JPH069045Y2 - 路面切削機 - Google Patents

路面切削機

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JPH069045Y2
JPH069045Y2 JP15702588U JP15702588U JPH069045Y2 JP H069045 Y2 JPH069045 Y2 JP H069045Y2 JP 15702588 U JP15702588 U JP 15702588U JP 15702588 U JP15702588 U JP 15702588U JP H069045 Y2 JPH069045 Y2 JP H069045Y2
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JP
Japan
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road surface
side cover
cutting
cutter frame
cutting machine
Prior art date
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JP15702588U
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JPH0278616U (ja
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幸雄 岸
隆一 戸田
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Sakai Heavy Industries Ltd
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Sakai Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は路面を切削ドラムで切削する路面切削機に係
り、特に切削深さを高精度に保持できると共に切削によ
って生じた廃材の漏れを防止するに好適な路面切削機に
関する。
〔従来の技術〕
従来、一般に使用されている路面切削機の構造として
は、第8図に示す如く、前後車輪15A,15B,16
A,16Bのほぼ中央にカッタフレーム8を設け、該カ
ッタフレーム8の中に、外周に複数本のビットを固定し
た切削ドラム9を枢支すると共に、その側面をサイドカ
バー3′で覆うものが採用される。サイドカバー3′は
切削によって生じた廃材が側面に漏れるのを防止すると
共に、切削ドラム9の切込み深さをコントロールする検
出手段の1つとして機能している。すなわち、サイドカ
バー3′の下面は路面切削時において路表面に接触する
ように配設されており、サイドカバー3′を被検出基準
とし、カッタフレーム8に設置されたレベルセンサによ
り、カッタフレーム8とサイドカバー3′との間の上下
方向の相対的な位置を検出して、切削ドラムの上下位置
を制御し、切削機の切削深さを調整することができるよ
うに制御系が構成されている。
以上の構造を有する路面切削機の従来技術の1つとして
実開昭59−1714号公報に開示するものが上げられ
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
以上の構造の路面切削機により路面を切削する場合にお
いて、常時路面切削機が路表面に対し水平状態にあれば
問題ない。すなわち前記サイドカバー3′の下面が路表
面に全面的に面接触していれば切削機の切込み深さの調
整が高精度に行われ、所望の深さの路面切削が可能とな
る。しかしながら実際上は下記の如き問題点が生ずる。
第5図に示す如く、前車輪15A,15Bと後車輪16
A,16B間にある切削ドラム9により路面を切削する
が、切削ドラム9は矢視方向に往復動可能に形成され
る。今、図示の如く切削ドラム9が下側に寄って路面切
削するとC面のみが切削されることになる。未切削のB
面には前車輪15A,15Bおよび上側の後車輪16A
が乗り、切削後のC面には下側の後車輪16Bが乗るた
め、路面切削機は下側の方向に傾くと共に前後方向に傾
斜することになる。この状態を横から見ると第6図の如
くなる。サイドカバー3′は前記した如く路面14に前
面接触するのが好ましいが、図示の如く、車体と共に傾
斜し、路面14のA点で示す位置に当接することになり
隙間が生ずる。従って、サイドカバー3′の高さをレベ
ルセンサ(図示しない)で検出して切削ドラム9の突出
深さを定めても、被検出基準としてのサイドカバー自体
が、所定の姿勢となっていないことから、大きな誤差が
