JPH0689561A - 電子機器接続システム - Google Patents

電子機器接続システム

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JPH0689561A
JPH0689561A JP26651192A JP26651192A JPH0689561A JP H0689561 A JPH0689561 A JP H0689561A JP 26651192 A JP26651192 A JP 26651192A JP 26651192 A JP26651192 A JP 26651192A JP H0689561 A JPH0689561 A JP H0689561A
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signal
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Tetsuji Nakazawa
徹二 中沢
Masabumi Tamura
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型化を可能にする。 【構成】 アナログオーディオ信号を送受するケーブル
に接続されるプラグ21aと、デジタルオーディオデー
タを送受する同軸ケーブルに接続されるプラグ21b
と、デジタルオーディオデータを送受する光ファイバに
接続されるプラグ21cを略同一の形状にし、共通のプ
ラグ挿入孔に挿入できるようにする。プラグ21a乃至
21cにおいて、導電部の位置を異なるように配置し、
この導電部の位置からプラグの種類を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば光磁気ディスク
にオーディオ信号を記録再生する小型の光磁気ディスク
装置に用いて好適な電子機器接続システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えばオーディオ信号を記録媒体に対し
て記録再生するのに、他の電子機器との間をケーブルで
接続して、オーディオ信号を送受するようにしている。
電子機器間において、信号を送受するケーブルには、ア
ナログ信号の状態で信号を送受するアナログケーブル、
デジタルデータとして信号を送受する同軸ケーブル、さ
らに、光学的にデジタル信号として信号を送受する光ケ
ーブルの3種類がある。この各ケーブルの端部には、こ
れを各電子機器に接続するための専用のプラグ(ジャッ
ク)が設けられている。このプラグは、光ケーブルの場
合はTOSリンク、同軸ケーブルの場合はピンジャッ
ク、アナログケーブルの場合はピンジャックとされてい
る。
【0003】そこで、これらいずれのケーブルを用いて
も、信号を送受することができるようにするには、これ
ら各ケーブルのプラグを接続するためのプラグ挿入孔
を、各電子機器に設ける必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置は、このよ
うに複数のケーブルのプラグを接続するための挿入孔を
独立に設けるようにしているため、そのためのスペース
が必要となり、装置が大型化する課題があった。
【0005】また、接続されていないケーブルに対し
て、デジタルデータを送受するための回路にも常に電力
が供給されるようになされているため、無駄に電力が消
費され、特に電池で動作する電子機器においては、電池
が早く消耗してしまう課題があった。さらに、不要な電
波を外部に輻射してしまう課題があった。
【0006】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、装置を小型化することができるとともに、
無駄な電力の消費や不要輻射を抑制するようにするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電子機器接続シ
ステムは、プラグ挿入孔7,8に、他の電子機器に接続
されているプラグ21を挿入して、他の電子機器に対し
て信号を送受する電子機器接続システムにおいて、複数
の異なる信号を伝送する複数のプラグ21a,21b,
21cを、その形状が略対応するように形成して、共通
のプラグ挿入孔7,8に挿入できるようにするととも
に、プラグ21a,21b,21cの導電部を、伝送す
る信号に対して異なる位置に配置し、プラグ挿入孔7,
8に挿入されたプラグ21の導電部の位置を検出して、
プラグ21の種類を判定することを特徴とする。
【0008】プラグ21の種類を判定するプラグ21の
導電部は、接地させることができる。また、プラグ21
