JPH0690697A - ジャイアントコーンの処理方法 - Google Patents
ジャイアントコーンの処理方法Info
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- JPH0690697A JPH0690697A JP3361147A JP36114791A JPH0690697A JP H0690697 A JPH0690697 A JP H0690697A JP 3361147 A JP3361147 A JP 3361147A JP 36114791 A JP36114791 A JP 36114791A JP H0690697 A JPH0690697 A JP H0690697A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- giant corn
- corn
- giant
- oil
- steaming
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- Granted
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Landscapes
- Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)
- Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)
- Grain Derivatives (AREA)
Abstract
ポーラスな組織とサクサクした軽い歯ざわりのある体質
を得る。 【構成】ジャイアントコーンを蒸煮又は蒸してα化処理
して凍結した後、減圧状態で油▲さふ▼して調味する。
Description
味覚を損なうことなくポーラスな組織とサクサクした歯
ざわり等従来のものとは全く異なる新しいタイプのジャ
イアントコーンを得る処理方法に関する。
ーダ溶液に浸漬して表皮を剥離した後、水洗によりカセ
イソーダを洗い流し、その後蒸すことにより当該コーン
の澱粉をα化させた後油▲さふ▼する工程がとられてい
る。
食感が硬く歯ごたえのあるものになっており、歯の弱い
(悪い)人にとっては食し難いという欠点があった。
とき状況に鑑みなされたものであって、ジャイアントコ
ーンの味覚を損なうことなくポーラスな組織とサクサク
した歯ざわり等従来のものとは全く異なる新しいタイプ
のジャイアントコーンを提供することを課題とする。
ーンをカセイソーダ溶液に浸漬して表皮を剥離し、十分
水洗し、水切りして、蒸煮又は蒸して該ジャイアントコ
ーンの澱粉をα化した後、次いで凍結処理し、更に減圧
状態で油▲さふ▼し、油切りして後、調味する。以下、
本発明を工程順に詳しく説明する。 1.剥皮工程 ジャイアントコーン(原料)をカセイソーダ溶液(0.
5〜2.0%)で加熱、浸漬(70〜80℃、15〜3
0分)し、該ジャイアントコーンの表皮を剥離し易くし
た後、クエン酸溶液(2.0〜8.0%)で加熱、浸漬
(70〜80℃、15〜30分)して、中和し次いで、
回転ドラム等により機械的に剥皮する。 2.蒸煮(蒸す)工程 前記工程により剥皮した該ジャイアントコーンを蒸煮機
又は蒸機で処理し、該ジャイアントコーンの澱粉をα化
させる。この時、ジャイアントコーンの水分含有量は5
5.0〜65.0%にする必要がある。該水分含有量が
55.0%未満では澱粉のα化が不十分であり、又、6
5.0%を超えると油工程おいて弾けてしまう。 3.凍結工程 前記工程により澱粉がα化した該ジャイアントコーンを
冷凍庫に入れ凍結(−15℃、24時間)する。 4.減圧油▲さふ▼工程 前記工程により凍結したジャイアントコーンを、次の条
件で油▲さふ▼する。フライヤーにジャイアントコーン
を投入し、温度140〜180℃、圧力380Torr
以下、8〜15分、最終製品の水分含有量が2.0%以
下になるまで油▲さふ▼する。 5.脱油工程 前記工程により油▲さふ▼したジャイアントコーンの油
を遠心分離して脱油する。 6.調味工程 前記工程を終えたジャイアントコーンに食塩、調味料等
を添加して調味する。
の水分が氷結して組織を破壊する。次いで、減圧状態で
油▲さふ▼することにより、氷結した水分が破壊された
組織内から急速に放出するため芯部と表面の水分の蒸発
速度の差が比較的少なく内部はポーラスな組織となり、
加熱による表面の硬化層はかなり薄いものとなるためサ
クサクした軽い歯ざわりのジャイアントコーンが得られ
る。
明する。
溶液で加熱、浸漬(75℃、20分間)し、該ジャイア
ントコーンの表皮を剥離し易くした後、4.0%のクエ
ン酸溶液で加熱、浸漬(75℃、20分間)して中和
し、次いで、回転ドラムにより剥離する。 2.蒸煮(蒸す)工程 前記工程により剥皮した該ジャイアントコーンを蒸煮機
で処理し、該ジャイアントコーンの澱粉をα化させる。 3.凍結工程 前記工程により澱粉がα化した該ジャイアントコーンを
冷凍庫に入れ凍結(−15℃、24時間)する。 4.減圧油▲さふ▼工程 前記工程により凍結したジャイアントコーンを油30l
の入ったフライヤーに投入し、最終製品水分が2.0%
以下になるように、175℃、圧力76Torr、7分
間油▲さふ▼する。 5.脱油工程 前記工程により油▲さふ▼したジャイアントコーンの油
を遠心分離機を使用して脱油する。 6.調味工程 前記工程により脱油したジャイアントコーンに食塩、調
味料を添加して調味する。
剥皮工程及び蒸煮(蒸す)工程を経たジャイアントコー
ン100gを油30lが入ったフライヤーに投入し、1
75℃、圧力76Torr、7分間、油▲さふ▼する。
以下、実施例と同様に脱油工程、調味工程を経て製品
(従来品)とする。
れたジャイアントコーンを官能検査(パネル17名、2
点比較法)により比較した結果を表1に示す。表1にみ
られる通り、本発明品は従来品に比ベてサクサクしてい
ると全員が評価した。次に、レオメーターで比較した結
果のグラフを図1にそれぞれ示す。 レオメータ[(株)サン科学製]を用いた[堅さ」の測
定方法:フルスケール25cm、測定レンジ8kg、幅
20mmの感圧軸を1分間2cmの速度で侵入させその
ときの感圧軸に加わる応力をkgで表し、測定チャート
上で縦軸に応力、横軸に時間軸(チャートスピードmm
/分)をとる。この数値が大きいほど堅い。 本発明品:2.760kg 従来品:7.056kg
て処理されたものであるが、上記凍結工程、減圧油▲さ
ふ▼工程により、氷結したジャイアントコーンの水分が
急速に蒸発するので、当該部分がポーラスになり、更に
芯部の水分の蒸発速度と表面からの水分の蒸発速度の差
が比較的少ないため表面に硬化層が形成しにくくなり、
サクサクした軽い歯ざわりのジャイアントコーンが得ら
れる。
たもので縦軸に応力、横軸に時間軸(右から左に移動す
る)を示したものである。
Claims (1)
- 【請求項1】ジャイアントコーンの表皮を剥離した後、
蒸煮又は蒸してα化処理する工程と、これを凍結処理す
る工程と、これを減圧状態で油▲さふ▼する工程と、こ
れを常圧に戻して油切りする工程と、これを調味する工
程とにより製造することを特徴とするジャイアントコー
ンの処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36114791A JP3170723B2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | ジャイアントコーンの処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36114791A JP3170723B2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | ジャイアントコーンの処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0690697A true JPH0690697A (ja) | 1994-04-05 |
JP3170723B2 JP3170723B2 (ja) | 2001-05-28 |
Family
ID=18472391
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36114791A Expired - Lifetime JP3170723B2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | ジャイアントコーンの処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3170723B2 (ja) |
-
1991
- 1991-12-20 JP JP36114791A patent/JP3170723B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3170723B2 (ja) | 2001-05-28 |
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