JPH0692482A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JPH0692482A
JPH0692482A JP4248211A JP24821192A JPH0692482A JP H0692482 A JPH0692482 A JP H0692482A JP 4248211 A JP4248211 A JP 4248211A JP 24821192 A JP24821192 A JP 24821192A JP H0692482 A JPH0692482 A JP H0692482A
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JP
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feeding
sheet
paper
roller
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JP4248211A
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English (en)
Inventor
Yasushi Yamada
恭 山田
Tadashi Uematsu
正 植松
Kazuaki Fukuda
和晃 福田
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上送り底戻し方式の循環式自動原稿搬送装置
における両面原稿の排紙反転動作の確実安定化とジャム
処理の容易迅速化とを達成し、かつ大型原稿の載置を可
能にするコンパクトな自動原稿搬送装置を提供する。 【構成】 複数のシートを積載可能なシート載置部と、
シート載置部のシート送り出し方向下流に位置し、シー
ト載置部上に積載されたシートの一部に接してシートを
送り出す移動可能な送り出し手段と、シート載置部の少
なくとも一部に位置し、シートを載置するとともに、シ
ートを前記送り出し手段に押圧する押圧部材と、弾性変
形部材を介して前記押圧部材を駆動する駆動手段と、送
り出し手段の移動位置を検知する押圧検知手段と、押圧
検知手段による信号により駆動手段を制御して押圧部材
による送り出しローラ押圧力を制御する手段とから構成
したことを特徴とする給紙装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンタ等の画像形成装置におけるシート状用紙の
給紙装置に関し、特に自動原稿搬送装置における原稿給
送や、カセットまたは中間トレイに収容されたシート状
記録用紙、搬送の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、複写機やファクシミリやプリ
ンタ等の画像形成装置においては、用紙トレイや給紙カ
セットや用紙スタッカーや原稿載置用スタックトレイな
どに堆積されたシート状用紙を、最上位または最下位か
ら順次1枚ずつ取り出し、画像記録部等に送る給紙装置
が設けてある。
【0003】例えば、像形成体上に形成されたトナー像
をタイミングよく転写材上に転写するため、給紙カセッ
トからピックアップローラ、フィードローラを経て搬送
された記録紙を予めレジストローラに突き当てて弛みを
作った状態で停止させておき、原稿情報を読みとる光学
系の走査開始動作と同期して前記レジストローラを駆動
し、記録紙を挟持して転写領域に搬送するようにしてい
る。特開昭50-73374号公報に開示された紙葉類の供給取
り出し装置では、真空吸着機構を用い、紙葉類の厚さお
よび圧力に応じて変位する厚さ検知レバー、圧力検知レ
バーにより検知して、モータを駆動して紙葉類の搬送速
度を制御している。
【0004】両面記録・多重記録時の中間トレイにおけ
る記録用再給紙装置も上記給紙装置と同様に、記録紙の
送り出し分離給紙、搬送が行われる。
【0005】自動原稿搬送装置においては、シート状原
稿(以後単に原稿と称す)を載置した原稿載置台(スタ
ックトレイ)から給紙装置によって1枚ずつ繰出された
原稿は、搬送ベルトによって原稿台ガラス上に給送さ
れ、ここで複写機本体内の露光部ランプにより露光され
た後、更に原稿排紙台上に搬出される。特開昭60-36248
号公報に開示された底部シート分離送り装置は、空気噴
射手段による圧さく空気をシート間に供給してシート分
離を行うものであり、異なるシートスタック量に応じて
空気の流量を制御するようになっている。なお、シート
サイズに応じて給紙条件を変える方式として、特開平3-
200632号公報が開示されている。
【0006】また、原稿載置部上に積層した原稿を一枚
ずつ分離して複写機のプラテンガラス上に自動給紙し、
該プラテンガラス上において露光処理後の原稿を再度原
稿載置部に戻して繰り返し処理できるようにした循環式
の自動原稿搬送装置(RDH)も提案されている。この
循環式の自動原稿搬送装置(RDH)は、一循環で一部
ずつコピーを作成し、その作部数分だけ原稿を循環させ
るようになっている。
【0007】これら循環式の原稿搬送装置は、高速連続
複写と、複写済み記録紙の迅速ページ揃えを可能とし、
更に記録紙のステープル、パンチ等を行なうフィニッシ
ャー装置と接続して、記録紙の最終処理を無人で完成す
ることができる。
【0008】このような循環式原稿搬送装置(RDH)
は、給送部において、原稿載置部上に原稿表面側を上向
きに積層した複数枚の原稿を最下層のものから一枚ずつ
