JPH0689995B2 - フィン付熱交換器 - Google Patents
フィン付熱交換器Info
- Publication number
- JPH0689995B2 JPH0689995B2 JP63326607A JP32660788A JPH0689995B2 JP H0689995 B2 JPH0689995 B2 JP H0689995B2 JP 63326607 A JP63326607 A JP 63326607A JP 32660788 A JP32660788 A JP 32660788A JP H0689995 B2 JPH0689995 B2 JP H0689995B2
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- Japan
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- raised
- fin
- fins
- row
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、主として空気調和機等に用いられているフィ
ン付熱交換器に関するものである。
ン付熱交換器に関するものである。
従来の技術 従来のフィン付熱交換器を第３図〜第４図に示す。
第３図，第４図に示ように、アルミ材で形成されたフィ
ン２が所定間隔で多数枚併設され、このフィン群に複数
本の伝熱管３を貫通させ、貫通部を拡管手段等にて密着
している。このフィン２は、熱交換性能を上げるため切
り起こし加工が施されている。
ン２が所定間隔で多数枚併設され、このフィン群に複数
本の伝熱管３を貫通させ、貫通部を拡管手段等にて密着
している。このフィン２は、熱交換性能を上げるため切
り起こし加工が施されている。
切り起こし加工による従来の切り起こし形状を第４図に
示す。
示す。
第４図の切り起こし形状について説明する。各切り起こ
し群は、気流主流方向Ａに対して直角であり、フィン表
面に対して表裏両側に設けた切り起こしよりなる。気流
上流側から１列目の切り起こしは、気流入口側を長辺と
する台形状の切り起こし5b、第４図ｂに於てフィン２に
対して下側に設けると共に、その両側に平行四辺形状の
切り起こし5a,5cをフィン２に対して切り起こし5bと同
方向に配した３つの切り起こしより成る。
し群は、気流主流方向Ａに対して直角であり、フィン表
面に対して表裏両側に設けた切り起こしよりなる。気流
上流側から１列目の切り起こしは、気流入口側を長辺と
する台形状の切り起こし5b、第４図ｂに於てフィン２に
対して下側に設けると共に、その両側に平行四辺形状の
切り起こし5a,5cをフィン２に対して切り起こし5bと同
方向に配した３つの切り起こしより成る。
２列目の切り起こしは、フィン２に対して切り起こし5b
と逆方向の２つの平行四辺形状の切り起こし6a,6bより
成る。
と逆方向の２つの平行四辺形状の切り起こし6a,6bより
成る。
３列目は、気流入り口側を長辺とする。フィン２に対し
て切り起こし5a,5b,5cと同方向の１つの台形の切り起こ
し７より成る。
て切り起こし5a,5b,5cと同方向の１つの台形の切り起こ
し７より成る。
以上３列の切り起こしは、１列目の切り起こし5a,5b,5c
を長辺とする等脚台形状をなし、各切り起こし群は、こ
の３列の切り起こしを伝熱管３の段方向中心線Ｄについ
て軸対称にした６列の切り起こしより形成されている。
切り起こしの方向は、第４図ｂに示すように、フィン２
に対して気流上流側から表裏交互に配設されている。
を長辺とする等脚台形状をなし、各切り起こし群は、こ
の３列の切り起こしを伝熱管３の段方向中心線Ｄについ
て軸対称にした６列の切り起こしより形成されている。
切り起こしの方向は、第４図ｂに示すように、フィン２
に対して気流上流側から表裏交互に配設されている。
発明が解決しようとする課題 第４図に示す切り起こしを持つ熱交換器を蒸発器に使用
した場合、第４図ｂに示すように隣り合うフィンの切り
起こし5a,5b,5cと6a′,6b′と７と８′と9a,9bと10a′,
10b′,10C′のそれぞれの間に水滴がブリッジに滞留す
る。そして、いずれの場合にも水滴が相当の大きさにな
らないと落下しない。従って通風抵抗が極端に高くな
り、風量が低下し、湿り時の熱交換性能は極端に低下す
る。
した場合、第４図ｂに示すように隣り合うフィンの切り
起こし5a,5b,5cと6a′,6b′と７と８′と9a,9bと10a′,
10b′,10C′のそれぞれの間に水滴がブリッジに滞留す
る。そして、いずれの場合にも水滴が相当の大きさにな
らないと落下しない。従って通風抵抗が極端に高くな
り、風量が低下し、湿り時の熱交換性能は極端に低下す
