JP3339871B2 - 用紙処理装置 - Google Patents

用紙処理装置

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JP3339871B2
JP3339871B2 JP19099291A JP19099291A JP3339871B2 JP 3339871 B2 JP3339871 B2 JP 3339871B2 JP 19099291 A JP19099291 A JP 19099291A JP 19099291 A JP19099291 A JP 19099291A JP 3339871 B2 JP3339871 B2 JP 3339871B2
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哲弥 藤岡
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2301/00Handling processes for sheets or webs
    • B65H2301/40Type of handling process
    • B65H2301/42Piling, depiling, handling piles
    • B65H2301/422Handling piles, sets or stacks of articles
    • B65H2301/4225Handling piles, sets or stacks of articles in or on special supports
    • B65H2301/42252Vehicles, e.g. carriage, truck

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  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Container Filling Or Packaging Operations (AREA)
  • Packaging Of Special Articles (AREA)
  • Supplying Of Containers To The Packaging Station (AREA)
  • Collation Of Sheets And Webs (AREA)
  • Pile Receivers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、画像形成装置から画
像が形成されて排出された用紙を用紙積載手段に排出可
能な用紙処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このように画像が形成されて排出
された用紙を仕分けして用紙積載手段である複数の用紙
積載ビンに排出することができるようにした画像形成装
置の後処理装置(用紙処理装置)としては、例えば特開
昭61−145069号公報に記載されているものがあ
る。
【0003】この後処理装置は、ビン上に排出された用
紙をクリップで挾む手段と、ビン全体を傾けてその上に
載置されている用紙を滑らして他の大型の用紙収納部分
へ移送する手段とを設けることにより、1つのビンに収
納可能な用紙枚数を超える大量の枚数をコピーした場合
でも、コピー枚数がその1ビン当たりの収納可能枚数に
達した時点でも複写動作が停止されることなくコピー動
作が続行されるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな後処理装置においては、全コピー枚数が1ビン当た
りの収納可能枚数を超える場合であっても、その収納可
能枚数に達する前にジョブ単位で用紙がクリップされて
それがビンの傾斜によって大型の用紙収納部へ移送され
るため複写機の複写動作が途中で中断されてしまうよう
なことがないので、作業者は途中でビン上の一杯になっ
た用紙を取り除いた後で再び複写動作を開始させるよう
な面倒な操作をしなくてよいだけ手間が省けて便利であ
るが、この装置によって最近特に増えつつある複写物を
封筒内に挿入する作業をさせようとしてもそれはできな
かった。
【0005】この発明は、上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、ビン等の用紙積載手段上に排出した用紙
を封筒内に詰め込む作業を自動的に行うことができる
処理装置を提供して、作業の効率化を図るようにする
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、用紙を積載する用紙積載手段と、その用
紙積載手段上の用紙を封筒内に搬入する手段とを備え、
その用紙を封筒内に搬入する手段によって用紙が詰めら
れた封筒を収納する手段を設けると共に、 その封筒を収
納する手段が、収納ケースと、その収納ケース内に縦方
向に若干傾斜させて配置した複数の縦ビンと、その複数
の縦ビンを上記収納ケースに形成される封筒が送り込ま
れる挿入口の位置まで選択的に移動させるビン移動装置
とによって構成され、上記複数の縦ビンがそれぞれ下部
に形成したアームによって1つ前の縦ビンのアームにス
ライド可能に係合し、上記ビン移動装置によって各縦ビ
ンを接近させたときにその各縦ビンが互いに略密着し、
離間させたときに各縦ビンが上記アームのスライド限ま
で移動してその各縦ビンが所定の間隔まで開く用紙処理
装置を提供するものである。
【0007】
【0008】また、上記用紙積載手段の用紙受入れ側端
部の用紙幅方向の両端をそれぞれカットして切欠き部を
形成し、パックユニットを1対設けると共にそのユニッ
トに用紙積載手段上に載置されている用紙をその用紙積
載手段から排出する方向に回転可能なコロをそれぞれ設
け、且つそのユニットを互いに接近・離間させる移動機
構を設け、その移動機構によってパックユニットを互い
に接近させたときにそれらのユニットが上記各切欠き部
内に移動し、離間させたときにそれらがその切欠き部か
ら退避するように配置するとよい。
【0009】さらに、複数の用紙積載ビンからなる上記
用紙積載手段と、搬送されてくる用紙を各用紙積載ビン
に仕分けして排出する仕分排出手段とを備え、その仕分
排出手段と用紙を封筒内に搬入する手段とを同一の保持
部材に取付けてユニット状にし、そのユニットを上記仕
分排出手段が排出する用紙を各段の用紙積載ビン上に排
出可能な位置にそれぞれ移動させるユニット移動装置を
設けて用紙処理装置を構成するとよい。 さらにまた、
の仕分排出手段の下側に用紙を封筒内に搬入する手段の
