100には、図29で上部右方
に用紙を封筒内に自動的に詰めさせるパックモードを選
択する際に押すパッケージキー101と、コピーした用
紙を仕分けしてビン35上に排出するソートモードを選
択する際に押すソートキー102と、ビン35上の用紙
を綴じるステイプルモードを選択する際に押すステイプ
ルキー103とが設けられており、その左方には用紙を
封筒内に詰めることができる封筒サイズや、詰めること
ができる封筒がない場合等にそれを表示する表示部10
4が設けられている。
【0092】また、パッケージキー101の下方には、
コピー枚数を指示したり、封筒に詰める用紙枚数を入力
したり、さらには原稿循環モードを選択する際等にも使
用する10個のテンキー105(用紙枚数を入力する手
段となる)が配設されており、その下段にはストップ・
クリアキー106が、その右方にはエンタキー107
が、さらにその上にはコピーをスタートさせる際に押す
スタートキー108がそれぞれ設けられている。
【0093】さらに、表示部104の下方には、用紙・
封筒選択キー109a〜109eと、その5個の各選択
キーにそれぞれ対応させて各トレイを描いたイラストと
その下に左右2個のランプをそれぞれ配設した用紙・封
筒表示部110とが設けられており、選択したものが封
筒である場合にはその右側のランプが緑色に点灯すると
共にその下に封筒サイズが表示される。
【0094】また、選択したものが用紙(転写紙)であ
る場合にはその左側のランプがオレンジ色に点灯すると
共にその下に用紙サイズが表示される。なお、用紙・封
筒選択キー109eの下側に設けられているキーは封筒
選択モード切換キー111であり、ビン35上の用紙を
封筒詰めする際の最適なサイズの封筒を自動選択させる
場合とオペレータが封筒サイズを自由に選択できるよう
にするモードを選択する際等に押す。
【0095】ところで、この複写機では、給紙部11か
ら給紙される用紙を収納可能な封筒サイズと装置本体1
にセットされている封筒との照合で用紙を収納可能なサ
イズの封筒が複数あるときは、その中で最小サイズの封
筒を自動的に選択する封筒自動選択モードと、その収納
可能なサイズの封筒の全てを表示部104に表示する封
筒オペレータ選択モードと、その収納可能なサイズの封
筒を用紙封筒表示部110のイラスト図を点滅させるこ
とによって知らせる封筒オペレータ支援モードとを、封
筒選択モード切換キー111を押すことによって選択で
きるようになっている。
【0096】これらの制御は全て図30に示す制御装置
120によって行われる。その制御装置120は、装置
本体1内の作像系の制御を行うメイン制御ボード130
と、ソート,ステイプル,パッケージ等の動作制御を行
うSSP制御ボード140とからなっている。
【0097】そのメイン制御ボード130は、各種判断
及び処理機能を有する中央処理装置(CPU)と、装置
本体1(図2)内の各種駆動系を制御するために必要な
プログラムを含む各処理プログラム及び固定データを格
納したROMと、処理データを格納するデータメモリで
あるRAMと、入出力回路(I/O)とによって構成され
ている。
【0098】そして、そのメモリであるROM内には、
例えば表1に示すような用紙・封筒サイズ適合表が記憶
されている。この適合表は、各用紙サイズと各封筒サイ
ズをパラメータに取ったマトリックスの表になってい
て、各封筒サイズと各用紙サイズの適不適(用紙の封筒
内への収納の可否)と、各封筒サイズに収納可能な用紙
枚数と、各用紙サイズに最適な封筒サイズのデータがそ
れぞれ記憶させてある。
【0099】なお、表1は用紙・封筒サイズ適合表の1
例であり、この他に別の封筒サイズに対する適合表も記
憶させてある。このように、この実施例では、ROM
(メモリ)内にサイズ検知装置30及びサイズ検知セン
サ32が検知した用紙サイズに対してそれを収納し得る
封筒サイズを判断するための判別データを記憶させてあ
る。
【0100】また、その判別データ内に、画像形成に使
用されるサイズの用紙を封筒詰めするのに最適な封筒サ
イズや各封筒内に収納可能な用紙枚数を各用紙サイズ毎
にそれぞれ記憶させてある。
【0101】
【表1】
