JPH0691561B2 - 搬送波同期回路 - Google Patents
搬送波同期回路Info
- Publication number
- JPH0691561B2 JPH0691561B2 JP63295107A JP29510788A JPH0691561B2 JP H0691561 B2 JPH0691561 B2 JP H0691561B2 JP 63295107 A JP63295107 A JP 63295107A JP 29510788 A JP29510788 A JP 29510788A JP H0691561 B2 JPH0691561 B2 JP H0691561B2
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- Japan
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- signal
- frame
- carrier wave
- phase
- input
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- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はn値PSK,QAM変調方式の復調側の搬送波再生回
路に関し、特にその搬送波同期回路に関する。
路に関し、特にその搬送波同期回路に関する。
一般に、n相位相復調回路では、電圧制御発振器の発振
周波数より入力信号の周波数がfc/n(fcはクロック周波
数,nは整数)だけ推移した周波数で同期を保持する、所
謂疑似引込現象が発生する。このため、必要とされる同
期引込み周波数範囲にこの疑似引込現象が存在すると、
一旦位相復調回路が疑似引込に同期した場合は、疑似引
込み状態を保持して正しい復調信号が得られなくなる。
周波数より入力信号の周波数がfc/n(fcはクロック周波
数,nは整数)だけ推移した周波数で同期を保持する、所
謂疑似引込現象が発生する。このため、必要とされる同
期引込み周波数範囲にこの疑似引込現象が存在すると、
一旦位相復調回路が疑似引込に同期した場合は、疑似引
込み状態を保持して正しい復調信号が得られなくなる。
この疑似引込み状態を避けるため、従来では次の2つの
対策が提案されている。第1は受信信号の周波数ずれを
検出し、その出力信号により電圧制御発振器を制御する
AFC回路を付加する方法である。第2は電圧制御発振器
の制御ループのループゲインを下げて疑似引込状態を脱
する方法である。
対策が提案されている。第1は受信信号の周波数ずれを
検出し、その出力信号により電圧制御発振器を制御する
AFC回路を付加する方法である。第2は電圧制御発振器
の制御ループのループゲインを下げて疑似引込状態を脱
する方法である。
上述した従来の2つの方法では、次のような問題が生じ
る。即ち、第1の方法のようにAFC回路を位相同期回路
に付加すると、入力信号の線形歪みに対して誤ったAFC
電圧を発生させるため、信号品質の劣化をまねくという
問題が生じる。また、第2の方法のように電圧制御発振
器の制御ループのループゲインを低下させると、入力変
調波の周波数ずれがある場合の信号品質の劣化をまね
く。また、主信号で多値直交振幅変調された搬送波を更
にサービスチャネル(SC)信号で周波数変調する複合変
調波の復調時には、主信号の品質が劣化してしまうとい
う問題が生じる。
る。即ち、第1の方法のようにAFC回路を位相同期回路
に付加すると、入力信号の線形歪みに対して誤ったAFC
電圧を発生させるため、信号品質の劣化をまねくという
問題が生じる。また、第2の方法のように電圧制御発振
器の制御ループのループゲインを低下させると、入力変
調波の周波数ずれがある場合の信号品質の劣化をまね
く。また、主信号で多値直交振幅変調された搬送波を更
にサービスチャネル(SC)信号で周波数変調する複合変
調波の復調時には、主信号の品質が劣化してしまうとい
う問題が生じる。
本発明は信号品質の劣化を防止した搬送波同期回路を提
供することを目的とする。
供することを目的とする。
本発明の搬送波同期回路は、復調信号を位相検波する位
相検波器と、その検波出力に基づいて搬送波を再生する
増幅器、低域ろ波器、電圧制御発振器等で構成される搬
送波再生用のループと、前記検波出力に基づいてフレー
ム外れ検出信号を出力するフレーム同期検波器とを備
え、前記増幅器は増幅度が変化可能に構成されるととも
に前記フレーム同期検波器がフレーム外れを検出したと
きに出力されるフレーム外れ検出信号が入力されるよう
に構成され、かつこのフレーム外れ検出信号が入力され
たときにその増幅度が低下されて前記搬送波再生用ルー
プのゲインが低下されるように構成している。
相検波器と、その検波出力に基づいて搬送波を再生する
増幅器、低域ろ波器、電圧制御発振器等で構成される搬
送波再生用のループと、前記検波出力に基づいてフレー
ム外れ検出信号を出力するフレーム同期検波器とを備
え、前記増幅器は増幅度が変化可能に構成されるととも
に前記フレーム同期検波器がフレーム外れを検出したと
きに出力されるフレーム外れ検出信号が入力されるよう
