JPH0692424A - 搬送装置 - Google Patents
搬送装置Info
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- JPH0692424A JPH0692424A JP34947491A JP34947491A JPH0692424A JP H0692424 A JPH0692424 A JP H0692424A JP 34947491 A JP34947491 A JP 34947491A JP 34947491 A JP34947491 A JP 34947491A JP H0692424 A JPH0692424 A JP H0692424A
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- JP
- Japan
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- outer ring
- inner ring
- roller
- stopper
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- Rollers For Roller Conveyors For Transfer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 搬送物の表面にローラーマーク(擦傷)を生
じることがない搬送装置を提供する。 【構成】 搬送物の搬送方向に設けられた複数のローラ
と、搬送物の移動路上に設けられ搬送物を当接させて搬
送物の搬送を所定位置に停止させる停止機構とを備え、
前記ローラを回転駆動させることにより搬送物を搬送す
る搬送装置。前記ローラは、搬送物を搭載する外輪と、
駆動軸に取り付けられ駆動トルクを生じる内輪と、該内
輪と外輪間に設けられ内輪の駆動トルクを外輪に伝達す
るとともに内輪と外輪との回転速度の差を吸収する軸受
部とからなる。
じることがない搬送装置を提供する。 【構成】 搬送物の搬送方向に設けられた複数のローラ
と、搬送物の移動路上に設けられ搬送物を当接させて搬
送物の搬送を所定位置に停止させる停止機構とを備え、
前記ローラを回転駆動させることにより搬送物を搬送す
る搬送装置。前記ローラは、搬送物を搭載する外輪と、
駆動軸に取り付けられ駆動トルクを生じる内輪と、該内
輪と外輪間に設けられ内輪の駆動トルクを外輪に伝達す
るとともに内輪と外輪との回転速度の差を吸収する軸受
部とからなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、搬送装置に関し、例え
ば原子炉に用いられる燃料棒等の棒状の搬送物を搬送方
向に設けられた複数のローラを回転駆動させることによ
り搬送する搬送装置に関するものである。
ば原子炉に用いられる燃料棒等の棒状の搬送物を搬送方
向に設けられた複数のローラを回転駆動させることによ
り搬送する搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の搬送装置の一例として原子炉に用
いられる燃料棒を搬送する搬送装置のを図4に示す。図
示のように、従来この種の搬送装置は、被搬送物の搬送
方向に複数のローラ41を備え、これらのローラ41の
上に搬送物である燃料棒44を搭載するとともに該ロー
ラ41を回転駆動させることにより燃料棒44を搬送す
るものである。
いられる燃料棒を搬送する搬送装置のを図4に示す。図
示のように、従来この種の搬送装置は、被搬送物の搬送
方向に複数のローラ41を備え、これらのローラ41の
上に搬送物である燃料棒44を搭載するとともに該ロー
ラ41を回転駆動させることにより燃料棒44を搬送す
るものである。
【0003】また、該装置には、搬送物である燃料棒に
記入された製品番号のビデオカメラによる確認や、燃料
棒の長さの測定等のために、燃料棒を所定位置に停止さ
せる停止機構が設けられている。この停止機構は、燃料
棒44の搬送路上に設けられたストッパ42と、搬送路
上の該ストッパ42の近傍に設けられた近接センサ43
とからなり、該センサが燃料棒44の近接を検知する
と、タイマーを作動させ予め定められた設定時間経過後
にローラ41の駆動を停止させるものである。ここで、
