JPH069135A - 繰出し形式印刷物の緩衝保持方法とその装置 - Google Patents

繰出し形式印刷物の緩衝保持方法とその装置

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JPH069135A
JPH069135A JP4191620A JP19162092A JPH069135A JP H069135 A JPH069135 A JP H069135A JP 4191620 A JP4191620 A JP 4191620A JP 19162092 A JP19162092 A JP 19162092A JP H069135 A JPH069135 A JP H069135A
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  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】印刷物、特に多層折重ね印刷物を繰出し形式で
回転機により又はロールから後続処理作業の目的で展開
するとき、従来のシステムの欠点を解消し、繰出し形式
が別の形式に変換される必要がなく上流及び下流の双方
における不具合と不規則さに対して効果的に吸収ステー
ションの役目を果たす方法と装置を提供する。 【構成】繰出し形式印刷物がコンベヤベルト10上で該ベ
ルトの速度vRで搬送区域の第1部分である予備区域Rを
通過し、転移点Uで追いついた印刷物により切替えられ
待機状態にある制動爪の形態をとる緩衝手段によりそれ
ぞれ速度vRより低い速度vPへ減速され繰出し間隔が緩衝
手段の一定間隔dPに設定されてコンベヤベルトと緩衝手
段との複合作用により搬送区域の第2部分の実働緩衝区
域P上に搬送される。緩衝保持のため設けられた転移点
Uの位置は、実働緩衝手段の数が搬送区域上に位置する
印刷物の数の函数となって変動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は印刷物の後続処理作業の
分野に属し、繰出し形式の平板状印刷物、特に多層折り
重ね印刷物を緩衝保持用に設けられた搬送区域上で搬送
する間に必要に応じて緩衝保持および時間設定する役目
を果たすための方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術、及び、発明が解決しようとする課題】印
刷物、特に多層折り重ね印刷物は例えば繰出し形式で回
転機により、或いはロールから後続処理作業の目的で展
開される。3つの理由から、このような繰出し送りの配
列とその後続処理作業の間に緩衝保持部又は緩衝部を設
けると有利である。このことは第1に不具合および系統
的な不規則さの上流への波及を避けるか、或いは少なく
ともそれを減少することを可能にし、第2に送りにおけ
るギャップが閉じられ、第3に繰出し送りが同時に時間
設定され得る。後続処理作業における故障又は不具合の
場合、結果的にその作業が遅滞するか停止すらするが、
緩衝保持部は、供給側の反応に呼応して避けること出来
ない反応時間の間に生ずる印刷物を受けるか、或いは単
に供給の速度とそれに応ずる緩衝部の充填量を減ずるこ
とで比較的短い処理作業の中断を埋めることを可能に
し、大きな質量の停止と再加速を不必要にしている。供
給された印刷物が後続処理作業段に対して例えば人為的
な挿入により連続的に使用されないような形の系統的な
不規則さを後続処理作業が含む場合、供給側は依然とし
て連続的に印刷物を緩衝部に供給できるが、その量は対
応的に低くなる。不具合の無い、連続的な後続処理作業
の場合でも、緩衝部を備え、それにより供給された繰出
し送りにおけるギャップが後続処理作業の過程にいかな
る影響も及ぼさずに除去され得るようにするとさらに有
利である。このように、緩衝部は上流および下流の双方
における不具合と不規則さに対する収集又は吸収ステー
ションとしての役目を果たす。
【0003】このような緩衝保持方法および装置は例え
ば出願人の米国特許第4887809号、489218
6号及び4201286号に説明されている。これらの
特許に説明された緩衝システムは一定長さの緩衝区域に
わたって繰出し送りの印刷物に作用する。すなわち、該
システムは印刷物を幾分活発に搬送する緩衝手段(クリ
ップ、フック、グリッパ、制動カム)により作動し、緩
衝区域上の緩衝手段の数、従って緩衝手段の距離は可変
である。緩衝部が詰まっている時は緩衝区域上に位置す
る緩衝手段の数が多くなるため、緩衝区域上の緩衝手段
間の平均距離は、詰まっている緩衝部における方が空の
緩衝部におけるよりも短くなる。このように、説明され
た緩衝システムは緩衝手段間の間隔が可変である一定長
さの緩衝区域のアイデアに基づいている。緩衝手段間の
可変間隔は例えば移動路に沿う緩衝手段の自由な移動性
によりもたらされ、緩衝手段が後続の緩衝手段により押
し出されるか、或いは先行する緩衝手段により引っ張ら
れる緩衝手段間の弾性接続部分により動かされる。
【0004】上記で説明された緩衝システム又は緩衝保
持システムのすべてが、個別に導かれるエレメントで、
例えばチェーンのような標準的牽引手段で駆動できず、
緩衝保持後に再度時間設定されなければならない手段を
有すること、および殆どの場合に印刷物が緩衝区域の全
体にわたって搬送されるためには緩衝手段の所まで転送
される必要があり、そのことが特殊な空間又は3次元構
成を設ける必要をもたらすという欠点を有する。これに
加えて、説明されたシステムは展開作業及および/また
は後続処理作業の制御用に緩衝部の充填状態を測定する
ばかりでなく、供給された繰出し送りのギャップを検出
してそれを閉じるため、印刷物の方向に向けられた無数
のセンサを必要とする。このようなセンサは印刷物形式
を変更する度にリセットされる必要がある。
【0005】本発明の課題は繰出し形式印刷物の緩衝保
持に関する方法で、繰出し形式印刷物が別の形式に変換
される必要がなく、可変間隔を有する緩衝手段で知られ
ている欠点を持たないものを提供することにある。本発
明の別の課題はこの方法の実施を可能にする装置を提供
することにある。当該装置は製造が簡単で汎用性があ
り、制御が容易であり、信頼性のある一定のタイミング
を備えなければならない。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】上記課題を解決
するために、本発明の方法においては、繰出し形式印刷
物が速度vRのコンベヤベルト上で緩衝保持のため設けら
れた搬送区域の第1の部分、すなわち、予備区域Rを通
過し、該印刷物が転移点Uで緩衝手段によりこの点で個
々の印刷物について生じる緩衝手段の作用により速度vR
より低い速度vPに減速され、繰出し間隔が緩衝手段の一
定間隔に設定される。該印刷物は次いで緩衝手段の作用
により或いはコンベヤベルトと緩衝手段との複合作用に
より緩衝手段のため設けられた搬送区域の第2の部分、
すなわち、実動緩衝区域P上に搬送され、緩衝保持のた
め設けられた搬送区域上の上記転位点Uの位置がこの区
域で停滞する印刷物の数の函数として自動的に変位させ
ることにした。
【0007】また、その装置としては、繰出し送りが搬
送区域上を搬送されるコンベヤベルト10を備え、同じ搬
送区域又は少くともその一部の上に、緩衝手段12.1/2
/3等が等間隔に固定された牽引部材がコンベヤベルト
10により搬送される印刷物に作用可能なように設けて上
記方法を実施するようにした。
【0008】上記発明は、一定の緩衝区域の長さと緩衝
手段間の可変間隔を備える先行技術に比較して、可変の
緩衝区域の長さと緩衝手段の一定間隔を備える緩衝部の
アイデアに基づいている。この場合、双方の事例で緩衝
手段が印刷物に作用する区域のみが緩衝手段と呼ばれ
る。本発明の方法によれば、繰出し送りは他のコンベヤ
ベルトの搬送路に容易に組み込めるコンベヤベルト上で
緩衝保持のために設けられた区域へ搬送される。緩衝区
域の可変長さをもたらすため、緩衝保持のために設けら
れた区域は機能的に2つの部分的区域、すなわち、下流
の実動緩衝区域と上流の予備区域に再分割され、緩衝部
充填状態の函数として動くこれら2区域間の境界(転移
点)、すなわち、2つの部分的区域の相対長さが変化す
る。緩衝部が詰まっている時、予備区域は最小長さを有
し、その逆に緩衝部が空である時は緩衝区域は最小長さ
を有する。印刷物は区域の全体にわたって、まずコンベ
ヤベルトにより予備区域上に、次いで緩衝手段により、
即ち緩衝手段と複合作用で緩衝区域上に繰出し形式で搬
送される。予備区域上における速度と印刷物間隔は、供
給容量、後続処理作業の能力および緩衝部の充填レベル
に従って左右することができ、これに反して緩衝区域上
の印刷物間隔は一定で、速度は後続処理作業能力により
定まる。緩衝区域上の繰出し間隔および速度は常に予備
区域上のものより小さい。
【0009】本発明の緩衝保持方法は流入液と流出液を
有する容器の形をした液体緩衝部で、そのレベルが緩衝
部充填レベルの函数として変化するものと最も良く比較
できる。ここにおける充填レベルも緩衝容器内の液体の
特性に何らの影響も及ぼさず、充填の程度に従って変化
する唯一の要素は液体レベル、換言すれば緩衝容器の液
面までの供給水の高さ (予備区域に相当) および前記液
面から出口に到る液体の高さ(緩衝区域に相当)であ
る。
【0010】本発明の緩衝保持システムの緩衝部は繰出
し送りを別の供給送りの形に変換せず、その代わりに緩
衝部の長さを緩衝保持される印刷物の数の函数として、
単に繰出し間隔を縮めてそれを緩衝部の不変長特性にし
て繰出し送りを保持する。緩衝保持に用いられる搬送区
域には、予備区域上をコンベヤベルトにより搬送するモ
ードと、緩衝区域上をコンベヤベルトの複合作用を伴っ
て、又はそれを伴わずに緩衝手段により搬送するモード
との2つの異なる搬送モードの近傍で、それぞれの場合
について1つずつ、2つの異なる印刷物間隔が設けられ
ている。換言すれば、先行技術に従うすべての緩衝シス
テムの基本的な構成部分を備え、その欠点の殆どの原因
となる可変間隔を備える緩衝手段を設ける必要がない。
本発明の緩衝保持方法は、その双方が緩衝保持を目的と
する区域を全体にわたって通過するコンベヤベルトと緩
衝手段によりもたらされる。緩衝手段は緩衝区域上にあ
る印作物のみに働き、予備区域上の印刷物には作用せ
ず、そのためコンベヤベルトのみが予備区域上の搬送に
関与している。
【0011】従って、本発明の方法を実施するには、印
刷物の可変区域に作用する、一定間隔を備える緩衝手段
を設ける必要がある。本発明によれば、これらの緩衝手
段はその状態を転移点で予備区域から緩衝区域に変える
ような形をとり、それにより転移点の上流では緩衝手段
が繰出し送りに何らの影響も及ぼさないが、その下流で
はコンベヤベルトの搬送作動が完全になくなるか、少な
くとも減少する形で印刷物に働く。
【0012】本発明の緩衝手段は印刷物が予備区域から
緩衝区域に変わる転移点に達した時に緩衝保持される印
刷物により非作動状態から作動状態に切り替わるように
構成されている。従って、効果的な緩衝作動についてセ
ンサの必要がなく、緩衝部の充填レベルは単に緩衝保持
のために設けられた搬送区域の個々の個所における緩衝
手段の作動状態又は非作動状態により設定でき、さらに
それを供給および又は後続処理作業の容量の制御に用い
ることができる。特に、例えば緩衝手段が印刷物を搬送
しているか否かを点検する機能があり、印刷物の形式が
変化した場合にリセットされる必要がある印刷物の方向
に向けられたセンサが不要となる。
【0013】
【実施例】本発明の実施例を添付の図面に基づいて以下
