JPH0689489B2 - 紡績用回転リング - Google Patents

紡績用回転リング

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JPH0689489B2
JPH0689489B2 JP1141664A JP14166489A JPH0689489B2 JP H0689489 B2 JPH0689489 B2 JP H0689489B2 JP 1141664 A JP1141664 A JP 1141664A JP 14166489 A JP14166489 A JP 14166489A JP H0689489 B2 JPH0689489 B2 JP H0689489B2
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博史 山口
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    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H7/00Spinning or twisting arrangements
    • D01H7/02Spinning or twisting arrangements for imparting permanent twist
    • D01H7/52Ring-and-traveller arrangements
    • D01H7/56Ring-and-traveller arrangements with freely-rotatable rings; with braked or dragged rings ; Lubricating arrangements therefor
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H7/00Spinning or twisting arrangements
    • D01H7/02Spinning or twisting arrangements for imparting permanent twist
    • D01H7/52Ring-and-traveller arrangements
    • D01H7/58Ring-and-traveller arrangements with driven rings ; Bearings or braking arrangements therefor

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、トラベラーの回転による摺動摩擦をトルクと
してリング回転体が回転する消極回転式の紡績用回転リ
ングに関し、特にそのブレーキ機構に関する。
〔従来の技術及びその課題〕
従来より、ホルダーによって軸承部を介し回転自在に支
持されるリング回転体を有し、このリング回転体がトラ
ベラーの回転による摺動摩擦力をトルクとして回転する
ように構成された紡績用回転リングは、特公昭54−1593
4号公報などにより公知である。
また、このような機構の消極回転リングについて、機台
停止時のリングオーバーランを防止するための公知の機
構として、リング回転体に翼や突起を設け、空気又は液
体などの流体抵抗によりリング回転体の回転を抑制する
回転制御機構、又は、レバーなどの機構を介して機械的
にリング回転体に挾圧摩擦を加え、リング回転体の惰性
回転を防止するようにしたブレーキ機構がある。
これらの機構の内、リング回転体に空気摩擦翼を設けて
リング回転を制御する機構は、リング回転が高速化して
惰性回転力が大きくなれば、リングのオーバーラン防止
は困難となる。また、リング回転体の下端に翼又は突起
を突出させ、機台停止時に油槽などを持ち上げ、液体の
抵抗によりリング回転体に制動をかける機構や、リング
レールの裏面にリング回転体の下端を突出させその突出
部にレバーなどを介して直接的に挾圧摩擦を加えるブレ
ーキ機構は、いずれも全機台のリング回転を一斉に同時
停止させようとするものであるが、機台一斉停止時以外
の紡糸工程中に於て、リング個々別の損傷差やトラベラ
ー摩粍の個別差による焼損、喰込み、コッピングモーシ
ョンによるストレッチ長さの変化、チェース間リングレ
ールの昇降時などのショックやトラベラーの変速回転に
より瞬間的紡糸張力変動を受けた場合、空気軸受又はス
ラスト軸受では、吊上け張力により、瞬間的ともいえる
短時間にJカーブを描いてトラベラーと同速化し、チェ
ース間トラベラーの最高回転数と同期することを本発明
者は経験により解明している。
この場合、リング回転は、惰性によりトラベラーのチェ
ース間変速に対応して変速し得ないため、トラベラー回
転に対し、オーバーランと同速回転を反復するので、バ
ルーン張力に激しい異状変動が生じる。しかし、リング
回転を制御する公知のブレーキ方法は、上述の如く主と
して満管停止時のリング惰性回転によるオーバーラン防
止目的の一斉制動方式の強制ブレーキか、又は本発明者
が先に提案した特願昭62−134382号及び特公昭54−1593
4号に見られる接触ブレーキ方式であったが、今日の精
紡機がスピンドル回転2万〜2万5千RPMの高速紡出が
可能となり、それに対応するためのインバーターその他
によるスピンドル回転の自動制御は可能であっても、ト
ラベラーのトルクによる回転する機構の消極回転リング
を使用する限り、機台停止時全錘一斉制動方式では、紡
出中の個々錘のリング回転を減変速制御することはでき
ない。このため、上述のごとく、トラベラーのチェース
間最高回転数とリング回転数が同期化した錘で生じる急
激な張力変動の反復により、特に合繊純糸や高級品種、
細番手紡出では、毛羽発生、シゴキネップ、弱糸など糸
質低下を招来する問題が生じる。
また先に提案した直接接触式摩擦ブレーキは、個々錘リ
ングの高速化及びトラベラーと同期回転することを防止
する効果は充分であるが、ブレーキシューが固定ホルダ
ーの接触面に同時に全面接触すると、そのブレーキシュ
ーの材質、硬度弾性、空隙寸法の設定などの固有特性に
より、摩擦トルクの総和の一定化と共にリング最高回転
数もブレーキ特性により常に一定化する。その結果、更
にスピンドル回転上昇によるトラベラーの摩擦トルクが
増加しても、ブレーキシューのブレーキトルクの方が遥
かに大きいため、リング回転はトラベラートルクに追従
して増速することなく同一回転数を維持するため、スピ
ンドル回転の上昇曲線との乖離は次第に大きくなり、紡
糸張力の増大をもたらし、限界紡糸張力に達した時点
で、スピンドル回転上昇限界となる。
その結果、摩擦ブレーキ作動点をスピンドル回転の高速
化に合せて、リング回転数上限を引上げるようブレーキ
機構固有特性の設定を行えば、例えばスピンドル最高回
転数を2万RPMとして、リング最高回転数がその60%の
1万2千RPMとなるようブレーキシューの設定を行え
ば、停台減速時には、リングの惰性回転による停止時間
がスピンドル停止時間より長くなって、オーバーラン及
びスナール発生量が大きくなる危険性があるので、リン
グ回転の惰性を減殺しながら、例えばリング回転を6千
〜5千RPMにまで低下させてから停台するよう、スピン
ドル減速曲線を長くとる必要が生じる。
このため、リング回転限界を7千〜6千RPMに止めるブ
レーキ機構に設定する必要が生じ、精度紡機の高速化性
能を制約又は減殺する結果となっていた。
本発明は、上述の問題に鑑み、リング回転体の軸承部が
空気軸承化することなどによって生ずる過度の高速化、
特にトラベラー回転の最高回転と同期化するのを防止
し、また、リング回転数の変化曲線がスピンドル回転数
変化曲線に対して極端な乖離を生じない回転差を維持し
うるよう、個々錘リングの最高回転数を制御することが
可能な紡績用回転リングを提供することを目的としてい
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上述の課題を解決するため、ホルダーと、軸
承部を介して前記ホルダーによって回転自在に支持され
るリング回転体とを有してなる紡績用回転リングにおい
て、前記リング回転体の下端部には、外方に張り出した
