JPH0688295B2 - 射出成形装置 - Google Patents
射出成形装置Info
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- JPH0688295B2 JPH0688295B2 JP1117287A JP11728789A JPH0688295B2 JP H0688295 B2 JPH0688295 B2 JP H0688295B2 JP 1117287 A JP1117287 A JP 1117287A JP 11728789 A JP11728789 A JP 11728789A JP H0688295 B2 JPH0688295 B2 JP H0688295B2
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- JP
- Japan
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- injection molding
- screw
- flight
- curvature
- radius
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/46—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
- B29C45/58—Details
- B29C45/60—Screws
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/25—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C48/36—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die
- B29C48/395—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die using screws surrounded by a cooperating barrel, e.g. single screw extruders
- B29C48/397—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die using screws surrounded by a cooperating barrel, e.g. single screw extruders using a single screw
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/25—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C48/36—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die
- B29C48/395—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die using screws surrounded by a cooperating barrel, e.g. single screw extruders
- B29C48/45—Axially movable screws
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/25—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C48/36—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die
- B29C48/50—Details of extruders
- B29C48/505—Screws
- B29C48/53—Screws having a varying channel depth, e.g. varying the diameter of the longitudinal screw trunk
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は高ニトリル樹脂の射出成形装置に関し、特に、
長時間の射出成形安定性に優れた高ニトリル樹脂の射出
成形装置に関する。
長時間の射出成形安定性に優れた高ニトリル樹脂の射出
成形装置に関する。
高ニトリル樹脂は、耐薬品性、ガスバリヤー性に優れる
ので、化粧品、文具、化学薬品、食品などの容器材料と
して利用されている。
ので、化粧品、文具、化学薬品、食品などの容器材料と
して利用されている。
従来これらの容器は主に押出成形、ブロー成形により作
られていたが、近年は射出成形により製造されるように
なってきた。
られていたが、近年は射出成形により製造されるように
なってきた。
然しながら、高ニトリル樹脂は、ニトリル化合物の含有
量が多いため、ポリオレフィンなどの汎用樹脂に比べて
熱安定性がやゝ劣り、また、溶融粘度が高いので、成形
時に溶融混練すると発熱しやすい。
量が多いため、ポリオレフィンなどの汎用樹脂に比べて
熱安定性がやゝ劣り、また、溶融粘度が高いので、成形
時に溶融混練すると発熱しやすい。
この様な性質の樹脂を射出成形する場合、一般的には、
低圧縮、緩圧縮で深溝のスクリューが適していると考え
られ、高ニトリル樹脂では、溶融樹脂の発熱を防止する
ために、圧縮比が1.8〜2.5程度、供給部／圧縮部／計量
部の長さ配分が概ね［１〜1.5］：［1.8〜2.8］：
［１］のような低圧縮、緩圧縮で且つ深溝のスクリュー
が、比較的短時間の成形に於いては好適に使用できた。
低圧縮、緩圧縮で深溝のスクリューが適していると考え
られ、高ニトリル樹脂では、溶融樹脂の発熱を防止する
ために、圧縮比が1.8〜2.5程度、供給部／圧縮部／計量
部の長さ配分が概ね［１〜1.5］：［1.8〜2.8］：
［１］のような低圧縮、緩圧縮で且つ深溝のスクリュー
が、比較的短時間の成形に於いては好適に使用できた。
ところが、上記の様なスクリューでも、長時間にわたっ
て成形を続けると成形品に黄変が生じて良好な製品が得
られないという問題が生じた。
て成形を続けると成形品に黄変が生じて良好な製品が得
られないという問題が生じた。
本発明の目的は、上記問題点を解決した長時間の成形が
可能な高ニトリル樹脂の射出成形装置を提供することに
ある。
可能な高ニトリル樹脂の射出成形装置を提供することに
ある。
本発明者らは上記目的を達成すべく鋭意検討した結果、
上記の如き深溝で、低圧縮且つ緩圧縮のスクリューにお
いて、更に、スクリューシャフトとフライトとの間に形
成される背側角部の円弧面の曲率半径を一定の値以上に
大きくしたスクリューを用いることによって良好な結果
が得られることを見いだし本発明に至った。
上記の如き深溝で、低圧縮且つ緩圧縮のスクリューにお
いて、更に、スクリューシャフトとフライトとの間に形
成される背側角部の円弧面の曲率半径を一定の値以上に
大きくしたスクリューを用いることによって良好な結果
が得られることを見いだし本発明に至った。
すなわち、本発明は、高ニトリル樹脂を射出成形するス
クリューインラインタイプの射出成形装置において、そ
のスクリューとして、 （１）圧縮比が1.8〜2.5、 （２）供給部、圧縮部、計量部の長さの比が、 ［１〜1.5］：［1.8〜2.8］：［１］、 （３）計量部の溝深さＴ（単位:mm）がシリンダーの内
径Ｄ（単位:mm）に対して、 Ｔ≧0.057D−0.2 （４）スクリューシャフトとフライトとの間に形成され
る背側角部の円弧面の曲率半径Ｒ（単位:mm）がシリン
ダーの内径Ｄ（単位:mm）に対して、 Ｒ≧0.36D＋2.0 なる形態のスクリューを用いることを特徴とする上記の
射出成形装置である。
クリューインラインタイプの射出成形装置において、そ
のスクリューとして、 （１）圧縮比が1.8〜2.5、 （２）供給部、圧縮部、計量部の長さの比が、 ［１〜1.5］：［1.8〜2.8］：［１］、 （３）計量部の溝深さＴ（単位:mm）がシリンダーの内
径Ｄ（単位:mm）に対して、 Ｔ≧0.057D−0.2 （４）スクリューシャフトとフライトとの間に形成され
る背側角部の円弧面の曲率半径Ｒ（単位:mm）がシリン
ダーの内径Ｄ（単位:mm）に対して、 Ｒ≧0.36D＋2.0 なる形態のスクリューを用いることを特徴とする上記の
射出成形装置である。
上記の如き構成のスクリューを用いた本発明による射出
成形装置によれば、高ニトリル樹脂を長時間にわたって
安定して成形でき、黄変等を生じることなく優良な成形
品を効率よく生産し得るものである。
成形装置によれば、高ニトリル樹脂を長時間にわたって
安定して成形でき、黄変等を生じることなく優良な成形
品を効率よく生産し得るものである。
而して、このような本発明に係る射出成形装置により成
形される高ニトリル樹脂は、アクリロニトリル、メタア
クリロニトリルなどの不飽和ニトリル化合物を主体とす
る共重合体であって、不飽和ニトリル化合物単位を50重
量％以上、好ましくは55重量％以上含むものである。
形される高ニトリル樹脂は、アクリロニトリル、メタア
クリロニトリルなどの不飽和ニトリル化合物を主体とす
る共重合体であって、不飽和ニトリル化合物単位を50重
量％以上、好ましくは55重量％以上含むものである。
コモノマーとしては、ニトリル化合物と共重合可能な不
飽和化合物が使用でき、例えば不飽和芳香族化合物、ジ
エン化合物、不飽和エステル化合物、不飽和エーテル化
合物などがあげられ、更に具体的には、スチレン、α−
メチルスチレン、ブタジエン、イソプレン、メチルアク
リレート、エチルアクリレート、メチルメタアクリレー
ト、エチルメタアクリレート、などがあり、これらの１
種以上を不飽和ニトリル化合物と共重合させる。
飽和化合物が使用でき、例えば不飽和芳香族化合物、ジ
エン化合物、不飽和エステル化合物、不飽和エーテル化
合物などがあげられ、更に具体的には、スチレン、α−
メチルスチレン、ブタジエン、イソプレン、メチルアク
リレート、エチルアクリレート、メチルメタアクリレー
ト、エチルメタアクリレート、などがあり、これらの１
種以上を不飽和ニトリル化合物と共重合させる。
また、高ニトリル樹脂として、ブタジエン−アクリロニ
トリル共重合体、ブタジエン−スチレン共重合体、イソ
プレン−スチレン共重合体、ポリブタジエン、ポリイソ
プレンなどのゴム状共重合体を上記不飽和ニトリル単位
となるように混合したもの、これらゴム状共重合体の存
在下に不飽和ニトリル化合物と上記コモノマーとの混合
物を共重合させたものも挙げられ、耐衝撃性を有するの
で好ましい。
トリル共重合体、ブタジエン−スチレン共重合体、イソ
プレン−スチレン共重合体、ポリブタジエン、ポリイソ
プレンなどのゴム状共重合体を上記不飽和ニトリル単位
となるように混合したもの、これらゴム状共重合体の存
在下に不飽和ニトリル化合物と上記コモノマーとの混合
物を共重合させたものも挙げられ、耐衝撃性を有するの
で好ましい。
更に、高ニトリル樹脂としては、不飽和ニトリル化合物
と上記コモノマーとの共重合体をマトリックスとし、こ
のマトリックスと類似の組成のグラフト部ないしはマト
リックスと相溶性のあるグラフト部を有する上記のよう
なゴム状共重合体との混合物でもかまわない。
と上記コモノマーとの共重合体をマトリックスとし、こ
のマトリックスと類似の組成のグラフト部ないしはマト
リックスと相溶性のあるグラフト部を有する上記のよう
なゴム状共重合体との混合物でもかまわない。
これらの高ニトリル樹脂には、酸化防止剤、紫外線吸収
剤、帯電防止剤、滑剤、無機質充填剤、着色顔料などや
少量の他の樹脂を含んでいてもかわまない。
剤、帯電防止剤、滑剤、無機質充填剤、着色顔料などや
少量の他の樹脂を含んでいてもかわまない。
以下、図面を参照しつゝ本発明の詳細を説明する。
第１図は、本発明に係る射出成形装置に用いるスクリュ
ーの一部分を示す模式図であり、図中、１はスクリュー
本体、1aはスクリューシャフト、1bはフライト、1cはス
クリューシャフト1aとフライト1bとの間に形成される背
側角部の円弧面、1dはスクリューシャフト1aとフライト
1bとの間に形成される前側角部の円弧面である。また、
２はシリンダーを示す。
ーの一部分を示す模式図であり、図中、１はスクリュー
本体、1aはスクリューシャフト、1bはフライト、1cはス
クリューシャフト1aとフライト1bとの間に形成される背
側角部の円弧面、1dはスクリューシャフト1aとフライト
1bとの間に形成される前側角部の円弧面である。また、
２はシリンダーを示す。
而して、上記スクリューの背側角部の円弧面1cの曲率半
径は、シリンダー２の内径Ｄが30〜50mmφ程度の射出成
形装置用のスクリューでは５〜10mmが一般的である。
径は、シリンダー２の内径Ｄが30〜50mmφ程度の射出成
形装置用のスクリューでは５〜10mmが一般的である。
本発明に用いるスクリューは、高ニトリル樹脂の射出成
形用に先に示した様に低圧縮、緩圧縮で且つ深溝であっ
て、更に、スクリューシャフト1aとフライト1bとの間に
形成される背側角部の円弧面1cの曲率半径Ｒ（mm）が0.
36D＋2.0以上となるように構成される。
形用に先に示した様に低圧縮、緩圧縮で且つ深溝であっ
て、更に、スクリューシャフト1aとフライト1bとの間に
形成される背側角部の円弧面1cの曲率半径Ｒ（mm）が0.
36D＋2.0以上となるように構成される。
スクリューシャフト1aとフライト1bとの間に形成される
背側角部の円弧面1cの曲率半径Ｒが0.36D＋2.0より小さ
い場合や、スクリューシャフト1aとフライト1bとの間に
形成される背側角部の円弧面1cの曲率半径Ｒが0.36D＋
2.0以上ではあっても圧縮比が2.5よりも大きい場合や急
圧縮の場合などでは、長時間の成形安定性が得られず、
成形品が黄変してくる。
背側角部の円弧面1cの曲率半径Ｒが0.36D＋2.0より小さ
い場合や、スクリューシャフト1aとフライト1bとの間に
形成される背側角部の円弧面1cの曲率半径Ｒが0.36D＋
2.0以上ではあっても圧縮比が2.5よりも大きい場合や急
圧縮の場合などでは、長時間の成形安定性が得られず、
成形品が黄変してくる。
なお、スクリューシャフト1aとフライト1bとの間に形成
される背側角部の円弧面1cは、完全な円弧面である必要
はなく概略円弧面に近い形状であれば良い。また、スク
リューシャフト1aとフライト1bとの間に形成される前側
角部の円弧面1dの曲率半径は特に限定されない。
される背側角部の円弧面1cは、完全な円弧面である必要
はなく概略円弧面に近い形状であれば良い。また、スク
リューシャフト1aとフライト1bとの間に形成される前側
角部の円弧面1dの曲率半径は特に限定されない。
本発明の装置に用いるスクリューには、逆流防止のため
のチェックリングが設けてあっても構わないが、樹脂の
滞留部がなく、開口率の大きいものが好ましい。
のチェックリングが設けてあっても構わないが、樹脂の
滞留部がなく、開口率の大きいものが好ましい。
また、本発明で用いるスクリューには、例えば、着色顔
料などの分散性を向上させるためにミキシングピンなど
を設けても構わない。更に、硬質クロムなどのメッキを
施してあっても良い。
料などの分散性を向上させるためにミキシングピンなど
を設けても構わない。更に、硬質クロムなどのメッキを
施してあっても良い。
また、熱履歴を少なくするためにシリンダーの長さＬと
内径Ｄとの比L/Dが概ね12〜22となるようにするのが好
ましい。
内径Ｄとの比L/Dが概ね12〜22となるようにするのが好
ましい。
以下、本発明に係る射出成形装置のスクリューの各種実
施例と、これを用いて行なった具体的な成形例を、比較
例と共に示す。
施例と、これを用いて行なった具体的な成形例を、比較
例と共に示す。
実施例１ 高ニトリル樹脂であるバレックス1010N（商標：三井東
圧化学（株）製）を、射出シリンダーの内径Ｄが36mmφ
の射出成形装置で、L/Dが20、圧縮比が2.0、計量部の溝
深さＴが3mm、供給部／圧縮部／計算部の配分が概ね1.
3:2.3:1、スクリューシャフトとフライトとの間に形成
される背側角部の円弧面の曲率半径Ｒが15mm、前側角部
の円弧面の曲率半径が3mmのスクリューを用い、成形サ
イクルが約30秒の射出成形を行い、黄変物が生じるまで
の時間を計った。
圧化学（株）製）を、射出シリンダーの内径Ｄが36mmφ
の射出成形装置で、L/Dが20、圧縮比が2.0、計量部の溝
深さＴが3mm、供給部／圧縮部／計算部の配分が概ね1.
3:2.3:1、スクリューシャフトとフライトとの間に形成
される背側角部の円弧面の曲率半径Ｒが15mm、前側角部
の円弧面の曲率半径が3mmのスクリューを用い、成形サ
イクルが約30秒の射出成形を行い、黄変物が生じるまで
の時間を計った。
その結果を表１に示す。
実施例２及び３ 実施例１に於いて、スクリューシャフトとフライトとの
間に形成される背側角部の円弧面の曲率半径Ｒを実施例
２に於ては20mm、実施例３に於ては25mmに変える以外は
実施例１と同様にして黄変物が生じるまでの時間を計っ
た。
間に形成される背側角部の円弧面の曲率半径Ｒを実施例
２に於ては20mm、実施例３に於ては25mmに変える以外は
実施例１と同様にして黄変物が生じるまでの時間を計っ
た。
その結果を表１に示す。
比較例１及び２ 実施例１に於いて、スクリューシャフトとフライトとの
間に形成される背側角部の円弧面の曲率半径Ｒを比較例
１に於ては5mm、比較例２に於ては10mmに変える以外は
実施例１と同様にして黄変物が生じるまでの時間を計っ
た。
間に形成される背側角部の円弧面の曲率半径Ｒを比較例
１に於ては5mm、比較例２に於ては10mmに変える以外は
実施例１と同様にして黄変物が生じるまでの時間を計っ
た。
その結果を表１に示す。
実施例４ 高ニトリル樹脂であるバレックス2090N（商標：三井東
圧化学（株）製）を、射出シリンダーの内径Ｄが50mmφ
の射出成形装置で、L/Dが20、圧縮比が2.2、計量部の溝
深さＴが4mm、供給部／圧縮部／計量部の配分が概ね1.
4:2.5:1、スクリューシャフトとフライトとの間に形成
される背側角部の円弧面の曲率半径Ｒが20mm、前側角部
の円弧面の曲率半径が5mmのスクリューを用い、成形サ
イクルが約30秒の射出成形を行い、黄変物が生じるまで
の時間を計った。
圧化学（株）製）を、射出シリンダーの内径Ｄが50mmφ
の射出成形装置で、L/Dが20、圧縮比が2.2、計量部の溝
深さＴが4mm、供給部／圧縮部／計量部の配分が概ね1.
4:2.5:1、スクリューシャフトとフライトとの間に形成
される背側角部の円弧面の曲率半径Ｒが20mm、前側角部
の円弧面の曲率半径が5mmのスクリューを用い、成形サ
イクルが約30秒の射出成形を行い、黄変物が生じるまで
の時間を計った。
その結果を表１に示す。
実施例５ 実施例４に於いて、スクリューシャフトとフライトとの
間に形成される背側角部の円弧面の曲率半径Ｒを30mmに
変える以外は実施例１と同様にして黄変物が生じるまで
の時間を計った。
間に形成される背側角部の円弧面の曲率半径Ｒを30mmに
変える以外は実施例１と同様にして黄変物が生じるまで
の時間を計った。
その結果を表１に示す。
比較例３ 実施例４に於いて、スクリューシャフトとフライトとの
間に形成される背側角部の円弧面の曲率半径Ｒを10mmに
変える以外は実施例１と同様にして黄変物が生じるまで
の時間を計った。
間に形成される背側角部の円弧面の曲率半径Ｒを10mmに
変える以外は実施例１と同様にして黄変物が生じるまで
の時間を計った。
その結果を表１に示す。
比較例４ 実施例４に於いて、圧縮比を3.5に変える以外は実施例
４と同様にして黄変物が生じるまでの時間を計った。
４と同様にして黄変物が生じるまでの時間を計った。
その結果を表１に示す。
これらの各実施例及び比較例から、（１）圧縮比が1.8
〜2.5、（２）供給部／圧縮部／計量部の長さの比が
［１〜1.5］：［1.8〜2.8］：［１］、（３）計量部の
溝深さＴがシリンダーの内径Ｄに対してＴ≧0.057D−0.
2であり、（４）スクリューシャフトとフライトとの間
に形成される背側角部の円弧面の曲率半径Ｒがシリンダ
ーの内径Ｄに対してＲ≧0.36D＋2.0であるような形態の
スクリューを用いることによって、黄変物の出始めるま
での時間が他のスクリューを用いた場合に比べて格段に
長くなり、長時間にわって安定した成形が行なわれるこ
とが理解される。
〜2.5、（２）供給部／圧縮部／計量部の長さの比が
［１〜1.5］：［1.8〜2.8］：［１］、（３）計量部の
溝深さＴがシリンダーの内径Ｄに対してＴ≧0.057D−0.
2であり、（４）スクリューシャフトとフライトとの間
に形成される背側角部の円弧面の曲率半径Ｒがシリンダ
ーの内径Ｄに対してＲ≧0.36D＋2.0であるような形態の
スクリューを用いることによって、黄変物の出始めるま
での時間が他のスクリューを用いた場合に比べて格段に
長くなり、長時間にわって安定した成形が行なわれるこ
とが理解される。
〔発明の効果〕 叙上の如く、本発明の射出成形装置によるときは、高ニ
トリル樹脂の射出成形に於て長時間の成形安定性が得ら
れるものである。従って、本発明の射出成形装置を用い
れば、生産性が向上する。また、白色着色品などの変色
が目立ちやすい着色品の成形も充分に可能である。
トリル樹脂の射出成形に於て長時間の成形安定性が得ら
れるものである。従って、本発明の射出成形装置を用い
れば、生産性が向上する。また、白色着色品などの変色
が目立ちやすい着色品の成形も充分に可能である。
第１図は、本発明に係る射出成形装置に用いるスクリュ
ーの一部分の模式図である。 １……スクリュー本体 1a……スクリューシャフト 1b……フライト 1c……スクリューシャフトとフライトとの間に形成され
る背側角部の円弧面 1d……スクリューシャフトとフライトとの間に形成され
る前側角部の円弧面 ２……シリンダー
ーの一部分の模式図である。 １……スクリュー本体 1a……スクリューシャフト 1b……フライト 1c……スクリューシャフトとフライトとの間に形成され
る背側角部の円弧面 1d……スクリューシャフトとフライトとの間に形成され
る前側角部の円弧面 ２……シリンダー
Claims (1)
- 【請求項１】高ニトリル樹脂を射出成形するスクリュー
インラインタイプの射出成形装置において、そのスクリ
ューとして、 （１）圧縮比が1.8〜2.5、 （２）供給部、圧縮部、計量部の長さの比が、 ［１〜1.5］：［1.8〜2.8］：［１］、 （３）計量部の溝深さＴ（単位:mm）がシリンダーの内
径Ｄ（単位:mm）に対して、 Ｔ≧0.057D−0.2 （４）スクリューシャフトとフライトとの間に形成され
る背側角部の円弧面の曲率半径Ｒ（単位:mm）がシリン
ダーの内径Ｄ（単位:mm）に対して、 Ｒ≧0.36D＋2.0 なる形態のスクリューを用いることを特徴とする上記の
射出成形装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1117287A JPH0688295B2 (ja) | 1989-05-12 | 1989-05-12 | 射出成形装置 |
| US07/517,721 US5110279A (en) | 1989-05-12 | 1990-05-02 | Injection molding apparatus |
| AU54722/90A AU621747B2 (en) | 1989-05-12 | 1990-05-07 | Injection molding apparatus |
| EP90305049A EP0397497B1 (en) | 1989-05-12 | 1990-05-10 | Injection molding apparatus |
| DE90305049T DE69003586T2 (de) | 1989-05-12 | 1990-05-10 | Spritzgusseinrichtung. |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1117287A JPH0688295B2 (ja) | 1989-05-12 | 1989-05-12 | 射出成形装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02297417A JPH02297417A (ja) | 1990-12-07 |
| JPH0688295B2 true JPH0688295B2 (ja) | 1994-11-09 |
Family
ID=14708012
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1117287A Expired - Lifetime JPH0688295B2 (ja) | 1989-05-12 | 1989-05-12 | 射出成形装置 |
Country Status (5)
| Country | Link |
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| US (1) | US5110279A (ja) |
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