【0102】メイン制御ボード130は、給紙部の各給
紙カセット15A〜15D(図2)にそれぞれ設けられ
ている各サイズ検知センサ32及びトレイ24に設けら
れているサイズ検知装置30から用紙サイズあるいは封
筒サイズに対応して出力されるセンサ信号をそれぞれ入
力すると共に、その他の同期検知センサ,ペーパエンド
センサ等の各種センサ類からセンサ信号をそれぞれ入力
し、各種放電装置,現像モータ,高圧電源,ポリゴンモ
ータ,書き込み部6の半導体レーザ,定着装置,感光体
を駆動するモータ等の各種負荷類をON/OFFするタ
イミングを決定して、全体のシーケンス動作を行う。
【0103】さらに、このメイン制御ボード130は、
操作パネル100(図29)に設けられている各種キ
ー,スキャナ制御ボード122,RDH制御ボード12
3にそれぞれ接続されおり、さらに外部インターフェー
ス124を介してパソコン125に接続されている。そ
して、これらの各制御ボードとは双方向通信可能になっ
ていてコマンドのやり取りを行うようになっている。
【0104】なお、スキャナ制御ボード122と外部イ
ンターフェース124は、画像データの出力も受ける。
SSP制御ボード140は、メイン制御ボード130と
同様に各種判断及び処理機能を有する中央処理装置(C
PU)と、SSP装置3(図2)内の各種駆動系を制御
するために必要なプログラムを含む各処理プログラム及
び固定データを格納したROMと、処理データを格納す
るデータメモリであるRAMと、入出力回路(I/O)と
によって構成されている。
【0105】そして、このSSP制御ボード140は、
メイン制御ボード130に接続されていてその間でシリ
アル通信が可能であり、そのメイン制御ボード130か
ら送られてくるコマンドにより動作をするようになって
いる。このSSP制御ボード140は、封筒検知用セン
サ62(図1も参照),SSPユニット40の上下方向
・左右方向の各ホームポジションを検知する各ホームポ
ジションセンサ,収納キャリア4(図2参照)の装着状
態を検知するセンサ,SSPユニット40内へ送り込ま
れた用紙を検知する紙センサ117(図1)、更にはそ
の収納キャリア4へ排出し損ねた封筒等を検知するセン
サ等の各センサから各種の検知信号をそれぞれ入力す
る。
【0106】そして、縦搬送路42を構成する搬送ベル
ト48が張装されるプーリ49を回転させるモータ14
1を駆動する搬送ベルト駆動ドライバ142,封筒チャ
ック部45のチャックコロ駆動用のモータ143を回転
させるチャックコロ駆動ドライバ144,ビン35上の
用紙サイズに合わせて一対のパックユニット46,46
を接近・離間させるモータ145を駆動するジョガー駆
動ドライバ146にそれぞれ駆動信号を出力する。
【0107】また、SSPユニット40(図1)を上昇
及び下降させるモータ147を回転させるユニット昇降
ドライバ148,ビン35上の用紙を上コロ65を下降
させて下コロ66との間で挾持させるためのモータ74
を駆動するモータ駆動ドライバ149,その上,下コロ
56,66を回転させるチャックモータ84を駆動する
モータ駆動ドライバ151の各ドライバにそれぞれ駆動
信号を出力する。
【0108】さらに、このSSP制御ボード140は、
収納キャリア4内に多数設けられている縦ビンの位置を
移動させて用紙が詰められた封筒を所望の縦ビン上に排
出させるようにするためのモータ152を駆動するキャ
リアモータ駆動ドライバ154,ステイプラ47(図1
8)を作動させるステイプルモータ10を駆動するステ
イプラ駆動ドライバ153の各ドライバにそれぞれ駆動
信号を出力する。
【0109】ところで、このデジタル複写機では、前述
したように封筒自動選択モードと封筒オペレータ選択モ
ードと封筒オペレータ支援モードとを選択できるように
なっている。そこで、オペレータが図29の封筒選択モ
ード切換キー111とパッケージキー101を押して封
筒詰めモード(パックモード)を選択すると封筒自動選
択モードになり、給紙される用紙サイズに応じて、表1
の「適」マークが付けられているサイズの封筒が自動的
に選択される。
【0110】つまり、コピーしようとする原稿サイズに