の導電部の位置を検出して、プラグ21を介して伝送さ
れる信号の送受先を切換えるようにすることができる。
さらにまた、プラグ21の導電部の位置を検出して、プ
ラグ21を介して伝送される信号の送受先の電源の供給
状態を制御するようにすることができる。
【0009】
【作用】上記構成の電子機器接続システムにおいては、
異なる信号を伝送するプラグ21a,21b,21cが
略対応する形状に形成される。そして、その導電部の位
置(形成されない場合を含む)は、プラグ毎に異なる位
置とされる。このため、この導電部の位置を検出して、
プラグの種類を判定することが可能となる。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の電子機器接続システムを応
用した携帯用の光磁気ディスク装置の一実施例の外観の
構成を示している。同図に示すように、本体1の側面に
は、内部に光磁気ディスクが収容されているカートリッ
ジ2を挿入するための挿入孔3が形成されている。そし
て、この挿入孔3の右側には、カートリッジ2をイジェ
クトするとき操作されるイジェクトボタン4が配置され
ている。
【0011】また、本体1の上面には、例えばLCDな
どよりなる表示部5が設けられており、必要に応じて所
定のメッセージが表示されるようになされている。ま
た、本体1の上面には、記録再生動作に関連して操作さ
れるべき各種の操作ボタン6が配置されている。
【0012】さらに、本体1の左側面部には、他の電子
機器との間において信号を送受するケーブルを接続する
ためのプラグ挿入孔7,8が設けられている。プラグ挿
入孔7は、他の電子機器に信号を送出するためのケーブ
ルのプラグが挿入される挿入孔であり、プラグ挿入孔8
は、他の電子機器からデータを本体1に供給するための
ケーブルのプラグが挿入されるための挿入孔である。
【0013】図2は、プラグ挿入孔7,8に接続される
ケーブルのプラグの構成を示している。本電子機器接続
システムにおいては、プラグ挿入孔7,8に接続される
ケーブルのプラグ21として、3種類のプラグが用意さ
れている。プラグ21aは、アナログオーディオ信号を
送受するためのケーブルに接続されるプラグであり、プ
ラグ21bは、デジタルオーディオデータを送受するた
めのケーブルに接続されるプラグである。また、プラグ
21cは、デジタルオーディオデータを光学的に伝送す
る光ファイバに接続されるプラグである。
【0014】これらのプラグ21a乃至21cは、その
外形の形状が略対応するように形成されている。即ち、
図1におけるプラグ挿入孔7,8に対して、いずれも正
しく挿入し、接続できるように形成されている。
【0015】このプラグ21は、基本的に2つの部分か
ら構成されている。第1の部分は、比較的小さな径でテ
ーパを有するように構成された部分31であり、第2の
部分は、部分31より大きく、かつ一定の径とされた部
分32である。この部分32は、さらに基本的に3つの
領域32a乃至32cに区分されている。
【0016】部分31は、プラグ21a乃至21cのい
ずれにおいても、例えば金属などよりなる導電部2
a1,21b1,21c1とされている。これに対して、領
域32aは、プラグ21aと21bにおいては、それぞ
れ導電部21a2,21b2とされているが、プラグ21c
においては、例えば合成樹脂などよりなる非導電部21
c2とされている。
【0017】また、領域32bは、領域32aにおける
場合と同様に、プラグ21aと21bにおいて導電部2
a3,21b3として形成され、プラグ21cにおいて
は、非導電部21c3として形成されている。
【0018】さらに、領域32cは、プラグ21aにお
いては、導電部21a4として形成され、プラグ21b,
21cにおいては、それぞれ非導電部21b4,21c4
して形成されている。
【0019】プラグ挿入孔7,8の内部においては、部
分31が挿入される位置に電極41が配置され、部分3
2の領域32aが配置される位置に電極42が配置され
ている。また、領域32bが配置される位置には、電極
43と44が配置され、領域32cが配置される位置に
は、電極45が配置されている。
【0020】電極41は1番ピンに、電極42は2番ピ
ンに、電極43は4番ピンに、それぞれ接続されてい
る。そして電極43には、抵抗61を介して所定の電圧
Vcが印加されている。電極44は接地されるととも
に、3番ピンに接続されている。この電極44は、移動
自在とされており、プラグ挿入孔7,8にプラグ21が
挿入されたとき、その領域32bに押圧され、電極46
と接触するようになされ、プラグ21がプラグ挿入孔
7,8から引き抜かれたとき、電極46との接触が解除
