JPH0688568A - プランジャポンプ - Google Patents

プランジャポンプ

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JPH0688568A
JPH0688568A JP4105376A JP10537692A JPH0688568A JP H0688568 A JPH0688568 A JP H0688568A JP 4105376 A JP4105376 A JP 4105376A JP 10537692 A JP10537692 A JP 10537692A JP H0688568 A JPH0688568 A JP H0688568A
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cylinder
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啓二 横井
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    • F04B53/164Stoffing boxes
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シール材とプランジャとの摺動部で発生する
摩耗粉が輸送液に混入することを防止する。 【構成】 シール材50とポンプ室Cとの間にシリンダ
41の内面とプランジャ21の外面とが摺接しないよう
に微小間隙を設け、シール材50とポンプ室Cとの間
に、吸込工程ではシール材50側からポンプ室C側へ摩
耗粉が流れないようにプランジャ21の外面と摺接する
とともに吐出工程ではプランジャ21の外面との間に微
小間隙を形成するシール材61を設け、シール材61と
シール材50との間にポンプ室Cからシール材61を通
過した液体を外部に排出する排出手段70を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプランジャポンプに係
り、特に半導体製造設備におけるジェットスクラバとし
て好適に用いられるプランジャポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】プランジャポンプは、吸込み口から吸込
まれた液体を加圧して吐出口からこの液体を高圧で吐出
するものであり、図4及び図5は従来のプランジャポン
プの内部構造を示している。図示するように、プランジ
ャポンプPのプランジャ2は、エアシリンダ3内を摺動
するエアピストン4に連結されており、作動空気供給口
5,6に供給されるエアa1 ,b1 の圧力によりエアピ
ストン4が往復動すると、プランジャ2もシリンダヘッ
ドを有するウォータシリンダ7内を往復動する。これに
より、吸込工程と吐出工程が繰り返されて吸込口dから
吸込まれた液体はポンプ室Cで加圧されたのち吐出口e
から吐出される。ポンプ室Cでプランジャ2により加圧
されて高圧となった液体が、プランジャ2の外周面を通
ってエアシリンダ3の方向に漏洩することを防止するた
めに、図4及び図5に示すように、ウォータシリンダ7
の内周部には断面コ字状のシール材8を取付けて、ウォ
ータシリンダ7とプランジャ2とを密封にしている。こ
のシール材8は、ウォータシリンダ7の内周部に取付け
られた取付部材9,10により所定位置に固定されてお
り、特にポンプ室Cが高圧になった時にプランジャ2と
ウォータシリンダ7に圧接して液体が外部に漏洩しない
ようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示すようなプランジャポンプでは、プランジャ2がウォ
ータシリンダ7内をシール材8と摺接しながら往復動す
る際に、シール材8とプランジャ2との摩擦あるいは摩
耗により微小な摩耗粉が発生し、この摩耗粉がポンプ室
Cに入って輸送液体中に混入してしまうという課題があ
った。
【0004】特に、プランジャポンプPが半導体製造設
備のジェットスクラバに用いられる場合には、液体中に
混入した微小な摩耗粉が半導体基板上に吹き付けられて
異物として付着し、該半導体基板から製造される半導体
製品の歩留りに悪影響を与えてしまうという問題点があ
った。
【0005】また、図5に示すように、このような摩耗
粉がダスト11としてシール材8の液体側(符号12
側)に溜まってしまうと、該ダスト11がシール材8の
リップ13に食い込んで、シール材8のシール性能を劣
化させる恐れがある。また、リップ13のところで溜ま
っていたダスト11が、吐出工程の際にプランジャ2の
表面に付着してポンプ室C内に侵入し、輸送液中の異物
となってしまうという問題点があった。
【0006】本発明は、上述の事情に鑑みなされたもの
で、シール材とプランジャとの摺動部で発生した摩耗粉
が輸送液に混入することのないプランジャポンプを提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明のプランジャポンプは、シリンダとこのシリ
ンダ内を往復動するプランジャとによりポンプ室を形成
し、このポンプ室内の液体が外部に漏洩することを防止
するために前記シリンダの内面と前記プランジャの外面
との間に第1のシール材を設けたプランジャポンプにお
いて、前記第1のシール材と前記ポンプ室との間に前記
シリンダの内面と前記プランジャの外面とが摺接しない
ように微小間隙を設け、前記第1のシール材と前記ポン
プ室との間に、吸込工程では第1のシール材側からポン
プ室側へ摩耗粉が流れないように前記プランジャ外面と
摺接するとともに吐出工程では前記プランジャ外面との
間に微小間隙を形成する第2のシール材を設け、前記第
2のシール材と前記第1のシール材との間に前記ポンプ
室から前記第2のシール材を通過した液体を外部に排出
する第1の排出手段を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0008】また、上記ポンプ室と連通して該ポンプ室
内の液体を排出する開閉操作可能な第2の排出手段を設
けることが好ましい。
【0009】
【作用】本発明においては、ポンプの吐出工程の際には
ポンプ室内で加圧された液体の大部分は、目的とする用
途に供するためにポンプの吐出口から吐出されるが、残
りのー部は、シリンダとプランジャの間に設けられた第
2のシール材のリップを押してプランジャとリップとの
間に微小間隙を形成しながらこの微小間隙内を第1のシ
ール材の方向に流れる。こうして第1、第2のシール材
間に貯留した液体は、第1の排出手段により外部に排出
される。
【0010】また、ポンプ室と連通してポンプ室内の液
体を排出する第2の排出手段を上記シリンダに設けて、
ポンプの運転停止時にはこの第2の排出手段を開状態に
しておけば、ポンプの吸込口に接続されたラインの圧力
により液体はポンプ室を通って第2の排出手段から外部
に排出される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図3を参
照して説明する。図1は、本発明に係るプランジャポン
プPaの内部構造を示している。このプランジャポンプ
Paは、例えば半導体基板やウエハ等の表面を、ノズル
から高圧の液体を噴射して洗浄する場合に使用するもの
であり、吸込んだ液体(主として純水)を清浄なままで
ポンプから吐出しなければならない。図示するように、
プランジャ21の一端はエアピストン22に連結されて
おり、このエアピストン22は、本体側フランジ23と
エアフランジ24に支持されて密封構造をなすエアシリ
ンダ25内を往復動する。
【0012】エアピストン22により仕切られたエアシ
リンダ25内の一方の室26は、エアフランジ24に形
成された通路27を介して作動空気供給口28に連通し
ている。エアピストン22により仕切られたエアシリン
ダ25内の他方の室29は、本体側フランジ23に形成
された通路30を介して作動空気供給口31に連通して
いる。したがって、作動エアa1 が作動空気供給口28
と通路27とを通って一方の室26内に流入するととも
に他方の室29内の作動エアb1 が通路29と作動空気
供給口31を通って外部に排出されると、エアピストン
22はエアシリンダ25内を本体側フランジ23側(図
中F1 方向)に摺動する。次いで、作動エアb1 が作動
空気供給口31と通路30とを通って室29内に流入す
るとともに室26内の作動エアa1 が通路27と作動空
気供給口28とを通って外部に排出されると、エアピス
トン22はエアシリンダ25内をエアフランジ24側
(図中F2 方向)に摺動する。かかる動作を繰り返すこ
とにより、ピストン22は軸方向に往復動する。
【0013】プランジャ21は、円筒状の軸受ケース4
0に取り付けられた軸受42に軸方向に移動自在に支持
されており、往復動するエアピストン22によりウォー
タシリンダ41内を軸方向に往復動する。ウォータシリ
ンダ41の端部にはシリンダヘッドとしてのウォータシ
リンダヘッド43が取付けられ、このウォータシリンダ
ヘッド43を有するウォータシリンダ41とプランジャ
21とによりポンプ室Cを形成している。
【0014】ウォータシリンダヘッド43には、ポンプ
室Cと連通して輸送液体をポンプ室C内に供給する吸込
口44が形成されており、この吸込口44は、吐出工程
での液体の逆流を防ぐために吸込側チェッキ弁45を流
路途中に備えている。さらにウォータシリンダヘッド4
3には、ポンプ室Cと連通し、プランジャ21によりポ
ンプ室C内で加圧された液体を吐出するための吐出口4
6が形成されており、この吐出口46は、吸込工程での
液体の逆流を防ぐために吐出側チェッキ弁47を流路途
中に備えている。
【0015】作動エアa1 、b1 、により往復動するエ
アピストン22に連結されたプランジャ21がウォータ
シリンダ41内を往復動するが、吸込工程に際しては、
プランジャ21は矢印F2 方向に移動する。そして、吸
込側チェッキ弁45が開き且つ吐出側チェッキ弁47が
閉じ、吸込口44を介して液体がポンプ室C内に吸込ま
れる。一方、吐出工程に際しては、プランジャ21は矢
印F1 方向に移動する。すると、ポンプ室C内の液体は
加圧され、吸込側チェッキ弁45は閉じ且つ吐出側チェ
ッキ弁47は開き、ポンプ室Cの液体が吐出口46より
吐出される。このような吸込工程と吐出工程を繰り返す
ことにより、吸込口44から供給される低圧の吸込液体
を所定の圧力にまで昇圧して吐出口46から吐出する。
なお、図1は、エアピストン22が右端のエアフランジ
24に接しており、吸込工程を完了し吐出工程に移る直
前のポンプの状態を示している。
【0016】ウォータシリンダ41の内周部48とプラ
ンジャ21の外周面49との間には、微小間隙が形成さ
れるとともにポンプ室Cの内部の液体が外部に漏洩する
ことを防止するための第1のシール材としての断面コ字
状で全体がリング状のシール材50が介装されている。
ウォータシリンダ41の内周部48には大直径の拡大段
部51が形成され、この拡大段部51内に円筒形のパッ
キンケース52が密封して固定されている。シール材5
0は、図2に示すように、このパッキンケース52の内
周部に形成された切欠き部53と軸受ケース40とが形
成する凹部内に移動しないように収納固定されている。
このシール材50は摺動性のよい合成樹脂例えばPTF
E系の樹脂で構成されている。シール材50の内側には
同じく断面コ字状のスプリング54が取付けられ、両リ
ップ55,56をウォータシリンダ41のパッキンケー
ス52とプランジャ外周面49とにゆるやかな力で押圧
する構造になっており、プランジャ21は一方のリップ
56に当接しながら摺動する。シール材50は、その開
口部57がポンプ室Cの方向を向いてセットされてい
る。したがって、ポンプ室C内の液体がプランジャ21
により加圧された場合には、高圧の液体の圧力による力
は、開口部57側に流れて開口部57を拡げる方向に作
用するので、リップ56とプランジャ21との間からは
液体が漏洩しない。
【0017】また、シール材50よりもポンプ室Cの方
向に位置するとともにウォータシリンダ41の内周部4
8とプランジャ外周面49との間には、第2のシール材
としてのダストワイパ61が介装されており、プランジ
ャ21がこのダストワイパ61に摺接している。このダ
ストワイパ61は、ポンプの吸込工程ではシール材50
で発生した摩耗粉がポンプ室側に流入しないようにプラ
ンジャ外周面49と摺接し、吐出工程では上記プランジ
ャ外周面49との間に微小間隙を形成可能になってい
る。
【0018】図3に示すように、ダストワイパ61は、
ウォータシリンダ41の内周部48に形成された切欠き
部62内に収納されており、上記シール材50と同様に
断面がコ字状で全体がリング状に形成されている。その
半径方向外方には、ウォータシリンダ41の切欠き部6
2の内面と当接するリップ63が設けられ、半径方向内
方にはプランジャ外周面49が摺接するリップ64が設
けられている。このダストワイパ61は、プランジャ2
1の外周面49と摺接するので摺動性のよい合成樹脂例
えばPTFE系の樹脂で形成されている。このダストワ
イパ61の内側には、同じく断面コ字状でリング状のス
プリング65が取付けられ、両リップ63,64をウォ
ータシリンダ41とプランジャ外周面49とにゆるやか
な力で押圧している。ダストワイパ61は、その開口部
66がシール材50の方向を向くようにセットされてい
る。パッキンケース52のポンプ室C側端部にはリング
状突起67が突出形成されており、このリング状突起6
7がダストワイパ61の開口部66内に挿入され、これ
によりダストワイパ61が所定位置に位置決めされてい
る。
【0019】上述のようにこのダストワイパ61の開口
部66は、シール材50の開口部57と対向する方向を
向いているので、プランジャ21が矢印F2 方向に移動
するポンプの吸込工程の際に吸込口44から液体がポン
プ室C内に吸込まれ、ポンプ室Cの圧力が低くなったと
きには、ダストワイパ61には開口部66を拡げる方向
に力が作用する。これにより、シール材50で発生した
摩耗粉がダストワイパ61のリップ64の摺動部を通過
してポンプ室Cに浸入することを防止している。また、
この時はポンプ室Cの圧力が低いため、リップ64の摺
動部にはほとんど摩耗粉は発生することなく、またわず
かにこの摺動部で発生した摩耗粉も、矢印F2 方向に移
動するプランジャ21とともにシール材50の方向に吸
込まれ、ポンプ室C内の液体に混入することはない。
【0020】一方、プランジャ21が矢印F1 方向に移
動する吐出工程では、ポンプ室Cが収縮されてポンプ室
内部の液体は高圧となるので、ダストワイパ61には開
口部66を狭くする方向に力が作用する。ポンプ室C内
の大部分の液体は吐出側チェッキ弁47を介して吐出口
46から吐出される。ところが、ポンプ室内の高圧液体
の圧力により、ダストワイパ61のリップ64とプラン
ジャ外周面49との摺接部において上記リップ64を半
径方向外方に押すような力が加わるので、その結果、こ
の摺接部に微小間隙が形成されるとともにダストワイパ
61とプランジャ21との接触が軽減される。そのた
め、この摺接部から新たな摩耗粉が発生することはな
く、またポンプ室C内の一部の液体はこの微小間隙を通
ってシール材50の方向に流れ出る。したがって、高圧
シール部であるシール材50において発生した摩耗粉が
ポンプ室Cに浸入することはない。
【0021】ここで、本実施例では、ポンプ室Cから上
記微小間隙を通って流れる液体を排出するための、流量
調節可能な第1の排出手段70がウォータシリンダ41
に取付けられている。この第1の排出手段70は、シー
ル材50とダストワイパ61とに挟まれたスペースであ
ってウォータシリンダ41のパッキンケース52の内周
面とプランジャ外周面49との間に形成されたスペース
Sに連通してウォータシリンダ41とパッキンケース5
2に穿設されたスピルバック排出口71と、このスピル
バック排出口71に連通してウォータシリンダ41に取
付けられたスピルバックラインL1 と、このスピルバッ
クラインL1 の途中に介装されて流れる液体の流量を調
節可能な流量制限オリフィスR1 とを備えている。
【0022】上記吐出工程において、ポンプ室Cからダ
ストワイパ61の微小間隙を通ってスペースSに流入し
た液体は、スピルバック排出口71に入ったのち、流量
制限オリフィスR1 を通ってスピルバックラインL1
より外部に排出される。上記スペースS内の液体にはシ
ール材50の摺動部から発生する摩耗粉が含まれている
が、この摩耗粉は液体とともにスピルバックラインL1
を通って外部に排出されるのでポンプ室C内の液体には
摩耗粉は含まれない。
【0023】このように、本実施例に係るプランジャポ
ンプPaは、ポンプ作動の吸込工程、吐出工程のいずれ
の場合であっても、シール材50の摺動部から発生する
摩耗粉がポンプ室Cに浸入することはない。また、たと
え、ダストワイパ61の摺接部で僅かな摩耗粉が発生し
ても同様にポンプ室Cに浸入することはない。したがっ
て、ポンプ室Cから吐出口46を介して吐出される輸送
液に摩耗粉が混入することはない。
【0024】また、本実施例では、図1に示すように、
ウォータシリンダ41に、ポンプ室Cと連通してポンプ
室C内の液体を排出する開閉操作可能な第2の排出手段
72を取付けている。この第2の排出手段72は、ポン
プ室Cに連通してウォータシリンダ41の側壁に形成さ
れた連通孔73と、この連通孔73に連通してウォータ
シリンダ41に取付けられたオーバーフローラインL2
と、このオーバーフローラインL2 の途中に設けられて
ポンプ吐出時にはこの流路を閉じる操作をすることがで
きるバルブV2 とを備えている。したがって、プランジ
ャポンプPaを待機状態すなわちプランジャ21が矢印
2 方向に最も移動した位置で停止した状態においてバ
ルブV2 を開にすると、吸込口44に接続されたライン
の圧力によりこの吸込み口44からポンプ室C内に液体
が連続的に流入する。ポンプ室C内に流入した液体は連
通孔73を通ってオーバーフローラインL2 から連続的
に外部に排出される。これにより、ポンプ室Cの内部の
液体は滞留することなく常に新鮮な液体に入れ替ること
となり、ポンプ室C内での金属の溶出やバクテリアの発
生等がなくなり、液体の汚染を防止できる。このよう
に、第2の排出手段72によりオーバーフロー機能を付
加したポンプでは、長期間のポンプの停止後であって
も、バルブV2 を閉じてポンプPaを運転すれば直ちに
新鮮な高圧洗浄液を供給することができる。
【0025】
【発明の効果】本発明は上記のように構成したので、ポ
ンプ作動の吸込工程と吐出工程のいずれの場合において
も、高圧シール部で発生した摩耗粉が輸送液に混入せ
ず、清浄な高圧液を供給することができる。また、高圧
シール部で発生した摩耗粉がシール材に食い込む恐れが
ないため、シール材のシール性能を劣化させることがな
い。
【0026】また、本発明はポンプ室と連通してポンプ
室内の液体を排出することができる第2の排出手段を設
けることにより、長期間のポンプ停止後も直ちに新鮮な
清浄高圧液を供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1乃至図3は本発明の一実施例を示す図で、
図1はプランジャポンプの断面図である。
【図2】図1の部分拡大断面図である。
【図3】図1の部分拡大断面図である。
【図4】従来のプランジャポンプの断面図である。
【図5】図4の部分拡大断面図である。
【符号の説明】
21 プランジャ 40 軸受ケース 41 ウォータシリンダ(シリンダ) 43 ウォータシリンダヘッド(シリンダヘッド) 48 シリンダの内周部 49 プランジャの外周面 50 シール材(第1のシール材) 61 ダストワイパ(第2のシール材) 70 第1の排出手段 72 第2の排出手段 Pa プランジャポンプ C ポンプ室

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダとこのシリンダ内を往復動する
    プランジャとによりポンプ室を形成し、このポンプ室内
    の液体が外部に漏洩することを防止するために前記シリ
    ンダの内面と前記プランジャの外面との間に第1のシー
    ル材を設けたプランジャポンプにおいて、前記第1のシ
    ール材と前記ポンプ室との間に前記シリンダの内面と前
    記プランジャの外面とが摺接しないように微小間隙を設
    け、前記第1のシール材と前記ポンプ室との間に、吸込
    工程では第1のシール材側からポンプ室側へ摩耗粉が流
    れないように前記プランジャ外面と摺接するとともに吐
    出工程では前記プランジャ外面との間に微小間隙を形成
    する第2のシール材を設け、前記第2のシール材と前記
    第1のシール材との間に前記ポンプ室から前記第2のシ
    ール材を通過した液体を外部に排出する第1の排出手段
    を設けたことを特徴とするプランジャポンプ。
  2. 【請求項2】 前記ポンプ室と連通して該ポンプ室内の
    液体を排出する開閉操作可能な第2の排出手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1記載のプランジャポンプ。
JP4105376A 1992-03-31 1992-03-31 プランジャポンプ Expired - Lifetime JP2540411B2 (ja)

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