JP4294845B2 - 定量バルブ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、潤滑油などのオイルを一定量供給する定量バルブに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、図3に示すような定量バルブTが知られている。この定量バルブTによれば、シリンダ1の供給口2からオイルが供給されると、供給されるオイルの圧力によって吐出口4へ連通したパイプ6の入口6aを逆止弁10が閉塞し、その笠型リップ11が内側へ縮径してオイルを通過させる。通過したオイルは、パイプ6の外側に摺動可能に嵌合されかつシリンダ1の内壁に摺接するシール部としてのゴム製のオーリング(O−リング)7を中間に挟み常時供給口2側にスプリング8で付勢されるピストン9をこのスプリング8の付勢力に抗して押圧し、この押圧により形成される供給側シリンダ室15に貯留されていく。また、このピストン9の押圧により、吐出側シリンダ室16に貯留されたオイルがパイプ6の吐出口4側の貫通孔17から押し出されて吐出口4から吐出されていく。
【0003】
その後、供給口2からのオイルの供給が停止して油圧がなくなると、スプリング8の付勢力によりピストン9が供給口2側に押圧され、パイプ6の供給口2側に設けたストッパ18に当接する。このピストン9の押圧により供給側シリンダ室15に貯留されたオイルに圧力が作用し、これにより、逆止弁10が供給口2側に移動して、リップ11が拡開しシリンダ1の内壁に弾接してシールし供給口2側へのオイルの流入を抑止する。そして、供給側シリンダ室15に貯留されたオイルがパイプ6の入口6aから流入し、ピストン9の移動により吐出側シリンダ室16が負圧になることから、パイプ6の吐出口4側の貫通孔17から吐出側シリンダ室16にオイルが流入し、次の吐出分のオイルとして貯留される。このような操作が反復されて、定量のオイルが吐出口4から吐出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来の定量バルブTにあっては、オイルの供給時に、加圧されてピストン9がストローク分移動し、オイルを吐出するが、ピストン9のゴム製のオーリング7が中間に挟まれていることから、このオーリング7が多少なりとも収縮するので、吐出量の精度が悪くなっているという問題があった。特に、ピストン9の断面積に比較してストロークが極端に短く、その吐出量が、例えば、0.1CC以下の0.05CC,0.03CC,0.01CC,0.005CCと極めて微量の場合に、オーリング7の収縮の影響が無視できなくなる。
また、ピストン9のゴム製のオーリング7が変形して外側に膨出するので、摺動抵抗が増大し、この点でも、吐出に与える影響が生じる。特に、吐出圧が高い場合には影響が大になる。
【0005】
本発明は上記の問題点に鑑みて為されたもので、その課題は、オイルが供給される加圧時に、ピストンのシール性を損なうことなく、収縮や変形を抑止し、吐出量の精度を向上させるとともに、余分な負荷が作用しないようにして吐出を円滑に行なわせる点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するための本発明の技術的手段は、オイルの供給口が形成された供給口部及びオイルの吐出口が形成された吐出口部を有したシリンダと、該シリンダ内に同軸に設けられ入口が供給口側に臨み出口が吐出口部の内側に連設されて吐出口に連通するとともに出口近傍に貫通孔を有したパイプと、該パイプの入口と供給口部との間に介装されオイルの供給時にパイプの入口を閉じかつ外側からオイルの流通を許容しオイルの非供給時に供給口側を閉じパイプの入口を開く逆止弁と、上記シリンダの内壁及びパイプの外壁を摺動し吐出口側に移動するとき供給口側に流入するオイルを貯留する供給側シリンダ室を形成し供給口側に移動するとき供給側シリンダ室からパイプの入口及び貫通孔を通って流入するオイルを貯留する吐出側シリンダ室を形成するピストンと、該ピストン及び吐出口部間に介装され該ピストンを供給口側へ常時付勢するコイルスプリングとを備え、オイルの供給時にピストンの吐出口側への移動により吐出側シリンダ室に貯留されたオイルをパイプの貫通孔を通して吐出口へ吐出するようにした定量バルブにおいて、上記ピストンの外周に上記シリンダの内壁を摺動する外側オーリングが装着される外側溝を形成し、該外側溝に該外側オーリングを装着し、上記ピストンの内周に上記パイプの外壁を摺動する内側オーリングが装着される内側溝を形成し、該内側溝に該内側オーリングを装着した構成としている。
【0007】
この構成からなる定量バルブによれば、シリンダの供給口からオイルが供給されると、供給されるオイルの圧力によって逆止弁が吐出口へ連通したパイプの入口を閉塞するとともに外側からオイルを通過させる。通過したオイルは、ピストンをスプリングの付勢力に抗して押圧し、この押圧により形成される供給側シリンダ室に貯留されていく。また、このピストンの押圧により、吐出側シリンダ室に貯留されたオイルがパイプの吐出口側の貫通孔から押し出されて吐出口から吐出していく。この場合、ピストンの外周及び内周に外側オーリング及び内側オーリングを夫々装着したので、ピストンが加圧されてもピストンの収縮がなく、そのため、吐出量の精度が悪くなる事態が防止される。
また、外側オーリング及び内側オーリングは外側と内側とに分かれて、シリンダの内壁及びパイプの外壁を摺動するので、吐出側シリンダ室と供給側シリンダ室との液密を図ることができる。また、外側オーリング及び内側オーリングに余分な負荷がほとんど作用することがなく、そのため、外側オーリング及び内側オーリングが変形して膨出する事態が抑止され、ピストンの移動がスムーズに行なわれる。
そして、供給口からのオイルの供給が停止して油圧がなくなると、スプリングの付勢力によりピストンが供給口側に押圧され、逆止弁が供給口側に移動して、供給口側を塞ぎ、これにより、供給側シリンダ室に貯留されたオイルがパイプの入口から流入し、ピストンの移動により吐出側シリンダ室が負圧になることから、パイプの貫通孔から吐出側シリンダ室にオイルが流入し、次の吐出分のオイルとして貯留される。
【0008】
そして、上記内側溝を、上記ピストンの移動方向で吐出口側の端部のコーナー部を切り欠いて形成した構成としている。ピストンの内部に設けるのに比較して、コーナー部であることから加工を極めて容易に行なうことができ、製造効率が大幅に向上させられる。
に、上記内側溝のあるピストンの端部側に上記シリンダの内壁及びパイプの外壁を摺動し上記内側溝に装着された内側オーリングを押えるカラーを設けた構成としている。内側オーリングがカラーで押えられるので、ピストンの移動によって外れる事態が防止される。また、カラーの寸法の異なるものを複数種類用意しておけば、カラーを変えるだけでピストンのストロークを変えることができ、逐一、ピストンの長さの異なるものを複数種類用意しなくても良いので、また、カラーは単なる管状部材であり製造が容易であることから、それだけ、製造効率が良くなる。
【0009】
更にまた、必要に応じ、上記シリンダの内壁に上記ピストンの上記供給口側への移動時に該ピストンが当接する第一ストッパ段部を形成し、上記パイプの外壁に上記ピストンの上記吐出口側への移動時に上記カラーが当接する第二ストッパ段部を形成し、上記第一ストッパ段部及び第二ストッパ段部との間でピストンのストロークを規定する構成としている。ピストンのストロークを微小量に確実に設定できる。
また、必要に応じ、上記シリンダの吐出口部に吐出口を通るオイルとエアを混合する混合室を設け、上記混合室にエアを供給するエア管路を設けた構成にしている。オイルとエアの混合体を吐出するタイプでも、微小量の吐出精度を向上させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に基づいて本発明の実施の形態に係る定量バルブについて説明する。
図1及び図2に示す実施の形態に係る定量バルブTは、オイルを定量吐出するとともにこのオイルにエアを吹き込んで混合させてオイルとエアの混合体を吐出する所謂ミキシングバルブである。
実施の形態に係る定量バルブTは、ブロック状に形成されたバルブ本体Taを備え、バルブ本体Taに複数のシリンダ20が列設されて構成されている。シリンダ20の一端側には、バルブ本体Taに設けたオイル通路21に連通するオイルの供給口22が形成された供給口部23を備えている。また、シリンダ20の他端側にはネジ25aの螺合により着脱可能に設けられオイルの吐出口24が形成された吐出口部25を備えている。
26はパイプであって、シリンダ20内に同軸に設けられ入口26aが供給口22側に臨み出口26bが吐出口部25の内側に連設されて吐出口24に連通している。このパイプ26の出口26b近傍には吐出口24に連通する貫通孔27が形成されている。
また、シリンダ20の吐出口部25には吐出口24を通るオイルとエアを混合する混合室30が設けられている。このシリンダ20には、混合室30にエアを供給するエア管路31が設けられている。32はエア管路31の混合室30の入口33の間隙を可変にしてエアの流量を調整するニードル弁である。34は混合室30よりもパイプ26側の吐出口24内に設けられオイルの逆流を止めるスプリング35で付勢された弁体である。
【0011】
40はパイプ26の入口26aと供給口部23との間に介装された逆止弁であって、ゴムで一体成形されており、一方側から他方側へ拡開しシリンダ20の内壁に弾接する笠状のリップ41を備えている。リップ41の一方側の端面部にはリップ41と同軸の供給口22にガイドされるガイドロッド42が設けられている。また、リップ41の内側にはパイプ26の入口26aを塞ぐ円柱状体43が設けられている。44は逆止弁40をパイプ26の入口26a側に常時付勢するスプリングである。そして、この逆止弁40は、オイルの供給時にパイプ26の入口26aを閉じかつ外側からオイルの流通を許容し、オイルの非供給時に供給口22側を閉じパイプ26の入口26aを開くものである。
【0012】
50はピストンであって、シリンダ20の内壁及びパイプ26の外壁を摺動する管状に形成され、吐出口24側に移動するとき供給口22側に流入するオイルを貯留する供給側シリンダ室51を形成する一方、供給口22側に移動するとき供給側シリンダ室51からパイプ26の入口26a及び貫通孔27を通って流入するオイルを貯留する吐出側シリンダ室52を形成するものである。
ピストン50の外周には、シリンダ20の内壁を摺動するゴム製の外側オーリング53が装着される外側溝54が形成され、この外側溝54に外側オーリング53が装着されている。また、ピストン50の内周には、パイプ26の外壁を摺動するゴム製の内側オーリング55が装着される内側溝56が形成され、この内側溝56に内側オーリング55が装着されている。この内側溝56は、ピストン50の移動方向で吐出口24側の端部のコーナー部57を切り欠いて形成されている。そのため、内部に設けるのに比較して、加工が極めて容易に行なわれる。
58は内側溝56の装着された内側オーリング55を押えるカラーであって、シリンダ20の内壁及びパイプ26の外壁を摺動する管状に形成され、内側溝56のあるピストン50の端部側に設けられている。
59はカラー58及びパイプ26の吐出口部25側の段部26a間に介装されピストン50及びカラー58を供給口22側へ常時付勢するコイルスプリングである。
【0013】
また、シリンダ20の供給口22側の内壁にピストン50の供給口22側への移動時にピストン50が当接する第一ストッパ段部60が形成されており、一方、パイプ26の外壁にピストン50の吐出口24側への移動時にカラー58が衝止する第二ストッパ段部61が形成されている。この第一ストッパ段部60及び第二ストッパ段部61との間でピストン50のストロークが規定される。
即ち、ピストン50及びカラー58が第一ストッパ段部60及び第二ストッパ段部61との間で移動可能になる。そのため、ピストン50のストロークは、第一ストッパ段部60及び第二ストッパ段部61の間隔と、ピストン50及びカラー58の全長との差になる。そのため、カラー58は単なる管状部材であり製造が容易であり、カラー58の寸法の異なるものを複数種類用意しておけば、カラー58を変えるだけでピストン50のストロークを変えることができ、逐一、ピストン50の長さの異なるものを複数種類用意しなくても良いので、それだけ、製造効率が良く、コストダウンを図ることができる。
【0014】
従って、この実施の形態に係る定量バルブTにおいては以下のように作用をする。先ず、図2(a)に示すように、シリンダ20の供給口22からオイルが供給されると、供給されるオイルの圧力によって逆止弁40が吐出口24へ連通したパイプ26の入口26aを閉塞するとともに、リップ41が内側へ縮径してオイルを通過させる。
通過したオイルは、ピストン50をコイルスプリング59の付勢力に抗して押圧し、この押圧により形成される供給側シリンダ室51に貯留されていく。また、このピストン50の押圧により、吐出側シリンダ室52に貯留されたオイルがパイプ26の吐出口24側の貫通孔27から押し出されて吐出口24に送出される。送出されるオイルは、混合室30に至るとエア管路31からのエアに晒され、エアと混合される。そして、オイルとエアの混合体として吐出口部25から吐出されて行く。そして、ピストン50がカラー58とともに第二ストッパ段部61に当接して停止すると吐出が終了し、これにより、ピストン50のストローク分のオイルが吐出される。
【0015】
この場合、ピストン50は、オイルの供給時に加圧されるが、ゴム製の外側オーリング53及び内側オーリング55は外側と内側とに分かれて、ピストン50の外側溝54及び内側溝56に装着されているので、加圧による収縮がなく、そのため、吐出量の精度が悪くなる事態が防止される。特に、ピストン50の断面積に比較してストロークが極端に短く、その吐出量が、例えば、0.1CC以下の0.05CC,0.03CC,0.01CC,0.005CCと極めて微量の場合に、吐出量の精度が向上させられる。
また、この場合、ゴム製の外側オーリング53及び内側オーリング55は外側と内側とに分かれて、シリンダ20の内壁及びパイプ26の外壁を摺動するので、吐出側シリンダ室52と供給側シリンダ室51との液密が図られる。
【0016】
そして、図2(b)に示すように、オイルの供給が停止して油圧がなくなると、コイルスプリング59の付勢力によりピストン50が供給口22側に押圧され、第一ストッパ段部60に当接する。このピストン50の押圧により供給側シリンダ室51に貯留されたオイルに圧力が作用し、これにより、逆止弁40が供給口22側に移動するとともに、リップ41が拡開しシリンダ20の内壁に弾接してシールし供給口22側へのオイルの流入を抑止する。そして、供給側シリンダ室51に貯留されたオイルがパイプ26の入口26aから流入し、ピストン50の移動により吐出側シリンダ室52が負圧になることから、パイプ26の吐出口24側の貫通孔27から吐出側シリンダ室52にオイルが流入し、次の吐出分のオイルとして貯留される。このような操作が反復されて、定量の潤滑油が吐出口24から吐出される。
このようなピストン50の往復動作中においては、外側オーリング53及び内側オーリング55にピストン50の移動方向の余分な負荷がほとんど作用することがなく、外側オーリング53及び内側オーリング55が変形して膨出する事態を抑止することができ、そのため、シリンダ20との摺動抵抗が増大しないので、ピストン50の移動をスムーズに行なわせることができ、吐出を円滑に行なわせることができる。
また、内側オーリング55はカラー58で押えられているので、ピストン50の移動によって外れることが防止される。
【0017】
尚、上記実施の形態に係る定量バルブTは、オイルとエアの混合体を吐出する所謂ミキシングバルブに本発明を適用したものであるが、必ずしもこれに限定されるものではなく、図3に示す従来で説明したシリンダが単体でオイルのみを定量吐出するタイプの定量バルブTに本発明を適用しても良く、適宜変更して差支えない。これによっても、同様の作用,効果を奏する。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の定量バルブによれば、ピストンの外周及び内周に外側オーリング及び内側オーリングを夫々装着したので、ピストンが加圧されてもピストンの収縮がなく、そのため、吐出量の精度が悪くなる事態を防止することができる。そのため、特に、ピストンの断面積に比較してストロークが極端に短く、その吐出量が、例えば、0.1CC以下の0.05CC,0.03CC,0.01CC,0.005CCと極めて微量の場合に、吐出量の精度を大幅に向上させることができる。
また、外側オーリング及び内側オーリングは外側と内側とに分かれて、シリンダの内壁及びパイプの外壁を摺動するので、吐出側シリンダ室と供給側シリンダ室との液密を図ることができる。
また、外側オーリング及び内側オーリングにピストンの移動方向の余分な負荷がほとんど作用することがなく、外側オーリング及び内側オーリングが変形して膨出する事態を抑止することができ、そのため、シリンダとの摺動抵抗が増大しないので、ピストンの移動をスムーズに行なわせることができ、吐出を円滑に行なわせることができる。
【0019】
また、内側溝をピストンの移動方向端部のコーナー部を切り欠いて形成した場合には、ピストンの内部に設けるのに比較して、コーナー部であることから加工を極めて容易に行なうことができ、製造効率を大幅に向上させることができる。
更に、内側溝のあるピストンの端部側に内側オーリングを押えるカラーを設けた場合には、内側オーリングがカラーで押えられるので、ピストンの移動によって外れる事態を防止することができる。また、カラーの寸法の異なるものを複数種類用意しておけば、カラーを変えるだけでピストンのストロークを変えることができ、逐一、ピストンの長さの異なるものを複数種類用意しなくても良いので、また、カラーは単なる管状部材であり製造が容易であることから、それだけ、製造効率が良く、コストダウンを図ることができる。
更にまた、シリンダの内壁の第一ストッパ段部とパイプの外壁の第二ストッパ段部との間でピストンのストロークを規定する構成とした場合には、ピストンのストロークを微小量に確実に設定できる。
また、シリンダの吐出口部に吐出口を通るオイルとエアを混合する混合室を設け、混合室にエアを供給するエア管路を設けた場合には、オイルとエアの混合体を吐出するタイプでも、微小量の吐出精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る定量バルブを示す断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る定量バルブの作用を示す図であり、(a)は吐出時の状態を示す要部断面図、(b)は非吐出時の状態を示す要部断面図である。
【図3】従来の定量バルブの一例をその作用とともに示す図である。
【符号の説明】
T 定量バルブ
Ta バルブ本体
20 シリンダ
21 オイル通路
22 供給口
23 供給口部
24 吐出口
25 吐出口部
26 パイプ
27 貫通孔
30 混合室
31 エア管路
32 ニードル弁
34 弁体
40 逆止弁
41 リップ
42 ガイドロッド
43 円柱状体
44 スプリング
50 ピストン
51 供給側シリンダ室
52 吐出側シリンダ室
53 外側オーリング
54 外側溝
55 内側オーリング
56 内側溝
57 コーナー部
58 カラー
59 コイルスプリング
60 第一ストッパ段部
61 第二ストッパ段部

Claims (3)

  1. オイルの供給口が形成された供給口部及びオイルの吐出口が形成された吐出口部を有したシリンダと、該シリンダ内に同軸に設けられ入口が供給口側に臨み出口が吐出口部の内側に連設されて吐出口に連通するとともに出口近傍に貫通孔を有したパイプと、該パイプの入口と供給口部との間に介装されオイルの供給時にパイプの入口を閉じかつ外側からオイルの流通を許容しオイルの非供給時に供給口側を閉じパイプの入口を開く逆止弁と、上記シリンダの内壁及びパイプの外壁を摺動し吐出口側に移動するとき供給口側に流入するオイルを貯留する供給側シリンダ室を形成し供給口側に移動するとき供給側シリンダ室からパイプの入口及び貫通孔を通って流入するオイルを貯留する吐出側シリンダ室を形成するピストンと、該ピストン及び吐出口部間に介装され該ピストンを供給口側へ常時付勢するコイルスプリングとを備え、オイルの供給時にピストンの吐出口側への移動により吐出側シリンダ室に貯留されたオイルをパイプの貫通孔を通して吐出口へ吐出するようにした定量バルブにおいて、
    上記ピストンの外周に上記シリンダの内壁を摺動する外側オーリングが装着される外側溝を形成し、該外側溝に該外側オーリングを装着し、上記ピストンの内周に上記パイプの外壁を摺動する内側オーリングが装着される内側溝を形成し、該内側溝に該内側オーリングを装着し
    上記内側溝を、上記ピストンの移動方向で吐出口側の端部のコーナー部を切り欠いて形成し、上記内側溝のあるピストンの端部側に上記シリンダの内壁及びパイプの外壁を摺動し上記内側溝に装着された内側オーリングを押えるカラーを設けたことを特徴とする定量バルブ。
  2. 上記シリンダの内壁に上記ピストンの上記供給口側への移動時に該ピストンが当接する第一ストッパ段部を形成し、上記パイプの外壁に上記ピストンの上記吐出口側への移動時に上記カラーが当接する第二ストッパ段部を形成し、上記第一ストッパ段部及び第二ストッパ段部との間でピストンのストロークを規定することを特徴とする請求項1記載の定量バルブ。
  3. 上記シリンダの吐出口部に吐出口を通るオイルとエアを混合する混合室を設け、上記混合室にエアを供給するエア管路を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の定量バルブ。
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