されるようになされている。この電極46は、5番ピン
に接続されるとともに、抵抗62を介して電圧Vcが印
加されている。また、電極45は6番ピンに接続される
とともに、抵抗63を介して電圧Vcが印加されてい
る。
【0021】これにより、プラグ挿入孔7または8に、
プラグ21を挿入するか、これを引き抜いたとき、4番
ピン乃至6番ピンの出力が、図3に示すように変化す
る。
【0022】即ち、プラグ挿入孔7または8に対して、
プラグ21aを挿入した場合、電極43は導電部2
a3、電極44を介して接地されるため、4番ピンには
論理Lが検出される。また、電極44が電極46と接触
するため、電極46に接続されている5番ピンにも論理
Lが検出される。さらに、電極45は導電部21a4に接
続され、この導電部21a4は導電部21a3と一体的に構
成されているため、電極44を介して接地される。これ
により、電極45に接続されている6番ピンにも論理L
が検出される。
【0023】一方、プラグ21bをプラグ挿入孔7また
は8に挿入した場合においては、4番ピンと5番ピンに
おいて検出される論理(論理L)は、プラグ21aを挿
入した場合と同様である。しかしながら、プラグ21b
においては、領域32cが非導電部21b4により構成さ
れているため、電極45はフローティング状態となり、
6番ピンには、抵抗63を介して電圧Vcが印加され
る。その結果、6番ピンには論理Hが検出される。
【0024】次に、プラグ21cをプラグ挿入孔7また
は8に挿入した場合においては、その領域32bは、非
導電部21c3により構成されているため、電極43がフ
ローティング状態となり、4番ピンには抵抗61を介し
て電圧Vcが印加される。これにより、4番ピンには論
理Hが検出される。さらに、電極44は非導電部21c3
により押圧され、電極46と接触するため、5番ピンに
は論理Lが検出される。また、電極45は非導電部21
c4と接触するため、フローティング状態となり、6番ピ
ンには抵抗63を介して電圧Vcが印加される。その結
果、6番ピンは論理Hとして検出される。
【0025】これに対して、プラグ挿入孔7または8に
プラグ21を挿入しない場合においては、電極43がフ
ローティング状態となり、4番ピンは論理Hを検出す
る。また、電極44がプラグ21の領域32bにより押
圧されないため、電極46と離れ、5番ピンに抵抗62
を介して電圧Vcが印加される。その結果、5番ピンに
も論理Hが検出される。さらに、電極45はフローティ
ング状態となるため、6番ピンには抵抗63を介して電
圧Vcが印加され、論理Hが検出される。
【0026】以上のようにして、5番ピンの論理がHで
あるとき、プラグ挿入孔7または8にプラグが挿入され
ていないことが判る。換言すれば、5番ピンの論理がL
であるとき、プラグが挿入されていることが判る。
【0027】そして、プラグが挿入されている場合にお
いては、4番ピンと6番ピンの論理が(L,L),
(L,H)または(H,H)のいずれであるかを判定す
ることにより、挿入されているのがプラグ21a,21
bまたは21cのいずれであるかが判定可能となる。
【0028】プラグ21aにおいては、導電部21a1
Lチャンネルの信号供給端子、導電部21a2がRチャン
ネルの信号供給端子とされ、導電部21a3と21a4は、
グラウンド(接地電位)とされる。そして、プラグ21
bにおいては、導電部21b1がホット側、導電部21b2
がコールド側、導電部21b3がグラウンドとされる。上
記実施例においては、このグラウンドに用いられる導電
部の位置(形成されていない場合を含む)を利用して、
プラグの種類(伝送されるべき信号の種類)を判定する
ようにした。
【0029】論理的には、部分31あるいは部分32の
領域32aを用いてプラグの種類を判定することも可能
であるが、そのようにすると、これらの部分あるいは領
域は、信号供給端子として利用される部分であるため、
信号供給端子に検出のために用いられるバイアス電圧が
印加され、ノイズが発生する恐れがある。そこで、実施
例のように、接地されている導電部の位置を用いてプラ
グの種類を判定するようにするのが好ましい。
【0030】但し、各領域に光を照射し、その反射光あ
るいは透過光を受光して、導電部あるいは非導電部を検
出するようにする場合においては、接地されていない部
分を用いて検出を行なうことも可能である。
【0031】図4は、図1に示した光磁気ディスク装置
の内部の電気的構成を示している。プラグ挿入孔8より
供給された信号は、スイッチ81,82を介してライン
インアンプ84に供給され、さらにA/D変換器85に
