JPH0689396B2 - 薄肉tバーの製造方法 - Google Patents
薄肉tバーの製造方法Info
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- JPH0689396B2 JPH0689396B2 JP63235990A JP23599088A JPH0689396B2 JP H0689396 B2 JPH0689396 B2 JP H0689396B2 JP 63235990 A JP63235990 A JP 63235990A JP 23599088 A JP23599088 A JP 23599088A JP H0689396 B2 JPH0689396 B2 JP H0689396B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は薄肉Tバーの製造方法に関し、詳しくは、局部
延性にすぐれる加工性のよい高強度冷延薄鋼板を用い
て、軽量高強度の薄肉Tバーを製造する方法に関する。
延性にすぐれる加工性のよい高強度冷延薄鋼板を用い
て、軽量高強度の薄肉Tバーを製造する方法に関する。
従来の技術 Tバーは、砂防ダムや擁壁等を構築するに際して、所謂
耳部材相互に間又は耳部材とアンカー間の中間部材とし
て、メタルフオーム間の間隔を調整するために用いられ
る部材であつて、第2図に示すように、折り曲げ部1に
寸法調整用の穿孔2を有している。このようなTバー
は、2300kgf以上の強度が必要とされており、従来、50
〜60kgf/mm2の引張強さを有する1.6〜2.0mm厚の鋼板を
素材として製造されている。しかし、近年、その搬送に
有利であるように、重量軽減を図るべく、素材の一層の
高強度化による薄肉化が要望されるに至つている。
耳部材相互に間又は耳部材とアンカー間の中間部材とし
て、メタルフオーム間の間隔を調整するために用いられ
る部材であつて、第2図に示すように、折り曲げ部1に
寸法調整用の穿孔2を有している。このようなTバー
は、2300kgf以上の強度が必要とされており、従来、50
〜60kgf/mm2の引張強さを有する1.6〜2.0mm厚の鋼板を
素材として製造されている。しかし、近年、その搬送に
有利であるように、重量軽減を図るべく、素材の一層の
高強度化による薄肉化が要望されるに至つている。
従来、加工性にすぐれる高強度鋼板としては、例えば、
自動車の補強部材等に用いられる複合組織型冷延鋼板が
知られている。しかし、この鋼板は、柔らかいフエライ
ト地に硬い低温変態生成物相を分散させた組織を有し
て、高強度と高延性とを併せ有するものの、母相と第2
相との硬さの差が大きいために、変形を受けた際に、界
面に容易にボイドが発生し、かくして、局部延性に劣る
ために、Tバーの製造におけるロール成形に際して、中
央の180°曲げ加工部にて容易に割れが発生する。
自動車の補強部材等に用いられる複合組織型冷延鋼板が
知られている。しかし、この鋼板は、柔らかいフエライ
ト地に硬い低温変態生成物相を分散させた組織を有し
て、高強度と高延性とを併せ有するものの、母相と第2
相との硬さの差が大きいために、変形を受けた際に、界
面に容易にボイドが発生し、かくして、局部延性に劣る
ために、Tバーの製造におけるロール成形に際して、中
央の180°曲げ加工部にて容易に割れが発生する。
発明が解決しようとする課題 本発明は、軽量高強度のTバーの製造における上記した
問題を解決するためになされたものであつて、局部延性
にすぐれる加工性のよい高強度冷延薄鋼板を用いて、軽
量高強度の薄肉Tバーを製造する方法を提供することを
目的とする。
問題を解決するためになされたものであつて、局部延性
にすぐれる加工性のよい高強度冷延薄鋼板を用いて、軽
量高強度の薄肉Tバーを製造する方法を提供することを
目的とする。
課題を解決するための手段 本発明による薄肉Tバーの製造方法は、重量%にて C 0.03〜0.20%、 Mn 1.5〜3.0%、 S 0.010%以下、 残部鉄及び不可避的不純物よりなる鋼を熱間圧延し、冷
間圧延し、次いで、水焼入れ型連続焼鈍炉にて800℃以
上の温度に加熱した後、650℃異常の温度から水焼入れ
を行ない、次いで、300℃以上、600℃以下の温度にて焼