応じて自動的に用紙(転写紙)サイズが選択される用紙
自動選択、あるいはオペレータが用紙・封筒選択キー1
09a〜109e(図29)により選択した用紙サイズ
に応じて表1の「適」マークの封筒が選択される。
【0111】そして、もし「適」マークのサイズの封筒
(用紙を収納可能な最小サイズの封筒)がなかった場合
には、それよりも1ランク大きいサイズの封筒が自動的
に選択される。さらに、もし用紙を収納可能なサイズの
封筒が無かった場合には、図29の表示部104に「パ
ッケージできる封筒がセットされていません」と表示さ
れ、封筒詰めモードが自動的に解除される。
【0112】また、封筒詰めモード且つスタックモード
を選択して、図29のテンキー105によりコピー部数
を入力すると、表1の用紙・封筒サイズ適合表により使
用する用紙のサイズと部数が照合され、表に示す部数以
上のコピー部数がテンキー105によって入力されてい
る場合には、表示部104に「コピー部数が多すぎてパ
ッケージできません」と表示され、封筒詰めモードが自
動的に解除される。
【0113】また、封筒詰めモード且つソートモードを
選択すると、表示部104に「原稿枚数を入力してくだ
さい」と表示される。そこで、オペレータが原稿枚数を
テンキー105とエンタキー107で入力すると、表1
の用紙・封筒サイズ適合表が再び照合され、表に示す枚
数以上の原稿枚数が入力された場合は表示部104に
「原稿枚数が多すぎてパッケージできません」と表示さ
れ、封筒詰めモードが自動的に解除される。
【0114】一方、封筒選択モード切換キー111を操
作して封筒オペレータ選択モードを選択すると、封筒自
動選択モードの場合と同様に原稿サイズに応じて自動選
択された用紙サイズ、あるいはオペレータが選択した用
紙サイズに応じて、表1の用紙・封筒サイズ適合表から
用紙を封筒内に収納可能な封筒サイズが検索され、該当
する封筒サイズが全て表示部104に表示される。例え
ば、用紙サイズがA4である場合には、表示部104に
「封筒サイズは24×33または27×38を選んで下
さい」と表示される。
【0115】さらに、この複写機にもう一つ設けられて
いる封筒オペレータ選択支援モード(例えば封筒選択モ
ード切換キー111を2度押すと選択できる)において
は、オペレータが封筒詰めモードを選択すると、上記各
選択モードの場合と同様に自動あるいはオペレータ選択
による用紙サイズに応じて、表1の用紙・封筒サイズ適
合表からパック可能な封筒サイズが検索され、装置本体
にセットされている封筒サイズの中でパック可能な封筒
サイズを照合して、合致する封筒サイズを収納している
全ての給紙カセットあるいはトレイに対応する図29の
用紙封筒表示部110に描かれているイラスト図を点滅
させる。
【0116】したがって、オペレータはその点滅してい
る封筒サイズの中から使用する封筒を自由に選択するこ
とができる。しかしながら、表1の用紙・封筒サイズ適
合表の中に用紙サイズに応じたパック可能な封筒サイズ
が無いとき、または装置本体にセットされている封筒サ
イズの中で用紙をパック可能な封筒サイズがないときに
は、表示部104に「パッケージできる封筒がセットさ
れていません」と表示され、封筒詰めモードが自動的に
解除される。
【0117】図31は、このデジタル複写機の駆動系各
部の動作タイミングと各種センサの検知タイミングを示
したタイミング図である。このタイミングチャートは、
ソート,ステイプル,パッケージを行うモードを選択し
て4枚の原稿を2部コピーする時のものである。
【0118】この複写機は、装置本体1からSSP装置
3内に用紙が送出されてそれを紙センサ117が検知す
ると、図1の切換爪21の位置を切換える排紙切り換え
ソレノイドがオン状態になって縦搬送路42の搬送ベル
ト48を駆動するモータ141及びSSP装置3内の搬
送系を駆動する搬送ローラ駆動モータがそれぞれオン状
態になる。したがって、1枚目の用紙P1 は縦搬送路4
2を搬送ベルト48に沿って下方へ搬送されて最下段の
ビン35に排出される。
【0119】その後、SSPユニット40を昇降させる
モータ147をユニットの上昇側に回転させてそれを下