処理部(プラテンガラス面)へ向けて分離搬送する底送
り上戻し方式である。
【0009】このような底送り上戻し方式のRDHで
は、原稿送り出し時に、原稿同士の表裏面摩擦によって
生じる原稿表裏面汚れや擦れによる原稿画像の乱れ等の
問題を発生する。特に鉛筆書き原稿の場合には上記問題
による原稿汚れが著しい。
【0010】上記問題を解消する手段として、特公昭56
-37536号公報に開示された頂部フィード/底部リスタッ
ク式の循環式自動書類給送装置が提案されている。この
方式では、シート持ち上げ用の周期的動作型スタック持
ち上げ手段により処理済みのシートをスタックシートの
下側から挿入している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】1分間に50枚以上の速
度でコピーの作業をすることが可能な高速複写機では、
迅速にかつ確実な方法で原稿をプラテンガラス上に送る
自動原稿搬送装置や、コピーシートを給紙カセットや中
間トレイから高速に送り出して供給する記録シート給紙
装置の必要性が生じる。これらの自動原稿搬送装置や記
録シート給紙装置では、各種の多数枚の原稿束や記録シ
ート束をスタックトレイ等に積載して、給送完了まで、
送りミスや重複送りを防止して高速給送を保持しなけれ
ばならない。送るべき原稿または記録シートは、サイズ
種(例えばB5〜A3)、厚さ別(厚手、薄手シー
ト)、スタック枚数の量等により、給送条件に差異があ
るから、送り出しが著しく不安定になる。
【0012】この問題を防止するために、真空ベルト装
置や真空吸着機構を備えた前記給紙装置は、機構が複
雑、大規模になり、騒音発生等の問題がある。また、前
記特開昭50-73374号公報に示された紙葉類の供給取り出
し装置では、シート押圧力が2段階しか変更できず、前
記複雑な給送条件に適合できない。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は、自動原稿搬
送装置や記録シート給送装置における給紙装置の上記の
問題点を解決し、原稿および記録シートのサイズ、紙
質、紙枚数等に応じてシート押圧力を自動的に変更し、
シートの高速給送を確実・安定化することを目的とする
ものである。また、オペレータの指定条件でも、給送時
のシート押圧力を変更設定可能にすることにより、各種
の給送条件に適応して安定給送を可能にする給紙装置を
提供することを目的とするものである。
【0014】上記目的を達成するこの発明の給紙装置
は、複数のシートを積載可能なシート載置部と、該シー
ト載置部のシート送り出し方向下流に位置し、前記シー
ト載置部上に積載されたシートの一部に接してシートを
送り出す移動可能な送り出し手段と、前記シート載置部
の少なくとも一部に位置し、前記シートを載置するとと
もに該シートを前記送り出し手段に押圧する押圧部材
と、弾性変形部材を介して前記押圧部材を駆動する駆動
手段と、前記送り出し手段の移動位置を検知する押圧検
知手段と、該押圧検知手段による信号により前記駆動手
段を制御して前記押圧部材による送り出しローラ押圧力
を制御する制御手段とから構成したことを特徴とするも
のである。
【0015】
【実施例】以下、この発明を添付図面に示す実施例に基
づいて説明する。
【0016】図1は、この発明の給紙装置を適用した自
動原稿搬送装置を備えた電子写真複写機の全体構成図で
ある。
【0017】図において、100は複写機本体、200は給紙
ユニット(PFU装置)、300は循環式の原稿搬送装置
(RDH装置)を備えた自動原稿搬送装置、400は複写
紙後処理装置(フィニッシャー(ステイプラ装置付ソー
タ等)以下FNS装置と称す)である。
【0018】複写機本体100は、走査露光部110、画像形
成部120、給紙部130、搬送部140、定着部150、排紙切換
部160、複数の給紙カセット170および両面複写用複写紙
再給紙装置(ADU装置)180から構成されている。
【0019】図中一点鎖線は複写紙Pの搬送経路を示
す。複写機本体100下部の給紙カセット170、または給紙
ユニット(PFU)200に収容された複写紙Pが、画像
形成部120により画像形成されたのち、搬送部140と、定
着部150、排紙切換部160を経てFNS装置400に収容さ
れるメインルートと、前記排紙切換部160から分岐され
た複写紙PがADU装置180に一旦ストックされたの
ち、再給送されて複写機本体100の給紙部130に至る循環
ルートとから成る。
【0020】図2は、複写機本体100の上部に装備され
た自動原稿搬送装置300の断面図である。本発明の給紙
装置が適用可能な自動原稿搬送装置300は、複数枚から
成る原稿(片面原稿または両面原稿)を原稿載置部310
上から複写機本体100のプラテンガラス111の露光部に搬
送して、再び上記原稿載置部310上に搬送する循環式の
RDH装置、R−RDH装置およびADF装置、R−A
DF装置等の諸機能を備えている。
【0021】自動原稿搬送装置300は、原稿載置部310、
給送部320、中間搬送部330、搬送部340、排紙反転部350
から構成されている。
【0022】原稿束Dを原稿載置部310上に載置する
と、原稿の有無が、原稿セット検知センサ(原稿ゼロ枚
検知センサ)S1によって検知され、複写機本体1のコ
ントロールパネルにADFモードが表示される。また、
原稿束Dが所定位置に設置されると、原稿サイズ(B5
〜A3)が原稿サイズセンサS2によって検出され、複
写機本体1の制御部に入力される。