封筒を保持する封筒保持部を配設し、該封筒保持部によ
って封筒を開口部側を上側に向けて垂れ下がるように保
持するとよい。
【0010】また、用紙を封筒内に搬入する手段の封筒
を保持する封筒保持部を、互いに圧接する一対のコロ又
はローラによって構成し、その封筒保持部が封筒を搬送
する手段も兼ねるようにし、その一対のコロ又はローラ
を上下方向に配置して、その下側のコロ又はローラの外
周面に略沿わせて封筒を案内する封筒ガイドを設けると
よい。
【0011】さらに、封筒ガイドを、一対のコロ又はロ
ーラによって搬送される封筒のフラップ部分のある側の
面が下側のコロ又はローラの外周面に接するように配設
すると効果的である。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【作用】この用紙処理装置によれば、用紙を積載する用
紙積載手段と、その用紙積載手段上の用紙を封筒内に搬
入する手段とを備え、その用紙を封筒内に搬入する手段
によって用紙が詰められた封筒を収納する手段を設ける
と共に、その封筒を収納する手段を、収納ケースと、そ
の収納ケース内に縦方向に若干傾斜させて配置した複数
の縦ビンと、その複数の縦ビンを収納ケースに形成され
る封筒が送り込まれる挿入口の位置まで選択的に移動さ
せるビン移動装置とによって構成し、複数の縦ビンがそ
れぞれ下部に形成したアームによって1つ前の縦ビンの
アームにスライド可能に係合し、ビン移動装置によって
各縦ビンを接近させたときにその各縦ビンが互いに略密
着し、離間させたときに各縦ビンが上記アームのスライ
ド限まで移動してその各縦ビンが所定の間隔まで開くよ
うに構成しているので、各縦ビンを接近させたときには
その各縦ビンがアーム部分でスライドして互いに略密着
するため、多数の縦ビンを設けても省スペースになるた
め収納部分を小型化できる。さらに、各用紙積載ビンの
用紙受入れ側端部の両端に切欠き部を形成し、パックユ
ニットを1対設けてその各ユニットにコロをそれぞれ設
けると共にそのユニットを互いに接近・離間させる移動
機構を設ければ、用紙積載手段上に用紙が排出される度
にその1対のパックユニットを接近・離間させ、さらに
コロによって紙寄せ動作を行うことによって、そのパッ
クユニットを用紙の先端と両側縁の位置を揃えるジョガ
ーとしても兼用することができる。
【0017】そして、仕分排出手段と用紙を封筒内に搬
入する手段とを同一の保持部材に取付けてユニット状に
し、それを移動させるユニット移動装置を設ければ、コ
ンパクトな部品構成で仕分け動作と用紙の封筒詰め動作
を一個所で行うことができ、仕分排出手段の下側に封筒
保持部を配設するようにすれば空き空間を有効に利用す
ることができる。
【0018】また、封筒保持部を一対のコロ又はローラ
によって構成すれば、それが封筒を搬送する手段も兼ね
るので部品点数を削減でき、その一対のコロ又はローラ
を上下方向に配置してその下側のコロ又はローラの外周
面に略沿わせて封筒ガイドを設ければ、そのコロ又はロ
ーラ間で封筒を水平方向に保持することができ、その保
持部分よりも下側の部分を封筒ガイドによって下方に曲
げて保持することができるので、用紙の封筒詰め作業を
確実に行える。
【0019】さらに、封筒ガイドを搬送される封筒のフ
ラップが形成されている側の面が下側のコロ又はローラ
の外周面に接するように配設すれば、その封筒のフラッ
プ部分が用紙挿入時にガイド部材として機能する。
【0020】
【実施例】以下、この発明による用紙処理装置を画像形
成装置に適用した場合の例について説明する。図1はこ
の発明の一実施例である画像形成装置の後処理装置の要
部を示す構成図、図2は同じくその後処理装置を装着し
た画像形成装置としてのデジタル複写機を示す全体構成
図である。
【0021】図2に示すデジタル複写機は、装置本体1
の上部に循環型原稿自動給送装置(RDH)2を搭載
し、左側面の上部には後処理装置となるソータ・ステイ
プラ・パッケージャ装置(以下SSP装置と呼ぶ)3
を、下部には用紙が詰められた封筒を収納する手段とな
る収納キャリア4をそれぞれ装着している。
【0022】そして、このデジタル複写機では、画像走
査部5によって画像処理した後の画像情報は、書き込み
部6によるレーザ光のラスター走査により光の点の集合
の形で感光体ドラム7上に書き込まれる。そのレーザ光
源としては半導体レーザが使用されている。
【0023】また、感光体ドラム7の表面は、コロトロ
ン方式の帯電チャージャ8によって均一に負帯電され
る。そして、この負帯電された感光体ドラム7にレーザ
光が照射されて、その画像部分の電位が落とされると、
その感光体ドラム7の表面に地肌部分の電位が−750
〜−800Vで、画像部の電位が−50V程度の静電潜
像が形成される。
【0024】その静電潜像は、現像器9の現像ローラに
より−500〜−600Vのバイアス電圧が与えられる
ことによって負帯電されたトナーにより顕像化される。
その顕像化された画像は、給紙部11から給紙されて感
光体ドラム7の回転に合わせてタイミング調整された用
紙(転写紙)Pの紙面上に、転写チャージャ12によっ
て紙面の裏面側から正電位のチャージが加えられること
によって転写される。
【0025】その画像が転写された用紙は、転写チャー
ジャ12と一体に保持される分離チャージャ13により
交流除電されることによって、感光体ドラム7の表面か
ら分離される。このとき、感光体ドラム7上に残った残
留トナーは、クリーニング装置14のクリーニングブレ
ードにより感光体ドラム7の表面から掻き落とされ、そ
れが回収タンク内に収容される。そして、感光体ドラム
7の表面に残留する電位は、除電ランプ(図示せず)に
よって光が照射されることにより消去される。
【0026】一方、画像が転写される用紙Pは、給紙部
11に設けられている4段の給紙カセット15A〜15
Dの中から用紙サイズに応じて選択的に送り出される。
すなわち、オペレータによっていずれかの段の給紙カセ
ットが選択されてスタートボタンが押されると、その選
択された段の給紙コロが回転して給紙カセット内の用紙
が給紙され、それが搬送路上に設けられているコロによ
ってレジストローラ16のニップに突き当たるまで給送
される。
【0027】そのレジストローラ16は、感光体ドラム
7に形成された画像の位置と用紙の位置とが一致するよ
うにタイミングをとって、それを感光体ドラム7に向け
て給送する。
【0028】このようにして用紙Pが給紙され、そこに
前述した方法によって画像が転写され、その画像(トナ
ー像)が定着ローラによって定着される。そして、その
画像が定着された用紙Pは、その後SSP装置3内に送
