JPH0691691B2 - 直埋ケーブルの立上り部保護方法 - Google Patents

直埋ケーブルの立上り部保護方法

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JPH0691691B2
JPH0691691B2 JP8383989A JP8383989A JPH0691691B2 JP H0691691 B2 JPH0691691 B2 JP H0691691B2 JP 8383989 A JP8383989 A JP 8383989A JP 8383989 A JP8383989 A JP 8383989A JP H0691691 B2 JPH0691691 B2 JP H0691691B2
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JP
Japan
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divided
dovetail
cable
split
pipe
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JP8383989A
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宏 大島
元三 藤原
圭一 石田
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Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
Original Assignee
Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、埋設ケーブルが電柱等に添って立上る部分
の保護方法に関する。
〔従来技術及びその課題〕
埋設ケーブルが電柱に添って立上る部分は、安全を保つ
ために人間(歩行者)が直接手を触れないよう、又は車
輌等が衡って損傷しないようにするために地上2〜3mを
鋼管等の保護管で被っている(実公昭52−9599号公報参
照)。
ところが、こういう状態で長期間布設されていると、前
記鋼管(保護管)の地表近傍で腐食が進み、遂には内部
のケーブルが露出するような状態となる。このような状
態での従来の対策は、鋼管を取換えており、その作業
は、ケーブルの端末を外して新しい鋼管と挿替えねばな
らず極めて不便であった。
また、上記公開公報記載技術のように、その保護管を長
さ方向の面で2分割したものがある。この技術は、一方
の分割筒を外せば、保護管をケーブルから外し得るた
め、それなりに有効である。しかしながら、その分割筒
(半割筒)は保護管を真2ツにしたものであるため、嵌
め合せがずれたり、外れる恐れが多分にあった。ずれた
り、外れれば、衝突などによって、分割筒の縁がケーブ
ルに当たって損傷させる恐れがあり、完全に外れてしま
えば、保護の役目を果たさなくなる。
さらに、上記保護管は地表近傍が腐食をしているだけ
で、他の部分は十分に使える状態にある。
本発明は、以上の点に鑑み、2分割の管でケーブルを保
護するに際し、その分割管の外れを極力なくすととも
に、補修を安価にし得るようにすることを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために、本発明にあっては、埋設ケ
ーブルを電柱等に立上げるに際し、プラスチックス管
を、円形断面としてその長さ方向の面で二分割し、一方
の分割筒の断面円弧中心角を180度を越えて240度以下と
し、その一方に分割筒の両分割縁外面全長に亘って蟻溝
又は蟻ほぞを形成するとともに、他方の分割筒の両分割
縁外面全長に亘って前記一方の分割筒の蟻溝又は蟻ほぞ
に嵌合する蟻ほぞ又は蟻溝を形成したものとし、分割筒
の一方を所要数長さ方向に連結してその中に前記ケーブ
ルを入れた後、他方を、その端部が一方の端部に重なら
ないように被せて前記蟻溝と蟻ほぞの嵌合を介して一体
に結合して、そのプラスチックス管を立上りケーブル所
要長さに亘って被せる構成としたのである。
上記分割筒の断面円弧中心角を180度を越えて240度以下
としたのは、180度であると、両分割筒に撓み差が生じ
ず、240度を越えると、他方のものの中心角が小さくな
りすぎて結合力が小さくなるからであり、その角度は、
管径とその厚み等を考慮して適宜に選定する。
上記所要長さは、埋設部分から2〜3m上方へ適宜に選定
する。
〔作用〕
このように構成される本発明に係る埋設ケーブルの立上
り部保護方法は、分割筒の一方にケーブルを入れて他方
を嵌める。この嵌合は、蟻溝・蟻ほぞが、一方の分割筒
は分割縁内面に、他方は分割縁外面に形成されているた
め、一方の分割縁が他方の分割縁に被さった状態とな
る。
したがって、管に内向きの外力が加わると、その断面円
弧中心角が180度を越え、他方の分割筒に比べて撓み易
いため、内方に大きく撓もうとするが、他方の分割筒は
それほど撓もうとせず、このため、蟻溝と蟻ほぞの嵌合
はより強固なものとなる。
因みに、蟻溝・蟻ほぞが、中心角の大きい一方の分割筒
は分割縁外面に、他方の分割筒は分割縁内面に形成され
ておれば、内向きの外力が加わると、嵌合を甘くするよ
うに分割筒は撓む。
また、連結した各分割筒は、その端部が重ならないよう
に嵌合しているため一体化が確実となって一本の管のご
とくなる。一方、ある分割筒が損傷すればそれのみを取
換える。
なお、立上りケーブルは、鋼管が被せられたもの、又は
新しく布設するものどちらでもよい。
〔実施例〕
まず、プラスチックス管Aについて説明すると、第2図
及び第3図に示すように、この管Aは、断面円弧中心角
θ:210度、厚さt:4mmの分割筒1aと、断面円弧中心角