もどして、20%以下のフエライトと焼もどしマルテンサ
イトとの2相組織とした後、穿孔し、ロール成形するこ
とを特徴とする。
間圧延し、次いで、水焼入れ型連続焼鈍炉にて800℃以
上の温度に加熱した後、650℃異常の温度から水焼入れ
を行ない、次いで、300℃以上、600℃以下の温度にて焼
もどして、20%以下のフエライトと焼もどしマルテンサ
イトとの2相組織とした後、穿孔し、ロール成形するこ
とを特徴とする。
先ず、本発明の方法において用いる鋼の化学成分につい
て説明する。
て説明する。
Cは,組織の大部分を占める藻もどしマルテンサイトが
十分な強度を有するように、少なくとも0.03%の添加を
必要とするが、しかし、過多に添加するときは、必要以
上に高強度化し、延性が劣化するので、添加量は0.20%
以下とする。
十分な強度を有するように、少なくとも0.03%の添加を
必要とするが、しかし、過多に添加するときは、必要以
上に高強度化し、延性が劣化するので、添加量は0.20%
以下とする。
Mnは、鋼の強化元素として、また、焼入れ性向上元素と
して有効であつて、1.5%以上の添加が必要である。し
かし、低下量が3.0%を越えるときは、偏析によつてバ
ンド状組織を形成しやすくなつて、加工性が劣化すると
共に、製鋼作業が困難となるので、上記を上限とする。
して有効であつて、1.5%以上の添加が必要である。し
かし、低下量が3.0%を越えるときは、偏析によつてバ
ンド状組織を形成しやすくなつて、加工性が劣化すると
共に、製鋼作業が困難となるので、上記を上限とする。
Sは、非金属介在物を形成し、ボイド発生源となつて、
局部延性に有害な影響を及ぼすので、鋼中の含有量は少
ないほどよいが、鋼製造の経済性を考慮して、0.010%
を上限とする。
局部延性に有害な影響を及ぼすので、鋼中の含有量は少
ないほどよいが、鋼製造の経済性を考慮して、0.010%
を上限とする。
本発明において用いる鋼には、上記した元素に加えて、
Ca及びBよりなる群から選ばれる少なくとも1種の元素
を添加することができる。Caは、Sと結合して、介在物
の形状を加工性に無害なものにするので、必要に応じて
添加されるが、0.010%を越えて添加しても、上記効果
が飽和するのみならず、却つて酸化物を形成して、加工
性を害するので、上記を上限とする。
Ca及びBよりなる群から選ばれる少なくとも1種の元素
を添加することができる。Caは、Sと結合して、介在物
の形状を加工性に無害なものにするので、必要に応じて
添加されるが、0.010%を越えて添加しても、上記効果
が飽和するのみならず、却つて酸化物を形成して、加工
性を害するので、上記を上限とする。
Bは、フエライトの析出を抑制し、オーステナイトを安
定化して、その結果、マルテンサイトの生成を助長する
効果を有する。しかし、過剰の添加は、熱間割れを招く
ので、添加量は0.01%を上限する。
定化して、その結果、マルテンサイトの生成を助長する
効果を有する。しかし、過剰の添加は、熱間割れを招く
ので、添加量は0.01%を上限する。
本発明の方法は、かかる鋼を熱間圧延し、冷間圧延し、
次いで、水焼入れ型連続焼鈍炉にて800℃以上の温度に
加熱した後、650℃以上の温度から水焼入れを行ない次
いで、300℃以上、600℃以下の温度にて焼もどして、20
%以下のフエライトと焼もどしマルテンサイトとの2相
組織とした後、穿孔し、ロール成形することによつて、
薄肉Tバーを製造するものである。
次いで、水焼入れ型連続焼鈍炉にて800℃以上の温度に
加熱した後、650℃以上の温度から水焼入れを行ない次
いで、300℃以上、600℃以下の温度にて焼もどして、20
%以下のフエライトと焼もどしマルテンサイトとの2相
組織とした後、穿孔し、ロール成形することによつて、
薄肉Tバーを製造するものである。
本発明の方法において、鋼の熱間圧延は常法に従えばよ
いが、得られた熱延板は、スケール生成を可能な限りに
抑制すると共に、熱延板におけるバンド状組織の形成を
防止するために、巻取温度は、600℃以下の温度とする
のが好ましい。このようにして得られた熱延板の冷間圧
延における圧延率は、焼鈍率に再結晶を短時間で行なわ
せるために、少なくとも30%が必要であり、更に、これ
に続く水焼入れ型連続焼鈍で生成するマルテンサイト相
をできる限りに微細にし、一層の加工性の向上を達成す
るには、冷間圧延率を大きくすることが好ましい。
いが、得られた熱延板は、スケール生成を可能な限りに
抑制すると共に、熱延板におけるバンド状組織の形成を
防止するために、巻取温度は、600℃以下の温度とする
のが好ましい。このようにして得られた熱延板の冷間圧
延における圧延率は、焼鈍率に再結晶を短時間で行なわ
せるために、少なくとも30%が必要であり、更に、これ
に続く水焼入れ型連続焼鈍で生成するマルテンサイト相
をできる限りに微細にし、一層の加工性の向上を達成す
るには、冷間圧延率を大きくすることが好ましい。
この冷間圧延後の再結晶焼鈍は、フエライト相面積率を
できる限りに低くするために、800℃以上とすることが
必要であり、好ましくはAC3点以上とする。このように
して、少量のみのフエライト相を含むオーステナイト組
織を得た後、650℃以上の温度から水焼入れし、かくし
て、少量のフエライト相を含む硬いマルテンサイト組織
を得る。
できる限りに低くするために、800℃以上とすることが
必要であり、好ましくはAC3点以上とする。このように
して、少量のみのフエライト相を含むオーステナイト組
織を得た後、650℃以上の温度から水焼入れし、かくし
て、少量のフエライト相を含む硬いマルテンサイト組織
を得る。
一般に、鋼中に硬さの著しく異なる第2相が存在すると
きは、その界面がボイドの発生源となつて、局部延性が
損なわれるので、可能な限りに単相に近い組織を得るこ
とが重要である。しかし、本発明においては、フエライ
ト量が20%以下であれば、Tバー製造のためのロール成
形においても、特に、実用上の支障がないことが見出さ
れたので、鋼板におけるフエライト量を20%以下とす
る。
きは、その界面がボイドの発生源となつて、局部延性が
損なわれるので、可能な限りに単相に近い組織を得るこ
とが重要である。しかし、本発明においては、フエライ
ト量が20%以下であれば、Tバー製造のためのロール成
形においても、特に、実用上の支障がないことが見出さ
れたので、鋼板におけるフエライト量を20%以下とす
る。
上記したように、本発明の方法においては、再結晶焼鈍
によつて、オーステナイト相の面積率の高い2相組織を
形成させるので、C凝縮の程度が低く、そのために、水
焼入れ開始温度は、650℃以上とすることが必要であ
る。水焼入れ開始温度が650℃よりも低いときは、オー
ステナイト相から初析フエライトが生成し、結果的に、
フエライト相の面積率が増大することとなるからであ
る。
によつて、オーステナイト相の面積率の高い2相組織を
形成させるので、C凝縮の程度が低く、そのために、水
焼入れ開始温度は、650℃以上とすることが必要であ
る。水焼入れ開始温度が650℃よりも低いときは、オー
ステナイト相から初析フエライトが生成し、結果的に、
フエライト相の面積率が増大することとなるからであ
る。
再結晶焼鈍時間は、再結晶焼鈍を完了させるために、少
なくとも10秒は必要であるが、生産性の点から、通常、
5分以下でよい。
なくとも10秒は必要であるが、生産性の点から、通常、
5分以下でよい。
このようにして得られた少量のフエライトを含むマルテ
ンサイト組織を有する鋼板は、焼入れままでは強度が高
すぎて、加工性に劣るので、本発明の方法においては、
その改善を図るために、焼もどし処理が行なわれる。他
方、後述するロール成形時にマルテンサイトに加工誘起
変態して有害な影響を与えるオーステナイトが鋼中に残
留している場合も、焼もどし処理によつて、パーライト
変態させることができる。そこで、本発明の方法におい
ては、300〜600℃の範囲の温度にて焼もどしする。焼も
どし温度が300℃よりも低いときは、十分な加工性を付
与することができず、また、残留オーステナイトに対し
ても、上記変態をさせる効果に乏しい。他方、600℃を
越える温度で焼もどしを行なうときは、強度の確保が困
難である。
ンサイト組織を有する鋼板は、焼入れままでは強度が高
すぎて、加工性に劣るので、本発明の方法においては、
その改善を図るために、焼もどし処理が行なわれる。他
方、後述するロール成形時にマルテンサイトに加工誘起
変態して有害な影響を与えるオーステナイトが鋼中に残
留している場合も、焼もどし処理によつて、パーライト
変態させることができる。そこで、本発明の方法におい
ては、300〜600℃の範囲の温度にて焼もどしする。焼も
どし温度が300℃よりも低いときは、十分な加工性を付
与することができず、また、残留オーステナイトに対し
ても、上記変態をさせる効果に乏しい。他方、600℃を
越える温度で焼もどしを行なうときは、強度の確保が困
難である。
以上のようにして得られた加工性にすぐれる高強度冷延
薄鋼板を所定の寸法に切断した後、第1図に示すよう
に、鋼板3にTバーの寸法調整のためのピン止め用孔2
を長手方向に2列に打抜き、次いで、両列の孔が同軸に
なるように、中央部を長手方向に沿つて180°曲げるロ
ール加工を施せば、本発明によるTバーを得ることがで
きる。
薄鋼板を所定の寸法に切断した後、第1図に示すよう
に、鋼板3にTバーの寸法調整のためのピン止め用孔2
を長手方向に2列に打抜き、次いで、両列の孔が同軸に
なるように、中央部を長手方向に沿つて180°曲げるロ
ール加工を施せば、本発明によるTバーを得ることがで
きる。
発明の効果 以上のように、本発明の方法によれば、所定の条件に従
つて局部延性にすぐれる加工性のよい高強度冷延鋼板を
得、これを用いて薄肉Tバーを製造するので、従来の高
強度鋼板を用いる場合に180°ロール曲げ加工にて発生
する割れを防止して、歩留りよく、軽量高強度の薄肉T
バーを製造することができる。
つて局部延性にすぐれる加工性のよい高強度冷延鋼板を
得、これを用いて薄肉Tバーを製造するので、従来の高
強度鋼板を用いる場合に180°ロール曲げ加工にて発生
する割れを防止して、歩留りよく、軽量高強度の薄肉T
バーを製造することができる。
実施例 以下に実施例によつて、本発明の方法を具体的に説明す
る。
る。
第1表に示す化学成分を有する鋼スラブを仕上温度830
〜920℃、巻取温度を400〜580℃として熱間圧延して、
厚さ2.4mmの熱延板を製造し、これを酸洗後、厚さ1.2mm
に冷間圧延した。この冷延板を第1表に示す条件にて連
続焼鈍した後、0.5〜1.0%の調質圧延を施して、冷延鋼
板を得た。この冷延鋼板の機械的性質、フエライト相の
面積率、及びTバー用180ロール成形時の割れ発生の有
無を第2表に示す。
〜920℃、巻取温度を400〜580℃として熱間圧延して、
厚さ2.4mmの熱延板を製造し、これを酸洗後、厚さ1.2mm
に冷間圧延した。この冷延板を第1表に示す条件にて連
続焼鈍した後、0.5〜1.0%の調質圧延を施して、冷延鋼
板を得た。この冷延鋼板の機械的性質、フエライト相の
面積率、及びTバー用180ロール成形時の割れ発生の有
無を第2表に示す。
本発明の方法1〜5によれば、得られた冷延鋼板は、伸
び、穴拡げ率共にすぐれており、Tバー用ロール成形時
にも割れは発生しない。これに対して、連続焼鈍条件が
本発明で規定する条件を満たさない比較例6〜8では、
冷延鋼板の局部延性が悪く、ロール成形時に割れが発生
している。比較例9は、焼もどし温度が高すぎるため
に、得られる冷延鋼板が加工性にはすぐれるが、強度が
不足する結果、成型後のTバーが所要の安全強度を満た
していない。比較例10〜12は、それぞれC、Mn及びS量
が本発明で規定する範囲になく、局部延性が悪いため
に、ロール成形時に割れが発生している。
び、穴拡げ率共にすぐれており、Tバー用ロール成形時
にも割れは発生しない。これに対して、連続焼鈍条件が
本発明で規定する条件を満たさない比較例6〜8では、
冷延鋼板の局部延性が悪く、ロール成形時に割れが発生
している。比較例9は、焼もどし温度が高すぎるため
に、得られる冷延鋼板が加工性にはすぐれるが、強度が
不足する結果、成型後のTバーが所要の安全強度を満た
していない。比較例10〜12は、それぞれC、Mn及びS量
が本発明で規定する範囲になく、局部延性が悪いため
に、ロール成形時に割れが発生している。
第1図及び第2図は、鋼板からTバーに加工されていく
工程を示す。 1…180°折り曲げ部、2…穿孔、3…鋼板。
工程を示す。 1…180°折り曲げ部、2…穿孔、3…鋼板。
Claims (2)
- 【請求項1】重量%にて C 0.03〜0.20%、 Mn 1.5〜3.0%、 S 0.010%以下、 残部鉄及び不可避的不純物よりなる鋼を熱間圧延し、冷
