JPH0688208B2 - 導電性砥石のドレッシング装置 - Google Patents

導電性砥石のドレッシング装置

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JPH0688208B2
JPH0688208B2 JP1126152A JP12615289A JPH0688208B2 JP H0688208 B2 JPH0688208 B2 JP H0688208B2 JP 1126152 A JP1126152 A JP 1126152A JP 12615289 A JP12615289 A JP 12615289A JP H0688208 B2 JPH0688208 B2 JP H0688208B2
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仙之助 富田
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株式会社富田鉄工所
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えばダイヤモンド砥粒がメタルボンドによ
り円板状合金の周端部からその近傍の両側面に亘って固
着されているような、導電性砥石のドレッシング装置に
関し、特にドレッサ電極の偏摩耗を防止することにより
導電性砥石の周端面の直面化を図り、またドレッサ電極
の摩耗によるドレッシング効率の低下防止を図るものに
関する。
(従来の技術) この種の導電性砥石のドレッシング装置においては、従
来のものとしては、砥粒がメタルボンドにより円板状台
金の周端部からその近傍の両側面に旦って固着されてい
るような、導電性砥石のドレッシングにおいて、支持台
に固定されたドレッサ電極を、導電性砥石の周端面に対
向させて、加工液噴出ノズルから噴出される加工液を媒
体とした電解ドレッシングあるいは放電ドレッシングに
よって行われ、ドレッサ電極の摩耗により導電性砥石の
周端面とドレッサ電極との間隙が拡大された場合には、
手動によりドレッサ電極を導電性砥石側へ移動させて、
所定の間隙に修正するものが知られている。
(発明が解決しようとする課題) 従来の導電性砥石のドレッシング装置においては、導電
性砥石の周端面に対向されたドレッサ電極は、砥石カバ
ーなど切断機の一部に固定されているものであるから、
導電性砥石のドレッシングにあたっては、ドレッサ電極
は不動で経時のドレッシングに伴う電極の磨耗が導電性
砥石に対する対向面において進行し、ドレッサ電極の幅
広両端部は相対的に導電性砥石側に突出形成され、この
状態でドレッシングが継続されると、ドレッサ電極の幅
広両端部に形成された突出部により、導電性砥石の周端
面近傍の両側部が過剰にドレッシングされることにな
り、その結果として導電性砥石の周端面両側における角
部の砥粒が脱落されて該角部は曲面を呈するものになる
(第3図参照)。
上記角部の曲面化により導電性砥石の研削面である周端
面は、その研削面積が拡大化されることによって研削抵
抗の増大化を招き、研削効率が低下すると共に、研削部
における導電性砥石の横振現象が誘発されるという問題
があり、また、ドレッサ電極の導電性砥石側への移動は
手動によるものであるから、経時のドレッシングによる
ドレッサ電極の摩耗の進行に追従させてドレッサ電極を
導電性砥石側へ移動させることができないため、導電性
砥石をドレッサ電極との常時所定間隙による適性条件の
もとにドレッシングを行うことができず、ドレッシング
効率の低下を招くという問題があった。
そこでこのような、ドレッサ電極は固定形式の欠陥を改
良するものとして、ドレッサ電極を砥石の厚さ方向に往
復動するものが従来提案されている。しかし、ドレッサ
電極を往復動させる機構は、厚さが薄い切断砥石のドレ
ッシング装置には複雑すぎて不釣合いであり装置がかさ
ばりコスト高になるという問題点があった。
本発明は、上記従来技術の問題点を解決するもので、ド
レッサ電極を回転駆動体に連結させて支持するという簡
易な機構、ドレッシング時にドレッサ電極を回転させる
ことによって、ドレッサ電極の偏摩耗を防止し、導電性
砥石の周端面のみをドレッシングすることにより、導電
性砥石の研削面である周端面の直面化を図ることがで
き、また導電性砥石とドレッサ電極間の電流値をパラメ
ータとして、ドレッサ電極の摩耗に追従するドレッサ電
極の移動制御によって、ドレッシングの効率化を図るこ
