JPH0639295Y2 - 定量バルブ - Google Patents

定量バルブ

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JPH0639295Y2
JPH0639295Y2 JP4026892U JP4026892U JPH0639295Y2 JP H0639295 Y2 JPH0639295 Y2 JP H0639295Y2 JP 4026892 U JP4026892 U JP 4026892U JP 4026892 U JP4026892 U JP 4026892U JP H0639295 Y2 JPH0639295 Y2 JP H0639295Y2
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JP
Japan
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ring
cylinder
inlet
outlet
discharge conduit
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JP4026892U
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文夫 田中
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Lube Corp
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  • Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、潤滑油や切削油の給油
に用いる定量バルブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】各種機械の摺動、回転部分に対して潤滑
油を供給したり、工作機械の切削具に対して切削油を供
給する場合、管路の途中に定量バルブを接続して一定量
づつの潤滑油または切削油を供給することは普通に行わ
れている。この種の定量バルブとしては、実開昭56−
91991号公報に示すように入口と出口とを有するシ
リンダ内にパッキンのあるピストンを遊嵌し、シリンダ
室には、前記入口と通じる圧力室が形成されるように遊
動逆止弁が備えられ、該圧力室に開口し、かつ前記出口
に通ずる排出導管が前記ピストンを貫通して備えられた
ものが出願人によって提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】ところが、この定量
バルブにおけるピストンは、ピストンの外周及び内周に
V型またはU型等のパッキン用溝を設けて、該パッキン
用溝にパッキンを嵌装したものであって、構造が複雑で
製造また、他の形式のものにおいてもやはりパッキン用
の溝の加工に手間を要するものであった。そして、パッ
キンはそのリップ部がまくれ易く傷み易いもので、定量
性や耐久性に不安があって信頼性に乏しく組立も煩雑で
容易でなく問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、入口と出口と
を有するシリンダ内に、出口に連通する排出導管を設
け、該排出導管にピストンとしてのO−リングが、摺動
自在に備えら、これによりシリンダ内を入口側シリンダ
室と、出口側シリンダ室とに区画形成し、該入口側シリ
ンダ室には前記入口と通ずる圧力室が形成され、該圧力
室にリップのある遊動逆止弁を前記排出導管の開口端部
に接離するように摺動自在に配備すると共に、前記出口
側シリンダ室内で前記排出導管上に調整リングとスプリ
ングを設け、かつ出口側シリンダ室を大気と連通する孔
をシリンダに設けたことを特徴とする定量バルブであ
る。
【0005】
【作用】シリンダ3の入口1からポンプによる高圧油が
供給されると、油は遊動逆止弁9を押して圧力室8に入
り、遊動逆止弁9を排出導管11の開口に当接して閉塞
する。同時に高圧油は、遊動逆止弁9のリップ10を変
形させて、圧力室8内壁との隙間からO−リング15の
入口側のシリンダ室7に入る。そしてO−リング15、
調整リング16およびばね座4はこの高圧油に押され、
スプリング6を圧縮して一方に移動し、O−リング15
の他方側に形成された入口側シリンダ室7に高圧油が充
填される。この際、出口側シリンダ室5内のガスはシリ
ンダ3の孔18から系外に排出される。次いで、入口1
からの高圧油の供給が停止されると、スプリング6の戻
し力が勝ってばね座4、調整リング16およびO−リン
グ15は元の位置に移動する。その際、入口側シリンダ
室7から押出された油は、リップ10を拡げ、流れを阻
止しつつ遊動逆止弁9を元の位置に移動させ、排出導管
11の開口から離れるので排出導管11内を出口2に向
かって流れる目的個所への定量給油ができる。即ち、ポ
ンプで油を供給したときに、シリンダ3内に必要分の給
油量が貯蔵され、ポンプ停止によってスプリング6の付
勢力で吐出供給する二次圧型定量バルブとして用いられ
るものである。
【0006】この操作を反復することにより、定量の潤
滑油または切削油を間欠的に給油箇所に供給することが
できる。その際ばね座4、調整リング16はシリンダ3
の内壁に摺動することなく往復動し、油圧のシールはも
っぱらO−リング15のみによって行われる。また前記
O−リング15は、まくれたり傷ついたりすることがな
く長期に亘ってシールを確実に遂行することができる。 また遊動逆止弁9は、入口1において摺動するガイド1
7の作用により、圧力室8内で傾斜することなく往復動
することができるし、調整リング16を取替えることで
O−リング15のストロークを変えて吐出量の調整が簡
便迅速に行うことができる。
【0007】
【実施例】本考案の実施例を図1及び図2の定量バルブ
で説明すると、入口1と出口2とを有するシリンダ3内
に、出口2に連通する排出導管11を設け、該排出導管
11にピストンとして作用するO−リング15、調整リ
ング16及び延長部4aを有するばね座4を遊嵌して装
備し、ばね座4の出口側(延長部4a側)のシリンダ室
5には、ばね座4に押し戻す力を与える戻し用スプリン
グ6が備えられ、O−リング15の入口側シリンダ室7
には、入口1と通ずる圧力室8がシリンダ3と同軸上に
配備されて接続されている。この圧力室8の中には、ゴ
ム,プラスチック等の弾性体で作られ、リップ10を有
する遊動逆止弁9が摺動自在に備えられている。また、
該圧力室8に開口し、出口2に通ずる排出導管11がO
−リング15,調節リング16,ばね座4を貫通して備
えられている。
【0008】前記O−リング15は、ばね座4の延長部
4aが出口2を形成する吐出ニップル12に衝突するま
で、スプリング6に抗して移動することができる。ま
た、吐出ニップル12をシリンダ3に螺着するときO−
リング13が介装される。図2に示すように排出導管1
1の一端側即ち、遊動逆止弁側の端部の周溝には三角形
のEリング14が嵌着され、このEリング14とばね座
4との間に、O−リング15および調整リング16が排
出導管11上に嵌装される。O−リング15の外径はシ
リンダ3の内径にほぼ等しく、そのためO−リング15
はピストンとして作用する。
【0009】さらに、遊動逆止弁9の先端には、例えば
断面三角形のガイド17は定量バルブの入口1に挿入さ
れ、遊動逆止弁9の運動を案内する。なお、前記シリン
ダ3に設けた孔18はシリンダ3内のシリンダ室7に連
通する通気孔であり、19は定量バルブを共通のホルダ
(マニホルド)に取付けるためのねじである。
【0010】なお、前記調整リング16は、シリンダ室
5内の軸方向の長さの異なるリングに取替え組み入れれ
ば、O−リング15と共に調整リング16の移動でばね
座4の延長部4aの端部が吐出ニップル12に当接して
停止するので、これによりO−リング15のストローク
範囲が決定され吐出量の調整が簡単にできる。
【0011】
【考案の効果】本考案の定量バルブは、ピストンの作用
をする部品がO−リングであって構造が極めて簡単であ
り、製造,組立が簡便で保守の手間を要さず、長期に亘
って確実の一定量の潤滑油または切削油を給油筒所に供
給することができ、しかもO−リングのため外周縁がま
くれたり変形することもなく、油漏れ防止に役立ち、耐
久性を高められるし、高圧になっても定量確保が容易で
超微量給油でもその精度をも高められるし、定量性の安
定化が容易にでき、調整リングのシリンダ室内での介在
で給油量の調整も簡便迅速にでき、その取扱いも楽で定
量バルブとしての信頼性を著しく向上できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の縦断面図である。
【図2】図1のA−A線における断面図である。
【符号の説明】
1 入口 2 出口 3 シリンダ 4 ばね座 5 出口側シリンダ室 6 スプリング 7 入口側シリンダ室 8 圧力室 9 遊動逆止弁 10 リップ 11 排出導管 14 Eリング 15 O−リング 16 調整リング 17 ガイド 18 孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入口1と出口2とを有するシリンダ3内
    に、出口2に連通する排出導管11を設け、該排出導管
    11にピストンとしてのO−リング15が、摺動自在に
    備えら、これによりシリンダ3内を入口側シリンダ室7
    と、出口側シリンダ室5とに区画形成し、該入口側シリ
    ンダ室7には前記入口1と通ずる圧力室8が形成され、
    該圧力室8にリップ10のある遊動逆止弁9を前記排出
    導管11の開口端部に接離するように摺動自在に配備す
    ると共に、前記出口側シリンダ室5内で前記排出導管1
    1上に調整リング16とスプリング6を設け、かつ出口
    側シリンダ室5を大気と連通する孔18をシリンダ3に
    設けたことを特徴とする定量バルブ。
JP4026892U 1992-05-21 1992-05-21 定量バルブ Expired - Lifetime JPH0639295Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4026892U JPH0639295Y2 (ja) 1992-05-21 1992-05-21 定量バルブ

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JP4026892U JPH0639295Y2 (ja) 1992-05-21 1992-05-21 定量バルブ

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Publication Number Publication Date
JPH0625728U JPH0625728U (ja) 1994-04-08
JPH0639295Y2 true JPH0639295Y2 (ja) 1994-10-12

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ID=12575898

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JP4026892U Expired - Lifetime JPH0639295Y2 (ja) 1992-05-21 1992-05-21 定量バルブ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3405019B2 (ja) * 1995-10-23 2003-05-12 ダイキン工業株式会社 集中潤滑装置の分配弁
CH691936A5 (de) * 1997-06-11 2001-11-30 Meco Sa Grenchen Betätigungsmittel mit Dichtung für eine Uhr.
JP6816869B2 (ja) * 2016-06-30 2021-01-20 リューベ株式会社 定量バルブ

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JPH0625728U (ja) 1994-04-08

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