生ずることになり、所望の深さの路面切削ができない問
題点が生ずる。
第7図は傾斜路面14Aを切削する場合を示すものであ
るが、この場合には傾斜面18の一点(Aで示す)にサ
イドカバー3′が当接し前記と同様に正しい路面切削が
できない問題点が生ずる。また、図示していないがうね
り路面の如きものを切削する場合も同様な問題点が生ず
る。
一方、従来の路面切削機は、切削によって生じた廃材の
一部がサイドカバー3′の下面と路面との間に入り込
み、入り込んだ廃材がサイドカバー3′を押し上げて、
切削機の切削深さ検出に誤差を生じるという問題点があ
った。
本考案は以上の問題点を解決すべく創案されたものであ
り、路面形状に関係なく、所定深さの路面切削ができる
と共に、切削によって生じた廃材の漏れを有効に防止す
る路面切削機を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記の目的を達成するために、前後車輪のほ
ぼ中央部に配設されたカッタフレームと、このカッタフ
レームより上下動可能に支持されるサイドカバーと、カ
ッタフレームに枢支されると共にサイドカバーの内側に
配設される切削ドラムと、カッタフレームとサイドカバ
ーとの間の上下方向の相対的な位置を検出し前記切削ド
ラムの上下位置を制御するためのレベルセンサとを有す
る路面切削機であって、前記サイドカバーを上下2つに
分割し、路面側にある下側のサイドカバーの下面を、路
面にならって路面に対して平行にできるように、上側の
サイドカバーに揺動自在に枢支させたことを特徴とする
路面切削機を構成すると共に、上側のサイドカバーに垂
下支持され、その下面が常時路表面に接触し得る弾性材
からなるカバーを、切削ドラムとサイドカバーとの間の
位置に配設してなる路面切削機を提案するものである。
〔作用〕
ピン結合等により枢支された下側のサイドカバーが路表
面に沿ってこれに完全密着するためサイドカバーの路表
面からの高さの誤差がほとんどなく、切削ドラムの深さ
制御が完全に行われる。更に下側のサイドカバーと並列
に切削ドラム側に配設された弾性材からなるカバーによ
り切削によって生じた廃材が前記下側のサイドカバーの
下面に付着したり、これから外方に飛び出すことが防止
される。これにより路側面の汚れもなく、かつサイドカ
バーの路面との密接も維持されることになる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。
第1図および第2図に示すように、切削刃であるビット
10を外周に植設した切削ドラム9は、カッタフレーム
8に枢支される。路面切削機本体には、図示しないシリ
ンダが取り付けられており、このシリンダにより、カッ
タフレーム8に枢支された切削ドラム9が、上下に動か
される。
カッタフレーム8の外側には、上下方向に昇降するサイ
ドカバー3を構成する上側のサイドカバー3aが配置さ
れる。上側のサイドカバー3aは、カッタフレーム8に
設置されたシリンダ11により、ガイドブロック12お
よびガイド13に案内され、カッタフレーム8に上下動
可能に支持される。上側のサイドカバー3aには、第3
図にも示すように、下側のサイドカバーに相当する回動
スキー1がピン5によりピン結合されている。すなわ
ち、サイドカバー3は、2分割された上側のサイドカー
3aと、これにピン5を中心に揺動し得るように結合さ
れた回動スキー1とから構成される。
路面切削機の切削深さの設定は、次のように行なわれ
る。先ず、路面切削機本体に取り付けられた図示しない
シリンダを作動させてカッタフレーム8を下げ、回転し
ている切削ドラム9のビット10を路面と接触させる。
この状態を保ちながら、カッタフレーム8のシリンダ1
1を作動させて、サイドカバー3を下げ、路面に載せた
状態として、その時のカッタフレーム8とサイドカバー
3間の上下方向の相対位置を、レベルセンサ6により、
切削深さが0のものとして、切削深さの原点調整を行
う。そして、サイドカバー3の下面、つまり回動スキー
1の下面を路面に載せた状態を保ち、カッタフレーム8
を下げて行き、切削ドラム9で路面を切削する。このと
き、原点からカッタフレーム8とサイドカバー3の上下
方向の位置ずれを検出することにより、路面切削機の切
削深さを割り出すことができる。
通常の切削作業時には、カッタフレーム8に取り付けら
れたシリンダ11により上側のサイドカバー3aを下降
させると、サイドカバー3は、回動スキー1が揺動しな
がら追随し、路面にならって路面に対して平行に全面接
触する。
レベルセンサ6は、通常カッタフレーム8に取り付けら
れ、上側のサイドカバー3aに固定したドッグ7にその
一部が定着されて(この逆の場合もあり得る)、カッタ
フレーム8とサイドカバー3間の上下方向の相対的な位
