JPH0689218B2 - 均一な粒径を有し、そして熱安定性が改善された成形用組成物 - Google Patents

均一な粒径を有し、そして熱安定性が改善された成形用組成物

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JPH0689218B2
JPH0689218B2 JP61031019A JP3101986A JPH0689218B2 JP H0689218 B2 JPH0689218 B2 JP H0689218B2 JP 61031019 A JP61031019 A JP 61031019A JP 3101986 A JP3101986 A JP 3101986A JP H0689218 B2 JPH0689218 B2 JP H0689218B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、均一な粒径を有し、そして改善された熱安定
性を有する弾性−熱可塑そして熱可塑性粉末状組成物に
関する。
水性ポリマーラテックスは、通常塩の水溶液又は稀酸を
加えてラテックス粒子の凝集を開始させることにより、
ポリマーの粉末に変えられる。
不幸にして凝集粉末は一般に広い粒径分布を持ってい
る。これは、例えば微粉末が過剰量存在するために起る
粉塵爆発の危険性及び貯蔵、輸送及び他の粉末状又は顆
粒状ポリマーと混合する際の問題を含めて、欠点のもと
になる。
微粒子の割合を減少させることが可能な方法が米国特許
第3,248,455号;第3,249,569号及び3,345,430号に記載
されており、それによれば少量の水溶性非イオン性ポリ
マー、例えばポリエチレンオキシドを、凝集する間に添
加するか、又は凝集は凝集剤の高濃縮溶液を用いて行な
い、ペースト状凝集物を形成する。
しかし、過剰量の微粒子に加えて、粗粒子粉末の割合が
過剰なために又、例えば洗い流すのが非常に困難な沈殿
が含まれるという欠点もある。粗粒子の割合を減少させ
ることが可能な方法はドイツ国特許公開公報明細書第1,
958,498号に記載されている方法で、ポリマー分散液と
沈殿剤とを高乱流条件下に強力に混合する。
不幸にして、これらの方法では、粗粒子成分だけ又は微
粒子成分だけが減少するのみで、しかも複雑な機器を必
要とする。更にそれと同時に得られたポリマーの熱酸化
挙動が改善されることはない。
本発明はラテック状の成形用組成物を(同ラテックス中
の固体分100重量部当り)0.75〜10重量部、好ましくは
1〜8重量部、更に好ましくは1.5〜5重量部の、熱可
塑性樹脂を形成するモノマーをゴム上にグラフトして得
た、その可塑性部分がDIN(ドイツ国工業規格)53460に
よるビカーA/120軟化温度が30〜95℃、好ましくは40〜7
5℃で、組み込まれた随時置換されていてよいチオアル
キル基による硫黄含量が0.5〜5.0重量%、好ましくは0.
8〜3.5重量%であるエマルジヨン状の含硫黄弾性−熱可
塑性グラフト生成物と混合し、同混合物を75〜120℃、
好ましくは80〜100℃の温度で随時加圧下に凝集剤を加
えて沈殿させ、そしてポリマー混合物を回収することか
らなり、上記ラテツクスはオレフイン性不飽和を有する
モノマーからのポリマーのラテツクスであることを特徴
とする方法によって得られる、均一な粒径と改善された
熱安定を有する弾性−熱可塑性及び改良された熱可塑性
粉末状の成形用組成物に関する。
本発明の成形用組成物は、微粒子及び粗粒子の混入量が
低く、均一な粒径を有して易流動性であり、サラサラし
ており、又空気中での熱安定性が改善されている。
本発明に適した、エマルジョン状の含硫黄弾性−熱可塑
性グラフト生成物は、その熱可塑性部分、即ちゴムの上
に重合させたモノマー重合部がDIN53460によるビカーA/
120軟化温度が30〜95℃、好ましくは40〜75℃のもので
ある。
同ポリマーは、組込まれた、随時置換されていてよいチ
オアルキル基によって導入された硫黄分を0.5〜5.0重量
%、好ましくは0.8〜3.5重量%含んでいる。
上述のラテックス状含硫黄グラフト生成物は、一般に平
均粒径(d50)が0.05〜20.0μm、好ましくは0.1〜1.0
μmであり、ガラス転移点が10℃より低い粒子状ゴムの
存在下に、ビニルモノマーを乳化重合させて得られる。
適当なゴムは、例えばポリブタジエン、ポリイソプレ
ン、スチレン−ブタジエンコポリマー、アクリロニトリ
ル−ブタジエンコポリマー、アクリレートゴム、EPM−
ゴム(エチレン/プロピレンゴム)及EPDM(ジエンとし
て少量の非共役ジエン、例えば1.5−ヘキサジエン又は
ノルボルナジエンを含むエチレン/プロピレン/ジエン
ゴム)である。平均粒径は遠心分離法によって測定され
る(cf.W.Scholtan,H.Lange:Kolloid−Z,und Z.Polymer
e250,782−798頁(1972)参照)。
使用するビニルモノマーは、重合した時に熱可塑性樹脂
を形成する型のものであり、例えば下記の一般式(I)
に相当する芳香族ビニル化合物又は下記の一般式(II)
に相当する化合物及それらの混合物である。
一般式(I)及び(II)において、R1は水素原子又はメ
チルを表わし;R2は水素又はo−、m−又はp−位置に
あるハロゲン又は1〜3個の炭素原子を有するアルキル
を表わし;R3は水素又はメチルを表わし、そしてXはシ
アノ(CN)、エステル(COOR4)又はアミド基(CONR
5R6)、(式中R4は水素又はC1〜C4−アルキル;そしてR
5及びR6は互いに独立に水素、フェニル又は1〜4個の
炭素原子を含むアルキルを表わす)を表わす。
一般式(I)に相当する化合物は、例えばスチレン、α
メチルスチレン、p−メチルスチレン及びビニルトルエ
ンである。一般式(II)に相当する化合物は、例えばア
クリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリル酸メチ
ル及びメタクリル酸メチルである。他に適当なモノマー
として、例えば酢酸ビニル又はN−フェニルマレイン酸
イミドがある。
好ましいモノマーは、スチレンとアクリロニトリルの混
合物であり、又スチレン、アクリロニトリル及びメタク
リル酸メチルの混合物もある。
これらのモノマー類は、1個又はそれ以上のメルカプト
基を含む化合物の存在下に、ゴムにクラフト重合させ
る。適当なメルカプト化合物は、例えば1〜18個の炭素
原子を含むアルキルメルカプタン、メルカプトカルボン
酸、アルコール部分に1〜6個の炭素原子を含むそのエ
ステル、c2〜C12メルカプト−アルコール又はc10〜c20
アリールアルキルメルカプタンである。
メルカプト化合物は、その添加量を選択してビカーA/12
0軟化点が上記特定範囲内に入る様にする。
好ましいメルカプタンは、t−ドデシルメルカプタン及
びn−ドデシルメルカプタン及びそれらの混合物であ
る。
グラフト生成物は、1〜80重量%、好ましくは10〜60重
量%のゴム含量、そして25℃アセトン中で測定して5〜
95重量%、好ましくは20〜80重量%のゲル含量を有す
る。メルカプタンを添加して製造した好ましい弾性−熱
可塑性グラフト生成物は、 (a)50〜80重量部のスチレン及び/又はα−メチルス
チレン; (b)10〜30重量部のアクリロニトリル;及び (c)7.5〜25重量部のt−ドデシルメルカプタンを (d)10〜200重量部のポリブタジエン に反応させて得られた生成物である。
乳化重合は、アニオン性乳化剤、例えば10〜20個の炭素
原子を含む長鎖脂肪酸のナトリウム、カリウ又はアンモ
ニウム塩、例えばオレイン酸カリウム、10〜20個の炭素
原子を含むアルキル硫酸塩、10〜20個の炭素原子を含む
アルキルアリールスルホン酸塩又は不均化したアビエチ
ン酸のアルカリ金属又はアンモニウム塩を使用して実施
することができる。
適当なラジカル形成開始剤は、有機及び無機過酸化物、
無機過硫酸塩、例えば過硫酸カリウム、アゾ開始剤、例
えばアゾ−ビス−イソブチロニトリルそして又酸化剤、
好ましくは過酸化物と還元剤とから成るレドックス系で
ある。重合は30〜100℃、好ましくは50〜80℃の温度で
実施することができる。好ましい開始剤は過硫酸カリウ
ムである。
含硫黄弾性−熱可塑性グラフトポリマーのラテックス
は、ラテックス状の弾性−熱可塑性又は熱可塑性成形用
組成物に対して、ポリマー(全固体分基準)の0.75〜10
重量%、好ましくは1〜8重量%、更に好ましくは1.5
〜5重量%に相当する量を添加する。添加は10〜80℃、
好ましくは約20℃の温度で実施することができる。
本発明により、水性エマルジョン状で存在する弾性−熱
可塑性、又は、熱可塑性ポリマーは、上述したエマルジ
ョン状の含硫黄弾性−熱可塑性グラフト生成物と混合
し、そしてその混合生成物を回収することによって均一
な粒径を有し、空気存在下の熱安定性の改善された粉末
状成形用組成物に変えることができる。
ラテックス状の適当なポリマーとしては、例えばポリス
チレン、随時核置換又は側鎖置換したスチレンの、他の
樹脂形成性モノマー、例えば(メタ)アクリロニトリ
ル、(メタ)アクリル酸メチル、α−メチルスチレン、
p−メチルスチレン、ビニルトルエン及びその他の核−
又は側鎖置換スチレン類、N−(シクロ)アルキルマレ
イン酸イミド、N−(アルキル)フェニルマレイン酸イ
ミド類との二元又は三元共重合体、例えばスチレン−ア
クリロニトリル共重合体、スチレン−メタクリル酸メチ
ル共重合体、又はα−メチルスチレン−アクリロニトリ
ル共重合体、更に又ゴム弾性成分、例えばポリブタジエ
ン、ポリイソプレン又はアクリル酸エステルゴムの存在
下に樹脂形成性不飽和化合物を重合して得られる弾性−
熱可塑性ポリマーがある。
好ましいのは、弾性−熱可塑性ポリマー、例えば樹脂形
成性モノマー(例えばスチレン、α−メチルスチレン、
p−メチルスチレン、(メタ)アクリロニトリル又は
(メタ)アクリル酸メチル又はそれらの混合物)の、ポ
リブタジエン又はブタジエンとアクリロニトリル及び/
又はスチレンとの共重合体へのグラフト生成物のラテッ
クスと、硬質脆性成分、例えばスチレン、α−メチルス
チレン又はp−メチルスチレン−アクリロニトリル共重
合体のラテックスとのラテックス混合物である。
特に好ましいラテックスは、例えば下記組成の成分A及
びBから成るABS樹脂のラテックスである: (A)5〜100重量%、好ましくは5〜80重量%の、下
記組成のモノマー混合物(1)を共役ジオレフィンポリ
マー(2)にグラフト重合させて得たグラフト共重合
体: (1)10〜95重量%、好ましくは10〜80重量%の、
(a)及び(b)の混合物 (a)50〜90重量%のスチレン、アルキルスチレン、メ
タクリル酸メチル又はそれの混合物: (b)50〜10重量%のアクリロニトリル、アルキルアク
リロニトリル、メタクリル酸アルキル又はそれらの混合
物: (2)90〜5重量%、好ましくは90〜20重量%の、少な
くとも80重量%の共重合共役ジオレフィンを含む共役ジ
オレフィンポリマー、そして (B)95〜0重量%、好ましくは95〜20重量%の、下記
(a)及び(b)のモノマー類からの共重合体 (a)50〜90重量%のスチレン、アルキルスチレン、メ
タクリル酸メチル又はそれらの混合物: (b)50〜5重量%のアクリロニトリル、アルキルアク
リロニトリル、メタクリル酸メチル又はそれらの混合
物: 此処で成分(A)及び(B)中の樹脂形成性モノマー
(a)及び(b)の合計量は共に40重量%以下ではな
い。粉末状ABS成形用組成物は (a)クラフトポリマー(A)及び共重合体(B)のエ
マルジョンを含硫黄弾性−熱可塑性ブロック共重合体と
混合し、同混合物を沈殿させることにより そして (b)全ての樹脂形成性モノマーをジエンゴムにグラフ
ト重合、含硫黄弾性−熱可塑性グラフトポリマーを添
加、混合物を沈殿させることにより 製造することができる。
凝固させる前に抗酸化剤の分散液を添加することができ
る。本方法に適した乳化剤(凝集について考慮しておか
ねばならない)は、例えば10〜20個の炭素原子を有する
長鎖脂肪酸のナトリウム、カリウム又はアンモニウム
塩、10〜20個の炭素原子を有するアルキル硫酸塩、10〜
20個の炭素原子を有するアルキルアリールスルホン酸塩
及び不均化アビエチン酸のアルカリ金属及びアンモニウ
ム塩である。
使用する凝集剤は、エマルジョンを安定化するのに使用
した乳化剤によって異なる。酸性及びアルカリ性領域で
乳化する乳化剤(アルキル硫酸塩、アルキルアリールス
ルホン酸塩及びアルキルスルホン酸塩)は好ましくは電
解質、例えば塩化カルシウム、硫酸マグネシウム又は硫
酸アルミニウムの水溶液を沈殿剤として必要とする。7
以下のpHでは乳化効果のない乳化剤の場合、凝固は酸例
えば酢酸を使用するだけで充分である。
沈殿剤として水溶液が使用される際、その濃度は好まし
くは電解質に対して0.5〜25%そして酸に対して0.5〜90
%である。短鎖カルボン酸、例えば酢酸も純粋なままで
使用できる。
沈殿剤の量は好ましくポリマー固体分の0.01〜20%であ
る。
凝集させた粉末状成形用組成物は、文献から公知の方
法、特に過又は遠心分離続いて乾燥して処理する。
実施例 以下の実施例で使用している部は重量部であり、構成成
分又は重合性成分の固体分を基準にしている。
実施例1 エマルジョン状で存在するポリブタジエンに、スチレ
ン、アクリロニトリル及びt−ドデシルメルカプタンを
重合させる弾性−熱可塑性グラフト生成物の製造: 50部の、固体分含量が25重量%でその平均粒径が0.4μ
mのラテックス状ポリブタジエンを窒素雰囲気下に65℃
に加熱し、次いで20部の水に溶解した0.5部の過硫酸カ
リウムを添加する。更に25.2部のスチレン、9.8部のア
クリロニトリル及び15部のt−ドデシルメルカプタン、
と25部の水に溶解した2部の平均化アビエチン酸ナトリ
ウムとの混合物を4時間以上かけて添加し、グラフト反
応を行なう。後反応の時間が過ぎてから、ラテックス部
分を冷硫酸マグネシウム/酢酸溶液中で凝固させる。真
空下70℃で乾燥して得られたポリマーの硫黄含有量は2.
25%である。
それから同ポリマーをソックスレー抽出器中、メチルエ
チルケトンで24時間抽出する。溶液を濃縮してから、真
空中で溶媒を完全に除去する。残ったポリマーは54℃の
ビカーA/120軟化温度を有している(大きさ10mm×10mm
×4mmの試験片で測定)。
実施例2 エマルジョン状で存在するポリブタジエンに、スチレ
ン、アクリロニトリル及びt−ドデシルメルカプタンの
混合物を重合させる弾性−熱可塑性グラフト生成物の製
造: 20部の固体含量11.5重量%、平均粒径が0.4μmラテッ
クス状ポリブタジエンを、窒素雰囲気下に65℃に加熱、
20部の水に溶解した0.5部の過硫酸カリウムを添加す
る。次いで、46.8部のスチレン、18.2部のアクリロニト
リル及び15部のt−ドデシルメルカプタンと25部の水に
溶解した2部の平均化アビエチン酸ナトリウムとの混合
物を4時間以上に渉って添加、グラフト反応を行なう。
後反応時間が過ぎてから、ラテックス部分を冷硫酸マグ
ネシウム/酢酸溶液中で凝固する。真空中70℃で乾燥し
て得られたポリマーは、2.3%の硫黄含量を有する。
得られたポリマーは、ソックスレー抽出器中、メチルエ
チルケトンで24時間抽出する。抽出溶液は濃縮し、次い
で真空下に完全に溶媒を除去する。残ったポリマーは60
℃のビカーA/120軟化温度を有している(大きさ10mm×1
0mm×4mmの試験片で測定)。
実施例3〜5 弾性−熱可塑性粉末状成形用組成物の製造: 1.2部(ポリマー固体分100部当り)の抗酸化剤を加えて
から、50部のポリブタジエンに、36部のスチレン及び14
部のアクリロニトリルとを、1.5部の不均化アビエチン
酸ナトリウムを乳化剤として使用してグラフト重合して
製造した33%濃度のグラフトポリマーラテックス900g
を、表1に示した量の実施例1及び実施例2のラテック
スと混合し、更に得られたラテックス混合物を、プロペ
ラー式撹拌器のついた沈殿槽中の、1.61の脱イオン水に
溶解した32gの硫酸マグネシウム(MgSO4・7H2O)及び16
gの酢酸溶液に添加する。
得られた混合物は98〜100℃に加熱し、完全に凝固させ
る。沈殿混合物を過してから、得られたポリマーは真
空下70℃で乾燥し、その粒径分布を、振動篩が装置して
ある篩試験機(Haver and Boecker社製)を用いてDIN41
88に従って測定する(表1参照)。
実施例6 本発明による弾性−熱可塑性粉末状成形用組成物の製造 900gの、実施例3〜5で使用したグラフトポリマーラテ
ックスを、抗酸化剤を加えずに45gの実施例1のラテッ
クスと混合し、得られたラテックス混合物を実施例3〜
5と同様に凝固させ、乾燥して粉末状ポリマーにする。
得られた1〜0.1mmの粒径を有する粉末を、PERKIN−ELM
ER DSC2(差動走査熱量計)を使用したDSC測定によって
熱安定性を測定する:160℃での等温測定(酸素ガスを3.
6l/hでパージ);最高酸化速度に達する迄の誘導期間=
35.3分;動的測定(酸素ガスパージ3.6l/h、加熱速度20
゜K/min);最大発熱反応温度=211℃。
実施例7 比較用弾性−熱可塑性粉末状成形用組成物の製造 900gの、実施例3〜5に記載したグラフトポリマーラテ
ックスを、抗酸化剤及び実施例1のラテックスは加えず
に実施例3〜5と同様に凝固させ、それを乾燥して粉末
状ポリマーにする。得られた粉末は1〜0.1mmの粒径を
有し、PERKIN−ELMER DSC2(差動走査熱量計)を使用し
てDSCを測定してその熱安定性を測定する。
160℃で等温測定(酸素ガスパージ3.6l/時);最高酸化
速度に達する迄の誘導期間=2.7分;動的測定(酸素ガ
スパージ3.6l/h、加熱速度20゜K/分);最大発熱反応温
度=185℃。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 (C08L 57/00 51:04)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラテツクス状の成形用組成物と、同ラテツ
    クスの固体分100重量部当り0.75〜10重量部の、熱可塑
    性樹脂を形成するモノマーをゴムにグラフトして得た、
    その熱可塑性部分がDIN(ドイツ国工業規格)53460によ
    るビカー(Vicat)A/120による方法で30〜95℃の軟化点
    を有し、組込まれた、随時置換されていてよいチオアル
    キル基の硫黄含量が0.5〜5.0重量%である、エマルジヨ
    ン状の含硫黄弾性−熱可塑性グラフトポリマーとを混合
    し、得られた成形用組成物に75〜120℃に凝集剤を加え
    て沈殿させ、そして同ポリマー混合物を回収することか
    らなり、上記ラテツクスはオレフイン性不飽和を有する
    モノマーからのポリマーのラテツクスであることを特徴
    とする、改善された弾性−熱可塑性又は改善された熱可
    塑性粉末状成形用組成物の製造法。
  2. 【請求項2】1〜8重量部の含硫黄熱可塑性グラフトポ
    リマーを使用することを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の方法。
  3. 【請求項3】硫黄含量が0.8ないし3.5重量%であること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法。
  4. 【請求項4】含硫黄、弾性−熱可塑性グラフトポリマー
    が、スチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレ
    ン、ビニルトルエン、(メタ)アクリロニトリル、(メ
    タ)アクリル酸メチル、N−フエニルマレイン酸イミド
    又はそれ等の混合物とメルカプト基含有化合物との、10
    ℃より低いガラス転移点を有するゴムの存在下での反応
    生成物であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の方法。
  5. 【請求項5】含硫黄、弾性−熱可塑性グラフトポリマー
    が、 (a)50〜80重量部のスチレン及び/又はα−メチルス
    チレン; (b)10〜30重量部のアクリロニトリル;及び (c)7.5〜25重量部のt−ドデシルメルカプタンを (d)10〜200重量部のポリブタジエンに 反応させて得た生成物であることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の方法。
JP61031019A 1985-02-20 1986-02-17 均一な粒径を有し、そして熱安定性が改善された成形用組成物 Expired - Fee Related JPH0689218B2 (ja)

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