【0023】前記原稿載置部310の原稿給送下流先端側
には、可動押圧板317が、揺動軸317Aを中心にして
揺動可能である。該揺動軸317Aには、駆動板319が
ねじ固定されていて、一体となって揺動可能である。ま
た、揺動軸317Aには弾性変形部材(例えばトーション
ばね)317Bが巻回され、その両端部は前記駆動319を、
中央部は前記可動押圧板317をそれぞれ圧接可能になっ
ている。
【0024】前記駆動板319に設けたアクチュエータ部
は、固定底板に固設した押圧ホームポジションセンサS
3の光路をオンオフさせ、駆動板319のホームポジショ
ンを検知する。
【0025】図3は、原稿載置部310の要部斜視図であ
る。原稿Dを積載して支持して回動自在な幅広の給送ベ
ルト311は、駆動ローラ312と従動ローラ313との二軸に
巻回されたエンドレスベルトである。
【0026】図4は該ベルト311の斜視図を示す。該給
送ベルト311の一方の端部は継目部311Aにより接合され
ループ状をなしている。該ベルト311の他方の端部は、
前記継目部311Aより外方に延長した舌片状の挟持片部
(グリッパ部)311Bを形成している。上記給送ベルト3
11は布袋ベルトに樹脂被覆したもの、またはポリエチレ
ンテレフタレート(PET)フィルム等で形成される。
該給送ベルト311の挟持片部311Bの内表面およびベルト
外表面(図4のA−B間)は高摩擦係数とする粗面加工
が施され、それ以外のベルト外表面(図4のB−C間)
は低摩擦係数の滑面をなしている。なお、311Cは前記
ベルト311の一部に穿設された貫通穴(被検部)であ
り、ベルト位置検出用反射型センサS13によりベルトの
ホームポジションを検出して、給送ベルト311の挟持片
部311Bの停止位置が制御される。
【0027】前記駆動ローラ312の回転軸312Aの軸端に
は、駆動源の排紙モータM3に接続する電磁ブレーキB
RK2と電磁クラッチCL4が設けてある。また、給送
ベルト311の内側で駆動ローラ312、従動ローラ313間に
は、固定板314が固設されている。該固定板314は給送ベ
ルト311上の原稿束Dを平面上に載置して支持する。
【0028】315は前記給送ベルト311上に積載される原
稿部数と、読取り処理後に循環搬送されて積載原稿束の
最下層に底入れされる原稿部数とを区分けする部数区切
り手段である。該部数区切り手段315の区切りレバー315
Aはばね付勢されていて、ソレノイドSL3,SL4に
より上昇および給紙直交方向に後退駆動する。
【0029】311Dは、区切りレバー315Aが給送ベルト
311の下方に退避するために給送ベルト311の側方に設け
られた切欠き部である。
【0030】原稿載置部310に最初に積載する原稿束
は、給送ベルト311および後述の可動押圧板317上に積載
し、該原稿束を片側基準で原稿幅方向を規制する幅スト
ッパ板316に突き当て、同時に原稿先端部を後述の原稿
先端ストッパ318に突き当てて整列して載置する。この
とき、前記区切りレバー315Aは原稿束の自重によって
押圧されて下降し、原稿束の最下層を軽く押し上げてい
る。また、上記区切りレバー315Aの搬送上流側に設け
た揺動自在な紙押えレバー310Zは、戻る原稿が確実に
原稿束の下に挿入されるように補助するもので、その自
重により原稿面を軽圧接する。その紙押えレバー310Z
は、カール紙や少数原稿搬送時に、区切りレバー315A
の動作安定化にも有効である。
【0031】前記給送ベルト311の原稿給送下流側に
は、可動押圧手段の可動押圧板317が、固定底板310Aと
一体をなす両側板に設けた軸受に支持された揺動軸317
Aには、駆動板319がねじ固定されていて、一体となっ
て揺動可能である。また揺動軸317Aには弾性変形部材
(例えばトーションばね)317Bが巻回され、その両端
部は、駆動板319および可動押圧板317にそれぞれ圧接し
てばね付勢している。このとき、可動押圧板317と駆動
板319とは、トーションばね317Bの開き方向に押される
が、可動押圧板317の下端部で駆動板319の一端に当接し
て両者の開き角度が一定量以上に開かないように規制さ
れている。また、トーションばね317Bによるばね圧は
設定圧に調整されている。
【0032】前記駆動板319の一端にはアリチュエータ
部(遮光板部)319Aが突出している。該アリチュエー
タ部319Aは、前記固定底板310Aに固設した押圧ホーム
ポジションセンサ(例えばフォトインタラプタ)S3の
光路をオン・オフさせ、駆動板319のホームポジション
を検知する。揺動軸317Aを中心にして揺動可能であ
る。該揺動軸317Aの一方の軸端は図示しない歯車を介
して押圧モータM1に接続している。
【0033】前記可動押圧板317の原稿給送下流側先端
部近傍には、原稿先端ストッパ318がRDH装置本体に
固設されている。
【0034】上記可動押圧板317の上方には、給送部320
が設けられている。該給送部320は、送り出しローラ321
と、駆動ローラ323、従動ローラ322、これら両ローラを
巻回し回動するフィードベルト324のと、その下方に位
置する重送防止用リバースローラ325とから構成されて
いる。前記駆動ローラ322には、駆動モータM2の駆動
力が電磁クラッチCL1を介して動力伝達される。
【0035】図5は原稿載置部310と給送部320の要部断
面図である。前記送り出しローラ321を保持する枠体321
Aは支軸Aを中心にして揺動自在である。該枠体321A
の先端(図示右方)には突出したアクチュエータ部321
Bが一体に形成されていて、自動原稿搬送装置300の固
定ステー部材300Aの所定位置に固設された押圧検知セ
ンサS4の検知光路をオン・オフさせる。
【0036】図6は排紙反転部350から原稿載置部310の
給送ベルト311、可動押圧板317に排出される原稿Dの搬
送状態を示す模式図である。
【0037】原稿D1の先端通過センサS9で検出され
たのち、クラッチが連結され、ホームポジションから回
動開始する給送ベルト311の挟持片部311Bに原稿Dの先
端部が挟持されると、更に回動する給送ベルト311上の
粗面上に挟持されて、積載された未処理原稿束Dの最下
層に挿入されて図示左方へ運ばれる(図6(A),
(B)参照)。
【0038】このとき、可動押圧板317は下降位置にあ
り、原稿束Dの先端部は送り出しローラ321と離間して
いる。上記給送ベルト311の表面線速度は、排紙反転部3
50の循環排紙ローラ(片寄り矯正ローラ)355の表面線
速度より若干速めまたは等速に設定してある。また、上
記給送ベルト311の原稿Dに接触する面は粗面であるか
ら、原稿Dは確実に給送ベルト311に保持されて給送さ
れる。
【0039】更に、給送ベルト311の原稿束Dの最下層
に接する面は滑面であるから、給送ベルト311は滑らか
に原稿束下面と摺接して回動する。
【0040】上記給送ベルト311に保持された原稿D
は、給送ベルト311の従動ローラ313に沿って下方への方
向転換するに伴って給送ベルト311の上面よりやや下方
にある可動押圧板317の上面を滑走して、原稿先端スト
ッパ318に突き当り、給送が停止する。従って前記給送
ベルト311の全周長は、循環搬送される原稿Dの給送方
向の最大長さ以上に設定すると原稿戻し動作は良好であ
る。
【0041】再び図2において、上記給送部320の原稿
搬送下流側には、中間搬送部330が設けてある。該中間
搬送部330は、正回転駆動される第1中間搬送ローラ対3
31、湾曲状のガイド板332、正逆回転駆動される第2中
間搬送ローラ対333、第3中間搬送ローラ対334からな
り、給送部320から送り出された原稿Dをプラテンガラ
ス111の一端に搬送する搬送経路を形成している。
【0042】また、前記第3中間搬送ローラ対334の左
方で、プラテンガラス111の図示左方には反転手段が設
けられている。反転搬送ローラ対335は、一方向クラッ
チCL5により、常に正回転駆動される。336は、前記
第3中間搬送ローラ対334と反転搬送ローラ対335との各
ニップ位置を接続する湾曲状のガイド板であり、原稿反
転給送経路を形成している。該反転給送経路の一部には
反転検知センサが設けてあり、反転給送される原稿の通
過を検知する。337は切換爪である。
【0043】前記プラテンガラス111の面上には、搬送
ベルト341が駆動ローラ342と従動ローラ343と4個の原
稿押さえローラ344とテンションローラ345の間に回転可
能に張架されている。前記駆動ローラ342の軸上にはク
ラッチとブレーキが軸支されていて、駆動ローラ342
は、前記駆動モータM2の駆動力により作動する。
【0044】排紙反転部350は、排紙ローラ351,352、
切換爪353,357、反転搬送ローラ354、循環排紙ローラ3
55およびガイド板356A,356B,356C等から構成され
ている。排紙ローラ351,352、反転排紙ローラ354、循
環排紙ローラ355は排紙モータM3によって駆動され
る。前記排紙ローラ351,352、反転搬送ローラ354と循
環排紙ローラ355は排紙モータM3によって駆動され、
反転搬送ローラ351,354は正逆回転駆動される。また切
換爪353は切換ソレノイドSL1で駆動される。切換爪3
57は切換ソレノイドSL2で受動される。
【0045】前記複写機本体100の上部で、自動原稿搬
送装置300の排紙反転部350の排紙開口部付近には、排紙
トレイ部360が固設されている。該排紙トレイ部360は、
複写機本体100の筐体上面にねじ等により固定された傾
斜面を有する固定トレイ361と、該固定トレイ361の一端
に設けた支点軸362に枢支されて揺動可能な可動トレイ
(樹脂トレイ)363とから構成されている。そして該可
動トレイ363を折り畳んだ状態では、固定トレイ361の傾
斜上面と、可動トレイ363の傾斜下面との間は一定間隔
を保った反転排紙通路364を形成している。前記反転排
紙ローラ354から排出された原稿Dは、上記反転排紙通
路364を溯上して一旦停止し、引続き反転排紙ローラ354
の逆回転駆動により、自動原稿搬送装置300内に導入さ
れ、片面原稿のADFモード時には、排紙反転部350の
排紙ローラ352により再び機外に排出され、前記可動ト
レイ363の上面に載置される。
【0046】排紙トレイ部360の可動トレイ363を揺動さ
せて、展開した状態では、固定トレイ361の上面側は、
可動トレイ363の上面側に延長されて、大型原稿例えば
A2判用紙やファンフォールド紙(CFF)等を排出載
置可能となる。
【0047】また、両面原稿の反転循環モード(R−R
DH)時には、切換爪357が下方に切り換えられ、上記
反転排紙通路364に一旦排出された原稿Dは、反転排紙
ローラ354からガイド板356C,356B、循環排紙ローラ3
55を経て、原稿載置部310に戻される。
【0048】図7および図8は各種モードにおける原稿
搬送経路(一点鎖線)を示す模式図である。
【0049】図7(A)は片面原稿を複写して機外の排
紙トレイ部360に排出するADFモードであり、該原稿
Dは、原稿載置部310から経路a,b,c,d,e,
f,g,hを経て、A3以下の一般原稿の場合には、可
動トレイ363上に載置収容される。大サイズ原稿(A
2、ファンフォールド紙等)の場合には、前記固定トレ
イ361と可動トレイ363を接続した二つの面上にわたって
載置収容される。
【0050】図7(B)は両面原稿を複写して機外の排
紙トレイ部360に排出するRADFモードであり、原稿
Dは先ず上述の経路a,b,c,d,eを経て第1面
を露光処理した後、プラテンガラス111を逆行してルー
プ経路iで表裏反転して経路dを通り、再びプラテンガ
ラス111を図示右方の経路eを通って第2面を露光処
理する。両面露光処理済みの原稿Dは、反転排紙部350
に搬出され、経路f,j,kを通過して、前記排紙トレ
イ部360のトンネル状の反転排紙通路364に進入し、その
後逆送されて経路m,hを経て排紙トレイ部360上に載
置収容される。
【0051】図8(C)は片面原稿、片面コピー時の原
稿循環搬送を示すRDHモードの模式図である。片面原
稿Dは順送循環経路a,b,c,d,eを経て露光処理
後は排紙反転部350の経路f,g,nを経て、原稿載置
部310の給送ベルト311の挟持片部311Bに入り込んで給
送ベルト311によって搬送され原稿束の最下層に底戻し
される。
【0052】図8(D)は両面原稿、両面コピー時の原
稿循環搬送を示すR−RDHモードの模式図である。両
面原稿の奇数面の露光処理までの経路は、前述のRDH
モードと同じであり、一方の面をコピーされたシートが
ADU180内にスタックされる。さらに再度原稿を送り
出し経路a,b,c,dを経て、露光処理後の原稿Dは
露光f,j,kに至り、ここでスイッチバックして経路
m,nを経て原稿載置部310に戻される。
【0053】図9は自動原稿搬送装置300の駆動系(動
力伝達系)を示す構成図であり、原稿循環、原稿反転循
環の給紙、搬送、排紙の各動作の制御は全てCPUによ
って行なわれる。
【0054】以下、各種モードの原稿搬送動作のうち、
一例として両面原稿循環搬送モード(R−RDHモー
ド)について説明する。このR−RDHモードは、前半
の奇数ページの原稿搬送が片面循環搬送モード(RDH
モード)であり、後半の偶数ページの原稿搬送が反転給
送・反転排紙による循環搬送である。先ず、RDHモー
ドについて説明する。
【0055】(1)RDHモード(片面原稿循環搬送モ
ード) 図10はRDHモードにおけるタイミングチャートであ
る。図11はこのモードにおける原稿循環搬送経路を示す
模式図である。
【0056】原稿第1面側をプラテンガラス111で露光
処理するときには、原稿Dは経路a,b,c,dを経て
プラテンガラス111に至る給紙経路を辿り、露光処理後
には切換爪353の上面を通って、経路f,g,nを経て
給送ベルト311の挟持片部311Bに入り込む。
【0057】(1A)イニシャライズ (1A1) 本体電源オン (1A2) 原稿押圧動作 複写機本体100のメインスイッチをオンすることによ
り、押圧モータM1が回転されて、可動押圧板317は押
圧ホームポジションセンサS3により初期停止位置が検
知され、押圧モータM1は停止している。即ち、押圧ホ
ームポジションセンサS3は、ホームポジションでオン
になっている。
【0058】メインスイッチがオンで、もし押圧ホーム
ポジションセンサS3がオフならば押圧モータM1を逆
回転させて、押圧ホームポジションセンサS3がオンに
なったことを検知して押圧モータM1を停止させ、駆動
板319及び可動押圧板317を最低の初期位置に停止させ
る。
【0059】もし、ホームポジションセンサS3がオン
であったなら、一度押圧モータM1を正転させて、ホー
ムポジションセンサS3をオフにしてから、次に該モー
タM1を逆転させて、前記センサS3がオンになったら
モータM1を停止させホームポジション位置になる。こ
れは駆動ギヤやセンサオンのタイムラグを吸収するため
に有効である。このホームポジション停止位置では、原
稿束Dの所定最大量を収容可能なクリアランスを保持し
ている。
【0060】(1A21) 給紙ベルト311および可動押圧板
317上に原稿束Dを載置すると、セット検知センサS1
がオンになり、ADFモードになる。同時にサイズ検知
センサS2がオンになり原稿サイズが検知される。
【0061】(1A22) コピーボタンをオンにするとA
DFおよびコピーが開始可能となり、押圧モータ(ステ
ッピングモータ)M1が駆動回転し、揺動軸317Aに固
定された駆動板319とトーションばね317Bを介して可動
押圧板317が揺動回転しその先端部が上昇し、積載した
原稿束Dを持ち上げていく。この上昇過程で、揺動軸31
7Aの揺動角がロータリーエンコーダ等によってパルス
カウントC1を計数していく。
【0062】(1A23) 可動押圧板317上に積載された原
稿束Dの上面が、自重所定位置に下降している前記送り
出しローラ321の外周面に軽圧接されると、可動押圧板3
17は原稿束を挟持した状態のまま送り出しローラを上昇
させる。所定量上昇後、先端のセンサーS4がONとな
りカウント計数(C2)開始する。さらに上昇揺動する
と送り出しローラ321を保持する枠体321Aは図示しない
固定部材に当接し停止する。しかし、駆動板319は更に
駆動回転されて、トーションばね317Bを圧縮しながら
反時計方向に回動し、可動押圧板317と駆動板319の間隔
が狭められていく。
【0063】(1A24) 押圧検知センサS4がONする