から2番目のビンの位置まで移動させ、そこに2枚目の
用紙P2 を排出させる。そして、そのビンの位置で3枚
目の用紙P3 を排出させた後SSPユニット40は再び
最下ビンの位置まで下降して、そこで4枚目の用紙P4
を排出する。
【0120】その後、1通目の封筒Pf1を紙センサ11
7が検知し、その所定時間t1 後にオン状態にあった搬
送ローラ駆動モータがオフになり、そのタイミングでソ
レノイド55がオンになり、チャックコロ駆動用のモー
タ143が正回転する。したがって、1通目の封筒Pf1
は図8で説明したように封筒チャック部45へ向けて搬
送される。
【0121】そして、その封筒Pf1の後端(図8で上端
側)を封筒検知用センサ62(図1)が検知すると、その
所定回転後にモータ143が停止し、今度は所定量だけ
逆回転(CCW)をするため、図11及び図12で説明
した開封状態になる。なお、このモータ143の逆回転
量は、パルス制御されており正確な開封送り量となる。
【0122】また、図31に示すようなタイミングで、
一対のパックユニット46,46を接近・離間させるジ
ョガー用のモータ145が用紙サイズに対応した量だけ
回転して用紙の幅方向を揃え、さらにチャック用のモー
タ74を時計回り方向(CW)に回転させて上,下のコ
ロ65,66(図26)の間にビン35上の用紙P1,P
4 を挾持する。
【0123】その後、ステイプラ駆動用のモータ10が
オンし、ステイプル動作が行われて上,下のコロ65,
66によって挾持されている用紙P1 ,P4 が綴じら
れ、その後で図示しないロータリーソレノイド(パック
ユット46を図1の実線と仮想線で示す位置とに移動さ
せる駆動源にしている場合)がオンして、パックユニッ
ト46が図27に仮想線で示す位置まで移動し、上,下
のコロ65,66を回転させるチャックモータ84がオ
ンして用紙P1 ,P4 を封筒Pf1内に送り込む封筒詰め
を行う。そして、その作業が完了すると、チャックコロ
駆動用のモータ143が正回転し、用紙が詰められた封
筒Pf1を収納キァリア4(図2)内へ排出する。
【0124】そして、チャックモータ84が略停止する
タイミングで、ビン上段側の用紙P2 ,P3 を封筒詰め
すべくジョガー用モータ145及びチャックコロを接近
・離間させるモータ74が離間側(CCW回転)に回転
すると共に上,下コロ65,66が開き、モータ147
がSSPユニット40を上昇させる側に回転してSSP
ユニット40が上昇して2通目の封筒Pf2を受け取る準
備をする。
【0125】そして、2通目の封筒Pf2が、センサ62
により検知された検知信号によって1通目の封筒Pf1の
時と同様のシーケンスで、その封筒Pf2内へ上段側のビ
ンに載置されている用紙P2 ,P3 が封筒詰めされて、
それが収納キァリア4内へ搬送される。
【0126】そして、1ジョブ終了すると、収納キャリ
ア4内に多数設けられている縦ビンの位置を移動させて
用紙が詰められた封筒を所望の縦ビン上に排出させるよ
うにするためのモータ152(図31では図示を略して
いる)が回転してキャリア内の縦ビンの位置が移動し、
封筒が指定された縦ビンへソートされる。そして、その
後で各モータがオフ状態になって封筒詰め動作が全て終
了する。
【0127】なお、この複写機では、図2のSSP装置
3の動作中は収納キャリア4を不用意に装置本体1から
引き出してジャムを誘発しないようにするため、その動
作中は装置本体1と収納キャリア4との間に設けられて
いるロック機構(図示せず)が働く。そして、このロッ
クは、上記封筒詰め動作が終了すると解除されて収納キ
ャリア4を自由に引き出せるようなる。
【0128】図32はパックユニットのハンドラを構成
する対の上,下コロの一方をゴム製コロの外側を発泡ポ
リウレタン製の同心円筒状部材で一体に覆って層構造と
した実施例を一方の側のコロを断面にして示した図であ
る。
【0129】この実施例では、対のコロの一方の上コロ
135を、ゴム製コロ137の外側を発泡ポリウレタン
製の同心円筒状部材138で一体に覆った層構造とする
と共に他方の下コロ136をゴム製コロとし、上コロ1
35の同心円筒状部材138の外周面138aに所定の