る。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、蒸発器に
使用した場合の通風抵抗の改善と、それに伴う熱交換性
能の向上を目的としている。
使用した場合の通風抵抗の改善と、それに伴う熱交換性
能の向上を目的としている。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明は、フィン群の各フィ
ンに切り起こし加工が施されたフィン群に於て、少なく
とも気流出口側１列では、フィンベース面に対して表裏
両側に切り起こし形状を配すると共に、他の複数列で前
記表裏両側の切り起こしのうち、フィンベース面に対し
て表裏どちらか片側にのみ切り起こしを選択的に配する
とともに、片側切り起こし列が表裏両側切り起こし列の
表裏一方のみの切り起こしと同様の形状で構成されたフ
ィンをそなえて熱交換器を形成している。
ンに切り起こし加工が施されたフィン群に於て、少なく
とも気流出口側１列では、フィンベース面に対して表裏
両側に切り起こし形状を配すると共に、他の複数列で前
記表裏両側の切り起こしのうち、フィンベース面に対し
て表裏どちらか片側にのみ切り起こしを選択的に配する
とともに、片側切り起こし列が表裏両側切り起こし列の
表裏一方のみの切り起こしと同様の形状で構成されたフ
ィンをそなえて熱交換器を形成している。
作用 かかる構成をもつ熱交換器を蒸発器として使用した場
合、フィンに付着した水滴は切り起こし間で水滴がブリ
ッジ状に滞留することなくフィンを伝って落ちやすく通
風抵抗は少なくなり、従って風量低下による熱交換能力
の極端な低下はなくなる。
合、フィンに付着した水滴は切り起こし間で水滴がブリ
ッジ状に滞留することなくフィンを伝って落ちやすく通
風抵抗は少なくなり、従って風量低下による熱交換能力
の極端な低下はなくなる。
実施例 以下、本発明の一実施例のフィン付熱交換器の構成を第
１図ないし第２図に基づいて説明する。
１図ないし第２図に基づいて説明する。
第１図には、本発明にかかるフィン付熱交換器の切り起
こし形状が示してある。各切り起こし5a〜10cは気流方
向Ａに対して直角であり、気流出口側の列ではフィンベ
ース面に対して気流に沿って表裏交互に等間隔に切り起
こしされている（表裏両側切り起こし列11）。
こし形状が示してある。各切り起こし5a〜10cは気流方
向Ａに対して直角であり、気流出口側の列ではフィンベ
ース面に対して気流に沿って表裏交互に等間隔に切り起
こしされている（表裏両側切り起こし列11）。
これに対して気流入口側の列では上記気流出口側の切り
起こしの表側のみの切り起こしで構成されている（片側
切り起こし列12）。
起こしの表側のみの切り起こしで構成されている（片側
切り起こし列12）。
第２図に於ては、裏側の切り起こしのみで構成されてい
る。
る。
このように構成されたフィン付熱交換器を蒸発器に使用
した場合、気流入口側の列ではフィン表面に付着した水
滴は切り起こしで保持されることなく、通風抵抗は低
い。そのため、風量の低下が少なく、熱交換能力の減少
が少ない。
した場合、気流入口側の列ではフィン表面に付着した水
滴は切り起こしで保持されることなく、通風抵抗は低
い。そのため、風量の低下が少なく、熱交換能力の減少
が少ない。
また、気流出口側では切り起こしの数が多いのでその分
境界層前縁効果により、熱伝熱率が高くなる。
境界層前縁効果により、熱伝熱率が高くなる。
発明の効果 以上のように本発明は、フィン群の各フィンに切り起こ
し加工が施されたフィン群に於て、少なくとも気流出口
側１列でフィンベース面に対して表裏両側に切り起こし
を配すると共に、他の複数列で前記表裏両側の切り起こ
しのうちフィンベース面に対して表裏どちらか片側にの
み切り起こし形状を配したフィンをそなえてることによ
り、気流入口側の列ではフィン表面に付着した水滴は切
り起こしで保持されることなく、通風抵抗は低くなり、
風量の低下が少なくなり、熱交換能力の減少が少なくな
る。
し加工が施されたフィン群に於て、少なくとも気流出口
側１列でフィンベース面に対して表裏両側に切り起こし
を配すると共に、他の複数列で前記表裏両側の切り起こ
しのうちフィンベース面に対して表裏どちらか片側にの
み切り起こし形状を配したフィンをそなえてることによ
り、気流入口側の列ではフィン表面に付着した水滴は切
り起こしで保持されることなく、通風抵抗は低くなり、
風量の低下が少なくなり、熱交換能力の減少が少なくな
る。
また、気流出口側では切り起こしの数が多いのでその分
境界層前縁効果により、熱伝熱率が高くなる。
境界層前縁効果により、熱伝熱率が高くなる。
また片側切り起こし列が表裏両側切り起こし列の表裏一
方のみの切り起こしと同様の形状で構成することによ