り込まれて通常のプリント時には直進状態の位置にある
切換爪21に案内されて排紙トレイ22上に排出され
る。
【0029】給紙部11の各給紙カセット15A〜15
Dには、図3に示すように収納する各用紙サイズにそれ
ぞれ対応させて形成したサイズ指示板31が取り付けて
あり、その給紙カセットを装置本体にセットすると本体
側にそのサイズ指示板31に対応させて設けてあるサイ
ズ検知センサ32がそのサイズ指示板31を検知して、
カセット内に入っている用紙または封筒(図では封筒
Pf を入れてある)のサイズを検知する。
【0030】なお、給紙カセット15A〜15Dの各側
面15aには、サイズシール33を貼着してユーザがカ
セット内の収納物のサイズを一目でわかるようにしてあ
る。また、この複写機における用紙の給紙は、図2の装
置本体1の右側面に実線と仮想線で示した位置とに開閉
可能な手差しトレイ23と、その下方に設けているトレ
イ24からもできるようになっている。
【0031】そのトレイ24は、給紙カセット15A〜
15Dよりも多くの用紙や封筒をセットできるようにな
っており、図4及び図5に示すように底板25上に用紙
や封筒Pf を載置して、それを図5に示すガイドロッド
26に沿って矢示A方向にスライド可能な一対のサイド
ガイド27,28によって挾んで底板25の中央位置に
セットする。
【0032】その底板25の下側には、サイドガイド2
8の位置を検知することにより底板25上の用紙サイズ
を検知するサイズ検知装置30(例えば可変抵抗型位置
センサ)を配設し、それによって検知した値を予め記憶
させてあるサイズデータと比較して、底板25上にセッ
トされている用紙Pまたは封筒Pf のサイズを認知する
ことができるようにしている。
【0033】後処理装置となるSSP装置3は、図2に
示す装置本体1から画像が形成されて排出される用紙や
封筒等を前述したように排紙トレイ22に排出したり、
その用紙等を選択される内容に応じて仕分けして多段に
配置されている用紙積載手段である各ビン35上に排出
したり、さらには綴じる手段であるステイプラ47でそ
の用紙等を綴じたり、それを封筒内に送り込んだりする
役割を果す。
【0034】そのSSP装置3は、装置本体1から排出
された用紙等を排紙トレイ22上に排出する横搬送部4
1と、その横搬送部41の切換爪21によって下方へ向
けて案内された用紙等を下方へ搬送する縦搬送部42
と、その縦搬送部42へ送り込まれた用紙をビン35上
へ選択的に排出したりするSSPユニット40等によっ
て構成されている。
【0035】そのSSPユニット40は、モータと上下
のプーリとその間に張装される駆動ベルトとからなる昇
降装置43によって各ビン間を昇降され、そこには用紙
等をビン35へ案内するための仕分排出手段となるソー
トガイド部44と、その下方に設けられていてビン35
上に排出されて積載された用紙を後述する互いに接近・
離間可能な部材である上コロ65と下コロ66(図1)
挾持した状態でその用紙と一体で封筒のある位置まで
移動するパックユニット46と、そのパックユニット4
6に一体に取付けられているステイプラ47と、封筒を
開封状態にして挾持する封筒保持部となる封筒チャック
部45等によって構成されている。
【0036】縦搬送部42は図1に示すように搬送ベル
ト48を上下に設けたプーリ49,49(下方側は見え
ない)間に回動可能に張装したものであり、その搬送ベ
ルト48に接するように繰り出しベルト50を設けてい
る。その繰り出しベルト50は、一端がSSPユニット
40のフレーム51の上端に固定され、他端側を装置本
体の固定部に回転可能に取付けられている巻き取りロー
ラ52に固定して、そのローラの矢示B方向への回転に
よってそれが巻き取られるようになっている。
【0037】その巻き取りローラ52は、常に繰り出し
ベルト50を巻き取る矢示B方向にバネ(図示せず)に
よって巻き取り勢されていて、SSPユニット40が
上下方向に移動するのに合わせて繰り出しベルト50を
繰り出したり巻き取ったりして、繰り出しベルト50に
常に所定の張力を作用させてそれがたるむことなく搬送
ベルト48との間で縦搬送路を形成するようにしてい
る。
【0038】ソートガイド部44は、用紙Pを各ビン3
5に仕分け(ソート)する為の装置であり、板状部材を
共に弧状に形成した一対のソートガイド53,54の下
端付近に回動部53a,54aをそれぞれ形成し、その
各回動部53a,54aよりも上側の各可動ガイド部分
を矢示C方向に回動可能にすると共に、その各可動ガイ
ド部分にソレノイド55の可動軸を取付け、それをオン
状態にした時にその可動ガイド部分が図1に仮想線で示
す位置に移動するようにしている。
【0039】そのソートガイド53,54の回動部53
a,54aよりも下側の各端部は、フレーム51にそれ
ぞれ固定されていて、そこに形成した切欠溝内に排紙ロ
ーラ対56を干渉することなく挿入させている。
【0040】下側のソートガイド54には、図6に示す
ように前後方向に略等間隔に配設されている複数本の各
搬送ベルト48を干渉させることなくそれぞれ受け入れ
可能な切欠溝54bを形成し、それによってソートガイ
ド54が図1に実線で示す位置にある時でも搬送ベルト
48の駆動に影響を与えないようにしている。
【0041】このソートガイド部44は、用紙Pを各ビ
ン35に仕分けするときは、図7に示すようにソレノイ
ド55がオフ状態のままであるため、縦搬送部42の搬
送ベルト48によって下方へ搬送されてきた用紙Pは図
示の位置にあるソートガイド53,54の間に送り込ま
れ、それが排紙ローラ対56によって指定されたビン3
5上に排出される。
【0042】また、縦搬送部42へ搬送された用紙が封
筒であり、それを封筒チャック部45へ搬送するときに
は、今度はソレノイド55がオン状態になるためソート
ガイド53,54は共に図8に示す位置に回動部53
a,54aを中心に回動して縦搬送経路内から待避し、
下側に位置するソートガイド54の背面(下面)と搬送
ベルト48とによって縦搬送路が形成される。
【0043】したがって、縦搬送部42を下方へ搬送さ
れる封筒Pf は搬送ベルト48によって封筒チャック部
45へ搬送される。封筒チャック部45は、図9に示す
ように上,下のチャックコロ59,60とからなり、そ
こには封筒ガイド57,58と開封部材となる開封マイ
ラー61とその一対のチャックコロ59,60の搬送上
流側に配置した開封センサ62とが設けられていて、こ
れらの部品がユニット状態でフレーム51(図1)に取
付けられていて、ソートガイド部44と共に上下動す
る。
【0044】そのチャックコロ59,60は、略垂直方