に詳細に説明する。なお、本発明は実施例に限定される
ものではない。
【0014】図1は、本発明の緩衝保持方法の様式図で
ある。本図は、緩衝保持用に設けられたコンベヤベルト
上で印刷物11.1/2/3等の繰出し送りの方向Fに搬送
が行われるコンベヤベルト10を用いる搬送区域の詳細
を、例えば制動カムの形による緩衝手段12.1/2/3と
共に示している。
【0015】緩衝保持用に設けられた搬送区域は機能的
に2つの部分的な区域すなわち、緩衝区域Pと予備区域
Rに細分され、緩衝区域Pは搬送方向で予備区域Rの下
流にある。緩衝手段(12.8/9/10等)が、非作動の状
態、例えばコンベヤベルトより下に下げられている間
に、予備区域R上で印刷物(11.7/8/9等)が調整可
能ベルト速度vRでコンベヤベルト10により搬送される。
予備区域R上の印刷物間の間隔dRは、速度vRと図示され
ていない任意の供給手段の供給容量Zにより定まる。緩
衝区域P上で印刷物(11.1〜11.6)の印刷物間隔dPと速
度vPとは、緩衝手段が前記区域上で作動状態にあり、例
えばコンベヤベルトにより搬送されながらコンベヤベル
トの上に突き出して印刷物を制動する形で印刷物に働く
ため、緩衝手段の速度と間隔により定まる。緩衝区域P
上の印刷物間の間隔dPは緩衝手段間の一定間隔に対応
し、速度vPは図示されていない任意の後続処理作業手段
の後続処理作業容量Wに従って設定され、それにより緩
衝手段が緩衝保持装置の出口で印刷物を正しく時間設定
された形で供給する。
【0016】緩衝保持又は緩衝装置は以下の機能を備え
る。速度vPは上記のような形で設定され、さらに作動の
間に緩衝部の送出し容量が可能な限り後続処理作業によ
り要求される時間当たりの印刷物の数に対応するように
調整される。緩衝部が小形であり、従って幾分速度の遅
い装置であるため、この速度は後続処理作業の容量に従
って容易に調節できる。コンベヤベルト速度vRは速度vP
よりも例えば2.5 の係数だけ高くなるように、さらに予
備区域R上の印刷物間の間隔が緩衝区域上の間隔よりも
大きくなるように十分に高く設定される。供給容量の特
定部分について、速度vRは上述の状態が満足されること
を条件として、一定に、或いは速度vPに比例して設定す
ることができる。しかしながら、後続処理作業の停止の
間に緩衝手段は停止しなければならない(後続処理作業
がゼロに等しくなる)ものの、このことは停止の場合に
も緩衝手段を充填できるコンベヤベルトについては適用
されず、供給を止める必要がないようにするため、コン
ベヤベルトの駆動装置と緩衝手段の間には結合状態があ
ってはならない。
【0017】繰出し間隔dRが緩衝手段の間隔dPよりも小
さい場合、各緩衝手段は複数の印刷物を緩衝保持する
が、このことは後続処理作業の函数として変化する望ま
しい方法と成り得る。
【0018】追加処理作業容量Wおよび供給容量Zが同
じである場合(時間当たり等しい印作物の数、すなわ
ち、同一タイミングの場合)、および緩衝部充填レベル
が一定に保たれる場合、予備区域と緩衝区域上のタイミ
ングは同一であり、すなわち、緩衝区域(又は搬送区域
上の任意の場所にある各緩衝手段)上の印刷物は予備区
域上の各印刷物が距離又は間隔dRをカバーするのと同じ
時間で距離又は間隔dPをカバーする。
【0019】このように、対応する緩衝手段を備える先
行印刷物が間隔dPだけ移動し、その結果として次の緩衝
手段が正確に同じ個所に位置する場合、新しい印刷物が
常に転移点又はステーションU現れる。この緩衝手段は
作動状態となり、速度vPで移動する形で印刷物に制動を
かける。このような作動の場合、予備区域Rと緩衝区域
Pの間の転移ステーション又は転移点Uは常に同じ位置
にある。
【0020】供給容量Zが追加処理作業容量Wよりも小
さい場合、緩衝区域上の刻時時間は予備区域上のそれよ
りも長くなる。すなわち、印刷製品が予備区域上をdRだ
け移動する時間内に緩衝手段は間隔dPより多く移動す
る。このようにして、次の緩衝手段がすでにこの転移点
を通り過ぎている時に、次ぎの印刷物は転移ステーショ
ンUに到達しているに過ぎず、対応する印刷物は単に続
いて、又はそれより下流でその緩衝手段に遭遇して制動
がかけられる。従って、転移ステーションUは図面上で
左に動き、換言すれば、緩衝区域が短くなって緩衝部の
空席が多くなる。供給容量が後続処理作業容量よりも高
い場合、緩衝部はそれに呼応して充填量が大きくなる。
【0021】緩衝手段は緩衝区域P上で作動状態にあ
り、すなわち印刷物に作用を及ぼすが、これに反して予
備区域R上では非作動状態で、すなわち、印刷物に動作
を及ぼさない。転移ステーションUにおける緩衝手段
(図面中の緩衝手段12.7)は、それが次の印刷物に制動
をかける状態で作動状態になければないが、未だどの印
刷物にも動作を及ぼさず、従って依然として非作動状
態、しかしながら、『待機』状態にある。このため、緩
衝手段はそれが3つの状態、すなわち、非作動状態(予
備区域上)、作動状態(緩衝区域上)および待機状態
(転移点又は転移ステーションにおいて)を呈すること
ができるように設計されなければならない。本発明によ
れば、転移点における非作動状態の緩衝手段は、先行緩
衝手段が待機状態から作動状態に切り換えを終わる形
で、すでに切り換えられている。待機状態の緩衝手段は
印刷物がそれに突き当たって制動がかけられるため、緩
衝区域に入るや否や作動状態に切り換えられる。このよ
うに、区域全体にわたり常に一連の非作動状態緩衝手段
(予備区域)、1つの待機状態緩衝手段(転移点)およ
び一連の作動状態緩衝手段(緩衝区域)があり、その関
連数量は区域全体上の印刷物の数に左右される。
【0022】コンベヤベルトと緩衝区域の端末(印刷物
の後続処理作業への転送点)からの緩衝手段との双方が
戻り側又は戻り行程上で予備区域の始めに戻される。こ
の戻り行程の間に緩衝手段は作動状態から非作動状態に
切り換えられなければならない。
【0023】本発明の緩衝システムにおける速度と印刷
物間隔は、各被搬送印刷物が緩衝区域端末の手前で緩衝
手段に当たり、それにより印刷物が正確に時間設定され
た形で緩衝手段により後続処理作業に送り出されるよう
設定されなければならない。すなわち、緩衝区域は常に
少なくとも1つの待機状態緩衝手段を備えなければなら
ない。これは各緩衝手段が緩衝区域からの出口で例えば
戻り行程の反転作用により確実に待機状態に切り換えら
れることで保証される。この方法のみにより緩衝システ
ムが限定された範囲内で同時に、供給された繰出し送り
における不規則さを補正するタイマーとして働くことが
でき、さらにこの方法のみにより緩衝保持用に設けられ
た搬送区域が完全に空になった後又は緩衝部が空になっ
た後に、緩衝保持機能が自動的に作動可能となることが
保証される。
【0024】本発明の緩衝システムはまた、供給された
繰出し送りにおけるギャップを自動的に閉じる。このよ
うなギャップがある場合には待機状態緩衝手段(転移
点)に長い時間衝突する印刷物がないため、緩衝手段は
作動状態に切り換えられるまでさらに緩衝部出口に向か
って動く。すなわち、転移ステーションが図面中で左に
動くか、或いは緩衝部に空席が生じるが、その他の点で
は適当な緩衝保持がある条件で、ギャップは緩衝保持や
後続処理作業に何らの影響も及ぼさない。
【0025】緩衝手段としてコンベヤベルトの下に下げ
られる制動カムで機能する時、本発明の方法は印刷物の
前縁が下向きになっている。すなわち、1つの印刷物が
先行する複数の印刷物により部分的に覆われている繰出
し送りを必要とする。このような繰出し送りにおいて
は、特殊な補助具を持たない前述の方法で見られるよう
な単なる詰め込みによる2つの印刷物の重なりよりも広
いギャップを閉じることは不可能である。このような大
きなギャップがある場合はもはや印刷物が相互に重なら
ないため、ギャップを閉じるとためには後続印刷物が先
行印刷物の下に動かさなければならず、この目的のため
のに対応する補助具が必要である。
【0026】図2および図3は本発明による緩衝手段の
実施例の詳細を搬送方向と直角の方向から見た図(図
2)および搬送方向と直角の方向における断面で見た図
を示している。この場合コンベヤベルト10の下に下げら
れる手段は制動爪であり、下げられていない場合、この
制動爪が印刷物をその下向きに前縁の中央部分でつかま
え、その上に乗って印刷物が移動しているコンベヤベル
トの速度よりも遅い緩衝手段の速度に減速する。コンベ
ヤベルトは例えば2本の平行する部分ベルトの形をと
り、作動状態および待機状態(下げられていない)の爪
がコンベヤベルトの搬送面の上に延び、非作動、降下状
態の爪が搬送面の下にあるように2本の部分ベルト間の
中央間隙にドラグチェーン30が位置している。双方の図
において、コンベヤベルト10はその搬送面を示す水平ラ
インのみで表示されている。ドラグチェーン30は破線で
示されている。
【0027】図2は右から左へドラグチェーン30(図3
に示す)により駆動されて搬送方向Fに動く制動爪121、
122、123、124 (120と125 は部分的にのみ図示)の形をし
た列を成す4つの本発明の緩衝手段を示す。制動爪121
は作動状態、制動爪122 は待機状態、2つの後方の制動
爪123 と124 は非作動状態にあり、ここに図示されてい
るのは予備区域Rから緩衝区域Pへの転移点又は転移ス
テーションUである。
【0028】図3は作動状態又は待機状態にある制動爪
(121、120 又は122)を示す。各制動爪は爪本体20を備
え、その中に回転可能な形で2つのガイド24、26と2つ
のリンクピン23、25が装着されている。搬送方向の後方
にあるリンクピン23のガイド24はスロット状を成し、搬
送方向の前方リンクピン25のガイド26は山形スロットの
形で、それにより爪本体20は限定された仕方でリンクピ
ン23と25に対して実質的に搬送方向と平行に横方向に動
くことができ、さらにその横方向移動に対する後方位置
でリンクピン23を中心として旋回できる。この旋回運動
は前方ガイド26により、爪本体20の前方に取り付けられ
た爪21がその最上部位置でコンベヤベルトの上に突出
し、その最下部位置でコンベヤベルトの下方に下げられ
る形で限定される。
【0029】各制動爪は、例えばスプリングのような加
圧又は引張手段により、爪21はその上部に、爪本体20は
その後方位置に押しつけられる。スプリング28は例えば
リンクピンの周囲に配置されたコイルスプリングの形を
とることができ、コイル形状両端部の助けを借りてチェ
ーンおよび対応する爪本体20のスプリングピン27の間に
固定されている。加圧手段は永久磁石の形をとることも
可能で、爪21がその上部旋回位置に磁石とリンクピン25
間の磁気吸引力で引きつけられ、爪本体20がその後方位
置に引きつけられるように爪本体20の前方下部領域に配
置されている。
【0030】搬送方向で爪本体20はその前部に爪21と保
持カム22を、後部に凹み29を備える。2つのガイド24、
26は旋回運動の軸(リンクピン23)が十分後方に位置す
るように配置され、それにより旋回運動の場合に爪21と
保持カム22の位置変化が凹み29のそれよりもはるかに大
きいようになっている。制動爪は搬送方向で直線搬送区
域に重なるようにドラグチェーン30上に配置されてい
る。この重なりで爪本体20の前部にある保持カム22と、
先行する爪本体20の後部にある対応する凹み29との間の
連動が可能になる。ただしこの場合、爪21がその下部旋
回位置にあり、保持カム22と凹み29が実質的に同レベル
にあることを条件とする。凹み29の旋回位置はあまり重
要ではない。すなわち、下部位置に旋回した保持カム22
は、下方又は上方に旋回した爪21を伴う先行する制動爪
