JPH04240004A - 多結晶ダイヤモンド切削工具およびその製造方法 - Google Patents

多結晶ダイヤモンド切削工具およびその製造方法

Info

Publication number
JPH04240004A
JPH04240004A JP315291A JP315291A JPH04240004A JP H04240004 A JPH04240004 A JP H04240004A JP 315291 A JP315291 A JP 315291A JP 315291 A JP315291 A JP 315291A JP H04240004 A JPH04240004 A JP H04240004A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polycrystalline diamond
cutting tool
less
volume
tool according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP315291A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Nakamura
勉 中村
Tetsuo Nakai
哲男 中井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP315291A priority Critical patent/JPH04240004A/ja
Publication of JPH04240004A publication Critical patent/JPH04240004A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、特に非鉄金属や金属
の仕上げ加工に最適で、耐欠損性の高い多結晶ダイヤモ
ンド切削工具およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ダイヤモンドは、硬度と熱伝導率が高い
ため、切削工具や耐摩工具として使用されている。しか
し、多結晶ダイヤモンドは劈開するという欠点があり、
この欠点を抑制するために、たとえば特公昭52−12
126号公報に記載されているように、超高圧焼結技術
を用いてダイヤモンド同士を焼結したダイヤモンド焼結
体が開発されている。
【0003】しかしながら、これらのダイヤモンド焼結
体は、5%〜10%の結合材を含有するため、構成する
粒子単位でチッピングが生じるという問題点を有してい
た。
【0004】そこで、ダイヤモンド焼結体の代わりに結
合材を含有していない多結晶ダイヤモンド、すなわち低
圧気相法により合成された多結晶ダイヤモンドを工具素
材とした切削工具が発明者らによって考案された。この
ような多結晶ダイヤモンドを素材とした切削工具の例が
、特開平1−212767号公報に示されている。図7
は、このような多結晶ダイヤモンド工具の一例を示す断
面構造図である。この多結晶ダイヤモンド工具は工具支
持体4の表面上にろう付部5を介して多結晶ダイヤモン
ドチップ3が固定されている。チップ3はシリコン(S
i)などの基材の表面上に低圧気相法を用いて合成され
た多結晶ダイヤモンド層2を用いている。このような気
相合成ダイヤ厚膜ろう付工具は、素材の多結晶体が結合
材を含有していないので、耐磨耗性が高い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示されるような多結晶ダイヤモンド層2の刃先部8をシ
ャープエッジで構成すると、特に切削時の初期欠損が生
じるという問題点があった。
【0006】したがって、この発明は上記のような問題
点を解消するためになされたもので、刃先部の耐欠損性
に優れた多結晶ダイヤモンド切削工具およびその製造方
法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明による多結晶ダ
イヤモンド切削工具は、工具素材として低圧気相法によ
り構成された多結晶ダイヤモンドを用いている。工具の
形態としては、多結晶ダイヤモンドを工具本体として使
用するもの、あるいは工具支持体に接合して用いるもの
のいずれも含まれる。多結晶ダイヤモンドは、成膜方向
に沿って、非ダイヤモンド炭素成分が1容量%以下含ま
れた第1多結晶ダイヤモンド層と、非ダイヤモンド炭素
成分が1容量%以上50容量%以下含まれる第2多結晶
ダイヤモンド層とを備えており、この第2多結晶ダイヤ
モンド層の表面を工具のすくい面となるように構成され
る。
【0008】また、この発明による多結晶ダイヤモンド
切削工具の製造方法は以下のような工程を備える。すな
わち、まず基材の表面上に低圧気相法を用いて非ダイヤ
モンド炭素成分を1容量%以上50容量%以下含む第1
多結晶ダイヤモンド層を析出させる。さらに、この第1
多結晶ダイヤモンド層の表面上に低圧気相法を用いて非
ダイヤモンド炭素成分を1容量%以下含む第2多結晶ダ
イヤモンド層を析出させることにより、多結晶ダイヤモ
ンドの工具素材を形成する。そして、工具素材の第1多
結晶ダイヤモンド層の表面から基材を除去する。さらに
、第1ダイヤモンド層の表面が工具のすくい面となるよ
うに多結晶ダイヤモンドの工具素材に刃先加工を施す。
【0009】
【作用】この発明による多結晶ダイヤモンド切削工具は
、非ダイヤモンド炭素成分が1〜50容量%含まれる第
2多結晶ダイヤモンド層の表面を工具のすくい面として
用いている。この第2多結晶ダイヤモンド層は第1多結
晶ダイヤモンド層に比べて高靭性を有するため、この第
2多結晶ダイヤモンド層の先端部に構成される刃先部の
靭性が高まることにより初期欠損を抑制することができ
る。
【0010】また、この第2多結晶ダイヤモンド層と第
1多結晶ダイヤモンド層とは基材の表面上に低圧気相法
により連続的に析出形成されるため、製造工程の複雑化
を招くことなく高靭性の多結晶ダイヤモンド層を形成す
ることができる。
【0011】
【実施例】図1は、この発明の一実施例によるスローア
ウェイチップの刃先部の断面構造図である。多結晶ダイ
ヤモンドチップ3は超硬合金あるいは鋼などからなる工
具支持体4の上にろう付部5を介して接合されている。 多結晶ダイヤモンドチップ3は第1多結晶ダイヤモンド
層2aと第2多結晶ダイヤモンド層2bの2層構造を有
している。第1多結晶ダイヤモンド層2aは非ダイヤモ
ンド炭素を1容量%以下含有しており、また第2多結晶
ダイヤモンド層2bは非ダイヤモンド炭素を1容量%以
上50容量%以下含有している。この非ダイヤモンド炭
素を多く含有することにより、第2多結晶ダイヤモンド
層2bは靭性が第1多結晶ダイヤモンド層2aに比べて
高くなっている。このすくい面6を構成する第2多結晶
ダイヤモンド層2bの非ダイヤモンド炭素含有量が50
容量%を超える場合には、強度が低下してこのダイヤモ
ンド層に亀裂が発生しやすくなる。また、1容量%未満
の場合には靭性が低下してすくい面に亀裂が発生しやす
くなる。さらに、この第2多結晶ダイヤモンド層2bは
その膜厚が5〜20μmであることが好ましい。膜厚が
20μmを超えると刃先の鋭利さが低下して被削面粗度
が低下する。また、膜厚が5μm未満の場合には刃先部
に亀裂が発生するのを防止するための亀裂発生防止層と
しての機能が十分発揮されない。
【0012】次に、図1に示す多結晶ダイヤモンド切削
工具の製造方法について説明する。図2ないし図6はそ
の製造工程断面図である。
【0013】まず、図2を参照して、金属あるいは合金
からなる基材1の表面上に低圧気相法を用いて第1およ
び第2多結晶ダイヤモンド層2a、2bを形成する。基
材1の表面は、その表面粗さがRmaxで0.1μm以
下の鏡面に仕上げ加工されている。この表面上に多結晶
ダイヤモンドを析出させる低圧気相法として以下のよう
な方法が用いられる。すなわち、熱電子放射やプラズマ
放電を利用して、原料ガスの分解・励起を生じさせる方
法、あるいは燃焼炎を用いた成膜方法が有効である。原
料ガスとしては、たとえばメタン、エタン、プロパンな
どの炭化水素類、メタノール、エタノールなどのアルコ
ール類、エステル類などの有機炭素化合物と水素とを主
成分とする混合ガスが一般的に用いられる。それ以外に
はアルゴンなどの不活性ガスや酸素、二酸化炭素、水な
ども、ダイヤモンドの合成反応やその特性を阻害しない
範囲内で原料中に含有されても構わない。
【0014】このような低圧気相法を用い、原料ガスの
流量やガス圧力などを種々の条件で設定し、まず基材1
の表面に第2多結晶ダイヤモンド層2bを析出させる。 さらに、低圧気相法の条件を変えて第2多結晶ダイヤモ
ンド層2bの表面上に第1多結晶ダイヤモンド層2aを
析出させる。この工程により、第1多結晶ダイヤモンド
層2aには非ダイヤモンド炭素が1容量%未満程度含ま
れ、第2多結晶ダイヤモンド層2bには同じく1容量%
以上50容量%以下含まれる。また、このような低圧気
相法により形成された多結晶ダイヤモンド層2a、2b
の平均結晶粒径は0.5〜15μmに合成される。この
多結晶ダイヤモンド層2a、2bの粒径が規定されるの
は、切削工具として使用された場合に、平均結晶粒径が
0.5μmよりも微粒になると耐磨耗性が低下し、また
15μmよりも粗粒になると欠損しやすくなるからであ
る。また、基材1としては多結晶ダイヤモンドの内部押
力を低減させるために、その熱膨張率がダイヤモンドの
熱膨張率に近いものが好ましく、たとえばモリブデン(
Mo)、タングステン(W)、シリコン(Si)などが
用いられる。
【0015】次に、図3を参照して、レーザビーム10
より基材1上に形成された第1および第2の多結晶ダイ
ヤモンド層2a、2bを所定の工具素材3aの形状に沿
って切断線を形成する。
【0016】さらに、図4を参照して、塩酸、硫酸、硝
酸、弗酸あるいはこれらの混合液により化学処理を施し
て基材1を溶解して除去する。このようにして形成され
た多結晶ダイヤモンド工具素材3aは、その成長方向に
厚みが1mm以上であれば、そのまま刃先形成加工を行
ないホルダにクランプして工具として使用することがで
きる。また、膜厚が0.05〜1mmであれば、以下図
示されるように超硬合金や鋼などからなる工具支持体に
接合した構造の切削工具として使用される。このような
工具支持体に接合される構造の切削工具の場合、多結晶
ダイヤモンド工具素材3aの厚みが0.05mmよりも
薄い場合には工具素材としての強度が低下して欠損しや
すくなる。また、このような接合型の切削工具において
は、一般的な使用に対しては工具素材3aの厚みが1m
m程度あれば十分である。
【0017】次に、図5を参照して、第1多結晶ダイヤ
モンド層2aの表面が接合面となるように工具支持体4
にろう付部5を介して接合される。これにより、第2多
結晶ダイヤモンド層2bの表面が工具すくい面6となる
【0018】さらに、図6を参照して、研削加工を施し
て第1多結晶ダイヤモンド層2aおよび第2多結晶ダイ
ヤモンド層2bの側面に工具の逃げ面7を構成するとと
もに、すくい面6および逃げ面7との交線に沿って刃先
部8を形成する。このようにして形成された多結晶ダイ
ヤモンド切削工具の刃先部8は、そのチッピングが0.
5μm〜5μmであった。なお、チッピングの大きさの
定義としては、刃先部からすくい面6側に測った切欠の
大きさ、あるいは同様に刃先部から逃げ面側へ測った切
欠の大きさのいずれか大きい方を用いてチッピングの大
きさを示すこととする。この刃先部に生じるチッピング
量が5μm以上となると、工具の刃立性が悪くなり、仕
上げ面粗度が低下する。
【0019】次に、上記のような方法を用いて製作し、
検査したスローアウェイチップの具体例について説明す
る。 具体的実施例 マイクロ波プラズマCVD法により、その表面がRma
xで0.05μmの鏡面状態であるSi基板上に多結晶
ダイヤモンドを合成した。合成工程は、まず以下に示す
条件■で1時間合成し、引続き条件■で10時間合成し
た。
【0020】       条件■:原料ガス(流量)  :H2  
  200  sccm              
                    CH4  
  30  sccm              ガ
ス圧力          :100  Torr  
            マイクロ波発振出力:850
  W      条件■:原料ガス(流量)  :H
2    200  sccm           
                       CH
4    10  sccm            
  ガス圧力          :120  Tor
r              マイクロ波発振出力:
650  W合成後、沸硝酸に浸漬してSi基板のみを
溶解除去することにより、平均結晶粒径が5μmで厚さ
が0.2mmの多結晶ダイヤモンドを回収することがで
きた。この多結晶ダイヤモンドの断面構造をラマン分光
分析法で調べた結果、基板側の厚さ15μmの層は、5
容量%の非ダイヤモンド炭素を含有した多結晶ダイヤモ
ンド層であり、また残りの185μmの厚さの層は、0
.5容量%の非ダイヤモンド炭素を含有する多結晶ダイ
ヤモンド層であることが明らかとなった。なお、基板側
の表面はRmaxで0.05μmであった。この多結晶
ダイヤモンドをその成長面側を接合面として超硬合金性
のシャンクとろう付接合を行なった。次に、この接合体
を#1500のダイヤモンド砥石による研削加工により
スローアウェイチップ(型番:SPGN120304)
を作製した。なお、得られたスローアウェイチップ(A
)は刃先のチッピングが3μmであった。
【0021】比較例として、上記の条件■のみで11時
間多結晶ダイヤモンドの合成を行なった。得られた多結
晶ダイヤモンドは、厚さが0.2mm、平均結晶粒径が
5μmで、0.5容量%のダイヤモンド炭素を含有する
多結晶ダイヤモンドであることが明らかとなった。なお
、基板側の面はRmaxで0.05μmであった。この
多結晶ダイヤモンドを、その成長面側を接合面として超
硬合金性のシャンクとろう付接合を行なった。そして、
チップ(A)と同様の加工を行ない、同じ型番のスロー
アウェイチップ(B)を作製した。このチップ(B)の
刃先のチッピングは15μmであった。
【0022】これらのスローアウェイチップ各10個ず
つについて、以下の条件で性能評価試験を行なった。
【0023】     (切削条件)           被削材  :A390−T6(A
1−17%Si)                 
   丸棒の軸方向に4本のV字状の溝が形成されたも
の          切削速度:500m/min 
         切込み量:0.2mm      
    送り速度:0.1mm/rev.      
    冷却液  :水溶性油剤その結果、本発明によ
るチップ(A)は、いずれも60本切削しても欠損が生
ずることなく良好な被削面が得られた。これに対して、
チップ(B)は、5個が切削後5分間で、また3個が切
削後8分で、さらに残りの2個は切削後20分で欠損が
生じた。これにより、この発明の方法によって形成され
た工具素材を使用することにより、高靭性なダイヤモン
ド切削工具が得られることが明らかとなった。
【0024】
【発明の効果】このように、この発明による多結晶ダイ
ヤモンド切削工具は、低圧気相法の条件を種々設定する
ことにより形成した非ダイヤモンド炭素を多量に含有す
る多結晶ダイヤモンド層をすくい面に用いることにより
、高靭性で耐欠損性に優れた多結晶ダイヤモンド切削工
具を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による多結晶ダイヤモンド切削工具の
刃先部分の拡大断面図である。
【図2】この発明による低圧気相法を用いた多結晶ダイ
ヤモンド切削工具の製造工程を示す第1工程図である。
【図3】この発明による低圧気相法を用いた多結晶ダイ
ヤモンド切削工具の製造工程を示す第2工程図である。
【図4】この発明による低圧気相法を用いた多結晶ダイ
ヤモンド切削工具の製造工程を示す第3工程図である。
【図5】この発明による低圧気相法を用いた多結晶ダイ
ヤモンド切削工具の製造工程を示す第4工程図である。
【図6】この発明による低圧気相法を用いた多結晶ダイ
ヤモンド切削工具の製造工程を示す第5工程図である。
【図7】従来の多結晶ダイヤモンド切削工具の刃先部分
の断面図拡大図である。
【符号の説明】
1  基材 2a  第1多結晶ダイヤモンド層 2b  第2多結晶ダイヤモンド層 3  多結晶ダイヤモンドチップ 3a  工具素材 4  工具支持体 5  ろう付部 6  すくい面 7  逃げ面 8  刃先部 10  レーザビーム

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  低圧気相法により合成された多結晶ダ
    イヤモンドを用いた多結晶ダイヤモンド切削工具であっ
    て、前記多結晶ダイヤモンドは、成膜方向に沿って、非
    ダイヤモンド炭素成分が1容量%以下含まれる第1多結
    晶ダイヤモンド層と、非ダイヤモンド炭素成分が1容量
    %以上50容量%以下含まれる第2多結晶ダイヤモンド
    層とを備え、前記第2多結晶ダイヤモンドの表面を工具
    のすくい面とした、多結晶ダイヤモンド切削工具。
  2. 【請求項2】  前記第2多結晶ダイヤモンド層の厚み
    が5μm以上20μm以下である、請求項1記載の多結
    晶ダイヤモンド切削工具。
  3. 【請求項3】  前記第2多結晶ダイヤモンド層のすく
    い面の粗さは、最大高さ表示(Rmax)で0.1μm
    以下である、請求項1または請求項2に記載の多結晶ダ
    イヤモンド切削工具。
  4. 【請求項4】  前記多結晶ダイヤモンドの粒径が0.
    5μm以上15μm以下である、請求項1ないし請求項
    3のいずれかに記載の多結晶ダイヤモンド切削工具。
  5. 【請求項5】  前記多結晶ダイヤモンドに形成される
    刃先部のチッピングの大きさが0.5μm以上5μm以
    下である、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の
    多結晶ダイヤモンド切削工具。
  6. 【請求項6】  低圧気相法により合成された多結晶ダ
    イヤモンドを工具素材とし、この工具素材を工具支持体
    に接合して構成された多結晶ダイヤモンド切削工具であ
    って、前記多結晶ダイヤモンドは、成膜方向に沿って、
    非ダイヤモンド炭素成分が1容量%以下含まれる第1多
    結晶ダイヤモンド層と、非ダイヤモンド炭素成分が1容
    量%以上50容量%以下含まれる第2多結晶ダイヤモン
    ド層とを備え、前記第2多結晶ダイヤモンド層の表面を
    工具のすくい面とした、前記多結晶ダイヤモンド切削工
    具。
  7. 【請求項7】  前記第2多結晶ダイヤモンド層の厚み
    が5μm以上20μm以下である、請求項6に記載の多
    結晶ダイヤモンド切削工具。
  8. 【請求項8】  前記第2多結晶ダイヤモンド層のすく
    い面の粗さが最大高さ表示(Rmax)で0.1μm以
    下である、請求項6または請求項7記載の多結晶ダイヤ
    モンド切削工具。
  9. 【請求項9】  前記多結晶ダイヤモンドの粒径が0.
    5μm以上15μm以下である、多結晶ダイヤモンド切
    削工具。
  10. 【請求項10】  前記多結晶ダイヤモンドに形成され
    る刃先部のチッピングの大きさが0.5μm以上5μm
    以下である、請求項6ないし請求項9のいずれかに記載
    の多結晶ダイヤモンド切削工具。
  11. 【請求項11】  前記工具素材の厚さが0.05mm
    以上1mm以下である、請求項6ないし請求項10のい
    ずれかに記載の多結晶ダイヤモンド切削工具。
  12. 【請求項12】  基材の表面上に低圧気相法を用いて
    非ダイヤモンド炭素成分を1容量%以上50容量%以下
    含む第1多結晶ダイヤモンド層を析出させる工程と、前
    記第1多結晶ダイヤモンド層の表面上に低圧気相法を用
    いて非ダイヤモンド炭素成分を1容量%以下含む第2多
    結晶ダイヤモンド層を析出させることによって、多結晶
    ダイヤモンドの工具素材を形成する工程と、前記工具素
    材の前記第1多結晶ダイヤモンド層の表面から前記基材
    を除去する工程と、前記第1多結晶ダイヤモンド層の表
    面が工具のすくい面となるように前記多結晶ダイヤモン
    ドの工具素材に刃先加工を施す工程とを備えた、多結晶
    ダイヤモンド切削工具。
  13. 【請求項13】  表面粗さが最大高さ表示(Rmax
    )で0.1μm以下の基材の表面上に前記多結晶ダイヤ
    モンド層が析出される、請求項12に記載の多結晶ダイ
    ヤモンド切削工具の製造方法。
  14. 【請求項14】  前記基材として、モリブデン、タン
    グステン、シリコンのいずれか1つの材料が用いられる
    、請求項12または請求項13のいずれかに記載の多結
    晶ダイヤモンド切削工具の製造方法。
  15. 【請求項15】  前記基材の除去は、塩酸、硫酸、硝
    酸、弗酸、および塩酸、硫酸、硝酸、弗酸の混合液のう
    ち、いずれか1つの溶液を用いて化学的に除去される、
    請求項12ないし請求項14のいずれかに記載の多結晶
    ダイヤモンド切削工具の製造方法。
  16. 【請求項16】  前記刃先加工は、刃先のチッピング
    の大きさが0.5μm以上5μm以下となるように行な
    われる、請求項12ないし請求項15のいずれかに記載
    の多結晶ダイヤモンド切削工具の製造方法。
  17. 【請求項17】  前記刃先加工が施された前記多結晶
    ダイヤモンドを、前記第2多結晶ダイヤモンド層の表面
    が接合面となるように工具支持体に接合する工程をさら
    に備える、請求項12ないし請求項16のいずれかに記
    載の多結晶ダイヤモンド切削工具の製造方法。
JP315291A 1991-01-16 1991-01-16 多結晶ダイヤモンド切削工具およびその製造方法 Pending JPH04240004A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP315291A JPH04240004A (ja) 1991-01-16 1991-01-16 多結晶ダイヤモンド切削工具およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP315291A JPH04240004A (ja) 1991-01-16 1991-01-16 多結晶ダイヤモンド切削工具およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04240004A true JPH04240004A (ja) 1992-08-27

Family

ID=11549381

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP315291A Pending JPH04240004A (ja) 1991-01-16 1991-01-16 多結晶ダイヤモンド切削工具およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04240004A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020084960A1 (ja) * 2018-10-24 2020-04-30 日東電工株式会社 エンドミルの製造方法
JPWO2019039001A1 (ja) * 2017-08-22 2020-07-30 住友電工ハードメタル株式会社 回転切削工具およびその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2019039001A1 (ja) * 2017-08-22 2020-07-30 住友電工ハードメタル株式会社 回転切削工具およびその製造方法
WO2020084960A1 (ja) * 2018-10-24 2020-04-30 日東電工株式会社 エンドミルの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5178645A (en) Cutting tool of polycrystalline diamond and method of manufacturing the same
US5020394A (en) Polycrystal diamond fluted tool and a process for the production of the same
EP0541071B1 (en) Polycrystalline diamond cutting tool and method of manufacturing the same
EP0577066B1 (en) Cutting tool employing vapor-deposited polycrystalline diamond for cutting edge and method of manufacturing the same
JP2867694B2 (ja) 多結晶ダイヤモンド切削工具およびその製造方法
JP2949863B2 (ja) 高靱性多結晶ダイヤモンドおよびその製造方法
EP0619382A1 (en) Hard sintered tool and manufacturing method thereof
JP3013448B2 (ja) 多結晶ダイヤモンド切削工具およびその製造方法
JPH06297207A (ja) 靭性に優れた気相合成ダイヤモンド切削工具
EP0560287A1 (en) Diamond cutting tool and method of manufacturing the same
JP2557560B2 (ja) 多結晶ダイヤモンド切削工具およびその製造方法
JPH04240004A (ja) 多結晶ダイヤモンド切削工具およびその製造方法
JPH0679504A (ja) 多結晶ダイヤモンド切削工具およびその製造方法
JP3235206B2 (ja) ダイヤモンド切削工具およびその製造方法
JPH04261703A (ja) 多結晶ダイヤモンド切削工具
JPH05253757A (ja) ダイヤモンド切削工具およびその製造方法
US5660936A (en) Fine grain diamond tool and method of manufacture
JPH0671503A (ja) ダイヤモンド切削工具およびその製造方法
JPH0657426A (ja) ダイヤモンド切削工具およびその製造方法
JPH07196379A (ja) 気相合成ダイヤモンドろう付け工具およびその製造方法
JPH08151297A (ja) ダイヤモンドの製造方法
JP3400464B2 (ja) ダイヤモンド多結晶体切削工具およびその製造方法
JP3013447B2 (ja) 多結晶ダイヤモンド工具およびその製造方法
JPH05148089A (ja) 切削工具用ダイヤモンド膜
JP2571821B2 (ja) 粒状多結晶ダイヤモンド膜の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000919