向に配置されて互いに圧接している。また、封筒ガイド
57,58は、封筒Pf を縦搬送部42から用紙が移送
される位置へ案内してチャックコロ59と60のニップ
部へ導くと共に、そのチャックコロ59,60を通過し
た封筒Pf をさらに下方へ導き、その際に封筒を下側の
チャックコロ60に略沿わせて案内する。
【0045】開封マイラー61は、例えば薄いフィルム
状の樹脂材で形成され、それがチャックコロ60に近接
して配設されてその上端側が固定されており、通常は下
端部より少し上側の部分を下側のチャックコロ60に材
料自身の持つ弾性力によって所定の加圧力で当接させて
いるが、用紙を封筒内へ案内する際には図11に示すよ
うに下端61a側を封筒の開口部Pon内に挿入して、パ
ックユニット46によって移送される用紙Pをその開口
部Pon内に導く。
【0046】この封筒チャック部45は、図8に示すよ
うに封筒Pf が搬送ベルト48によって下方へ向けて搬
送されてくると、それを封筒ガイド57,58によって
チャックコロ59,60間に案内する。次にその封筒P
f は、図8の矢示方向にそれぞれ回転するチャックコロ
59,60の搬送力によってチャックコロ60と開封マ
イラー61の間へ図9に示すように送られる。
【0047】そして、封筒Pf のフラップ(封筒代)P
fcの部分が図10に示すようにチャックコロ59,60
によって互いに挾持される位置になった時に開封センサ
62がフラップPfcの端部の通過を検知すると、チャッ
クコロ59,60は回転を停止するため封筒Pf が停止
する。この時、封筒Pf の開口部Ponは同図に示すよう
に開封マイラー61の下端61aよりも下側に位置す
る。
【0048】次に、チャックコロ59,60が矢示E方
向にそれぞれ逆回転を始め、封筒Pf がスイッチバック
して縦搬送部42を昇るようになる。その際、開封マイ
ラー61は自己の弾性力によって下端側が封筒のフラッ
プPfcの部分に接しているので、その開封マイラーの下
端61aが図11に示すように封筒の開口部Pon内に入
り込む。この状態で、チャックコロ59,60の逆回転
が停止して封筒Pf の上昇が止まる。
【0049】したがって、封筒Pf は、図12に示すよ
うに開封マイラー61の下端61aが封筒Pf の開口部
Pon内に挿入された開封状態にセットされる。パックユ
ニット46は、図1に示すように上パック部63と下パ
ック部64とからなり、その上パック部に上コロ65
を、下パック部に下コロ66をそれぞれ回転可能に取付
けている。
【0050】また、その上,下パック部63,64の同
図で右端側には挿入ガイド67,68を回動可能に取付
け、それらを弱いバネによって先端側が互いに接近する
ように付勢して、束状の用紙Pがそこを通過する際には
それらが押し開かれて用紙が大きな抵抗を受けることな
く搬送されるようにしている。
【0051】そして、このパックユニット46は、図1
3に示すようにビン35を挾むように前後に一対設けら
れており、ビン35の後端側(右方)に形成されている
ビンフェンス35aを切り欠いた両側の切欠部35b,
35c内を後述する機構によって上下方向に移動できる
ようになっていて、図14に示すようにその両側の一対
の各上コロ65と下コロ66との間でビン35上の用紙
Pを挾持できるようになっている。
【0052】また、この各パックユニット46は、図1
に示すパックブラケット69に取付けられていて、それ
が軸71を支点にして同図に仮想線で示す位置まで矢示
F方向に回動できるようになっている。
【0053】さらに、この一対のパックユニット46
は、ラックとピニオンを用いた機構によって互いに接近
離間可能に設けられていて、図13のビン35の切欠部
35b,35cから外側に退避したり、それが接近した
りできるようになっていて、図1の上,下のパック部6
3,64の間が閉じたり開いたりすることによって上コ
ロ65と下コロ66が互いに接近・離間するようにもな
っている。
【0054】そして、このパックユニット46,46
は、用紙Pがビン35上に排出されるとその度に用紙P
を両側縁から挾むように接近して用紙を中央基準に位置
決めするサイドジョガーの役割を果たす。
【0055】さらに、その中央に寄せた用紙を、上,下
のコロ65,66を互いに接近させてその間に挾持し、
それをビンフェンス35a側に寄せる方向に上,下コロ
65,66をそれぞれ回転させて用紙の端部をビンフェ
ンス35aに突き当たるまで寄せて用紙の端部を揃え
る。すなわちエンドジョガーとしての役割も果たす。
【0056】図15はパックユニット46の主要部を示
す斜視図である。上コロ65は上パック部63に内蔵さ
れていて、その下側の部分のみを露出させている。ま
た、下コロ66は下パック部64に内蔵されていてその
上側の部分のみを露出させている。その上パック部63
は、側面の一部を突出させてそこにめねじ部63aを上
下方向に形成し、そのめねじ部63aに上下送りネジ7
2をかみ合わせている。
【0057】その上下送りネジ72の下端には、ウォー
ムホイール73を固定し、そこにモータ74の回転軸に
固定したウォーム77を図16にも示すようにかみ合わ
せている。なお、図15では図示を省略しているが、上
下送りネジ72は下パック部64に回転自在に軸支され
ている。
【0058】したがって、モータ74を正逆両方向に回
転させると、上パック部63が上コロ65と共に上下動
する。上コロ65は、図16に示すように回転軸75A
の一端に固定されており、その回転軸75Aが上パック
部63に回転可能に取付けられている。同様に、下コロ
66が図17に示すように回転軸75Bの一端に固定さ
れて、それが下パック部64(図15)に回転可能に取
付けられている。
【0059】その回転軸75Aの他端にはギヤ76を、
下側の回転軸75Bの他端にはギヤ78をそれぞれ固定
している。そのギヤ76は、中間ギヤ79にかみ合い、
その中間ギヤ79が駆動ギヤ81にかみ合っている。
【0060】一方、下コロ66側のギヤ78は、中間ギ
ヤ82にかみ合いそれがさらに中間ギヤ83にかみ合っ
て、その中間ギヤ83が駆動ギヤ81にかみ合ってい
る。そして、その駆動ギヤ81がチャックモータ84の
回転軸に固定されている。なお、ギヤ76とギヤ78は
歯数を同じにしているため、チャックモータ84の回転
によって常に同一の回転数で互いに逆方向に回転する。
【0061】パックユニット46には、図16に簡略化
して示すようにステイプラ47がビンフェンス35a
(図13)寄りに一体に取付けられている。そのステイ
プラ47は、図18に示すステイプルモータ10と図示