圧力が加えられた時の変形状態での半径R4 (図32は
変形していないときの状態で図示している)が、図25
で説明した上,下コロ65,66と同様に、下コロ13
6の半径R5 と略等しくなるようにしている。
【0130】このように上,下コロを構成しても、図1
のビン35上の用紙をビンエンドフェンス35aに突き
当てて先端を揃える用紙揃え時には、上コロ135の同
心円筒状部材138の部分のみを用紙の上面に接触さ
せ、その用紙をビン上から送り出す用紙送り出し時には
上コロ135を半径R4が下コロ136の半径R5と略
等しくなるまで更に下降させて用紙面に押し付ければ、
ゴム製の下コロ136も用紙の下面に接するようになっ
て上コロ135と同一の周速で用紙を上下から搬送する
ようになるので、用紙にそれぞれの搬送内容に応じた搬
送力を作用させることができるため、高い信頼性の用紙
揃えと用紙送り出しができる。
【0131】図33は上,下コロの一方を層構造とした
異なる実施例を示す断面図である。この対のコロは、一
方の上コロ165をパイプ状の回転軸175の外側にウ
レタンゴム176をコーティングして層構造とし、他方
を図32と同様なゴム製の下コロ136としたものであ
る。
【0132】その上コロ165は、パイプ状の回転軸1
75を軸線方向に沿って間隔を置いて径大膨出部175
aを複数個所形成し、その回転軸175の支持部を除く
全周に亘ってウレタンゴム176をコーティングして層
構造としている。このようにしても、図25及び図32
の実施例と同様な作用効果を奏する。
【0133】図34及び図35は用紙積載ビンの出入口
側に可倒式のビンエンドフェンスを設けた実施例のビン
とビンエンドフェンスの部分を示したものであり、図2
6に対応する部分には同一の符号を付してある。
【0134】この実施例は、図2の実施例と同様な複数
のビン35の各出入口側(図34で右方側)に可倒式の
ビンエンドフェンス185を設けると共に、そのビンエ
ンドフェンス185をビン35上から出入口に向かう矢
示N方向に所定の大きさ以上の力が加えられたときにの
み転倒するように、姿勢保持バネ186によりビン35
の用紙積載面35bに対して略直立状態に保持させてい
る。
【0135】そのビンエンドフェンス185は、用紙P
のビン35上への排出方向となる矢示S方向には図示し
ないストッパにより倒れないようになっていて、矢示N
方向にのみ転倒可能になっている。
【0136】この実施例では、封筒詰め動作時に、図3
5に示すように封筒詰め手段のパックユニット46に設
けられている上,下コロ65,66が、そのコロ間に挾
持してビン35上から移動させる用紙Pで、ビンエンド
フェンス185を姿勢保持バネ186の付勢力に抗して
押し倒し、用紙Pを封筒のある位置まで移送する。そし
て、その用紙Pがビンエンドフェンス185を通過する
と、ビンエンドフェンス185は再び姿勢保持バネ18
6の付勢力によって図34に示す直立状態に戻る。
【0137】この実施例によれば、封筒詰め動作時に、
図26で説明した実施例の場合のように、パックユニッ
ト46をそれが保持している用紙Pがビンエンドフェン
ス35aを回避する位置まで上昇させたり、あるいはそ
のビンエンドフェンス35a側を下降させたりせずに、
用紙Pをそのビン35上からそのまま出入口側に移送し
て、ビンエンドフェンス185をその移動される用紙P
で転倒させて封筒のある位置まで移送することができる
ので、封筒詰め動作を早く行うことができると共に駆動
系の動作を少なくできる分だけ省電力になり、装置も小
型で安価になる。
【0138】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、封筒詰め動作時に用紙積載ビン上の用紙を、用紙搬
送方向に対して両サイドを一対のハンドラで上下からそ
れぞれ確実に挾持し、そのハンドラを用紙が用紙積載ビ
ンの出入口側に形成されているビンエンドフェンスを回
避する位置まで上昇させた後に、駆動装置により用紙を
封筒内に搬入する位置まで移送するので、確実で信頼性
の高い封筒詰めを人手に頼ることなく自動的に行うこと
ができる。そして、ビンエンドフェンスと移送する用紙