に構成され、かつこのフレーム外れ検出信号が入力され
たときにその増幅度が低下されて前記搬送波再生用ルー
プのゲインが低下されるように構成している。
上述した構成では、同期外れの状態のときに電圧制御発
振器のループゲインが低下され、疑似引込みが回避され
る。
振器のループゲインが低下され、疑似引込みが回避され
る。
次に、本発明を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例のブロック回路図であり、こ
こでは4相位相復調器に本発明を適用した例を示してい
る。
こでは4相位相復調器に本発明を適用した例を示してい
る。
図において、11は位相検波器、12は信号処理回路、13は
増幅器、14は低域ろ波器、15は電圧制御発振器、16はフ
レーム同期検波器である。
増幅器、14は低域ろ波器、15は電圧制御発振器、16はフ
レーム同期検波器である。
この構成において、4相位相復調信号aは位相検波器11
に印加されて電圧制御発振器15の出力信号である再生搬
送波jにより同期検波され、ベースバンド信号b,cとな
る。ベースバンド信号b,cは信号処理回路12へ入力さ
れ、復調器出力として2列のデジタル信号d,eとなり、
後段のフレーム同期検波器16に入力される。また、信号
処理回路12からは制御信号fが発生し、増幅器13で増幅
され、信号h及びiとして低域ろ波器14を通過した後、
電圧制御発振器15に入力される。増幅器13は信号処理回
路12から出力される制御信号fを一定の増幅度で増幅す
るが、疑似引込み時は後段のフレーム同期検出器16から
フレーム同期外れの検出信号gが検出され、これによっ
て増幅器13の増幅度を下げるように制御される。
に印加されて電圧制御発振器15の出力信号である再生搬
送波jにより同期検波され、ベースバンド信号b,cとな
る。ベースバンド信号b,cは信号処理回路12へ入力さ
れ、復調器出力として2列のデジタル信号d,eとなり、
後段のフレーム同期検波器16に入力される。また、信号
処理回路12からは制御信号fが発生し、増幅器13で増幅
され、信号h及びiとして低域ろ波器14を通過した後、
電圧制御発振器15に入力される。増幅器13は信号処理回
路12から出力される制御信号fを一定の増幅度で増幅す
るが、疑似引込み時は後段のフレーム同期検出器16から
フレーム同期外れの検出信号gが検出され、これによっ
て増幅器13の増幅度を下げるように制御される。
次に、第1図の回路の詳細な動作を、第2図の引込動作
特性図を用いて説明する。
特性図を用いて説明する。
第2図において、斜線Aは正しい引込み状態、斜線B1,B
2は本発明が適用されない場合における疑似引込み状
態、横軸上の凹凸は非同期状態を示す。
2は本発明が適用されない場合における疑似引込み状
態、横軸上の凹凸は非同期状態を示す。
入力信号がf1,f2,f3の場合の引込み動作を説明する。
電圧制御発振器の制御信号fが零の場合の電圧制御発振
器の発振周波数をF0とし、同期引込み周波数範囲を±F1
とする。入力信号が周波数f1で入力された場合、f1はF0
±F1の範囲にあるので、同期回路は短時間中に正しい同
期引込み状態となり、斜線AのC1の状態に移行し、ここ
で同期状態を保持する。
器の発振周波数をF0とし、同期引込み周波数範囲を±F1
とする。入力信号が周波数f1で入力された場合、f1はF0
±F1の範囲にあるので、同期回路は短時間中に正しい同
期引込み状態となり、斜線AのC1の状態に移行し、ここ
で同期状態を保持する。
入力信号が周波数f2で入力した場合は、同期回路は非同
期状態となる。
期状態となる。
入力信号が周波数f3で入力した場合、従来では斜線B1の
C3の状態に移行し、ここで疑似引込みの同期状態を保持
する。このとき、入力信号の周波数が下がると、疑似引
込みの同期状態であるため、F0付近のXの位置で同期外
れを起こし、ここでYの位置に移行して正しい引込み状
態となる。このときの周波数をF0+F2とすると、F1>F2
であることから、同期引込み周波数範囲は疑似引込み現
象によって狭くなる。
C3の状態に移行し、ここで疑似引込みの同期状態を保持
する。このとき、入力信号の周波数が下がると、疑似引
込みの同期状態であるため、F0付近のXの位置で同期外
れを起こし、ここでYの位置に移行して正しい引込み状
態となる。このときの周波数をF0+F2とすると、F1>F2
であることから、同期引込み周波数範囲は疑似引込み現
象によって狭くなる。
しかし、本発明では、疑似引込みの可能性がある場合、
フレーム同期検出器16によるフレーム同期外れの検出信
号によって、増幅器13の増幅度を下げることにより、入
力信号の周波数が下がった場合には、Zの位置で早期に
同期外れを起こし、非同期状態にして同期引込み周波数
範囲F0±F1を確保する。
フレーム同期検出器16によるフレーム同期外れの検出信
号によって、増幅器13の増幅度を下げることにより、入
力信号の周波数が下がった場合には、Zの位置で早期に
同期外れを起こし、非同期状態にして同期引込み周波数
範囲F0±F1を確保する。
以上説明したように本発明は、復調器に設けたフレーム
同期検波器の出力が同期外れを検出したときに、電圧制
御発振器のループゲインを低くするように構成している
ので、擬似引込み状態時にはループゲインを低下してル
ープ動作を抑制し、該疑似引込みを回避することができ
る。これにより、広い同期周波数引込範囲を確保し、入
力信号がSC信号で変調された複合変調波の場合には回線
品質の劣化を防止できる効果がある。
同期検波器の出力が同期外れを検出したときに、電圧制
御発振器のループゲインを低くするように構成している
ので、擬似引込み状態時にはループゲインを低下してル
ープ動作を抑制し、該疑似引込みを回避することができ
る。これにより、広い同期周波数引込範囲を確保し、入
力信号がSC信号で変調された複合変調波の場合には回線
品質の劣化を防止できる効果がある。
第1図は本発明の一実施例のブロック回路図、第2図は
第1図の回路における引込み動作特性図である。 11…位相検波器、12…信号処理回路、13…増幅器、14…
低域ろ波器、15…電圧制御発振器、16…フレーム同期検
波器、a…4相位相復調信号、b,c…ベースバンド信
号、d,e…2列デジタル信号、f…制御信号、g…フレ
ーム外れ検出信号、h,i…制御信号、j…再生搬送波。
第1図の回路における引込み動作特性図である。 11…位相検波器、12…信号処理回路、13…増幅器、14…
低域ろ波器、15…電圧制御発振器、16…フレーム同期検
波器、a…4相位相復調信号、b,c…ベースバンド信
号、d,e…2列デジタル信号、f…制御信号、g…フレ
ーム外れ検出信号、h,i…制御信号、j…再生搬送波。
Claims (1)
- 【請求項1】n値QSK,QAM変調方式の復調信号を位相検
波する位相検波器と、この位相検波器の検波出力に基づ
いて搬送波を再生する増幅器、低域ろ波器、電圧制御発
振器等で構成される搬送波再生用のループと、前記検波
出力に基づいてフレーム外れ検出信号を出力するフレー
ム同期検波器とを備え、前記増幅器は増幅度が変化可能
に構成されるとともに前記フレーム同期検波器がフレー
ム外れを検出したときに出力されるフレーム外れ検出信
号が入力されるように構成され、かつこのフレーム外れ
検出信号が入力されたときにその増幅度が低下されて前
記搬送波再生用ループのゲインが低下されるように構成
したことを特徴とする搬送波同期回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63295107A JPH0691561B2 (ja) | 1988-11-22 | 1988-11-22 | 搬送波同期回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63295107A JPH0691561B2 (ja) | 1988-11-22 | 1988-11-22 | 搬送波同期回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02141147A JPH02141147A (ja) | 1990-05-30 |
JPH0691561B2 true JPH0691561B2 (ja) | 1994-11-14 |
Family
ID=17816387
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63295107A Expired - Fee Related JPH0691561B2 (ja) | 1988-11-22 | 1988-11-22 | 搬送波同期回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0691561B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2788795B2 (ja) * | 1991-03-23 | 1998-08-20 | 福島日本電気株式会社 | 搬送波再生回路 |
JPH08265384A (ja) * | 1995-03-22 | 1996-10-11 | Nec Corp | 復調装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5451363A (en) * | 1977-09-29 | 1979-04-23 | Fujitsu Ltd | Regenerative circuit for carrier wave |
JPS594257A (ja) * | 1982-06-29 | 1984-01-11 | Fujitsu Ltd | 搬送波再生回路 |
JPS59141820A (ja) * | 1983-02-02 | 1984-08-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 自動周波数制御回路 |
-
1988
- 1988-11-22 JP JP63295107A patent/JPH0691561B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02141147A (ja) | 1990-05-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |