JPH0689403A - ２チャネル映像音声記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ２チャネルの映像・音声ソースを１台のＶＴ
Ｒで同時に記録することができ、同時再生もしくは選択
再生も可能であり、かつ従来普及している家庭用ＶＴＲ
でも各チャネルの映像・音声信号を選択再生することが
できるＶＴＲを実現することにある。 【構成】 映像信号の記録は、記録トラックピッチの１
／２よりも狭いトラック幅でアジマス関係が同一の回転
ヘッド対２組により磁気テープビデオ帯に記録し、音声
信号は、一方のチャネルは磁気テープオーディオトラッ
クにバイアス記録、他方のチャネルは磁気テープビデオ
帯の深層部に前記映像信号用回転ヘッドとは別アジマス
の回転ヘッド対により周波数変調記録するよう構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は複数の映像信号と音声信
号を同時に同一テープに記録することのできる２チャネ
ル映像音声記録再生装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、家庭用ＶＴＲの普及は著しいもの
がある。しかしながらテレビ放送を録画する際、同時に
複数チャネルの映像と音声を記録することは、１台のＶ
ＴＲでは不可能であった。これは、最近のＢＳ放送やＣ
Ｓ放送に伴い映像情報チャネルの多局化が進む中で、特
に不便に感じられつつある。

【０００３】従来、１台のＶＴＲで複数のビデオ信号を
記録する方法としてフィールドスキップと呼ばれる方法
があった。例えば特開昭５９−１１７３８３号公報があ
る。図４にその構成を示す。入力端子２１，２２に与え
られた映像信号は遅延回路２５および制御回路２６によ
り同期化され、切換回路２４によって各入力信号を１フ
ィールドごとに並べかえた合成信号を得、記録回路２９
を経て回転ヘッド３０により記録される。再生時は、再
生回路３１で再生された合成信号を遅延させた信号を遅
延回路３２で作り切換回路３３により選択された各映像
信号が得られる。しかしながら、このようなフィールド
スキップ記録は各映像信号を１フィールドとびに記録す
るため映像情報が間欠的に再生されその再生画像が不自
然なものになってしまうという欠点があった。これは１
ラインごとに並べかえるラインスキップにしても再生画
像の垂直解像度が劣化する問題がある。

【０００４】また、フィールドスキップではなく全情報
を記録する方法として複数のヘッド対を用いて複数の映
像信号を記録する特開昭６３−２８０５８９号公報があ
る。この方法は、図５にそのテープパターンを示すが、
±θのアジマス角を有する回転ヘッド対によりＲチャネ
ルの信号を記録し、異なるアジマス角±φの回転ヘッド
対によりＬチャネルの信号を記録するものである。この
場合、自己録再は可能であるがこのＶＴＲで記録された
テープを従来のＶＴＲで再生するといずれかのチャネル
しか再生できず、互換性の点で大きな問題を有してい
た。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、従来
のＶＴＲでは不可能であった機能、すなわち複数チャネ
ルの映像信号をそれぞれの音声信号を伴って１台のＶＴ
Ｒで記録再生し、かつ本発明によるＶＴＲで記録された
テープを従来のＶＴＲにおいても所望の映像信号を再生
することを可能にし、数多く普及している家庭用ＶＴＲ
との互換性を保ち入力ソースの多様化に対応したＶＴＲ
を提供することを目的としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、２チャネルの映像信号を記録可能な信号に
変換する２個の記録処理手段と、ギャップアジマス角が
互いに逆関係で相対位置が１８０度にある第１の回転ヘ
ッド対と、前記第１の回転ヘッド対と同アジマス関係で
相対位置が１８０度にある第２の回転ヘッド対と、前記
第１および第２の回転ヘッド対とは異なるギャップアジ
マス角で相対位置が１８０度にある第３の回転ヘッド対
と、固定式の音声用ヘッド、および前記複数の映像信号
のいずれかの垂直同期信号に同期したコントロール信号
を磁気テープのコントロールトラックに記録する手段を
含んで記録系を構成し、磁気テープビデオ帯の１トラッ
クピッチに前記第１および第２の回転ヘッド対により２
本のトラックを形成して２チャネルの映像信号を記録す
るとともに前記第３の回転ヘッド対により第１の音声信
号を周波数変調記録、前記固定式の音声用ヘッドにより
第２の音声信号をバイアス記録し、前記各ヘッドから得
られる再生信号を２チャネルの映像信号と音声信号に復
元処理する再生処理手段と前記コントロールトラックに
記録されたコントロール信号により回転ヘッド対および
テープ走行を制御するサーボ手段とを含んで再生系を構
成してなるものである。

