JPH0625728U - 定量バルブ - Google Patents
定量バルブInfo
- Publication number
- JPH0625728U JPH0625728U JP4026892U JP4026892U JPH0625728U JP H0625728 U JPH0625728 U JP H0625728U JP 4026892 U JP4026892 U JP 4026892U JP 4026892 U JP4026892 U JP 4026892U JP H0625728 U JPH0625728 U JP H0625728U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- inlet
- side cylinder
- discharge conduit
- cylinder
- Prior art date
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- Granted
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- Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】構成を簡単なものにし、組立性,加工性を容易
化し、精度の高い給油をする。 【構成】シリンダ3内で排出導管上に摺動自在に備えら
れたO−リング15で出口側シリンダ5と入口側シリン
ダ7とに区画形成し、該入口側シリンダ室7には前記入
口1と通ずる圧力室8が形成され、該圧力室8にリップ
10のある遊動逆止弁9を前記排出導管11の開口端部
に接離するように摺動自在に配備すると共に、前記出口
側シリンダ室5内で前記排出導管11上に調整リング1
6とスプリング6を設け、かつ出口側シリンダ室5を大
気と連通する孔18をシリンダ3に設けたことで、製
造,組立が簡便で、長期に亘って確実に一定量の給油が
できるし、油漏れ防止に役立ち定量性の安定化がはから
れ定量調整も簡単にできる。
化し、精度の高い給油をする。 【構成】シリンダ3内で排出導管上に摺動自在に備えら
れたO−リング15で出口側シリンダ5と入口側シリン
ダ7とに区画形成し、該入口側シリンダ室7には前記入
口1と通ずる圧力室8が形成され、該圧力室8にリップ
10のある遊動逆止弁9を前記排出導管11の開口端部
に接離するように摺動自在に配備すると共に、前記出口
側シリンダ室5内で前記排出導管11上に調整リング1
6とスプリング6を設け、かつ出口側シリンダ室5を大
気と連通する孔18をシリンダ3に設けたことで、製
造,組立が簡便で、長期に亘って確実に一定量の給油が
できるし、油漏れ防止に役立ち定量性の安定化がはから
れ定量調整も簡単にできる。
Description
【0001】
本考案は、潤滑油や切削油の給油に用いる定量バルブに関するものである。
【0002】
各種機械の摺動、回転部分に対して潤滑油を供給したり、工作機械の切削具に 対して切削油を供給する場合、管路の途中に定量バルブを接続して一定量づつの 潤滑油または切削油を供給することは普通に行われている。 この種の定量バルブとしては、実開昭56−91991号公報に示すように入 口と出口とを有するシリンダ内にパッキンのあるピストンを遊嵌し、シリンダ室 には、前記入口と通じる圧力室が形成されるように遊動逆止弁が備えられ、該圧 力室に開口し、かつ前記出口に通ずる排出導管が前記ピストンを貫通して備えら れたものが出願人によって提案されている。
【0003】
ところが、この定量バルブにおけるピストンは、ピストンの外周及び内周にV 型またはU型等のパッキン用溝を設けて、該パッキン用溝にパッキンを嵌装した ものであって、構造が複雑で製造また、他の形式のものにおいてもやはりパッキ ン用の溝の加工に手間を要するものであった。そして、パッキンはそのリップ部 がまくれ易く傷み易いもので、定量性や耐久性に不安があって信頼性に乏しく組 立も煩雑で容易でなく問題があった。
【0004】
本考案は、入口と出口とを有するシリンダ内に、出口に連通する排出導管を設 け、該排出導管にピストンとしてのO−リングが、摺動自在に備えら、これによ りシリンダ内を入口側シリンダ室と、出口側シリンダ室とに区画形成し、該入口 側シリンダ室には前記入口と通ずる圧力室が形成され、該圧力室にリップのある 遊動逆止弁を前記排出導管の開口端部に接離するように摺動自在に配備すると共 に、前記出口側シリンダ室内で前記排出導管上に調整リングとスプリングを設け 、かつ出口側シリンダ室を大気と連通する孔をシリンダに設けたことを特徴とす る定量バルブである。
【0005】
シリンダ3の入口1からポンプによる高圧油が供給されると、油は遊動逆止弁 9を押して圧力室8に入り、遊動逆止弁9を排出導管11の開口に当接して閉塞 する。同時に高圧油は、遊動逆止弁9のリップ10を変形させて、圧力室8内壁 との隙間からO−リング15の入口側のシリンダ室7に入る。そしてO−リング 15、調整リング16およびばね座4はこの高圧油に押され、スプリング6を圧 縮して一方に移動し、O−リング15の他方側に形成された入口側シリンダ室7 に高圧油が充填される。この際、出口側シリンダ室5内のガスはシリンダ3の孔 18から系外に排出される。 次いで、入口1からの高圧油の供給が停止されると、スプリング6の戻し力が 勝ってばね座4、調整リング16およびO−リング15は元の位置に移動する。 その際、入口側シリンダ室7から押出された油は、リップ10を拡げ、流れを阻 止しつつ遊動逆止弁9を元の位置に移動させ、排出導管11の開口から離れるの で排出導管11内を出口2に向かって流れる目的個所への定量給油ができる。即 ち、ポンプで油を供給したときに、シリンダ3内に必要分の給油量が貯蔵され、 ポンプ停止によってスプリング6の付勢力で吐出供給する二次圧型定量バルブと して用いられるものである。
【0006】 この操作を反復することにより、定量の潤滑油または切削油を間欠的に給油箇 所に供給することができる。その際ばね座4、調整リング16はシリンダ3の内 壁に摺動することなく往復動し、油圧のシールはもっぱらO−リング15のみに よって行われる。また前記O−リング15は、まくれたり傷ついたりすることが なく長期に亘ってシールを確実に遂行することができる。 また遊動逆止弁9は、入口1において摺動するガイド17の作用により、圧力 室8内で傾斜することなく往復動することができるし、調整リング16を取替え ることでO−リング15のストロークを変えて吐出量の調整が簡便迅速に行うこ とができる。
【0007】
本考案の実施例を図1及び図2の定量バルブで説明すると、入口1と出口2と を有するシリンダ3内に、出口2に連通する排出導管11を設け、該排出導管1 1にピストンとして作用するO−リング15、調整リング16及び延長部4aを 有するばね座4を遊嵌して装備し、ばね座4の出口側(延長部4a側)のシリン ダ室5には、ばね座4に押し戻す力を与える戻し用スプリング6が備えられ、O −リング15の入口側シリンダ室7には、入口1と通ずる圧力室8がシリンダ3 と同軸上に配備されて接続されている。この圧力室8の中には、ゴム,プラスチ ック等の弾性体で作られ、リップ10を有する遊動逆止弁9が摺動自在に備えら れている。また、該圧力室8に開口し、出口2に通ずる排出導管11がO−リン グ15,調節リング16,ばね座4を貫通して備えられている。
【0008】 前記O−リング15は、ばね座4の延長部4aが出口2を形成する吐出ニップ ル12に衝突するまで、スプリング6に抗して移動することができる。また、吐 出ニップル12をシリンダ3に螺着するときO−リング13が介装される。図2 に示すように排出導管11の一端側即ち、遊動逆止弁側の端部の周溝には三角形 のEリング14が嵌着され、このEリング14とばね座4との間に、O−リング 15および調整リング16が排出導管11上に嵌装される。O−リング15の外 径はシリンダ3の内径にほぼ等しく、そのためO−リング15はピストンとして 作用する。
【0009】 さらに、遊動逆止弁9の先端には、例えば断面三角形のガイド17は定量バル ブの入口1に挿入され、遊動逆止弁9の運動を案内する。なお、前記シリンダ3 に設けた孔18はシリンダ3内のシリンダ室7に連通する通気孔であり、19は 定量バルブを共通のホルダ(マニホルド)に取付けるためのねじである。
【0010】 なお、前記調整リング16は、シリンダ室5内の軸方向の長さの異なるリング に取替え組み入れれば、O−リング15と共に調整リング16の移動でばね座4 の延長部4aの端部が吐出ニップル12に当接して停止するので、これによりO −リング15のストローク範囲が決定され吐出量の調整が簡単にできる。
【0011】
本考案の定量バルブは、ピストンの作用をする部品がO−リングであって構造 が極めて簡単であり、製造,組立が簡便で保守の手間を要さず、長期に亘って確 実の一定量の潤滑油または切削油を給油筒所に供給することができ、しかもO− リングのため外周縁がまくれたり変形することもなく、油漏れ防止に役立ち、耐 久性を高められるし、高圧になっても定量確保が容易で超微量給油でもその精度 をも高められるし、定量性の安定化が容易にでき、調整リングのシリンダ室内で の介在で給油量の調整も簡便迅速にでき、その取扱いも楽で定量バルブとしての 信頼性を著しく向上できるものである。
【図1】本考案の実施例の縦断面図である。
【図2】図1のA−A線における断面図である。
【符号の説明】 1 入口 2 出口 3 シリンダ 4 ばね座 5 出口側シリンダ室 6 スプリング 7 入口側シリンダ室 8 圧力室 9 遊動逆止弁 10 リップ 11 排出導管 14 Eリング 15 O−リング 16 調整リング 17 ガイド 18 孔
Claims (1)
- 【請求項1】 入口1と出口2とを有するシリンダ3内
に、出口2に連通する排出導管11を設け、該排出導管
11にピストンとしてのO−リング15が、摺動自在に
備えら、これによりシリンダ3内を入口側シリンダ室7
と、出口側シリンダ室5とに区画形成し、該入口側シリ
ンダ室7には前記入口1と通ずる圧力室8が形成され、
該圧力室8にリップ10のある遊動逆止弁9を前記排出
導管11の開口端部に接離するように摺動自在に配備す
ると共に、前記出口側シリンダ室5内で前記排出導管1
1上に調整リング16とスプリング6を設け、かつ出口
側シリンダ室5を大気と連通する孔18をシリンダ3に
設けたことを特徴とする定量バルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4026892U JPH0639295Y2 (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | 定量バルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4026892U JPH0639295Y2 (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | 定量バルブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0625728U true JPH0625728U (ja) | 1994-04-08 |
JPH0639295Y2 JPH0639295Y2 (ja) | 1994-10-12 |
Family
ID=12575898
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4026892U Expired - Lifetime JPH0639295Y2 (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | 定量バルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0639295Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09112788A (ja) * | 1995-10-23 | 1997-05-02 | Daikin Ind Ltd | 集中潤滑装置の分配弁 |
JPH1152072A (ja) * | 1997-06-11 | 1999-02-26 | Meco Sa Grenchen | 時計用のシール付操作手段 |
WO2018003616A1 (ja) * | 2016-06-30 | 2018-01-04 | リューベ株式会社 | 定量バルブ |
-
1992
- 1992-05-21 JP JP4026892U patent/JPH0639295Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09112788A (ja) * | 1995-10-23 | 1997-05-02 | Daikin Ind Ltd | 集中潤滑装置の分配弁 |
JPH1152072A (ja) * | 1997-06-11 | 1999-02-26 | Meco Sa Grenchen | 時計用のシール付操作手段 |
WO2018003616A1 (ja) * | 2016-06-30 | 2018-01-04 | リューベ株式会社 | 定量バルブ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0639295Y2 (ja) | 1994-10-12 |
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