の凹み29と連動し得る。搬送方向における複数の爪の本
体の重なりは単体の爪本体により行われる横方向移動の
大きさよりも小さい。爪21は、先行する制動爪の凹み29
と保持カム22との連動により下部旋回位置に保持されて
いない限り、スプリング28によりその上部旋回位置に押
しつけられる。その上部位置にある爪21を備える制動爪
は、それに後方から高速で突き当たる印刷物により後方
から前方位置へ動かされる。
【0031】制動爪20は次の3つの可能な終端位置があ
る。一つは爪本体20がその前方位置にあり、爪21がスプ
リング28により上方に旋回されている位置(121) であ
る。これが制動爪の作動状態である(121)。この場合、保
持カム22と先行する制動爪120の凹み29との間の連動
は、これらが同じレベルにないため不可能である。後続
する制動爪122 の保持カム22と先行する制動爪121 の凹
み29との連動は、後続制動爪がとり得ないその前部で爪
21が下方に旋回した位置になければならないため、不可
能である。
【0032】次は、爪本体20がその後方位置にあり、爪
21がスプリング28により上方に旋回されている位置(12
2) である。これが制動爪の待機状態である(122)。この
場合、保持カム22と先行する制動爪121 の凹み29との間
の連動は、これらが同じレベルにないため不可能であ
る。そして、後続する制動爪123 はその後方位置のみを
とることができ、制動爪122 の凹み29とこの後続制動爪
123 の保持カム22との間の連動は、その爪が下方に旋回
した位置にあれば可能である。爪本体20がその後方位置
にあり、爪21が後続する制動爪の保持カム22の圧力によ
りスプリング28の張力に抗して下方に旋回されている(1
23又は124)。これが制動爪のさらに次の可能な終端位置
である非作動状態である(123又は124)。保持カム22と先
行する制動爪(122又は123)の凹み29との間の連動は、制
動爪が同時後方位置にある場合のみに可能である。すな
わち、制動爪121 と次の制動爪122 間の連動は存在しな
いが、制動爪123 と124 間の連動は生じる。後続制動爪
(124又は125)はその後方位置にのみ位置することがで
き、制動爪(123又は124)をこの位置に保持するため、凹
29と前記後続制動爪(124又は125)の保持カム22間の連動
が必要である。
【0033】制動爪は非作動状態で予備区域Rを通り、
作動状態で緩衝区域Pを通過する。以下の作動は転移点
Uで生ずる。すでに緩衝保持された印刷物が制動爪によ
り減速され搬送方向でコンベヤベルトよりも沿い速度で
緩衝区域の端末に向かって移動する。緩衝区域の印刷物
を伴う最後の制動爪に現在転移点に図示されている制動
爪が追従している。次の印刷物がコンベヤベルト速度で
後方から転移点に図示された制動爪に向かって動かさ
れ、その制動爪に突き当たる。該制動爪は上方に旋回し
た爪21を備え、先行する制動爪がその前方位置で緩衝区
域の最後の印刷物により動かされているため、当該制動
爪と先行する制動爪との間の連動はもはや不可能とな
る。当該制動爪に現在突き当たっている印刷物の減速の
結果として、この制動爪もその前方位置、すなわち、作
動状態位置に動かされ、それにより後続する制動爪との
連動はなくなり、前記後続制動爪の爪21がその上方位置
即ち待機状態に動かされる。転移点における非作動状態
から待機状態へ、さらに待機状態から作動状態への切り
換え過程は、従って印刷物によってのみ開始され、いか
なる外部制御も必要とせず、すなわちセンサを必要とし
ない。
【0034】緩衝保持が正しく機能する限り各制動爪は
緩衝区域の端末を作動状態で通過する。これは緩衝保持
部が少なくとも1つの印刷物を保持する場合にのみ行わ
れる。緩衝保持部が例えば不適当な供給容量の故に、或
いは供給の中断があった時のように空で移動する場合、
緩衝保持され、作動状態に切り換えられる印刷物がなく
とも、緩衝区域の端末で制動爪に対する緩衝機能が自動
的に回復することが不可欠である。このことは制動爪を
戻り行程上で反転する展開又は反転個所のこの事態に対
応する設計により行われる。連動点の反転半径は反転の
間に連動が可能とならないようにリンクピンの反転半径
よりも大きくなければならない。
【0035】緩衝区域の端末に続く反転の間、戻り行程
の間又は予備区域開始点への反転の間に、制動爪はそれ
が非作動状態で予備区域に入るように再位置決めされな
ければならない。これは例えば緩衝区域の端末に続く反
転の間に対応移動テンプレートにより制動爪が動かされ
て待機状態に入り、予備区域の開始点における反転の間
に別のテンプレートにより爪の下部旋回点へ動かされ、
それにより直線予備区域上で連動が生ずるまで制動爪が
テンプレートにより非作動状態に保持されることで行わ
れる。このような仕方で制動爪は戻り行程上を、前進区
間上では1つの制動爪に対してのみ可能な待機状態で通
過する。制動爪を作動状態で戻り行程上を動かし、対応
テンプレートを第2の転回又は反転個所に位置させるこ
とも可能である。
【0036】反転個所で非作動状態に復位するためにス
プリング28(図2)の場所に磁石を備える制動爪は対応
スチールリンクにより導かれる。このスチールリンクは
永久磁石とスチールリンク間の磁気吸引力が永久磁石と
リンクピン間の磁気吸引力よりも大きく、最初の反転又
は転回の近傍で磁力が発生して制動爪をその後方位置に
動かし、第2の反転又は転回で磁力が発生して制動爪を
爪が下部にある旋回位置に旋回するように構成されてい
る。
【0037】図3に示されるように、本発明の制動爪は
リンクピンの中央、すなわち、チェーンサイドバーの間
に、或いは片側、すなわち、チェーンサイドバーの下に
配置することができる。側面配置の場合は制動爪をはめ
込みで装着できる。これらの場合、市販のチェーンを用
いることが可能である。制動爪は好ましくはプラスチッ
ク製とする。制動爪の場所にグリッパを緩衝手段として
用いることもできる。制動爪が緩衝手段として用いられ
る場合、緩衝保持用に設けられた区域を僅かに低くする
と都合が良い。水平とすることも可能であるものの、高
くしてならない。グリッパが緩衝手段として用いられる
場合は、緩衝保持用に用いられる搬送区域の位置に関す
る制限はない。
【0038】図4は緩衝保持を果たす装備を有し、繰出
し送りにおける大きなギャップを閉じるのに必要な補助
装置も備える完全な搬送区域を模式図で示す。図4はど
のように対応する装置が駆動され制御されるかを図示し
ている。前出の図面と関連して言及される部分には同じ
参照番号が付されている。コンベヤベルト10が2つのガ
イドロール(図示せず)上を走っている。緩衝手段12を
備える引張部材30も2つのガイドロール31、 32の上を走
っている。緩衝保持部に入る繰出し送りにおける大きな
ギャップを閉じるための補助装置40が、緩衝保持を果た
す装備を有する搬送区域(緩衝手段の前進行程)の上方
に位置している。
【0039】緩衝保持を果たす装備を有する搬送区域の
近傍(コンベヤベルト10の前進行程)には予備区域の入
口近くと緩衝区域からの出口近くに少なくとも2つのセ
ンサ13.1/2があり、通過する緩衝区域の状態を確定す
る信号を出している。これらは例えば光障壁センサであ
り、その状態の函数として、緩衝手段の部品により遮断
されたり、遮断されなかったりする。出口センサ13.1が
非作動状態の緩衝手段を表示すれば、これは最小許容緩
衝部充填量以下の低下があったことを意味する。入口セ
ンサ13.2が作動状態の緩衝手段を表示すれば、これは最
大許容緩衝部充填量を超過したことを意味する。センサ
13.1/2のこのような表示から、供給容量を増加又は減
少する信号、後続処理作業容量を増加又は減少する制御
信号、ならびに緩衝手段の速度vP,コンベヤベルトの速
度vRを変化する対応制御信号が出される。2つ以上のセ
ンサを設けることも可能で、制御器がそれに対応して段
階的に駆動され得る。センサ13.1と13.2ならびに対応追
加センサは故障を検出するためにも使用できる。
【0040】補助装置40は、搬送区域全体にわたって移
動可能なスライド41で、2つのセンサ42.1と42.2、なら
びにレバー又はジャッキ43を備えるものを有する。2つ
のセンサ42.1/2は、後部センサ42.1が搬送方向でギャ
ップの始まりを検出し、前部センサ42.2がこのようなギ
ャップの終わりを検出する形で繰出しにおける中断(印
刷物の重なりより大きいギャップ)を検出するように構
成されている。レバー43は繰出しにおける中断部の上を
搬送方向に導かれた場合、中断部の下流で搬送されてい
る印刷物の下に入ってそれをコンベヤベルトから持ち上
げるように、さらに搬送方向に逆らって導かれた場合、
印刷物を押し退けることなしにその上方を通過できるよ
うに構成されている。この目的のため、レバー43は非作
動位置でその端末がコンベヤベルトの直上にあり、搬送
方向でこの非作動位置から旋回され得るように配置され
ている。レバー43はその端末が2つのセンサ42.1と42.2
の領域間にあるように位置決めされている。
【0041】補助装置は以下の機能を有する。その始動
位置は搬送区域への入口である。後部センサ42.1が中断
の開始を発見するや否や、補助装置は待機状態に入る。
中断部が前部センサ42.2の近くに入ると直ぐに、スライ
ド41が中断部および印刷物と同じ速度で搬送方向に動
き、結果的に常に中断部の上の位置を保つ。スライドは
それが緩衝保持された印刷物に達するまで、より正確に
は後部センサ42.1が緩衝保持された印刷物の上に位置
し、もはや中断部を検出しない点まで動く。これはレバ
ーの端末がすでに緩衝保持された印刷物を、又は、少な
くとも最後の印刷物の後縁を持ち上げていること、およ
びその中断部の下流の印刷物の下に隙間が生じたことを
意味する。スライドはその前進運動を止め、そこからそ
の始動位置へ戻る。補助装置40がその通路で次の中断部
を検出すると、その作動手順は同じである。スライド41
は電気、空気圧又は油圧のリニアモータにより駆動され
る。
【0042】図5は本発明の緩衝保持方法とその装置の
使用例を示す。この例はその1つが巻き出されており(5
0.1)、他方の巻付け位置(50.2)で空のロールコアを新し
いロールと交換できる2つのロール50.1と50.2を備える
巻付けステーション50からの巻取りドラム53に対する供
給に関する。本発明の装置51は巻付けステーション50と
転送ステーション52の間に接続されている。巻出しロー
ル50.1により展開された繰出し送りS.1 がコンベヤベル
ト50.3上で緩衝装置51へ導かれる。殆どの場合、供給ベ
ルト50.3の速度は緩衝ベルト51.1の速度よりも低く、そ
れにより供給ベルト50.3から緩衝ベルト51.1へ通過する
繰出し送りS.1 が、繰出し間隔が大きい繰出し送りS.2
へ展開されるようになっている。この転移点では、繰出
し送りを加圧ローラ50.4又は加圧ベルトでコンベヤベル
トに押しつけると都合が良い。繰出し送りS.2 は緩衝部
充填レベルの函数として、緩衝手段51.2により遅かれ早
かれ減速され、小さな繰出し間隔S.3 へ設定される形で
緩衝装置51を通過する。緩衝部から出口で印刷物は転送
ステーション52へ導かれ、繰出し送りS.3 が転移点でさ
らに大きな繰出し間隔を有する繰出し送りS.4 へ再度展
開される。この転移点でも印刷物を加圧ローラ又はベル
ト(図示せず)によりコンベヤベルトに押しつけると都
合が良い。繰出し送りS.4 は印刷物の反転位置で繰出し
送りS.5 へと反転され、次いで個々の印刷物が対応する
グリッパへ転送される形でグリッパにより繰出し送りS.