しない減速ギヤによって連結された軸17を中心にして
回転する偏心カム18の回転によって針打部19を打ち
降ろし、針出口38に移動されて打ち出された綴じ針2
0を用紙等に打ち込んで、その針の先端を針曲座29に
よって折り曲げてステイプル動作を完了させるものであ
る。
【0062】その綴じ針20の針出口38への移動は、
送り出しベルト37の回動によって行われ、その送り出
しベルト37はステイプルモータ10の回転力が図示し
ない減速ギヤを介して伝達される送り出しプーリ34と
プーリ39との間に張装されている。
【0063】上,下コロ65,66をそれぞれ支持する
回転軸75A,75Bは、図19に示すように共にパッ
クブラケット69の垂直面に形成した垂直ガイド溝69
a内に移動可能に嵌入されていて、その回転軸75Aの
一端に固定されるギヤ76にかみ合う各ギヤ群、すなわ
ち中間ギヤ79と駆動ギヤ81がギヤ76と共に上ギヤ
支持板85に回転自在に支持されて、駆動ギヤ81から
の回転力がギヤ76にスムーズに伝達されるようになっ
ている。
【0064】また、下側の回転軸75Bの一端に固定さ
れるギヤ78にかみ合う中間ギヤ82,83と駆動ギヤ
81が、同様にギヤ78と共に下ギヤ支持板86に回転
自在に支持されていて、駆動ギヤ81からの回転力がギ
ヤ78にスムーズに伝達されるようになっている。駆動
ギヤ81は、図示しないモータによって正逆両方向に回
転され、その中心部分を固定支持する軸87がパックブ
ラケット69に形成した水平ガイド溝69b内に移動可
能に嵌入されている。
【0065】したがって、このパックユニット46は、
パックブラケット69に取付けられているモータ74
(図15)を回転させると、上下送りネジ72がウォー
ム77、ウォームホイール73(共に図15参照)を介
して回転し、その上下送りネジ72にめねじ部63aが
かみ合う上パック部63が上下動する。
【0066】この際、ギヤ76が上昇した場合には、そ
のギヤ76と駆動ギヤ81は上ギヤ支持板85によって
連結されているので、駆動ギヤ81は水平ガイド溝69
b内を矢示G方向に移動し、それに伴って下ギヤ支持板
86によって駆動ギヤ81と連結されている下側のギヤ
78が垂直ガイド溝69a内を下方へ移動して、回転軸
75Bが下コロ66と共に下降する。
【0067】また、モータ74が上パック部63が下降
する方向に回転した場合には、上記の場合と逆に上,下
ギヤ76,78が互いに接近して駆動ギヤ81が矢示G
と反対方向に移動する。このパックユニット46は、パ
ックブラケット69の下部に軸71を水平方向に嵌入さ
せ、ユニット全体をその軸71に沿って矢示K方向に移
動可能にし、同様に対向する他方側のパックユニット4
6(図14参照)も移動可能にしている。
【0068】その軸71は、両端(図19では片側のみ
図示している)が移動フレーム91に固定されており、
その移動フレーム91は装置本体固定部に垂直に固定さ
れるガイドロッド92に両端の張出部91aに形成した
孔部91bが上下動可能に嵌入されていて、その張出部
91aの一側縁を装置本体固定部に回転可能に取付けら
れている昇降装置43(ユニット移動装置)を構成する
上下のプーリ94(上側のみ図示)間に張装される駆動
ベルト93の一部に固定している。
【0069】したがって、パックユニット46は、駆動
ベルト93を正逆両方向に回動させることによって移動
フレーム91と一体で上下移動し、その移動フレーム9
1には図1で説明したソートガイド部44と封筒チャッ
ク部45もフレーム51を介して(直接であってもよ
い)取付けられているので、それらが全て一体で上下移
動する。また、このパックユニット46は、パックブラ
ケット69が軸71を支点として図1の矢示F方向に仮
想線で示す位置まで所定角度回動できるようになってい
る。
【0070】そのパックブラケット69を回動させる機
構は、例えばモータの回転軸に固定した回転板に連結さ
れて直線運動するリンクロッドの一端をパックブラケッ
ト69にボールジョイント等を使用して連結し、そのリ
ンクロッドを移動させることによってパックブラケット
69を軸71を支点にして回動させるものであったり、
その軸71のパックブラケット69が移動する範囲の全
てにスプラインを形成し、その軸端にスパーギヤを固着
してそのギヤに駆動力を伝達して軸71を回転させるこ
とによってパックブラケット69を回動させる機構等に
よってできる。
【0071】なお、パックユニット46の図19の矢示
K方向への移動は、移動フレーム91内の両端に回転可
能に取付たプーリ95,95(一方のみ図示)間に張装
した駆動ワイヤ96によって行われ、そのワイヤ96の
一部がパックブラケット69に固定されていて、そのワ
イヤ96が図示しないジョガーモータによって正逆両方
向に回動される。
【0072】次に、上,下コロ65,66について図2
0〜図23を参照して説明する。上コロ65は、図20
に示すように回転軸75Aの外周に筒状のゴム97を固
着してその外径をD1 とし、さらにその外周部分に環状
のウレタン98を図21に示すように間隔を置いて複数
個巻き付けて固定している。
【0073】また、下コロ66は、図22に示すように
回転軸75Bの外周に筒状のゴム99を固着してその外
径をD2 としている。この外径D1 とD2 は略同一であ
り、以下に示す条件の時に各コロの中心から紙面までの
距離(半径)R1,R2がR1 =R2となるようにD1
,D2を設定している。
【0074】すなわち、用紙Pを搬送する時は図23に
示すように、上コロ65と下コロ66は互いに接近する
方向に移動して、所定の圧力が用紙Pに加わるような
「送り出しモードポジション」に位置決めされて用紙P
を矢示方向に搬送する。このとき、用紙Pにウレタン9
8の部分が圧接して変形した状態になっているときの上
コロ65の半径R1と下コロ66の半径R2の関係はR
1=R2になるように前述の上,下コロ65,66の外
D1 ,D2 をそれぞれ設定している。
【0075】ところで、上コロ65と下コロ66のポジ
ションには、前述した「送り出しモードポジション」の
他に「寄せモードポジション」がある。そして、この各
ポジションは、図15の上パック部63と下パック部6
4の位置で決まり、それはモータ74の回転量によって
決定される。
【0076】なお、この「寄せモードポジション」と
「送り出しモードポジション」はビン上にある用紙の枚
数によってその都度異るが、その用紙の枚数に対応した
モータ74の回転量をその都度制御部のRAMに記憶さ
せてある用紙枚数と回転量との関係を示したデータを読
み出すことによって常に最適なポジションが得られる。