【０００７】

【作用】本発明は上記した構成によって、従来の民生用
ＶＴＲのトラックピッチを２分する形で２組の回転ヘッ
ド対で同時に２チャネルの映像信号を記録するととも
に、音声信号の第１チャネルは第３の回転ヘッド対によ
りＦＭ記録し、音声信号の第２チャネルは固定音声ヘッ
ドによりバイアス記録することにより、独立した２チャ
ネルの映像音声信号を１本のテープ上に記録することが
できる。その際、映像信号を記録する２組の回転ヘッド
対のアジマス角は従来の民生用ＶＴＲと同一に設定して
あり、また第３の回転ヘッド対のアジマス角も従来ＶＴ
Ｒのハイファイ音声記録ヘッド対と同一に設定してある
ので２チャネルの映像信号の自己録再はもちろん、従来
の既存民生用ＶＴＲによっても２チャネルの映像音声信
号を選択再生することができるものである。

【０００８】

【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。

【０００９】図１は本発明の一実施例を示すブロック図
である。１はチャネル１の映像信号入力端子、２は記録
処理回路、３，４は第１の回転ヘッド対、５はチャネル
２の映像信号入力端子、６は同期処理回路、７はチャネ
ル１の映像信号から同期信号を検出する同期信号検出回
路、９，１０は第２の回転ヘッド対、１７は制御信号処
理回路、１８は記録サーボ系、１９はコントロール信号
記録再生ヘッドでこれらは映像信号の記録系を構成して
いる。映像信号の再生系は、回転ヘッド対３，４の信号
を選択，増幅する再生増幅器１１、回転ヘッド対９，１
０の信号を選択，増幅する再生増幅器１４、再生処理回
路１２，１５、それぞれの映像出力端子１３，１６およ
び制御信号再生増幅器２０、再生サーボ系２１から構成
される。

【００１０】一方、音声信号については、チャネル１の
音声信号入力端子、記録アンプ２３、バイアス発振器２
４、コントロールヘッド１９と一体化された音声信号録
再ヘッド２５、チャネル２の音声信号入力端子２８，２
９、周波数変調器３０，３１、合成回路３２、記録アン
プ３３、第３の回転ヘッド対３４，３５が記録系を構成
し、音声信号再生系は再生アンプ２６とチャネル１の出
力端子２７、ヘッドアンプ３６、バンドパスフィルタ３
７，３８、ＦＭ復調回路３９，４０およびチャネル２の
出力端子４１，４２より構成される。

【００１１】以上のような構成要素をもつＶＴＲの各構
成要素の関係と動作を説明する。今、２チャネルの映像
信号が、それぞれ入力端子１および５に印加される。１
に入力された第１チャネルの映像信号は記録処理回路２
で記録のために必要な処理がなされる。これは従来の家
庭用ＶＴＲの記録処理と全く同じで、輝度信号はエンフ
ァシス，ＦＭ変調などの処理がなされ、色信号は低域周
波数に変換される。記録処理回路２を経た第１チャネル
の映像信号は、アジマス角が＋θ、および−θでトラッ
ク幅がトラックピッチより狭い回転ヘッド３及び４に供
給され従来のＶＴＲと同様にテープ上に記録される。一
方、第２チャネルの映像信号は、同期処理回路６でチャ
ネル１の映像信号と同期関係が成立するように制御され
る。その動作は例えば、１フィールドの容量をもつメモ
リに自らの同期信号に同期した書き込みクロックで映像
信号を書き込み、チャネル１の信号から同期信号検出器
７により同期信号を検出し、それに同期した読出しクロ
ックにより前記メモリから映像信号を読み出せば、その
出力はチャネル１の映像信号に同期したものが得られ
る。このようにして得たチャネル１の信号に同期化され
た第２チャネルの映像信号は記録処理回路８で記録のた
めに必要な処理が施される。この処理は記録処理回路２
と全く同様である。記録処理回路８を経たチャネル２の
信号は、アジマス角が＋θ、及び−θでトラック幅がト
ラックピッチより狭い回転ヘッド９及び１０に供給され
記録される。ＶＴＲで映像信号を記録する場合、テープ
上のコントロールトラックに映像信号に同期したコント
ロール信号を記録する必要がある。この場合、両映像信
号を同期化して記録サーボ系１８を駆動するとともに共
通の制御信号を制御信号記録処理回路１７および固定の
コントロールヘッド１９によりテープ上のコントロール
トラックへ記録する。したがってこのコントロール信号
はチャネル１およびチャネル２の両映像信号に対して有
効であり、再生時にシリンダおよびキャプスタンを制御
するための再生サーボ系の制御信号として利用する。回
転ヘッド３，４，９，１０で記録されるテープ上のトラ
ックは互いに重ならないよう配慮されるが、これについ
ては後述する。

【００１２】映像信号の再生系は、ヘッド３，４により
再生されるチャネル１の信号は再生増幅器１１で増幅，
選択され連続した再生ＲＦ信号（ＦＭ輝度信号と低域変
換色信号の合成信号）が出力され、再生処理回路１２に
より従来のＶＴＲと同様な再生処理であるディエンファ
シス，ＦＭ復調，カラー周波数変換などが行われ出力端
子１３に第１チャネルの再生映像信号を出力する。同様
に、ヘッド９，１０より再生されるチャネル２のＲＦ信
号は再生増幅器１４，再生処理回路１５を経て出力端子
１６に第２チャネルの再生映像信号を出力する。

【００１３】以上のように図１の実施例では１台のＶＴ
Ｒで２チャネルの映像信号を同時に記録することがで
き、各チャネルの再生信号を同時もしくは選択再生する
ことができる。

【００１４】次に音声信号について説明する。第１チャ
ネルの音声入力信号は端子２２より入力され記録アンプ
２３で増幅され、バイアス発振器２４により高周波バイ
アスが重畳されて録再ヘッド２５に供給され磁気テープ
の音声トラック帯にバイアス記録される。再生は録再ヘ
ッドからの出力を再生アンプ２６にて増幅やイコライザ
され出力端子２７に再生音声出力を得る。本実施例では
第１チャネルの音声信号はモノラルを示しているが、テ
ープ上の音声トラック帯を分割してステレオ記録するこ
ともでき、その場合は記録アンプと再生アンプをもう１
個追加することにより実現できる。

【００１５】第２チャネルの音声入力信号は端子２８お
よび２９にＬ，Ｒのステレオ信号として入力される。入
力された信号は周波数変調器３０および３１によりそれ
ぞれ異なるキャリア周波数で周波数変調を受け合成器３
２で周波数多重される。周波数多重された２つのＦＭ波
は記録アンプ３３によって増幅され第３の回転ヘッド対
３４，３５に供給され、磁気テープビデオ帯の深層部に
記録される。再生は回転ヘッド３４，３５の出力をヘッ
ドアンプ３６で選択，増幅し、バンドパスフィルタ３７
でチャネルＬの信号を取り出し復調器３９でＦＭ復調し
端子４１に再生音声信号を出力する。同様にバンドパス
フィルタ３８でチャネルＲの信号を取り出し復調器４０
でＦＭ復調し端子４２に再生音声信号を出力する。

【００１６】以上のように映像信号２チャネルの記録，
再生及び音声信号２チャネルの記録，再生が可能であ
る。したがって音声信号を伴った映像ソースを２チャネ
ル同時に記録再生することができ、同時に放送されてい
る別々のチャネルの映像・音声を同時に収録することの
できるＶＴＲが実現できる。

【００１７】次に、回転ヘッド３，４，９，１０のテー
プ上の記録トラックについて説明する。

【００１８】図１の実施例は２チャネルの映像信号を記
録するものであり、この場合、ＶＴＲのサーボ系は標準
モードに設定される。例えばＶＨＳ−ＶＴＲでは標準モ
ードのトラックピッチは５８μｍであり、テープ送り速
度３．３cmの従来のＶＴＲの標準モードとして設定され
る。回転ヘッド３，４，９，１０のトラック幅は、トラ
ックピッチの１／２より狭く約２５μｍ程度に設定され
る。またアジマス角はすでに述べたように従来ＶＴＲと
同じ±θに設定される。そして回転ヘッドのシリンダ上
の取付角度及び取付段差を設定すれば図２に示すトラッ
クパターンが形成できる。図２でＴ_pは標準モードでの
トラックピッチを示しており、１トラックピッチ内にチ
ャネル１と２の映像信号が、ヘッド３及び９によりトラ
ック幅約１／２、アジマス角が±θでトラックＬ１，Ｒ
２として記録され、次にはヘッド４，１０によりアジマ
ス角が

【００１９】

【外１】

【００２０】θで両チャネルの信号がトラックＲ１，Ｌ
２として記録されていることになる。また、同アジマス
角のトラック間にはガードバンド６ができるよう、ヘッ
ドのトラック幅及び取付段差が配慮される。トラックパ
ターンと記録再生ヘッドの関係がわかるようにトラック
の下にヘッド番号を示している。この場合、ヘッド３と
４はシリンダ上で１８０度の位置に取り付けられ、ヘッ
ド９と１０もシリンダ上で１０８度の位置に取り付けら
れていることは言うまでもない。

【００２１】このようなトラックパターンで記録された
テープは、再生時には、サーボ系はやはり標準モードに
設定され、チャネル１の信号は回転ヘッド３，４により
Ｌ１，Ｒ１トラックの信号が順次再生され、チャネル２
の信号は回転ヘッド９，１０によりＲ２，Ｌ２トラック
の信号が順次再生されていく。したがって、いずれかの
回転ヘッド対の再生信号を選択することにより第１又は
第２チャネルの信号を再生することができる。前述した
コントロール信号は、ビデオトラックとは別のコントロ
ールトラック４４に記録されるのは従来ＶＴＲと同様で
ある。

【００２２】また、音声信号の第１チャネル図のオーデ
ィオトラック４５にバイアス記録され、第２チャネルは
別のアジマス角をもつ回転ヘッド３４，３５によりビデ
オ帯４３の深層部に記録される。

【００２３】図３は２チャネル録画を実現するための回
転シリンダ上のヘッド構成の一例である。回転シリンダ
４８上に合計８個のヘッドが搭載されているが、ヘッド
９，１０を除く６個のヘッド群は従来の民生用ＨｉＦｉ
ＶＨＳビデオテープレコーダに用いられている構成であ
って、ヘッド９，１０が２チャネル録画のために増設さ
れている。ヘッド４６，４７は標準モードでの映像信号
の録再に、ヘッド３，４は長時間モードでの映像信号の
録再に、ヘッド３４，３５はハイファイ音声の記録再生
に用いられる回転ヘッド対であってこれらは本発明にお
いても同様に機能する。２チャネル録画モードでは、第
１チャネルの信号の録画に回転ヘッド対３，４を用い
る。ヘッド３，４は元々長時間記録モード用であるた
め、そのトラック幅は２５μｍ程度であり、２チャネル
録画時のトラックピッチ５８μｍの１／２以下であって
図２で説明したパターンが成立する。第２チャネルの信
号は回転ヘッド対９，１０で録画されるがこの場合ヘッ
ド９，１０のトラック幅も２５μｍ前後のものが用いら
れる。またヘッド１０（Ｌ″）の回転面上の取付位置は
ヘッド３（Ｌ′）に対し１２０度のところにある。回転
ヘッド対９，１０の取付位置はシリンダ４８の回転面上
のどこでも可能であるがヘッド配置のバランスおよびヘ
ッドの取付構造を考慮すれば、回転ヘッド対３，４から
１２０度離れた位置にもってくるのがよい。

【００２４】このように本実施例の２チャネル映像音声
記録再生装置によれば、映像信号に関しては第１のチャ
ネルの記録トラックの間に第２のチャネルを記録し、同
アジマス角のトラックの間にガードバンドを配している
ため、２チャネルの映像信号の記録が同時に同一テープ
上になされ、それらの信号は選択的に、あるいは同時に
再生でき、しかも２対の映像用回転ヘッドのアジマス角
を従来ＶＴＲと同一に設定しているので従来普及してい
る家庭用ＶＴＲにおいても上記２チャネル記録したテー
プの各チャネル信号をトラッキングシフタを動かすこと
により選択的に再生できる。

【００２５】また音声信号に関しては、従来ＶＴＲでも
使用されている音声トラックによるバイアス記録と、回
転ヘッド対による周波数変調記録を各々第１及び第２の
チャネルとして使用するため従来の家庭用ＶＴＲと完全
な互換性を維持することができる。

【００２６】

【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、従来
ＶＴＲでは１チャネルの映像・音声ソースしか記録でき
なかったが、本発明によれば同時に複数の映像・音声ソ
ースが記録できる。したがって例えばＢＳチューナから
得られる映像信号を第１チャネルに、ＶＨＦチューナか
ら得られる映像信号を第２チャネルに記録することがで
き、放送時間帯が重なっていた番組であっても、後から
再生信号を選択して見ることができるため番組視聴の機
会損失を防止できるなど大きな効果をもつビデオテープ
レコーダを提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の２チャネル映像音声記録再
生装置のブロック図

【図２】同テープ記録パターンと使用ヘッドの関係の説
明図

【図３】同装置に使用する回転シリンダのヘッド配置図

【符号の説明】

２，８ 記録処理回路 ３，４，９，１０ 映像用回転ヘッド対 ６ 同期処理回路 ７ 同期信号検出回路 １２，１５ 再生処理回路 １７ 制御信号記録処理回路 １８ 記録サーボ系 １９ コントロールヘッド ２０ 制御信号再生増幅器 ２１ 再生サーボ系 ２３ 記録アンプ ２４ バイアス発振器 ２５ オーディオ録再ヘッド ２６ 再生アンプ ３０，３１ 周波数変調回路 ３２ 合成器 ３７，３８ バンドパスフィルタ ３９，４０ ＦＭ復調回路

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁵ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｈ０４Ｎ 5/93 Ｇ 4227−5Ｃ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ２チャネルの映像信号を記録可能な信号
   に変換する２個の記録処理手段と、ギャップアジマス角
   が互いに逆関係で相対位置が１８０度にある第１の回転
   ヘッド対と、前記第１の回転ヘッド対と同アジマス関係
   で相対位置が１８０度にある第２の回転ヘッド対と、前
   記第１および第２の回転ヘッド対とは異なるギャップア
   ジマス角で相対位置が１８０度にある第３の回転ヘッド
   対と、固定式の音声用ヘッド、および前記複数の映像信
   号のいずれかの垂直同期信号に同期したコントロール信
   号を磁気テープのコントロールトラックに記録する手段
   を含んで記録系を構成し、磁気テープビデオ帯の１トラ
   ックピッチに前記第１および第２の回転ヘッド対により
   ２本のトラックを形成して２チャネルの映像信号を記録
   するとともに前記第３の回転ヘッド対により第１の音声
   信号を周波数変調記録、前記固定式の音声用ヘッドによ
   り第２の音声信号をバイアス記録し、前記各ヘッドから
   得られる再生信号を２チャネルの映像信号と音声信号に
   復元処理する再生処理手段と前記コントロールトラック
   に記録されたコントロール信号により回転ヘッド対およ
   びテープ走行を制御するサーボ手段とを含んで再生系を
   構成したことを特徴とする２チャネル映像音声記録再生
   装置。
2. 【請求項２】 磁気テープは標準モードで走行させ、第
   １の回転ヘッド対には長時間モード用ヘッド、第２の回
   転ヘッド対には前記第１の回転ヘッド対とほぼ同トラッ
   ク幅で同一回転面上に配置したヘッド、第３の回転ヘッ
   ド対には標準モードおよび長時間モードで共用される音
   声周波数変調記録用ヘッド、および固定式の音声ヘッド
   をそれぞれ用い、２チャネルの映像信号と２チャネルの
   音声信号を同時に記録，再生できるようにしたことを特
   徴とする請求項１記載の２チャネル映像音声記録再生装
   置。