供給されるようになされている。A/D変換器85の出
力がスイッチ86の接点aを介してデータ圧縮伸長回路
70に供給されている。
【0032】また、スイッチ81を介して入力された信
号は、スイッチ82の接点bを介してデジタル入力アン
プ87に供給され、その出力がスイッチ88の接点bを
介してデジタルオーディオインターフェース(DAI)
89に供給されるようになされている。そして、DAI
89の出力がスイッチ86の接点bを介してデータ圧縮
伸長回路70に供給されるようになされている。
【0033】さらにまた、プラグ挿入孔8の奥には、P
INフォトダイオード83が配置されている。このフォ
トダイオード83は、プラグ挿入孔8に、プラグ21c
が挿入されたとき、その光ファイバを介して伝送されて
きた光が入射されるようになされている。そして、この
フォトダイオード83の出力がスイッチ88の接点aを
介してDAI89に入力され、DAI89の出力がスイ
ッチ86の接点bを介してデータ圧縮伸長回路70に供
給されるようになされている。
【0034】一方、データ圧縮伸長回路70が出力する
信号が、スイッチ72の接点a、D/A変換器79、ラ
インアウトアンプ80を介してスイッチ76の接点aに
供給されるようになされている。そして、このスイッチ
76の出力が、スイッチ77を介してプラグ挿入孔7に
挿入されたプラグから、図示せぬ電子機器に出力される
ようになされている。
【0035】また、スイッチ71が接点b側に切換えら
れている場合においては、データ圧縮伸長回路70の出
力がDAI72に供給され、その出力がスイッチ73の
接点bを介してデジタル出力アンプ74に供給されるよ
うになされている。このデジタル出力アンプ74の出力
が、トランス75、スイッチ76の接点b、スイッチ7
7を介して、プラグ挿入孔7に接続されたプラグから図
示せぬ装置に出力されるようになされている。
【0036】また、スイッチ73が接点a側に切換えら
れている場合においては、DAI72の出力がLED7
8に供給され、そのLED78の発生する光が、プラグ
挿入孔7に挿入されたプラグ21cを介して図示せぬ装
置に供給するようになされている。このLED78は、
フォトダイオード83と同様に、プラグ21cの先端の
端部に対向する位置に配置されている。
【0037】カートリッジ2に収容されている光磁気デ
イスク94は、スピンドルモータ95により駆動される
ようになされている。磁気ヘッド92は、この光磁気デ
ィスク94に対して所定の磁界を印加するように配置さ
れている。この磁気ヘッド92には、データ圧縮伸長回
路70より出力された信号が記録再生回路91を介して
供給されるようになされている。また、光ヘッド93
は、光磁気ディスク94に対してレーザ光を照射し、そ
の反射光を受光して、RF信号およびMO信号を生成
し、記録再生回路91に出力している。記録再生回路9
1は、光磁気ディスク94より再生された信号をデータ
圧縮伸長回路70に出力するようになされている。
【0038】CPU96は、各部を制御し、記録再生動
作を制御するようになされている。このCPU96に
は、図2に示した4番ピン乃至6番ピンが接続されてい
る。そして、これらの各ピンからの検出結果に対応し
て、CPU96はスイッチ71,73,76,82,8
6,88をそれぞれ切換えるようになされている。さら
にCPU96は、その検出結果に対応して、電源回路9
7を制御し、電池98より供給される電源の各部への供
給を制御するようになされている。
【0039】尚、図4におけるスイッチ77と81は、
図2における電極41,42および44と、プラグ21
により構成されるものであり、プラグ21をプラグ挿入
孔7または8に挿入することにより、自動的に切換えら
れるものである。
【0040】次に、図4の実施例の動作について説明す
る。プラグ挿入孔7と8にアナログ信号伝送用のプラグ
21aを挿入した場合、導電部21a1が電極41に接続
され、導電部21a2が電極42に接続され、導電部21
a3,21a4が電極44に接続される。このとき、これに
よりスイッチ77がスイッチ76に接続され、また、ス
イッチ81がスイッチ82に接続されたことになる。ま
た、CPU96は、上述したようにして、4番ピン乃至
6番ピンの出力からプラグ21aが挿入されたことを検
出する。このとき、CPU96は、スイッチ76と82
をそれぞれ接点a側に切換えさせる。また、スイッチ7
1と86をそれぞれ接点a側に切換えさせる。
【0041】図1に示した操作ボタン6のうち、所定の
ものを操作することにより、記録の開始を指令すると、
プラグ挿入孔8に挿入されたプラグ21aを介して入力