【0077】このパックユニット46,46は、封筒内
に用紙等を挿入するパックモードが選択されると、それ
らが互いに図14に示す位置でモータ74(図15)が
回転されることによって上,下コロ65,66が接近し
てその間に用紙P(ステイプル綴じされているときには
用紙束の状態)を挾み込んで固定する。
【0078】次に、図19の駆動ベルト93が矢示M方
向に回動されてパックユニット46が上昇し、その挾持
した用紙Pの下面が図24に示すようにビン35のビン
フェンス35aの上端を越える位置になると、その上昇
が停止される。
【0079】その後、図25に示すようにパックユニッ
ト46を軸71を中心にして回動させて先端側の挿入ガ
イド67,68を、図11及び図12で説明した封筒チ
ャック部45において開口部Ponが開かれた状態にある
封筒Pfの開口部Ponまで移動させ、その挿入ガイド6
7,68を開封マイラー61の上部または封筒の開口部
Pon内まで移動させる。
【0080】この状態で、パックユニット46の上コ
5と下コロ66を図25の矢示方向(送り出し方向)
にそれぞれ回転させ、その間に挾持している用紙Pを封
筒Pf 内へ図26に示すように挿入する。
【0081】このように、この実施例では、用紙が移送
される位置へ封筒Pfを封筒ガイド57,58によって
案内し、それを封筒保持部となるチャックコロ59,6
0によって保持し、その保持状態にある封筒Pf の開口
部Pon内に開封マイラー61の下側を挿入して、パック
ユニット46によって移送される用紙Pをその封筒Pf
の開口部内へ挿入する。すなわち、この実施例では、こ
の封筒ガイド57,58とチャックコロ59,60と開
封マイラー61とパックユニット46とが、ビン上の用
紙を封筒内に搬入する手段として機能する。
【0082】次に収納キャリア4について詳しく説明す
る。収納キャリア4は、全体が箱状のケース100で覆
われていて、その上面には用紙が中に詰められた封筒を
挿入するための挿入口101を形成している。その上面
の一端には、取手102を取付け、下面には4個のキャ
スタ103を取付けてキャリア全体を装置本体から離脱
できるようにしてある。
【0083】また、ケース100の上面に上取出口10
8を、前面に前取出口104をそれぞれ形成し、パッケ
ージ後の封筒をその各取出口から容易に取り出せるよう
にしてある。そして、ケース100の図28で右側の側
面には、上下にロック機構105,106を取付けると
共に上部にコネクタ115を取付け、収納キャリア4を
同図に示すように装置本体の所定の位置に装着した時に
それらが上下のロック機構105,106によってロッ
クされると共にコネクタ115が本体側のコネクタに連
結されて電気的な接続がなされるようにしている。
【0084】収納キャリア4内には、垂直方向にやや傾
斜して矢示N方向に移動可能な縦ビン107が複数枚設
けられており、そのうち挿入口101の位置に移動して
いる縦ビン107上に挿入口101から挿入された封筒
Pf が図示のように受け入れられる。
【0085】各縦ビン107には、図29に示すように
下側に底板部107aがそれぞれ形成されており、その
底板部107aによって受け入れた封筒Pf を受け止め
る。その底板部107aの下側両端にはアーム113を
それぞれ取付けて、図30に示すようにその先端に形成
した孔113aに1つ前の縦ビン107のアーム113
をスライド可能に順次係合させ、各縦ビン107を接近
させたときにその各縦ビンが互いに略密着し、離間させ
たときに各縦ビンがアーム113のスライド限まで移動
してその各縦ビン107が所定の間隔まで開くようにし
ている。
【0086】そして、図29で左側の1番目の縦ビン1
07のアーム113の下側を、ビン移動装置となるプー
リ109,110間に張装したベルト111に固定し
て、コネクタ115(図28)を通して送られた信号に
よってモータ112が所定の量だけ回転して縦ビン10
7を移動させて、1ジョブ毎に2番目,3番目の順に縦
ビン107を順次挿入口101(図28)の直下位置と
なる封筒受入れ位置に移動させていく。
【0087】この収納キャリア4内への封筒の搬送は、
この実施例では図28に示す封筒チャック部45のチャ
ックコロ59,60を回転させることによって行われ
る。すなわち、この実施例では、その封筒チャック部4
5が用紙束が入った封筒を収納キャリア4へ搬送する封
筒搬送手段を兼ねている。
【0088】次に、図1の複写機を使用してコピーを行
う具体的な例として、片面原稿5枚を3部コピーしてそ
れを1部ずつステイプル綴じして封筒内に詰める場合に
ついて説明する。オペレータは、循環型原稿自動給送装
置2の原稿テーブル上に原稿を5枚セットしてADFモ
ードを選択する。また、装置本体1に設けられている操
作部でソートキー、ステープルキー、パッケージモード
キーをそれぞれ押す。
【0089】そして、スタートキーを押下すると、1枚
目の原稿が装置本体1の上部の画像読み取り部に送り込
まれて画像が読み取られ、その画像情報が書き込み部6
に転送されて前述した画像形成プロセスにより3枚のコ
ピーが作成される。
【0090】3枚のコピーされた用紙は順次SSP装置
3に送られ、図1に実線で示す位置に回動している切換
爪21によって縦搬送部42へ送られる。そして、1枚
目のコピーされた用紙は最上段の第1ビン35に同図に
実線で示す位置に回動しているソートガイド53,54
によって排出され、その排出が完了するとSSPユニッ
ト40がビン35の間隔分だけ下がり、2枚目のコピー
された用紙が第2ビン(上から2番目のビン)に排出さ
れる。
【0091】同様に、3枚目のコピーされた用紙が第3
ビン35に排出され、その頃には循環型原稿自動給送装
置2が原稿テーブル上の原稿を2枚目の原稿に入れ替え
ていて、1枚目の原稿のコピーの場合と同様に3枚のコ
ピーが行われ、それがSSP装置3に送られる。
【0092】SSP装置3は、2枚目の原稿の1枚目の
コピーが切換爪21を通過する前に第1ビン位置への排
出位置まで上昇していて、そこにそのコピーを排出す
る。以下、同様にコピー動作とソート動作が繰り返し行
われ、最終的に第1〜第3ビンにそれぞれ原稿の5頁分
に対応する5枚のコピーがそれぞれ頁順に揃えられて排
出される。
【0093】なお、前述したように、各ビン上に用紙
(コピー)が排出される度に一対のパックユニット4
6,46が互いに接近してその用紙をセンター基準で両
側から紙揃えすると共に、図14に示す上,下コロ6
5,66によってその用紙の端縁がビンフェンス35a
に突き当てられて先端揃えが行われる。
【0094】そして、このビン35上に揃えられた用紙
を、図1に示す上パック部63を下降させてステイプラ
47によって綴じる。同様に、この綴じ動作が第2,第
3ビンにおいても行なわれる。次に封筒の給送を、図2
の給紙部11あるいはトレイ24,手差しトレイ23の
いずれかから行うと、それがSSP装置3に給送され
る。この際、循環型原稿自動給送装置2に原稿をセット
しておけば封筒にも印刷をすることができるが、セット
しておかなければ印刷なしの封筒が給送される。
【0095】SSP装置3に送りこまれた封筒は、切換
爪21によって縦搬送部42に送られ、今度はSSPユ
ニット40のソートガイド53,54が図1に仮想線で
示す位置に退避しているので、封筒は搬送ベルト48に
よって下方に搬送され、それが封筒ガイド57,58に
よって封筒チャック部45のチャックコロ59,60の
間に案内されて、図11及び図12に示したように開封
状態になる。
【0096】この時、SSPユニット40は第3ビン
(最終ソート位置)35に位置しておおり、そのビン上
で綴じた用紙をパックユニット46が図1(ユニットが
第2ビンの位置に図示されている)に仮想線で示す位置
まで回動することにより封筒内に挿入する。その後パッ
クユニット46は元の位置(図1の実線位置)に戻り、
封筒はチャックコロ59,60間に圧接保持されたまま
SSPユニット40が下降することにより下がって最下
位置で停止する。
【0097】そこで、上,下のチャックコロ59,60
を回転させると、コピー後の用紙束が詰められた封筒が
図28の収納キャリア4内に落下し、それが所定の縦ビ
ン107に収納される。その後、SSPユニット40は
第2ビンの位置まで上昇し、同様に封筒詰めの動作を行
ってそれを収納キャリア4内に収納し、さらにその後で
第1ビンに対しても同様な動作を繰返して全ての動作を
終了する。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、次に記載する効果を奏する。請求項1の発明におい
ては、用紙積載手段上に積載された用紙を封筒内に自動
的に搬入することができるので、総合的な複写作業の効
率化を図ることができる。そして、その用紙を詰めた後
の封筒を収納する手段は、各縦ビンを接近させたときに
はその各縦ビンがアーム部分でスライドして互いに略密
着するため、多数の縦ビンを設けても省スペースになる
ため収納部分を小型化できる。 請求項2の発明において
は、用紙積載手段上に用紙が排出される度に1対のパッ
クユニットを接近・離間させ、さらにコロによって紙寄
せ動作を行うことによって、そのパックユニットを用紙
の先端と両側縁の位置を揃えるジョガーとして兼用させ
ることができるので、部品点数の削減になる。
【0099】
【0100】
【0101】請求項3の発明においては、コンパクトな
部品構成で仕分け動作と用紙の封筒詰め動作を一個所で
行うことができ、仕分け動作を行う部位と用紙の封筒詰
め動作を行う部位との相互間の用紙の搬送距離が短くな
るので搬送途上における不具合が発生しにくくなるため
信頼性が向上する。
【0102】請求項4の発明においては、仕分排出手段
の下側の空き空間に封筒保持部を配設するのでスペース
の有効利用が図れて装置をコンパクトにすることがで
き、封筒を開口部が上側に向いた状態で保持するので用
紙積載ビンから封筒詰め動作を行う位置までの用紙の搬
送距離が短くなるため搬送途上における不具合が発生し
にくくなり信頼性が向上する。
【0103】
【0104】請求項5の発明においては、上下方向に配
置される一対のコロ又はローラによって封筒を水平方向
に保持し、その保持部分よりも下側の部分を封筒ガイド
によって下方に曲げて保持することができるので、封筒
を縦長の狭いスペースに納めることができるため装置を
コンパクトにできる。また、封筒の保持が落下しにくい
水平方向になるためそれを確実に保持することができ
る。
【0105】
【0106】請求項6の発明においては、封筒はフラッ
プが形成されている側の面が下側のコロ又はローラの外
周面に接するように封筒ガイドによって案内されるの
で、封筒のフラップ部分が用紙挿入時にガイド部材とし
て機能するためその挿入動作をより確実に行うことがで
きる。また、装置をコンパクトにできる。
【0107】
【0108】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す用紙処理装置である
画像形成装置の後処理装置の要部を示す構成図である。
【図2】同じくその後処理装置を装着した画像形成装置
としてのデジタル複写機を示す全体構成図である。
【図3】同じくそのデジタル複写機の給紙部11に装着
される給紙カセットを示す斜視図である。
【図4】同じくそのデジタル複写機のトレイ24に封筒
がセットされた状態を示す斜視図である。
【図5】同じくその側面図である。
【図6】図1の後処理装置に設けられているSSPユニ
ット40のソートガイド54と搬送ベルト48との位置
関係を示した斜視図である。
【図7】同じくそのSSPユニット40のソートガイド
部によって用紙がビン上に排出される様子を示した説明
図である。
【図8】同じくそのSSPユニット40において封筒が
封筒チャック部45に搬送される様子を示した説明図で
ある。
【図9】同じくその封筒チャック部45を示す構成図で
ある。
【図10】同じくその封筒チャック部45において封筒
が開口部Ponを開封マイラー61の下端よりも下側にし
て保持された状態を示す説明図である。
【図11】同じくその封筒内に開封マイラー61の下端
が入り込んだ状態を示す説明図である。
【図12】同じくその開封マイラーが入り込んだ状態の
斜視図である。
【図13】図1のSSPユニット40に1対設けられて
いるパックユニット46とビンとの位置関係を示した斜
視図である。
【図14】同じくそのパックユニット46とビンとの位
置関係を示した正面図である。
【図15】同じくそのパックユニット46の主要部を示
す斜視図である。
【図16】同じくそのパックユニット46の平面図であ
る。
【図17】同じくそのパックユニット46の上,下コロ
をそれぞれ駆動する駆動系を示す斜視図である。
【図18】図1のSSPユニット40に設けられている
ステイプラを示す構成図である。
【図19】同じくそのSSPユニット40とそのユニッ
トを移動させる駆動系を示す斜視図である。
【図20】図15のパックユニット46の上コロ65を
示す概略図である。
【図21】同じくその上コロ65を示す斜視図である。
【図22】図15のパックユニット46の下コロ66を
示す概略図である。
【図23】同じくその上コロ65と下コロ66との間に
用紙を挾持した状態を示す概略図である。