と、初期設定圧(ローラー自重50g)になり、カウント
C1の計数は停止する。
【0064】(1A25) 上記カウントC1の出力により
原稿束Dの紙束厚が検出され、先に検出されたサイズセ
ンサS2による原稿サイズ、または厚紙または薄紙の設
定入力によって予め定められている押圧パルステーブル
によって指定パルスが決定される。
【0065】前記カウントC1計数値で原稿紙束厚さが
検知され、この紙束厚を例えば3段階の多、中、少に区
分設定される また、原稿サイズとして、B5〜A3判を設定し、これ
は、前記サイズ検知センサS2によって検出される。複
数種の原稿サイズの原稿紙束が混載されるときには、ユ
ーザが複写機本体の操作パネル上に配置された混載キー
を押すことによって指定する。
【0066】原稿紙の1枚の紙厚指定は、前記操作パネ
ル上に配置された薄紙キーまたは厚紙キーを押すことに
よって指定する。
【0067】以上のように、原稿紙束厚と原稿サイズは
各センサによって自動検出され、原稿の混載と紙厚とを
マニュアル設定する。
【0068】これらの検出値およびマニュアル設定とに
より、押圧パルステーブルが予め設定され、不揮発メモ
リーに記憶させておき、これらシート条件入力手段によ
ってカウントC2が決定される。
【0069】(1A26) 上記指定パスルによってカウン
トBが入力され、さらに駆動板319の駆動により、カウ
ントC2の計数を継続し、指定カウント数C2がカウン
トアップするまで駆動板319を揺動させると、トーショ
ンばね317Bの巻き付き量が増し、ほぼ直線的に弾性力
が変化し、押圧力が増大していく。
【0070】(1A27) カウントC2がカウントアップ
すると、可動押圧板317は所定の押圧力(例えば100g)
によって原稿Dを送り出しローラ321に圧接し、押圧モ
ータM1が駆動を停止する。
【0071】(1A3) 片寄り矯正ローラのホームポジ
ションサーチ動作 片寄り矯正ローラ対355は、紙搬送に直交する方向に移
動可能であり、片寄り矯正モータM4で駆動される。片
寄り矯正ローラ対355の通紙経路外にはローラ位置を検
知する片寄りホームポジションセンサS15が設けられて
いる。
【0072】メインスイッチオンで、もし上記センサS
15がオフならば、モータM4を回転させて、上記ローラ
355を奥方向に移動させ、センサS15がオンになるとモ
ータM4を停止させる。モータM4はステップモータで
あり、停止後、一定電圧をかけてホールド状態にする。
又、センサS15がオンであれば、モータM4を逆転させ
て、ローラ355を手前方向に移動させてセンサS15を一
度オフさせた後、再びモータM4を正転させてセンサS
15がオンとなった所でモータM4を停止、ホールドさせ
る。この動作で、モータM4からローラ355までのギヤ
等のガタによらずローラ355は常に正確な所定位置に停
止する。
【0073】この所定位置は通常、ローラ355の可能範
囲のほぼ中央位置となるよう調整される。
【0074】(1A4) 底戻し給送用ベルトホームポジ
ションサーチ動作 駆動ローラ312と従動ローラ313にかけわたされた一部に
挟持片部311Bを有する底戻し給送ベルト311には、図
3、図4に示すようにホームポジション検出用の貫通穴
311Cがあいている。メインスイッチがオンすると、排
紙モータM3と底戻しCL4をオンして、駆動ローラ31
2を回転させる。駆動ローラ312は1方向回転クラッチC
L6を介して駆動されており、モータM4の正逆転回転
によらず常に実線矢印方向に回転する。
【0075】ベルトホームポジションセンサS13をベル
ト311上のホームポジション検出用貫通穴311Cが通過す
ると、センサS13がオフし、所定時間後、底戻しクラッ
チCL4をオフすると同時に、排紙ブレーキBRK2を
オンにして、駆動ローラ312を停止させる。底戻し用給
送ベルト311が図のように挟持片部311Bが片寄り矯正ロ
ーラ対355の延長上になるようにタイミングが合わされ
る。
【0076】(1B)原稿循環搬送 (1B1) 駆動モータ(メインモータ)M2がオンとな
り、同時にクラッチCL1,CL2もオンとなり、給紙
が開始される。
【0077】すなわち、モータM2の駆動力によって回
動を始めたフィードベルト321によって上層の原稿Dは
送り出され、更にリバースローラ325により送り出され
た上記複数枚の原稿Dのうち最上位にある原稿一枚のみ
が分離されて給送される。
【0078】(1B2) コピーボタンオンで、部材区切
りソレノイドSL3をオンさせて、底戻し用給送ベルト
311の挟持片部311Bから最下層原稿の下側へ部数区切り
手段315の区切りレバー315Aを挿入する。該区分け板31
5Aは上方へ微小力で持ち上がるようになっている。
【0079】(1B3) 図12は原稿搬送経路を示す動作
過程の模式図である。
【0080】ここで原稿の給送、搬送、露光処理に関し
ては前述のRADFモードと同じであるから説明を省略
し、以下、原稿反転排紙過程について述べる。
【0081】(1B4) 排紙モータM3の高速回転によ
り、原稿D1が排紙トレイ部360の反転排紙通路364から
反転排紙ローラ354、ガイド板356Cを経て、既にRDH
切換ソレノイドSL2 により切換爪357が揺動して上方
の通路を切換え開放した分岐部を通って、ガイド板356
B内を進行する。この搬送時に、原稿D1の先端が排紙
センサS9により検出されると、タイマーT9が計時開
始する。タイマーT9がカウントアップすると、底戻し
クラッチCL4をオンする。このとき片寄り検知センサ
S10がオフならば、片寄り矯正モータM4を奥方向へ回
転開始させる。また、センサS10がオンならば手前方向
へ動かし、オフになった後、再び奥方向へ回転してオン
と同時に停止させ、原稿を幅ストッパ板316に突き当て
て片寄りを矯正して整列させる。タイマーT9は原稿D
1の先端が給送ベルト311の挟持片部311Bに挟持される
よう、底戻しクラッチCL4をオンするように設定され
る。
【0082】本実施例では、排紙ローラ351から上記挟
持片部311Bまでの搬送距離が、通紙サイズ以上の間隔
を有しているが、タイマーT9と独立したタイマーによ
り原稿D1の後端が排紙ローラ351を抜けた後、片寄り
矯正モータM4をオンさせるようにして、挟持片部311
Bから排紙ローラ351までの維持を原稿サイズより短か
くすることも可能である。
【0083】さらに、底戻し用給送ベルト311と片寄り
矯正ローラ対355とを回転させ、上方の原稿束の下側に
原稿D1を挿入していく。ここで、部数区切り手段315
の区切りレバー315Aは、部数区切りソレノイドSL4
により、上方へ一定量上げられており、挟持片部311B
で先端がニップされた原稿D1は、この下方へ挿入され
る。
【0084】(1B5) 原稿D4は、原稿交換動作完了
後、さらに送り出されて、レジスト完了後に直ちに可動
押圧板317が下がるため、原稿載置部310に戻る動作中の
原稿D1は、下降した可動押圧板317上を通り、原稿先
端ストッパ318に突き当り停止する。
【0085】(1B6) 原稿D4がレジスト位置まで送
られると、原稿D4の後端が区切りレバー315Aを抜
け、区切りレバー315Aが上方へ移動し、部数区切りセ
ンサS14がオンとなり、1循環目の最後原稿が送り出さ
れることが検知される。
【0086】(1B7) 原稿D4を第2停止位置へ搬送
後、原稿D3露光中に、原稿載置部310に戻ってきた原
稿D1を再び送り出す。同様にD2,D3,D4を送り
出し、D4が戻ってくると、部数区切りソレノイドSL
3を動作させて、原稿D4の下方へ区切りレバー315A
を挿入する。この動作を所定コピー回数くり返す。
【0087】なお、本実施例では、レジスト送り完了後
に、可動押圧板317下降時に戻るように構成している
が、戻り完了後に送り動作を行なってもよい。ここで、
前記区切りレバー315Aの搬送上流側に設けた紙押えレ
バー319は、戻る原稿が確実に原稿束の下へ挿入される
ように補助するもので、自重により原稿を軽圧接する。
この紙押えレバー319は、カール紙や少数枚原稿搬送時
に、区切りレバー315Aの動作安定化にも有効である。
【0088】(2)R−RDHモード(両面原稿循環搬
送モード) 上記動作はRDHモードで片面原稿および両面原稿を片
面コピーする場合である。両面原稿を両面コピーするに
は、一循目では原稿を反転させ、奇数ページだけコピー
を行ない(図11参照)、二循目で偶数ページのコピーを
行なう。勿論、複写機本体100側の複写紙の給紙動作も
上記RDH装置300に合せた動きが行なわれることとな
る。このR−RDHモードは前述のRDHモードとRA
DFモードの組み合わせである。
【0089】図12,図13は両面原稿を両面コピーするR
−RDHモードの原稿搬送過程を示す模式図である。以
下小サイズ原稿の偶数ページコピーの原稿搬送について
説明する。
【0090】(2a)図12(a)は偶数ページの先頭原
稿D1のスタート時の状態を示す。このとき、先行する
原稿D4はプラテンガラス111の所定位置に停止し露光
処理が行われ、原稿D5の先端は原稿D4から所定間隔
L1を保った待機位置にある。
【0091】(2b)次に、原稿D5がプラテンガラス
111上の所定位置に搬送されて露光処理される。同時に
二循目の先頭原稿D1がプラテンガラス111の一端に進
入し、原稿D5とL1の間隔を保って停止している。
【0092】(2c)原稿D5,D1が同時に搬送さ
れ、原稿D1の後端がレジストセンサS7を通過する
と、次原稿D2が送り出されて、レジストローラ331に
突き当たって停止する(図12(c)参照)。
【0093】(2d)引続き原稿D1は逆送され、経路
iを通って反転し、第二面を下向きにしてプラテンガ
ラス111上に進入する。原稿D5は原稿載置部310に向っ
て進行する。
【0094】(2e)原稿D1,D2は同時搬送され、
原稿D1はプラテンガラス111上のみ右端の所定位置に
停止し、露光処理を受ける。このとき、原稿D2はプラ
テンガラス111上の所定の待機位置に進行して停止して
いる。D3はレジストローラ331に突き当った位置で停
止している。(図13(e)参照) (2f)原稿D1が排紙転写部350に排出される。同時
に、原稿D2がプラテンガラス111面に進入する。
【0095】(2g)原稿D2が中間搬送部330で表裏
反転されて、第4面のを下向きにしてプラテンガラス
111の一端に進入する。この間に、先頭原稿D1は排紙
反転部350内の反転経路k,m,nを通り、第1面を
上向きにして原稿載置部310に進行する。
【0096】以下、同様にして、偶数ページ原稿が中間
搬送部330で表裏反転されて、偶数ページ面を下向きに
してプラテンガラス111上に搬送されて、露光処理後に
排紙反転部350で表裏反転されて、奇数ページ面を上向
きにして原稿載置部310上の原稿束の最下層に戻され
る。
【0097】なお、本発明の自動原稿搬送装置における
前記挟持片部を有する給送ベルトと可動押圧板は、循環
式自動原稿搬送装置(RDH)に適用して有効である