θ:150度、厚さt:4mmの分割筒1bとからなり、前者の
分割筒1aの分割縁の内面にその全長に亘って蟻溝2aが形
成され、後者の分割筒1bの分割縁外面にはその全長に亘
って蟻ほぞ2bが形成されており、これらは、硬質塩化ビ
ニルにより所要長さに押出成形される。この長さは、運
搬し易さ等を考慮して適宜に決定する。
前記蟻溝2aと蟻ほぞ2bは、前者2aは分割筒1bに後者2bを
分割筒1aに形成するようにしてもよく、また、両者1a、
1bに一方づつ形成するようにしてもよい。
つぎに、このプラスチックス管Aを埋設ケーブル及びそ
の立上り部に被覆する作業を説明する。
まず、新規の立上りケーブルaを被覆する場合には、第
1図(a)に示すように、電柱Hに沿ってケーブルaを
導き、そのケーブルaの埋設部分から立上がり部分2〜
3mの長さ、一方の分割筒1a又は1bを所要数連結してその
中にケーブルaを入れた後、各分割筒1a、1bを千鳥足状
にその端部が重ならないように嵌合一体化する。管Aの
両端1a′、1b′は分割管1a、1bを適宜、例えば2分の1
モジュールに切断して使用する。
このとき、ケーブルaの立上り屈曲部にはエルボBを被
せるとよい。このエルボBも二分割できるものとすると
よい。例えば、第4図(a)、(b)に示すように、半
割り筒3a、3bの外周所要位置に、ほぞ4aとほぞ穴4bを設
けて、両者4a、4bを嵌め合うことにより、両筒3a、3bを
結合してエルボBとすることができる。また第6図
(a)に示すように、断面形状がU字状の凹入部5aとI
字状の挿入部5bを連設した硬質塩化ビニルからなる条5
を螺旋巻きしながら、第5図に示すように、凹入部5aに
挿入部5bを嵌入したものとしたり、条5を螺旋巻きとせ
ず、第6図(b)に示すように円環状とし、その環を軸
方向に連続して嵌め込んだものとして可撓性を有するよ
うにすれば任意の屈曲度合に対応できる。
以上のようにしてプラスチックス管A及びエルボBで被
覆されたケーブルaは、第1図(a)、(b)に示すよ
うに、スチールバンドCによりボルトdを介して締付け
るとともに、管Aの両端にゴムブッシング等のシーリン
グeを行う。前記締付時、分割筒1a、1b及びエルボBの
継ぎ目(合わせ部)にはスチールバンドCを設ける(但
し、図面上では省略してある。) 一方、既に鋼管Dが被せられている立上りケーブルaに
プラスチック管Aを被せて、鋼管Dの腐食部分を保護す
る場合には、第1図(c)に示すように、埋設部分を掘
って鋼管Dを露出させて、鋼管D外周に、前記と同様に
プラスチック管Aを被せて、スチールバンドC、ボルト
dにより電柱Hに締結する。
プラスチック管Aを被せた後において、ある分割筒1a、
1bが損傷すれば、それのみを取換える。
〔発明の効果〕
本発明は、以上のように構成し、両分割筒の嵌合は、蟻
溝・蟻ほぞが、一方の分割筒は分割縁内面に、他方の分
割筒には分割縁外面に形成されているため、一方の分割
縁が他方の分割縁に被さった状態となる。このため、管
に内向きの外力が加わると、一方の分割筒は、その断面
円弧中心角が180度を越えるものであって、他方の分割
筒に比べて撓み易いため、内方に大きく撓もうとする
が、他方の分割筒はそれほど撓もうとせず、蟻溝と蟻ほ
ぞの嵌合はより強固なものとなって外れず、ケーブルの
保護が確実になされる。
また、連結した各分割筒の端部は重ならないため、一本
の管のごとくであって外れにくく、これによっても上記
保護がより確実になる。さらに、この分割筒が損傷して
もそれのみを取換えるだけでよい。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(c)は、本発明に係わる埋設ケーブル
の立上り部保護方法の各実施例の概略図、第1図(b)
は同図(a)の切断平面図、第2図(a)、(b)は同
実施例のプラスチックス管の正面図、平面図、第3図
(a)、(b)は同プラスチックス管の各分割筒の側面
図、第4図(a)、(b)は同実施例のエルボの正面
図、断面図、第5図は同エルボの他例の部分斜視図、第
6図(a)、(b)は同他例の製作説明図である。 A……プラスチックス管、B……エルボ、 C……スチールバンド、D……鋼管、 H……電柱、a……ケーブル、 θ、θ……断面円弧中心角、1a、1b……分割筒 2a……蟻溝、2b……蟻ほぞ、 3a、3b……筒、4a……ほぞ、 4b……ほぞ穴、5……条、 5a……凹入部、5b……挿入部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】埋設ケーブルaを電極H等に立上げるに際
    し、プラスチックス管Aを、円形断面としてその長さ方
    向の面で二分割し、一方の分割筒1aの断面円弧中心角θ
    を180度を越え、240度以下とし、その一方の分割筒1a
    の両分割縁内面全長に亘って蟻溝2a又は蟻ほぞを形成す
    るとともに、他方の分割筒1bの両分割縁外面全長に亘っ
    て前記一方の分割筒1aの蟻溝2a又は蟻ほぞに嵌合する蟻
    ほぞ2b又は蟻溝を形成したものとし、分割筒1a、1bの一
    方を所要数長さ方向に連結してその中に前記電線aを入
    れた後、他方を、その端部が一方の端部に重ならないよ
    うに被せて前記蟻溝2aと蟻ほぞ2bの嵌合を介して一体に
    結合して、そのプラスチック管Aを立上りケーブル所要
    長さに亘って被せることを特徴とする埋設ケーブルの立
    上り部保護方法。
JP8383989A 1989-03-31 1989-03-31 直埋ケーブルの立上り部保護方法 Expired - Lifetime JPH0691691B2 (ja)

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