り、片側切り起こし列の形成に表裏両側切り起こし列の
金型を共用することができる。
方のみの切り起こしと同様の形状で構成することによ
り、片側切り起こし列の形成に表裏両側切り起こし列の
金型を共用することができる。
以上により、蒸発性能に優れかつ生産性にも優れた熱交
換器を得ることができる。
換器を得ることができる。
第１図a,bおよび第２図a,bはそれぞれ本発明の実施例に
よるフィン付熱交換器のフィンの正面図と側面図、第３
図は従来及び本発明のフィン付熱交換器の斜視図、第４
図は従来のフィン付熱交換器のフィンの正面図と側面図
である。 １……熱交換器、２……フィン、３……伝熱管、４……
端板、5a〜10c……切り起こし、11……表裏両側切り起
こし列、12……片側切り起こし列。
よるフィン付熱交換器のフィンの正面図と側面図、第３
図は従来及び本発明のフィン付熱交換器の斜視図、第４
図は従来のフィン付熱交換器のフィンの正面図と側面図
である。 １……熱交換器、２……フィン、３……伝熱管、４……
端板、5a〜10c……切り起こし、11……表裏両側切り起
こし列、12……片側切り起こし列。
Claims (1)
- 【請求項１】空気調和機の通風回路内に、所定間隔で平
行に併設され、その間を気流が流動するフィン群と、こ
のフィン群に直角に挿入され、内部を流体が作動する少
なくとも２列以上の伝熱管群とを有し、前記フィン群の
各フィンには切り起こし加工が施されたフィン群に於
て、少なくとも気流出口側１列ではフィンベース面に対
して表裏両側に切り起こした表裏両側切り起こし列を配
すると共に、他の複数列は、前記表裏両側の切り起こし
のうち、フィンベース面に対して表裏どちらか片側のみ
選択的に切り起こした片側切り起こし列を配し、かつ前
記片側切り起こし列が前記表裏両側切り起こし列の表裏
一方のみの切り起こしと同様の形状で構成されているフ
ィン付熱交換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63326607A JPH0689995B2 (ja) | 1988-12-23 | 1988-12-23 | フィン付熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63326607A JPH0689995B2 (ja) | 1988-12-23 | 1988-12-23 | フィン付熱交換器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02171596A JPH02171596A (ja) | 1990-07-03 |
| JPH0689995B2 true JPH0689995B2 (ja) | 1994-11-14 |
Family
ID=18189701
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63326607A Expired - Fee Related JPH0689995B2 (ja) | 1988-12-23 | 1988-12-23 | フィン付熱交換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0689995B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR0155653B1 (ko) * | 1995-01-23 | 1999-01-15 | 구자홍 | 핀튜브형열교환기 |
| KR0179540B1 (ko) * | 1995-01-23 | 1999-04-15 | 구자홍 | 핀 튜브형 열교환기의 플레이트핀 |
| KR100290761B1 (ko) * | 1995-01-23 | 2001-06-01 | 구자홍 | 핀 튜브형 열교환기 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62206384A (ja) * | 1986-03-05 | 1987-09-10 | Hitachi Ltd | 熱交換器 |
| JPH0670555B2 (ja) * | 1987-01-23 | 1994-09-07 | 松下冷機株式会社 | フィンチューブ型熱交換器 |
-
1988
- 1988-12-23 JP JP63326607A patent/JPH0689995B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02171596A (ja) | 1990-07-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |