JPH07174251A - 定量バルブ - Google Patents

定量バルブ

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JPH07174251A
JPH07174251A JP32304093A JP32304093A JPH07174251A JP H07174251 A JPH07174251 A JP H07174251A JP 32304093 A JP32304093 A JP 32304093A JP 32304093 A JP32304093 A JP 32304093A JP H07174251 A JPH07174251 A JP H07174251A
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JP
Japan
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oil
piston
discharge
discharge port
pipe
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Application number
JP32304093A
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English (en)
Inventor
Kazuya Uchida
一八 内田
Tokuo Kanda
徳雄 神田
Fumio Tanaka
文夫 田中
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RIYUUBE KK
Original Assignee
RIYUUBE KK
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Publication date
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  • Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 オイルが供給される加圧時に、ピストンのシ
ール性を損なうことなく、収縮や変形を抑止し、吐出量
の精度を向上させるとともに、余分な負荷が作用しない
ようにして吐出を円滑に行わせる。 【構成】 シリンダ1の供給口2からオイルが供給され
ると、逆止弁10が吐出口4へ連通したパイプ6の入口
6aを閉塞するとともに外側からオイルを通過させる。
通過したオイルは、ピストン20をスプリング8の付勢
力に抗して押圧し、この押圧により形成される供給側シ
リンダ室15に貯留されていく。また、吐出側シリンダ
室16に貯留されたオイルがパイプ6の貫通孔17から
押し出されて吐出口4から吐出していく。この場合、ピ
ストン20は、加圧されるが、ゴム製のシール部23,
24は貫通する剛性体25によって分けられているの
で、加圧による収縮がなく、吐出量の精度が悪くなる事
態が防止されるとともに、変形して膨出する事態も抑止
され、ピストン20の移動がスムーズに行なわれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、潤滑油などのオイルを
一定量供給する定量バルブに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、図9に示すように、定量
バルブTとしては、シリンダ1の供給口2からオイルが
供給されると、供給されるオイルの圧力によって笠型リ
ップ11を備えた逆止弁10が他方側へ移動し、吐出口
4へ連通したパイプ6の入口6aを閉塞するとともに、
リップ11が内側へ縮径してオイルを通過させる。通過
したオイルは、パイプ6の外側に摺動可能に嵌合されか
つシリンダ1の内壁に摺接するシール部としてのゴム製
の0リング7を含み常時供給口2側にスプリング8で付
勢されるピストン9をこのスプリング8の付勢力に抗し
て押圧し、この押圧により形成される供給側シリンダ室
15に貯留されていく。また、このピストン9の押圧に
より、吐出側シリンダ室16に貯留されたオイルがパイ
プ6の吐出口4側の貫通孔17から押し出されて吐出口
4から吐出していく。その後、ピストン9の吐出口4側
の端部がパイプ6の固定面に当接して停止すると吐出が
終了し、これにより、ピストン9のストローク分のオイ
ルが吐出される。
【0003】そして、供給口2からのオイルの供給が停
止して油圧がなくなると、スプリング8の付勢力により
ピストン9が供給口2側に押圧され、パイプ6の供給口
2側に設けたストッパ18に当接する。このピストン9
の押圧により供給側シリンダ室15に貯留されたオイル
に圧力が作用し、これにより、逆止弁10が供給口2側
に移動して、供給口2側の段部2aを塞ぐとともにリッ
プ11が拡開しシリンダ1の内壁に弾接してシールし供
給口2側へのオイルの流入を抑止する。そして、供給側
シリンダ室15に貯留されたオイルがパイプ6の入口6
aから流入し、ピストン9の移動により吐出側シリンダ
室16が負圧になることから、パイプ6の吐出口4側の
貫通孔17から吐出側シリンダ室16にオイルが流入
し、次の吐出分のオイルとして貯留される。このような
操作が反復されて、定量の潤滑油が吐出口4から吐出さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の定量バルブTにあっては、オイルの供給時に、加圧
されてピストン9がストローク分移動し、オイルを吐出
するが、ピストン9のゴム製の0リング7が多少なりと
も収縮するので、吐出量の精度が悪くなっているという
問題があった。特に、ピストン9の断面積に比較してス
トロークが極端に短い場合、例えば、ピストン径が10
mm,ストロークが0.5mmのような場合、吐出量が
極めて微量になるので、0リング7の収縮の影響が無視
できなくなる。
【0005】また、ピストン9のゴム製の0リング7が
変形して外側に膨出するので、摺動抵抗が増大し、この
点でも、吐出に与える影響が生じる。特に、吐出圧が高
い場合には影響が大になる。
【0006】本発明は上記の問題点に鑑みて為されたも
ので、その課題は、オイルが供給される加圧時に、ピス
トンのシール性を損なうことなく、収縮や変形を抑止
し、吐出量の精度を向上させるとともに、余分な負荷が
作用しないようにして吐出を円滑に行わせる点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るための本発明の技術的手段は、オイルの供給口が形成
された供給口部及びオイルの吐出口が形成された吐出口
部を有したシリンダと、該シリンダ内に同軸に設けられ
入口が供給口側に臨み出口が吐出口部の内側に連設され
て吐出口に連通するとともに出口近傍に貫通孔を有した
パイプと、該パイプの入口と供給口部との間に介装され
オイルの供給時にパイプの入口を閉じかつ外側からオイ
ルの流通を許容しオイルの非供給時に供給口側を閉じパ
イプの入口を開く逆止弁と、上記シリンダの内壁及びパ
イプの外壁を摺動するゴム製のシール部を有し吐出口側
に移動するとき供給口側に流入するオイルを貯留する供
給側シリンダ室を形成し供給口側に移動するとき供給側
シリンダ室からパイプの入口及び貫通孔を通って流入す
るオイルを貯留する吐出側シリンダ室を形成するピスト
ンと、該ピストン及び吐出口部間に介装され該ピストン
を供給口側へ常時付勢するコイルスプリングとを備え、
オイルの供給時にピストンの吐出口側への移動により吐
出側シリンダ室に貯留されたオイルをパイプの貫通孔を
通して吐出口へ吐出するようにした定量バルブにおい
て、上記ピストンは、供給口側から吐出口側へシール部
を貫通する剛性体を備えた構成としている。
【0008】そして、必要に応じ、上記ピストンは、一
端が上記剛性体に連続し他端が吐出口側への移動により
吐出口部の内側に当接可能な管体を備え、該管体の剛性
体側にコイルスプリングの端部を受ける鍔部を形成した
構成としている。
【0009】そしてまた、上記ピストンの剛性体と管体
とは一体形成されていることが有効である。
【0010】
【作用】上記の構成からなる定量バルブによれば、シリ
ンダの供給口からオイルが供給されると、供給されるオ
イルの圧力によって逆止弁が他方側へ移動し、吐出口へ
連通したパイプの入口を閉塞するとともに外側からオイ
ルを通過させる。通過したオイルは、ピストンをスプリ
ングの付勢力に抗して押圧し、この押圧により形成され
る供給側シリンダ室に貯留されていく。また、このピス
トンの押圧により、吐出側シリンダ室に貯留されたオイ
ルがパイプの吐出口側の貫通孔から押し出されて吐出口
から吐出していく。この場合、ピストンのシール部はシ
リンダの内壁及びパイプの外壁を摺動するので、吐出側
シリンダ室と供給側シリンダ室との液密が図られる。
【0011】このとき、ピストンは、オイルの供給時に
加圧されるが、ゴム製のシール部は貫通する剛性体によ
って分けられているので、加圧による収縮がなく、その
ため、吐出量の精度が悪くなる事態が防止される。ま
た、シール部に余分な負荷がほとんど作用することがな
く、そのため、シール部が変形して膨出する事態が抑止
され、ピストンの移動がスムーズに行なわれる。
【0012】そして、供給口からのオイルの供給が停止
して油圧がなくなると、スプリングの付勢力によりピス
トンが供給口側に押圧され、逆止弁が供給口側に移動し
て、供給口側を塞ぎ、これにより、供給側シリンダ室に
貯留されたオイルがパイプの入口から流入し、ピストン
の移動により吐出側シリンダ室が負圧になることから、
パイプの貫通孔から吐出側シリンダ室にオイルが流入
し、次の吐出分のオイルとして貯留される。
【0013】
【実施例】以下添付図面に基づいて本発明の実施例に係
る定量バルブについて説明する。尚、上記と同様のもの
には同一の符号を付して説明する。
【0014】図1に示す実施例に係る定量バルブTにお
いて、1はシリンダであって、オイルの供給口2が形成
された供給口部3を備えた本体5と、本体5に着脱可能
に螺合しオイルの吐出口4が形成された吐出口部7を有
している。6はパイプであって、シリンダ1内に同軸に
設けられ入口6aが供給口2側に臨み出口6bが吐出口
部7の内側に連設されて吐出口4に連通している。この
パイプ6の出口6b近傍には吐出口4に連通する貫通孔
17が形成されている。
【0015】10はパイプ6の入口6aと供給口部3と
の間に介装された逆止弁であって、ゴムで一体成形され
ており、一方側から他方側へ拡開し先端周縁12がシリ
ンダ1の内壁に弾接する笠状のリップ11を備えてい
る。リップ11の一方側の端面部にはリップ11と同軸
のガイドロッド13が設けられ、このガイドロッド13
基端部周囲の端面部は供給口部3内側の段部2aに当接
可能な外側シール面13aとして形成されている。ま
た、リップ11の内側にはリップ11と同軸の円柱状体
14が設けられ、この円柱状体14の他方側端面はパイ
プ6の入口6aを塞ぐ内側シール面14aとして形成さ
れている。
【0016】また、上記リップ11の先端周縁12は、
例えば円弧面からなる凸曲面に形成されている。即ち、
リップ11の先端周縁12は、リップ11の壁部先端部
分に断面円形部分を一体形成した形状に成形されてい
る。更に、凸曲面は、リップ11の外側面よりも外側に
突出形成されている。そして、この逆止弁10は、オイ
ルの供給時にパイプ6の入口6aを閉じかつ外側からオ
イルの流通を許容し、オイルの非供給時に供給口2側を
閉じパイプ6の入口6aを開くものである。
【0017】20はピストンであって、シリンダ1の内
壁及びパイプ6の外壁を摺動する摺動体21と、管体2
2とから構成され、吐出口4側に移動するとき供給口2
側に流入するオイルを貯留する供給側シリンダ室15
(図1では容積が0の状態)を形成する一方、供給口2
側に移動するとき供給側シリンダ室15からパイプ6の
入口6a及び貫通孔17を通って流入するオイルを貯留
する吐出側シリンダ室16を形成するものである。8は
ピストン20及び吐出口部7の内側面間に介装され該ピ
ストン20を供給口2側へ常時付勢するコイルスプリン
グである。18はパイプ6の入口6a近傍に設けられ
た、例えば、Eリングからなるピストン20のストッパ
である。
【0018】実施例に係るピストン20において、摺動
体21は、シリンダ1の内壁及びパイプ6の外壁を摺動
するリング状のゴムで形成された外側シール部23及び
内側シール部24を備えているとともに、供給口2側か
ら吐出口4側へ外側シール部23及び内側シール部24
を貫通する金属製のリング状剛性体25を備えている。
この摺動体21は、例えば、剛性体25にシール部2
3,24を蒸着し、あるいは、インサート成形により一
体形成される。実施例では、管状の剛性体25の内外中
央円周上に溝26を形成し、この内外の溝26に内外の
シール部23,24を設けている。シール部23,24
は蒸着などにより一体に形成されるので、単にOリング
を持ちいた場合に比較して、密着性が良く、特に、小型
に形成できるので、吐出量を極めて微量にするピストン
径の小さいもの(例えば、剛性体25の直径が6mm程
度もしくはそれ以下のもの)に適している。
【0019】管体22は、剛性体25と一体形成されて
おり、一端が剛性体25に連続し他端が吐出口4側への
移動により吐出口部7の内側に当接可能に形成されてい
る。管体22の剛性体25側には、上記コイルスプリン
グ8の端部を受ける鍔部27が形成されている。ピスト
ン20は、管体22及び摺動体21が一体化しているの
で、部品点数が少なくなり、それだけ、部品管理や組付
けが容易になり、作業性が向上する。また、組立の自動
化が図られるようになる。
【0020】従って、実施例に係る定量バルブTにおい
ては以下のように作用をする。先ず、図2(a)(b)
に示すように、シリンダ1の供給口2からオイルが供給
されると、供給されるオイルの圧力によって逆止弁10
が他方側へ移動し、吐出口4へ連通したパイプ6の入口
6aを内側シール面14aで閉塞するとともに、リップ
11が内側へ縮径してオイルを通過させる。通過したオ
イルは、ピストン20をこのスプリング8の付勢力に抗
して押圧し、この押圧により形成される供給側シリンダ
室15に貯留されていく。また、このピストン20の押
圧により、吐出側シリンダ室16に貯留されたオイルが
パイプ6の吐出口4側の貫通孔17から押し出されて吐
出口4から吐出していく。その後、ピストン20の吐出
口4側の端部がパイプ6の固定端部に当接して停止する
と吐出が終了し、これにより、ピストン20のストロー
ク分のオイルが吐出される。
【0021】この場合、ピストン20は、オイルの供給
時に加圧されるが、ゴム製のシール部23,24は貫通
する剛性体25によって分けられており、剛性体25な
ので加圧による収縮がなく、そのため、吐出量の精度が
悪くなる事態が防止される。特に、ピストン20の断面
積に比較してストロークが極端に短い場合、吐出量が極
めて微量になるが、このような場合の吐出量の精度が向
上させられる。
【0022】また、この場合、摺動体21の外側シール
部23及び内側シール部24はシリンダ1の内壁及びパ
イプ6の外壁を摺動するので、吐出側シリンダ室16と
供給側シリンダ室15との液密が図られる。更に、剛性
体25が貫通していることから、この外側シール部23
及び内側シール部24に余分な負荷がほとんど作用する
ことがなく、そのため、外側シール部23及び内側シー
ル部24が変形して外側に膨出する事態が抑止され、こ
のため、摺動抵抗が増大することがなくなるので、ピス
トン20の移動がスムーズになり、吐出が円滑に行なわ
れる。
【0023】そして、図3(c)に示すように、オイル
の供給が停止して油圧がなくなると、図3(d)に示す
ように、スプリング8の付勢力によりピストン20が供
給口2側に押圧され、パイプ6の供給口2側に設けたス
トッパ18に当接する。このピストン20の押圧により
供給側シリンダ室15に貯留されたオイルに圧力が作用
し、これにより、逆止弁10が供給口2側に移動して、
供給口2側の段部2aを外側シール面13aで塞ぎ、更
に、リップ11が拡開し先端周縁12がシリンダ1の内
壁に弾接してシールし供給口2側へのオイルの流入を抑
止する。そして、供給側シリンダ室15に貯留されたオ
イルがパイプ6の入口6aから流入し、ピストン20の
移動により吐出側シリンダ室16が負圧になることか
ら、パイプ6の吐出口4側の貫通孔17から吐出側シリ
ンダ室16にオイルが流入し、次の吐出分のオイルとし
て貯留される。このような操作が反復されて、定量の潤
滑油が吐出口4から吐出される。
【0024】この場合、図4に示すように、逆止弁10
がシリンダ1内で多少傾いた場合には、外側シール面1
3aと段部2aとのシール性は悪くなるが、逆止弁10
のリップ11の先端周縁12は凸曲面に形成されている
ので、傾斜しても先端周縁12の別の面が接触してい
き、そのため、先端周縁12が充分に接触することから
シール性が損なわれる事態が防止される。そのため、オ
イルの供給口2側への漏れが抑制されるので、確実に吐
出側シリンダ室16にオイルを貯留でき、この点でも、
吐出量の精度が向上させられる。特に、1ショットが、
1cc以下の微量なものにあっては、精度が大幅に向上
する。
【0025】図5には、管体22と剛性体25とを一体
形成した他の例にかかるピストン20を示している。図
5(a)のピストン20の摺動体21はリング状の剛性
体25の先端側にシール部23,24を形成している。
図5(b)のピストン20の摺動体21はリング状の剛
性体25の上外周及び下内周に切欠き段部30,31を
設け、この切欠き段部30,31にシール部23,24
を形成している。図5(c)のピストン20は、パイプ
の先端側を外側に潰してひだを設け、このひだ部をスプ
リング8を受ける鍔部27とするとともに鍔部27より
先端側にシール部23,24を設けている。各ピストン
20とも、作用は、上記実施例と同様である。
【0026】図6には、別の例に係るピストン20を示
している。これは、摺動体21と管体22とが別体にな
っており、摺動体21は、シリンダ1の内壁及びパイプ
6の外壁を摺動するリング状のゴムで形成された外側シ
ール部23及び内側シール部24を備えているととも
に、供給口2側から吐出口4側へ外側シール部23及び
内側シール部24を貫通する金属製のリング状剛性体2
5を備えている。管体22の剛性体25側端部には、上
記コイルスプリング8の端部を受ける鍔部27が形成さ
れている。
【0027】図7及び図8には、摺動体21の別の例を
示している。これらは、管体22と別体であるが、剛性
体25の上側部分を管体22と見なして、この上側部で
スプリングを直接受けるようにして、摺動体21単独で
使用しても良い。作用は、上記実施例と同様である。
【0028】尚、上記実施例においては、摺動体21の
剛性体25やシール部23,24の形態は上述したもの
に限らず適宜変更して差し支えない。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明の定量バルブ
によれば、ピストンのゴム製のシール部は貫通する剛性
体によって分けられているので、オイルが供給される加
圧時に、ほとんど収縮がなくなり、そのため、吐出量の
精度が悪くなる事態を防止することができる。特に、ピ
ストンの断面積に比較してストロークが極端に短い場
合、吐出量が極めて微量になるが、このような場合の吐
出量の精度を向上させることができる。
【0030】また、剛性体が貫通していることから、シ
ール部に余分な負荷がほとんど作用することがなく、シ
ール部が変形してに膨出する事態を抑止することがで
き、そのため、シリンダとの摺動抵抗が増大しないの
で、ピストンの移動をスムーズに行なわせることがで
き、吐出を円滑に行なわせることができる。
【0031】また、一端が上記剛性体に連続し他端が吐
出口側への移動により吐出口部の内側に当接可能な管体
を備え、管体の剛性体側にコイルスプリングの端部を受
ける鍔部を形成した場合には、コイルスプリングのぐら
つきが押えられるので、ピストンの移動をスムーズにな
行なわせることができ、吐出を円滑に行なわせることが
できる。
【0032】また、ピストンの剛性体と管体とを一体形
成した場合には、部品点数が少なくなり、それだけ、部
品管理や組付けが容易になり、作業性を向上させること
ができ、また、組立の自動化を容易に実現できるように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る定量バルブを示す断面図
である。
【図2】本発明の実施例に係る定量バルブの作用を示す
図である。
【図3】本発明の実施例に係る定量バルブの作用を示す
図である。
【図4】本発明の実施例に係る定量バルブの逆止弁の作
用を示す図である。
【図5】本発明の実施例に係る定量バルブのピストンの
別の例を示す部分断面図である。
【図6】本発明の実施例に係る定量バルブのピストンの
別の例を示す断面図である。
【図7】本発明の実施例に係る定量バルブのピストンに
おいて摺動体の他の例を示す断面図である。
【図8】本発明の実施例に係る定量バルブのピストンに
おいて摺動体の他の例を示す断面図である。
【図9】従来の定量バルブの一例をその作用とともに示
す図である。
【符号の説明】
T 定量バルブ 1 シリンダ 2 供給口 3 供給口部 4 吐出口 6 パイプ 7 吐出口部 8 スプリング 10 逆止弁 11 リップ 12 先端周縁 17 貫通孔 20 ピストン 21 摺動体 22 管体 23 外側シール部 24 内側シール部 25 剛性体 27 鍔部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オイルの供給口が形成された供給口部及
    びオイルの吐出口が形成された吐出口部を有したシリン
    ダと、該シリンダ内に同軸に設けられ入口が供給口側に
    臨み出口が吐出口部の内側に連設されて吐出口に連通す
    るとともに出口近傍に貫通孔を有したパイプと、該パイ
    プの入口と供給口部との間に介装されオイルの供給時に
    パイプの入口を閉じかつ外側からオイルの流通を許容し
    オイルの非供給時に供給口側を閉じパイプの入口を開く
    逆止弁と、上記シリンダの内壁及びパイプの外壁を摺動
    するゴム製のシール部を有し吐出口側に移動するとき供
    給口側に流入するオイルを貯留する供給側シリンダ室を
    形成し供給口側に移動するとき供給側シリンダ室からパ
    イプの入口及び貫通孔を通って流入するオイルを貯留す
    る吐出側シリンダ室を形成するピストンと、該ピストン
    及び吐出口部間に介装され該ピストンを供給口側へ常時
    付勢するコイルスプリングとを備え、オイルの供給時に
    ピストンの吐出口側への移動により吐出側シリンダ室に
    貯留されたオイルをパイプの貫通孔を通して吐出口へ吐
    出するようにした定量バルブにおいて、上記ピストン
    は、供給口側から吐出口側へシール部を貫通する剛性体
    を備えたことを特徴とする定量バルブ。
  2. 【請求項2】 上記ピストンは、一端が上記剛性体に連
    続し他端が吐出口側への移動により吐出口部の内側に当
    接可能な管体を備え、該管体の剛性体側にコイルスプリ
    ングの端部を受ける鍔部を形成したことを特徴とする請
    求項1記載の定量バルブ。
  3. 【請求項3】 上記ピストンの剛性体と管体とは一体形
    成されていることを特徴とする請求項2記載の定量バル
    ブ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000176985A (ja) * 1998-12-16 2000-06-27 Niigata Eng Co Ltd 射出成形機における自動潤滑装置
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