されるアナログオーディオ信号が、スイッチ82の接点
aを介してラインインアンプ84に入力され、増幅され
た後、A/D変換器85によりA/D変換され、スイッ
チ86の接点aを介してデータ圧縮伸長回路70に供給
される。データ圧縮伸長回路70は、入力されたオーデ
ィオデータを圧縮し、記録再生回路91に出力する。
【0042】記録再生回路91は、この入力されたデー
タに対応して磁気ヘッド92を制御し、光磁気ディスク
94に記録データに対応する磁界を印加させる。このと
き、CPU96は、光ヘッド93を制御し、所定の強度
のレーザ光を光磁気ディスク94に照射させる。これに
より、スピンドルモータ95により所定の速度で回転さ
れる光磁気ディスク94に光磁気的にデータが記録され
る。
【0043】一方、再生動作が指令された場合において
は、光ヘッド93は、光磁気ディスク94に記録されて
いる信号を再生し、その再生信号を記録再生回路91に
出力する。記録再生回路91は、この信号を復調し、デ
ータ圧縮伸長回路70に出力する。データ圧縮伸長回路
70は、記録再生回路91より供給されたデータを伸長
し、スイッチ71の接点aを介してD/A変換器79に
出力する。D/A変換器79は、入力されたデジタルオ
ーディオデータをアナログオーディオ信号に変換する。
このオーディオ信号は、ラインアウトアンプ80により
増幅された後、スイッチ76の接点a、スイッチ77を
介して、プラグ挿入孔7に挿入されたアナログ信号用の
プラグ21aに伝送される。この信号がさらに、このプ
ラグ21aが接続されているケーブルを介して図示せぬ
電子機器に伝送される。
【0044】プラグ挿入孔7と8にデジタルデータ送受
用の同軸ケーブルのプラグ21bが接続された場合にお
いては、CPU96はこれを検出し、スイッチ76と8
2をそれぞれ接点b側に切換えさせる。また、スイッチ
73と88、さらにスイッチ71と86をそれぞれ接点
b側に切換えさせる。
【0045】その結果、プラグ挿入孔8より入力された
デジタルオーディオデータは、スイッチ81とスイッチ
82の接点bを介してデジタル入力アンプ87に供給さ
れ、増幅される。そしてデジタル入力アンプ87の出力
がスイッチ88の接点bを介してDAI89に供給され
る。DAI89は、入力されたデータをDAIフォーマ
ットから通常のフォーマットに変換する。このフォーマ
ット変換されたデジタルオーディオデータは、スイッチ
86の接点bを介してデータ圧縮伸長回路70に供給さ
れる。以下、上述した場合と同様にして、光磁気ディス
ク94にこのデータが記録されることになる。
【0046】さらに、再生モード時においては、データ
圧縮伸長回路70より出力されたデジタルオーディオデ
ータがスイッチ71の接点bを介してDAI72に供給
される。DAI72は、入力されたデジタルオーディオ
データをDAIフォーマットに変換する。フォーマット
変換されたデジタルオーディオデータは、スイッチ73
の接点bを介してデジタル出力アンプ74に供給され、
増幅される。そして、トランス75によりバランス出力
とされた後、スイッチ76の接点b、スイッチ77を介
して、プラグ挿入孔7に挿入されたプラグ21b、さら
にこれが接続されているケーブルを介して図示せぬ装置
に出力される。
【0047】プラグ挿入孔7と8に、光ファイバに接続
されたプラグ21cが挿入された場合においては、スイ
ッチ71が接点b側に切換えられるとともに、スイッチ
73が接点a側に切換えられる。また同様にして、スイ
ッチ86が接点b側に切換えられるとともに、スイッチ
88が接点a側に切換えられる。プラグ挿入孔8に挿入
されたプラグ21cに接続されている光ファイバにより
伝送されてきた光が、PINフォトダイオード83に入
射される。フォトダイオード83は、この入射光に対応
する電気信号を出力する。この信号は、スイッチ88の
接点aを介してDAI89に入力され、フォーマット変
換された後、スイッチ86の接点bを介してデータ圧縮
伸長回路70に供給される。そして、上述した場合と同
様にして、伝送されてきたデータが光磁気ディスク94
に記録される。
【0048】一方、光磁気ディスク94より再生された
データは、データ圧縮伸長回路70より出力され、スイ
ッチ71の接点bを介してDAI72に供給される。そ
して、DAI72においてフォーマット変換された信号
が、スイッチ73の接点aを介してLED78に供給さ
れ、電気信号から光信号に変換される。この光信号が、
プラグ挿入孔7に挿入されたプラグ21cに接続されて
いる光ファイバにより図示せぬ装置に伝送される。
【0049】尚、CPU96は、プラグ21a,21
b,21cのいずれが挿入されたのかを検出し、その検
出結果に対応して電源回路97を制御し、必要な回路に
のみ電力を供給させる。例えばプラグ21aが挿入され
た場合においては、ラインインアンプ84、A/D変換
器85、データ圧縮伸長回路70、D/A変換器79お
よびラインアウトアンプ80にのみ電力を供給する。そ
して、DAI72,89、デジタル出力アンプ74およ
びデジタル入力アンプ87には電力を供給しない。
【0050】プラグ21bが挿入された場合において
は、データ圧縮伸長回路70、DAI72、デジタル出
力アンプ74、デジタル入力アンプ87、DAI89に
電力が供給され、D/A変換器79、ラインアウトアン
プ80、ラインインアンプ84、A/D変換器85には
電力が供給されない。
【0051】さらに、プラグ21cが挿入された場合に
おいては、データ圧縮伸長回路70、DAI72、LE
D78、フォトダイオード83、DAI89に電力が供
給され、D/A変換器79、ラインアウトアンプ80、
ラインインアンプ84、A/D変換器85には電力が供
給されない。
【0052】
【発明の効果】以上の如く請求項1に記載の電子機器接
続システムによれば、導電部の位置に対応してプラグの
種類を判定するようにしたので、プラグ挿入孔を複数の
プラグを挿入するための挿入孔として兼用することがで
き、装置を小型化することが可能となる。
【0053】また、請求項2に記載の電子機器接続シス
テムによれば、接地された導電部の位置を検出するよう
にしたので、検出にあたってノイズが発生するようなこ
とが防止される。
【0054】請求項3に記載の電子機器接続システムに
よれば、プラグの種類の検出結果に対応して信号の送受
先を自動的に切換えるようにしたので、これを手動操作
により切換えるためのスイッチを設ける必要がなくな
り、装置を小型化し、操作性を改善することができる。
【0055】請求項4に記載の電子機器接続システムに
よれば、検出結果に対応して電力の供給状態を制御する
ようにしたので、無駄に電力が消費されることと、不要
輻射が発生することを抑制することができる。また、電
池をより長期間使用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子機器接続システムを応用した光磁
気ディスク装置の一実施例の外観の構成を示す斜視図で
ある。
【図2】図1のプラグ挿入孔7,8に挿入されるプラグ
の構成を説明する図である。
【図3】図2のプラグを検出する論理を説明するテーブ
ルの図である。
【図4】図1の実施例の内部の電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 本体 2 カートリッジ 3 挿入孔 4 イジェクトボタン 5 LED 6 操作ボタン 7,8 プラグ挿入孔 21,21a,21b,21c プラグ 31,32 部分 32a,32b,32c 領域 21a1,21a2,21a3,21a4 導電部 21b1,21b2,21b3 導電部 21b4 非導電部 21c1 導電部 21c2,21c3,21c4 非導電部 41乃至45 電極

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラグ挿入孔に、他の電子機器に接続さ
    れているプラグを挿入して、前記他の電子機器に対して
    信号を送受する電子機器接続システムにおいて、 複数の異なる信号を伝送する複数の前記プラグを、その
    形状が略対応するように形成して、共通の前記プラグ挿
    入孔に挿入できるようにするとともに、 前記プラグの導電部を、伝送する信号に対応して異なる
    位置に配置し、 前記プラグ挿入孔に挿入された前記プラグの導電部の位
    置を検出して、前記プラグの種類を判定することを特徴
    とする電子機器接続システム。
  2. 【請求項2】 前記プラグの種類を判定する前記プラグ
    の導電部は接地されていることを特徴とする請求項1に
    記載の電子機器接続システム。
  3. 【請求項3】 前記プラグの導電部の位置を検出して、
    前記プラグを介して伝送される信号の送受先を切換える
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器接
    続システム。
  4. 【請求項4】 前記プラグの導電部の位置を検出して、
    前記プラグを介して伝送される信号の送受先の電源の供
    給状態を制御することを特徴とする請求項1,2または
    3に記載の電子機器接続システム。
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