該ローラは駆動停止後も惰性で回転して燃料棒44を前
記ストッパ42位置まで移動させ燃料棒44をストッパ
42に当接させ、さらにローラ41が空回りしてストッ
パ42に燃料棒44を押し付けすることにより燃料棒の
跳返りを防ぎ該ストッパ42位置に正確に燃料棒を停止
させる。
記入された製品番号のビデオカメラによる確認や、燃料
棒の長さの測定等のために、燃料棒を所定位置に停止さ
せる停止機構が設けられている。この停止機構は、燃料
棒44の搬送路上に設けられたストッパ42と、搬送路
上の該ストッパ42の近傍に設けられた近接センサ43
とからなり、該センサが燃料棒44の近接を検知する
と、タイマーを作動させ予め定められた設定時間経過後
にローラ41の駆動を停止させるものである。ここで、
該ローラは駆動停止後も惰性で回転して燃料棒44を前
記ストッパ42位置まで移動させ燃料棒44をストッパ
42に当接させ、さらにローラ41が空回りしてストッ
パ42に燃料棒44を押し付けすることにより燃料棒の
跳返りを防ぎ該ストッパ42位置に正確に燃料棒を停止
させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記この種
の搬送装置における停止機構は、搬送物と空回りするロ
ーラとの間の摩擦力を利用してストッパに搬送物を押し
付けるものであるから一方では、該摩擦力により搬送物
の表面にローラーマークと称する擦傷が生じるとの問題
があり、従来から解決が望まれていた。
の搬送装置における停止機構は、搬送物と空回りするロ
ーラとの間の摩擦力を利用してストッパに搬送物を押し
付けるものであるから一方では、該摩擦力により搬送物
の表面にローラーマークと称する擦傷が生じるとの問題
があり、従来から解決が望まれていた。
【0005】本発明は、かかる要請に応えるものであ
り、搬送物の表面にローラーマーク(擦傷)を生じるこ
とがない搬送装置を提供することを目的とする。
り、搬送物の表面にローラーマーク(擦傷)を生じるこ
とがない搬送装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成すべく、
本発明は、搬送物の搬送方向に設けられた複数のローラ
と、搬送物の移動路上に設けられ搬送物を当接させて搬
送物の搬送を所定位置に停止させる停止機構とを備え、
前記ローラを回転駆動させることにより搬送物を搬送す
る搬送装置において、前記ローラが、搬送物を搭載する
外輪と、駆動軸に取り付けられ駆動トルクを生じる内輪
と、該内輪と外輪間に設けられ内輪の駆動トルクを外輪
に伝達するとともに内輪と外輪との回転速度の差を吸収
する軸受部と、からなることを特徴とする。また、前記
軸受部は、ころがり軸受または滑り軸受で構成すること
ができる。
本発明は、搬送物の搬送方向に設けられた複数のローラ
と、搬送物の移動路上に設けられ搬送物を当接させて搬
送物の搬送を所定位置に停止させる停止機構とを備え、
前記ローラを回転駆動させることにより搬送物を搬送す
る搬送装置において、前記ローラが、搬送物を搭載する
外輪と、駆動軸に取り付けられ駆動トルクを生じる内輪
と、該内輪と外輪間に設けられ内輪の駆動トルクを外輪
に伝達するとともに内輪と外輪との回転速度の差を吸収
する軸受部と、からなることを特徴とする。また、前記
軸受部は、ころがり軸受または滑り軸受で構成すること
ができる。
【0007】
【作用】本発明に係る搬送装置は、前記の構成を有する
ため、次の作用を奏する。先ず駆動軸の駆動を開始する
と、前記内輪と外輪間の軸受部が滑りを生じさせなが
ら、駆動軸の駆動トルクを内輪から外輪に伝達し、外輪
が徐々に回転し始め搬送物が徐々に移動し始める。そし
てまもなく内輪と外輪とは同じ速度で回転するようにな
り、搬送物は一定の速度で搬送される。
ため、次の作用を奏する。先ず駆動軸の駆動を開始する
と、前記内輪と外輪間の軸受部が滑りを生じさせなが
ら、駆動軸の駆動トルクを内輪から外輪に伝達し、外輪
が徐々に回転し始め搬送物が徐々に移動し始める。そし
てまもなく内輪と外輪とは同じ速度で回転するようにな
り、搬送物は一定の速度で搬送される。
【0008】やがて、搬送物は前述のように所定位置に
設けられた停止機構のストッパに当接して搬送が停止さ
れるが、本発明の搬送装置のローラには、駆動トルクを
生じる内輪と搬送物を搭載し搬送物と接触する外輪との