置を感知する。すなわち、レベルセンサ6は、上側のサ
イドカバー3aの上下方向の移動量を角度変位に変え、
この変位量を図示しない制御手段に入力し、切削ドラム
9の上下位置をコントロールするように構成される。
一方、サイドカバー3の内側には、切削ドラム9側にL
形のステー4の一端が固定され、このステー4の他端側
に、廃材漏れ防止用のカバー2が垂下される。カバー2
は、回動スキー1と横方向はほぼ同一で高さ方向はやや
長めの寸法のゴムのような弾性材から形成され、切削ド
ラム9とサイドカバー3との間に位置するように配設さ
れるもので、路面14に当接した場合に適当に屈曲し全
面接触し得るように構成される。すなわち、カッタフレ
ーム8に取り付けられたシリンダ11により上側のサイ
ドカバー3aを下降させると、回動スキー1が揺動しな
がら路表面に沿ってこれに接触すると同時に、カバー2
は、屈曲しつつ路面に全面接触することになる。
次に、第4図に基き本実施例の作用を説明する。
例えば傾斜面18を路面切削機で切削する場合、従来技
術では第6図及び第7図に示す如く、サイドカバー3′
が揺動できないため、路表面に点接触のならい状況とな
り切削機の切削深さに誤差が生ずる問題点があった。こ
れに対し本実施例の場合、上側のサイドカバー3aは傾
斜面18と平行にならないが、回動スキー1はピン5ま
わりに揺動し傾斜面18に沿ってこれに密接し傾斜面1
8と平行になり面接触となる。このため、第4図に示す
如く、B′C′が切削深さhとなって誤差がほとんどな
くなり、安定した切削深さを保持できるようになる。
一方、カバー2は可撓性を有し、第4図の如き場合には
路面14の全面にほぼ接触することになり、切削ドラム
9の側面を閉止する如く作用する。カバー2の無い従来
技術の場合には、切削により飛散した廃材がサイドカバ
ーの下面に堆積し或はサイドカバーと路面との間に噛み
込み、サイドカバーの高さ寸法を狂わせる原因となった
り、サイドカバーの側面から外方に飛び出し、路面14
のまわりを汚すと共に、飛び出した廃材が側方物にぶつ
かる問題点が生じたが、本実施例の如きカバー2を設け
ることにより、以上の問題点は解消される。そして、廃
材は全部後方に送られ、図示しない積み込み機を介しダ
ンプ等に積載されて排除されることになる。
〔考案の効果〕
以上の説明によって明らかな如く、本考案によれば路面
形状に無関係に誤差のほとんどない所定深さの路面切削
ができると共に、切削によって生じた廃材を側面に漏ら
すことなく、完全に除去できる効果を上げることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例の一部正面図、第2図は第1図
の一部平面図、第3図は実施例のサイドカバーまわりの
詳細構造を示す斜視図、第4図は本考案の作用を説明す
るための説明用側面図、第5図は従来技術の路面切削状
況を示す平面図、第6図および第7図は従来技術の路面
切削状況を示す側面図、第8図は路面切削機の全体側面
図である。 1……回動スキー、2……カバー、3……サイドカバー 3a……上側のサイドカバー、4……ステー、 5……ピン、6……レベルセンサ、 8……カッタフレーム、9……切削ドラム、 10……ビット、14,14A……路面、 15A,15B……前車輪、 16A,16B……後車輪、 18……傾斜面。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前後車輪のほぼ中央部に配設されたカッタ
    フレームと、このカッタフレームより上下動可能に支持
    されるサイドカバーと、カッタフレームに枢支されると
    共にサイドカバーの内側に配設される切削ドラムと、カ
    ッタフレームとサイドカバーとの間の上下方向の相対的
    な位置を検出し前記切削ドラムの上下位置を制御するた
    めのレベルセンサとを有する路面切削機であって、前記
    サイドカバーを上下2つに分割し、路面側にある下側の
    サイドカバーの下面を、路面にならって路面に対して平
    行にできるように、上側のサイドカバーに揺動自在に枢
    支させたことを特徴とする路面切削機。
  2. 【請求項2】前記上側のサイドカバーに垂下支持され、
    その下面が常時路表面に接触し得る弾性材からなるカバ
    ーを、切削ドラムとサイドカバーとの間の位置に配設し
    てなる実用新案登録請求の範囲第(1)項に記載の路面切
    削機。
JP15702588U 1988-12-01 1988-12-01 路面切削機 Expired - Lifetime JPH069045Y2 (ja)

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