とができる導電性砥石のドレッシング装置を提供するこ
とを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明の導電性砥石のドレ
ッシング装置は、陽極側の円板状の導電性砥石の周端面
に直交して近接されるべき陰極側の円柱状ドレッサ電極
を有し、ドレッサ電極はその直径が導電性砥石の厚さよ
りも大きく、かつ回転駆動体に連結されているものであ
る。
また、上記導電性砥石のドレッシング装置において、導
電性砥石とドレッサ電極間の電流値を検出する手段と、
検出された電流値を設定値と比較演算する手段と、その
比較結果にもとづきドレッサ電極を導電性砥石側へ移動
制御する手段とを有するものである。
(作用) 上記のように構成された本発明の導電性砥石のドレッシ
ング装置は、通常の加工液である導電性の液体を両極近
接部に噴射すると共に両極に直流電圧を印加することに
より、導電性砥石の砥粒がメタスボンドにより円板状台
金の周端面からその近傍の両側面に亘って固着されてい
る該周端面において、前記メタルボンドが、ドレッサ電
極による電解作用あるいは放電作用により溶出され、そ
の結果、砥粒が露出することによって導電性砥石はドレ
ッシングされるのであるが、導電性砥石の厚さよりも大
きい直径の円柱状に形成されているドレッサ電極は、回
転駆動体に連結され回転支持されているものであるか
ら、ドレッサ電極の回転により導電性砥石の周端面に対
して全面対向することとなるため、ドレッサ電極は経時
のドレッシングにより偏摩耗を生ずることなく、導電性
砥石の周端面のみのドレッシングにより、導電性砥石の
砥粒面である周端面の直面化を図ることができる。
また本発明の導電性砥石のドレッシング装置は、検出手
段により検出された導電性砥石とドレッサ電極間の電流
値を比較演算する手段によって設定値と比較演算され、
その結果にもとづきドレッサ電極は移動制御手段により
導電性砥石側へ移動されるものであるから、ドレッシン
グ初期における導電性砥石とドレッサ電極との所定間隙
は、経時のドレッシングによるドレッサ電極の摩耗の進
行に伴って漸進的に拡大されるのであるが、上記所定間
隙が拡大されると導電性砥石とドレッサ電極間の電流値
は減少するので、この電流値を検出手段により検出し設
定値との比較によって電流値が設定値以下となった場
合、すなわちドレッサ電極の摩耗が進行した場合には、
ドレッサ電極はその摩耗の進行に追従して移動制御手段
により導電性砥石側へ移動されるため、導電性砥石は常
時ドレッサ電極との所定間隙による適性条件のもとにド
レッシングされ、ドレッシングの効率化を図ることがで
きる。
(実施例) 実施例について図面を参照して説明すると、1は導電性
砥石で、該導電性砥石1は、ダイヤモンド砥粒が導電性
を有するメタルボンドにより薄厚円板状に形成されたス
チール等の導電性を有する台金の周端面からその近傍の
両側面に亘って固着されて構成されていると共に、図示
しない回転駆動装置に連結されている。
一方、基台2に一体のブラケット3には、減速機4を介
してサーボモータ5が固着されており、また基台2上に
架設されている並設された案内軸6、6には、送り台7
の下部に一体に並設された案内軸受体8、8が摺動自在
に嵌合されていると共に、送り台7の下部に一体の送り
ねじ軸受体9には減速機4の出力軸10と軸継手11により
連結された送りねじ12が螺合されている。
また送り台7上には、ブラケット13とチャック軸受体14
とが固着されており、ブラケット13には減速機15を介し
て直流モータ16が固着され、チャック軸受体14にはチャ
ック17が回動自在に軸支されていると共に、チャック17
は減速機15の出力軸18に軸継手19により連結されてい
る。
また、チャック17には、直径が導電性砥石1の厚さより
も大きい円柱状に形成されたカーボン、銅合金、ニッケ
ル合金、チタン合金、ステンレス、超硬合金等からなる
ドレッサ電極20が着脱自在に連結されていると共に、導
電性砥石1の周端面に直交して所定間隙をもって近接さ
れ、基台2に支持されている加工液噴射ノズル21がドレ
ッサ電極20の先端部に臨んでいる。
さらに、導電性砥石1とドレッサ電極20とには電流値検
出器22が接続され、該電流値検出器22は、電流比較演算
器23を介してサーボモータ5に接続されていると共に、
導電性砥石1は図示しない直流回路の陽極に、ドレッサ
電極20は陰極にそれぞれ接続されている。