との干渉を避けるためにビンエンドフェンスの位置を専
用の駆動装置を設けて下げたり、倒したりしなくても済
むので、それだけ構成を簡単にして低コストにできる。
【0139】また、封筒詰め手段の一対のハンドラに用
紙の上面と下面にそれぞれ接離可能な対のコロと、その
コロを回転させる1つの駆動装置と、その駆動装置の駆
動軸から対のコロの各回転軸までの距離をそのコロが互
いに接近・離間する移動中も常に一定にしながら駆動力
を伝える駆動力伝達機構とを設ければ、1つの駆動装置
により対のコロを共に駆動できるため装置を小型化で
き、その対のコロは駆動力伝達機構により駆動装置の駆
動軸までの各距離が常に一定に保たれるので、コロを接
近させたときにそれらのコロがビン上の用紙に上面と下
面にそれぞれ同時に接し、しかも変動のない同速度で回
転するため、挾持した用紙を搬送方向にずらすことなし
に封筒内へ確実に挿入させることができる。
【0140】そして、その対のコロの各回転軸の回転中
心が、駆動装置の駆動軸を中心とする同一円周上にある
ようにすれば、その上下のコロは同一の円周上を回転軸
が共に移動するようになるので、ビン上の用紙を上下か
ら挾持した際にその挾持位置が搬送方向にずれることな
く上下で一致するので、より安定した状態で用紙を封筒
内に移送することができる。
【0141】さらに、封筒詰め手段のパックユニットの
封筒側に、封筒詰め動作時に先端側が封筒の開口部に差
し込まれることによってその開口部を開くと共に、パッ
クユニットから送り出される用紙の封筒内部へ向かう搬
送路も兼ねる封筒挿入ガイドを設ければ、その封筒挿入
ガイドが封筒の挿入口を開封する装置も兼ねると共に、
用紙を封筒内へ導く搬送路にもなるので、装置を小型に
することができながら信頼性の高い封筒詰めができる。
【0142】また、用紙積載ビンの出入口側に可倒式の
ビンエンドフェンスを設けると共に、そのビンエンドフ
ェンスを用紙積載ビン上から上記出入口に向かう方向に
所定の大きさ以上の力が加えられたときにのみ転倒する
ように姿勢保持バネにより用紙積載ビンの用紙積載面に
対して略直立状態に保持させれば、封筒詰め動作時に用
紙積載ビン上の用紙を封筒詰め手段により封筒内に搬入
する際に、その用紙をビン上からそのまま出入口側に移
送して可倒式のビンエンドフェンスを転倒させて移送す
ることができ、ビンエンドフェンスを回避するために用
紙を上昇させたり、ビンエンドフェンスを下降させたり
しなくて済むため、封筒詰め動作を早く行うことができ
ると共に省電力になり、装置も小型で安価にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である画像形成装置の後処
理装置の要部を示す構成図である。
【図2】同じくその後処理装置を装着した画像形成装置
であるデジタル複写機を示す全体構成図である。
【図3】同じくそのデジタル複写機の給紙部11に装着
される給紙カセットを示す斜視図である。
【図4】同じくそのデジタル複写機のトレイ24に封筒
がセットされた状態を示す斜視図である。
【図5】同じくその側面図である。
【図6】図2のデジタル複写機に装着した後処理装置に
設けられているSSPユニットのソートガイド54と搬
送ベルト48との位置関係を示した斜視図である。
【図7】同じくそのSSPユニット40のソートガイド
部によって用紙がビン上に排出される様子を示した説明
図である。
【図8】同じくそのSSPユニット40において封筒が
封筒チャック部45に搬送される様子を示した説明図で
ある。
【図9】同じくその封筒チャック部45を示す構成図で
ある。
【図10】同じくその封筒チャック部45において封筒
が開口部Ponを開封マイラー61の下端よりも下側にし
て保持された状態を示す説明図である。
【図11】同じくその封筒内に開封マイラー61の下端
が入り込んだ状態を示す説明図である。
【図12】同じくその開封マイラーが入り込んだ状態の
斜視図である。
【図13】図1のSSPユニット40に1対設けられて
いるパックユニット46とビンとの位置関係を示した斜
視図である。
【図14】同じくそのパックユニット46とビンとの位
置関係を示した正面図である。
【図15】同じくそのパックユニット46の主要部を示
す斜視図である。
【図16】同じくそのパックユニット46の平面図であ
る。
【図17】同じくそのパックユニット46の上,下コロ
をそれぞれ駆動する駆動系を示す斜視図である。
【図18】図1のSSPユニット40に設けられている
ステイプラを示す構成図である。
【図19】同じくそのSSPユニット40とそのユニッ
トを移動させる駆動系を示す斜視図である。
【図20】図19の上,下コロ65,66が互いに開く
方向に移動した際の各ギヤの位置関係を示した説明図で
ある。
【図21】同じくその上,下コロ65,66が互いに閉
じる方向に移動した際の各ギヤの位置関係を示した説明
図である。
【図22】図15のパックユニット46の上コロ65を
示す概略図である。
【図23】同じくその上コロ65を示す斜視図である。
【図24】図15のパックユニット46の下コロ66を
示す概略図である。
【図25】同じくその上コロ65と下コロ66との間に
用紙を挾持した状態を示す概略図である。
【図26】図15のパックユニット46が挾持した用紙
の下面がビンエンドフェンス35aの上端を越える位置
まで上昇した状態を示す概略図である。
【図27】同じくそのパックユニット46が用紙を挾持
して封筒内へ挿入する位置まで移動する様子を説明する
ための説明図である。
【図28】同じくそのパックユニット46が挾持した用
紙を封筒内へ挿入している様子を示す説明図である。
【図29】図2のデジタル複写機に設けられている操作
パネル100の主要部分を示す平面図である。
【図30】同じくその複写機全体を制御する制御装置1
20とその関連構成を示すブロック図である。
【図31】図2のデジタル複写機の駆動系各部の動作タ
イミングと各種センサの検知タイミングを示したタイミ
ング図である。
【図32】パックユニットのハンドラを構成する対の
上,下コロの一方をゴム製コロの外側を発泡ポリウレタ
ン製の同心円筒状部材で一体に覆って層構造とした実施
例を示す断面図である。
【図33】上,下コロの一方を層構造とした異なる実施
例を示す断面図である。
【図34】用紙積載ビンの出入口側に可倒式のビンエン
ドフェンスを設けた画像形成装置の後処理装置の実施例
の要部となる用紙積載ビンの部分を示す概略図である。
【図35】同じくその実施例において用紙がビンエンド
フェンスを倒してビン上から移送される様子を示す概略
図である。
【符号の説明】
1 装置本体 3 SSP装置(後
処理装置) 35 用紙積載ビン 35a,185 ビ
ンエンドフェンス 40 SSPユニット(封筒詰め手段) 43 昇降装置 44 ソートガイド
部(仕分排出手段) 45 封筒チャック部 46 パックユニッ
ト 65,135,165 上コロ(ハンドラ) 66,136 下コロ(ハンドラ) 67,68 封
筒挿入ガイド 69a 垂直ガイド溝 69b 水平ガイ
ド溝 75A,75B,175 回転軸 84 チャックモ
ータ(駆動装置) 87 軸(駆動軸) 120 制御装置 186 姿勢保持バネ P 用紙 Pf 封筒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/00 114 7369−2H

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙を積載する複数の用紙積載ビンと、
    画像形成装置から画像が形成されて排出された用紙を前
    記各用紙積載ビンに仕分けして排出する仕分排出手段
    と、その排出された用紙積載ビン上の用紙を封筒内に搬
    入する封筒詰め手段とを備えた画像形成装置の後処理装
    置において、 前記封筒詰め手段に、前記用紙積載ビン上の用紙を挾持
    した状態で封筒のある位置まで移送するパックユニット
    を設け、該パックユニットに、用紙搬送方向に対して両
    サイドにあって前記用紙積載ビン上の用紙を上下からそ
    れぞれ挾持する一対のハンドラと、該ハンドラを前記用
    紙積載ビン上の用紙を上下から挾持する位置とその挾持
    した用紙を前記封筒内に搬入する位置とに移動させる駆