【図24】図15のパックユニット46が挾持した用紙
の下面がビンフェンス35aの上端を越える位置まで上
昇した状態を示す概略図である。
【図25】同じくそのパックユニット46が用紙を挾持
して封筒内へ挿入する位置まで移動する様子を説明する
ための説明図である。
【図26】同じくそのパックユニット46が挾持した用
紙を封筒内へ挿入している様子を示す説明図である。
【図27】図2のデジタル複写機に装着される収納キャ
リア4を示す斜視図である。
【図28】同じくその収納キャリア4の内部を装置本体
の一部と共に示す構成図である。
【図29】同じくその収納キャリア4内に設けられてい
る多数の縦ビンをその駆動系と共に示す斜視図である。
【図30】同じくその各縦ビンの底部に固定されている
アームが1つ前のアームにそれぞれ係合している様子を
説明するための説明図である。
【符号の説明】
1 装置本体 3 SSP装置 4 収納キャリア 35 用紙積載
ビン(用紙積載手段) 35b,35c 切欠部 40 SSPユ
ニット 43 昇降装置(ユニット移動装置) 44 ソートガ
イド部 45 封筒チャック部 46 パックユ
ニット 47 ステイプラ 57,58 封
筒ガイド 59,60 チャックコロ 61 開封マイ
ラー(開封部材) 62 開封センサ 65 上コロ 66 下コロ P 用紙 Pf 封筒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂内 和典 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 昭48−76689(JP,A) 特開 昭61−115809(JP,A) 特開 昭63−67072(JP,A) 特開 平3−9897(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B43M 3/04 B65B 25/14 B65B 43/54 B65H 39/00 - 39/16 B65H 37/00 - 37/04 B65H 31/00 - 31/40

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙を積載する用紙積載手段と、該用紙
    積載手段上の用紙を封筒内に搬入する手段とを備え、そ
    の用紙を封筒内に搬入する手段によって用紙が詰められ
    た封筒を収納する手段を設けると共に、 該封筒を収納する手段が、収納ケースと、その収納ケー
    ス内に縦方向に若干傾斜させて配置した複数の縦ビン
    と、該複数の縦ビンを前記収納ケースに形成される封筒
    が送り込まれる挿入口の位置まで選択的に移動させるビ
    ン移動装置とによって構成され、前記複数の縦ビンがそ
    れぞれ下部に形成したアームによって1つ前の縦ビンの
    アームにスライド可能に係合し、前記ビン移動装置によ
    って各縦ビンを接近させたときにその各縦ビンが互いに
    略密着し、離間させたときに各縦ビンが前記アームのス
    ライド限まで移動してその各縦ビンが所定の間隔まで開
    ことを特徴とする用紙処理装置。
  2. 【請求項2】 用紙を積載する用紙積載手段と、該用紙
    積載手段上の用紙を封筒内に搬入する手段とを備え、そ
    の用紙を封筒内に搬入する手段が、前記用紙積載手段上
    の用紙を挾持した状態で封筒のある位置まで移送するパ
    ックユニットと、前記封筒を用紙が移送される位置へ案
    内する封筒ガイドと、その案内位置で封筒を保持する封
    筒保持部と、該封筒保持部に近接して配設され、前記封
    筒の開口部に先端側を挿入して前記パックユニットによ
    って移送される用紙を封筒の開口部内に導く開封部材と
    からなり、 前記用紙積載手段の用紙受入れ側端部の用紙幅方向の両
    端をそれぞれカットして切欠き部を形成し、前記パック
    ユニットを1対設けると共に該ユニットに前記用紙積載
    手段上に載置されている用紙を該用紙積載手段から排出
    する方向に回転可能なコロをそれぞれ設け、且つ該ユニ
    ットを互いに接近・離間させる移動機構を設け、該移動
    機構によって前記パックユニットを互いに接近させたと
    きにそれらのユニットが前記各切欠き部内に移動し、離
    間させたときにそれらが該切欠き部から退避するように
    配置した ことを特徴とする用紙処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の用紙処理装置にお
    いて、複数の用紙積載ビンからなる前記用紙積載手段
    と、搬送されてくる用紙を前記各用紙積載ビンに仕分け
    して排出する仕分排出手段とを備え、該仕分排出手段と
    用紙を封筒内に 搬入する手段とを同一の保持部材に取付
    けてユニット状にし、該ユニットを前記仕分排出手段が
    排出する用紙を各段の用紙積載ビン上に排出可能な位置
    にそれぞれ移動させるユニット移動装置を設けたことを
    特徴とする用紙処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の用紙処理装置において、
    前記仕分排出手段の下側に用紙を封筒内に搬入する手段
    の封筒を保持する封筒保持部を配設し、該封筒保持部に
    よって封筒を開口部側を上側に向けて垂れ下がるように
    保持するようにしたことを特徴とする用紙処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の
    用紙処理装置において、前記用紙を封筒内に搬入する手
    段の封筒を保持する封筒保持部を、互いに圧接する一対
    のコロ又はローラによって構成し、該封筒保持部が封筒
    を搬送する手段も兼ねるようにし、前記封筒保持部の一
    対のコロ又はローラを上下方向に配置して、その下側の
    コロ又はローラの外周面に略沿わせて封筒を案内する封
    筒ガイドを設けたことを特徴とする用紙処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の用紙処理装置において、
    前記封筒ガイドが、前記一対のコロ又はローラによって
    搬送される封筒のフラップ部分のある側の面が下側の前
    記コロ又はローラの外周面に接するように配設されてい
    ことを特徴とする用紙処理装置。
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