6 に転換される。グリッパを伴う繰出し送りS.6 が次い
で巻取りドラム53へ導かれ、そこで印刷物が異なる印刷
物のグループとして収集される。緩衝手段51.2が横切る
搬送区域とコンベヤベルト51.1が同じ長さを持つことは
必須条件ではない。コンベヤベルト51.1が緩衝手段の牽
引手段よりも長く、その上流側に突出することが考えら
れる。緩衝保持のため設けられた搬送区域は緩衝手段を
備える搬送区域の長さだけにとどまり、コンベヤベルト
の搬送区域の始まりは単に供給部に過ぎない。
【0043】図5に示された本発明の装置に使用するの
に適した巻付けステーションが例えば本件出願人の米国
特許第4898336号に、対応する転移ステーション
が米国特許第4201286号に、対応する巻取りドラ
ムが米国特許第4684116号に説明されている。
【0044】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の繰出し形式印刷
物の緩衝保持方法によれば、印刷物特に多層折り重ね印
刷物を、後続処理作業の目的で繰出し形式で回転機によ
り又はロールから展開させるに当り、従来の此の種装置
(本出願人によるもの)の緩衝手段間の間隔を可変にし
た一定長さの緩衝区域を持つ方法における種々の欠点を
解消し、印刷物を個別に導く緩衝エレメント(緩衝手
段)をチェーンのような標準的牽引手段で駆動でき、印
刷物を緩衝保持後に再度時間設定することをなくすなど
プロセスを簡単化し、印刷物の展開作業や後続処理作業
の制御を簡単化し、効率的に上流及び下流の双方におけ
る不具合と不規則さに対する吸収ステーションの役目を
果たさせることができる。
【0045】請求項2〜5記載の緩衝保持方法によれ
ば、上記方法を実施するに当り、印刷物のベルトコンベ
ヤ上の搬送の間に、搬送される印刷物により、緩衝手段
が非作動状態から待機状態、次いで作動状態へ切替え、
センサーの必要なく(円滑に効果的に緩衝作用を行わせ
ることができる。
【0046】請求項6記載の緩衝保持方法によれば、緩
衝部における緩衝手段の印刷物による充填状態の監視に
より、印刷物の供給又は後続処理作業の容量の制御を容
易に行うことができる。
【0047】請求項7〜8記載の緩衝保持方法によれ
ば、常に安定して緩衝手段を待機状態に位置せしめて円
滑に前進区域で印刷物を緩衝保持し、時間設定して展開
せしめることができる。
【0048】請求項9記載の本発明の繰出し形式印刷物
の緩衝保持装置によれば、印刷物特に多層折り重ね印刷
物を、後続処理作業の目的で繰出し形式で回転機により
又はロールから展開させるに当り、従来此の種装置の持
つ欠点を解消し、構造簡単で汎用性があり、一定のタイ
ミングを備えた繰出し形式の緩衝保持装置を容易に形成
することができる。
【0049】請求項10記載の緩衝保持装置によれば、
コンベヤベルト上で搬送される印刷物に作用せしめる緩
衝手段のコンベヤベルトに対する形成を容易に行うこと
ができる。
【0050】請求項11〜13記載の緩衝保持装置によ
れば、コンベヤ上で搬送される印刷物に作用して、非作
動状態から待機状態を経て作動状態に円滑に位置させる
ことのできる緩衝手段を容易に装置に形成することがで
きる。
【0051】請求項14〜15記載の緩衝保持装置によ
れば、コンベヤベルト上で繰出し送りにより搬送される
印刷物の中断部を閉じる装置を容易に装置を形成するこ
とができる。
【0052】請求項16〜17記載の緩衝保持装置によ
れば、緩衝手段の作動状態から非作動状態への切換手段
を容易に装置に形成することができる。
【0053】請求項18〜20記載の制動爪を伴うドラ
グチェーンによれば、搬送コンベヤ上で搬送される印刷
物を緩衝保持するとともに後続する運動爪との連動・解
除を行うことのできる制動爪を、容易にドラグチェーン
に形成することができる。
【0054】請求項21記載の制動爪によれば、該爪を
ドラグチェーンの一部として効果的にドラグチェーンを
形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法の模式図、
【図2】搬送方向と直角の方向から見た異なる状態にお
ける本発明緩衝手段の実施例を示す図、
【図3】搬送方向と直角方向における図2の緩衝手段の
断面図、
【図4】緩衝保持用の搬送区域の模式図、
【図5】本発明緩衝保持装置の使用例を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
10…コンベヤベルト、 11.1〜11.9…印刷物、 12…緩
衝手段、12.1〜12.10 …緩衝手段、 20…爪本体、 21
…爪、 22…保持カム、23…リンクピン、 24…後部ガ
イド、 25…リンクピン、 26…前部ガイド、28…スプ
リング、 29…凹み、 30…ドラクチェーン(牽引部
材)、 40…中断部を閉じる装置、 41…スライド、
42.1,42.2…センサ、 43…レバー、120 〜125 …制動
爪、 P…緩衝区域、 U…転移点、 R…予備区域、
vP…緩衝速度、 vR…コンベヤベルトの速度。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項21
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は印刷物の後続処理作業の
分野に属し、繰出し形式の平板状印刷物、特に多層折り
重ね印刷物を緩衝保持用に設けられた搬送区域上で搬送
する間に必要に応じて緩衝保持および時間設定する役目
を果たすための方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術、及び、発明が解決しようとする課題】印
刷物、特に多層折り重ね印刷物は例えば繰出し形式で回
転機により、或いはロールから後続処理作業の目的で展
開される。3つの理由から、このような繰出し送りの配
列とその後続処理作業の間に緩衝保持部又は緩衝部を設
けると有利である。このことは第1に不具合および系統
的な不規則さの上流への波及を避けるか、或いは少なく
ともそれを減少することを可能にし、第2に送りにおけ
るギャップが閉じられ、第3に繰出し送りが同時に時間
設定され得る。後続処理作業における故障又は不具合の
場合、結果的にその作業が遅滞するか停止すらするが、
緩衝保持部は、供給側の反応に呼応して避けることが出
来ない反応時間の間に生ずる印刷物を受けるか、或いは
単に供給の速度とそれに応ずる緩衝部の充填量を減ずる
ことで比較的短い処理作業の中断を埋めることを可能に
し、大きな質量の停止と再加速を不必要にしている。供
給された印刷物が後続処理作業段に対して例えば人為的
な挿入により連続的に使用されないような形の系統的な
不規則さを後続処理作業が含む場合、供給側は依然とし
て連続的に印刷物を緩衝部に供給できるが、その量は対
応的に低くなる。不具合の無い、連続的な後続処理作業
の場合でも、緩衝部を備え、それにより供給された繰出
し送りにおけるギャップが後続処理作業の過程にいかな
る影響も及ぼさずに除去され得るようにするとさらに有
利である。このように、緩衝部は上流および下流の双方
における不具合と不規則さに対する収集又は吸収ステー
ションとしての役目を果たす。
【0003】このような緩衝保持方法および装置は例え
ば出願人の米国特許第4887809号、489218
6号及び4201286号に説明されている。これらの
特許に説明された緩衝システムは一定長さの緩衝区域に
わたって繰出し送りの印刷物に作用する。すなわち、該
システムは印刷物を幾分活発に搬送する緩衝手段(クリ
ップ、フック、グリッパ、制動カム)により作動し、緩
衝区域上の緩衝手段の数、従って緩衝手段の距離は可変
である。緩衝部が詰まっている時は緩衝区域上に位置す
る緩衝手段の数が多くなるため、緩衝区域上の緩衝手段
間の平均距離は、詰まっている緩衝部における方が空の
緩衝部におけるよりも短くなる。このように、説明され
た緩衝システムは緩衝手段間の間隔が可変である一定長
さの緩衝区域のアイデアに基づいている。緩衝手段間の
可変間隔は例えば移動路に沿う緩衝手段の自由な移動性
によりもたらされ、緩衝手段が後続の緩衝手段により押
し出されるか、或いは先行する緩衝手段により引っ張ら
れる緩衝手段間の弾性接続部分により動かされる。
【0004】上記で説明された緩衝システム又は緩衝保
持システムのすべてが、個別に導かれるエレメントで、
例えばチェーンのような標準的牽引手段で駆動できず、
緩衝保持後に再度時間設定されなければならない手段を
有すること、および殆どの場合に印刷物が緩衝区域の全
体にわたって搬送されるためには緩衝手段の所まで転送
される必要があり、そのことが特殊な空間又は3次元構
成を設ける必要をもたらすという欠点を有する。これに
加えて、説明されたシステムは展開作業および/または
構造処理作業の制御用に緩衝部の充填状態を測定するば
かりでなく、供給された繰出し送りのギャップを検出し
てそれを閉じるため、印刷物の方向に向けられた無数の
センサを必要とする。このようなセンサは印刷物形式を
変更する度にリセットされる必要がある。
【0005】本発明の課題は繰出し形式印刷物の緩衝保
持に関する方法で、繰出し形式印刷物が別の形式に変換
される必要がなく、可変間隔を有する緩衝手段で知られ
ている欠点を持たないものを提供することにある。本発
明の別の課題はこの方法の実施を可能にする装置を提供
することにある。当該装置は製造が簡単で汎用性があ
り、制御が容易であり、信頼性のある一定のタイミング
を備えなければならない。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】上記課題を解決
するために、本発明の方法においては、繰出し形式印刷
物が速度vRのコンベヤベルト上で緩衝保持のため設け
られた搬送区域の第1の部分、すなわち、予備区域Rを
通過し、該印刷物が転移点Uで緩衝手段によりこの点で
個々の印刷物について生じる緩衝手段の作用により速度
vRより低い速度vPに減速され、繰出し間隔が緩衝手
段の一定間隔に設定される。該印刷物は次いで緩衝手段
の作用により或いはコンベヤベルトと緩衝手段との複合
作用により緩衝手段のため設けられた搬送区域の第2の
部分、すなわち、実働緩衝区域P上に搬送され、緩衝保
持のため設けられた搬送区域上の上記転移点Uの位置が
この区域で停滞する印刷物の数の函数として自動的に変
位させることにした。
【0007】また、その装置としては、繰出し送りが搬
送区域上を搬送されるコンベヤベルト10を備え、同じ
搬送区域又は少くともその一部の上に、緩衝手段12.
1/2/3等が等間隔に固定された牽引部材がコンベヤ
ベルト10により搬送される印刷物に作用可能なように
設けて上記方法を実施するようにした。
【0008】上記発明は、一定の緩衝区域の長さと緩衝
手段間の可変間隔を備える先行技術に比較して、可変の
緩衝区域の長さと緩衝手段の一定間隔を備える緩衝部の
アイデアに基づいている。この場合、双方の事例で緩衝
手段が印刷物に作用する区域のみが緩衝手段と呼ばれ
る。本発明の方法によれば、繰出し送りは他のコンベヤ
ベルトの搬送路に容易に組み込めるコンベヤベルト上で
緩衝保持のために設けられた区域へ搬送される。緩衝区
域の可変長さをもたらすため、緩衝保持のために設けら
れた区域は機能的に2つの部分的区域、すなわち、下流
の実働緩衝区域と上流の予備区域に再分割され、緩衝部
充填状態の函数として動くこれら2区域間の境界(転移
点)、すなわち、2つの部分的区域の相対長さが変化す
る。緩衝部が詰まっている時、予備区域は最小長さを有
し、その逆に緩衝部が空である時は緩衝区域は最小長さ
を有する。印刷物は区域の全体にわたって、まずコンベ
ヤベルトにより予備区域上に、次いで緩衝手段により、
即ち緩衝手段と複合作用で緩衝区域上に繰出し形式で搬
送される。予備区域上における速度と印刷物間隔は、供
給容量、後続処理作業の能力および緩衝部の充填レベル
に従って左右することができ、これに反して緩衝区域上
の印刷物間隔は一定で、速度は後続処理作業能力により
定まる。緩衝区域上の繰出し間隔および速度は常に予備
区域上のものより小さい。
【0009】本発明の緩衝保持方法は流入液と流出液を
有する容器の形をした液体緩衝部で、そのレベルが緩衝
部充填レべルの函数として変化するものと最も良く比較
できる。ここにおける充填レベルも緩衝容器内の液体の
特性に何らの影響も及ぼさず、充填の程度に従って変化
する唯一の要素は液体レベル、換言すれば緩衝容器の液
面までの供給水の高さ(予備区域に相当)および前記液
面から出口に到る液体の高さ(緩衝区域に相当)であ
る。
【0010】本発明の緩衝保持システムの緩衝部は繰出
し送りを別の供給送りの形に変換せず、その代わりに緩
衝部の長さを緩衝保持される印刷物の数の函数として、
単に繰出し間隔を縮めてそれを緩衝部の不変長特性にし
て繰出し送りを保持する。緩衝保持に用いられる搬送区
域には、予備区域上をコンベヤベルトにより搬送するモ
ードと、緩衝区域上をコンベヤベルトの複合作用を伴っ
て、又はそれを伴わずに緩衝手段により搬送するモード
との2つの異なる搬送モードの近傍で、それぞれの場合
について1つずつ、2つの異なる印刷物間隔が設けられ
ている。換言すれば、先行技術に従うすべての緩衝シス
テムの基本的な構成部分を備え、その欠点の殆どの原因
となる可変間隔を備える緩衝手段を設ける必要がない。
本発明の緩衝保持方法は、その双方が緩衝保持を目的と
する区域を全体にわたって通過するコンベヤベルトと緩
衝手段によりもたらされる。緩衝手段は緩衝区域上にあ
る印刷物のみに働き、予備区域上の印刷物には作用せ
ず、そのためコンベヤベルトのみが予備区域上の搬送に
関与している。
【0011】従って、本発明の方法を実施するには、印
刷物の可変区域に作用する、一定間隔を備える緩衝手段
を設ける必要がある。本発明によれば、これらの緩衝手
段はその状態を転移点で予備区域から緩衝区域に変える
ような形をとり、それにより転移点の上流では緩衝手段
が繰出し送りに何らの影響も及ぼさないが、その下流で
はコンベヤベルトの搬送作動が完全になくなるか、少な
くとも減少する形で印刷物に働く。
【0012】本発明の緩衝手段は印刷物が予備区域から
緩衝区域に変わる転移点に達した時に緩衝保持される印
刷物により非作動状態から作動状態に切り替わるように
構成されている。従って、効果的な緩衝作動についてセ
ンサの必要がなく、緩衝部の充填レベルは単に緩衝保持
のために設けられた搬送区域の個々の個所における緩衝
手段の作動状態又は非作動状態により設定でき、さらに
それを供給および又は後続処理作業の容量の制御に用い
ることができる。特に、例えば緩衝手段が印刷物を搬送
しているか否かを点検する機能があり、印刷物の形式が
変化した場合にリセットされる必要がある印刷物の方向
に向けられたセンサが不要となる。
【0013】
【実施例】本発明の実施例を添付の図面に基づいて以下
に詳細に説明する。なお、本発明は実施例に限定される
ものではない。
【0014】図1は、本発明の緩衝保持方法の模式図で
ある。本図は、緩衝保持用に設けられたコンベヤベルト
上で印刷物11.1/2/3等の繰出し送りの方向Fに
搬送が行なわれるコンベヤベルト10を用いる搬送区域
の詳細を、例えば制動カムの形による緩衝手段12.1
/2/3と共に示している。
【0015】緩衝保持用に設けられた搬送区域は機能的
に2つの部分的な区域すなわち、緩衝区域Pと予備区域
Rに細分され、緩衝区域Pは搬送方向で予備区域Rの下
流にある。緩衝手段(12.8/9/10等)が、非作
動の状態、例えばコンベヤベルトより下に下げられてい
る間に、予備区域R上で印刷物(11.7/8/9等)
が調整可能ベルト速度vRでコンベヤブルト10により
搬送される。予備区域R上の印刷物間の間隔dRは、速
度vRと図示されていない任意の供給手段の供給容量Z
により定まる。緩衝区域P上で印刷物(11.1〜1
1.6)の印刷物間隔dPと速度vPとは、緩衝手段が
前記区域上で作動状態にあり、例えばコンベヤベルトに
より搬送されながらコンベヤベルトの上に突き出して印
刷物を制動する形で印刷物に働くため、緩衝手段の速度
と間隔により定まる。緩衝区域P上の印刷物間の間隔d
Pは緩衝手段間の一定間隔に対応し、速度vPは図示さ
れていない任意の後続処理作業手段の後続処理作業容量
Wに従って設定され、それにより緩衝手段が緩衝保持装
置の出口で印刷物を正しく時間設定された形で供給す
る。
【0016】緩衝保持又は緩衝装置は以下の機能を備え
る。速度vPは上記のような形で設定され、さらに作動
の間に緩衝部の送出し容量が可能な限り後続処理作業に
より要求される時間当たりの印刷物の数に対応するよう
に調整される。緩衝部が小形であり、従って幾分速度の
遅い装置であるため、この速度は後続処理作業の容量に
従って容易に調節できる。コンベヤベルト速度vRは速
度vPよりも例えば2.5の係数だけ高くなるように、
さらに予備区域R上の印刷物間の間隔が緩衝区域上の間
隔よりも大きくなるように十分に高く設定される。供給
容量の特定部分について、速度vRは上述の状態が満足
されることを条件として、一定に、或いは速度vPに比
例して設定することができる。しかしながら、後続処理
作業の停止の間に緩衝手段は停止しなければならない
(後続処理作業がゼロに等しくなる)ものの、このこと
は停止の場合にも緩衝手段を充填できるコンベヤベルト
については適用されず、供給を止める必要がないように
するため、コンベヤベルトの駆動装置と緩衝手段の間に
は結合状態があってはならない。
【0017】繰出し間隔dRが緩衝手段の間隔dPより
も小さい場合、各緩衝手段は複数の印刷物を緩衝保持す
るが、このことは後続処理作業の函数として変化する望
ましい方法と成り得る。
【0018】後続処理作業容量Wおよび供給容量Zか同
じである場合(時間当たり等しい印刷物の数、すなわ
ち、同一タイミングの場合)、および緩衝部充填レベル
が一定に保たれる場合、予備区域と緩衝区域上のタイミ
ングは同一であり、すなわち、緩衝区域(又は搬送区域
上の任意の場所にある各緩衝手段)上の印刷物は予備区
域上の各印刷物が距離又は間隔dRをカバーするのと同
じ時間で距離又は間隔dPをカバーする。
【0019】このように、対応する緩衝手段を備える先
行印刷物が間隔dPだけ移動し、その結果として次の緩
衝手段が正確に同じ個所に位置する場合、新しい印刷物
が常に転移点又はステーションUに現れる。この緩衝手
段は作動状態となり、速度vPで移動する形で印刷物に
制動をかける。このような作動の場合、予備区域Rと緩
衝区域Pの間の転移ステーション又は転移点Uは常に同
じ位置にある。
【0020】供給容量Zが追加処理作業容量Wよりも小
さい場合、緩衝区域上の刻時時間は予備区域上のそれよ
りも長くなる。すなわち、印刷製品が予備区域上をdR
だけ移動する時間内に緩衝手段は間隔dPより多く移動
する。このようにして、次の緩衝手段がすでにこの転移
点を通り過ぎている時に、次ぎの印刷物は転移ステーシ
ョンUに到達しているに過ぎず、対応する印刷物は単に
続いて、又はそれより下流でその緩衝手段に遭遇して制
動がかけられる。従って、転移ステーションUは図面上
で左に動き、換言すれば、緩衝区域が短くなって緩衝部
の空席が多くなる。供給容量が後続処理作業容量よりも
高い場合、緩衝部はそれ呼応して充填量が大きくなる。
【0021】緩衝手段は緩衝区域P上で作動状態にあ
り、すなわち印刷物に作用を及ぼすが、これに反して予
備区域R上では非作動状態で、すなわち、印刷物に動作
を及ぼさない。転移ステーションUにおける緩衝手段
(図面中の緩衝手段12.7)は、それが次の印刷物に
制動をかける状態で作動状態になければよいが、未だど
の印刷物にも動作を及ぼさず、従って依然として非作動
状態、しかしながら、『待機』状態にある。このため、
緩衝手段はそれが3つの状態、すなわち、非作動状態
(予備区域上)、作動状態(緩衝区域上)および待機状
態(転移点又は転移ステーションにおいて)を呈するこ
とができるように設計されなければならない。本発明に
よれば、転移点における非作動状態の緩衝手段は、先行
緩衝手段が待機状態から作動状態に切り換えを終わる形
で、すでに切り換えられている。待機状態の緩衝手段は
印刷物がそれに突き当たって制動がかけられるため、緩
衝区域に入るや否や作動状態に切り換えられる。このよ
うに、区域全体にわたり常に一連の非作動状態緩衝手段
(予備区域)、1つの待機状態緩衝手段(転移点)およ
び一連の作動状態緩衝手段(緩衝区域)があり、その関
連数量は区域全体上の印刷物の数に左右される。
【0022】コンベヤベルトと緩衝区域の端末(印刷物
の後続処理作業への転移点)からの緩衝手段との双方が
戻り側又は戻り行程上で予備区域の始めに戻される。こ
の戻り行程の間に緩衝手段は作動状態から非作動状態に
切り換えられなければならない。
【0023】本発明の緩衝システムにおける速度と印刷
物間隔は、各被搬送印刷物が緩衝区域端末の手前で緩衝
手段に当たり、それにより印刷物が正確に時間設定され
た形で緩衝手段により後続処理作業に送り出されるよう
設定されなければならない。すなわち、緩衝区域は常に
少なくとも1つの待機状態緩衝手段を備えなければなら
ない。これは各緩衝手段が緩衝区域からの出口で例えば
戻り行程の反転作用により確実に待機状態に切り換えら
れることで保証される。この方法のみにより緩衝システ
ムが限定された範囲内で同時に、供給された繰出し送り
における不規則さを補正するタイマーとして働くことが
でき、さらにこの方法のみにより緩衝保持用に設けられ
た搬送区域が完全に空になった後又は緩衝部が空になっ
た後に、緩衝保持機能が自動的に作動可能となることが
保証される。
【0024】本発明の緩衝システムはまた、供給された
繰出し送りにおけるギャップを自動的に閉じる。このよ
うなギャップがある場合には待機状態緩衝手段(転移
点)に長い時間衝突する印刷物がないため、緩衝手段は
作動状態に切り換えられるまでさらに緩衡部出口に向か
って動く。すなわち、転移ステーショッが図面中で左に
動くか、或いは緩衝部に空席が生じるか、その他の点で
は適当な緩衝保持がある条件で、ギャップは緩衝保持や
後続処理作業に何らの影響も及ぼさない。
【0025】緩衝手段としてコンベヤベルトの下に下げ
られる制動カムで機能する時、本発明の方法は印刷物の
前縁が下向きになっている。すなわち、1つの印刷物が
先行する複数の印刷物により部分的に覆われている繰出
し送りを必要とする。このような繰出し送りにおいて
は、特殊な補助具を持たない前述の方法で見られるよう
な単なる詰め込みによる2つの印刷物の重なりよりも広
いギャップを閉じることは不可能である。このような大
きなギャップがある場合はもはや印刷物が相互に重なら
ないため、ギャップを閉じるためには後続印刷物が先行
印刷物の下に動かさなければならず、この目的のための
対応する補助具が必要である。
【0026】図2および図3は本発明による緩衝手段の
実施例の詳細を搬送方向と直角の方向から見た図(図
2)および搬送方向と直角の方向における断面で見た図
を示している。この場合コンベヤベルト10の下に下げ
られる手段は制動爪であり、下げられていない場合、こ
の制動爪が印刷物をその下向きに前縁の中央部分でつか
まえ、その上に乗って印刷物が移動しているコンベヤベ
ルトの速度よりも遅い緩衝手段の速度に減速する。コン
ベヤベルトは例えば2本の平行する部分ベルトの形をと
り、作動状態および待機状態(下げられていない)の爪
がコンベヤベルトの搬送面の上に延び、非作動、降下状
態の爪が搬送面の下にあるように2本の部分ベルト間の
中央間隙にドラグチェーン30が位置している。双方の
図において、コンベヤベルト10はその搬送面を示す水
平ラインのみで表示されている。ドラグチェーン30は
破線で示されている。
【0027】図2は右から左へドラグチェーン30(図
3に示す)により駆動されて搬送方向Fに動く制動爪1
21,122、123,124(120と125は部分
的にのみ図示)の形をした列を成す4つの本発明の緩衝
手段を示す。制動爪121は作動状態、制動爪122は
待機状態、2つの後方の制動爪123と124は非作動
状態にあり、ここに図示されているのは予備区域Rから
緩衝区域Pへの転移点又は転移ステーションUである。
【0028】図3は作動状態又は待機状態にある制動爪
(121、120又は122)を示す。各制動爪は爪本
体20を備え、その中に回転可能な形で2つのガイド2
4、26と2つのリングピン23、25が装着されてい
る。搬送方向の後方にあるリングピン23のガイド24
はスロット状を成し、搬送方向の前方リンクピン25の
ガイド26は山形スロットの形で、それにより爪本体2
0は限定された仕方でリンクピン23と25に対して実
質的に搬送方向と平行に横方向に動くことができ、さら
にその横方向移動に対する後方位置でリンクピン23を
中心として旋回できる。この旋回運動は前方ガイド26
により、爪本体20の前方に取り付けられた爪21がそ
の最上部位置でコンベヤベルトの上に突出し、その最下
部位置でコンベヤベルトの下方に下げられる形で限定さ
れる。
【0029】各制動爪は、例えばスプリングのような加
圧又は引張手段により、爪21はその上部に、爪本体2
0はその後方位置に押しつけられる。スプリング28は
例えばリンクピンの周囲に配置されたコイルスプリング
の形をとることができ、コイル形状両端部の助けを借り
てチェーンおよび対応する爪本体20のスプリングピン
27の間に固定されている。加圧手段は永久磁石の形を
とることも可能で、爪21がその上部旋回位置に磁石と
リンクピン25間の磁気吸引力で引きつけられ、爪本体
20がその後方位置に引きつけられるように爪本体20
の前方下部領域に配置されている。
【0030】搬送方向で爪本体20はその前部に爪21
と保持カム22を、後部に凹み29を備える。2つのガ
イド24、26は旋回運動の軸(リンクピン23)が十
分後方に位置するように配置され、それにより旋回運動
の場合に爪21と保持カム22の位置変化が凹み29の
それよりもはるかに大きいようになっている。制動爪は
搬送方向で直線搬送区域に重なるようにドラグチェーン
30上に配置されている。この重なりで爪本体20の前
部にある保持カム22と、先行する爪本体20の後部に
ある対応する凹み29との間の連動が可能になる。ただ
しこの場合、爪21がその下部旋回位置にあり、保持カ
ム22と凹み29が実質的に同レベルにあることを条件
とする。凹み29の旋回位置はあまり重要ではない。す
なわち、下部位置に旋回した保持カム22は、下方又は
上方に旋回した爪21を伴う先行する制動爪の凹み29
と連動し得る。搬送方向における複数の爪の本体の重な
りは単体の爪本体により行われる横方向移動の大きさよ
りも小さい。爪21は、先行する制動爪の凹み29と保
持カム22との連動により下部旋回位置に保持されてい
ない限り、スプリング28によりその上部旋回位置に押
しつけられる。その上部位置にある爪21を備える制動
爪は、それに後方から高速で突き当たる印刷物により後
方から前方位置へ動かされる。
【0031】制動爪20は次の3つの可能な終端位置が
ある。一つは爪本体20がその前方位置にあり、爪21
がスプリング28により上方に旋回されている位置(1
21)である。これが制動爪の作動状態である(12
1)。この場合、保持カム22と先行する制動爪120
の凹み29との間の連動は、これらが同じレベルにない
ため不可能である。後続する制動爪122の保持カム2
2と先行する制動爪121の凹み29との連動は、後続
制動爪がとり得ないその前部で爪21が下方に旋回した
位置になければならないため、不可能である。
【0032】次は、爪本体20がその後方位置にあり、
爪21がスプリング28により上方に旋回されている位
置(122)である。これが制動爪の待機状態である
(122)。この場合、保持カム22と先行する制動爪
121の凹み29との間の連動は、これらが同じレベル
にないため不可能である。そして、後続する制動爪12
3はその後方位置のみをとることができ、制動爪122
の凹み29とこの後続制動爪123の保持カム22との
間の連動は、その爪が下方に旋回した位置にあれば可能
である。爪本体20がその後方位置にあり、爪21が後
続する制動爪の保持カム22の圧力によりスプリング2
8の張力に抗して下方に旋回されている(123又は1
24)。これが制動爪のさらに次の可能な終端位置であ
る非作動状態である(123又は124)。保持カム2
2と先行する制動爪(122又は123)の凹み29と
の間の連動は、制動爪が同時後方位置にある場合のみに
可能である。すなわち、制動爪121と次の制動爪12
2間の連動は存在しないが、制動爪123と124間の
連動は生じる。後続制動爪(124又は125)はその
後方位置にのみ位置することができ、制動爪(123又
は124)をこの位置に保持するため、凹29と前記後
続制動爪(124又は125)の保持カム22間の連動
が必要である。
【0033】制動爪は非作動状態で予備区域Rを通り、
作動状態で緩衝区域Pを通過する。以下の作動は転移点
Uで生ずる。すでに緩衝保持された印刷物が制動爪によ
り減速され搬送方向でコンベヤベルトよりも遅い速度で
