JPH0350304Y2 - - Google Patents

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JPH0350304Y2
JPH0350304Y2 JP1983123085U JP12308583U JPH0350304Y2 JP H0350304 Y2 JPH0350304 Y2 JP H0350304Y2 JP 1983123085 U JP1983123085 U JP 1983123085U JP 12308583 U JP12308583 U JP 12308583U JP H0350304 Y2 JPH0350304 Y2 JP H0350304Y2
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piston
cylinder
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water
oil
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JP1983123085U
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Priority to EP83110228A priority patent/EP0130235B1/en
Priority to DE8383110228T priority patent/DE3381401D1/de
Priority to US06/542,810 priority patent/US4534711A/en
Priority to US06/701,331 priority patent/US4600149A/en
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は超高圧水ポンプに関するものであ
る。
超高圧水ポンプは強力な噴射圧力を有する噴射
水を作成するために使用される。この種の超高圧
水ポンプにより作られる強力な噴射圧力を有する
噴射水は例えば塗装の剥離、化学反応釜内部の清
掃、航空機などのオーバーホールに伴う洗浄など
を行なう装置に使用して極めて効果的である。
従来使用されているこの種の超高圧水ポンプで
は、シリンダとピストン間の間隙からのリークを
防止するためにピストンの外周面に対してパツキ
ンやピストンリングを取付けることが行なわれて
いる。これらのパツキン或はピストンリングを超
高圧水ポンプに使用すると、ポンプの超高圧発生
動作時において、これらのパツキン或はピストン
リングはシリンダの内周面に強い圧力で圧着され
た状態で摺動運動を繰返すことになる。このため
に被圧縮液体の潤滑性の有無により、これらのパ
ツキン或はピストンリングの消耗度が大きく左右
されることになる。従つて水を被圧縮液体とする
超高圧水ポンプにおいてはシリンダの内周面とパ
ツキン或はピストンリング間における潤滑性が悪
いために、パツキン或はピストンリングにかじり
や焼付が生じポンプ動作にリークが生じることが
ある。
この現象を解決するために、水に溶解しにくく
且つ良潤滑性を有する油類をシリンダの内周面に
塗布した状態として動作を行なわせる構造の超高
圧水ポンプが提案されている。
第1図は従来提案されているこの種の超高圧水
ポンプの構成を示すもので、一端が閉塞面11と
された円筒状シリンダ12に対してピストン13
が気密的に嵌合配設される。ピストン13にはそ
の挿入先端側において径が狭められた円柱体部1
4が一体に形成され、ピストン13の挿入の後端
側にはピストンリング15−1〜15−3がその
外周面に持設されている。
シリンダ12内において円柱体部14の外径よ
り僅かに大きな内径を有する円環状のフリーピス
トン16が円柱体部14に対して嵌挿され、円柱
体部14の先端にはこのフリーピストン16の抜
け出しを防止するストツパ17が固定して取付け
られる。円柱体部14のフリーピストン16との
嵌装部分の外周面にはパツキン18が持設され、
フリーピストン16の外周面にはパツキン19が
持設されている。
シリンダ12の閉塞面11近傍においてその内
部に通じるように水の流入路21及び流出路22
が取付けられ、それぞれに弁23,24が設けら
れている。これらの流入路21及び流出路22は
その路径が小さく設定され、図示していないが流
入路21の端部は水タンクに、又流出路22の端
部は例えば噴射水放出用ガンに接続される。
ピストン13の広径部分とフリーピストン16
間において円柱体部14の外周面とシリンダ12
の内周面間に潤滑油25が充填される。この潤滑
油25が充填される位置においてシリンダ12を
貫通して油流入路26が形成され、この油流入路
26は弁27を介して図示していない潤滑油タン
クに接続されている。
潤滑油タンクにより一定圧の潤滑油が供給さ
れ、この潤滑油25はシリンダ12の内周面に対
してほゞその中央位置において塗布された状態と
なり、さらに潤滑油はピストンリング15−1〜
15−3方向及びパツキン19方向に薄膜状に浸
透している。従つてピストン13の往復運動時に
ピストン13とシリンダ12の対接面間隙に潤滑
油25の薄膜が存在するのでピストンリング15
−1〜15−3のピストンの往復運動により生ず
る摩耗が大幅に減少する。しかし圧縮動作時にお
けるフリーピストンの移動量が大きいためにパツ
キン19の摩耗が比較的大きい。
またこの従来提案されている構造の超高圧水ポ
ンプでは、ピストン13の径が円柱体部14で狭
められ、且つこの円柱体部14の長さが比較的長
いのでピストン13の強度が低下する。従つてそ
の往復運動時にこの円柱体部14の部分でピスト
ン13が破損したり、変形したりすることがあ
る。特に近年この種の超高圧水ポンプも小型化さ
れる傾向にあるためにピストン13の径が小さく
なり、その強度の低下は大きな問題となる。
さらにこの従来提案されている構造のものでは
フリーピストン16の摺動抵抗により水と油の圧
力のバランスが均一に保持されなくなり、加えて
フリーピストン16がピストン13の往復運動と
ピストンリングからもれる潤滑油25の量に比例
して体積の減じる油溜の長さとが複合して極めて
複雑な動作を行なうために、ポンプ動作が安定に
行なわれないという欠点がある。
この考案は従来提案されているこの種の超高圧
水ポンプにおける欠点を解決し、安定したポンプ
動作が可能でピストンリングやパツキンの摩耗も
少なくピストンの強度も増大させることが可能な
超高圧水ポンプを提供するものである。
この考案ではシリンダ内において軸心方向に往
復自在に気密的に配設されるピストンに対して、
その押込み方向の内端面側から軸心位置に挿入孔
が形成される。この挿入孔内には軸心方向におい
て摺動自在にフリーピストンが配され、このフリ
ーピストンの挿入孔から飛び出しを阻止するスト
ツパがピストンの押込み方向の内端面に取付けら
れ、このストツパの中心に開孔が形成される。挿
入孔位置に対応するピストンの外周面に沿つて凹
状の油溜が形成され、この油溜と挿入孔の内側端
部間は連通孔で連通され、この油溜の前後にはピ
ストンとシリンダの間にパツキンとピストンリン
グが介在され、ピストンの往復運動中にシリンダ
内の水圧とほぼ等しい圧力が油溜に供給される潤
滑油に加圧されている。
以下この考案の超高圧水ポンプをその実施例に
基づき図面を使用して詳細に説明する。
第2図に第1図と同一部分に対して同一符号を
付してその構成を示すのは、この考案の超高圧水
ポンプの実施例であり、ピストン13はその全長
にわたつて同一外径を有する形状とされ、このピ
ストン13の軸心位置に形成された挿入孔31に
フリーピストン16が摺動自在に取付けられる。
即ちピストン13には押込み方向の内端面側から
軸心位置に挿入孔31が形成されている。この挿
入孔31の内径よりも僅かに外径の小さなフリー
ピストン16が、この挿入孔31内に挿入配設さ
れる。
ピストン13の押込み方向の内端面に対してス
トツパ17が固定して取付けられ、フリーピスト
ン16の挿入孔31からの飛び出しが阻止され
る。このストツパ17の中心には開孔32が形成
される。又挿入孔31の内側端部とフリーピスト
ン16間にスプリング33が配設される。
挿入孔31位置に対応するピストン13の外周
面に凹状の油溜35が形成され、この油溜35と
挿入孔31の内側端部間は連通孔36により連通
されている。図示していない潤滑油タンクから油
流入路26を通して油留35に対して潤滑油が供
給される。
フリーピストン16は挿入孔31内に挿入配設
されているので、ピストンリング15−3とパツ
キン18間の広い範囲にわたつて油溜35が形成
可能で、シリンダ12の内周面により広く潤滑油
25を塗布配設することができる。
第2図の状態では図示していない水タンクから
水がシリンダ12内に吸入されていて、この水3
8がシリンダ12の端板11側においてシリンダ
12とピストン13間に充填されているものとす
る。この水38は開孔32から挿入孔31内に流
入し、フリーピストン16はこの水と挿入孔31
の内側端部に充填されている潤滑油間に位置して
いる。スプリング33によりフリーピストン16
は水38側に偏倚されており、フリーピストン1
6が水圧により移動し過ぎて連通孔36を塞ぐこ
とが防止される。
この状態からピストン13を押込んで行くとシ
リンダ内の水38の圧力が高められ、その圧力が
ストツパ17の中心開孔32を通してフリーピス
トン16に印加される。つまりシリンダ内の水3
8の圧力とほぼ等しい圧力が潤滑油に印加され、
その油圧は連通孔36を通してピストン13の外
周面凹状の油溜35の潤滑油に加圧される。加圧
水は流出路22から弁24を開いて噴射される。
従つて流出路22の先端に噴射水放出用ガンを取
付けておくと高圧噴射水を得ることが可能で、こ
の高圧噴射水により例えば塗装の剥離或は洗浄な
どを行なわせることができる。
シリンダ12内の水38を放出させた後にピス
トン13をシリンダ12から引き抜く方向に移動
させると弁24が閉じ、弁23が開いて図示して
いない水タンクから流入路21を通じてシリンダ
12内に水が吸込まれる。従つてこのような往復
運動をピストン13に対して行なわせることによ
り水タンクからシリンダ12内に水を吸引し、こ
の水を流出路22から高圧の噴射水として放出さ
せるポンプ動作が行なわれる。
この往復運動中においてはピストン13の往復
運動とフリーピストン16の運動とがそれぞれ別
の摺動面で行なわれ、しかも水圧にほぼ等しい油
圧を高めることができるので、ピストンリング及
びパツキンに潤滑油が充分浸透されるために水と
潤滑油のバランス保持状態を安定させることがで
き、安定したポンプ動作を行なわせることができ
る。ピストン13のシリンダ12の内周面との摺
動は潤滑油25の薄膜が広い周面にわたつて存在
するため極めて円滑に行なわれる。従つてピスト
ンリング15−1〜15−3及びパツキン18に
対して焼付け変形が生じることがない。又ピスト
ン13はその全長にわたつて広径状に形成可能と
なり、その断面積を有効に利用できるためにピス
トン13の強度が大幅に増大する。
一方フリーピストン16はその径が小さくな
り、油溜35の形状と相俟つて圧縮動作時におけ
るフリーピストン16の移動量が減少しパツキン
19の摩耗も極めて少なくなる。さらに全体的に
超高圧水ポンプの構造を簡単にすることができる
ので従来の構造のものに比較してその製作が極め
て容易となる。
以上詳細に説明したように、この考案によると
全体の構造が簡単で小型化され、且つその強度を
大幅に増加させ、さらに潤滑油を摺動面のより広
い範囲にわたつて供給可能な構造とすることが可
能で、円滑なポンプ動作が行なわれ、摺動部分の
摩耗を低下させて、動作寿命を延長することがで
きる超高圧水ポンプを提供することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来提案されている超高圧水ポンプの
構成を示す断面図、第2図はこの考案の超高圧水
ポンプの実施例の構成を示す断面図である。 12:シリンダ、13:ピストン、14:円柱
体部、15−1〜15−3:ピストンリング、1
6:フリーピストン、17:ストツパ、18,1
9:パツキン、21:流入路、22:流出路、2
3,24,27:弁、25:潤滑油、26:油流
入路、31:挿入孔、32:開孔、33:スプリ
ング、35:油溜、36:連通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダ内において軸心方向に往復自在にピス
    トンが気密的に配設され、前記ピストンにはその
    押込み方向の内端面側から軸心位置に挿入孔が形
    成され、この挿入孔内にフリーピストンが軸心方
    向において摺動自在に配され、このフリーピスト
    ンの前記挿入孔から飛び出しを阻止するストツパ
    が前記ピストンの押込み方向の内端面に取付けら
    れ、このストツパの中心に開孔が形成され、前記
    挿入孔位置に対応する前記ピストンの外周面に沿
    つて凹状の油溜が形成され、この油溜と前記挿入
    孔の内側端部間が連通孔により連通され、前記油
    溜の前後においてピストンとシリンダの間にパツ
    キンとピストンリングが介在され、上記ピストン
    の往復運動中に上記シリンダ内の水圧とほぼ等し
    い圧力が、前記フリーピストンを介して上記油溜
    に供給される潤滑油に加圧されることを特徴とす
    る超高圧水ポンプ。
JP12308583U 1983-07-01 1983-08-08 超高圧水ポンプ Granted JPS6030378U (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12308583U JPS6030378U (ja) 1983-08-08 1983-08-08 超高圧水ポンプ
EP88115148A EP0304964B1 (en) 1983-07-01 1983-10-13 Apparatus for producing ultrahigh pressure water jet
DE8888115148T DE3382372D1 (de) 1983-07-01 1983-10-13 Vorrichtung, um einen wasserstrahl unter ultrahochdruck zu erzeugen.
EP83110228A EP0130235B1 (en) 1983-07-01 1983-10-13 Apparatus for producing ultrahigh pressure water jet
DE8383110228T DE3381401D1 (de) 1983-07-01 1983-10-13 Geraet zum erzeugen eines hochdruckwasserstrahls.
US06/542,810 US4534711A (en) 1983-07-01 1983-10-17 Apparatus for producing ultrahigh pressure water jet
US06/701,331 US4600149A (en) 1983-07-01 1985-02-13 Apparatus for producing ultrahigh pressure water jet

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12308583U JPS6030378U (ja) 1983-08-08 1983-08-08 超高圧水ポンプ

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Publication Number Publication Date
JPS6030378U JPS6030378U (ja) 1985-03-01
JPH0350304Y2 true JPH0350304Y2 (ja) 1991-10-28

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ID=30281102

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JP12308583U Granted JPS6030378U (ja) 1983-07-01 1983-08-08 超高圧水ポンプ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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