可動部を有し、前記リング回転体の回転時の遠心力によ
って変形する弾性体からなるブレーキシューが設けら
れ、前記ブレーキシューの可動部の上に、前記ブレーキ
シューの変形によって押し上げられて前記ホルダーの下
端面の摺接部と接触するブレーキリングが、前記ブレー
キシューに対して半径方向の相対移動が可能なように載
置されて構成される。
〔作用〕
リング回転体の回転にともなってブレーキシューも回転
し、この回転による遠心力によってブレーキシューが弾
性変形し、遠心力の上方分力により屈曲部を支点として
周縁部が持ち上がる。
このブレーキシューの変形によってブレーキシューが上
方に移動し、回転速度がある速度に達すると、ブレーキ
リングは摺接部と接触し、その接触圧力によってリング
回転体を引き下げる力が働き、その結果、軸承部及びブ
レーキシューの接触面において固定部のホルダーが上下
に挟圧され摩擦によるブレーキ力が発生する。
〔実施例〕 以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図は本発明に係る紡績用回転リング1の断面正面
図、第2図は第1図の紡績用回転リング1のブレーキ機
構要部を示す一部断面正面図である。
紡績用回転リング1は、ホルダー11、及び、軸承部12を
介しホルダー11によって回転自在に支持されたリング回
転体13とから構成されている。
リング回転体13は、トラベラー14が摺動回転可能なフラ
ンジローター21、フランジローター21の内周面下部に嵌
入して一体化された下部ローター22、下部ローター22の
内周面下部に弾圧嵌入されたブレーキシュー28、ブレー
キシュー28を下部ローター22に弾圧固定するための押さ
えリング25、ブレーキシュー28の上に載って上下移動す
るブレーキリング61、及びダストカバー20から構成され
ている。
軸承部12は、ホルダー11の内周面に形成されたV溝31、
フランジローター21と下部ローター22とによってリング
回転体13の外周面に形成されたV溝32、これらのV溝3
1,32の間に微小な間隙を有して嵌まりこんだ環状のスラ
イドリング35とから構成されている。
ホルダー11は、リングレール41の取りつけ穴42に嵌入し
た後、取りつけ周溝43にストップリング44が嵌め込まれ
て固定されている。ホルダー11の下端面には、環状の水
平面からなる摺接部47が形成されている。
ブレーキリング61は、耐熱性及び耐摩粍性に優れた高分
子樹脂(エンジニアリングプラスチック)、例えば、ポ
リイミド、ポリアミドイミド、炭素繊維、その他各種充
填材入り四弗化エチレン樹脂、又は、ファインセラミッ
クスなどの低摩擦係数の材料によって円環状に形成され
ており、その下方の面には、半径方向に延びる4乃至3
条の係合溝62が、周方向に放射状等角度に設けられてい
る。各係合溝62は、ブレーキリング61の内周側の方が外
周側よりも深い勾配をもって形成されており、内周側の
角部は滑らかな円弧状に形成されている。
ブレーキシュー28は、合成ゴム又は合成樹脂などの軟弾
性体を材料とし、垂直部51、傾斜部52、及び、これらを
接続する屈曲部53からなっている。
垂直部51は、ほぼ円筒状であり、外周面に多数の突起筋
51aが設けられ、下部ローター22の内周面に嵌まり込む
とともに、下部ローター22の内周面に設けられた多数の
係合溝22aに突起筋51aが係合し、且つ、垂直部51の内周
面に金属などからなる剛性の円筒形押さえリング25が嵌
まり込んでいる。この円筒形押さえリング25の外周面と
下部ロータ22の内周面とによってブレーキシュー28の垂
直部51は挟弾圧を受け下部ローター22に対して抜けない
よう圧入固定されている。
屈曲部53は、断面が中心側に向かって括れた円弧状に形
成されており、傾斜部56がその遠心力で外方上方へ容易
に変形可能な弾性湾曲部を構成している。
傾斜部56には、ブレーキリング61の下面に当接してブレ
ーキリング61を水平に支持するための多数の半球状の支
持突起71、ブレーキリング61の係合溝62に嵌まり込んで
ブレーキリング61を一体回転させるよう係合する放射筋
状突起72、及び、断面が三角形状でブレーキリングの内
径よりも若干小さい外径を有する環状の振れ止め突起73
が設けられている。各支持突起71は、周方向に互いに一
定の角度毎(例えば30度毎)に設けられている。傾斜部
56は、リング回転体13が回転せずに停止しているとき、
すなわちその自由状態にあるときは、外方斜め下方へ開
いた状態であり、その表面と水平面との間の角度αは30
度乃至60度である。
リング回転体13が回転すると、ブレーキシュー28も一体
的に回転し、傾斜部56はその遠心力によって屈曲部53を
中心として扇面状に周縁部が開き、遠心力の分力により
水平化しようとして持ち上がるように弾性変形し、これ
によって、ブレーキリング61は支持突起71により支持さ
れて上方へ持ち上がる。傾斜部56の変形量はリング回転
体13の回転数に応じて大きくなり、したがってブレーキ
リング61の上昇移動量もリング回転体13の回転数に応じ
て大きくなる。
回転数がある値まで上昇して傾斜部56と水平面との間の
角度がβになると、第3図に示すようにブレーキリング
61の上面が摺接部47に接触して押し付けられる。これに
よって、ブレーキリング61と摺接部47との間に摩擦力が
発生してブレーキ力が作用する。
また、リング回転体13の回転数に応じてブレーキリング
61の摺接部47への押し付け力が大きくなり、リング回転
体13を引下げる力が働き、軸承部12の摺動面に摩擦圧を
加え、スライドリング35を介して固定部のホルダー11を
挟圧するため、ブレーキ力も増大する。
次に、上述のように構成された紡績用回転リング1の作
用についてさらに詳しく説明する。
スピンドル回転によってトラベラー14が回転し、トラベ
ラー14との摺動摩擦力をトルクとしてリング回転体13が
回転する。これとともにブレーキシュー28が一体回転す
る。
ブレーキリング61は、ブレーキシュー28の支持突起71に
よって、水平状態となるよう同一半径上で同時多点支持
されており、ブレーキシュー28の回転にともなって、水
平状態を保持したままで同様に回転する。このとき、ブ
レーキリング61の中心点が回転中心となるよう、振れ止
め突起73によってブレーキリング61の内周面が案内さ
れ、回転にともなうブレーキリング61の初期芯振れが防
止される。
ブレーキシュー28の回転によって、傾斜部56が上方へ持
ち上がると、ブレーキリング61も最初は傾斜部56のテー
パー状傾斜面に沿って、次に支持突起71に支えられて同
様に持ち上がり、回転数がある設定速度に達すると、ブ
レーキリング61の回転は自らの求心力作用により、支持
突起71の外周面を離れてリング回転体13と共に芯振れの
ない同芯回転運動を行い、ブレーキリング61の上面が摺
接部47に接触する。
すなわち、ブレーキリング61は、リング回転体13の高速
化にともない、傾斜部56の遠心力による弾性変形と共に
次第に摺接部47に接近接触し、傾斜部56と摺接部47とに
より挾圧されて摩擦ブレーキ作用をなすと共に、リング
回転体13を引下げ、軸承部12とブレーキシュー28との間
でホルダー11とブレーキリング61を挟み込んで摩擦圧を
加え、リング回転体13に摩擦ブレーキ力を作用させ、リ
ング回転のトラベラー14との同速化や過度の高速化を制
動する。
ブレーキリング61は、上述した材料を用いることによっ
て、表面硬化された平滑な摺接部47との摩擦抵抗、発
熱、及び摩粍などを共に低くすることが可能であり、ス
ピンドル回転数の高速化に追従して、リング回転体13の
回転が高速化(例えばリング回転1万2千〜1万5千RP
M)しても、摺接部47とブレーキリング61の温度上昇、
摩粍は極めて低い。
また、ブレーキシュー28は、押さえリング25によって下
部ローター22に圧入弾圧を受け、垂直部51の外周に設け
られた突起筋51aが下部ローター22に設けられた係合溝2
2aに係合して喰い込み、これによって抜け止め作用をな
して一体化するが、その材質特性は、ウレタン系、弗素
系等のゴム、又はウレタン、ポリエステルその他高ポリ
マーの軟弾性、耐熱性エラストマーにMOS2、テフロン樹
脂、カーボン系、シリコン油ワックス、その他低摩擦係
数耐摩粍性添加剤などを適宜混配合した材料で成形し、
ブレーキリング61との摩擦熱の発生及び摩粍を防止する
が、ブレーキシュー28の材料を複合エラストマーとした
ときの弾性、硬度を80度以下とし(上述の合成ゴムとし
た場合は60度±10度まで低くすることが可能である)、
用途目的に応じて弾性硬度を調整成形することも極めて
容易である。
したがって上述のように、リング回転が6千RPM前後か
らブレーキシュー28が弾性変形して持ち上がり接触摩擦
を始める必要のある用途目的では、硬度が低く弾性係数
の高い材料を選定し(例えば硬度70度±5度)、リング
回転8千RPM以上からブレーキ効果が出始めるように設
計された高速用の場合には、若干硬度を高く(例えば80
度±5度)して遠心力によるブレーキリング61の持ち上
り接触時期を遅らせるか、又はブレーキリング61の厚さ
を薄くするよう調整して、ホルダー11の摺接部47との間
隙Cを大きくすることにより、接触時期を遅らせるなど
の調整も極めて容易である。
また、係合溝62と放射状突起72とが係合しこれらが一体
に回転するから、ブレーキシュー28の回転による摺動摩
擦を、摺接部47とブレーキリング61の上面に集約し、ブ
レーキリング61の下面と傾斜部56又は支持突起71との間
には摺動摩擦を起さず、傾斜部56は、リング回転体13の
遠心力作用による弾性変形によってブレーキリング61の
持ち上げる上下動作用と、摺接部47に押し付けながら回
転する摩擦ブレーキ作用とをなすので、ブレーキシュー
28には摩粍損傷が生じない。また、ブレーキリング61に
上述のような低摩擦係数の耐摩粍、耐熱性に優れた高ポ
リマーエンプラ材料又はファインセラミック材料が使用
され、且つ双方の摺動摩擦面が平滑面に仕上げられてい
るので、リング回転体13の高速回転に使用しても摩擦に
よる昇温や摩粍は極めて低く、耐久性に優れた機構とな
っている。
上述の実施例の紡績用回転リング1によると、ブレーキ
シュー28の傾斜部56の上昇によるブレーキリング61の摺
接部47への接触時のリング回転体13の回転数を7千〜8
千RPMとすると、その後のスピンドル回転上昇に伴うト
ラベラートルクの増大に対応して、リング回転を1万〜
1万2千RPMまで追従上昇させる設定が可能であるか
ら、ブレーキシュー28を摺接部47に直接的に接触させる
ブレーキ機構に比較して更に高速度紡出が可能となる。
すなわち、上述のスピンドル回転に対する標準リング回
転差を1万4千RPM前後とし、接触当初のリング回転数
を7千〜8千RPMに設定し、リング回転数の上限を1万
〜1万2千RPMとすると、スピンドル回転上昇限度は、
2万4千〜2万6千RPM(又は2万5千RPM)が可能とな
る。
但し、摺接部47とブレーキリング61との摩擦抵抗を極端
に下げ、且つブレーキシュー28の硬度が高く弾性値か低
い組合せを設定すると、停止時にスピンドル回転の急角
度の減速停止を行った場合、リング回転はスピンドル回
転低下に追従せず、オーバーランを生じるおそれがあ
る。したがって、ブレーキシュー28の材質弾性を高め硬
度を80〜60度とし、スピンドル回転減速時にもブレーキ
シュー28が先行して接圧部が離れぬよう、インバータ制
御などによる多段階減速でリング回転を7千RPM以下ま
で下降させ、その後にSW/OFFすれば、オーバランによる
スナール過剰現象は解消する。
なお、これらの条件設定は、紡出糸の品種、番手、紡出
スピンドル回転範囲、仕掛けトラベラー、リング径、リ
フト、その他紡糸条件及び機台性能により異るが、概
ね、細・中番手用及び太番手用に大別され、さらに機台
条件により、最高回転数が2万RPM以下の準高速用と、
最高回転数が2万〜2万5千RPMの最新高速精紡機用
が、この紡績用回転リング1の対象と考えられる処か
ら、上述のブレーキシュー28及びブレーキリング61の条
件設定も数種類の小範囲に限定が可能である。
第4図は本発明に係る他の実施例の紡績用回転リング2
の断面正面図である。
第4図において、第1図の紡績用回転リング1と同様の
作用を有する部材には同一の符号を付して説明を省略す
る。
