JPH07269443A - 高圧燃料ポンプ - Google Patents

高圧燃料ポンプ

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JPH07269443A
JPH07269443A JP6058923A JP5892394A JPH07269443A JP H07269443 A JPH07269443 A JP H07269443A JP 6058923 A JP6058923 A JP 6058923A JP 5892394 A JP5892394 A JP 5892394A JP H07269443 A JPH07269443 A JP H07269443A
Authority
JP
Japan
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plunger
pump
fuel
pressure
lubricating oil
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6058923A
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English (en)
Inventor
Junichi Kako
淳一 加来
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特別な潤滑油圧力制御装置を用いること
なく燃料と潤滑油との混合を阻止でき、またプランジャ
とシリンダ内周との間の焼き付き摩耗の発生を抑制でき
る高圧燃料ポンプを提供する。 【構成】 オイル溝63とポンプ室32との間にシ
ール部材88を配置し、該シール部材88を境として、
上記オイル溝63側のプランジャ支持部長さ(L2)を
上記ポンプ室32側のプランジャ支持部長さ(L1)よ
り長く設定する。そして、上記オイル溝63側のプラン
ジャ33とプランジャ摺動穴との隙間(S2)を、上記
ポンプ室32側のプランジャ33とプランジャ摺動穴と
の隙間(S1)より小さく設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料噴射式内燃機関の
燃料供給装置に採用される高圧燃料ポンプに関し、詳細
には、該高圧燃料ポンプの潤滑系構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高圧燃料ポンプの潤滑系構造とし
て、プランジャ摺動穴の圧力室(ポンプ室)側部分に漏
洩燃料回収溝を凹設して燃料を回収するとともに、上記
プランジャ摺動穴の反圧力室側部分に潤滑油供給溝を凹
設し、該供給溝に潤滑油供給管路を介し当該エンジンで
駆動されるオイルポンプを接続し、上記潤滑油供給溝に
潤滑油を供給することにより、プランジャの摺動面の潤
滑を行うものがある(実開平3−6058号公報参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
高圧燃料ポンプでは、上記オイルポンプから潤滑油供給
溝に供給された潤滑油が漏洩燃料回収溝に到達しないよ
うにする必要がある。そのためには上記オイルポンプか
ら潤滑油供給溝までの圧力損失をエンジン毎に高精度に
一定にする必要がある。しかしこの方法で圧力損失のば
らつきをなくするにも限界があることから、上記従来装
置では、上記潤滑油供給管路の途中に、潤滑油の圧力を
制御するための油圧制御装置が必要となり、かつエンジ
ン毎に圧力制御の目標値を設定する必要があり、それだ
けコスト高となる問題もある。
【0004】また、運転条件が変化した場合には、高圧
燃料ポンプの吐出圧とともにオイルポンプの潤滑油吐出
圧が変化するため、上記プランジャ摺動面における燃料
と潤滑油との境界位置が変化することとなり、該境界位
置が上記燃料回収溝に到達しないように、常に上記油圧
制御装置による高精度な圧力制御が必要となる問題もあ
る。
【0005】上記高精度な圧力制御を緩和するには、運
転条件の変化に対応する平均的な境界位置を漏洩燃料回
収溝から離間して設定する方法がある。一方、プランジ
ャとプランジャ摺動穴内周面との間の潤滑は、摺動部の
隙間に潤滑油が浸入してなされることから、上記境界位
置より燃料側では潤滑作用が不十分である。従って、上
記平均的な境界位置を漏洩燃料回収溝から離間するほど
プランジャとプランジャ摺動穴との間に焼き付き摩耗が
発生し易くなるという問題もある。
【0006】本発明の目的は、特別な潤滑油圧力制御装
置を用いることなく、燃料と潤滑油との混合を阻止でき
る高圧燃料ポンプを提供することにある。本発明の他の
目的はプランジャとプランジャ摺動穴内周との間の焼き
付き摩耗の発生を抑制できる高圧燃料ポンプを提供する
点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、燃料
噴射式内燃機関の燃料供給装置に用いられる高圧燃料ポ
ンプにおいて、プランジャ外周面とプランジャ摺動穴と
の間に潤滑油を供給する潤滑油供給部と、該プランジャ
端部に形成され燃料を加圧するポンプ室との間に、プラ
ンジャとプランジャ摺動穴との隙間を上記潤滑油供給部
側と上記ポンプ室側とに区画するシール部材を配置した
ことを特徴としている。
【0008】請求項2の発明は、請求項1において、上
記シール部材を境として、上記プランジャ摺動穴による
上記潤滑油供給部側のプランジャ支持部長さを、上記ポ
ンプ室側のプランジャ支持部長さより長く設定したこと
を特徴としている。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又2におい
て、上記シール部材を境として、上記潤滑油供給部側の
プランジャとプランジャ摺動穴との隙間を、上記ポンプ
室側のプランジャとプランジャ摺動穴との隙間より小さ
く設定したことを特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1の発明の高圧燃料ポンプによれば、プ
ランジャとプランジャ摺動穴との隙間を潤滑油供給部側
とポンプ室側とに区画するシール部材を配置したので、
潤滑油,燃料が上記隙間に沿って流動するのを阻止する
ことができ、その結果燃料と潤滑油との混合を防止でき
る。
【0011】請求項2の発明の高圧燃料ポンプによれ
ば、シール部材を境として、上記潤滑油供給部側のプラ
ンジャ摺動穴によるプランジャ支持部長さを、上記ポン
プ室側のプランジャ摺動穴によるプランジャ支持部長さ
より長く設定したので、潤滑油の供給されないプランジ
ャ摺動面長さを短くすることができ、それだけプランジ
ャとプランジャ摺動穴間での焼き付き摩耗の発生を抑制
することができる。
【0012】請求項3の発明の高圧燃料ポンプによれ
ば、シール部材を境として、潤滑油供給部側のプランジ
ャとプランジャ摺動穴との隙間を、ポンプ室側のプラン
ジャとプランジャ摺動穴との隙間より小さく設定したの
で、プランジャは主としてプランジャ摺動穴の潤滑油の
供給される潤滑油供給部側で支持され、上記ポンプ室側
については隙間が大きくなることから摩擦力もあまり発
生せず、従ってポンプ室側の焼き付き摩耗の発生を抑制
することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1ないし図11は本発明の一実施例による
燃料供給装置を説明するための図であり、図1は上記燃
料供給装置の全体構成を示す一部断面模式図、図2は上
記燃料供給装置の高圧燃料ポンプ部分の断面正面図、図
3は上記高圧燃料ポンプのバレル部分の断面正面拡大
図、図4は該燃料ポンプの左側面図、図5は図2のV−
V線断面図、図6は上記燃料ポンプの右側面図、図7は
上記燃料ポンプの一部断面右側面図、図8は上記燃料ポ
ンプの平面図、図9は該燃料ポンプに取り付けられるバ
レルの部分平面図、図10は上記燃料供給装置に採用さ
れる低圧レギュレータの断面側面、図11は上記燃料ポ
ンプに用いられるシール部材の拡大図である。
【0014】これらの図において、1はエンジン5の燃
焼室6に燃料を供給する燃料供給装置を示している。こ
の燃料供給装置1は、燃料タンク7と、該燃料タンク7
内に設置され、該タンク7内の燃料をフィルター8に吐
出する低圧供給ポンプ9と、該低圧供給ポンプ9から上
記フィルター8を介して燃料が供給される高圧燃料ポン
プ10と、該燃料ポンプ10から吐出された高圧の燃料
が一旦蓄えられる第1蓄圧室11と、上記エンジン5に
取り付けられ、上記第1蓄圧室11内の高圧燃料が供給
されるインジェクタ12とを備えている。
【0015】上記高圧燃料ポンプ10には、上記低圧供
給ポンプ9からの燃料が燃料通路13を介して供給され
る低圧レギュレータ14が取り付けられている。この低
圧レギュレータ14は、上記低圧供給ポンプ9から供給
される燃料の該レギュレータ14内の圧力が所定値以上
となった場合に、上記供給された燃料の一部を燃料通路
16を介して燃料タンク7側に戻すように構成されてい
る。
【0016】上記低圧レギュレータ14は、図10に示
すように、下部ケース69と上部ケース73とで形成さ
れたケース内をダイヤフラム71でレギュレータ蓄圧室
(第2蓄圧室)72と大気室75とに画成し、上記レギ
ュレータ蓄圧室72を下部ケース69に固定された取付
ボルト70の導入孔70a,70bを介して上記高圧燃
料ポンプ10の吸い込み側と連通させ、上記大気室75
を上記上部ケース73に設けられた連通孔73aにより
大気に連通させた構造のものである。なお、77は上記
低圧レギュレータ14をシリンダボディ24に固定する
固定ナット、76はシール材である。
【0017】上記ダイヤフラム71の中央部には弁体8
1が固定されており、該弁体81は上記取付ボルト70
のケース内突出部に形成された弁座70cを開閉可能と
している。また上記弁体81は上部ケース73とばね受
82との間に介在されたコイルスプリング74によって
閉方向に付勢されている。また上記弁座70cに連通す
るリリーフ通路70dは燃料通路16を介して燃料タン
ク7に接続されている。
【0018】上記第1蓄圧室11には、該蓄圧室11内
の圧力を計測する第1燃料圧センサ17が取り付けられ
ており、またこの第1蓄圧室11には上記第1燃料圧セ
ンサ17の圧力値に応じて上記蓄圧室11内の燃料をバ
イパス燃料通路18を介して上記燃料タンク7へ戻す電
子制御高圧レギュレータ19が設けられている。
【0019】また、上記蓄圧室11とインジェクタ12
との間に配設された燃料通路20の長さは、上記高圧燃
料ポンプ10と上記蓄圧室11との間に配設された燃料
通路15の長さより短く設定されている。
【0020】なお、22は上記低圧供給ポンプ9,イン
ジェクタ12,及び高圧レギュレータ19の動作を制御
するECUであり、また23はエンジン5に取り付けら
れた点火プラグを示している。
【0021】上記高圧燃料ポンプ10は、上記低圧レギ
ュレータ14が取り付けられたシリンダボディ24と、
該シリンダボディ24にボルト85により結合されると
ともに内部にプランジャ駆動用のカム軸25を収容する
ポンプハウジング26と、該ポンプハウジング26のカ
ム軸駆動側と反対側の側壁面に装着された潤滑油供給用
オイルポンプユニット58とを備えている。
【0022】上記シリンダボディ24内には、図2に示
すように、3つのポンプ室32,32,32が並列に形
成されており、該各ポンプ室32内にプランジャ33の
下降により上記低圧レギュレータ14を通った燃料が吸
込通路31a,31を介して吸い込まれ、該ポンプ室3
2からプランジャ33の上昇により加圧された燃料が吐
出通路34,34aを介して吐出される。
【0023】ここで上記吐出通路34は上記ポンプ室3
2と同軸をなすよう直線状に形成されているのに対し、
上記吸込通路31は上記ポンプ室32と直交するように
形成されている。そして、上記各吸込通路31には、上
記ポンプ室32に燃料が吸い込まれる吸込行程時には開
栓し、上記ポンプ室32から燃料が吐出される吐出行程
(圧縮行程)時には閉栓する吸込用逆止弁66がそれぞ
れ配設されている。また、上記各吐出通路34には、上
記吸込行程時には閉栓し、上記吐出行程時には開栓する
吐出用逆止弁67がそれぞれ配設されている。
【0024】上記ポンプハウジング26内には、図2に
示すように、円形断面を有する3つのシリンダ孔35,
35,35が上記3つのポンプ室32,32,32のそ
れぞれと同軸をなすように形成されており、該各シリン
ダ孔35は図示下部のカム室38を介して互いに連通し
ている。そして、上記各シリンダ孔35の上部には該シ
リンダ孔35より大径の保持孔35aが段部を成すよう
に形成されており、該保持孔35a内にはそれぞれ円盤
状のバレル39が配置されている。該各バレル39は、
上記保持孔35aの段部と上記シリンダボディ24の下
側合面24aとで挟持固定されている。また上記各シリ
ンダ孔35の下部には有底円筒状のスライダ40がシリ
ンダ軸方向に摺動自在に挿入配置されている。
【0025】上記各バレル39の中央部には上記ポンプ
室32と同軸をなすように貫通孔39aが形成されてお
り、該貫通孔39a内に上記プランジャ33が摺動自在
に挿入されている。該プランジャ33の下端フランジ部
33aは上記スライダ40の底壁内面に当接している。
上記バレル39と上記プランジャ33の下端フランジ部
33aとの間にはコイルばね41が配設されており、該
ばね41は上記プランジャ33を常に図示下方に付勢し
ている。そして、上記スライダ40の底壁内部にはタペ
ットローラ42のタペット軸43が軸方向に挿入固定さ
れており、該タペットローラ42が上記カム軸25のカ
ム面25aに転接している。なお、上記スライダ40は
図5に示すディテントスリュ40aにより廻り止めされ
るとともに上記シリンダ孔35から下方に落下しないよ
うに保持されている。これによりタペット軸43とカム
軸25とが平行に保持されるとともに、スライダ40の
落下を防止できるのでカム軸25の組付け性が向上す
る。
【0026】上記ポンプハウジング26の図示左側に
は、駆動力入力部44が設けられている。該入力部44
は、上記ポンプハウジング26に一体形成された支持ボ
ス部26aの端面にボルト45,46により取り付けら
れたベース板47と、上記カム軸25の図示左端にナッ
ト48により一体的に結合されたスプロケット50とを
備えており、該スプロケット50はチェーン52によっ
てエンジン5のクランク軸に固定されたスプロケット8
7に連結されている。
【0027】上記オイルポンプユニット58は、トロコ
イド型のものであり、上記ポンプハウジング26の図示
右側壁に着脱可能に装着されたポンププレート28と、
該プレート28の外側面に装着されたプレートカバー3
0とを備えている。上記ポンププレート28は上記ポン
プハウジング26の右側壁に形成された開口27を閉塞
している。この開口27は、上記カム軸25の上記オイ
ルポンプユニット58側への取外しを可能にするための
ものであり、該カム軸25の軸方向投影面で見た場合の
最大径より大径に形成されており、その装着状態からそ
のまま軸方向に移動可能となっている。
【0028】また上記プレートカバー30と上記ポンプ
プレート28の境界に形成された弁室58a内にトロコ
イド型弁体58が配設されており、これはカム軸25の
右端に固定されて該カム軸によって回転駆動される。ま
た上記ポンププレート28にはオイルパン57内のオイ
ルを吸引するオイル吸込口29aが形成されており、該
吸込口29aから吸い込まれたオイルは該ポンププレー
ト28とプレートカバー30との境界部分に形成された
オイル通路29bを通って弁室58bに導入され、ここ
で昇圧されてオイル通路29c,29d,及び上記ポン
ププレート28とポンプハウジング26の右側壁面との
境界部に形成されたオイル通路29eを通って後述する
プランジャ摺動面等に供給される。また上記オイル通路
29dには、該通路内の圧力が所定値以上になった場合
に開閉弁60によって開かれるバイパス通路60aが連
通している。なお、89は上記プレートカバー30のフ
ランジ部を上記エンジン5に固定する固定ボルトであ
る。
【0029】上記カム軸25の上記オイルポンプユニッ
ト58側端部は、上記ポンププレート28内に配設され
たテーパコロ軸受55で軸支されており、また上記駆動
力入力部44側部分は、ポンプハウジング26のボス部
26a内に配設されたテーパコロ軸受53によって軸支
されている。上記テーパコロ軸受55,53は、インナ
レースとアウタレースとの間に円錐状のコロを配設した
もので、軸方向に分離可能の構造を有している。ここで
上述のように開口27が大径に形成されていることか
ら、上記カム軸25は、上記スプロケット50を該カム
軸25から取り外し、上記オイルポンプユニット58を
ポンプハウジング26から取り外すことによって、外部
に取り外し可能となっている。
【0030】上記バレル39の上記保持孔35aに嵌合
する外周面と、上記プランジャ33が摺動する貫通孔3
9aの内周面とにはそれぞれオイル溝62,63が環状
に形成されており、該両オイル溝62,63は上記バレ
ル39を径方向(カム軸方向)に横断して貫通する貫通
孔64により連通している。また、図2,図3右端部の
バレル39のオイル溝62には上記オイルポンプユニッ
ト58のオイル通路29eがオイル孔29fにより連通
しており、また各バレルのオイル溝62同士は上記保持
孔35aの隔壁に形成されたオイル孔90によって連通
している。
【0031】そして上記各バレル39の外周面下部と上
記保持孔35aの内周面下部との間には、上記オイル溝
62内の潤滑油をスライダ40側に滴下供給するための
隙間aが設けられており、さらに各バレル39の下端面
には上記隙間aを滴下した潤滑油をシリンダ孔35内面
に導くための切り欠き91が形成されている。これによ
り、上記オイルポンプユニット58からの潤滑油が上記
各バレル39のプランジャ摺動面及び上記スライダ40
の摺動面に供給されるようになっている。
【0032】ここで、図11に示すように、上記バレル
39及びシリンダボディ24とプランジャ33との間に
はシール材88が配置されており、該シール材88によ
りバレル39を介してプランジャ33に供給される潤滑
油と、上記ポンプ室32内に導入された燃料とが混合し
ないようになっている。
【0033】上記シール材88は、ばね板からなる横断
面U字状で、かつプランジャを囲む環状のホルダ88a
に、ゴム等の弾性体からなる環状のシールリップ88b
を焼付固着したものであり、該シールリップ88bのシ
ール部88cは横断面で見ると半球状に形成されてい
る。また、上記ホルダ88aは上記U字形を拡開するよ
うばね性が与えられており、これにより上記シール部8
8cが被シール面に圧接するようになっている。なお、
シール材88としてはOリング,Xリング等でも良い。
【0034】そして上記シール材88は、上記プランジ
ャ33が上昇端位置にある場合に、該シール材88の摺
接点から上記オイル溝63の上縁までの長さ(L2)
が、該上記摺接点からプランジャ33の上端面までの長
さ(L1)より長くなる位置に、つまりプランジャ33
の先端側寄りに配置されている。なお、この場合、長さ
L1については、プランジャストロークより若干長く設
定し、シール性に支障が生じないようにする必要があ
る。
【0035】また、上記シール材88より下側の、上記
プランジャ33とバレル39との間の隙間(S2)は、
上記シール材88より上側の、上記プランジャ33とシ
リンダボディ24との隙間(S1)より小さく設定され
ている。つまり、プランジャ33は主としてシリンダボ
ディ24側ではなくバレル39側に摺接した状態でガイ
ドされる。
【0036】次に、上記実施例の作用効果を説明する。
本実施例では、エンジン5が始動すると、クランク軸8
7の駆動力がチェン52によりカム軸25に伝達され、
該カム25が図5矢印方向に回転し、該カム軸25のカ
ム25aがタペットローラ42,スライダ40を介し
て、上記プランジャ33を図示上方に移動させ、またリ
ターンスプリング41が該プランジャ33を下方に移動
させる。
【0037】上記プランジャ33が下降すると、上記吐
出側逆止弁67が上記吐出通路34を閉栓するととも
に、上記吸込側逆止弁66が吸込通路31を開栓し、燃
料が吸込通路31からポンプ室32に流入する。次に、
上記プランジャ33が上昇すると、上記吸込通路31は
吸込用逆止弁66により閉栓されるとともに、ポンプ室
32内の燃料圧力が上昇し、該圧力が所定値以上になる
と上記吐出通路34が開栓され、燃料が上記吐出通路3
4から上記第1蓄圧室11に供給される。そして、該第
1蓄圧室11で一旦蓄えられた燃料は、エンジン5の燃
焼行程に応じて上記インジェクタ12から燃焼室に供給
される。
【0038】このような燃料供給装置において、上記エ
ンジン5の運転状態が変化して、高圧燃料ポンプ10の
吸込量が低圧供給ポンプ9の吐出量より減少し、低圧供
給ポンプ9と高圧燃料ポンプ10との間の燃料圧、本実
施例では上記低圧レギュレータ14の第2蓄圧室72内
の燃料圧が所定値以上になると、上記低圧レギュレータ
14のダイヤフラム71がスプリング74の付勢力に抗
して上昇して上記弁体81が上記リリーフ通路70dを
開き、これにより燃料が燃料通路16を通って燃料タン
ク7に戻される。この時第2蓄圧室72内に溜まってい
る空気も燃料タンク7に戻される。これにより燃料通路
31の燃料圧の変動を小さくできる。その結果、上記高
圧燃料ポンプ10からの燃料吐出量,吐出圧が安定す
る。
【0039】また上記低圧レギュレータ14内を第2蓄
圧室72としたので、上記高圧燃料ポンプ10の吸い込
み側の圧力変動を吸収でき、その結果該高圧燃料ポンプ
10の吐出圧、吐出量をさらに安定化できる。
【0040】一方、上記高圧燃料ポンプ10はプランジ
ャ33の往復動により燃料を断続的に吸い込み,吐出す
る構造のものであることから、該高圧燃料ポンプ10か
らの吐出圧力に変動が生じ、第1蓄圧室11内の圧力が
変動することなるが、本実施例では、この第1蓄圧室1
1内の圧力変動は以下の要領で抑制される。即ち、上記
第1蓄圧室11内の燃料圧は第1燃料圧センサ17によ
って常時検出されており、該センサ17による検出燃料
圧が所定値以上になると電子制御高圧レギュレータ19
が燃料を燃料タンク7にバイパスさせ、これにより上記
高圧燃料ポンプ10からの吐出圧力の変動を吸収して第
1蓄圧室11内の圧力を安定化でき、その結果、インジ
ェクタ12から燃焼室に供給される燃料量を安定化でき
る。
【0041】また、本実施例では、上記蓄圧室11から
インジェクタ12までの燃料通路20の長さを蓄圧室1
1から高圧燃料ポンプ10までの燃料通路15の長さよ
り短くしたので、つまり蓄圧室11をインジェクタ12
の近くに配置したので、燃料噴射,停止による背圧変動
を蓄圧室11によってより確実に吸収でき、もってイン
ジェクタ12への燃料供給量を安定化できる。
【0042】また本実施例では、シリンダボディ24内
にポンプ室32,吐出通路34,34a,吸込通路3
1,31aを配設し、上記吐出通路34に吐出用逆止弁
67を、上記吸込通路31に吸込用逆止弁66をそれぞ
れ設置したので、つまり1つの部品(シリンダボディ2
4)内にポンプ室32及び各通路34,34a,31,
31aを形成したので、ポンプ室32を2つの部品に跨
がって形成した場合、あるいは各通路を他の部品内に連
通するように形成した場合には必要となるシール自体が
不要であり、もってシール部からの燃料洩れの可能性を
減少させることができる。
【0043】また1つのシリンダボディ24内に複数の
ポンプ室32を配置したので、該各ポンプ室32の加工
を容易にでき、またこの点からもシール性を向上でき、
もって燃料の噴射圧力を高めることができる。
【0044】上記高圧燃料ポンプ10内における摺動部
の潤滑動作は以下のように行われる。カム軸25の回転
によりオイルポンプユニット58の弁体58aが回転す
ると、オイルパン57内の潤滑油が吸込口29aから吸
い込まれ、オイル通路29b〜29e及びオイル孔29
fを介してオイル溝62に供給され、その一部は隙間
a,切欠91を通って上記シリンダ孔35の内周面に沿
って滴下し、該シリンダ孔35とスライダ40との摺動
面に供給される。
【0045】また上記オイル溝62に供給された潤滑油
の残りの部分は、貫通孔64を通ってオイル溝63内に
進入し、該オイル溝63からバレル39の貫通孔39a
とプランジャ33との隙間に供給され、両者の摺動面を
潤滑し、これによりプランジャ33の焼き付き,摩耗を
抑制できる。
【0046】なお、本実施例では、上記潤滑油を供給す
るオイル溝63をバレル39の軸方向中心付近に配置し
たが、このオイル溝63は上記シール材88側により近
接させて形成してもよく、このようにシール材88側に
近接させるほど上記潤滑油をプランジャ33摺動面の広
い範囲に供給することができる。
【0047】ここで上記貫通孔39aとプランジャ33
との隙間をポンプ室32に連通させた場合、上記隙間に
供給された潤滑油とポンプ室32内に導入された燃料と
が混合するおそれがある。本実施例では、上記隙間をオ
イル溝63(潤滑油供給部)側と上記ポンプ室32側と
に画成するシール材88を配設したので、上記潤滑油と
燃料との混合を回避できる。
【0048】この場合、上記シール材88を、拡開方向
にばね力で付勢されたU字状のホルダ88aにシールリ
ップ88aを固着してなるものとし、かつ上記U字状の
開口をポンプ室32側に向けて配置したので、運転時に
おいては、カム室側圧力よりはるかに高いポンプ室側圧
力が上記シール材88の上記U字内に作用し、該シール
材88をさらに拡開し、そのシール部88cが被シール
面に確実に摺接する。その結果シール性を向上でき、上
記潤滑油と燃料との混合をより確実に回避できる。
【0049】また、上記シール材88のシール点からオ
イル溝63の上縁までの長さL2を上記シール点から上
昇端に位置するプランジャ33の上端面までの長さL1
より長く設定したので、潤滑油の供給されないプランジ
ャ摺動面長さ(L1)を短くすることができ、それだけ
プランジャ33の焼き付き摩耗の発生を抑制することが
できる。なお、上記プランジャ33が上昇端に位置した
場合においては、ポンプ室内圧力が高くなっており、大
きな力がプランジャ33に作用することとなり、プラン
ジャ33に倒れが出る場合には側面との面圧が高くなり
得るが、上述のように上記長さL1を短くしたのでこの
場合にも焼き付き等を防止できる。なおこの場合、上記
長さL1は短いほど好ましいが、シール機能の確保上、
プランジャ33のストロークより若干長く設定すること
なる。
【0050】ここで上記シール材88は、例えば図12
に示すように、プランジャ33の上端部にシール溝33
bを凹設し、該シール溝33b内に配設することも可能
である。この場合、シール材88の形状,構造,配設方
向は、図11と同様とする。これにより、上述の長さL
1をさらに短くすることができるので、焼き付き,摩耗
の問題をより一層確実に防止できる。
【0051】また上記シール部材88を境として、潤滑
油供給部側のプランジャ33とプランジャ摺動孔(貫通
孔39a)との隙間S2を、ポンプ室側のプランジャ3
3とプランジャ摺動孔との隙間S1より小さく設定した
ので、プランジャ33は主として潤滑油の供給されるバ
レル39の貫通孔39aで支持され、また上記ポンプ室
32側については隙間が大きいことから摩擦力もあまり
発生せず、従ってこの点からもプランジャ33の焼き付
き摩耗の発生を抑制することができる。
【0052】また、上記シール材88の配設に当たって
は、該シール材88を、上記シリンダボディ24の保持
孔24aとバレル39の上端面とで挟むようにしたの
で、上記シール部材88の移動防止用の溝等を設ける必
要がなく、加工工程を削減できる。
【0053】上記プランジャ33の圧力室側部分はシリ
ンダボディ24に形成されたポンプ室32の内周面で支
持し、潤滑油供給部側部分はバレル39の貫通孔39a
で支持するというように、プランジャ摺動面をシリンダ
ボディ24とバレル39との別部品で構成したので、長
い穴加工が不要となり、又S1,S2の設定のための穴
径の変更も容易となる。
【0054】また上記プランジャ33を主として支持す
るバレル39をシリンダボディ24,及びポンプハウジ
ング26と別体とし、かつ全プランジャに対して共通の
形状のものとしたので、摩耗時等の保守,交換を容易に
行うことができる。
【0055】さらにまた上記オイル溝62部分に隙間
a,切欠91を形成したので、上記潤滑油をスライダ4
0にも供給することができ、該スライダ40の焼き付
き,摩耗を抑制できる。
【0056】ここで本実施例装置において、カム軸25
をポンプハウジング26内から取り外す場合、まずスプ
ロケット50をカム軸25から取り外すとともに、オイ
ルポンプユニット58をポンプハウジング26の壁面か
ら取り外す。するとテーパコロ軸受55のアウタレース
がポンププレート28とともに取り外され、開口27に
カム軸25の右端部がテーパコロ軸受55のコロ及びイ
ンナレースが装着された状態で外方に臨むこととなる。
次にカム軸25を軸方向に引き抜くと、円筒コロ軸受5
3のアウタレースはポンプハウジング26側に残り、コ
ロ及びインナレースがカム軸25に装着された状態で該
カム軸25が外方に取り外される。
【0057】カム軸25をポンプハウジング26内に組
み付ける場合は、上述の場合と逆の手順でカム軸25を
開口27から内方に挿入し、各テーパコロ軸受53,5
5部分を結合させるとともにカム軸25の左端部を外方
に突出させる。この後ポンププレート28をポンプハウ
ジング26にボルト締め固定し、カム軸25の左方突出
部にスプロケット50を装着する。
【0058】このように本実施例では、ポンプハウジン
グ26の右側壁にカム軸25の最大径よりさらに大径の
開口27を形成し、該開口27をオイルポンプユニット
58で閉塞するように構成したので、カム軸の組立,取
り外しにおいては、カム軸25を単独で、又はポンプユ
ニット58と共に組立,取り外しすることが可能であ
り、作業性が良好である。
【0059】またカム軸25の右端部については、上記
軸受55を介して上記ポンププレート28によって支持
するようにしたので、ポンプハウジング26に軸受支持
ボス部を形成する場合に比較して構造が簡単である。ま
た上記軸受55,53として軸方向に分離可能のテーパ
コロ軸受を採用したので、カム軸25をそのまま軸方向
に移動させるだけで取り外し,組立が可能であり、作業
性が極めて良好である。
【0060】なお、上記実施例では、3つの吸込通路3
1の全てに吸込側逆止弁66を配設したが、この吸込側
逆止弁についは、その全部又は一部を廃止することもで
きる。図13は上記吸込側逆止弁を全て廃止した場合の
実施例を示す図であり、図中、図5と同一符号は同一又
は相当部分を示す。
【0061】本実施例では、吸込通路31は、上記ポン
プ室32の途中に横方向から連通するように形成されて
おり、該吸込通路31には吸込用逆止弁は配設されてい
ない。そして上記吸込通路31の上記ポンプ室32に連
通する吸込ポート31bは、圧縮行程の途中においてプ
ランジャ33で閉栓される位置に形成されている。
【0062】従って、本実施例では、ポンプ室32内に
導入された燃料の一部は圧縮行程の初期において吸込通
路31内に押し戻されるが、上記燃料の残部は吸込ポー
ト31bがプランジャ33によって閉栓された後におい
て上記実施例と同様に圧縮され、吐出用逆止弁67を押
し開いて吐出通路34内に吐出される。この場合、プラ
ンジャ33はポンプ室32内に十分進入した状態でポン
プ室32内の圧力が上昇するので、プランジャ33の周
囲の隙間で十分シール機能を持たせることができシール
材88は廃止可能となる。
【0063】このように本実施例では、吸込ポート31
bを圧縮行程の途中においてプランジャ33で閉栓する
ようにしたので、吸込用逆止弁を廃止することができ
る。なお、このようにプランジャ33で吸込ポート31
bを閉栓するように構成し、さらに吸込通路31内に吸