間に軸受部が設けられているため、該ローラの軸受部が
ストッパへの当接後の内輪の回転を吸収し、従来行われ
ていた搬送物とローラ(外輪)間の摺動は行われず、し
たがって搬送物にローラーマークが生じることがない。
設けられた停止機構のストッパに当接して搬送が停止さ
れるが、本発明の搬送装置のローラには、駆動トルクを
生じる内輪と搬送物を搭載し搬送物と接触する外輪との
間に軸受部が設けられているため、該ローラの軸受部が
ストッパへの当接後の内輪の回転を吸収し、従来行われ
ていた搬送物とローラ(外輪)間の摺動は行われず、し
たがって搬送物にローラーマークが生じることがない。
【0009】すなわち、本発明の搬送装置では、搬送物
搭載部(外輪)と搬送物間の摩擦より小さな摩擦を有す
る軸受部を、駆動部(内輪)と搬送物搭載部(外輪)間
に設けたもので、搬送物のストッパへの当接前には前記
軸受部の摩擦力により内輪から外輪に駆動力を伝達する
とともに、ストッパへの当接後には摩擦力の小さな軸受
部がストッパ当接後も暫く続く内輪の回転を吸収して外
輪と搬送物間の摺動を防ぐと同時に、該軸受部の摩擦力
により搬送物を前記ストッパに押し付けて搬送物をスト
ッパ位置に正確に停止させる。
搭載部(外輪)と搬送物間の摩擦より小さな摩擦を有す
る軸受部を、駆動部(内輪)と搬送物搭載部(外輪)間
に設けたもので、搬送物のストッパへの当接前には前記
軸受部の摩擦力により内輪から外輪に駆動力を伝達する
とともに、ストッパへの当接後には摩擦力の小さな軸受
部がストッパ当接後も暫く続く内輪の回転を吸収して外
輪と搬送物間の摺動を防ぐと同時に、該軸受部の摩擦力
により搬送物を前記ストッパに押し付けて搬送物をスト
ッパ位置に正確に停止させる。
【0010】なお、該軸受部は搬送物に応じてころがり
軸受または滑り軸受を選択することができ、又該軸受部
はローラの構成部品として独立しているので、装置の保
守上該軸受部のみ交換が可能である。また、本搬送装置
では、全てのローラを前記内輪、外輪、軸受部からなる
ローラとすることもできるが、搬送物とローラ間に摺動
が生じる部分(例えば搬送物の導入部と搬送物の停止部
等の加減速を伴う部分)のみを前記ローラにより構成
し、他の部分は従来の装置に用いられていたローラを使
用することもできる。
軸受または滑り軸受を選択することができ、又該軸受部
はローラの構成部品として独立しているので、装置の保
守上該軸受部のみ交換が可能である。また、本搬送装置
では、全てのローラを前記内輪、外輪、軸受部からなる
ローラとすることもできるが、搬送物とローラ間に摺動
が生じる部分(例えば搬送物の導入部と搬送物の停止部
等の加減速を伴う部分)のみを前記ローラにより構成
し、他の部分は従来の装置に用いられていたローラを使
用することもできる。
【0011】以上のように、本発明は、被搬送物の搬送
−定位置停止においてローラーマークの発生を防止でき
るとの作用を奏するものであるが、これに加え、本発明
に係る搬送装置では、搬送物の滑らかな起動、停止、及
び任意位置での搬送物の停止、逆行が可能であり、然も
搬送物にかかる座屈荷重を極めて小さくすることができ
る。また、搬送速度の異なる搬送装置間で搬送物の円滑
な受け渡しを行うこともでき、さらにローラ駆動軸に本
装置に係る前記ローラを複数個設置することにより、複
数の搬送物を互いに平行して且つ独立して搬送し定位置
に停止させることも可能である。
−定位置停止においてローラーマークの発生を防止でき
るとの作用を奏するものであるが、これに加え、本発明
に係る搬送装置では、搬送物の滑らかな起動、停止、及
び任意位置での搬送物の停止、逆行が可能であり、然も
搬送物にかかる座屈荷重を極めて小さくすることができ
る。また、搬送速度の異なる搬送装置間で搬送物の円滑
な受け渡しを行うこともでき、さらにローラ駆動軸に本
装置に係る前記ローラを複数個設置することにより、複
数の搬送物を互いに平行して且つ独立して搬送し定位置
に停止させることも可能である。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基き説明する。図
1は本発明の一実施例である原子炉に用いられる燃料棒
の搬送装置の構成を示す概略図、図2(a)は該搬送装
置の要部であるローラの構成を示す断面図、同図(b)
