JPH0688237A - ダイヤモンド切削工具およびその製造方法 - Google Patents

ダイヤモンド切削工具およびその製造方法

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JPH0688237A
JPH0688237A JP23734892A JP23734892A JPH0688237A JP H0688237 A JPH0688237 A JP H0688237A JP 23734892 A JP23734892 A JP 23734892A JP 23734892 A JP23734892 A JP 23734892A JP H0688237 A JPH0688237 A JP H0688237A
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敬一朗 田辺
Akihiko Ikegaya
明彦 池ケ谷
Toshiya Takahashi
利也 高橋
Naoharu Fujimori
直治 藤森
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 より耐摩耗性と耐欠損性に優れたダイヤモン
ド切削工具を提供する。 【構成】 気相合成されたダイヤモンド素材で刃先2を
構成するダイヤモンド切削工具において、刃先2のすく
い面5を構成する主要なダイヤモンド結晶面が(31
1)面であることを特徴とするダイヤモンド切削工具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイヤモンド切削工具
に関し、特に気相合成により形成されるダイヤモンドを
刃先に用い、耐摩耗性、耐熱性および耐欠損性に優れた
切削工具ならびにその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ダイヤモンドは硬度および熱伝導率が高
いため、難削材の切削加工用工具材料として特に有用で
ある。
【0003】工具材料として使用されるダイヤモンド
は、単結晶のものと多結晶のものに分けられる。単結晶
ダイヤモンドは、その物理的特性において優れた材料で
あるが、非常に高価であるうえに、工具材料として所望
する形状に加工することは容易でなく、しかも劈開する
という欠点を有している。
【0004】一方、工具材料としての多結晶ダイヤモン
ドは、2種類に大別することができる。その1つは、微
細なダイヤモンド粉末をCoなどの鉄族金属をダイヤモ
ンドが安定な超高圧、高温下で焼結することにより得ら
れる焼結ダイヤモンドである。このような焼結技術は、
たとえば、特公昭52−12126号公報に記載されて
いる。
【0005】市販されている焼結ダイヤモンドのうち、
特に粒径が数10μm以下の粒径のものは、上記の単結
晶ダイヤモンドに見られるような劈開現象が生じること
なく、優れた耐摩耗性を有することが知られている。
【0006】しかしながら、焼結ダイヤモンドは、数%
〜数10%の結合材を含有するため、焼結体を構成する
ダイヤモンド粒子が切削時に脱落して、ダイヤモンドの
刃先が欠けることがあった。この脱落現象は、工具刃先
のくさび角が小さくなるほど顕著になるので、焼結ダイ
ヤモンド製の鋭利な刃先を長持ちさせることは困難であ
った。
【0007】さらに、焼結ダイヤモンドは結合材を含む
ため、単結晶よりも耐熱性に劣り、切削時の摩耗が進行
しやすかった。
【0008】これに対し、もう1つの切削工具用多結晶
ダイヤモンドである気相合成ダイヤモンドは、緻密で、
しかも、ダイヤモンドのみからなるため、結晶ダイヤモ
ンドに比べて耐熱性および耐摩耗性がより優れ、しかも
欠損が生じにくいものである。このような気相合成ダイ
ヤモンドは一般に、メタン等の炭化水素と水素を主成分
とする原料ガスを低圧下で分解・励起させる化学蒸着
(CVD)によって作製されている。
【0009】気相合成ダイヤモンドを用いた切削工具と
して、たとえば、工具基体上に直接ダイヤモンドを被覆
したダイヤモンドコーティング工具が開発されている。
しかし、ダイヤモンドコーティング工具の場合、工具基
体とダイヤモンド薄膜の密着性が重要であり、たとえ
ば、超硬合金上にダイヤモンド薄膜を形成した工具で
は、切削加工中にダイヤモンド薄膜が剥離するという傾
向があった。
【0010】また、気相合成ダイヤモンドを工具基体に
直接ろう付けするダイヤモンド切削工具の開発も行なわ
れている。たとえば、特開平1−153228号公報お
よび特開平1−210201号公報は、超硬合金からな
る工具基体に気相合成ダイヤモンドをコーティングした
基材ごと直接ろう付けし、切削工具として供する技術を
開示している。しかし、このような工具では、すくい面
側の基材の研磨工程がなければ工具として使用できず、
また、硬質被削材に対しては、耐摩耗性、耐欠損性がな
お十分でないという問題があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように、通常の気
相合成ダイヤモンドにおいて、気相合成直後のダイヤモ
ンド表面は粗く、成長するに従い粒径は大きくなり、ダ
イヤモンド特有の六面体構造ないし八面体構造を持つ。
ところで、これを刃先のすくい面にしたいならば研磨仕
上げをする必要があった。そこで、仕上げ加工を容易に
するため、基材上に気相合成されるダイヤモンドは、
(100)面および/または(110)面が基板面に平
行に配向するように形成されることが多かった。
【0012】したがって、多くの場合、刃先のすくい面
は(100)面または(110)面により構成されてい
た。
【0013】しかし、このような(100)面および
(110)面は、上述したような研磨仕上げの点からは
好ましいが、ダイヤモンドの粒径が大きく、切削工具と
しては、耐摩耗性、耐欠損性の点からは最適と言えるも
のではなかった。
【0014】この発明の目的は、従来よりも耐摩耗性と
耐欠損性に優れたダイヤモンド切削工具を提供すること
にある。
【0015】
【課題を解決するための手段】第1の発明に従うダイヤ
モンド切削工具は、気相合成されたダイヤモンド素材で
刃先を構成する切削工具において、刃先のすくい面を構
成する主要なダイヤモンド結晶面が(311)面である
ことを特徴とする。
【0016】第1の発明に従う刃先において、すくい面
から少なくとも20μmの深さまでは、(311)面が
主要面としてすくい面になるべく平行に配向しているこ
とが好ましい。
【0017】すくい面およびその付近(たとえば、すく
い面から20μmの深さまで)において、(311)面
以外の結晶面の混入は、できる限り抑えることが好まし
く、たとえば、X線回折による(311)面の強度を1
00としたとき、(111)面、(220)面、(40
0)面および(331)面の強度は、それぞれ80以下
が好ましく、より好ましくは、それぞれ10以下が良
い。
【0018】また、第1の発明に従う刃先において、
(311)面の配向性の指標として、すくい面からX線
を入射して得られる(311)面のロッキングカーブの
FWHM値(Full Width at Half
Maximum Intensity)が20°以内で
あることがより好ましい。また、(220)面のロッキ
ングカーブのFWHM値は、20°以上であることが好
ましい。
【0019】さらに、第1の発明において、すくい面の
面粗さRmax は、0.5μm以下であることが望まし
い。
【0020】また、第1の発明に従うダイヤモンド切削
工具を製造するための方法を提供することができる。
【0021】第2の発明の製造方法は、ダイヤモンドを
堆積させるべき鏡面仕上げされた面を有する基材を準備
する工程と、上記面に対して略平行に(311)面が配
向するよう気相合成により上記面上にダイヤモンドを堆
積させる工程と、ダイヤモンドが堆積されている基材を
分離または除去して刃先としてのダイヤモンド材を得る
工程と、ダイヤモンド材で基材に接触していた面側を刃
先のすくい面としてダイヤモンド材を工具基体にろう付
けする工程とを備える。
【0022】第3の発明の製造方法は、ダイヤモンドを
堆積させるべき表面仕上げされた面を有する基材を準備
する工程と、上記面に対して略平行に(311)面が配
向するよう気相合成により上記面上にダイヤモンドを堆
積させる工程と、ダイヤモンドが堆積されている基材を
分離または除去して刃先としてのダイヤモンド材を得る
工程と、ダイヤモンド材について結晶成長の終了面側を
刃先のすくい面側としてダイヤモンド材を工具基体にろ
う付けする工程とを備え、さらに、ダイヤモンド堆積工
程、または、ろう付け工程の後に、気相合成されたダイ
ヤモンドの結晶成長の成長終了面側を鏡面研磨加工する
工程とを備える。
【0023】第4の発明の製造方法は、ダイヤモンドを
堆積させるべき表面仕上げされた面を有する基材を準備
する工程と、上記面に対して略平行に(311)面が配
向するよう気相合成により上記面上にダイヤモンドを堆
積させる工程と、ダイヤモンド堆積工程により、ダイヤ
モンドを堆積させた基材を上記刃先のすくい面を構成す
る主要なダイヤモンド結晶面が(311)面となるよう
工具基体にろう付けする工程とを備え、さらに、ダイヤ
モンド堆積工程またはろう付け工程の後に、気相合成さ
れたダイヤモンドの結晶成長の終了面側を鏡面研磨加工
する工程とを備える。
【0024】第5の発明の製造方法は、ダイヤモンドを
堆積させるべき表面仕上げされた面を有する基材を準備
する工程と、上記面に対して略平行に(311)面が配
向するよう気相合成により上記面上にダイヤモンドを堆
積させる工程と、ダイヤモンド堆積工程によりダイヤモ
ンドを堆積させた基材のダイヤモンドの結晶成長の終了
面側を工具基体にろう付けする工程と、上記刃先のすく
い面を構成する主要なダイヤモンド結晶面が(311)
面となるよう、基材を分離または除去する工程とを備え
る。
【0025】第1〜第5の発明において、気相合成によ
るダイヤモンドの形成には、種々の気相合成法が適用で
きる。たとえば、熱フィラメントやプラズマ放電を利用
して原料ガスを分解・励起させるCVD法や、燃焼炎を
用いたCVD法が有効である。
【0026】また、原料ガスとしては、たとえば、メタ
ン、エタン、プロパンなどの炭化水素類、メタノール、
エタノールなどのアルコール類またはエステル類などの
有機炭素化合物と水素とを主成分として混合したガスを
用いることができる。なお、これ以外に、アルゴンなど
の不活性ガスや酸素、一酸化炭素、水などが、ダイヤモ
ンドの合成反応やその特性を阻害しない範囲で原料中に
含有されていてもよい。
【0027】第2〜第5の発明において、(311)面
は、上述したCVDにおいて、通常はカーボン濃度を下
げること(たとえば水素ガスに対して)により形成させ
ることができる。
【0028】気相合成のための基材には、たとえば、S
iおよびMo等が好ましく用いられる。このような基材
は、機械加工または化学的処理による溶解・分離等によ
って、ダイヤモンドから分離・除去することができる。
【0029】第2の発明の方法において、基材を分離ま
たは除去した後、残ったダイヤモンドは、そのまま次の
工程に供されてもよいし、たとえば切断等によって適当
な大きさまで加工されてもよい。
【0030】第2の発明に従う方法において、ダイヤモ
ンドが形成されるべき基材の表面は、面粗さRmax が1
μm以下、好ましくは、0.2μm以下となるよう鏡面
仕上げされていることがより好ましい。
【0031】第2の発明の方法においては、気相合成
後、基材を分離または除去して得られたダイヤモンド材
は、工具基体にろう付けされる。ろう付けにあたり、基
材と接触していたダイヤモンド面側、すなわち結晶成長
開始面側が、刃先のすくい面側とされる。したがって、
この面側と対向する面側、すなわち結晶成長の終了面側
が、通常、ろう付け面とされる。
【0032】このろう付けされるべき面には、周期律表
の第IVA族、第IVB族、第VA族、第VB族、第V
IA族、第VIB族、第VIIA族および第VIIB族
に含まれる金属ならびにこれらの化合物のいずれかから
なるメタライズ層が、ろう付けに先立って形成されるこ
とが好ましい。ろう付けは、このメタライズ層を介して
効果的に行なうことができる。
【0033】第3の発明の方法においては、刃先として
のダイヤモンド材は、ダイヤモンドについて結晶成長の
終了面側をすくい面側として工具基体にろう付けされ
る。したがって、気相合成において基材と接触していた
ダイヤモンド面側、すなわち結晶成長開始面側がろう付
けされるべき面とされる。このろう付けされるべき面に
は、上述したようなメタライズ層がろう付けに先立って
形成されてもよい。ろう付けは、このメタライズ層を介
して効果的に行なうことができる。
【0034】第3の発明に従う方法において、鏡面研磨
加工により得られるすくい面の面粗さは、たとえば、R
max 0.2μm以下とすることが望ましい。また、鏡面
加工後得られるすくい面およびその付近(たとえばすく
い面から20μmの深さまで)における(311)面以
外の結晶面の混入は、できる限り抑えることが好まし
く、たとえば、X線回折による(311)面の強度を1
00とした場合、(111)面、(220)面、(40
0)面および(331)面の強度はそれぞれ90以下が
好ましく、より好ましくは、それぞれ50以下が良い。
【0035】第4の発明に従う方法においては、基板上
にダイヤモンドを堆積させた後、基材を分離または除去
することなく、基材付きで刃先を形成する方法である。
ダイヤモンドを堆積させた基材は、工具基体にろう付け
される。ろう付けにあたり、基材上に堆積させたダイヤ
モンドは、結晶成長の終了面側が、刃先のすくい面側と
される。このろう付けされるべき基材の面は、上述した
ようなメタライズ層がろう付けに先立って形成されても
よい。ろう付けは、このメタライズ層を介して効果的に
行なうことができる。また、第4の発明に従う方法にお
いて、鏡面研磨加工により得られるすくい面の面粗さ
は、第3の発明に従う方法において、鏡面研磨加工によ
り得られるすくい面の面粗さと同様であることが好まし
い。
【0036】第5の発明に従う方法においては、ダイヤ
モンドの結晶成長の終了面側を工具基体にろう付けした
後、基材を分離または除去し、ダイヤモンドの結晶成長
開始面側を刃先のすくい面として露出させる。このよう
な基材は、機械加工または化学的処理による溶解・分離
等によって、ダイヤモンドから分離・除去することがで
きる。
【0037】この鏡面研磨加工工程は、気相合成により
ダイヤモンド堆積工程の後に行なってもよいし、ダイヤ
モンド材について結晶成長の終了面側を刃先のすくい面
側として、ダイヤモンド材を工具基体にろう付けする工
程の後に行なってもよい。
【0038】なお、第2〜第5の発明において、基材上
に気相合成により堆積させるダイヤモンドの厚みは、た
とえば20〜3000μmが好ましい。
【0039】なお、本明細書で、「鏡面研磨加工」とい
うときは、通常のダイヤモンド砥粒を用いた研磨処理の
他、たとえば、イオンミリングや、放電加工等の広い意
味における表面粗度を低下させる概念を意味する。
【0040】
【発明の作用効果】第1の発明に従う工具では、刃先の
すくい面が(311)面で占められている。ダイヤモン
ドの自形面としては、(111)面、(110)面、
(100)面があり、この組合せによる面構造を持つ。
したがってよく知られているのは、六面体構造ないし八
面体構造である。
【0041】このため、これらの面が出ると、粒径が大
きくなり、工具としては、耐衝撃性が劣り、劈開しやす
くなる。これに対し、(311)面は、自形面として現
われないため、結晶内部が微細な構造となる。したがっ
て、すくい面は従来に比べてより欠損しにくい。このよ
うな工具は、従来よりも欠損性と耐摩耗性により優れた
ものである。
【0042】第2の発明に従う方法では、まず、鏡面仕
上げされた基材面上に気相合成によりダイヤモンドを堆
積させる。したがって、ダイヤモンド合成後、基材を分
離または除去して得られたダイヤモンド材において、基
材と接触していた面は、鏡面となっている。この面は、
研磨仕上げを行なう必要がないか、必要があっても簡単
な研磨仕上げで十分である。
【0043】さらに、基材面と略平行に(311)面が
配向するよう気相合成を行なうので、ダイヤモンド材に
おいて基材と接触していた面は、ほとんど(311)面
で占められている。したがって、基材と接触していた面
がすくい面となるようダイヤモンド材を工具基体にろう
付けすれば、容易に従来よりも耐摩耗性と、耐欠損性に
優れた工具を得ることができる。
【0044】第3の発明に従う方法においては、基材上
に(311)面が配向したダイヤモンド層を堆積させ
る。
【0045】従来の気相合成におけるダイヤモンドにつ
いて結晶成長の終了面がほとんど(111)面で占めら
れる場合は、この結晶成長の終了面は粗く、すくい面に
しようとするならば、研磨仕上げを行なう必要があり、
このような研磨は(111)面の高い硬度のため非常に
困難である。しかも、成長終了面におけるダイヤモンド
結晶の粒径は、比較的大きく、これをすくい面にすると
(111)面の高い硬度のために工具使用に際して欠損
が生じやすい。
【0046】これに対し、基材上に堆積させた(31
1)面が配向したダイヤモンド層は、硬度が低いため、
容易に鏡面研磨加工を施すことができる。しかも、基材
の面に対して略平行に(311)面が配向するように気
相合成によりダイヤモンド層を堆積させた場合、ダイヤ
モンドについて結晶成長の終了面は、微細な粒径の組織
を有しており、しかも、(311)面は、自形面でない
ため欠損が生じにくく、耐摩耗性に優れる。したがっ
て、ダイヤモンド材について、結晶成長の終了面側がす
くい面となるようダイヤモンド材を工具基体にろう付け
すれば、容易に従来よりも耐摩耗性と耐欠損性に優れた
工具を得ることができる。
【0047】第4の発明に従って製造されるダイヤモン
ド切削工具は、第3の発明に従って製造されるダイヤモ
ンド切削工具と、刃先として用いるダイヤモンド材が、
基材を介在して工具基体のろう付けされている点が異な
っているだけで、第3の発明と同様の効果を奏する。
【0048】第5の発明と第2の発明とは、ダイヤモン
ドを堆積させた基材を工具基体にろを付けした後、ダイ
ヤモンドと基材を分離または除去している点が異なって
いるだけで、第5の発明に従って製造されるダイヤモン
ド切削工具は、第2の発明に従って製造されるダイヤモ
ンド切削工具と同様の効果を奏する。
【0049】以上第2〜第5の発明に従えば、平坦で、
かつ(311)面で実質的に構成されるすくい面を備え
たダイヤモンド切削工具を提供することができる。この
ような工具は、従来よりも耐摩耗性と耐欠損性により優
れたものである。
【0050】
【実施例】
実施例1 Rmax 0.2μm以下となるよう鏡面仕上げしたSi基
材を準備した。
【0051】フィラメントに直径0.5mm、長さ10
0mmのタングステンを用いた公知の熱フィラメントC
VD法により以下の条件で、Si鏡面上に厚さ250μ
mの多結晶ダイヤモンドを堆積させた。
【0052】原料ガス(流量):CH4 /H2 =1%、
総流量1000cc/min ガス圧力:30Torr フィラメント温度:2200℃ フィラメント−基板間距離:5mm 基板温度:700℃ 次に、Si基材上の多結晶ダイヤモンドを工具に必要な
大きさおよび形状にレーザで切断した後、フッ硝酸でS
i基材を溶解除去してダイヤモンドの刃先を得た。
【0053】このようにして得られたダイヤモンドの刃
先について、Si基材側であったダイヤモンド面からX
線を入射するX線回折を行なったところ、(311)面
に対する(220)および(400)面のピーク強度比
I(220)/I(311)およびI(400)/I
(311)はそれぞれ0.1、0.02であり、(31
1)面について配向性が得られたことがわかった。
【0054】また、得られた刃先において、基材と接触
していた面からX線を入射して、この面と平行な面の
(311)面のロッキングカーブにおけるFWHM値を
求めた。その結果、FWHM値(°)は8°であった。
また、(220)面のロッキングカーブにおけるFWH
M値(°)は25°であった。
【0055】得られたダイヤモンドの刃先において、結
晶成長の終了面Seに厚さ1μmでTi、厚さ2μmで
Niを順次積層して後、このメタライズ層が形成された
面を接合面として、超硬合金(SPG422)の台金に
銀ろうを用いて上記刃先を真空ろう付けした。刃先すく
い面のRmax は0.2μmであった。
【0056】ろう付けによって得られた工具について、
その主要部を図1に示す。超合金からなる台金1の所定
の領域に、ろう付け層3およびメタライズ層4を介して
ダイヤモンドの刃先2が固定されている。刃先2におけ
るすくい面5は、(311)面で占められている。ま
た、刃先2の端面には逃げ面6が形成されている。
【0057】実施例2 Si基材について面粗さRmax 0.2μm以下となるよ
う鏡面研磨加工を施した。
【0058】公知のマイクロ波プラズマCVD法により
以下の条件で、Si鏡面上に厚さ300μmの多結晶ダ
イヤモンドを形成させた。
【0059】原料ガス(流量):C2 2 /H2 =0.
2%、総流量600cc/min ガス圧力:40Torr マイクロ波出力:450W(2.45GHz) 基板温度:650℃ 次に、Si基材上の多結晶ダイヤモンドを工具に必要な
大きさおよび形状にレーザで切断した後、フッ硝酸でS
i基材を溶解除去してダイヤモンドの刃先を得た。
【0060】得られたダイヤモンドの刃先についてX線
回折を行なった。その結果、I(220)/I(31
1)は0.6であり、I(400)/I(311)は
0.08であった。また、(311)面のロッキングカ
ーブのFWHM値は、10°であった。さらに、(22
0)面のロッキングカーブのFWHM値は21°であっ
た。
【0061】次に、得られた刃先において結晶成長の終
了面に実施例1と同様にしてメタライズ層を形成した
後、超硬合金(SPG422)の台金に銀ろうを用いて
ろう付け接合を行なった。ろう付けの後、ダイヤモンド
の刃先において基材に接触していた面を軽く鏡面仕上げ
してすくい面とした。すくい面のRmax は0.1μmで
あった。
【0062】実施例3 Rmax 0.2μm以下となるよう鏡面仕上げしたSi基
材を用い、実施例1と同様のタングステンフィラメント
を用いた熱フィラメントCVDにより以下の条件で、S
i鏡面上に厚さ250μmの多結晶ダイヤモンドを形成
させた。
【0063】原料ガス(流量):CH4 /H2 =1%、
CO2 /CH4 =0.5% 総流量600cc/min ガス圧力:60Torr フィラメント温度:2150℃ フィラメント−基板間距離:7mm 基板温度:750℃ ダイヤモンド形成の後のX線回折の結果、I(220)
/I(311)は0.8であり、最初のダイヤモンド形
成においては基材面平行に(311)面が強く配向して
いる。
【0064】Si基材上のダイヤモンドを鏡面研磨加工
して、Rmax <0.1μm以下とし、その後、工具に必
要な大きさおよび形状にレーザで切断加工した後、フッ
硝酸でシリコン基材を融解除去してダイヤモンドの刃先
を得た。
【0065】得られたダイヤモンドの刃先において、基
材に接触していた面Ssに厚さ1μmでTi、厚さ2μ
mでNiを順次積層した後、このメタライズ層が形成さ
れた面を接合面として、超硬合金(SPG422)の台
金に銀ろうを用いて上記刃先を真空ろう付けした。
【0066】刃先のすくい面のRmax は、0.2μmで
あった。このようにして得られたダイヤモンド切削工具
の主要部を図2に示す。
【0067】刃先12のすくい面15は、平坦にされて
いるとともに、その大部分が(311)面で構成されて
いる。
【0068】なお、実施例3では、ダイヤモンド堆積工
程後にダイヤモンドの結晶成長終了面側を鏡面研磨加工
した例を示したが、このような鏡面研磨加工工程は、ダ
イヤモンドの刃先を超硬合金(SPG422)の台金に
ろう付けした後に行なってもよい。また、ダイヤモンド
堆積工程後にダイヤモンドの結晶成長終了面側を鏡面研
磨加工し、さらに、ダイヤモンドの刃先を超硬合金(S
PG422)の台金にろう付けした後、ダイヤモンドの
結晶成長終了面側を鏡面研磨加工してもよい。
【0069】実施例4 実施例3と同一条件でSi基材の鏡面上に厚さ300μ
mの多結晶ダイヤモンドを形成させた。次に、Si基材
上の多結晶ダイヤモンドを工具に必要な大きさおよび形
状にレーザで切断した。次に、ダイヤモンドが形成され
たSi基材のダイヤモンドを形成した面に相対向する面
に、実施例1と同様にして、メタライズ層を形成した
後、超硬合金(SPG422)の台金に銀ろうを用いて
ろう付け接合を行なった。
【0070】台金にダイヤモンドが形成されたSi基材
をろう付けした後、Si基材上のダイヤモンドを鏡面研
磨加工して、Rmax ≦0.2μm以下とした。このよう
にして得られたダイヤモンド切削工具の主要部を図3に
示す。超硬合金(SPG422)からなる台金21の所
定領域に、ろう付け層23およびメタライズ層24を介
してSi基材27がろう付けされる。Si基材27上の
ダイヤモンド材の刃先22のすくい面25は、平坦にさ
れているとともに、その大部分が(311)面で構成さ
れている。なお、実施例4では、ダイヤモンドが形成さ
れたSi基材27を、台金21にろう付けするろう付け
工程後にダイヤモンドの結晶成長終了面側を鏡面研磨加
工した例を示したが、このような鏡面研磨加工工程は、
Si基材27上にダイヤモンドを堆積するダイヤモンド
堆積工程後に行なってもよい。また、ダイヤモンド堆積
工程後にダイヤモンドの結晶成長終了面側を鏡面研磨加
工し、さらに、ろう付け工程後に、ダイヤモンドの結晶
成長終了面側を鏡面研磨加工してもよい。
【0071】実施例5 図4を参照して、実施例1と同一条件で、Si基材の鏡
面上に厚さ300μmの多結晶ダイヤモンドを形成させ
た。次に、Si基材上の多結晶ダイヤモンドを工具に必
要な大きさおよび形状にレーザで切断した。次に、Si
基材37を分離または除去することなく、ダイヤモンド
の結晶成長の終了面Seに厚さ1μmでTiを、厚さ2
μmでNiを順次積層した後、このメタライズ層34が
形成された面を接合面として、超硬合金(SPG42
2)の台金31に銀ろうを用いて真空ろう付けした(図
4(a)を参照)。次に、フッ硝酸でSi基材37を溶
解除去して、ダイヤモンド切削工具を作製した。Si基
材37を溶解除去したダイヤモンドの刃先32におい
て、Si基材37に接触していた面Ssを軽く鏡面仕上
げしてすくい面35とした。すくい面35のRmax
0.1μmであった。なお、実施例5の工具の主要部を
図4(b)に示す。図4(b)を参照して、超合金から
なる台金31の所定の領域に、ろう付け層33およびメ
タライズ層34を介してダイヤモンドの刃先32が固定
されている。刃先32におけるすくい面35は、(31
1)面で占められている。また、刃先32の端面には逃
げ面36が形成されている。
【0072】比較例 実施例1に用いたと同様の装置を用いて熱フィラメント
CVD法により以下の条件で、Si鏡面上に厚さ200
μmの多結晶ダイヤモンドを形成させた。
【0073】原料ガス(流量):CH4 /H2 =3%、
総流量1000cc/min ガス圧力:80Torr フィラメント温度:2150℃ フィラメント−基板間距離:6mm 基板温度:920℃ 次に、Si基材上の多結晶ダイヤモンドを工具に必要な
大きさおよび形状にレーザで切断した後、フッ硝酸でS
i基材を溶解除去してダイヤモンドの刃先を得た。
【0074】得られたダイヤモンドの刃先についてX線
回折を行なったところ、ピーク強度比I(220)/I
(311)が20であり、(220)面が強く配向して
いることがわかった。また、(220)面のロッキング
カーブによるとFWHM値は10°であった。他のピー
ク強度比I(111)/I(311)は5であり、ピー
ク強度比I(331)〜I(311)は6であり、まだ
(400)面は観察されなかった。
【0075】このようにして得られた刃先を実施例1と
同様にして超硬合金の台金にろう付けした。
【0076】実施例1〜実施例5および比較例において
製作したダイヤモンド切削工具の性能を評価するため
に、次に示す切削条件で切削試験(旋削)を実施した。
【0077】被削材:A390 切削速度:800m/min 送り:0.12mm/rev 切込み:0.5mm 約30分間の連続切削試験の結果、各サンプルの最大逃
げ面摩耗幅(VB max:μm)は、実施例1サンプル:
48μm、実施例2サンプル:78μm、実施例3サン
プル:45μm、実施例4サンプル:45μm、およ
び、実施例5サンプル:48μmであり、本発明に従う
実施例では良好な特性が示された。
【0078】一方、比較例では、1分間の連続切削試験
を行なったところで100μm以上の大きな欠損が生じ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1において作製されたダイヤモンド切削
工具の概略を示す断面図である。
【図2】実施例3において作製されたダイヤモンド切削
工具の概略を示す断面図である。
【図3】実施例4において作製されたダイヤモンド切削
工具の概略を示す断面図である。
【図4】実施例5の製造工程を概略的に示す図である。
【符号の説明】
1、11,21,31 台金 2、12,22,32 刃先 3、13,23,33 ろう付け層 4、14,24,34 メタライズ層 5、15,25,35 すくい面 6、16,26,36 逃げ面 37 Si基材 Se 結晶成長の終了面 Ss 基材に接触していた面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤森 直治 兵庫県伊丹市昆陽北一丁目1番1号 住友 電気工業株式会社伊丹製作所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気相合成されたダイヤモンド素材で刃先
    を構成するダイヤモンド切削工具において、 前記刃先のすくい面を構成する主要なダイヤモンド結晶
    面が(311)面であることを特徴とする、ダイヤモン
    ド切削工具。
  2. 【請求項2】 気相合成されたダイヤモンド素材で刃先
    を構成するダイヤモンド切削工具の製造方法であって、 ダイヤモンドを堆積させるべき表面仕上げされた面を有
    する基材を準備する工程と、 前記面に対して略平行に(311)面が配向するよう気
    相合成により前記面上にダイヤモンドを堆積させる工程
    と、 ダイヤモンドが堆積されている前記基材を分離または除
    去して前記刃先としてのダイヤモンド材を得る工程と、 前記ダイヤモンド材で前記基材に接触していた面側を前
    記刃先のすくい面として前記ダイヤモンド材を工具基体
    にろう付けする工程とを備える、ダイヤモンド切削工具
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 気相合成されたダイヤモンド素材で刃先
    を構成するダイヤモンド切削工具の製造方法であって、 ダイヤモンドを堆積させるべき表面仕上げされた面を有
    する基材を準備する工程と、 前記面に対して略平行に(311)面が配向するよう気
    相合成により前記面上にダイヤモンドを堆積させる工程
    と、 ダイヤモンドが堆積されている前記基材を分離または除
    去して前記刃先としてのダイヤモンド材を得る工程と、 前記ダイヤモンド材について結晶成長の終了面側を刃先
    のすくい面側として前記ダイヤモンド材を工具基体にろ
    う付けする工程とを備え、 さらに、前記ダイヤモンド堆積工程または前記ろう付け
    工程の後に、気相合成されたダイヤモンドの結晶成長終
    了面側を鏡面研磨加工する工程とを備える、ダイヤモン
    ド切削工具の製造方法。
  4. 【請求項4】 気相合成されたダイヤモンド素材で刃先
    を構成するダイヤモンド切削工具の製造方法であって、 ダイヤモンドを堆積させるべき表面仕上げされた面を有
    する基材を準備する工程と、 前記面に対して略平行に(311)面が配向するよう気
    相合成により前記面上にダイヤモンドを堆積させる工程
    と、 前記ダイヤモンド堆積工程により、ダイヤモンドを堆積
    させた基材を前記刃先のすくい面を構成する主要なダイ
    ヤモンド結晶面が(311)面となるよう工具基体にろ
    う付けする工程とを備え、 さらに、前記ダイヤモンド堆積工程または前記ろう付け
    工程の後に、気相合成されたダイヤモンドの結晶成長終
    了面側を鏡面研磨加工する工程とを備える、ダイヤモン
    ド切削工具の製造方法。
  5. 【請求項5】 気相合成されたダイヤモンド素材で刃先
    を構成するダイヤモンド切削工具の製造方法であって、 ダイヤモンドを堆積させるべき表面仕上げされた面を有
    する基材を準備する工程と、 前記面に対して略平行に(311)面が配向するよう気
    相合成により前記面上にダイヤモンドを堆積させる工程
    と、 前記ダイヤモンド堆積工程によりダイヤモンドを堆積さ
    せた基材のダイヤモンドの結晶成長の終了面側を工具基
    体にろう付けする工程と、 前記刃先のすくい面を構成する主要なダイヤモンド結晶
    面が(311)面となるよう、前記基材を分離または除
    去する工程とを備える、ダイヤモンド切削工具の製造方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112533713A (zh) * 2018-08-06 2021-03-19 住友电工硬质合金株式会社 车削工具
WO2021145165A1 (ja) * 2020-01-17 2021-07-22 株式会社アライドマテリアル 単結晶ダイヤモンド切削工具
WO2023088840A1 (en) * 2021-11-16 2023-05-25 Element Six (Uk) Limited Milling tool

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