間圧延し、次いで、水焼入れ型連続焼鈍炉にて800℃以
上の温度に加熱した後、650℃以上の温度から水焼入れ
を行ない、次いで、300℃以上、600℃以下の温度にて焼
もどして、20%以下のフエライトと焼もどしマルテンサ
イトとの2相組織とした後、穿孔し、ロール成形するこ
とを特徴とする薄肉Tバーの製造方法。 - 【請求項2】重量%にて (a)C 0.03〜0.20%、 Mn 1.5〜3.0%、 S 0.010%以下を含有し、更に、 (b)Ca 0.01%以下、及び B 0.01%以下 よりなる群から選ばれる少なくとも1種の元素を含有
し、 残部鉄及び不可避的不純物よりなる鋼を熱間圧延し、冷
間圧延し、次いで、水焼入れ型連続焼鈍炉にて800℃以
上の温度に加熱した後、650℃以上の温度から水焼入れ
を行ない、次いで、300℃以上、600℃以下の温度にて焼
もどして、20%以下のフエライトと焼もどしマルテンサ
イトとの2相組織とした後、穿孔し、ロール成形するこ
とを特徴とする薄肉Tバーの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63235990A JPH0689396B2 (ja) | 1988-09-20 | 1988-09-20 | 薄肉tバーの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63235990A JPH0689396B2 (ja) | 1988-09-20 | 1988-09-20 | 薄肉tバーの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0285321A JPH0285321A (ja) | 1990-03-26 |
JPH0689396B2 true JPH0689396B2 (ja) | 1994-11-09 |
Family
ID=16994178
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63235990A Expired - Lifetime JPH0689396B2 (ja) | 1988-09-20 | 1988-09-20 | 薄肉tバーの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0689396B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2546070B2 (ja) * | 1990-12-25 | 1996-10-23 | 日本鋼管株式会社 | 車輛用ドアインパクトバー用高強度電縫鋼管およびその製造方法 |
JP5765200B2 (ja) * | 2011-07-25 | 2015-08-19 | Jfeスチール株式会社 | 差強度鋼管の製造方法 |
CN106755778B (zh) * | 2017-04-06 | 2018-06-26 | 圣智(福建)热处理有限公司 | 一种薄壁长刀片真空淬火工艺 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5773132A (en) * | 1980-10-24 | 1982-05-07 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | Production of cold rolled mild steel plate of superior deep drawability and aging resistance by continuous annealing |
JPS62139821A (ja) * | 1985-12-11 | 1987-06-23 | Kobe Steel Ltd | 高延性高強度冷延鋼板の製造方法 |
-
1988
- 1988-09-20 JP JP63235990A patent/JPH0689396B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0285321A (ja) | 1990-03-26 |
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