緩衝区域の端末に向かって移動する。緩衝区域の印刷物
を伴う最後の制動爪に現在転移点に図示されている制動
爪が追従している。次の印刷物がコンベヤベルト速度で
後方から転移点に図示された制動爪に向かって動かさ
れ、その制動爪に突き当たる。該制動爪は上方に旋回し
た爪21を備え、先行する制動爪がその前方位置で緩衝
区域の最後の印刷物により動かされているため、当該制
動爪と先行する制動爪との間の連動はもはや不可能とな
る。当該制動爪に現在突き当たっている印刷物の減速の
結果として、この制動爪もその前方位置、すなわち、作
動状態位置に動かされ、それにより後続する制動爪との
連動はなくなり、前記後続制動爪の爪21がその上方位
置即ち待機状態に動かされる。転移点における非作動状
態から待機状態へ、さらに待機状態から作動状態への切
り換え過程は、従って印刷物によってのみ開始され、い
かなる外部制御も必要とせず、すなわちセンサを必要と
しない。
【0034】緩衝保持が正しく機能する限り各制動爪は
緩衝区域の端末を作動状態で通過する。これは緩衝保持
部が少なくとも1つの印刷物を保持する場合にのみ行わ
れる。緩衝保持部が例えば不適当な供給容量の故に、或
いは供給の中断があった時のように空で移動する場合、
緩衝保持され、作動状態に切り換えられる印刷物がなく
とも、緩衝区域の端末で制動爪に対する緩衝機能が自動
的に回復することが不可欠である。このことは制動爪を
戻り行程上で反転する展開又は反転個所のこの事態に対
応する設計により行われる。連動点の反転半径は反転の
間に連動が可能とならないようにリンクピンの反転半径
よりも大きくなければならない。
【0035】緩衝区域の端末に続く反転の間、戻り行程
の間又は予備区域開始点への反転の間に、制動爪はそれ
が非作動状態で予備区域に入るように再位置決めされな
ければならない。これは例えば緩衝区域の端末に続く反
転の間に対応移動テンプレートにより制動爪が動かされ
て待機状態に入り、予備区域の開始点における反転の間
に別のテンプレートにより爪の下部旋回点へ動かされ、
それにより直線予備区域上で連動が生ずるまで制動爪が
テンプレートにより非作動状態に保持されることで行わ
れる。このような仕方で制動爪は戻り行程上を、前進区
間上では1つの制動爪に対してのみ可能な待機状態で通
過する。制動爪を作動状態で戻り行程上を動かし、対応
テンプレートを第2の転回又は反転個所に位置させるこ
とも可能である。
【0036】反転個所で非作動状態に復位するためにス
プリング28(図2)の場所に磁石を備える制動爪は対
応スチールリンクにより導かれる。このスチールリンク
は永久磁石とスチールリンク間の磁気吸引力が永久磁石
とリンクピン間の磁気吸引力よりも大きく、最初の反転
又は転回の近傍で磁力が発生して制動爪をその後方位置
に動かし、第2の反転又は転回で磁力が発生して制動爪
を爪が下部にある旋回位置に旋回するように構成されて
いる。
【0037】図3に示されるように、本発明の制動爪は
リンクピンの中央、すなわち、チェーンサイドバーの間
に、或いは片側、すなわち、チェーンサイドバーの下に
配置することができる。側面配置の場合は制動爪をはめ
込みで装着できる。これらの場合、市販のチェーンを用
いることが可能である。制動爪は好ましくはプラスチッ
ク製とする。制動爪の場所にグリッパを緩衝手段として
用いることもできる。制動爪が緩衝手段として用いられ
る場合、緩衝保持用に設けられた区域を僅かに低くする
と都合が良い。水平とすることも可能であるものの、高
くしてはならない。グリッパが緩衝手段として用いられ
る場合は、緩衝保持用に用いられる搬送区域の位置に関
する制限はない。
【0038】図4は緩衝保持を果たす装備を有し、繰出
し送りにおける大きなギャップを閉じるのに必要な補助
装置も備える完全な搬送区域を模式図で示す。図4はど
のように対応する装置が駆動され制御されるかを図示し
ている。前出の図面と関連して言及される部分には同じ
参照番号が付されている。コンベヤベルト10が2つの
ガイドロール(図示せず)上を走っている。緩衝手段1
2を備える引張部材30も2つのガイドロール31、3
2の上を走っている。緩衝保持部に入る繰出し送りにお
ける大きなギャップを閉じるための補助装置40が、緩
衝保持を果たす装備を有する搬送区域(緩衝手段の前進
行程)の上方に位置している。
【0039】緩衝保持を果たす装備を有する搬送区域の
近傍(コンベヤベルト10の前進行程)には予備区域の
入口近くと緩衝区域からの出口近くに少なくとも2つの
センサ13.1/2があり、通過する緩衝区域の状態を
確定する信号を出している。これらは例えば光障壁セン
サであり、その状態の函数として、緩衝手段の部品によ
り遮断されたり、遮断されなかったりする。出口センサ
13.1が非作動状態の緩衝手段を表示すれば、これは
最小許容緩衝部充填量以下の低下があったことを意味す
る。入口センサ13.2が作動状態の緩衝手段を表示す
れば、これは最大許容緩衝部充填量を超過したことを意
味する。センサ13.1/2のこのような表示から、供
給容量を増加又は減少する信号、後続処理作業容量を増
加又は減少する制御信号、ならびに緩衝手段の速度v
P,コンベヤベルトの速度vRを変化する対応制御信号
が出される。2つ以上のセンサを設けることも可能で、
制御器がそれに対応して段階的に駆動され得る。センサ
13.1と13.2ならびに対応追加センサは故障を検
出するためにも使用できる。
【0040】補助装置40は、搬送区域全体にわたって
移動可能なスライド41で、2つのセンサ42.1と4
2.2、ならびにレバー又はジャッキ43を備えるもの
を有する。2つのセンサ42.1/2は、後部センサ4
2.1が搬送方向でギャップの始まりを検出し、前部セ
ンサ42.2がこのようなギャップの終わりを検出する
形で繰出しにおける中断(印刷物の重なりより大きいギ
ャップ)を検出するように構成されている。レバー43
は繰出しにおける中断部の上を搬送方向に導かれた場
合、中断部の下流で搬送されている印刷物の下に入って
それをコンベヤベルトから持ち上げるように、さらに搬
送方向に逆らって導かれた場合、印刷物を押し退けるこ
となしにその上方を通過できるように構成されている。
この目的のため、レバー43は非作動位置でその端末が
コンベヤベルトの直上にあり、搬送方向でこの非作動位
置から旋回され得るように配置されている。レバー43
はその端末が2つのセンサ42.1と42.2の領域間
にあるように位置決めされている。
【0041】補助装置は以下の機能を有する。その始動
位置は搬送区域への入口である。後部センサ42.1が
中断の開始を発見するや否や、補助装置は待機状態に入
る。中断部が前部センサ42.2の近くに入ると直ぐ
に、スライド41が中断部および印刷物と同じ速度で搬
送方向に動き、結果的に常に中断部の上の位置を保つ。
スライドはそれが緩衝保持された印刷物に達するまで、
より正確には後部センサ42.1が緩衝保持された印刷
物の上に位置し、もはや中断部を検出しない点まで動
く。これはレバーの端末がすでに緩衝保持された印刷物
を、又は、少なくとも最後の印刷物の後縁を持ち上げて
いること、およびその中断部の下流の印刷物の下に隙間
が生じたことを意味する。スライドはその前進運動を止
め、そこからその始動位置へ戻る。補助装置40がその
通路で次の中断部を検出すると、その作動手順は同じで
ある。スライド41は電気、空気圧又は油圧のリニアモ
ータにより駆動される。
【0042】図5は本発明の緩衝保持方法とその装置の
使用例を示す。この例はその1つが巻き出されており
(50.1)、他方の巻付け位置(50.2)で空のロ
ールコアを新しいロールと交換できる2つのロール5
0.1と50.2を備える巻付けステーション50から
の巻取りドラム53に対する供給に関する。本発明の装
置51は巻付けステーション50と転送ステーション5
2の間に接続されている。巻出しロール50.1により
展開された繰出し送りS.1がコンベヤベルト50.3
上で緩衝装置51へ導かれる。殆どの場合、供給ベルト
50.3の速度は緩衝ベルト51.1の速度よりも低
く、それにより供給ベルト50.3から緩衝ベルト5
1.1へ通過する繰出し送りS.1が、繰出し間隔が大
きい繰出し送りS.2へ展開されるようになっている。
この転移点では、繰出し送りを加圧ローラ50.4又は
加圧ベルトでコンベヤベルトに押しつけると都合が良
い。繰出し送りS.2は緩衝部充填レベルの函数とし
て、緩衝手段51.2により遅かれ早かれ減速され、小
さな繰出し間隔S.3へ設定される形で緩衝装置51を
通過する。緩衝部から出口で印刷物は転送ステーション
52へ導かれ、繰出し送りS.3が転移点でさらに大き
な繰出し間隔を有する繰出し送りS.4へ再度展開され
る。この転移点でも印刷物を加圧ローラ又はベルト(図
示せず)によりコンベヤベルトに押しつけると都合が良
い。繰出し送りS.4は印刷物の反転位置で繰出し送り
S.5へと反転され、次いで個々の印刷物が対応するグ
リッパへ転送される形でグリッパにより繰出し送りS.
6に転換される。グリッパを伴う繰出し送りS.6が次
いで巻取りドラム53へ導かれ、そこで印刷物が異なる
印刷物のグループとして収集される。緩衝手段51.2
が横切る搬送区域とコンベヤベルト51.1が同じ長さ
を持つことは必須条件ではない。コンベヤベルト51.
