JPH069053Y2 - 浮 体 - Google Patents

浮 体

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JPH069053Y2
JPH069053Y2 JP1987156539U JP15653987U JPH069053Y2 JP H069053 Y2 JPH069053 Y2 JP H069053Y2 JP 1987156539 U JP1987156539 U JP 1987156539U JP 15653987 U JP15653987 U JP 15653987U JP H069053 Y2 JPH069053 Y2 JP H069053Y2
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JP
Japan
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synthetic resin
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floating
floating body
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JP1987156539U
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JPH0161230U (ja
Inventor
正一 北川
正敏 西山
Original Assignee
アルマ−工業株式会社
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish

Landscapes

  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
  • Cleaning Or Clearing Of The Surface Of Open Water (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野: 本考案は、単体或は、鎖等にて繋合して、海岸の木材流
出防止用の貯木施設や海岸汚染防止用のオイルフェンス
等に使用する浮体に関するものである。
従来の技術: 従来は海洋の貯木施設やオイルフェンス等には、鋼管製
のものや廃木、ゴム袋、発泡性合成樹脂(製品を単体で
使用)等で浮体を設けて頑丈な鎖で繋合し浮き囲いを形
成して使用されていた。このほかに、複合構造にしたも
のとして、例えば実開昭54−27078号公報で知ら
れるような合成樹脂製の本体内に発泡層を備えたもの、
あるいは実開昭61−158151号公報で知られるよ
うな薄肉鋼管の内部にプラスチック中空体もしくは発泡
プラスチックを封入したものが提案されている。
考案が解決しようとする課題: 前記のような使用状態において、浮体が鋼管製のもので
は機械的強度に優れているが、腐食に弱く、特に海水に
対する腐食が著しく、本体が腐食して穿孔された場合、
海水が本体内部に侵入して浮力がなくなり、やがて沈没
する結果となり所期の目的を達成することができなくな
っていた。廃木は一応用済みのものを使用する関係上木
材等との衝突により破壊して、小片の木材となって散逸
する。また、ゴム製や合成樹脂製のものは浮力は優れて
いても、強度的に問題が多くて、長期使用には適当でな
い。
このようなことから、前記の複合構造のものにあっても
合成樹脂製の本体が衝突による打撃で破損し易く、ある
いは薄肉鋼管が腐食して穿孔されたりすれば、内部に浸
水して充填された合成樹脂の発泡層に水が侵入すると、
浮力が低下し、長期使用に耐えられなくなる。
本考案は上記のような問題点を解決して、海水による耐
食性を高めて、かつ衝撃などによる本体部分の破損で内
部に海水が浸入しても浮力を失うことのない構成にされ
た浮体の提供を目的とするものである。
課題を解決するための手段: 本考案はこのような問題点を解決するために、本体は所
要長さのアルマー加工された鋼製中空筒の両端をアルマ
ー加工された鋼製側板で接合密閉構造にされ、この本体
の内部には独立型発泡合成樹脂が充填され、このような
本体が体積のほぼ1/2水面上に露出する重量を有する構
成の浮体としたのである。
作用: 本考案による浮体は、側板部に設けられる繋合部で鎖に
より幾つかの浮体を連結繋合させて使用することができ
る。本体を構成する鋼製中空筒内に浮力を得るための独
立型発泡合成樹脂を充填して側板で封入するに際して、
密閉構造にするためには常時溶接構造で中空筒と側板と
を接合させるが、この本体を構成している中空筒と側板
とはアルマー加工を施すことによって、前記溶接による
接合部分がその周辺部の表面に施されているアルマー加
工のアルミニウム層の拡散により、その周辺部のアルミ
ニウム層の犠牲防食機能で溶接部分の耐食性が得られ、
そのまま長期使用に耐える。そして使用中において外部
からの衝撃等によって萬一本体端部の側板との接合部分
でクラックなどが生じて、本体内部に浸水することがあ
っても内部には独立型発泡合成樹脂が充填されているの
で、この充填された発泡合成樹脂が吸水することはな
く、浮力は維持されて長期にわたり使用できる。したが
って、前記のように連結繋合すれば、浮き囲いやブイ、
浮き桟橋、養殖用の筏などにも使用可能で、海上のみな
らず河川、湖沼等の淡水にも使用できる。
実施例: 以下本考案の浮体の一実施例について図面を参照しつつ
説明する。
本考案の浮体は、本体1が所要長さの鋼製中空筒の両端
を側板2にて密閉構造にされ、その各部鋼製部内外面に
アルマー加工(溶融アルミニウムめっきをアルマー加工
と称している)を施されている。そして、この本体1の
内部に独立型発泡合成樹脂を充填され、このような本体
1が体積のほぼ1/2を水面上に露出するような重量を保
たせて浮体10としたものである。
前記本体1は、例えばスパイラル鋼管(STPY350
A×5500L)の両端に側板2(14mm厚)をそれぞ
れ溶接して固着され、側板2に第1図〜第3図に示され
るように、リブ3,4,5を設け、リブ3には孔A,B
(各30φ)を、リブ4には孔C(30φ)を鎖やロープ等
による浮体の繋合用として穿孔されている。このような
本体1の内外面はすべてアルマー加工が施されている。
そして本体1内部には独立型発泡合成樹脂、例えば独立
型ポリスチロール樹脂が充填されている。
この本体内部に独立型発泡合成樹脂を充填する手段とし
ては、前記側板2に小孔Dを設けて、この小孔Dから独
立型発泡合成樹脂を噴射注入して発泡状態で内部に充填
することもできるが、予め独立型発泡合成樹脂の成形品
を挿入充填することが好ましい。この成形された独立型
発泡合成樹脂を挿入充填させるには、本体1の中空筒の
一方の側板2のみを開放して、内部に独立型発泡合成樹
脂の成形品を挿入充填後その側板2を中空筒端に溶接し
て密閉接合させる。この際、本体1の中空筒と側板2と
の接合は溶接によるため、通常ではこの溶接による接合
部分がどうしても腐食の発生しやすくなる部分となるの
で、本体1及び側板2の全面に海水に対する耐食性の高
いアルマー加工を施したものを用い、溶接のための開先
形成部分のみそのアルミニウム層を除いて溶接すれば、
当該溶接部分の周辺部にあるアルミニウム層の一部の溶
出によって、溶接部分の表層がそのアルミニウムとの結
合で鉄−アルミニウム合金層を形成される犠牲防食機能
が発揮され、耐食効果が得られる。なお、アルミニウム
層の下側には鉄−アルミニウム合金の境界層が形成され
ているので、表層のアルミニウムが少なくなっても鋼部
分が露出せず耐食性が維持できる。したがって、溶接部
に耐食後処理を施すことなく使用に供し得る。このよう
なことから本体1の鋼製部分をすべてアルマー加工を施
したものを使用しているのである。
第4図に示されるのは、他の実施例である。この実施例
のものは本体1の端部にはバンド6を嵌着して、このバ
ンド6に繋合用孔Aを穿設した繋合片7が突設されてい
る。
これらの浮体10は、第5図に示されるように、チェン8
で互いに繋合させるとともに、1端を杭9等に繋着し
て、水面Wの所要部に占位させる。次に本体1の浮力、
海面上の露出する割合、機械的強度を計算により算出す
ると、組立重量は332.4kg、浮力は234.5kg、このときの
海水面上に露出する割合は41.4%となる。この浮体10を
凹ます力は約5.6トン、引きちぎる力は約270トン、取っ
手の強度も約41トンあるので浮体の強度も十分であ
る。
以上のようにスパイラル鋼管(STPY41)で長さ5,
500Lとすれば、350A,400A,450A,500A,550A,を使用した
場合の海上露出部分の割合が約41%〜約62%で、浮力も
約284kg〜約860kgとなり、またこの場合の機械的強度も
十分である。したがって、体積の水面上部分の割合が約
35%〜約70%の重量を有する浮体が望ましい。
内部に充填する独立型発泡合成樹脂としては、独立型発
泡ポリスチロールが最も好ましい。このような独立型発
泡合成樹脂を用いるのは、本体1に萬一何かの具合い、
例えば浮体10に外部から衝撃が加えられて側板2と本体
1との接合箇所でクラックなどが発生して、孔があいた
場合に、内部に浸水するような事態が生じても、この発
泡合成樹脂は独立気泡であるから吸水することがなく、
したがって実質的に内部への浸水が防止できることにな
る。
本考案による浮体10は、木材流出防止用の貯木施設等に
使用する場合、木材の数が少ないときには単体で木材と