この紡績用回転リング2のブレーキシュー29では、上述
の紡績用回転リング1においてブレーキシュー28の傾斜
部56に設けた支持突起71を省略し、これに代えて、先端
部の断面が半円状の突起リング64をブレーキリング63の
下面に設け、ブレーキリング63の断面形状をT字形とし
ている。また、ブレーキリング63には上述の係合溝62に
相当するものは設けられておらず、ブレーキシュー29に
も放射状突起72に相当するものは設けられていない。つ
まり、ブレーキリング63は、突起リング64の先端部がブ
レーキシュー29の傾斜部57の表面に当接することによっ
て支持され、且つ水平状態に保持されている。
この紡績用回転リング2では、リング回転体13が回転す
るとブレーキシュー29も一体に回転し、その遠心力によ
って傾斜部57が持ち上がり、ブレーキリング63も同様に
持ち上がる。
そして、リング回転体13がある設定された回転数になる
と、ブレーキリング63の上面が摺接部47に接触し、ブレ
ーキ力が発生する。
第5図は本発明に係る他の実施例の紡績用回転リング3
の断面正面図、第6図は第5図の紡績用回転リング3の
ブレーキ力が作用した状態を示す部分正面図である。
これらの図において、第1図の紡績用回転リング1及び
第4図の紡績用回転リング2と同様の作用を有する部材
には同一の符号を付して説明を省略する。
紡績用回転リング3のブレーキシュー30は、垂直部51、
屈曲部53、及び屈曲部53から外周方向へ環状に張り出し
た可動周縁鍔部58からなっており、ブレーキリング65
は、リフトガイド80を介して可動周縁鍔部58によって支
持され、且つ水平状態に保持されている。即ち、リフト
ガイド80は、下部ローター22の下部外周面22bと微小間
隙をもって遊嵌された円筒状の垂直部80a、垂直部80aの
下端から水平方向に張り出すとともに下面において可動
周縁鍔部58と接する鍔環部80b、及び、鍔環部80bの外周
端に連なる断面が逆L字状の引下げフック部80cから構
成され、下部ローター22の下部外周面22bをスライドガ
イド面として上下移動自在に配置されている。ブレーキ
リング65は、ホルダー11の摺接部47との間にリフト距離
(間隙)Cをもって対向するように鍔環部80bの上面に
嵌置されている。なお、リフトガイド80は、例えば、ア
ルミニウムその他の金属薄板のプレス成型により作製さ
れる。
リフトガイド80の鍔環部80bの下面には、上述の紡績用
回転リング1におけるブレーキリング61の係合溝62に相
当する突起部82が周方向に等間隔を隔てて3乃至6個設
けられ、他方、可動周縁鍔部58の上面には、上述の放射
状突起72に代えて、外周へ向って下り勾配をもつ凹状斜
溝73が突起部82と等間隔で同数個設けられている。突起
部82と凹状斜溝73とは、静止状態では非接触に噛み合
う。
また、リフトガイド80の引下げフック部80cは、鍔環部8
0bの外周縁部の等間隔を隔てた数箇所に設けられてお
り、静止状態では、ブレーキシュー30の可動周縁鍔部58
の外周縁面及び底面を非接触に囲繞する。
リング回転体13が回転すると、ブレーキシュー30も一体
的に回転し、その遠心力の上方分力によって屈曲部53が
弾性変形し、可動周縁鍔部58が上方へ持ち上がる。可動
周縁鍔部58の上昇移動量はリング回転体13の回転数に応
じて大きくなり、したがって、屈曲支点Oと可動周縁鍔
部58の重心とを結ぶ作用線が水平面と交わる角度αは、
回転数の増大に応じて小さくなる。
可動周縁鍔部58の上昇移動により、先ず、可動周縁鍔部
58の上平面部がリフトガイド80の鍔環部80bの下面を押
し上げ、次に凹状斜溝73が鍔環部80bの下面に突出した
突起部82を押し上げる。リフトガイド80は、突起部82と
凹状斜溝73とが噛み合って接触した状態でリング回転体
13と一体的に回転しながら、下部ロータ22の下部外周面
22bに沿って上昇移動し、ブレーキリング65を持ち上げ
る。
さらに、リング回転が高速化し、遠心力の上方分力が大
きくなると、第6図に示すように、可動周縁鍔部58の外
周上縁の円弧部が、鍔環部80bの下面を押し上げ、ブレ
ーキリング65がホルダー11の摺接部47に接触して押し付
けられる。これによって、ブレーキリング65と摺接部47
との間に摩擦力が発生してブレーキ力が作用する。リン
グ回転体13の回転数に応じてブレーキリング65の摺接部
47への押し付け力が大きくなり、ブレーキ力も大きくな
る。
スピンドル回転が低下し、リング回転トルクが小さくな
ってリング回転数が下がると、遠心力の上方分力も次第
に小さくなり、リング回転数が6千回転前後まで下る
と、ブレーキリング65はリフトガイド80と共に下降して
摺接部47から離れる。このリフトガイド80の下降時に
は、可動周縁鍔部58は、その外周下端部でリフトガイド
80の引下げフック部80cを押し下げ、ブレーキリング65
を速やかに第5図の静止位置の高さの位置に戻すように
作用する。
この紡績用回転リング3によると、垂直部80aを有した
リフトガイド80を設けることにより、回転にともなうブ
レーキリング65の芯振れが防止され、ブレーキ作用が安
定化する。
また、可動周縁鍔部58の重量を増大させることにより、
遠心力の上方分力による加圧制動力を大きくすることが
できるので、リング回転数のより高速化や、太番手紡出
等におけるリング回転トルクのより大きな回転リングに
も対応可能であり、リング回転数が6千回転前後で接触
し始めてから、制動最高限度回転数までの幅を4000〜60
00RPMと広くとる調整も可能となるので、リング回転数
変化曲線がスピンドル回転数変化曲線に対し、より追従
性が高まり、両者回転数の乖離をより少くすることがで
きる。さらに、ブレーキリング65の押上げ距離を大きく
することが可能であり、ブレーキリング65の厚さの調
整、ブレーキリング65と摺接部47との間隙Cの調整を容
易なものとすることが出来る。
上述の実施例によると、リング回転体13の回転数がある
一定の値に達するとブレーキ力が作用するので、消極回
転リングの最大の特徴である紡糸張力コントロール作用
が損なわれることなく、毛羽発生、合繊純糸や高率混紡
糸などの熱溶融性繊維の高速紡出時に生じる白粉落下、
シゴキネップ、溶融糸黄変弱糸の発生、その他糸質の低
下の招来が防止される。また、リング回転体13の過度の
高速回転が防止されることによって、その慣性による惰
性回転が抑制され、これによって、機台の停止時におい
てスピンドルが停止する以前又は同時にリング回転体13
の回転が停止し、リング回転体13のオーバーランによる
スナールの発生が防止される。
また、上述の実施例によると、リング回転の最高を設定
したブレーキを採用することが出来るので、トラベラー
回転と同速化したり、過度の高速回転をすることがない
ので、軸承部12を転り軸受やエアー支承軸受などの複雑
な機構や他の動力を要せず、体摩粍性ハイ・エンプラに
よる摺動摩擦軸承を使用して長期の使用に耐えるので、
構造簡単廉価であり且つ電力消費の低減が可能であり、
しかも従来の精紡機に対して精紡機を改造することなく
リング単体を取替えて使用することが可能である。
上述の実施例によると、個々錘リングの対トラベラー同
速化防止、及びリング最高回転限度の引き上げが可能と
なり、機台全錘一斉にリング回転体13の回転の制動を行
う停止方法では解決しなかった紡糸工程中のチェース間
トラベラー最高回転にリング回転が同期することによる
紡糸張力の異状変動を未然に防止し、トラベラー回転と
適正回転差を維持するよう個々錘リングの最高回転を制
御することができる。しかも、リング回転体13の回転及
びブレーキ作動に対して別個の動力源を必要とせず、リ
ング回転体13の回転に要するエネルギーは、トラベラー
14の摩粍、焼損のエネルギーを転換することにより、ト
ラベラーの焼損を減じて、トラベラー14の取替周期を2
〜3倍に延長する。そして、トラベラー14の微振動と紡
糸のシゴキをリング回転エネルギーに転換する結果、紡
糸の毛羽は綿中番手で3分の1乃至5分の1に減少す
る。
上述の実施例によると、紡績用回転リング1,2,3は、構
造が簡単であり且つ安価に製作でき、しかも高額な機台
改造も必要なく、経済効率が極めて高いものである。
上述の実施例において、軸承部12の構造、フランジロー
ター21と下部ローター22との連結構造、ブレーキシュー
28,29,30のリング回転体13への取りつけ構造などは、種
々のものを採用することができる。ブレーキリング63に
形成した突起リング64の位置を内周側又は外周側に移動
してその断面形状を逆L字形などとしてもよい。また、
ブレーキリング63に形成した突起リング64を省略し、ブ
レーキリング63の内周下端縁部が傾斜部57の表面と当接
するようにしてもよい。この場合において、ブレーキリ
ング63の内周下端縁部を滑らかな円弧状にしておくこと
によって、ブレーキリング63の上下移動が円滑に行われ
る。
また、ホルダー11の下端面の摺接部47を外側下方へ傾斜
したテーパー面とし、これに当接するブレーキリング6
1,63,65の上面を摺接部47と係合するように水平方向に
対し摺接部47と同一角度を有したテーパー面とするか、
又は、摺接部47及びブレーキリング61,63,65の上面を円
弧状とすることによって、摺接部47への摩擦圧力を大き
くするようにしてもよい。
上述の実施例においては、垂直部51、屈曲部53、及び傾
斜部56,57又は可動周縁鍔部58を合成樹脂などにより一
体に形成したブレーキシュー28,29,30について説明した
が、その構成は種々変更することができる。例えば、第
7図に示すように、屈曲部53を弾性変形可能な板バネ90
によって形成するとともに、この板バネの屈曲部によっ
て、合成樹脂などからなる垂直部51と傾斜部56,57又は
可動周縁鍔部58とを連結し、板バネ90の硬度や板厚によ
ってバネ弾性の調整を容易に均一化することにより、遠
心力作用による傾斜部56,57又は可動周縁鍔部58の昇降
機能を設計目的通りにとするように構成してもよい。そ
の他、各部の構造、形状、寸法、材質などは、上述した
以外に種々変更することができる。
〔発明の効果〕
本発明によると、リング回転体の過度の高速化、特にト
ラベラー回転の最高回転と同期化するのが防止される。
したがって、リング回転数変化曲線がスピンドル回転数
変化曲線に対して極端な乖離を生じない回転差を維持し
うるよう、個々錘リングの最高回転数を制御することが
可能となる。また、リング回転数の上昇限度を制限し、
過度の高速化を抑制しうるので、停止時のリング惰性回
転によるオーバラン、スナール過多の現象を解消しう
る。さらに、スピンドルの回転速度を大幅に上昇させる
ことが可能になり、生産性の向上に寄与することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る紡績用回転リングの断面正面図、
第2図は第1図の紡績用回転リングの要部を示す一部断
面正面図、第3図は第1図の紡績用回転リングのブレー
キ力が作用した状態を示す部分正面図、第4図及び第5
図は本発明に係る他の実施例の紡績用回転リングの断面
正面図、第6図は第5図の紡績用回転リングのブレーキ
力が作用した状態を示す部分正面図、第7図はブレーキ
シューの変形例を示す部分断面正面図である。 1,2,3…紡績用回転リング、11…ホルダー、12…軸承
部、13…リング回転体、28,29,30…ブレーキシュー、47
…摺接部、61,63,65…ブレーキリング。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホルダーと、軸承部を介して前記ホルダー
    によって回転自在に支持されるリング回転体とを有して
    なる紡績用回転リングにおいて、 前記リング回転体の下端部には、外方に張り出した可動
    部を有し、前記リング回転体の回転時の遠心力によって
    変形する弾性体からなるブレーキシューが設けられ、 前記ブレーキシューの可動部の上に、前記ブレーキシュ
    ーの変形によって押し上げられて前記ホルダーの下端面
    の摺接部と接触するブレーキリングが、前記ブレーキシ
    ューに対して半径方向の相対移動が可能なように載置さ
    れ、 てなることを特徴とする紡績用回転リング。
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