かくして、導電性砥石1は回転駆動装置により駆動され
研削加工がなされるのであるが、導電性砥石1が摩耗し
あるいは目詰りを生じた場合には、直流モータ16により
回転されるドレッサ電極20と加工液噴射ノズル21より噴
射する加工液とによって、導電性砥石1はドレッシング
され、またドレッサ電極20に摩耗を生じた場合には、サ
ーボモータ5によってドレッサ電極20は導電性砥石1側
へ移動制御される。
なお、ドレッサ電極20の軸心部にノズル孔を穿設すると
共に、チャック17の軸心部に加工液供給孔を穿設し、か
つメカニカルシールにより加工液供給孔に通ずる加工液
供給パイプを装着することにより、加工液噴射ノズル21
を省略することが可能であり、この場合にはさらにドレ
ッシングの効率化を図ることができる。
また、切断砥石に比較して砥石の厚さが厚い研削砥石に
おいては、ドレッサ電極を前記の図面の実施例のように
定位置で回転し続けると、砥石に対向するドレッサ電極
先端面の中心部が周辺部よりも余分に摩耗する。すなわ
ち、電極端部は、砥石の外周縁の曲率に合致した曲率の
凹曲面になる。これを設置してドレッシングを続行する
と、第3図の従来例と同様に、砥石の周端面が曲面を呈
することになるから、研削砥石の場合には、ドレッサ電
極を回転しながらなおかつ砥石の厚さ方向に往復動させ
ると、前記のような凹曲面に偏摩耗せず平坦面を維持で
きる。
(発明の効果) 本発明は、以上説明したように構成されているものであ
り、導電性砥石の厚さよりも大きい直径の円柱状に形成
されているドレッサ電極は、回転駆動体に連結され回転
支持されているものであるから、ドレッサ電極の導電性
砥石に対する対向面は、ドレッサ電極の回転により導電
性砥石の周端面に対して全面対向することとなるため、
ドレッサ電極は経時のドレッシングにより偏磨耗を生ず
ることがなく、導電性砥石の周端面のみのドレッシング
により導電性砥石の研削面である周端面の直面化を図る
ことができ、研削面の研削抵抗の極小化により研削効率
および研削精度の高い砥石にドレッシングすることがで
きる。
また、導電性砥石とドレッサ電極間の電流値を設定値と
比較し、その比較結果にもとづき、ドレッサ電極は移動
制御手段により導電性砥石側へ移動されるものであるか
ら、経時のドレッシングによりドレッサ電極の摩耗が進
行し導電性砥石とドレッサ電極間の間隙が拡大した場合
には、ドレッサ電極はその摩耗の進行に追従して移動制
御手段により導電性砥石側へ移動されるため、導電性砥
石は常時ドレッサ電極との所定間隙による適性条件のも
のにドレッシングされ、ドレッシングの効率化を図るこ
とができ、しかもドレッシングにより砥石の真円化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る導電性砥石のドレッシング装置の
一部を断面で示す側面図、第2図は本発明の要部を示す
説明図、第3図は従来例の説明図である。 1……導電性砥石、5……サーボモータ、 16……直流モータ、20……ドレッサ電極、 21……加工液噴出ノズル、 22……電流値検出器、 23……電流値比較演算器。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】陽極側の円板状導電性砥石の周端面に直交
    して近接されるべき陰極側の円柱状ドレッサ電極を有
    し、該ドレッサ電極はその直径が導電性砥石の厚さより
    も大きく、かつ回転駆動体に連結されていることを特徴
    とする導電性砥石のドレッシング装置。
  2. 【請求項2】導電性砥石とドレッサ電極間の電流値を検
    出する手段と、検出された電流値を設定値と比較演算す
    る手段と、前記比較結果にもとづきドレッサ電極を導電
    性砥石側へ移動制御する手段とを、有する請求項(1)
    記載の導電性砥石のドレッシング装置。
JP1126152A 1989-05-19 1989-05-19 導電性砥石のドレッシング装置 Expired - Lifetime JPH0688208B2 (ja)

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JPS5946740B2 (ja) * 1976-07-01 1984-11-14 エヌ・テ−・エヌ東洋ベアリング株式会社 研削加工に於ける砥石の修正方法と装置

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