鎖による繋合によって係留させるのに使用できるが、木
材の数が多い場合は鎖等によって繋合させて浮き囲いを
海洋上に形成し、木材の流出を防ぐことができる。ま
た、海洋上の汚染防止用のオイルフェンス等に使用され
る場合は、個々の浮体の側板をフランジ装着として、フ
ランジで繋合させ、曲がり部はフランジ装置のベンド浮
体を装設して繋合すればよい。この場合のボルト、ナッ
ト等の止め具は耐海水鋼製品またはアルマー加工したも
のを使用することはいうまでもない。
その他ブイ、浮き桟橋や養殖用の筏等にも使用可能であ
り、ダム、河川等の淡水用としても使用される。
考案の効果: 本考案の浮体における本体は、その鋼製各部がアルマー
加工されているので、前記のように溶接部における犠牲
防食機能を発揮させることによる耐食加工性の容易さと
全体の海水に対する防食性に優れる。その耐用試験の結
果によれば、80℃、ポンプによる循環状態における海
水中での腐食量を比較しとき、材料はSS41を使用し
てアルマー加工を施した場合、mg/dm2・day≒0.
629(0.0085mm/year)に対し、SS41
素材ではmg/dm2・day≒116(0.53mm/ye
ar)である。アルマー加工/素材=約1/62となり、特
に海水に対する耐食性が優れていることがわかる。
また、本考案品の特性を在来品と比較すると第1表の通
りである。上記は海水においての比較であるが、淡水に
おいても同様である。
以上のように本考案の浮体では本体と側板との接合部で
の耐用性を防食外装処理材の特性を利用して加工を容易
にできて強度を損なわず、しかも本体内に充填されてい
る発泡合成樹脂が独立型発泡体であるから、萬一本体内
に水が浸入することがあっても、この充填されている発
泡合成樹脂に吸水されて、浮力が低下することがないの
で、海洋上において長期係留される浮体として長期使用
に耐え、所期の目的を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の要部正面図、第2図は第1
図の側面図、第3図は斜視図、第4図は他の実施例の要
部説明図、第5図は本考案の浮体の使用状態を示す図で
ある。 1……本体、2……側板 3,4,5……リブ、6……バンド 7……繋合片、8……チェン 9……杭、A,B,C……繋合用孔 W……水面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−132830(JP,A) 実開 昭54−27078(JP,U) 実開 昭61−158151(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体は所要長さのアルマー加工された鋼製
    中空筒の両端をアルマー加工された鋼製側板で接合密閉
    構造にされ、この本体の内部には独立型発泡合成樹脂が
    充填され、このような本体は体積のほぼ1/2水面上に露
    出する重量を有することを特徴とする浮体。
JP1987156539U 1987-10-12 1987-10-12 浮 体 Expired - Lifetime JPH069053Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987156539U JPH069053Y2 (ja) 1987-10-12 1987-10-12 浮 体

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JP1987156539U JPH069053Y2 (ja) 1987-10-12 1987-10-12 浮 体

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JPH0161230U JPH0161230U (ja) 1989-04-19
JPH069053Y2 true JPH069053Y2 (ja) 1994-03-09

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ID=31435169

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5845575Y2 (ja) * 1977-07-25 1983-10-17 日立造船株式会社 海洋ブイ
JPS61158151U (ja) * 1985-03-23 1986-10-01

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JPH0161230U (ja) 1989-04-19

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