1が緩衝手段の牽引手段よりも長く、その上流側に突出
することが考えられる。緩衝保持のため設けられた搬送
区域は緩衝手段を備える搬送区域の長さだけにとどま
り、コンベヤベルトの搬送区域の始まりは単に供給部に
過ぎない。
【0043】図5に示された本発明の装置に使用するの
に適した巻付けステーションが例えば本件出願人の米国
特許第4898336号に、対応する転移ステーション
が米国特許第4201286号に、対応する巻取りドラ
ムが米国特許第4684116号に説明されている。
【0044】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の繰出し形式印刷
物の緩衝保持方法によれば、印刷物特に多層折り重ね印
刷物を、後続処理作業の目的で繰出し形式で回転機によ
り又はロールから展開させるに当り、従来の此の種装置
(本出願人によるもの)の緩衝手段間の間隔を可変にし
た一定長さの緩衝区域を持つ方法における種々の欠点を
解消し、印刷物を個別に導く緩衝エレメント(緩衝手
段)をチェーンのような標準的牽引手段で駆動でき、印
刷物を緩衝保持後に再度時間設定することをなくすなど
プロセスを簡単化し、印刷物の展開作業や後続処理作業
の制御を簡単化し、効率的に上流及び下流の双方におけ
る不具合と不規則さに対する吸収ステーションの役目を
果たせることができる。
【0045】請求項2〜5記載の緩衝保持方法によれ
ば、上記方法を実施するに当り、印刷物のベルトコンベ
ヤ上の搬送の間に、搬送される印刷物により、緩衝手段
が非作動状態から待機状態、次いで作動状態へ切替え、
センサーの必要なく(円滑に効果的に緩衝作用を行わせ
ることができる。
【0046】請求項6記載の緩衝保持方法によれば、緩
衝部における緩衝手段の印刷物による充填状態の監視に
より、印刷物の供給又は後続処理作業の容量の制御を容
易に行なうことができる。
【0047】請求項7〜8記載の緩衝保持方法によれ
ば、常に安定して緩衝手段を待機状態に位置せしめて円
滑に前進区域で印刷物を緩衝保持し、時間設定して展開
せしめることができる。
【0048】請求項9記載の本発明の繰出し形式印刷物
の緩衝保持装置によれば、印刷物特に多層折り重ね印刷
物を、後続処理作業の目的で繰出し形式で回転機により
又はロールから展開させるに当り、従来此の種装置の持
つ欠点を解消し、構造簡単で汎用性があり、一定のタイ
ミングを備えた繰出し形式の緩衝保持装置を容易に形成
することができる。
【0049】請求項10記載の緩衝保持装置によれば、
コンベヤベルト上で搬送される印刷物に作用せしめる緩
衝手段のコンベヤベルトに対する形成を容易に行うこと
ができる。
【0050】請求項11〜13記載の緩衝保持装置によ
れば、コンベヤ上で搬送される印刷物に作用して、非作
動状態から待機状態を経て作動状態に円滑に位置させる
ことのできる緩衝手段を容易に装置に形成することがで
きる。
【0051】請求項14〜15記載の緩衝保持装置によ
れば、コンベヤベルト上で繰出し送りにより搬送される
印刷物の中断部を閉じる装置を容易に形成することがで
きる。
【0052】請求項16〜17記載の緩衝保持装置によ
れば、緩衝手段の作動状態から非作動状態への切換手段
を容易に装置に形成することができる。
【0053】請求項18〜20記載の制動爪を伴うドラ
グチェーンによれは、搬送コンベヤ上で搬送される印刷
物を緩衝保持するとともに後続する運動爪との連動・解
除を行うことのできる制動爪を、容易にドラグチェーン
に形成することができる。
【0054】請求項21記載の制動爪によれは、該爪を
ドラグチェーンの一部として効果的にドラグチェーンを
形成することができる。

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送区域上を繰出し形式で送られる印刷
    物、特に多層折り重ね印刷物を緩衝保持するための方法
    であって、繰出し形式印刷物が速度vRのコンベヤベルト
    上で緩衝保持のため設けられた搬送区域の第1の部分、
    すなわち、予備区域Rを通過し、繰出し形式印刷物が転
    移点Uで緩衝手段によりこの点で個々の印刷物について
    生ずる緩衝手段の作用により速度vRより低い速度vPへ減
    速され、繰出し間隔が緩衝手段の一定間隔に設定されて
    おり、繰出し形式印刷物が次いで緩衝手段の作用により
    或いはコンベヤベルトと緩衝手段との複合作用により緩
    衝保持のため設けられた搬送区域の第2の部分、すなわ
    ち、実動緩衝区域P上に搬送され、緩衝保持のため設け
    られた搬送区域上の上記転移点Uの位置がこの区域で停
    滞する印刷物の数の函数として自動的に変位されること
    を特徴とする繰出し形式印刷物の緩衝保持方法。
  2. 【請求項2】コンベヤベルト10と緩衝手段12とが緩衝保
    持のため設けられた搬送区域の全体にわたって導かれ、
    緩衝手段が、前記搬送区域の始まりで緩衝手段が非作動
    状態にあり、その搬送区域に沿う移動の間に緩衝保持さ
    れる印刷物により待機状態、次いで作動状態に切り換え
    られ、搬送区域の残余の部分を通過して少なくとも1つ
    の印刷物にそれぞれの状態が作用することを特徴とする
    請求項1記載の繰出し形式印刷物の緩衝方法。
  3. 【請求項3】非作動状態にある緩衝手段の間に連動が存
    在し、この運動が待機状態にある緩衝手段に追いついた
    印刷物により、解除されることを特徴とする請求項2記
    載の繰出し形式印刷物の緩衝保持方法。
  4. 【請求項4】緩衝保持を目的とする搬送区域を通るその
    通過の間に、各緩衝手段が待機状態から作動状態へ移行
    する先行する緩衝手段の切り換え処理により非作動状態
    から待機状態に切り換えられ、次いでそれが追従印刷製
    品により待機状態から作動状態に切り換えられ、後続す
    る緩衝手段との連動が解除され、該後続緩衝手段が従っ
    て非作動状態から待機状態に切り換えられることを特徴
    とする請求項3記載繰出し形式印刷物の緩衝保持方法。
  5. 【請求項5】緩衝手段により印刷物に及ぼされる作用が
    コンベヤベルト上での印刷物の搬送を減速する機能から
    成ることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記
    載の繰出し形式印刷物の緩衝保持方法。
  6. 【請求項6】緩衝部の充填状態が搬送区域の少なくとも
    2個所で、通過する緩衝手段が監視される形で監視され
    ることを特徴とする請求項2ないし5のいずれかに記載
    の繰出し形式印刷物の緩衝保持方法。
  7. 【請求項7】搬送区域の端末における強制的な切り換え
    処理により各緩衝手段が待機状態に切り換えられ、それ
    により、緩衝保持のため設けられた搬送区域が空になる
    供給の中断に続いて、或いは緩衝保持部の空席化に続い
    て、緩衝機能が自動的に回復されることを特徴とする請
    求項1ないし6のいずれかに記載の繰出し形式印刷物の
    緩衝保持方法。
  8. 【請求項8】戻り行程への反転の間、前記戻り行程上に
    ある間或いは前進行程への反転の間に緩衝手段が作動状
    態から非作動状態に切り換えられることを特徴とする請
    求項1ないし7のいずれかに記載の繰出し形式印刷物の
    緩衝保持方法。
  9. 【請求項9】搬送区域上を繰出し形式で送られる印刷
    物、特に多層折重ね印刷物を緩衝保持するための装置で
    あって、それにより繰出し送りが搬送区域の上を搬送さ
    れるコンベヤベルト10を備え、同じ搬送区域又は少なく
    ともその一部の上に、緩衝手段12.1/2/3等)が等間
    隔に固定された牽引部材がコンベヤベルトにより搬送さ
    れる印刷物に作用可能なように設けられていることを特
    徴とする繰出し形式印刷物の緩衝保持装置。
  10. 【請求項10】コンベヤベルト10が挿入間隙を伴う2本
    の平行部分ベルトから成り、緩衝手段12.1/2/3等)
    を伴う牽引部材が前記間隙の近傍で緩衝手段がコンベヤ
    ベルト上を搬送される印刷物に下側から作用可能である
    ように配置されていることを特徴とする請求項9記載の
    繰出し形式印刷物の緩衝保持装置。
  11. 【請求項11】牽引部材がドラグチェーン30の形をと
    り、緩衝手段(12.1/2/3/4等)が制動爪(120〜12
    5)の形であり、制動爪が横方向に移動し旋回可能な形で
    ドラグチェーンに対して固定されていることを特徴とす
    る請求項10記載の繰出し形式印刷物の緩衝保持装置。
  12. 【請求項12】制動爪(120〜125)がそれらの延長部分が
    搬送方向で重なるようにドラグチェーン30上で配置され
    ていることを特徴とする請求項11記載の繰出し形式印
    刷物の緩衝保持装置。
  13. 【請求項13】コンベヤベルト10とドラグチェーン30が
    相互に関して片方の旋回位置で制動爪(120〜125)がコン
    ベヤベルト10の搬送平面より下に下げられ、一方他方の
    旋回位置で前記平面から少なくとも部分的に突出するよ
    うに配置されていることを特徴とする請求項12記載の
    繰出し形式印刷物の緩衝保持装置。
  14. 【請求項14】繰出し送りにおける中断部を閉じる装置
    40がコンベヤベルト10の上方および緩衝手段12を伴う牽
    引部材30の上方に設けられていることを特徴とする請求
    項9ないし13の何れかに記載の繰出し形式印刷物の緩
    衝保持装置。
  15. 【請求項15】繰出し送りにおける中断部を閉じる装置
    40が緩衝保持のため設けられた搬送区域の上方にスライ
    ド41を備え、その上に搬送区域に対して向けられたセン
    サ(42.1と42.2) と搬送面の上に直接延びているレバー
    43が位置することを特徴とする請求項14記載の繰出し
    形式印刷物の緩衝保持装置。
  16. 【請求項16】緩衝手段を伴う牽引部材の反転個所の近
    傍で、牽引部材がそれにより緩衝手段が作動状態から非
    作動状態へ切り換えられる切り換え手段を有することを
    特徴とする請求項9ないし15の何れかに記載の繰出し
    形式印刷物の緩衝保持装置。
  17. 【請求項17】切り換え手段が移動テンプレートおよび
    /又はスチールリングであることを特徴とする請求項1
    6記載の繰出し形式印刷物の緩衝保持装置。
  18. 【請求項18】制動爪を伴うドラグチェーンであって、
    各制動爪(120〜125)が2つの隣接するリンクピン25, 23
    上にある前部ガイド26および後部ガイド24により導か
    れ、双方のガイドが制動爪がドラグチェーンに対して搬
    送方向に平行に移動可能であるように設計されており、
    前部ガイド26が制動爪が後部リンクピン23を中心として
    旋回可能であるように構成され、その中にガイド24,26
    が配置されている爪本体20上の各制動爪が搬送方向の前
    方で爪21と保持カム22を、後方で凹み29を備え、各制動
    爪にそれを爪21の後方および上方位置に押しつける加圧
    又は引張手段が付随し、制動爪がチェーン上で直線配送
    区域にある場合に後続する制動爪の保持カム22が先行す
    る制動爪の凹み29と少なくとも制動爪の考えられる複数
    の旋回位置の1つで連動可能であるように配置されてい
    ることを特徴とする請求項11ないし17の何れかに記
    載の繰出し形式印刷物の緩衝保持装置のドラグチェー
    ン。
  19. 【請求項19】制動爪を伴うドラグチェーンであって、
    該爪の加圧手段がチェーンと制動爪の間に張られたスプ
    リング28により構成されることを特徴とする請求項18
    記載の繰出し形式印刷物の緩衝保持装置のドラグチェー
    ン。
  20. 【請求項20】制動爪を伴うドラグチェーンであって、
    該爪の加圧手段が制動爪の前部下方領域に位置する永久
    磁石であることを特徴とする請求項18記載の繰出し形式
    印刷物の緩衝保持装置のドラグチェーン。
  21. 【請求項21】制動爪がドラグチェーンの一部であるこ
    とを特徴とする請求項18ないし20の何れかに記載の
    繰出し形式印刷物の緩衝保持装置のドラグチェーンの制
    動爪。
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