が、この他に給送シートセット部と排紙シート載置部と
が同一であるシート再給送装置にも広く適用可能であ
る。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の給紙装
置は、シート載置部上にセットまたは再スタックされた
シートは、シート載置部の最上層のシートから給紙部、
処理部を経て閉ループで再びシート載置部上のシート束
の最下層に戻されるからシート同士の表裏面摩擦による
原稿汚れが発生しない。また、この発明の給紙装置は、
サクション手段等を要せず、構造が簡単になるから、製
造コストの低減にも有効であるばかりでなく、騒音や振
動の発生もない等の優れた利点を有する。
【0099】特に、本発明の給紙装置では、シート載置
部の可動押圧板上に積載されるシート束の重量変化の影
響を受けずに自由な設定の押圧力でシート束を挟持して
シート送り出し手段を押圧するから、シート押圧力が紙
サイズ、紙厚さ、紙束の枚数等に関係なく、常に安定し
て給紙することができ、又、設定値を前記条件ごとに変
更する事で各々に適切な押圧力が得られる。また、高速
給紙時にも給送トラブルを生せず安定している。さら
に、サクションのような大規模構造を必要とせず、騒音
発生等の問題もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の自動原稿搬送装置を装備した複写装
置の全体構成図。
【図2】上記自動原稿搬送装置の断面図。
【図3】原稿載置部の要部斜視図。
【図4】上記原稿載置部の給送ベルトの斜視図。
【図5】原稿載置部と給送部の要部断面図。
【図6】排紙反転部から給紙ベルトに排出される原稿の
搬送状態を示す模式図。
【図7】ADFモードおよびR−ADFモードにおける
原稿搬送経路を示す模式図。
【図8】RDHモードおよびR−RDHモードにおける
原稿搬送経路を示す模式図。
【図9】自動原稿搬送装置の駆動系のブロック図。
【図10】RDHモードにおけるタイミングチャート。
【図11】上記モードにおける原稿循環搬送経路を示す
模式図。
【図12】R−RDHモードの原稿搬送過程を示す模式
図。
【図13】上記原稿搬送の継続過程を示す模式図。
【符号の説明】
100 複写機本体 110 走査露光部 111 プラテンガラス(読取り部) 120 画像形成部 300 自動原稿搬送装置 310 原稿載置部(シート載置部) 310Z 紙押えレバー 311 給送ベルト 311A 継目部 311B 挟持片部(グリッパ部) 311C 貫通穴 311D 切欠き部 312 駆動ローラ 315 部数区切り手段 315A 区切りレバー 316 幅ストッパ板 317 可動押圧板(可動押圧部材) 318 原稿先端ストッパ 319 駆動板 320 給送部(シート送り出し手段) 321 送り出しローラ 324 フィードベルト 330 中間搬送部 331 レジストローラ(第1中間搬送ローラ対) 340 搬送部 341 搬送ベルト 350 排紙反転部 355 循環排紙ローラ(片寄り矯正ローラ) 360 排紙トレイ部 361 固定トレイ(原稿案内板) 362 支点軸 363 可動トレイ(原稿案内板) 364 反転排紙通路 a,b,c,d,e,i 給紙経路 f,g,h,j,k,m,n 排紙経路 D 原稿

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のシートを積載可能なシート載置部
    と、 前記シート載置部上に積載されたシートの一部に接して
    シートを送り出す移動可能な送り出し手段と、 前記シート載置部の少なくとも一部に位置し、前記シー
    トを載置するとともに該シートを前記送り出し手段に押
    圧する押圧部材と、 弾性変形部材を介して前記押圧部材を駆動する駆動手段
    と、 前記送り出し手段への押圧を検知する押圧検知手段と、 該押圧検知手段による信号により前記駆動手段を制御し
    て前記押圧部材による送り出しローラ押圧力を制御する
    手段とから構成したことを特徴とする給紙装置。
JP4248211A 1992-09-17 1992-09-17 給紙装置 Pending JPH0692482A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5716046A (en) * 1994-12-27 1998-02-10 Sharp Kabushiki Kaisha Apparatus for feeding original document with improved speed and reliability

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5716046A (en) * 1994-12-27 1998-02-10 Sharp Kabushiki Kaisha Apparatus for feeding original document with improved speed and reliability
US5908188A (en) * 1994-12-27 1999-06-01 Sharp Kabushiki Kaisha Apparatus for feeding original document with improved speed and reliability

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