は該ローラの平面図、さらに図3は該搬送装置に備えら
れる停止装置の一例を示す概略図である。
1は本発明の一実施例である原子炉に用いられる燃料棒
の搬送装置の構成を示す概略図、図2(a)は該搬送装
置の要部であるローラの構成を示す断面図、同図(b)
は該ローラの平面図、さらに図3は該搬送装置に備えら
れる停止装置の一例を示す概略図である。
【0013】先ず図1を参照して、本実施例に係る搬送
装置は、搬送物である燃料棒4を搭載するとともに回転
駆動により該燃料棒を搬送する複数個のローラ1が搬送
方向である燃料棒4の長手方向に設けられている。ま
た、本装置には、燃料棒4を所定位置に停止させる停止
機構が設けられており、該停止機構は、燃料棒4の搬送
路上の燃料棒の停止位置手前に所定間隔を隔てて設置さ
れた2個の近接センサ3、3aと、燃料棒の停止位置に
設けられたストッパ2とからなる。さらに前記ローラ1
は、図2に示すように、燃料棒を搭載し好ましくは樹脂
製とされた外輪21aと、駆動軸25に取り付けられ駆
動トルクを生じる内輪21cと、該内輪21cと外輪2
1a間に設けられ内輪の駆動トルクを外輪に伝達するボ
ールベアリングからなる軸受部21bと、により構成さ
れている。
装置は、搬送物である燃料棒4を搭載するとともに回転
駆動により該燃料棒を搬送する複数個のローラ1が搬送
方向である燃料棒4の長手方向に設けられている。ま
た、本装置には、燃料棒4を所定位置に停止させる停止
機構が設けられており、該停止機構は、燃料棒4の搬送
路上の燃料棒の停止位置手前に所定間隔を隔てて設置さ
れた2個の近接センサ3、3aと、燃料棒の停止位置に
設けられたストッパ2とからなる。さらに前記ローラ1
は、図2に示すように、燃料棒を搭載し好ましくは樹脂
製とされた外輪21aと、駆動軸25に取り付けられ駆
動トルクを生じる内輪21cと、該内輪21cと外輪2
1a間に設けられ内輪の駆動トルクを外輪に伝達するボ
ールベアリングからなる軸受部21bと、により構成さ
れている。
【0014】本装置による燃料棒の搬送は次のように行
われる。先ず駆動軸25の駆動を開始すると、前記内輪
と外輪間の軸受部21bが滑りを生じながら、駆動軸2
5の駆動トルクを内輪21cから外輪21aに伝達し、
外輪21aが徐々に回転し始め燃料棒が徐々に移動し始
め、まもなく内輪21cと外輪21aとは同じ速度で回
転するようになり燃料棒は一定の速度で搬送される。
われる。先ず駆動軸25の駆動を開始すると、前記内輪
と外輪間の軸受部21bが滑りを生じながら、駆動軸2
5の駆動トルクを内輪21cから外輪21aに伝達し、
外輪21aが徐々に回転し始め燃料棒が徐々に移動し始
め、まもなく内輪21cと外輪21aとは同じ速度で回
転するようになり燃料棒は一定の速度で搬送される。
【0015】そして、燃料棒が図1に示す第1の近接セ
ンサ3近傍に達すると該センサが燃料棒4を検知しロー
ラ1の駆動を停止する。すると前記ローラの軸受部21
bで滑りが生じ燃料棒4は次第に速度を落しつつストッ
パ2に向け進行し、やがて燃料棒は第2の近接センサ3
a近傍に達する。そして該第2のセンサが燃料棒を検知
すると再びローラ1の駆動を開始し、燃料棒4は穏やか
にストッパ2に当接して停止する。この際、燃料棒は軸
受部(ボールベアリング)を介して伝達される搬送力に
よってストッパ2に押し付けられ位置決めされるが、該
軸受部が内輪の回転を吸収するために、ローラ(外輪)
表面と燃料棒との間で摺動は生じず、したがってローラ
ーマークは発生しない。なお、前記第2の近接センサ3
aが燃料棒4を検知した後のローラの駆動時間はタイマ
ーにより予め設定する。また、本実施例に係る搬送装置
では2個の近接センサ3、3aを設けたが、従来の装置
と同様に近接センサを1つのみとすることもできる。
ンサ3近傍に達すると該センサが燃料棒4を検知しロー
ラ1の駆動を停止する。すると前記ローラの軸受部21
bで滑りが生じ燃料棒4は次第に速度を落しつつストッ
パ2に向け進行し、やがて燃料棒は第2の近接センサ3
a近傍に達する。そして該第2のセンサが燃料棒を検知
すると再びローラ1の駆動を開始し、燃料棒4は穏やか
にストッパ2に当接して停止する。この際、燃料棒は軸
受部(ボールベアリング)を介して伝達される搬送力に
よってストッパ2に押し付けられ位置決めされるが、該
軸受部が内輪の回転を吸収するために、ローラ(外輪)
表面と燃料棒との間で摺動は生じず、したがってローラ
ーマークは発生しない。なお、前記第2の近接センサ3
aが燃料棒4を検知した後のローラの駆動時間はタイマ
ーにより予め設定する。また、本実施例に係る搬送装置
では2個の近接センサ3、3aを設けたが、従来の装置
と同様に近接センサを1つのみとすることもできる。
【0016】さらに、前記停止機構のストッパとして図
3に示すストッパを用いることにより、燃料棒のより円
滑な停止を行うことが可能となる。すなわち、該ストッ
パは、図示のように、搬送装置に固定された固定部材3
0と、該固定部材に設置されたエアダンパ36、コイル
バネ37、当接部38、及びエアシリンダ39からな
り、燃料棒がストッパに当接するときの僅かな衝撃を前
記コイルバネ37とエアダンパ36とにより吸収した
後、エアシリンダ39で当接部38(燃料棒)を所望の
位置まで押し戻すものである。ここに、本搬送装置にお
けるローラ外輪は、前述のように軸受部により該エアシ
リンダによる燃料棒の押し戻しに合せて回転が自在であ
るからローラマークが生じることはない。
3に示すストッパを用いることにより、燃料棒のより円
滑な停止を行うことが可能となる。すなわち、該ストッ
パは、図示のように、搬送装置に固定された固定部材3
0と、該固定部材に設置されたエアダンパ36、コイル
バネ37、当接部38、及びエアシリンダ39からな
り、燃料棒がストッパに当接するときの僅かな衝撃を前
記コイルバネ37とエアダンパ36とにより吸収した
後、エアシリンダ39で当接部38(燃料棒)を所望の
位置まで押し戻すものである。ここに、本搬送装置にお
けるローラ外輪は、前述のように軸受部により該エアシ
リンダによる燃料棒の押し戻しに合せて回転が自在であ
るからローラマークが生じることはない。
【0017】また、該図3に示すストッパを使用すれ
ば、ストッパ位置における燃料棒の跳返りを防ぐことが
できるため、ストッパへの燃料棒の押し付け過程が不要
となり、又燃料棒とストッパとの衝撃吸収の対策として
ローラの駆動にサーボモータや速度制御モータ等を用い
る必要もなくなり、通常のモータの利用が可能となる。
ば、ストッパ位置における燃料棒の跳返りを防ぐことが
できるため、ストッパへの燃料棒の押し付け過程が不要
となり、又燃料棒とストッパとの衝撃吸収の対策として
ローラの駆動にサーボモータや速度制御モータ等を用い
る必要もなくなり、通常のモータの利用が可能となる。
【0018】なお、本発明の実施例として燃料棒の搬送
装置を示したが、本発明は該搬送装置のみに限定される
ものでなく、表面での摺接を嫌う各種の物品の搬送−定
位置停止に利用できるものである。
装置を示したが、本発明は該搬送装置のみに限定される
ものでなく、表面での摺接を嫌う各種の物品の搬送−定
位置停止に利用できるものである。
【0019】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおり、搬送物の
搬送方向に設けられた複数のローラと、搬送物の移動路
上に設けられ搬送物を当接させて搬送物の搬送を所定位
置に停止させる停止機構とを備え、前記ローラを回転駆
動させることにより搬送物を搬送する搬送装置におい
て、前記ローラを、搬送物を搭載する外輪と、駆動軸に
取り付けられ駆動トルクを生じる内輪と、該内輪と外輪
間に設けられ内輪の駆動トルクを外輪に伝達するととも
に内輪と外輪との回転速度の差を吸収する軸受部と、に
より構成したため、搬送物表面のローラーマークの発生
を防止できるとの効果を奏する。
搬送方向に設けられた複数のローラと、搬送物の移動路
上に設けられ搬送物を当接させて搬送物の搬送を所定位
置に停止させる停止機構とを備え、前記ローラを回転駆
動させることにより搬送物を搬送する搬送装置におい
て、前記ローラを、搬送物を搭載する外輪と、駆動軸に
取り付けられ駆動トルクを生じる内輪と、該内輪と外輪
間に設けられ内輪の駆動トルクを外輪に伝達するととも
に内輪と外輪との回転速度の差を吸収する軸受部と、に
より構成したため、搬送物表面のローラーマークの発生
を防止できるとの効果を奏する。
【図1】本発明の一実施例の構成を示す概略図である。
【図2】(a)は本発明の一実施例の要部であるローラ
の構成を示す断面図であり、(b)は該ローラの平面図
である。
の構成を示す断面図であり、(b)は該ローラの平面図
である。
【図3】本発明の一実施例に備えられる停止装置の構成
を示す概略図である。
を示す概略図である。
【図4】従来の搬送装置の構成を示す概略図である。
1、21、41 ローラ 2、42 ストッパ 3 第1の近接センサ 3a 第2の近接センサ 4、44 燃料棒 21a 外輪 21b 軸受部(ボールベアリング) 21c 内輪 25 駆動軸 30 固定部材 36 エアダンパ 37 コイルバネ 38 当接部 39 エアシリンダ 43 近接センサ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】 本発明の一実施例の要部であるローラの
構成を平面図と縦断面図で示した説明図である。
構成を平面図と縦断面図で示した説明図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 搬送物の搬送方向に設けられた複数のロ
ーラと、搬送物の移動路上に設けられ搬送物を当接させ
て搬送物の搬送を所定位置に停止させる停止機構とを備
え、前記ローラを回転駆動させることにより搬送物を搬
送する搬送装置において、 前記ローラが、搬送物を搭載する外輪と、駆動軸に取り
付けられ駆動トルクを生じる内輪と、該内輪と外輪間に
設けられ内輪の駆動トルクを外輪に伝達するとともに内
輪と外輪との回転速度の差を吸収する軸受部と、からな
ることを特徴とする搬送装置。 - 【請求項2】 前記軸受部がころがり軸受で構成された
請求項1に記載の搬送装置。 - 【請求項3】 前記軸受部が滑り軸受で構成された請求
項1に記載の搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34947491A JPH0692424A (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | 搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34947491A JPH0692424A (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | 搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0692424A true JPH0692424A (ja) | 1994-04-05 |
Family
ID=18403990
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34947491A Pending JPH0692424A (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | 搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0692424A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102673938A (zh) * | 2012-05-07 | 2012-09-19 | 深圳市华星光电技术有限公司 | 一种滚轮传送装置及其检测滚轮转动同步性的方法 |
CN115231279A (zh) * | 2022-06-16 | 2022-10-25 | 苏州镁伽科技有限公司 | 阻挡限位装置和方法、上料装置、存储介质和电子设备 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS546787B2 (ja) * | 1975-08-02 | 1979-03-31 |
-
1991
- 1991-12-09 JP JP34947491A patent/JPH0692424A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS546787B2 (ja) * | 1975-08-02 | 1979-03-31 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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