込用逆止弁を配設してもよい。このようにすれば、圧縮
行程初期における燃料の戻りを防止でき、それだけ燃料
の圧縮圧力を高めることができる。また吸込ポート31
bがプランジャ33で閉栓された後は、吸込用逆止弁に
作用する圧力の上昇が停止するので、吸込用逆止弁の耐
圧性を低く設定できるという効果が得られる。
【0064】また、上述の場合に必ずしも上記吸込通路
31の全てをプランジャ33で閉栓するように構成する
必要はなく、一部の吸込通路については上記図1〜図1
1の実施例と同様にプランジャ33によって閉栓されな
い構造とし、該吸込通路には吸込側逆止弁を配設する構
造としても良い。なお、この構造はプランジャ33のス
トロークを変更する様カム25の形状を変更すれば可能
である。
【0065】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明に係る高圧
燃料ポンプでは、潤滑油供給部と圧力室との間にシール
部材を配置したので、燃料と潤滑油とが混合することを
防止することができる効果がある。
【0066】請求項2の発明に係る高圧燃料ポンプで
は、シール部材を境として、潤滑油側のシリンダ内周に
よるプランジャ支持部長さを、圧力室側のシリンダ内周
によるプランジャ支持部長さより長く設定したので、上
記プランジャのシール部材より圧力室側の長さを短くし
て、該圧力室側での焼き付き摩耗の発生を防止すること
ができる効果がある。
【0067】請求項3の発明に係る高圧燃料ポンプで
は、シール部材を境として、潤滑油側のプランジャとシ
リンダとの隙間を、圧力室側のプランジャとシリンダと
の隙間より小さく設定したので、上記圧力室側の隙間の
方を大きくでき、該圧力室側の焼き付き摩耗の発生を防
止することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による燃料供給装置の全体構
成を示す一部断面模式図である。
【図2】上記燃料供給装置に適用される高圧燃料ポンプ
の断面正面図である。
【図3】上記高圧燃料ポンプのバレル部分の断面正面拡
大図である。
【図4】上記高圧燃料ポンプの左側面図である。
【図5】図2のV-V 線断面図である。
【図6】上記高圧燃料ポンプの右側面図である。
【図7】上記高圧燃料ポンプの一部断面右側面図であ
る。
【図8】上記高圧燃料ポンプの平面図である。
【図9】上記高圧燃料ポンプのバレル部分の断面平面図
である。
【図10】上記燃料供給装置に適用される低圧レギュレ
ータの断面側面図である。
【図11】上記高圧燃料ポンプに用いられるシール材の
断面正面拡大図である。
【図12】上記高圧燃料ポンプのシール材配置構造の変
形例を示す断面側面図である。
【図13】上記高圧燃料ポンプのプランジャによる吸込
ポート閉栓構造を示す断面側面図である。
【符号の説明】
1 燃料供給装置 5 エンジン(燃料噴射式内燃機関) 10 高圧燃料ポンプ 32 ポンプ室 33 プランジャ 63 オイル溝(潤滑油供給部) 88 シール部材 L1,L2 プランジャ支持部長さ S1,S2 隙間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料噴射式内燃機関の燃料供給装置に用
    いられる高圧燃料ポンプにおいて、プランジャ外周面と
    プランジャ摺動穴との間に潤滑油を供給する潤滑油供給
    部と、該プランジャ端部に形成され燃料を加圧するポン
    プ室との間に、プランジャとプランジャ摺動穴との隙間
    を上記潤滑油供給部側と上記ポンプ室側とに区画するシ
    ール部材を配置したことを特徴とする高圧燃料ポンプ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記シール部材を境
    として、上記プランジャ摺動穴による上記潤滑油供給部
    側のプランジャ支持部長さを、上記ポンプ室側のプラン
    ジャ支持部長さより長く設定したことを特徴とする高圧
    燃料ポンプ。
  3. 【請求項3】 請求項1又2において、上記シール部材
    を境として、上記潤滑油供給部側のプランジャとプラン
    ジャ摺動穴との隙間を、上記ポンプ室側のプランジャと
    プランジャ摺動穴との隙間より小さく設定したことを特
    徴とする高圧燃料ポンプ。
JP6058923A 1994-03-29 1994-03-29 高圧燃料ポンプ Withdrawn JPH07269443A (ja)

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