    動装置と、封筒詰め動作時に前記一対のハンドラを前記
    用紙積載ビン上の用紙を上下からそれぞれ挾持した状態
    で、該用紙が前記用紙積載ビンの出入口側に形成されて
    いるビンエンドフェンスを回避する位置まで上昇させた
    後に前記封筒内に搬入する位置まで移送させる手段とを
    設けたことを特徴とする画像形成装置の後処理装置。
  2. 【請求項2】 用紙を積載する複数の用紙積載ビンと、
    画像形成装置から画像が形成されて排出された用紙を前
    記各用紙積載ビンに仕分けして排出する仕分排出手段
    と、その排出された用紙積載ビン上の用紙を封筒内に搬
    入する封筒詰め手段とを備えた画像形成装置の後処理装
    置において、 前記封筒詰め手段に、用紙積載ビン上の用紙を挾持した
    状態で封筒のある位置まで移送するパックユニットを設
    け、該パックユニットに、紙搬送方向に対して両サイド
    にあって前記用紙積載ビン上の用紙を上下からそれぞれ
    挾持する一対のハンドラを設けると共に、該ハンドラ
    に、用紙の上面と下面にそれぞれ接離可能な対のコロ
    と、その対のコロをそれぞれ回転させる1つの駆動装置
    と、該駆動装置の駆動軸から前記対のコロの各回転軸ま
    での距離を該コロが互いに接近・離間する移動中も常に
    一定にしながら駆動力を伝える駆動力伝達機構とを設け
    たことを特徴する画像形成装置の後処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の画像形成装置の後処理装
    置において、前記対のコロの各回転軸の回転中心が、前
    記駆動装置の駆動軸を中心とする同一円周上にあるよう
    にしたことを特徴する画像形成装置の後処理装置。
  4. 【請求項4】 用紙を積載する複数の用紙積載ビンと、
    画像形成装置から画像が形成されて排出された用紙を前
    記各用紙積載ビンに仕分けして排出する仕分排出手段
    と、その排出された用紙積載ビン上の用紙を封筒内に搬
    入する封筒詰め手段とを備えた画像形成装置の後処理装
    置において、 前記封筒詰め手段に用紙積載ビン上の用紙を挾持した状
    態で封筒のある位置まで移送するパックユニットを設
    け、該パックユニットの封筒側に、封筒詰め動作時に先
    端側が封筒の開口部に差し込まれることによって該開口
    部を開くと共に、前記パックユニットから送り出される
    用紙の封筒内部へ向かう搬送路も兼ねる封筒挿入ガイド
    を設けたことを特徴とする画像形成装置の後処理装置。
  5. 【請求項5】 用紙を積載する複数の用紙積載ビンと、
    画像形成装置から画像が形成されて排出された用紙を前
    記各用紙積載ビンに仕分けして排出する仕分排出手段
    と、その排出された用紙積載ビン上の用紙を封筒内に搬
    入する封筒詰め手段とを備えた画像形成装置の後処理装
    置において、 前記用紙積載ビンの出入口側に可倒式のビンエンドフェ
    ンスを設けると共に、該ビンエンドフェンスを前記用紙
    積載ビン上から前記出入口に向かう方向に所定の大きさ
    以上の力が加えられたときにのみ転倒するように姿勢保
    持バネにより前記用紙積載ビンの用紙積載面に対して略
    直立状態に保持させたことを特徴とする画像形成装置の
    後処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の画像形成装置の後処理装
    置において、前記封筒詰め手段が、封筒詰め動作時に挾
    持して前記用紙積載ビン上から移動させる用紙で前記ビ
    ンエンドフェンスを押し倒して、該用紙を封筒のある位
    置まで移送するようにしたことを特徴とする画像形成装
    置の後処理装置。
JP4243410A 1992-09-11 1992-09-11 画像形成装置の後処理装置 Pending JPH0692533A (ja)

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